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刀語 第12話  炎刀・銃 の感想 [刀語]

。。。撃たれましたとがめ、エモン左右衛門。
なんでうったか。先の大乱の首謀者の娘、ようしゃ姫。


そもそもきみは
歴史とは何だと思う

きみには当然
きみの知る歴史があるだろう。

きみの歴史

きみの歴史

たとえばの話


歴史とはただの文章である
    と言う。

しかし、その文章の真偽を
   判別する方法は
実はない


黒歴史ならぬ嘘歴史。
その歴史もこの巻で終わる。

結んで開いて

  閉じてゆく。


。。。すべての完了を果たす今回。

末期のとがめの言葉の声を聞く七花。
。。。それでも奇策を考える。無理か。打つ手なし。
   わたしが死ぬだけで、そなたがしなないでもましか
チェリオを気合いをかけるかけ声として、日本中にはやさせてくれ・・・つっこみは
・・・まじめいうなよ。

自分の事を言い出すとがめ。人はどういいきるかを。
なにかをしてくれたと。気づいたこと、わかったこと、見つけたこと。
楽しかった。嬉しかった。笑って、喜んで、はしゃしで、自分が自分でなかった。
変われる出ないかと思った。でも変われなかった。

ふわしい所有者でなかった。
旅の後の約束は。。。全部嘘だった。刀探しの旅が終われば、わたしはそなたを
殺すつもりであったよ。

なにもかもが奇策のための道具でしかない。わたしの心でさえもただの駒。

心も

気持ちも

情も

利用できるものと
  しか映らない

。。。自分の子というとがめ。計算だけの人生。白状するとがめ
   だけど、そなただから、許そうとおもった。駒なのだ。
七花、とがめから感情のことを言う。駒だと。

。。。ツンデレをし出すとがめ。

結局傷付いているのはあんたじゃないか。
そうだよ。そうでなければ、奇策なぞ、ねられない。だ
だったら、あんたの人生はなんのためにあったんだよ。あんたにもしあわせになる
権利があっただろうが。
それでも、傷付いて。。。この道半ばでこんなになって。
あんた、いったいなにやってんだよ。バカ樹ないのか。
まったくその通りだ。
でもな。わたしは、いまとても幸せだよ。
道半ばで撃たれて死んで幸せだ。これで、そなたを殺さずにすんだのだから。
とがめ。
やっと、やっとこれで全部やめることが出来る。
はあ、死ななきゃ止められなかったのか。こんなことになるまで、あんたは
とまれなかったのか。
そなたのせいではないよ。
とがめ。

虚刀流七代目鑢七花 最後の命令だ。わたしのことは忘れて、
これまでのなにもかも、忘れて、好きなように生きろ。
ああ。
そなたとの契約は、わたしの死をもって、完了ろする。
あ。ああ。
そなたは、もうわたしに惚れずともいい。
ふざけんなよ。あんたということが、俺の好きなことだったのに。俺はあんたは
ほんとうに好きだったのに。
七花。
これからどうすればいいんだよ。あんたがいなきゃ。俺はなんにもできないよ。
ほんとうにかわいいやつだ。なあ。七花。わたしは自分勝手で、自己中心的で
復讐のこと以外は、なにも考えることが出来ず。死ななければ治らないような
バカで、そなたを、さんざん道具扱いした。ひどいなんの救いのないような
死んで当然の女だけれども。
それでも わたしは そなたに ほれでもよいか。
。。。ことくちるとがめ。
なにかをいう七花。



否定姫、やなぎ将軍とお目にかかれることに。
将軍、人で払いをさせるが、11人だけはいる。
・・・説明する四季崎記紀のことを説明する占術家の家系。歴史の改ざん
日本というこの国ため。。。。あのなんとか党を根絶やしにするため。
海からやってくる諸外国から攻撃を受けて滅ぶことをいう否定姫。予言だと。

。。。エモン左右衛門。七花がやってきたと。
これも四季崎記紀の計画。
ええ。これでわれわれはお終いです。

とがめ、これで俺はあんたの命令をとめられないわ。

。。。将軍を口車に乗せる否定姫。
   この好ましくない11人ともどもしまつするわけねと。悪い姉さん。


エモン左右衛門、まっすぐ天守へ。向かえ、わたしも姫様も待っている。
まっているだと。
奇策士の仇をうちにきたんだろう。
ちがうよ。俺はとがめの仇を打ちに来たんじゃない。死にに来たんだ。

比定姫の策にのっしまう七花。
七花すべての四季崎記紀の完全体変体刀を壊して、将軍11人衆を殺していく七花。
・・・あっけない三下。集める必要もないので、あっけなく刀を壊していく。
   一般人には使えない。それほどたいしたことがない11人衆。
   なんかまぬけがおおいな11人衆。
   こんなものが上にあがったものにつくものかな。
   あの4人衆もかな。かきの種。


。。。上で待っていた姫とエモン左右衛門。天守閣なくて。
   上で待っている。エモン左右衛門に命令する姫。なんかどちらでもない姫
   四季崎の手の上で踊らされている?

何のために戦うのか

そんなことを考えるのなら、そもそも戦わなければいい。・・・仙人の?
だって、結局とがめはさあ。自分の事しか考えてなかったんだぜ。
最後の最後で自分勝手でさ。俺に好きに生きろっていってさあ。
ほんとにわがままでさあ。なんていうんだろうな。ああいうのは、
でも、しかたないんだよ、俺は、そいういうとがめのことが好きになったんだ。」


虚刀流7代目鑢七花
。。。思い出すとがめのこと。回想する日々。一年。多かった思い出。
(はじめ)

とがめの仇のエモン左右衛門と戦う。。。苦戦するが倒す。
自分を殺すのはお前だけと七花はいう、
悔いを残して死ねというエモン左右衛門。
銃をよけることもなく向かっていく夢中ぶり。
。。。命令をまもることもない。死に行く気で。本当の実力で。
   早い動き。一瞬の差が勝機に繋がる。
   とがめの髪をもって。
炎刀・銃を壊す。


。。。否定姫と会う七花
   否定姫、ほんとうのことを話し出す。
   わたしがしたいのは、将軍、あなたを殺すことです。
   
いまさら、あんたを殺してもとがめにとっていいでも。
けどさあ。しましはつけないとさ。

おい。御姫さん。とがめがあんたにあったら、例を言っておけといっていた。
え?別にお礼を言われるようなことはしれないけど。
一つだけ聞いていいか?
なんなりと。
あんた、ほんとうは、とがめのことが好きだったんじゃねえの。
あの不愉快な女ね。嫌いでなく、なくもなかったわ。・・・天の邪鬼。
そっか。

あたふたする将軍(あれあれ)。命乞いをするおバカさん
天下はいるか。
いるか、そんなもの。
いやあ。 。。。あの権勢をなくした連中かな。

最後には。。。しあげに。将軍を城ごと殺す。


。。。刀集めをした場所が映される。


日本巡りをして地図を書く七花。
うん。やっぱ。広いな。日本は。
。。。不忍をつけている否定姫
ああ。いたいた。七花君。めっけ。
ついてきてくれと頼んだ覚えはないぞ。
わたしは頼まれなきゃ、動かない冷血な人間じゃないからね。
ついてくるなと頼んだ覚えはある。
。。。あむ。

。。。残念なのなのか。幸運なのなのか。歴史の改変は行われませんでした。
   直系の息子が9代将軍を襲名しただけでした。
   四季崎記紀の末裔が行おうとした歴史に対する革命は、歴史に対する世直しは
   そして、歴史に対する破壊活動は、つまるところ失敗におわったのです。

だんごを食べる姫。
四季崎記紀は結局負けちゃったのよ。計算違いは旧将軍から始まった。
そして、飛騨たかひと。そして、その娘。ようしゃ姫が決定的だっわね。
俺にいわせりゃ。歴史の改ざんだなんて、それこぞ夢物語だぜ。
あんたのいうとおり、海の向こうからやってくる連中が、この国を滅ぼそうとしても

そのときは、そのときの連中が覚悟を決めて戦えばいいだけのこと話さ。
ふ~ん。まっ、改ざんは失敗しても、改変くらいはできただろうから。
100年後の連中もただ滅ぼされはしないでしょうね。ちょっとは根性を出して
もらいましょう。

七花君、これから、どうするの?
能登はもう十分にみたから、次は加賀かな。
加賀はお金がいっぱいあるらしいわよ。こころで軍資金を補充しておいた方が
よくない。
そういう方面はあんたに任せるよ。なんであれ、一緒にいるんだから。ちょっとは
役に立ってくれ。
厳しいわねえ。誰に似たんだか。
その代わり、追っ手が来たら、俺が戦ってやるよ。
あっそう。じゃあ。その時はよろしく。
。。。行く七花。ついて走る否定姫。

ああ。但しその頃にはあんたは八つ裂きなっているかもしれないけどな。
なんで!

。。。その後、鑢七花の消息を知るものは誰もいません。あるいは旅の途上で
   のたれ死んだかもしれないし。見事日本地図を完成させて、その後
   海の外への旅の行き先を定めたかもしれません。
   しかし、彼はことが終わった後にも人と刀にまつわる歴史的なたくらみが
   終わった後にも短期間であれ、長期間であれ、確かに生きえました。
   それはきっと誰もが望んでいたことでした。

   。。。茶の葉が立っている

   復讐を果たせなかったもの。
   目的を果たせなかったもの。
   志半ばで倒れたもの。
   思いを遂げられなかったもの。
   負けたもの。
   くじけたもの。
   朽ちたもの。
   一生懸命頑張って、他のあらゆるすべて犠牲にしてまで踏ん張って
   それでも行為がまったく結果に繋がらず、努力はまったく身を結ばす。
   理不尽に、時には不合理に、ただ無惨に。ただ、無様に。
   どうしようもなく後悔して死んでいったもの達の夢と希望に満ちあふれた
   未来を予感させる前向きな物語。刀語。



。。。七花と否定姫は追われる身に。
やった意味あったのかと。
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刀語 第11話  毒刀・鍍 の感想 [刀語]

うあああ、四季崎記紀の狙いどおりに動き出す歴史?
。。。次回、尾張幕府終焉? どこかの党もしゅくしゅくと先細り。。。
   必死にその存在をあぴーる?


昔々、数百年前、四季崎記紀、鑢の1代目にあって、
これこそはと自分の刀だと手をかけ出す。。。。
まだ、打ち始め。
。。。時は経ち。


。。。七花、刀を集めることで経験をつんで、さらに人間としての経験も
それは、すべて四季崎器の未来を見る目で準備されたこと?
尾張幕府を滅亡させること。


ついに11本目。驚きの刀。真庭鳳凰の体を奪う四季崎記紀の記憶。
。。。そして、エモン左右衛門と真庭ペンギンを斬る?
なぜかなんともないエモン左右衛門?。。。別の体を奪ったか?


斬られてたペンギンにあってしまうとがめと七花。
。。。鳳凰様を救ってくださいというちびっこ。
宿屋で、手当をする?治癒能力があるペンギンさん。

言われた通りに伊賀の里にいくとがめと七花。新真庭の里が悲惨目に合っている。
。。。伊賀といえば、信長が惨殺をしたとこころ?

。。。ペンギンさんは、エモン左右衛門の魔の手にかかって、
善戦するも、物理の法則で負けてしまう。自分の忍術に銃の弾を撃たれて、
反射して、それが当たる?。。。アクセレーター?
瀕死のペンギンの口に銃を入れる残忍なエモン左右衛門

まっていた鳳凰。四季崎記紀の記憶で上書きされ、本人であるかのように
話している?
記憶でけで復活。自分は占術の家系と、歴史を改変。。。いや、改ざんするために
自分たちの家系がいると。。。。今は、否定姫がその末裔らしい。
未来をのぞき見ることができる能力。

四季崎記紀、能力を使って未来の情報から変体刀を作り出し、完成形と。。。
完了形 虚刀流 鑢を生み出したと。1代目では不完全だったが、やっと完了したと
未来の刀の形 上段の構えの三段付きで七花を襲う四季崎。
こんなもの虚刀流の敵でないと七花。。。七花八裂改で、倒してしまう。
満足する四季崎記紀。。。いってしまう?もはや鳳凰かどうかもわからずに。
。。。あれは鳳凰のご乱心だったのか?


一路、尾張に帰るとがめと七花。
とがめ。わたしの腹心になってくれと七花に。。。。てへ。嘘ついて手を繋いで
帰ろうとする嘘つき。・・・乙女です。


出てくるエモン左右衛門。やはり否定姫が先手を打ったかと、ならば後手を
返せばいい出だけだ。
追撃戦にでるぞ。
俺にはなにもできねえけどな。
そばで安らぎをくれればそれでいい。
そっか。
。。。前に出る七花。
とがめ、やったとばかりに鍍の収集に成功したという。言っておくべきことがあるの
ではと。
ああ。そうだな。。。。おめでとうと言わせてもらう。これであなたは野望とまた
一歩歩み寄ったわけだからな。
野望?そんなものを抱いたことはないが。
そうか、ならば復讐といった方がいいか?かつての奥州の飛騨タカヒトの一人娘
ようしゃ姫さん。
ああ。
あ。
あしからず。
銃をうつエモン左右衛門。。。。それは、とがめの胸に2発。
・・・ああ!そんなあ。やっと旅路の果てに。終わってしまう関係。
倒れるとがめ。
ああと七花。
と、とがめ。
さて、奇策士よ。あなたはなんといって死ぬのかな。
。。。仙人なら、これはこれでいいというだろう。

ああ。
《この瞬間、四季崎記紀が鍛えた変体刀、最後の一本、虚刀・鑢が完成、
 いえ、完了したのでございます。
 次回、完結!》
。。。叫ぶ。七花。



歴史とは人である。つまり歴史とは君である。
君の知る歴史は全て嘘だが、君の知る君は、決して嘘ではない。
真実だとか真相だとか、または絶対とか、そんな言葉は空想の産物だ。
そのその誰も信じていない。君がただ君であってくれますように。
次回、刀語最終回「炎刀・銃」
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刀語 第10話  誠刀・銓 の感想 [刀語]

とがめが、穴を掘っているだけのような。
回想シーンだらけ。気を失っているとがめ。。。。いきなり最後から?

とがめと否定姫と七花の関係が出てくる?
完全刀の鑢の虚刀流 血統ならむ血刀。四季崎記紀に生み出された刀。

3日前に
とがめ、虚刀流七代目鑢七花と奥州に誠刀・銓の所有者彼我木輪廻にあってから。
公開処刑場に行く2人。なにもないその場所。
昔飛騨城があったところ。
仙人をさがすのかと?いやここでいい、姿をあらわさないようでな。
とがめ、七花のこころの想像でその姿を表す仙人彼我木輪廻。
七花には七実のような女の子。。。とがめには父に。
輪廻、刀はあげるよ。もちろん自分一人でやってよと。・・・指定。
とがめの真下にあると。

奇策は。。。会いたくないととがめ。自身の父に会いたくないと。
鑢に輪廻が会いに来る。。。。幻覚を見せる。
四季崎記紀かた直にもらった刀で。面倒だからうめたと。

七花には、記憶の投影で見せている輪廻。人は、僕をとおして、自分の記憶を
覗くことになる。僕は居ながらにして、ここに存在していない。それが仙人。
一言で言って仙人とは鏡のようなみたいだよ。
ああ。真実を映す鏡みたいなものかな。
外国の童話。白雪姫の話を例に出す。鏡がしゃべるなんてねどうだい。
鏡がしゃべるわけねえだろうと七花。そう、答えたのは、女王様自身。
仙人はなにもしないんだ。というよりは、なにもしないんだ。
・・・あるいみ神様みたいなもの。
なにかやるのは、人間だと。

仙人に今まで勝てなかった相手、強敵を見てしまう七花。
後悔と罪悪感。自分を覗くとは、自分の苦手意識を覗くと言うことだよと輪廻。
自分の記憶は都合よく改変されているからね。・・・けんさつだあ。
しかし、この僕を通してしまえば、そうはいかない。
・・・ほしいなあ。裁判で、真実を見せる鏡。


とがめ、父の亡霊を見てしまう。避けている
僕といるとみたくない己の記憶と向かい合ってしまう。

輪廻に、七花、ここらで自分の苦手意識と向かい合おう必要があるだろうと。


真庭忍軍二人、奥州を目指している。
否定姫の配下におわれているのだろうと。鳳凰様はあの男ことをしっている?
知っているが死んだはず、誇り高き忍者は。この時代には生きいない。
われらを含めてな。
これで刀を集めることができたら、責任を取ろうという鳳凰。後を継ぐのはおまえ
ぺんぎんだと。結局のところ、時代の遺物なのだ。奇策士、虚刀流も否定姫も。
そして、四季崎記紀の完成形変体刀も。先を急ぐ二人?


穴を掘るとがめに。
輪廻は、七花をからかう。記憶の中で戦うことに。なぜか苦戦?
汽口になぜ刀を持てば弱いのか。。。そのわけが
姉が出てくる。。。刀が刀を使おうとするこうなる。
刀が刀を使おうとする。。。
バカにされる七花。性格の悪るさはとがめ
姿や立ち振る舞いは、君の記憶から、性格はとがめの記憶からだねと輪廻。
あのとがめに苦手なものなんて。
苦手なのなんて持たないもんなんていないよ。。。。消えてしまう。


とがめ、自分の父という。それが苦手な男と。
己の苦手なものを思い出せか。今の際に父がわたしになにかを言い残したみたい
なのだよ。そんな大切なことすら忘れていたととがめ。
猫のように七花の体にすがって寝る甘えん坊。


否定姫。。。
もうすぐ変体刀12本が全てそろって姫様の悲願達成も近いと。
うかつなことをいうものであるものないものよと。。。なにかを隠している否定姫。
・・・それより、エモン左右衛門があやしい。
この前、場所を教えたときの七花がおかしかったので、しらべてと。
二人と処刑場の関係を調べてねと否定姫。
どちらも否定でなにか共通点。
尾張幕府の二人の貴女。本名不詳、経歴不明の否定姫と奇策士とがめ。
その二人の決着もそう遠くない日にせまっていたのでございます?


とがめ、七花から、彼我木輪廻が刀をもらった経緯を知る。
そんな大事なことを。。。
他に言い忘れていることはないだろうなととがめ。
あっ。
あるなら、さっさと言え!
とがめは、大事なことを忘れているって。
ああ。
それは自分の苦手意識と向き合わないことには、思い出せないって。
。。。とがめ、七花の膝上で食事中。
言い忘れたことはそれだけだと思う。
そうか。 それでそなた彼我木と戦うつもりなのか?
。。。戦う理由。その答えを見つけるために。真っ直ぐな七花。

七花、答えを見つけたなら、あたしにも教えてくれ。是非聞きたいものだ。
わかった。
存分にやり合うがよいわ。
仙人とたたかったという経験は、そなたにとってかなり有益な経験になるだとう。
ああ。


。。。戦うことに。
彼我木輪廻、七花に力のことをいう。自分は弱い。君は自分より弱いものに勝てない
先にしかける彼我木輪廻。
でも、戦う気がない。防戦一方。かみ合わない。
簡単にかわしていく。

せめえ!ずるいぞ。
。。。笑ってごまかす仙人。
あんた。まさか。(こいつ。戦おうとしてねえ。
自分から誘っておいて、まったく戦う気がねえんだ。)
・・・賢明ですね。日本の外交もこうでないと。


穴を掘って探すとがめ。
《とがめは、大事なことを忘れている
 それは自分の苦手意識と向き合わないことには、思い出せないって》
。。。なにか思うところがあるとがめ。
父が自害した日のことを。
。。。何かを話している?これは、現在での再現。なにかをちゃんと伝えたと
   とがめの父。
君はこのまま、ここに隠れていなさい。絶対に出て来てはだめだよ。
もしも、歴史が母君も思っている通りなら、君だけは死なないはずだ。
君はこの過酷な歴史に生き残ることになる。武士道に従い、僕はここで君を
殺してあげないといけないんだろうけど、いくらそれが歴史を正すために
必要な事であっても、それだけは出来ない。自分の娘は、殺せない。

。。。後ろに刺客
やあ。やっぱり僕を殺しに来たのは、君だったかい。六枝君。
。。。手をあげる六枝。
僕は、君のことが。。。。
。。。首が飛ぶとがめの父。

もうもう、たくさんだ。なぜ?今になって、こんな事を思い出させるのだ。


彼我木輪廻、七花と遊んでいる。
君の戦闘能力を10とすれば、僕の戦闘能力は、7がいいところだろう。
まともにやりあったら、戦いにさえならないさ。
だったら、いまごろあんたはやつざきになっているだろうが。
でもね。君は10の力を攻撃と防御に半分づつ使っているんだよ。
つまり、攻撃において、君は力は5割しか発揮されない。僕の戦闘能力をすべて
防御に回せば、君はその防御を打破することが出来ないというわけだ。
。。。あっさりと七花の攻撃をかわす彼我木輪廻。
誠刀・銓という完全形変体刀の特性に従って言わしてもらうなら。誠刀防衛
・・・専守防衛。
誠刀・銓の特性ってなんだよ。
この世でもっとも誠実な刀だ。なにせ、この僕が所有しているんだからね。
ふざけんな。お前のどこが、誠実なんだ。
おいおい。そんなところをせめるなよ。この性格は、とがめちゃんのせいだろう。
くそ。やってられるか。こんなもん戦いでもなんでもねえ。俺に新たな苦手意識を
植え付けてなにが楽しいんだ?
楽しいよ。僕は嫌がらせが大好きなんだ。こんな戦いでも人に寄っては
得難い教訓をえられるはずなんだぜ。
な。はあ。
戦いなぞ虚しい。勝ち負けに大した意味なんてないねえ。
・・・どこかの国むかってつかいたいね。尖閣諸島。
とがめちゃんは、有益な経験になるだろうって言ったみたいだけれど。
戦いから得られる経験なんて、無益なもんだ。有益だったとしても虚しいだけだ。
君は彼女と一年近く戦ってきたわけだが、まるでそれを学んでいなかったらしい
からね。親切な僕としては教えてあげたくなったわけさ。
大きなお世話だ。
彼女は戦いにこだわりすぎだ。なんというか、生きること自体が戦いといったふう
じゃないか。彼女の目的っていったいなんだろうね。
君は、それを知っているけど。同調しているわけじゃない。同情しているだけだ。
違う。俺は。
惚れている?けどさ、僕がみるところ、君の気持ちは恋でもなければ愛でも
ないんだよね。
・・・そうそう。
聞き捨てならねえなあ。
そう怒るなよ。このぐらいのことは聞きながくちゃ。僕はとがめちゃんの目的が
なんなのか知らないけども、それが自分をましてや他人を犠牲にするほどのもので
ないことは僕にもわかる。君だって、刀集めの中で決して少なくない数の殺して
いるんだろう。生きる言う人間にとっての最大の目的を阻害して。違うかい。
うっ。

鑢君。人は殺したら、死ぬんだよ。君たちはそんな単純な原理でさえ目をそらしてい
いる。僕から見れば、君はもちろん、とがめちゃんも覚悟が足りない。
銓って言うのは、天秤って意味だ。君は自分のやっていることが、どれほどのなにと
つりあうか考え見ることだ。とがめちゃんにもそう伝えてくれるかい。
・・・ううん。いい言葉だ。野党も与党もないね。
彼女は僕と話してはくれないからね。
ああ。次の休憩時間にでも伝えておく。
だったら、それは今だ!とがめちゃん、力尽きて、穴の中で休憩中みたいだからさ
とがめ!
・・・なんでも知っている仙人。


走って出て行くと雪が降っているステージに。
こなゆきが。。。
錆白兵。。。君は何のために戦う。わたしの命を犠牲にして。君は何のために戦う
決まっているだろう。とがめのためだ。
。。。消える。幻想。

そうだ。俺はとがめのために戦っている。
とがめと出合ったその日から。おれは。

。。。とがめの日々。

《僕の見るところ、君の気持ちは、恋でもなければ愛でもないんだよね》
恋とか愛とかくだらねえ。俺はとがめだから戦っている。とがめで
なければ、戦ってこなかってことだ。わかったか。彼我木輪廻。
。。。傍観者の彼我木輪廻。
偽りの舞台が壊れていく。

。。。中心へおく七花
とがめ。しかりしろ。

とがめ。とがめ。
ひちりん。七花。 ・・・?つっこめか?
大丈夫か?
彼我木輪廻とのしあいはどうだった?
それが勝負にならなくてよ。あいつ、逃げてばかでさあ。
逃げる?
誠刀防衛とかいって。力もすべてを防御に回すんだと。
それは、勝負放棄ではないのか?
けどよ。それも一つの手なんだよな。
勝負ってのは、お互いの合意で成り立っているんだから、相手が勝負を放棄しち
まえば、勝つことができなくなっちまう。
そうでもないぞ。
え?
その戦略には、大きな穴がある。その穴をつけば、打破することも出来るだろう。
なら、教えてくれよ。負けてもねえのに、負けたみたいでまいってんだ。
まったく、すこし自分で考えろ。それはだなあ。あっ。そうか。そういうことか。
。。。一掘りで
   とがめ、誠刀を掘り出す。
あっ
。。。前に飛弾鷹比等。
ああ。抱きかかえられるとがめ。
「僕は君のことが大好きだった。」
う。ああ。。。。泣き出すとがめ。
。。。消える幻影。
   流れる涙。
七花。わたしは、父の最後の言葉を思い出したぞ。
よかったな。
うっ。。。。素直になるとがめ。後ろから抱きしめる七花。。。。兄妹?



誠刀・銓で間違いないな。
思ったよりも早く見つけたね。七花を通して、あれだけ謎かけを持ちかけられては
なあ。
でも、なにかきづきがあったんだろう。君が攻撃に重きをおいて発掘を続けていたら
そんな柄と鍔だけを誠刀・銓だと思ったかな。
思わなかっただろうな。誠刀・銓とは、己自身を計る刀。
人斬る刀ではなく、俺を斬る刀。己を試す刀。己を知る刀。だから、刃なき刀。
無刀ということだ。
ご名答。
考えてみれば、わかりそうなものだ。日本刀を地中に埋めて保管なぞ、できるわけ
ないからな。保管すべき刃がないのなら、なんの問題もない。
そういう答えから逆算するする考えた方。好きじゃないなあ。でも。まあ。それは、
それで、君らしいか。
そういういやらしい性格。あの男にそっくりだ。
あの男がだれなのか、よかったら、教えてくれないかな。
あっ。わたしの、父だ。名は明かせぬがな。
そうかい。いやな父親だったんだねえ。もしかして敵対でもしていたのかい?
敵対なぞとんでもないわ。むしろわたしは父のために生きておるのだ。
刀集めも父のために行っておるといってよい。
けど、苦手だ。
うっ。
君はそれを認めたから、銓を発見できたんだし。避けていた、僕の前にこうして
姿をあらわしたんだろう。
ふん。
でもさあ。どうして、鑢君をもう一度けしかけてこなかったの?君なら僕に勝つ方法
をすぐに思いついだろうに。
七花の戦闘能力の10をすべて防御に回したらとしたらどうなる?そうすれば、
勝負どころか、戦闘そのものが起こらない。つまり、攻撃を放棄することにより
勝ちとは言えなくとも結局は勝利と同じものが得られることもあるということだ。
続けて。
刀の本体はあくまで刃。折れず曲がらずよく斬れる。それのみにあるとわたしは
考えていた。しかし、刃がないのなら、それを守るための鞘もいらぬ。
こうして、決意と共に握り、己自身と向き合える柄と鍔のみあればよい。
そういうことであろう。
ご名答。それにご明察だ。お利口さんだね。とがめちゃん。
少女の姿で上からものを言われるのは、思いのほか腹がたつものだな。

彼我木よ。正解のご褒美に一つ。わたしの質問に答えてはくれぬか。
いいよ。一つと言わず。いくらでも。
四季崎記紀から誠刀・銓を引き受けたということだったが、四季崎とはどのような男
だったのだ。
なんていうか。否定的なやつだったよ。
否定的?どこかで聞いたような言葉だな。
友人とはいったものの。かなり昔の事だし、結構わすれちゃったけれど。
ただ、彼は僕の中に己の深淵を見たみたいなんだよね。でとうとう苦手を苦手のまま
否定したまま去っていったよ。僕に誠刀・銓を押しつけてさ。
まったく迷惑極まりないよ。僕はそんなものに毒されるのはまっぴらだから、
すぐに埋めたのさ。
あっ。埋めたのは、最近の話ではないのか?
いや、もらった直後だよ。
ああ。
そしたら、その上に城は建っちゃうわ、その城が燃えたと思ったら、今度は
処刑場になっちゃうわ。時代ってのは流れるもんだね。
そうか。飛騨城が存在する前から、誠刀・銓はその下に埋まっていたのか。
だから、父は気づいたのだ。歴史の歪みに、そして、間違った歴史を正すために
尾張幕府に弓をひいた。多くの犠牲を払って。
身内も見方も全ての命を危険にさらして、弓を引いた。歴史のために。
そのあたりになってくると四季崎記紀の変体刀もだいぶ完了に近づいたって感じだね
完了?変ないい方をするな。
完成形変体刀はもう完成しておるだろう。
あれ。まさか知らないままに鑢君を連れているのかい。
どういう意味だ。
これは、驚いたなあ。完成形変体刀12本という秀作を経て、最後に作られた
完了形変体刀虚刀鑢のことなにも知らないってことは、まるで予想外だ。いっひひ。
七花が四季崎記紀の刀!?
鑢君がっていうか。虚刀流がだね。
だから、錆白兵は、虚刀流をさして、四季崎記紀の遺品といったのか。
記紀の血統だと。そして、自分は失敗策だと。
ううん。血統っていうか。血刀なんだけど。
確か、四季崎記紀と虚刀流開祖の鑢かずねは、同世代だったな。
《ふたりになんだかの繋がりがあったということなのか。
 虚刀流の成り立ちに四季崎記紀は関与しているのか。
 完了形変体刀虚刀鑢。だから、無刀ということか。》

ともかく、誠刀・銓、確かに頂戴した。
勉強になったよ。貴様のような戦術もあるのだと。目的のためには引き分けという
不完全燃焼でさえのみこまねばならぬということだな。
ご名答。じゃないね。これだけは。目的のために目的も捨てねばならない。
それが今回君がえるべき教訓だ。野望も野心も復讐心も、真の目的のためには
捨てるべき目的だよ。
それだけは、得心しかねるが。目的以外はすべて捨てられるが、目的だけは
捨てることは出来ない。
はあ。苦手意識を克服しても、その頑固さは変わらないか。
まあ。いいさ、それが君の生き様なら、貫き通し見ればいい。
ところで、お父さんの最後も言葉ってなんだったの?

ふん。決まっておろう。父親が娘に向ける言葉だぞ。ましてや、わたしのような
かわいらしい娘にだ。
だから、なんだよ。もったいぶらずに教えてよ。
「僕は君のことが大好きだ」こっちはこんなに苦手に思っておったというのにな。

。。。離れるとがめ。空を見上げて。困った顔。。。笑顔に
   一緒に七花もいく

消える彼我木輪廻。全てのものがなかったかのように消えてしまう。
掘った穴さえも。。。すべて幻影。幻想。

なにもなくなったその場所。



へえ。俺が四季崎記紀の作りし、変体刀の一本ねえ。
全然ピンとこないなあ。
正確には、そなた故人が完了形変体刀の一本でなくて。虚刀流がなのだがなあ。
開祖の鑢かさねやそなたの父親である鑢六枝、鑢七実もまた完了形変体刀虚刀鑢と
いうことになるのだろう。
うん。やっぱりだからどうしたってかんじだよ。別にどうでもいいじゃん。みないな
お気楽でよいな。そなたは。少しは悩むことを憶えろ。ま、また、それもよいのか。
でもよお。俺が刀剣を使えないのってもしかしたら、四季崎記紀のかけた呪いなのか
もしれないな。
ふん。そうかも知れぬな。
なんにしろ。後残り二本か。とがめの野望もいよいよ終局ってわけだな。
まだ、なんともいえんよ。毒刀・鍍と炎刀・銃については、なんの情報もないの
だから。なあ。それに。
。。。あたりを見て
うん。
野望だの、目的だのいうと。またあの仙人があらわれるかもしれぬのでなあ。
とがめ。相当苦手なんだなあ。
もう二度と会いたくないわ!
あっはははは。
笑いすぎだぞ。七花!

。。。出羽の表札。
もう出羽か。
せっかくだから、将棋村に寄ってから帰るか。
どうして、寄る必要がある。汽口慚愧に会うためか?ああん。
ああんって。
チェリオ
ぐふ。あんたの嫉妬深さは異常だ。
尾張にさっさと帰ればならぬから、将棋村には寄らぬぞ。
とがめのためだ、
なに?
俺はどがめのために戦っている。それが俺の出した答えだ。
う。うう。。。。赤くなるとがめ。
。。。とがめ、七花に走って、ジャンピングキス?
ちゅー

とがめ。あれ。
なっ。。。。失敗。

うう。もお。

おい。
生きてるのか?
刀傷だなあ。おっ。こいつは、

あ。助けて、助けて下さい。僕の事なんて、どうでもいいから。
鳳凰様を。助けて下さい。

あっ
あっ

《奇策士と真庭忍軍。時に協力し、時に反目した彼らの因縁が、
 ついに終焉の時を迎えようとしてたのです。》
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刀語 第9話  王刀・鋸 の感想 [刀語]

将棋をさすとがめ、汽口慚愧に勝つ。

天童将棋村

約束どおりに虚刀流鑢七花と王刀・ノコギリをかけて勝負をする。
。。。ああ、髪の毛が刀に見える汽口。
はいと
怒り出す汽口。剣士が刀なしで戦える分けがないでしょうと。
武具をしない相手と戦うなんて心王一鞘流をバカにしていると。

七花、とがめに。。。まいたっととがめ。
防具を着けて、木刀で戦う七花、あっけなく負けてしまう。
七花を気にして走るよりとがめ。えっと汽口。あの?

出羽の天童将棋村。。。将棋の聖地を呼ばれる地。

四季崎記紀の変体刀。王刀・鋸を求めてこの地におずれた2人。
そうぞうに刀の元主。心王一鞘流12代目当主 汽口慚愧との交渉にあったのですが
失敗に終わっています。

あやまる七花。ほんとに剣がつかえない。汽口がいうよおうに武器をもって
弱くなるなんて考えられないと。いいわけと思われてのしかたない。
俺には説明できない。
そてどうしたものか?これはこれで手詰まりだ。。。将棋だ。
でもさあ。なんだろう。四季崎記紀の刀の毒に当てられているとは、思えない
真っ直ぐさだよな。汽口は。・・・それだけでも変人。
当てられておらぬのかな?ひょっとしてそれが王刀・鋸の特性かもしれぬ。
うん。それってどれだよ。
だから、四季崎の刀の毒を持たぬ四季崎の刀であることがだ。砕いているなら
毒気のなさこそが王の証しというのか。仮に、防具なしの無刀、反則なしで
汽口と対峙していたら、果たしてそなたは勝利を収めることができておったか?
ううん?わからない。ただ言えることは、汽口には隙がないって思った事だよ。
まるで張り詰めた意図だった。気迫って言うのか。そういうのがひしひしと
感じられたぜ。あれくらいまじめに剣の道に励んでいる人間っていうのは初めて
見た気がする。
。。。不機嫌なとがめ。
これまで戦ってきた相手の中じゃ。それなりの上位に食い込むことになるだろうなあ
チェリオ!。。。七花の上に飛ぶかかる。お子様とがめ。
まったく、負けた相手に関してどうなるのだ。
ああ。なあ、とがめ。錆のときや姉ちゃんのときやはくびごうの時みたいに、
なにかいい作戦はないのかよ。
作戦といわれてもなあ。基本的にわたしは戦闘そのものについては門外漢だ。
現に薩摩で賊刀・鎧の収集にあたったとき、わたしの提案した鎧どおしは、
あぜくらかならには、通用しなかったわけだしな。
ああ、そういうこともあったっけ。
だいたい、錆の時や七実の時、びよりごうに立てたわたしの奇策はあくまでも
そなたの強度と練度が前提だ。そんなたが弱体化しておる余計な条件があっては
さしものわたしも打つ手がない。
打つ手ねえ。あっ。汽口の将棋の腕前の方はどうなんだったんだ。
まあ、そこそこだ。剣の道を選ばず、将棋一本に絞り込んでいれば、かなりの
使い手になってあったてあろう。わたしなぞ、相手にならぬほどのな。
へえ。そこまでいうんだ。とがめも褒めてるじゃん。
うっ。褒めてはいない。鳳凰から次の刀は天童だと聞いたとき、あの道場だと
思った。だが、当主は変わっていたな。孫娘がついでおったのか。
そうか。最近、当主になったのか。
年齢はそなたと同じくらいかな?
っていうことは、23,4か。ううん。もうちょっと若く見えなくもなかったけど。
女の年はよく分からんな。
まあ。そなたはそうであろうよ。
とがめが俺より年下っていうことが。
なああ。チェリオ!
だれが童子属性だ。だれが。
いや、そんなことは一言もいってないが。
そなたの姉に髪を切られてしまたことでますます幼く見えるようになったことは
認めるが。
そんなこと、わざわざ認めなくてもいいよ。
そなたこそ、この髪が気におっているおるのではないか?どうだ。
。。。見せつけるとがめ。
ほれほれ。
いや。その。

失礼します。
。。。入って来る汽口。

2人でいるところを見られてしまう。

ど、どうしたのだ。汽口殿。


とがめ殿。さきほどの勝負なのですが、
あ。うむ。
やはり不公平があったようにおもえるのです。
あ。 おお。
とがめ殿と七花殿が、来られてから、わたしも考えてみたのですが。
七花殿があそこまでよわかった。
。。。くっと七花。
となれば、これは勝負が成立したとはいえません。不公平があったように思うのです
おお。
不公平は是正されなければなりません。よって、七花殿をわが心王一鞘流の門下生と
して迎え入れた上でこのわたしが直々に鍛え上げ、その上で改めて、正々堂々の対戦
ということでいかがでしょうか。
ああ。うっ。ああ。。。。とがめ、七花を見る。
ああ。



真庭忍軍、変体刀を探しにやってくる。
こんなところにあるのかい。
はい。あそこです。
うん。

鍾乳石に刺さっている変体刀。

ああ。
。。。妖気を発している。
毒刀・鍍

これが毒刀・鍍ですか。手に取ると、なにかが手によってくる。やめる鳳凰。
まちがいない。かわうその左腕もそういっている。
こ、こんな環境の悪いところでよく。
錆もせず朽ちせずに保存されたものですね。
逆によい環境だったのかもしれぬぞ。
え!
保存ではなく。封印されておったかもしれぬということだ。
実際その状態の時は、かようなまがまがしさを外にはっしておらんかったからなあ。
まあ。そのあたりは四季崎記紀の刀であろうよ。
一応言っておくが、おしどり。この刀、抜こうと思うなよ。
はい。
あ。あのう。刀を武器とするうみがめさんが、これを見られたら。
ええ。どうおもったでしょうね。
ああ。
・・・毒の刀。


剣の修行か虚刀流が刀を持つなんて。おやじや姉ちゃんが聞いたらなあ。
でも、剣の修行ってなにをするのだろう、おやじ以外に手ほどき受けたことが
ないからなあ。おれ。
さっきから、愚痴ぽい事をならべておるわりには、なぜにか顔がほころんでおるのだ
え?いやあ、そんなことないけどな。
・・・焼きもちのとがめ。
ったく、女と見ればすぐこれだ。
はあ?
せいぜい手とり足とり教えてもらうがいいわ。
え?なに?どうしたの?とがめ。とがめさん。
でも。ちょっとやばいな。今回は。
やばいどころか、最悪だ。あれは、おのれが不利になることは。許せても、
相手が不利になることは許せないという性格だ!
いや。防具なしとはおれには、不利でなくて、有利だ!
それを説明出来なかっただろう。
ああ。
たまにいるのだよ。ああいう人間が。わたしのように知謀策略をめぐらすことに
しか興味のない人間には、理解に苦しむ所だがな。だから、策も通じぬ。
心の鬼を心で斬るる書いて、慚愧。わたしのみるところ一筋縄ではいかんよ。
12代目汽口慚愧は真人間過ぎる。
真人間かあ。
あそこまで行き着いてしまうと逆に人間らしらぬ存在だな。心王一鞘流の道場から
門下生がいなくなった理由もなんとなくわかろうというものだ。かといって。


朝。七花。門下生として。。。
とがめはいかない。気が散るからと。いや、全然。
。。。むっとするとがめ。ここは散るというべきところ。女心はわからん七花。
いいわけをいってこもるひきこもり。
じゃあ。行ってくる。
あっさりしすぎだあ。・・・もっとひっぱってほしかった。
もう一押ししろ!


待っている汽口。
稽古を始める。まずは道場の掃除。返事のことも。

。。。とがめ、こっそりと七花を見に行く。
初稽古を心細く思っておろう。ここはわたしがいって励ましてやらねばな。


道場の掃除が終わる。
いやあ。朝からいい汗をかいたな。
七花殿。動かないで。
あ?


。。。やってくるお子様とがめ。声をかける?ふたりが。。。
あ。ああ。

汽口が七花の頭を手をかけている。

。。。逃げ出すとがめ。

うんと汽口、音の方に目を。とがめどの?
うん。とがめ。なんで、なんなにあわてているんだ?あっ。
これが髪についておりました。
おお。
殺生はなりません。
ハチを外に逃がす汽口。
わが流派は殺人剣にあらず。


。。。はしっている。とがめ。
妄想をしている。2人がキスをしていたものと。
関係ない!別にどうってことない。・・・蒼白のとがめ。
ちがう。ちがう。ちがうたら。


稽古を始める汽口。
素振り。
。。。木刀が手から離れる七花。
だめだと汽口。はあ。


帰る七花。
遅いと待っているとがめ。
帰ってきたら、寝こむ。お子様。
今帰ったぞ。あれ?もう寝ているのか?

やあ。疲れたなあ。しかし、何だな。想像以上に剣の道は険しいし、それにもまして
きびしいな汽口は。
あっ。ああ。
でも。それがいやじゃない。
ほう?どういやじゃないと。
お?起きてたの?
ほ。ほっほう。あれほど剣を持つことを拒んでいたそなたのかわりようたら、
びっくりするわ。
ああ。虚刀流が刀をもとことには、今でも抵抗があることにはかわりがない。
でも。対戦相手のおれに、こんなにきびしく手ほどきしてくる汽口が、
ほ。ほっほう。手ほどきとは、なんの手ほどきだ。
へ?今日はなあ。上段の素振りをなあ。
ほ。ほっほう。そうだったかな。
え?あそういえば、とがめ。今日道場に来てなかった?
なあ。
確か。
来てない!
だって。
人違いだ!
そのかっこうそうやたらに。
疲れたもう寝る。
あ?なに、怒っているんだ?
うん。


次の日。
素振りをしている七花。
服が破れる七花。
。。。伺っているとがめ。
   見ている。
とがめ。妄想タイム!
風呂。稽古で、風呂。いや、修行。荒行。き、寒風摩擦。ああ。いやあ。
・・・壊れました。


汽口、道着を繕う。
そして、七花に渡す。
稽古を続ける。



宿で落ち込んでいるとがめ。
ただいまと帰ってくる。七花。
あれはすごいらしいぞと。
うぬう。活人剣といってな。無用なあらそいを好まず。ただ剣のみを追究する流派
なんだそうだ。殺人剣にあらず、まさに無視も殺さずだ。
う。ううん。
まあ。いったら、そこは虚刀流を真逆ということになるんだけどな。
。。。黙っているとがめ。
とがめ?
食事。
え?あれ。まだ、食べてなかったか?もしかして俺のことを待っていた?
うん。遅すぎるぞ。
すまん。俺、汽口のところで夕飯ごちそうになって
。。。立ち上がるとがめ。
汽口と食事したからもう食べないと。うわ。そなたのことを待っていたのだぞ。
いあ。違う。
なにが、違うのだ。いつからあの女と膝付け合わせて食べる中になったのだ。
いや、そうじゃなくて。あまりに稽古が激しくて。おれ。腹が減って動けなくなった
から、汽口が見かねて。
ううう。ふん!
もちろん。これは食べる。とがめと一緒にきまってるじゃん。
。。。ふりかえるとがめ。
いや、汽口の所の食事はなんといってもすごく質素で全然腹の足しにならなかった。
でも、先に食べていてよかったんだぞ。
1人で食べてもおいしくない。
え?
なんでもない。で、剣の修行はどうだった。
やあ。なかなか大変だ。道のりは、険しくてながい。やあ、汽口がさあ。
。。。とがめ。。。
もうよい。まずは食事だ!
て。え?とがめが話題ふったんじゃ?
いただきまーす。うーん。
。。。あれているお子様。
いただきます。



次の日も稽古。
朝のあいさつ。
どがめ。昼を作らせる。大きなおにぎり・・・自分でつくれ!

足裁き、腰の位置を指導される七花。
なってない七花に。。。汽口

とがめ、昼弁をもっていく。

指導する汽口。
七花殿、ちょっとよしか。
あ?
腰はここまで落とす。
うん。
そのまま前へ。
足を引っかけてこける七花。汽口のおおいかかる。

。。。それを見てしまうとがめ。

抱き合っているように見える。

。。。このされた昼弁。
   走ってその場を離れる。学生みたいなとがめ。


すまん。
いえ。すり足はよくなってきました。今の要領をお忘れなく。
はい。
さて。お昼にしましょう。
ああ。
う?

。。。弁当がおかれている?

ええ?



とがめ
七花と汽口が。
。。。妄想。
そなあ。まさか?
ああ。。。。涙が出てくる。
あれ?なに?わたし。なんで?涙が。



。。日が暮れる。
ああ。なんだろう。どうしてなんだろう。1人でいる時間がこれほど長く感じるとは
なっ。いかんいかん。とがめ!チェリオ(さよなら)


稽古言ってきます。
。。。歩
ああ、いやに楽しそうだな。そんなに修行が面白いのか?
それがさあ。もう10日ちかくなるが、なにも進歩してない。
そのようだだ。
なんで、分かるんだ?
そ、そなたの様子をみればわかる。実際に見てなくても。。。。見てますね。
だが、とがめの言うとおり、道場通いは楽しくなって気だぞ。まあ。得手不得手に
関わらず体をい動かすのものは気持ちいいものだ。
うぅぅぅぅ。。。。チェリオ!


稽古をする七花。

ああ。
おつかれさまです。七花殿。
。。。てぬぐいを差し出す汽口。
ありがとう。

もう稽古を初めて10日か。
きっと、わたしの教え方が悪いのでしょう。
え?
実を言えば、わたしは、門下生を持つのは、初めてなもので。いろいろと不格好な
ところもあるでしょうが。そこは我慢して頂くしかありません。
いや。そんなあ。それより、俺が今まで会ってきた変体刀の所有者としてあんたは
違うな。
そんなことはないでしょう。
え?
天下国家のことを思えば、とがめ殿にこの王刀を手渡すのが、一番正しいのだと
分かっていながら、どうしても私信を見捨てられない未熟もののわたしです。
天下国家のため。。。ねえ。
しかし、分かって頂きたい。これは、道場の看板であると同時に、自身の証明でも
あるのです。
代々当主に受け継がれているということだったけど。
旧将軍の刀狩りのおりには、どうしてたんだ?心王一鞘流は、どうやってそれを
旧将軍から守りきったんだ。
その時代には、王刀・鋸は、まだ心王一鞘流の持ち物ではありませんでした。
う?
確か、王刀・鋸を心王一鞘流に持ち込んだのは、8代目当主だったと記憶してます。
あんたのおじいちゃんのおじちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんくらいか?
いえ。わたしと先代とは、確かに孫と祖父の関係ですが、基本的に心王一鞘流は、
血縁によって受け継がれる流派ではありません。
そうなんだ。虚刀流とは違うんだ。じゃあ。どうして8代目が王刀を持っていたのか
というのは、はっきりとはわからないのか。
わかりません。はっきりどころか、まるでかいもく。刀狩り頃のことではないとは
いえ、かなり昔の事となりますので。
ふ~ん。
わたしは、未熟者です。
そりゃあ。さっきの聞いたけど。
今もそうですが。昔は見られたものではありませんでした。剣の修行を怠り、
村で将棋遊びに明け暮れてました。先代とは、そのことでよくケンカをしたものです
う~ん。とがめが、あんたは、将棋も強いと褒めていたぞ。
いえ、とんでもない。七花殿は将棋は?
いや。俺は、さっぱり。
しかし。祖父がなくなり、わたしも将棋ざんまいの生活をしているわけにはいかなく
なったのです。門下生が一人もいない道場をつぐことに、わたしは、なんの魅力も
感じませんでしたが。しかし、当主の証しであるこの王刀を手にしたとたん。
身が引き締まるようなそんな気分になりました。もしも、わたしがあのころと比べて
すこしましになっているとしたら、それはこの王刀・鋸のおかげだと思います。
そういえば、祖父も先代から王刀を受け継いだ際、生まれ変わったような気持ちに
なったということですが。王刀楽土とかいってましたね。
王刀楽土。敦賀迷彩が知ったら、どうしたって手に入れたかった刀だろうな。
うん?敦賀迷彩とはどなたです?いやあ。なんでもない。けどまあ。あんたがその
木刀のおかげで、更生できたっていうのなら、それに越したことはないだろうなあ。
どうですかね。わたしは、どうにも俗物ですから。
いやあ。あんたが、俗物なんて。ないない。まっすぎにまじめに生きているって
気がする。
わたしにも別の人生があったかもしれないと考えない日はありません。
別の人生?
恋に生きる人生もあったでしょう。
え?
とがめ殿と七花殿を見ているとそういった諦めていた感情が沸き上がってくるの。
抑えることができません。
。。。うつむく七花
剣の道だって悪くはないだろう。
しかし、この時代に剣の腕がなんの意味がありますか。心王一鞘流も、おそらく
私の代で最後になるでしょう。なればこそ、先達に恥じぬ剣士たろうという気持ちに
偽りありません。とはいえ、私の代で終わってしまうものにこうやってしがみつく
ことは、あるいはただの未練ではないかと思わなくもないのです。
俺もそうか。
どうかされましたか?七花殿。
いや。いいじゃないかと思ってさ。殺人剣ならまだしも、心王一鞘流っては活人剣
なんだ。この天下太平っていう時代にも、そぐわなくもないはずだ。
七花殿。例え、木刀でも、頭を打てば、人は死にますよ。
。。。そっと見る七花。
小手を打てば、骨は折れるし、胴をうてば、内蔵が破裂し、のどを突けば気管が
潰れる。だから、試合となれば、防具をつける必要がある。
ただ、切れないと言うだけで、殺人剣でないというだけで、活人剣も立派な殺人剣
なんです。さあ、稽古の続きをはじめましょう。



尾張
否定姫。
肯定するつよさよねととがめのこという。
あれは、確かにあたしにとって脅威よ。だから、わたしは、あの女を否定した。
けれど結果から見れば、わたしは、これまであの女に負けぱなしなのよね。
あんたも、その度に同じ被害に遭っているんだから、人ごとじゃないないでしょう。

まあ。わたしもなんど蹴落とされても、すぐに同じ位置に戻って気ちゃんだけどね。
逆に言えばそういう所におもさに残している女なのよね。
それは、確かにあの女の肯定力の表れだと思うけど。
違う。もっと根本的なことかもしれない。
策を練るのが策士ならば、奇策士かねらないのが、奇策士。あの女は考えることに
長けていると同時に考えないことにも長けているのかもしれないわあ。
ねえ。エモン左右衛門。いずれにしても、この刀集めがあの女との長き因縁に決着を
つけることになるでしょう。それにあの女が最後の一本までたどり着ける可能性も
まあ5分5分かしらねえ。
ねえ。ちょっと。さっきから聞いているの!

あっ!そうだった。あいつ、真庭鳳凰を殺しに行っているんだった。



これは、蝙蝠が手にした絶刀・鉋とは、訳が違う。富士の風穴で、カワウソの手で
この刀に手を触れたときには、驚いたものだ。絶刀の特性が、折れず曲がらずよく
切れるあの頑丈さにあったように。この毒刀・鍍の特性は、他のどの変体刀よりも
強き毒気にあるといものだ。ふっふふふふ。
ど、どうされましたか?鳳凰様。
いやあ。おかしくなってしまってな。あの奇策士は、四季崎記紀の完成形 変体刀を
8本まで集めているという。真庭忍軍にとって絶望下の状況下において。
しかし、我らの方が先んじて、もっとも変体刀らしい変体刀を入手したというのは、
なんとも皮肉な話ではないか。対等までとは、いかぬまでもこれで奇策士との会話が
可能になろう。
し、しかし。信濃に向かっておられたウミガメ様が落命。相手が虚刀流でないとする
と。他にだれが。もっといえば、
どういうこと?
もう一つの刀。えっと、えっと、炎刀・銃か、誠刀・銓に近づいていたということ
ですか。あ、あのう、鳳凰様。毒刀・鍍をカワウソ様の左手で読み調べたことで、
他の刀のありかについてわかったりしたことは、しなかったのでしょうか?
ああ。まだだ。そのためには、さらに深く潜る必要がある。忍法たどりは、
もともと我の忍法でないうえにまだ使いこなせているとはいいがたい。
我の修練しだいだ。まずは、ウミガメが落命されたとされる信濃へと足を向けると
するか。
はい。ウミガメさんの霊もともらわなければ。
他のなくなった方達も。うわああ。すみません。蝶々さんのことを。
いいんだよ。皆のともらいは、必ずするさ。
は。はい。
では、参るぞ。


許さず。
あっ。

お前は!
その行為を許しはしない。真庭忍軍のものどもよ。

煙幕を張る忍者。




帰ってくる七花。
ただいま!やあ。とがめ。今日はいい話を聞いたぞ。
チェリオ!
って、最近意味もなく攻撃しすぎだぞ。。。。鈍感男。
俺何かしたか?
意味もなく。なにをいっておる。その鉄槌を意味が無いと。七花、ちょっとここに
座れ!情け無いからであろう。そなた、心王一鞘流になじみすぎてないか!
ええ。
虚刀流の当主としての矜持はどうした。
いやあ。やらせているあんたにいわれたくないんだけど。っていうか、そんな重た
そうな服を着て、よく跳べるよな。
髪が短くなったぶん、身軽になった。今なら、空も飛べそうだぞ。
ああ?
そんなことは、どうでもよい。だいたいそなた、あの汽口をすでに意気投合している
ではないか。
ああ、そうだな。
ええ!認めるのか!あのなあ。汽口は戦う相手だぞ。
いやねえ。心王一鞘流と虚刀流、互いに忘れられた流派とか。
う。うぬ。
最近同じように当主になったとか。
うぬ。うぬ。
いろいろ。
きーーー!
きー?
ふーんだ。そんな楽しい修行生活ももう終わりだ!終わらせてやるもんね。
・・・やきもち。
はあ。
まあ。おもわぬ時間が掛かってしまったが、とりあえず思いついたぞ。
え?
思いついたって?なにが。
奇策に決まっておる。
・・・怖い女の嫉妬。
とにかくいろいろ考えてきたのだが。そなたが汽口慚愧に勝つために現実的なやり方
にはこの一つしかなさそうだ。
俺が汽口に勝つ方法は、一つしかねえのかよ。
無論、木刀使用、防具着用。規則採用という条件下でのことだ。
。。。七花をまじかにパワハラするとがめ。
そなたがまっとうに裸足でてっこうを外した上半身裸の状態で
あの女と戦えば、きっとそなたが勝つと、わたしは信じておる。
しかし、汽口の性格上それは不可能であろう。
不可能か。それで、俺があいつに勝つための奇策っていうのは?
そなたのその弱さを利用する。
弱さ?
おどりむらでのいてぞらこなゆき戦のそなたを忘れておらぬだろう。この刀集めの
旅におけるそなたのはじめの敗北。
ああ。それは、忘れるわけがない。
あれを踏襲する。
踏襲?
踏襲って言うより、ここてはこう言っておけばいいか。
うん?
私達がねらうのは、まぐれ勝ちだ。
・・・策でないよ。
ずっこける七花。
あ?


エモン左右衛門とおしどりが戦う。
煙幕で鳳凰とかわうそを逃がす。
善戦するが。はいろう拳が通じない相手。
あえなく、炎刀・銃で負けてしまう?
。。。満たず。結局真庭鳳凰の暗殺には失敗だ。しかし、この女は見事に目的を
   全うし。さすがは忍者。忍者を辞めたわたしより、ずっと潔い。褒めてやろう
   聞こえずか。
蝶々。。。す


あのさ。出来れば、汽口とは泥試合は避けたいな。
やはり、そなた。汽口に情が移ったのだな。。。。泣き顔のとがめ。
そなた、またもや心変わりをしたというのか。
またもって、俺が何時?
道場で2人きりで何をしておったが、わたしは知っておるのだぞ。
ああ。知っての通り稽古。
ああー。なんの稽古だが。。。誤解し放題。
はあ。
わたしは、そなたを信頼してあの道場に通わせていたというのに。ええい。もう、
そなたの浮気性にはつきあいきれぬは。
つきあいきれないのは、こっちだ。自分からそういう話をしてきておいて。
俺は、あんたのいうとおり、この10日間。あっ。
。。。?と。とがめ。
ああ。
とがめ。ちょっとやばいかもしれない。
やばい!
やあ。まあ。確かに、よその流派の門下生になれというわたしの命令は、理不尽だと
立ったと思うし。愛想を尽かされてもしかたないのかもしれないけど。
わたしには、わたしなりの考えがあってだな。それを聞いてくれてもいいではないか
それを。それを。。。ぽんぽん、七花の胸を叩く。だだっこのとがめ。
わかった。わかった。その件についての話は、終わっている。
う!
。。。。チン!
終わっているとは何だ!まだ、話し合いの余地は残っておるではないか。
・・・別れたくないととがめ。
2人で築いてきた関係を、1人で一方的に終わらそうとは、どういうつもりだ。わた

わたしは、この10日間、どういう思いで。
やばいのは、とがめの策の奇策だよ、
う?そうなのか。ならば、よい。・・・立ち直り。早!
よくはないだろう。
で、それで、奇策がどうやばい?
つまりさあ。奇策は、俺が刀剣つかいのしろうとであることを前提に考えられている
わけだろう。けれど、とがめ。10日前なら、いざ知らず。
あんたがその奇策を練っている間に、俺は達人である汽口から直々にずっと
教えを受けていたんだぜ。俺はもう素人はいえないんじゃないのか。
あ。そうか。確かにそこまでは考えてはいなかった。わたしとしたことが不覚だった
なあ。よし、わかった。
。。。とがめ、七花の首に手を回して
「ちゅ」
。。。目を閉じるとがめ。目がひらきぱなしの七花。
あっ。ああ。
。。。離れるくちびる。
まだ、なにか憶えておるか?
。。。首を振る七花。
全部忘れたと。へなへなになる。


まだ、七花殿はわたしとたたかうには
相手が自分と戦うにおよんでないと、汽口殿もずいぶんと思い上がったことを
いうではないか。剣の道にさとうな絶対はない。どのような実力差があろうが。
剣をとって立ち会う以上は、対等であろう。
わかりました。
うむ。
(とがめのおもわくどおりだ。)

ただ、その前にお願いがあります。この勝負。わたしが勝ったならば、どうか
王刀・鋸をすっぱりと諦めて頂きたい。
承知した。では、まずは将棋戦九局。

。。。さす2人。
王手、ですが、結局は4勝5敗。将棋戦九曲は、とがめ殿の価値です。
では、次。剣術は一回勝負の一本勝負で。

対戦する七花。
用意はいいですか?七花殿。
いいよ。一応先に行っておくけど、十日間いろいろと世話になったなあ。
なに一つ身につかなかった。できの悪い門下生だったけど。
いい経験になったと思うぜ。
いや。わたしほうほうが多くのものを学ばせてもらえました。
おそらくまだわたしは人に教えられる立場でなかったということでしょう。
かのうような結果におわってしまったことについては、まことに申し訳なく
思ってます。
まだ、謝るなよ。これでもし俺があんたに勝てば、あんたの正しさが逆に証明される
ことになるじゃねえか。
そうですね。七花殿。あのう。
うん?
木刀の持ち方が間違っています。。。。怪訝な顔の汽口。
え?ああ。うん。
。。。冷静に見ているとがめ、・・・かわいいね。
七花殿。心の鬼を心で斬る。これをもって慚愧と名乗る。心王一鞘流12代目
汽口慚愧。お手並み拝見致します。
いわれなくても、見せてやるさ。ただし、そのころには、あんたは八つ裂きになって
かもしれなけどなあ。
それでは、そろそろ始めましょう。
ああ。・・・調子が狂うなあと。

うん。
それではいざ尋常にはじめ。

。。。。木刀で構える2人。

    それを見ているとがめ。汽口の方を見て。七花を見て。汽口をみて。
    目を閉じる。

うふ。76歩
。。。ああと動揺する汽口。
心中で棋譜をうつ。それに答えて次の手をいうとがめ。
・・・繰り返し。

(まるでわたしの手を読み知っているかのように。)
48銀
(動けない。だめだ収集力を乱される。)
・・・・将棋をしているとがめと汽口
(そうか。だから、九曲対局を負けで終わらせたのか。)
43銀。
(最後に先手を取るために)
58金
(この人と10曲対局しただけ。わずか2千手でわたしの手を読み取ってしまった)
(このひとは。)
68玉
(考えなきゃいいのだ。そうか七花は将棋ができないのであったな。)
78銀
(考えなきゃいいのに。どうしても考えてしまう。)

・・・・・

面!
う。ああ。
だあああ。。。。ずっこける七花。


心王一鞘流対虚刀流の一番は、とてもしずかにあっけなくなんとも地味に決着が
ついたのでございます。


なるほど。心理戦ね。まったく、俺のにがてな領域だな。しかし、そのとがめの
才覚は、できれば、敦賀迷彩戦あたりで発揮してもらてほしかったものだが。
だわけが。だから、なんどもいうが、戦闘はあくまて、そなたの領分だろうが。
こんかいのことこそ例外だと思え。
まあ。そうだな。でも、さあ。あれって、厳密には反則ではないのか?
横合いから選手にぺらぺらと話しかけるって言うのは。
なんだがずるい気もするんだけど。
そなたは、なにを言っておるのだ。反則にきまっておろうが。
でも、だったら、そう指摘されそうなものだろうが。あれだけ、規則にうるさい汽口
なら。
だがらな、七花。その反則を取るのは、誰だ!審判役のわたしであろうが!
確かに。
それに、この村において、まさか将棋を指したことを反則扱いできまいよ。
ええ?
なぜなら、ここは将棋の聖地だ。
はああ。でも、とがめの将棋はほんとうにすごいなあ。


(あれからの回想)
全力でお願いします。

(七花)あっというまに、
(とがめ)42手だ

まりました。

(七花)とがめの圧勝。


(とがめ)そなたも6割の力で戦うというしばりでも圧勝したではないか
(七花)いやいや、奥義百花おうらんと繰り出して、やっとの勝利だ。

うっ。あっ。まいりました。お見それしました、七花殿。
知らなかったとはいえ。あなたのような使い手をわたしのような未熟者の門下生と
して使った無礼をお許し下さい。
だから、そんなに謝るなよ。あんたの剣はなにも間違っちゃいないのだから。
剣を取った方がよわくなるなぞ、まるで呪いのようですね。
呪い?
どうぞ。約束どおり。王刀・鋸はお渡しします。
いいのかよ。それは当主のあかしなんだろう。わたしには、まだこの刀を持つ資格は
内容です。いえ、逆ですね。わたしは、この刀から十分な力を得ました。
天下国家のために使うなり、折って捨てるなり、なんなりと。その後の処理はお任せ
します。


また、いつでもいらしてください。
そして、その際には是非もう一度お相手願いたい。そのときを楽しみにあたしは
心王一鞘流の看板をこれからも守り続けようと思います。
看板って。看板は。王刀じゃなかったのかよ。
心の鬼を心で斬る。これをもって慚愧と名乗る。これからがわたし自身が看板です。
看板娘でーす。・・・・あらあらかわいい。


楽しかったな。
チェリオ!なんだあ。鼻の下がのびておるぞ。
どこが?
おっ。自覚有りか?
だからなんの?
まあよい。それより残る刀はいよいよ三本か。
真庭の連中、あっちはあっちで刀を集めたりしているのかな?
さて、どうだろうな。連中にそれほどの器量があるとは思えぬが。一本くらい
やつらの手に落ちていても不思議じゃないだろうな。七花。今回の件は、
あんまり考えたくない今後の件を示唆しておるな。
ううん?ああ、俺が刀をもつとめちゃめちゃ弱いってことか?
けど、今回のような場合ってさすがにもうないと。
いや。それは、それで、はなはな不安要素であるが。
。。。とがめ、七花の顔をのぞきみる。
旧将軍のことだ。
旧将軍?
刀狩り令のことだ。旧将軍はどうして、王刀・鋸を収集できなかったのかとな。
どうしてって。
毒を発さないとか。毒気を抜くとか。そんな王道楽土の効果をさておけば、
あくまでもただの木刀だぞ。その木刀でどうやって、当時の王刀・鋸の所有者は
どうやって旧将軍を撃退したのだ?
ううん?
刀狩り令。表向き目的は、刀大仏建立のため。裏向きの目的は剣客撲滅のため
真の目的は、四季崎記紀の変体刀集め。
しかし、実は、その裏があったのはないだろうか?
旧将軍の刀集めの失敗もわたしが思うところとちがったかもしれん。
だとしたら、どうなるんだ?
だから、だとしたら。いや、まだ可能性の話だ。そなたが気にするような話じゃない
忘れておけ。
忘れておけって。そんなにきになることをいわれたら。
それともなにか。また。
あ?
また、忘れさせてほしいという。おねだりのつもりか?
。。。顔が真っ赤になる七花。
うっふふふ。どうした?七花。顔が赤いぞ。



汽口慚愧(きぐち ざんき)
棋士の聖地・出羽の将棋村に道場を構える心王一鞘流の十二代目当主。
これまでの変体刀所有者とは違い、非常に真面目な性格の持ち主。
剣の腕前だけでなく、将棋の腕前もなかなかのもの。
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刀語 第8話  微刀・釵 の感想 [刀語]

尾張に帰ってきたとがめと七花。

七花、とある家をバカにする。空気読めないヤツがいるんだん。
わたしの家だと。とがめ。・・・見栄っ張り。

。。。なんかOPが、あれっぽい。反逆のルルーシュ。。。


登城するととがめ。留守番の七花。嫌がらせ。根に持っているとがめ。
ああと七花。

中は質素なもの、なにもない。広いだけ。
とがめ覚悟の旅だったな。

稽古をすると、エモン左右衛門がやってくる。
うしろを撮っているエモン。
とがめがいないから来たと。否定姫のために。

姫が刀の情報を伝えるというのでお前を呼びにきたと
そういうことか。
ごねるとがめ。
あのおんなにいいようにバカにされている。
笑っている否定姫。似合いすぎるとその髪と。詐欺。詐欺よねと。
いちなり、チェリオとチェストを行く、お馬鹿なとがめ。知っていたと。
・・・そうだろう。そうだろう。

ケンカを売りあっている2人の女。。。。これが挨拶らしい。
口が割る女達。嫌がらせを言い合う。
本題に入る。あれが挨拶?

エモン左右衛門を捜す七花。屋根裏にいると。
あの仮面はわたしがあげたの、でも、それでも暗くて、
あんなようなことを強要したことはない
え!?
振り返るとがめ、ごまかす七花。はあと七花。
刀の情報?

エドのふようこのこと。
びおりごうがあると。

真庭忍軍のいった刀のある場所。それにはエドのふようこ。

そうか。出かけてみるか。
そう、だったら、案内をつけるわ。
ところでそこの床の間のものはなにだ。
ああ、別に飾りよ。
貴様の趣味らしくないが誰かに押しつけられたか?
なんなら、ふようこに捨ててきてあげてもいいぞ。
ありがとう。でも、それには、まったく及ばないわ。
ふん。

あっ。なにかを感じる七花。


真庭忍軍。信濃の刀をウミガメに行かせる、


エドにいく3人。
疲れたとがめ。おぶられるのは、はずかしいと。
だめと。
あるけないだろう、
ああ。
御姫様だっこ。
あっ。
エモン左右衛門に見られしまう。
うう。
ふん。
顔を赤くするとがめ。

人扱いがひどいなあとエモン左右衛門に。
そうこういうまにつく。ふようこへ。

それではこれで。
あ?ああ。・・・はや!
邪魔とわかったんだろう。まあ、良いではないか。やっと2人きりになれたのだ。
ええ?なに?
。。。とがめ。暗くなる。
ノリ悪!
いや、意味わからなくて。とがめさん。・・・ああ、上司に使う敬語?


とがめをおんぶして様子を見る七花。
びよりごうを見つける。
刀を持っている人形。
まずは様子見。

ネズミを判断するAIかい。オートマトン。ミネット?

七花に念を押すとがめ。声が聞こえて見つかりかかる。
しきざきの工房を探し当てれば、今後刀集めにとって有益なる。
ならば、その万人のびよりごうを打破すること必要になる。その奇策をえるには
あいつのことをもっと知る必要がある。ならばいけ!
ああ。

七花、人形を探る、何かを感じる。
とがめ、刀だ、
やはりなあ。
違う。その刀ではない。こいつが。
ああ、わかっておる。このびよりごうそのものが、微刀・釵だ、


真庭ウミガメ、エモン左右衛門に先祖の仇で殺される。
うちでいいうことだけはすごいなあ。しゃべりすぎでいいところなし。
亀は長寿でなく、短命。
。。。否定姫の指示で邪魔しに来る。信濃に来た理由。しかもあったいう。
   相生忍軍?170年前に真庭に滅ばされた。くぐってきた修羅の質が違う。
   鳳凰のことを知っているエモン左右衛門。


宿に泊まるとがめと七花。
皿を見せる主人。本物だと、盗まれないように猫の皿に、奇策だろう。


七花、感想をいう。人形が刀だって
こう考えたらどうだ。
そなたは、人間であり有りながら、刀だろう。ああ。
で。あれば、びよりごうは、人形で有りながら刀ということではないか。
ならば、びよりごうは、かなりへんたい刀らしいへんたい刀であろう。
ものはいいようだな。

七花、否定姫のことを聞く。なにものなのか?
どうして、あんなに仲が悪いんだ。
見たものどおしと七花。
ていうか、やけに気にしておるな。あの女事を。。。焼きもち。
やあ。そういうことじゃなくて。いつかまた、ぶつかることがあるんだろうなあ。
そのとき、俺はあのエモン左右衛門とまっこうと
。。。水をかけるとがめ。
そんなにあの女の子とが気になるか!まさか。心変わりじゃ、あるまいな!
とがめの天敵だ!気になって当然だろう。
。。。顔を赤らめる。うぶなとがめ。
う。うう。まあ。それなら良いのだ。
仕返しだ!
うわあ!。。。いぬような七花

真庭にの動向も気になっていると七花。
まあ。同盟をとったといっては、気を抜けない。
おいごろあいつなにやっているんだろうなあ。
どうせ、どこかで噛ませ犬の役割をしているのはないか?


否定姫のところ。エモン左右衛門、報告に来る。
すっきりいしたんじゃないと。
昔の仇よりも姫様の命令が。。。
かたくるしいわ。あんたは。
とがめのことを聞く姫。ちゃんと気づいているかしらね。
あれが、 微刀・釵だって。
きっときづいているだろうと


とがめ、七花の共感覚をえらいと。
否定姫のことをあやうむ。


笑う姫。
そこにもあったに気づかないなんて、共感覚なんて。
否定姫、人形が刀と気づかなくて壊していたらそれはそれでおもしろわね。
刀本体を壊しちゃったら、台無しだもん。
あの不愉快な女、首が飛ぶか腹を切るか。どっちになるかしら、
意地の悪い仕掛けをますね。いいじゃない。ちょっとは遊ばないと。


とにかく目の前のことだ。
さしあたって、びよりごうだなあ。
う。
。。。一緒に寝る。青年とお子様?


とがめ、びよりごうの動きと地理を勧説する。しきざきの工房探る。


真庭忍軍、ウミガメがやられたことを知る。
いったいだれが、尾張の否定姫だろう、


やっと地図が出来た。でなければ、このような刀集の旅なぞ出来るはずがない。
そういえば道に迷ったことがないな。
三次元の空間把握能力が高い方だと自負しておる。
湖の中の線を聞く七花。
自分で考えろと。
意地悪しないで、おしえてくれよと七花。こちゃばす。・・・仲がいい?
まいった、まいった。わかった、びよりごうの軌道にきまっておろうが。
みちなりに動いてるだけだと思っていた。
あ、またにとまって日向ぼっこしていたなあ。

。。。軌道からしきざきの工房があったと予想する。

それを掘り出すのはあちにするとして、
掘り出すのは?
そなたに決まっておる。なんか不満があるか?
いえ。ありません。・・・入りに引かれている。刀ですから。


びよりごうをたおす奇策を立てる。

なにかてつだうことあるか。
とりあえず、わたしのことを抱きしめているがよい。・・・いいように使う。


落とし穴。
。。。ダメでした!飛びます。飛びます。

あ、まただ。また、びよりごう、ひなたぼっこしている、
。。。それを見ているとがめ。。。太陽電池?まさかねえ。キカイダー01?
こっちの気も知らないで。


夜、帰る。
格闘技のことを言う。不安な七花。奇策失敗したじゃん。
とがめの奇策、だめじゃん。
あっははは。遊びはこれまでだ。あたしの奇策が通じない相手がいるなどと
そなたに心配されてしまうとはなあ。
いや。だから、人形であろうと人間であろうと、どういう条件でも
あたしは奇策のみで切り抜けてきら。逆境も苦境もあたしの前では日常にすぎん。
よかろうそんな的外れな心配ができぬよう。これを機会にそなたを教育してあげる。
今夜は寝かさずぞ。
・・・大人のレッスン?な、わけないね。お子様だもの。
え?
明日、決着をつけよう。


人形に手をつける七花。例のセリフを言う。
惨殺できるものなら惨殺してみろ!そのころにはあんたをまあ八つ裂きには
できないんだけどな
とがめ、軽蔑の眼「ばか。はまってない。」

いいかか。攻撃は打撃系だけに限る。
わかった。どうせ、びよりごうに投げ技はつうじねえ。
それも頭部と胴体にはあてるな。
うん。
しかし、とがめもすげえことを考えるよな。傷つけちゃいけねえっていう縛りが
あるところに、相手に勝手に防御させるって。意志のない人形をそういうふうに
利用するとは。まったく。
うん。


でも、やっぱり牽制が聞かないっていうのはやっかいだ。
こっちは体が覚えちゃってるかな。無駄だと思ってもついつい要所要所で
牽制をいれちゃうし。
戦いのみする人形。
七花、人形を叩くだけ。
人形殺法。。。。

そこ他はだいたいとがめが予想した通りだな。
当然だ。そなたの姉ほどでなくともわたしだって見る目があるのだ。
外側から見れば、それがどういう動きをするのかどういう動きが可能なのかが
見切れるとも。


これで大体、びよりごうの動きがわかるはずだ。
これを把握するまで、今夜は寝かさずぞ。
ああ。
会えて言うなら、わたしはみきるでも、みぬくでもない。そなたを信じ、
ただ見守るしかない。


信じているぞ。七花!

だったら、俺は、

《いいか、七花。俺は刀だ。そして、お前もまた刀だ。刀は切れなければ
 意味はない。まずはそのことを第一に考えろ。
 お目はただ鋭き刀であればいい。俺がそうであったように》
《どういう意味?》
《そのうち、わかる。》

今ならオヤジの言葉の意味がわかる。
刀になるとは、気持ちを持つな!考えるな!感じるなって意味だ!


とがめ。びよりごうは、ちょっと前の俺と同じだ。覚悟。決意もなく。
なにもしてないで、正義の心もなくただとがめにいわれるまま、刀集めをしていた
俺だ!

七花。

だから、真庭忍の蝙蝠もめいさいもさぎも刀を集めるためになんのためらいもなく
斬った。意志を持たない刀のままだった。俺は姉ちゃんに勝つことが出来なかった。

ただ、しきざきに命じられるまま何百年も命令のままに攻撃するこいつは、ちょっと

前の俺と同じ。
俺。こんなふうに。こんな機械人形みたいに戦っていたんだ。きっとみんな、
ちっとも楽しくなかっただろうなあ。

「人間認識」

あ。俺には、お前が刀にしか見えないけど、びよりごう。お前は俺を人間と
いってくれるんだな。

戦う人形。スタミナに問題かあ。七花。

とがめ。俺もとがめを信じて、その命令に従う。この身が折れようと。
俺は。。。

人形、刀を落として。飛行形態を取る。・・・スカイネット!?

なんだ。

飛んでねらってくる人形。

おい、まじかよ。
まさか。ここまで、とがめの予想どおりだなんて。

見ればわかる。人形は、人間と違って、素直だ。

。。。飛んでいるよ。人形が。日本の今のロボットよりもすごーい。

かわす七花。

とがめをねらう人形
とがめ!
御姫様だっこで逃げる七花。
とがめ。俺もとがめを信じているぞ。命令に従うのも俺の意志でだ。例えこの身が
折れようとも。俺はとがめを守る。こころにそう決めたぜ!
・・・殺し文句!
なにを今さらいっておる。・・・顔が赤いとがめ。

にげる2人。

とがめにいわれたからでない。俺が人として、人の心でそう決めたんだ。
あ。・・・とがめ。ポっとする。
俺は、刀だが。同時に魂をもつ人間なんだから。
あ、七花。

。。。飛んでいる人形
   とがめ、目がかわる。

そろそろだな。
あ?

やれやれ随分とかかってしまったようだが。ようやく燃料切れか。

。。。制止する人形。羽根がとまって、落ちる。それを受け止めに走る七花
・・・ナイスキャッチ

はあ。思ったより、軽いなあ。
え?
人形の目に涙が。。。。
あ。ああ。
。。。雨が降り出した、それの錯覚。・・・やるねえ。

。。。傘を持ってくるとがめ。用意万端。曇っていたんだね。



え?あのたまにひなたぼっこするために立ち止まっていたのは、燃料補給だったのか
そういうことだ。
とがめ。最初からそれを。まあ。どうして、これが動いているかという素朴な
疑問を解消したところから、策をねったまでのこと。問題は。
うん?
びよりごうの燃料とそなたの体力とどっちが早く底をつくかだった。
ううん。でもう。俺の体力が勝つって勝算があったのか。ああ、勝つと思えば、
運命はそうなるとかいうつもりだろう。
違うなあ。
え?
運命は自分でいいはるものだ!
う~ん!?
わたしは、そなたを信じているからなと言ったであろう。
ものは言い様だ。
えへ。
さて、今のうちに手足を取り外しておかないとなあ。いつ何時。
なんかかわいそうだなあ。
ばかか。そなたは。人形に感情移入してどうする?人の顔をしていても。
これは、あくまでも完成形へんたい刀の一本だ。微刀・釵なのだぞ。
まあ。
あ?
刀に対する感情移入なら、わたしが言っていいことではないか。
うん。
けっこうかわいらしい顔をしているんだなあ。しきざきききの趣味なのか?
東風吹かば、におい起こせよ梅の花 主なしとて はるをわするるな。
作り手も死に、主もないまま、数百年物間、あのふようこうを守り続けたこの人形
には、確かにねぎらいの言葉の一つくらいかけてもいいのかしれぬな。
敵ながら、あっぱれだ。
ああ。そうだ。さっきのもう一回言ってみろ。
え?
俺は、とがめを信じてってやつ。
いいよ。もう。
いってみろって!
いやだ!いいて。
だから、いいって!


とがめ、刀を否定姫に送って、自分らは?工房探し。
否定姫とエモン左右衛門の会話。おかしな2人。
七花だけにやらせているのね。まったく人使いが荒いわね。
工房になにか情報があると思っているのかしらと。エモン左右衛門。刀の真偽を
確かめるつもりかという。
刀のことを話す否定姫。
姫、真庭忍軍が邪魔。あんた、さあ。ちゃっと真庭鳳凰を暗殺してきなさいよ。



穴掘り人の七花。
なにかを掘り当てる。
小さな箱。ずっしり重い。開けて観るか?
箱なぞ、今は関係ない。工房を探るのが先だ。
。。。暑いので日傘の下に退散するとがめ。
そんなものを捨てておけ。
うん?ううん。
。。。ぽいとほる。七花。金が出てくる。
・・・ああ、それだけあったら、いい宿に。関係ないか。

<魂もなく。ただ主の命に忠実にあった人形との戦いで。
 人の心の意味を知った人間刀鑢七花。
 奇策師とがめとの刀集めの旅もいよいよ佳境に入ったところで。。。>
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刀語 第7話  悪刀・鐚 の感想 [刀語]

鑢七実、死霊山で悪刀・鐚を奪う。最強の刀の彼女。
刀の使い方を見て知る。足止めをする老女を足蹴する。
目立つ場所で七花を待っていようと。
・・・こわい姉ちゃん。女って怖い?これが本性。

七実、幽霊を呼び出す。これは父?母?あなたは楽に死ぬこともできず生きることも
出来ず。死霊山の降霊術。ただの記憶じゃないと。
刀の聖地で坊さんをあっけなく殺す。
降霊術。。。消えろといって消滅する。
あなたたちに言われるまでもないのよ。そんなこと。


退治している七花と七実。
えもんざえもんととがめ。
七花、何故戦わないといけない?自分も成長したという七花。
あまいことを言っている七花。ゆるくなったのね。まったく。とがめに預けたから?
すなおに刀をわたしてくれば。
剣士と剣士が向かい合っているのよ。戦わない理由があるの?
姉ちゃんは剣士じゃないだろう。そうかもしれないわ。わたしは、刀では、
あなたもそうでないのかしら。
あなたに戦う理由がいるから刀を見つけて来てあげたんじゃない。
刀がほしければ、わたしを倒すしかない。とてもわかりやすい方程式でしょ。
父さんの育て方をいう姉。

合図をとがめに言わせる。

戦いが始まってあたらない七花の攻撃。早すぎる2人の動き。
姉は、真剣勝負なにですが、ひさしぶりに教育してあげましょうと。
七花の間違いを指摘する。自分の目をことをいう。一度見たことを自分の力にする
・・・うん?伝説の勇者の伝説の目と同じ?
どんな技もどんな動きもどんな弱点も。

ただ見ているだけで虚刀流の技を身に付けている。そんなことがありうるのか?
いや、現に七花は翻弄されいるではないか。

離れる七花。
ひらりと降り立つ七実。

七花、最終奥義を繰り出す。
はあ。現時点でも半年目と変わらずあなたは、わたしよりもずっと弱い。

吹き飛ばされた七花。びっくりもの。
なにをしたと。放り投げたのよ。
馬鹿なこというなよ。

蝦夷の粉雪のこと。怪力を知らないはずはないと。

そう、七実は、いてぞら一族の村を葬った。
大人の怪力を会得している。見るだけで手にいれる。
死霊山の壊滅。村の壊滅。
どうして、壊滅させる必要があった?ねえさんがそんなことをしたので粉雪は
変わったことをいうようになったわね。七花。・・・人間味がない姉。
人間を雑草扱い。。。。雑草は、かんりょうだあ。
草むしりはあたしの趣味なのよ。それとも、七花、刀が切る相手を選ぶというの。
とがめさん、あなたに七花を預けたのは失敗だったのもしれませんね。
筋違い、あたしの刀をどうするかはわたしがどう使おうと勝手だ。そうではないか。
その通りですねえ。確かに筋違いの逆恨みでした。

ここまで切るまでそれなりの死線をくぐりぬけていると七実。
これまでの八つ裂きにしたものたちのことをいう姉。
いろんな人達と戦ったわ。その全てを吸収したわ。この目でね。
七花はビックリする。
あなたの最終奥義なら一度見れば十分。弱点は一度自分で使ってみるまで
わからなかったけどね。
え?
やっぱり気づいていなかったのね。よかったわね。
七花、これまでの相手がよわかって。こんな明白な弱点を誰も気づかなかったのね。
弱点ってなんだよ。
それをあなたに教えてあげるためにあたしは島を出て来たのに、不抜けたあなたを
見て、気が変わったわ。教えてあげるものですか。
安心しなさい。あなたに対して、真剣勝負だなんて、大人げなかったわ。
今のあなたは、わたしと立ち会う資格さえない。あなたを相手にするには、
この小指一本で十分よ。

思い上がるのも大概にしろ!

七実、虚刀流を使って、連携技。打撃技混成接続。
吹き飛ばされる七花。

ああとえもんざえもんととがめ。

姉は、足で七花を踏みつける。
ちなみに忍法足軽応用編。打撃からすべて重みを除いておいたわ。
わたしが、そのきだったら、あなたは、272回死んでいる。
どうしたの。七花、言いたいことがあればいっておいていいわよ。
なにが小指一本しか使わないだよ。
それは、あなたが聞き違いしたのよ。わたしはこの小指一本以外をすべてで十分と
いったのよ。
ふうん。姉ちゃん。今のどういうことだよ。
はい。
どぼけるな!あんな技、姉ちゃんの体力で繰り出せるわけないだろう。

七実の唯一に弱点は、体がよわいこと。体力、持久力がないこと。

はあ、まだ話してなかったわね。こういうことよ。
ああ。
七実の胸に刀が刺さっている。

なんだと。
姉さん。
そう取り乱さないでください。これが悪刀・鐚の正しい使いかたよ。
雷をうけたこのくないを体の中央に差し込むことによって、あたしの病は強制的に
癒される。
無理矢理人体を活性化させるそれが悪刀・鐚。

そう、悪刀・七美というべきでしょう。
わたしには、もう弱点も死角もありません。顔をあらって出直してきなさい。

唖然とする3人。

。。。なんでかここまで来たいきさつが語られる。
   蝦夷からの移動のこと。そして、土佐に。
   待っていた、そうだえもんざえもん。
   へんな会話をするえもんざえもん。
   下手人のいるところを教える彼。隠れず、剣士の聖地清涼寺に居座っている。

   なんかゲーム調で描かれるバカな状態。ラスボスを倒して、寺に居座る
   鑢七実
   ビックリする七花ととがめ。

そして、寺での対戦。負けてしまった七花。


尾張
変態姫。えもんざえもん、帰ってくる。噂はすべてほんとうだったと。
七実、虚刀流の姉は化け物。


まにわ忍軍の方に情報が。虚刀流の姉のこと。すべて彼女。全日本最強鑢七実。


尾張の姫、いてぞら一族の全滅!はなから化け物だったということ。
はあ。みるのはけっさくだけど、こっちまでまきぞいをくるのは敵わないわねと。
なーに、この計算違い、虚刀流を表に引っ張り出したのはいいけど、ついでに
とんでもないものまで引っ張り出してきちゃったわけか。
実際の所どうだった。七花君のほうにもすこしは勝ち目があるのかしら。
ありません。


まったくもて錆白兵どころの話ではないなあ。
護憲寺もいまごろは彼女の制圧下でしょ。
あの奇策師はどうするのか?奇策だろうと、本物の天才相手に通用しないだろうに
奇策師は戦うものではありませんが、なにかいい手を考えるかもしれません。
というより、僕たちとしてはそう願うしかないでしょう。
鑢七実に立ち向かえるものは鳳凰様を含めても1人もいないかと。
うふふふ。はっきりというではないか。しかし、お主の言うとおりだな。
真庭忍軍頭領が今は4人だ。さすが、これ以上あぶない橋は渡れない。
化け物退治は、奇策師に頼る訳か。


冗談じゃないわねよね。ちなみにあんたなた、鑢七実相手にどう戦う。
戦いません。
なるほど、それでも戦わなければならない状況におちいったらどうする?
時間を稼ぎますね。あなたが逃げられる時間を。
はなまる。でも、鑢七実が悪刀・鐚を所有している時点で無視できないわよね。
ところで元気だった。あの女。
はい。偶然をよそおって何回か蹴られました。
子供みたいなまねをするわね。


七実。胸の所を気にする。
食事をすすめるが、いらないと。
かまわないの今の自分にはひつようないことですもの。


寺の悲惨さ。ふさわしい天才が君臨するか。戦うことを人生の目的とする聖地と
しては、確かに今のありさまのほうがただしく。鑢七花によって、聖地はより
聖地らしさを獲得したものをいえるが。しかし。
死屍累々。


自分の考えがあまかったと七花。
昔の事を思い出す。勝てるはずがないのに。


七実ととがめ、兄弟での戦いはみたくないのでな。
刀を渡してくれる条件はないのかな。
おやさしいのですね。あなたは。
うらみごとではないでですけど。あなたがそうも七花を人間扱いしてくれるとは
思いませんでしたよ。
島でのことをいう七実。鋭い刀がさびた刀みたい。、
さびか。
いっそ、わたしが折ってあげるべきかしら。
ぶそうなこというでない。
なにをいうのですか?ぶっそうきわまりない。殺しあいをすると言うのに。
真剣勝負は避けられぬか。
避ける理由がないのですよ。


とがめにカツをいれられる七花。足蹴にされる。
動揺する七花。
こい、再教育だ。
七実の方が強いことをどうして隠していたと。
それは、俺がとがめの刀になりたかったからだよ。


・・・・・

すこしはとがれきたようね。けれどまだぬるいかしら。
あつくもなければ、冷えてもない。

これから繰り出すのは姉ちゃんが初めて見ることになる七花八裂だ。
一週間前見ないにはかわせない。
そうかもね。
ねえ。七花、あなた、父さんを殺したときのことを憶えてるかしら。
そりゃ、憶えてるけど。
あの時のお礼をまだ言ってなかったわね。でも、べつに感謝にしているわけでも
ないのよ。だから、今もいうつもりはない。
あたしは、あのとき父さんに殺されてもよかったんだから。殺されてもよかった。
生きていてもしょうがないんだから。
姉ちゃん。それは。
だから、ちゃんとあたしを殺してね。とがめさん。そういうことですから。
はやく合図をお願いします。
これが最後の会話になるかもしれないだぞ。
うふ、この期に及んでまだそんなことを。それとも時間をかせいでいるのですか?
あなたの奇策には時間が掛かるとか。
わかった。わかった。好きなだけ殺し合え。この刀兄弟。
・・・カウンダウン。
いざ尋常に。はじめ!

ロウソクがはかったように消える。

あっ。そういうことか。なにがいざ尋常にだ!本当にほれぞれする策。
300本のロウソクがまったく同時刻に燃え尽き同時に消える。
気の遠くなる計算と仕込みだった。
どうだ。みげいこやぶれたりだ。・・・見えないとコピーできない。

おお。いくぜ。姉ちゃん、虚刀流最終奥義

隙が多いりゅうごくかこう、ならば、それを一撃目にすれば、
それさえ決まれば、七花の混成いや、強制接続技が完成する。七花八裂改。
うたれる七実。
うわあっ。

ロウソクに火をつけるとがめ。
やったか?

七実が倒れている。

七花。

七花は、姉の胸から刀を抜き取る。
とがめ、これ。。。。なげわたす。
あ。ああ。
布でおおって取る刀。

七実はどうなったんだ。死んだのか?
いや。あんまり勝ったってかんじじゃないな。半分以上とがめの奇策のおかげみたい
なものだ。
うん。
医者を呼んでくれるか。
ああ。わかった。悪刀・鐚なしでは、七実の命はあぶないのであろうなあ。
。。。七実動き出す
ああ。目をそらすな。まさかとは思うが、
う?
ああ。
あ。
どうやら、わたしの考えがあまかったようね。
姉ちゃん、動いちゃだめだ。
悪刀・鐚なんて。そんなインチキな刀で自分の強さを調整して。
生命力を活性化させることで沈静化させ、見稽古だなんていって、他人の強さを
まとうことですこしでも弱くなろうとするなんて。
強さを沈静だと!
姉ちゃん、
より弱くあるために他人の技を見取ってきただと。
あたしが。あたしが、あまかったわ。すこしでも長きしようだなんて。
そんな有様で真剣勝負だなんて。ぬるかったのはわたしのほうね。わたしは、
まだ生きているわ。早く殺して頂戴。
姉ちゃん。
さあ。
やめろ!こんなことになんの意味がある。

七実、七花に寄っていく。

すでに悪刀・鐚は収集した。もう終わったのだ。
そなた達がこれ以上戦う理由はない。

うるさい!
。。。とがめに使う七実。
うわああ。

七実の髪をきれいに切って、短くしてしまう。
あ。ああ。ああ。

灯りを落とすとがめ。それが髪の毛にうつって燃え上がる。
なにを。

次はもちろん首を落とすわ。

とがめの髪を。
よかったわね。戦う理由が出来たじゃない。
許さないぞ。たとえ、姉ちゃんでも。
髪の長い女が好みだったの?そういうところも父さんによく似ているわね。
はっきり言って不愉快だわ。だから、草のようにむしるのではなく。
花のように散らしてあげる。

まわりに火が回る。

やってみろ!但しその頃には、姉ちゃんは八つ裂きになっているだろうけどな。
やっと全力で戦ってくれるのね。

兄姉で対決する。
早い攻撃。

刀。


姉ちゃん!
(七花。あたしの弟。やっとあたしを殺してくれる)
姉ちゃん。
(う)
あ。 泣いている七花。
虚刀流最終奥義。七花八裂改
(あたしの体が、あたしの全力に耐えれるわけがないの。
 わかりきっていたいことだ。だから、これまで他人の技を見取ってきたの。
 か弱くあるために。すこしでも長生きするために。)
姉ちゃん!
(ああ。そういうこと。)
姉ちゃん。
(刀が、刀を使おうとするとこうなってしまうのか。)
七花、七実の胸を貫く。
虚刀流たんぽぽ
(なんだ。父さん。わたしもやっぱり虚刀流なんじゃない。褒めてあげる。七花。
 よくぞ、よくぞ、)
ああ。
よくもわたしを殺したわね。
(あれ?かんじゃったかな?)
七実を抱きとめる七花。

それを見ているとがめ。
(虚刀流は刀を使わない流派ではない。決して、刀を使えない流派なのだ。)


船着き場。
ちがめと七花。
七実は殺されたかったのだな。どうして、こんな意味のない戦いに身を投じ、
七花をも巻き込もうとするのかと思ったが、なんのことはない。
それだけだったのだ。殺されたいと願ったのだ。
姉ちゃんが最強だけど。最強過ぎて、やっぱり戦える体でないんだよ。その弱い体は
天才過ぎるせいなんだ。俺はそう思う。
七花八裂の弱点云々なぞ口実にすぎん。ただ、七実はそなたに殺してほしかったんだ
人として、当たり前に死にたかったんだ。
それでも、俺は姉ちゃんを殺したくなかったよ。オヤジにも。
あ。
姉ちゃんは、オヤジにも殺してほしいと思っていたのかな?
本人が言っていたとおりだ。殺されてもいいだよ。許容と希望は違うものだよ。
しかし、そなたが父を愛していたように、七実も父を愛していたのだろう。
それでも俺は。


船で帰る。
触っていいか?
すきにするがよい。この髪好きの変態め。
七花、とがめの髪をなぜる。
ああ。くすぐったい。
姉ちゃんは、髪切るのうまいんだよな。
確かに。
しかし、これで。俺もとがめと同じ天涯孤独の身の上となかったなあ。
天涯孤独?ばかなことをいうでない!そなた、いったい何時の話をしておるのだ!
うん。
わたしには、そなたがおるし。そなたには、わたしがいるであろう。
うふ。
ああ。今笑いおったなあ。笑ってあろう。
笑ったわけじゃねえけど、はずかしくねえか。そんなセリフ。
だまれ!チェリオ!

<こうして、ようやく2人いよいよやがり将軍家のお膝元尾張へと出発しました。
 残る刀は後5本。2人の旅のおわりが少しづつ近づいておりました。
 。。。。>
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刀語 第6話  双刀・鎚 の感想 [刀語]

蝦夷の国。何処ですかここは。なんか変な絵。北極?
雪山を登っているつがめと七花がおどり山にのぼっている。

雪もそごいが、風がすごいから膝までしかつもらない。そんな地方はありません。
いてぞら一族に会いに行く2人。言いたい放題のとがめ。
いてぞら一族は、出雲のダイダラボッチらしい。
なんにもしらないとがめ。奇策師なのに何も知らない。
チェリオも言えない寒さ。。。。えっと北海道ってそんな場所じゃ。そりゃあ
               変人はいると思うけど。伊波さんとか、相馬さん

尾張 終わり
否定姫屋敷
復権した姫。エモン左右衛門から報告を。
おどり山が災害地域に指定された理由。豪雪地帯。でなくていてぞら一族に対して
発せられたもの。


とがめ、七花。自分が死んだらととがめ。おとめとっくなとがめ。無理なことを
いいだす。チェリオを伝えろと間違ったことを。
本当のしあわせを語る乙女チックなとがめ。 場違いな女。変なこを言い出す。
おんぶされているアホ女。
七花、自分の体の変化に気づく。倒れてしまう七花。凍傷。。。鈍い!?
だめだ。寝たら死ぬぞととがめ。目を閉じる七花。
七花、どうすれば。どうすれば。

あのう。
ああ。
大丈夫ですか?
いきますよ。ちびっ子に運ばれる2人。怪力のちびっ子。
いてぞらこなゆきに助けられた。


そのとき、まにわ忍軍すべてが里に集まって話し合い。6人のみに。
狂犬は、伝染病でうつるのだった。
とがめとの同盟を話す。
ペンギン。しれい山のことをいう。すでに奪われた刀。
狂犬、勝手に動く。気配がない。情に厚い狂犬が動いた。
同盟は一ヶ月を経ずして崩壊する。鳳凰とカワウソがいく。

狂犬、勝手なスタンドプレー。
・・・いるよね。こういうの。


いてぞらこなゆきに名前を聞かれる2人。とがめと七花。
何かの縁。一族の村まで案内してもらえるか。村は全滅したと。
刀?なに?
双刀・鎚は、知らないと。そんなのものを使わないと。
族長の長男が使っていたか?
双刀・鎚を取ってきましょうかとこなゆき。うちっちらには簡単と。
取ってくるって。くれるのかなと七花。
とがめ、交渉次第かなと。
七花がこなゆきを案ずるのを聞いて、とがめ、こなゆきと戦えるか?
問題ないと。
一族が滅んだことを不思議に思う七花。山頂にある村。雪崩なんておきない。


山頂に花をささげるこなゆき。
さびしくて泣き出す。


とがめ、チェストの言葉のことを再確認。
他にはないだろうな知っているのに黙っていること。
えっとなくはない。
あるのか。えい、この際全部言っておけ。
・先代当主を俺はこの手で殺している。
・とがめが先の大乱の首謀者奥州の顔役飛騨たかひとの娘であること。
父のことをしって、それでもわたしのことを。。。顔を赤くするとがめ。
乙女になる。
そんなの照れ隠しだ。
対して状況はかわらぬ。よくなったほうだというとがめ。
わたしが命令する。その二つの件、わたし以外の誰にも話すことを禁ずる。
わかった。
鎚 。。。12本を集めたあとはどうする?とがめはどうする。刀の俺はどうする?
今日ほど驚かれている日はないな。
そうか。虚刀流という刀の所有をわたしに問うか?わたしにとって、復讐の対象と
なるそなたの処遇を。さて。どうしたものか。・・・・
今はまだ確定した一つの答えを持ちたくないという。
七花。あっ。
。。。もう寝ている七花。
そなた先にねるのか! まったくわたしより先に寝るのも今日が初めてだな。
おやすみ。七花。
。。。寝てなかったたぬきの七花。


帰ってくるこなゆき。ふたりを驚かす。こどもだね。
刀を持って帰ってくる。
そうは見えないととがめ、
こなゆき、但し書きにはそうと 双刀・鎚
とってみる七花。重くて持てない。
あ。これが、鎚だ。
っておい。
なるほど鎚はこの世でもっとも重い刀なのだな。
そしていてぞら一族とは、この世でもっとも力の強い一族。力自慢のそなたでも
びくともしないのだかた。
。。。軽々と持ち上げてふるまわすこなゆき。
どうりでおまえが怪力なわけだ。
いやあ。うちっち、力持ちでないですよ。力比べ大会ではいっつもビリでしたからね
大人とは、もちろん比べものになりませんからね。
同い年のなかでも一番かよわかったです。
かよわい?
そうだ、言い忘れてましたが。但し書きによるとこの刀。簡単にあげてはいけない
ものらしいです。
なに?
どうしてもほしいっていう地表人が現れたときには、その刀でもって資格を
調べないといけないんですって。
。。。わらうこなゆき。歯抜けだよ。

七花と対戦するこなゆき。
でたらめな攻撃をするこなゆき。素人。
斬ってはいけない。でないと双刀・鎚を尾張までこなゆきに運んでもらないと。
行動がよめないこなゆきの動き。技をつかうが効かないこなゆき。
速度で決めようとするが、こなゆきは軽々と刀を振り回して、軌道を自由自在に
操ってしまう。
右腕の刀を避けるが、こなゆきの怪力で骨が折れる七花。
勝負を止めるとがめ。
<粉雪との対戦で鑢七花に初めての黒星が刻まれたのでした。>


*************

あの跡は狂犬がやってきて、こなゆきにあっけなくこづかれる。
七花達を見て。
術でこなゆきを残留思念で体に憑依して奪ってしまう。
狂犬と戦う七花。素人でない狂犬が双刀・鎚を使うが。
経験を積まれた武術家の動きなので、動きが予測できる七花。
・・・あほな展開。本末転倒。
あけえなく狂犬の本体と思われる入れ墨を攻撃して、退治する。
粉雪は無事。
とがめ、こなゆきの嘘を見抜いていた。1人で寂しい身の上。
返さないように、嘘をついて引き留めていたと。


遅れてやってきた。
まにわ忍軍の鳳凰とカワウソ。謝る。
鳳凰。休戦を反故にされたくないので、自分たちの有利なことを失うことで
継続を望む。カワウソを自らの手で殺す。
その前にカワウソ、いてぞら一族のことでなにかを知りかけていた。
それでもまだだめかと鳳凰。それなら、もう一方の腕。でだめなら戦うかと。
あっけなく部下を殺す鳳凰に、とがめ、もういいと。休戦を。。。
鳳凰、告げる。次に収拾する刀はもう違うものによって奪われたと。
・・・七実が奪ったらしい。
四国に行っていると。

次回に姉殺しをしてしまうらしい。


こなゆきに尾張に双刀・鎚を届けさせることを約束させ、その後は出雲のあの神社に
いけと。出雲は、おまえの子孫と関係のある地。
七花、心残り。心変わりかととがめ。ぼけている?あの負けはカウントされないと
それでもというなら、刀集めをした跡に再度こなゆきにいぞめばいいだろうと。
心変わりにこだわるとがめ。
タグ:双刀・鎚
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刀語 第5話  賊刀・鎧 の感想 [刀語]

尾張、ひてい姫?女王様。不機嫌。とがめのことを聞く。七花のことを知って。
薩摩に寄って、賊刀・鎧。いい気になっているという。
顔がみえない御姫様。おかしなぼんぼり。なんか最後に変な顔。

海賊が統治する漁村。
そこでの決闘は、娯楽。
鎧を着た剣士?
刀と鎧で、刀が折れる。
鎧武者が今回のターゲット。あの鎧が賊刀・鎧。

宿に、温泉に泊まるとがめと七花。
混浴。なんともおもわない七花。
・・・姉でなれている?それとも体に興味がない。
3つの約束、最後の約束を守ってもらえてよかったと。

近くによって酒をのめとがめ。酒癖がわるい。
なんともおもわない七花。女として見ていない。
じっくりといやらしく。見る機会ができたと。でも、気にしていない七花。
なんか迫っているような。女の色気をなんともかんじない。

七花、愛のために戦っている。毎日惚れ直していると。
いっしょに温泉にはいってもなにもないようだなととがめ。ままごとの2人。
七花を立ち上がってさせて、七花の体を見る、なんともおもわない七花。
  ・・・なにも変化がないことを確認したのか?
さて、上がって、仕事の話しだ。
・・・ううん、期待薄。


温泉宿の浴衣姿。見せびらかす。なんともおもわない七花。がっかり。
賊刀・鎧のことを説明するとがめ。攻撃より、防御を主体とした刀。
勝つ方法
1.海に突き落とす。   悪魔
2.熱で責める。     あ・く・ま
3.鎧をぬいでいるところをねらう。  人前で脱がない男。
とがめ、七花にマッサージ?足で踏んで踏んで。
頭とか軽く踏んでくれてもいい感じかも、
M女のとがめ。
自分より大きな方と戦う方法?


賊刀・鎧の方からやってくる、予想外。
ご用。あぜくらは、とがめと七花のことをよく知っている。
目的を知って、直接に。覚悟。
日本最強にこだわるあぜくら。海賊は、幕府に恭順はしないと。
勝てば、次は何処に行くんだと。
いい話を持ってきた。
きこうでないか。
虚刀流、俺と決闘しろと
仮にあんたが、俺に勝てたなら、この賊刀・鎧がくれてやるよ。だれにも手出しは
させねえ。
条件は。決闘は闘技場でする。私闘は禁じている。
商売でするなら、問題はない。それに勝ってもまけても人が集まる。
地方の活性に一躍かってくれと。
なんかかんがえるとがめ。
勝った場合は、わかった。
負けた時は 。。。俺が勝った場合は、とがめ。あんたをもらい受けたい。
そうか。そうであろう。は!刀がいらんのか!
刀?そんなものには興味はねえ。この一本があれば十分だ。俺はそんなものより
とがめがほしい。
うわあ~。
一目惚れだ。俺のおんなになれ。


勝っても負けても損はない。そいつの後釜になるわけだ。
言い寄られるとがめ。


七花。鎧どおしの技を見せる。実験台はとがめ。
鏡が割れる。決めた場所に損傷を与える技。
衝撃を与えて、カンで殴っている。不確かなことでやったのかと怒るとがめ。
死んだら、どうする? それは、考えてなかった。
そうとわかれば、強力なんてしなかったわ。七花、帯を変えるぞ
きゃあ!・・・これは、よくある。ごぶたいなこと、
コマのようにまわるとがめ。ちびっ子だけに
いや、なんか意地悪したっくって。
なんか嫉妬しているのか七花。
昨日のことはどう思っていた。思っていたことをいうとがめ。
七花、足を蹴飛ばして転かす。
なに、すんじゃあ。
いや、なんだろう?なんだか、とがめに意地悪したくなる。
・・・嫉妬するとこうなる?
あぜくらのことでこだわる七花。
正直にいうとがめ、幕府より海賊団の情報網のほうが役に立つ、
とがめの髪をつかんで、ひっぱる七花。
だから、なにすんじゃあ。
わからん。手が勝手に。
わたしの髪に気安くさわるな。
それは、今さらってかんじだが。

愛で動くものは信用できるんだろう。
う。そなたはでかい図体をして子供みたいなことを
う、なんだよ。どういう意味だよ。
えっと。なああ。そなたはどうおもうわけなのだ。
仮にあいつが、そなたのかわりに用心棒となったら。
その場合、俺はどうなるんだ?
決闘の勝負いかん。死んでいればそれまで、生きていれば、七実のいる島に変える
それはなんだかいやだな。
いやか。
でも、そうだな。その方がとがめの刀あつめが順調に進むっていうんだったら、
足を踏むとがめ。
・・・そこは、いってほしくない。あんたら、ガキですか?
あしのゆびをふむなんて。
そなたの私に対する執着とはそんなものか!いいか、七花、わたしはなあ。
手紙が渡されてくる。
すてきな人からと。・・・実はきれいなかっこうをした変態です。


まにわ忍軍の鳳凰。とがめと七花に取引をする。
左腕を自ら切り落として、話を聞けと。話を聞くだけで腕一本。
同盟を組まないか?。。。一時休戦ということでおちつく、
なにわ忍群も半分になっている。・・・少ないね。
全部はいらない。逆方向から集めることにしないか。
とがめから次の刀のことを
同盟成立かな。一時休戦だ。
陸奥のしれいざん
出羽のてんどう
それに蝦夷
そこに刀があるらしいと語る鳳凰
なぜ、それをわたしに?
奇策師がこちらの一方的な要求をのんでくれた感謝の印だよ。
<なにを企んでいる?>
尾張でひてい姫が動き始めているようだ。
なっ。
動揺するとがめ。礼を言う、だが、刀探しにはちあった際には躊躇なくして
わたしの刀が襲いかかるぞ。
委細承知。では、いずれ。
そうそう、あと一つだけ。
チェリオのことでいう鳳凰。やっとわかったと鳳凰。あれは、チェストが正しい。
なあと、とがめ
チェリオは異国の言葉でさようならという言葉だ。
顔が下から真っ赤になるとがめ・・・アホです。
否定するとがめ。わたしは、バカでない・・・いいや、アホですね。
はずかしくない。はずかしいやつでない。
勘違いなんていない。勘違いしているのはあいつのほうだ。
・・・ギャグ走りしてます。
ギャフン。
七花には、そこまでのことかと言われる。
とがめ、七花にいうが。
ごまかすとがめ。
七花、じゃあ。とがめさんはそのなことを言っていたんですか?
忘れろ。忘れろ。
そんなこと言われても。
そなたも恥ずかしくないのか?
何回も言っていた自分。
別れの言葉を言いながら、殴っていたんだろうてな。ここ薩摩にきて、連発。
バカがだバカだとおもって放っておかれたのだぞ。
そんな屈辱もあるものか。
いや、わかるけどさ。それでどうして俺も恥ずかしいと思わないといけないんだ。
口にするのはわたしだけだったというだけで、そなただってしらなかったのだろう。
七花も知っていた。チェリオがさようならということ。
バカの上塗りのとがめ
・・・アホですね。


わにわ忍群の鳳凰、海賊を呼び出したが、まがぬけた。
あっさりと、雑魚(しゃみんとう)は殺す。

賊の頭に戦いの申し入れを受けて立つことが知らされる。

琉球 ・・・今の沖縄。いつもどこかの属国
昔を思い出すあぜくら。
妹のことを、思い出す。自分は殺されずに、海賊船に拉致されて、雑用係。
鎧を磨くことに。
5年後。鎧を着ることになって、過去を忘れてなかった。昔の仇を討つ。
あの女、いやなことを思い出させてくれるぜ。


闘技場での果たし合い。
七花の鎧どおし、どこまで通用するか?

タイマンをする。
警告するあぜくら。降参もありだぜ。

戦いの前にとがめ、むちゃなことを注文する。殺さずに勝って見せろ。
<むちゃをいう。とがめは、まさか俺がまけてもいいと思っているのか?>
おい。余所見するんじゃねえよ。いな、俺の女をみてんじゃねえよ。
その様子じゃ降参はしてくれそうにないか。
まあいいさ、ちょっとは盛り上げてくれよ。
日本一の剣士を倒したその技を見せてくれや。
いわれなくても、見せてやる。ただし、その頃には、あんたは、八つ裂きになって
いるだろうけどな。
<一撃で決める。>

いざ尋常に勝負

早業で、鎧どおしをして、でも効かないあぜくらには。
なんだ。それは?
突撃するあぜくれ。かわす七花。

どうしたあ。
どうして動ける?完璧に決まったはずなのに。
ああ。おまえ、ひょっとして鎧どおしを使ったのか。へえ、虚刀流にもあるんだ。
そういう技。賊刀・鎧も舐められたものだ。悪いが、この鎧は、鎧どおしを
とおさねえ。
ああ。
もう手つまりかあ。

ちょこまか逃げ回るのが得意と見えるなあ。
なんど鎧どおしを使っても効かない。
横行際の悪さもこの上ないな。虚刀流。
そんなのが、俺の前任者だと思うとがっかりだぜ。それで日本最強を名乗ろうなって
ずうずうしいにもほどがある。
いいから、もう覚悟を決めて、鎧の餌食になれ!

<覚悟?覚悟ってなんだ。
・・・そうりだいじんにはないもの
 刀としてあぜくらの優秀ならば、むしろ勝ちを譲るべきなのか?
 このままおとなしく覚悟を決めて>

とがめ ばか~。
とがめ
なにを勝手に諦めようとしておるのだ。わたしは、そんなことを許可したか!
憶えはないぞ。わたしは、勝てと言ったのだ。聞いてなかったのか。このたわけ!
いいか、七花。私はなあ。惚れた女に素顔をさらせん男なんかにこの身を
任せるつもりなんて、さらさらない。ともに温泉にはいれんような男と旅路を
歩んで、いったいなにが楽しいと言うんだ。そんな男が信用できるか。
・・・なんとも感じない男でもいいの?
とがめ
虚刀流の我がたった一つ通じなかったからどうした。虚刀流がつかないからなんだ。
鎧なんてなくても、そなたには20年間鍛え続けたハガネのような肉体があるでは
ないか。そなたが。わたしに惚れているというのなら、
力尽くでわたしを守って見せろ。
きわめて了解。

虚刀流一の構えすずらん。
<俺としたところが、自分の単純さを見失っていたぜ。
 最近はごちゃごちゃ考えすぎていた。考えなしもそりゃ悪いが。
 考え過ぎもよくねえや。>
来いよ。ふられ。俺としちゃ、不本意だが。十分盛り上がったろう。
調子に乗りな。俺は海賊だ。欲しいものがあれば、あらゆる邪魔者を排除して
略奪するだけだ。
奪いたけば、奪えばいい。だけど、ぞの賊刀は、守るための刀じゃねのかよ。
ううん。
守るものがあるものは強いんだぜ。・・・こう様。1人は強い。
最終奥義 刀賊・鴎
・・・体当たりですか?
七花
そのまま受ける七花。
<体が大きければ強い。けれど、大きいほうが強いってことじゃねえ。>
とがめ、見ている。
七花、かぜくらを鎧ごと持ち上げる。
・・・手足をばたばた、カブトムシのように動くが身動きができない鎧男。
それでよい。そなたは、すこし虚刀流に頼りすぎだあ。20年間それしか知らな
かったから。しかたないが、
しかし、そなたにはそれしかないって言うわけではない。
こざかしい技を使わなくても、その鍛えた体だけで、十分強い。
け。小猿、このようなもの拳法でもなんでもねえ。
例を言わせてもらうぜ、あぜくらかなら。あんたのおかげでようやくわかった。
俺の存在、そのものがいながらにして、一本の日本刀だが。
それと同時に1人の人間でもあるってことがな。
だけど、あぜくら。ついでにもう一つ言わせてもらう。
七花、校倉を投げ飛ばす
俺の女に手を出すな!

判定師、ああ

とがめ、決着!
歓声があがる観客。


戦いが終わって、あぜくらの計らいで、舟で送ってもらえることに。

《とがめさんは、昔なくなった。船長の妹君ににていらっしゃるそうです。
 生きていれば、あなたぐらいの年齢になると船長がおっしゃってました。》
《ふん。あいつは?》
《ああ。大したケガじゃありません。すぐによくなりました。》
《ふん。見送りには来ないか。》

まあ、なるようになるだろう。虚刀流を使わずともそなたは十分に強いように。
賊刀・鎧がなくとも、あぜくらかならは十分に強い。
まあ、これまでずっと姿を隠していたあぜくらにしてみれば、その中身を人前に
さらすのはちょっとばかし度胸がいるだろうけどなあ。
見ておけばよかったのに。
ふった相手に希望を持たせるほどわたしもこくではない。
むしろ、そうそうに立ち去るのが礼儀だと思っておる。
そういうものか。
それより、先日から気になっていることがあるが。
なんだ?
なぜ。チェリオが間違いだと知っておったのだ。
いや、普通にオヤジから聞いてただけ。あんたが、あまりにも堂々と言うから、
俺の記憶違いかなと思っていたんだけど。
そうか。チェリオ! 腹を叩くとがめ  あっ。ふん。
<そうか。チェリオで押し通すことにしたのか。>
・・・バカも通せば、意味をなす?


ナレーション
しばらくして、2人は舟の進路に驚くことになります。
それは、とがめにそでにされたあぜくらの心ばかりの意趣替えし
実はこの舟は。尾張行きでなく、ぐるりと日本海をまわり、絶対凍土蝦夷に向かう
ための舟だったのです。
・・・絶対凍土。そんなこと言ったら、北海道のものに怒られるぞ。
   まあ。野蛮の地であったことは、そうであったが。
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刀語 第4話  薄刀・針 の感想 [刀語]

つっこみどころありすぎ。
七花の戦いが見れなかったよ!七実がメインかよ!
七実がどう切り返したか細かいとこは、ぼやかしている。
か弱く見えるがそれは見た目だけ。

七花、日本最強の剣士・錆白兵と決闘することになるがが、
実際の戦いが。。。見れなかったよ!!
題名のようなことで、なにがあったかわからん。
巌流島で決闘したという場所から煙が、なにをしたんだよ。

幕府のところにいった帰りにとがめの着替えを手伝う七花、
とがめの弱い部分(鎖骨)を優しくさわってしまって、身もだえるとがめ。
。。。あほですか?


かわって、まにわ忍軍のかまきり、ちょうちょう、みつばちが七実を
人質にするために襲来する。
チョウチョウが海上を走って、2人を上にかついでいる。
・・・それは、忍術か?科学的にむりむり。
蝶のように舞って、ハチのようにさして、カマキリのように殺す?
でなくて、返り討ちにあってしまうまにわ忍者達。
実は、七花より武芸の素質があって強い姉七実。見たことは、憶えてしまう。
う~ん。ポディティブゼロ?
七実には、構えがない。・・・これは、雲のジューザか。次の動作が予想不能。
最初あっけなくかまきりに仕留められたとおもったが、ふたをあければ、
かまきりがとらわれの身に、拷問の方法をしらないので、こまっている七実。
冷静に対処している。どうしましょうか。
七花の昔の爪を舐めるクセのことを話す。。。。それでなま爪をはいで、直す。
質問に答えないので、どう死にたいですか?
隙を見て、カマキリ、忍術を。。。
あっさりかわされて、とどめをさされるカマキリ。
仲間がやられたことを受け入れられない残った2人。
チョウチョウ、2番手で、また同じ。七実、敵の動きを見て、憶えてしまう
とんでも能力に翻弄される。捕まって、拷問?仲間は何人?殺してしまう。
最後のミツバチ、まきびしで、毒に体を。。。七実、芝居を打つ。
もともと死にかけていて病弱、その程度の毒ぐらいなんでもない。
またも、敵の技を思えて、コラボで攻撃する。
まにわ忍軍のことをうらやましく思う。修行で時間がかかったのでしょうね。
でも、わたしは、。。。簡単に憶えられるの。
父にも疎まれて、最強には教えられないと、封じされた七実。化け物です。
隠れて、父と七花の修行をみて、技を憶えてしまった。恐るべし。
・・・忍軍の情報収集も、たいしたことない。
ミツバチに、毒で死にたい?それとも刀でしにたい。刀と答える忍者。・・・

戦いが、終わって。七実、七花の最終奥義に欠点があるわね。教えなきゃ。
それとまだ、あれから3本しか集めてないのかしらと。
わたしも、混ぜてもらおうかしら。

七花の戦いは、すでに終わっていて、巌流島はなんだか変な様子。煙が。
なんで、2人が団子としるこを喰らっているのをみないといけないんだよ。
なんか、あれこれ話しているけど。後の反省会かあ!!

仮の最強の剣士の名を手にいれる七花。七花、姉と錆どっちがつよいかな。
俺が前に姉と戦った時には、姉には勝てなかったなあ。
・・・最強は、七実だ。

さあ、早かったので、次の場所へ。薩摩(ど田舎)にいこうかといっている。
・・・今も辺境だよ。西日本は、兵庫の須磨までだね。街は。
   以西は過疎化が進むだろうね。東はしらない。もともとあづまだから。
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刀語 第3話  千刀・鎩 の感想 [刀語]

本当に千本かよ。それでも刀の一つなんだよね。
七花も言っていた、一本でもニンジン。違うだろう。ぼけているだろう
最初の1本目は、すごい輝きを持っていた魂がこもっていて、
きれいだったね。


出雲に向かう七花ととがめ。
いつものごとくごねるとがめ、神社の階段がしんどいといって、
おんぶだめ、かたぐるまもだめ、それではと御姫様だっこで上に連れて
行く。・・・これはこれで、すごい傲慢だけど
上で待っていた敦賀迷彩。顔を真っ赤にするとがめ。

この神社は、こころに傷を負った女がくる何とか神社。
下界から隔離されるかのようになっている駆け込み寺?神社でしょう?
そして、こころの薬として刀を持たせるが、帰って依存して毒に。
気にする敦賀迷彩、でも自分ではどうしようもなく。
彼女もまた心に傷を負ったもの。

とがめと交渉する敦賀迷彩。
千刀の最初の1本目を探し出すことができれば、戦ってあげて、
勝てば、差し上げよう。負ければ、持っている2本を出し出せ。
それで、女を2人助けられる。

巫女姿で探し出すとがめ。
その姿をみてなんともおもわない七花。それに怒るとがめ。
う~ん、昔の話なのに、そんなものないよ。

刀捜しとは別に敦賀迷彩は七花と出合って、女達を手伝ったことに
お礼をする。そして、巧妙に戦意をなくさせようとこころみるが、
人間味がない野生児の七花には、すべて無駄。

千刀が、敦賀迷彩を選んだように、俺(七花)はとがめを選んだと。
・・・ほんとなら、恥ずかしい言葉。人間味がないので無味。

まにわ忍軍、かっこよく出てくるが、
派手な割りには、敦賀迷彩にあっさりやられる、前回と同じ結末。
たんなる脇役。物語のスパイス。
・・・どこかの弱小しゅうきょうがらみのセイトウみたい


最初の一本を探し出して、戦う2人。
敦賀迷彩と七花。敦賀迷彩、千刀流の護身術と千刀で、七花の戦意を
無くさせようとする。降参もありだぞ。森の中に引きずりこむ、
そこら中につけられている刀。
あるものならなんでも使って戦う護身術。

敦賀迷彩は、自分の過去を語り出す。そうれは、何時でも死んでも
いいものがするもだろうに、死ぬ気だね。
なんのために戦えばいいかわかなくなる。それで、この神社にくるが
神主を殺して、その末期の言葉を聞いて、部下の43人を殺して
神社に残る。

話いてる間。七花、よく考える。わけのわからないことを思い出す。
狩りの罠を仕掛けたときのこと、姉がかかってしまったバカな話。
・・・あんたは、バカでしょう。
それなら、とがめのいる場所には警戒して
置いてないはずと、元の場所に走って戻る七花。
そのころ、とがめは、報告のために彼らを追うつもりが早くてどこかわ

からない。これでは困ると。
とがめのいるところまで、帰って、ここならないだろうと。
でも敦賀迷彩は、千刀の最初の1本目を出して、七花と戦う。
その前に、お願いをする。末期も言葉か?
最初から言っておきたかったこと。
私が死んだときには、こうして欲しいと
でも、戦って勝つつもりだという。

敦賀迷彩の千刀流と七花の虚刀流が戦う。
七花前回と同じ決めセリフをいう。
そして勝ったのは、やっぱり七花。

勝った後、七花、今回は、はっきりとみれたろう。
とがめ、敦賀迷彩の願いをきくことにすると
七花、もし俺がやられたらそどうしていた。
動揺するとがめ。でも、そんなことは絶対にないとあってはならぬと
いう彼女。おまえは、私のものだからな。


次回 薄刀・針
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