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のだめカンタービレ フィナーレ #10 Leçon 10 [のだめカンタービレ]

のだめ、もう終わったと。
もう、できないと、。さらりと失踪してしまう。
もういいよね、神様。・・・なにを進行しているの?

あたふたとのだめを捜しまくる3者。
オクレールは、後は、彼女が決めるだけだねと。
もうちょっとだったのに、シュトレーゼマンに
。。。あなたほんとに悪魔だねと

のだめ、さすらって、帰って来ようとするが、
寝過ごして、行きすて、金なしで、ホテルの物置で止まる。
そんな裏技が。さすが絶滅危惧種。どこでも生きていける。
さびしくて、千秋先輩を呼んでいる。

思い詰めた千秋。間違ったことをしたのではないかと

こっそりと帰ってくるのだめ。
みんなかたの声にうんざりで。
のだめ、人生ゲームを展開。そして選ぶもじゃもじゃコース。
自分の好きなく曲を奏で出す。

のだめが帰ってきたと喜ぶみんあ。
なぜか。のだめは、みんなのことばに上の空。
自分のすきな曲を弾くばかり、

黒木は、のだめが帰ってきたことを千秋に報告する。
その千秋、プロポーズを受けることを決心する。

ついにクライマックスへ。

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(学生)見た?ネットの動画サイト。
(学生)あれってうちの学校の生徒らしいよ。
(学生)俺知ってる。西洋音楽史の授業で一緒だった。

動画流れているシュトレーゼマンとのだめ
(ターニャ・フランク)のだめ?
(ターニャ)何。このシュトレーゼマン?ひい~っ!
(フランク)もしもし? ユンロン。
(ユンロン)本当だ!
のだめ。いつの間にロンドンでデビューなんて。
しかも、巨匠とコンチェルト!
(黒木)いや 知らなかった。
ちあき千秋君が シュトレーゼマンの弟子だってことは知ってたけど。


東京
(峰)ホントだ!
(清良)のだめちゃん?
(峰)すげえ!何じゃこりゃあ?
(清良)あっ。もしもし。真澄ちゃん?
(真澄)ギャ~ッ!何このひょっとこバカ娘?何で わたしに黙って?

(俊彦)見てる? 父さん。そう。その動画サイト。
ノ ダ メnodameで検索。
会議中にのだめの動画サイトを出すバカ大人。
(竹彦)出た~っ!

(洋子)何なん? これ。
(静代)犯人、姑じゃなかったと?うめこ最近の『梅子サスペンス』
はあんまりようなかね。


学校にて
(マジノ)先生。これ。なぜ あの子が こんなことに?病気なんて言っ

て…。
(オクレール)シュトレーゼマン…。
♪~



(エリーゼ)はい。シュトレーゼマン音楽事務所です。
ええ。のだめのことはこちらで。
(オリバー)いえ。のだめは二十歳ではありません。ええ。はい。
(エリーゼ)ホホホホ…。 朝から問い合わせがじゃんじゃん。
のだめを出せとな。んっ?
   ・・・死に体ののだめ
あんた!当然うちの事務所に入るわよね?
当たり前よね? こっちはデビューさせてやったんだから。
さあ、契約書にサインしてちょうだい。馬車馬のように働かせてあげる

から。
メグミ ノダっと。
まあ。彼氏と違って素直ないい子ね。ホホホホ…。
頭をなぜている。そののだめは、まるで人形
(オリバー)いいのか それで…。
(エリーゼ)さて。それじゃあどうしようかしら?
インタビューの依頼も幾つか来てるけど。
この子はうかつにしゃべらせたらバカがバレちゃうし。逆効果よね。
だったら、しばらく謎の少女ってことにして。
フランツの次の公演にも出演させましょう。
それで駄目押ししてスター街道へ。
いいわね。タコ娘。もう1回 コンチェルトを世界にぶちかますのよ!
・・・ああ、のだめが、あのナウシカの巨人兵。
(のだめ)ああ…。
(エリーゼ)って…。
何?ちょっと のだめ?聞いて

ふってみるとからんからんと音が鳴る。

(エリーゼ)え~ まさか…。
巨人兵が、くずれていく。
(エリーゼ)《うわっ…》
(エリーゼ)抜け殻?
あっ。あのね。あなたは素晴らしいデビューを飾ったの。
世間も注目しようとしているし。
これは大きなチャンスなのよ。プロとしてやっていけるかどうかは
この後しだいなの。って、聞いてる?

のだめ、シュトレーゼマンとのコンチェルトを思い出す。

(エリーゼ)鉄は熱いうちに打てって言うでしょ?
早いうちに次の公演をやらないと。
(のだめ)できない…。
(エリーゼ)はい?
(のだめ)弾けない…。あんなの、もう弾けないです…。
(エリーゼ)なっ…。

携帯がなる。
(エリーゼ)はい。ええ、そうです。のだめ事務所です。ああ、取材で

すか

のだめの携帯に電話
(のだめ)うっ…。
でないのだめ。千秋からの。
部屋を出て行くのだめ。


携帯を切る千秋。
(ヴィエラ)はい。20分休憩。真一、ちょっとディノの所へ。んっ?
(ジャン)ここんとこずっとあんな感じですよ。千秋。
いきなりロンドン行ったかと思えば。すぐ帰ってきて。
ああやってもんもんと。
(ヴェエラ)どうした。女か?
それが、秘密だって言うんですけど結構面白い話で。
(ヴィエラ)「狂気の夜 連れてこられた絶滅危惧種 野田 恵」
ほう。
(ジャン)千秋の彼女は、パリのコンセルヴァトワールの学生で日本か

らの付き合いらしいんですけどね
その子にいきなりプロポーズされて。
その後彼女が行方不明になって…。

(千秋)《やっぱり もう元には戻れないんだろうか?》


(シュトレーゼマン)えっ?のだめちゃん いなくなった?
(エリーゼ)はい。ちょっと目を離したすきに。
携帯と荷物は置いてあるんで。帰ってくるとは思うんですけど。
(シュトレーゼマン)けど。何?
(エリーゼ)もう弾けないってあの子。
引退する金メダリストみたいなこと言っちゃって。
(シュトレーゼマン)えっ…。
(オリバー)あ~。駄目です。
財布とパスポートの入ったバッグは持っていったみたいです。
(エリーゼ)チッ!抜け殻のくせに。
(シュトレーゼマン)ああ…。
呆然とするシュトレーゼマン、いいおもちゃが。


エジプトにて
酒場にて
(のだめ)親父。いつもの。
(マスター)お代わりって言いな。お嬢ちゃん。
ここに来るの初めてだろ?
(のだめ)うっ…。
(マスター)まったく。女の子が1人でこんな所に。
どっから来たの?お父さんとお母さんは?
(のだめ)ムキ~ッ!のだめ。子供じゃないですよ!
この国の人間はいちいち人を子供扱いして!
(マスター)ハハハハ…。分かってる。分かってる。
ツーリストだろ?日本人?一人旅なの?
(のだめ)『ぶ・ら・り 途中下車の旅』ですよ。
(マスター)途中ねえ。エジプトにぶらり…。
じゃあ。最終的にはどこに行くつもりなの?
(のだめ)最終…。

(のだめ)先輩の所へ行くはずだったのに…。
(マスター)はい?
(のだめ)違う人と行ってしまったんです。
(マスター)えっ!もう行ったの?じゃあ、今帰り?
ひとりさそがれるのだめ。


オクレール、ホテルに入る。
(ボーイ)いらっしゃいませ。ご宿泊のお客さまですか?
(オクレール)うん。よろしく。

(エリーゼ)どこに行くんですか。勝手に!
(シュトレーゼマン)ちょっと、たばこを買いに。
(エリーゼ)たばこは、やめたでしょうが。
のだめは、オリバーに捕獲させますから
あなたは、ベルギーに行って次の公演に備えてください!
(シュトレーゼマン)んっ…。でも…。

(オクレール)フランツ。
(シュトレーゼマン)あっ…。
(オクレール)お久しぶり。共演して以来だから20年ぶりくらいです

かね。
(シュトレーゼマン)シャルル・オクレール…。
わたしより年下だったのに。激しく老けて…。
(オクレール)今も年下です。あなたは本当に相変わらずですね。
(シュトレーゼマン)今日は、なぜここに?まさかわたしに会いに?
(オクレール)はあ?コンクールの審査で来たんですけど…。
(シュトレーゼマン)あっ。コンクール。
(オクレール)それより、先日はわたしの生徒に大変なことをしてくれ

たそうで。
(シュトレーゼマン)えっ?
(オクレール)野田 恵のことです。
(シュトレーゼマン)あっ。あなたがのだめちゃんの師匠でしたか。
いや。いや。あれくらい礼には及びません。
(オクレール)ハァ…。誰が礼なんて。まったく何てことをしてくれた

んですか。
あの子はあと少しで本当のピアニストになれたかもしれないのに。
(シュトレーゼマン)本当のって?
(オクレール)音楽と共に生きる覚悟を決めることです。
何があっても。あの子は音楽は好きでも基本的にこの業界が嫌いです。
しかも、彼と共演するという小さな目的のためにここまでやってきた。
それでも、少しずつ本当の喜びや楽しさを多くの作曲家や曲の中から見

いだすことが
できるようになっていたのに。
(シュトレーゼマン)だから、わたしだって日本からのだめちゃんを
ずっと見てきて。そして最近の成長著しいのだめちゃんを目の当たりに


あとはわたしが舞台に乗せてあげればいいんじゃないかと…。
すてきな親心みたいなもので…。
(オクレール)何がすてきですか!
(シュトレーゼマン)えっ…でも、公演は大成功で。
のだめちゃんだって最高のデビューを…。
でも、恵はいなくなったんでしょ?
(シュトレーゼマン)うっ…。
(オクレール)やっぱりあなたは悪魔だ。
1人だけ艶々しちゃって。
(シュトレーゼマン)ウフ…。
・・・若者から生気をすいとるシュトレーゼマン
(オクレール)ハァ…。まったく余計なことをしてくれて。
(シュトレーゼマン)シャルちゃん。僕はどうしたらいいのかな?
(オクレール)どうもしなくていいです。これが最後。
あの子に自分で決めてもらいます。
わたしは、それを待つだけです。
(エリーゼ)どっちが年上?
(シュトレーゼマン)うっ…。


(美華)同室ね。美華よ。よろしく。
(のだめ)よろしくです。
(美華)外に食料買い出しに行くけど。一緒に行く?
(のだめ)はい。

(男性)んっ?君。のだめだろ?
(のだめ)はっ、はひ?
(美華)んっ?
(男性)見たよ。ネットで流れてるの。
シュトレーゼマンとの協奏曲すごかった。
まさかエジプトで会えるなんて。
(美華)何?この人。有名人?
(男性)今、超話題だよ。ネットで。今度はエジプトで公演かい?
(のだめ)いえ。ちょっと旅行で…。
(男性)僕は、シュトレーゼマンのファンだったから
今まで色々聴いてきたけど
君のコンチェルトほど感動した演奏はなかったよ。
あのショパン第2楽章なんか胸が締め付けられて、涙が出てきてって。
あっ。思い出しただけで。涙出てきた。
(のだめ)あ~。
(男)ごめん。
ホントに生で聴いてたらどうなっていたかな?ハハハハ…。
とにかく君の自由奔放さったら、初めはびっくりしたけどさ。
あれこそ19世紀の息吹を感じたというか…。


買い出しで
(美華)びっくりしたな。あなた有名なピアニストだったなんて。
(のだめ)そんな有名なんて…。
(美華)でも、こんな所にまでファンがいたんだから。すごいよ。
人をあんなふうに感動させられるなんて。わたしも何か感動しちゃった

な。

(のだめ)そうですよ。のだめ。ちゃんとやったもん。
ちゃんと正面から向き合ったもん。

(のだめ)だから、もういいでしょ?
神様…。

エジプトの空を見上げるのだめ。


(千秋)もしもし?
(エリーゼ)真一君。のだめでしゅ。愛してましゅ~。
(千秋)何のまねだ。エリーゼ。
(千秋)なんで、あんたがその携帯を?
(エリーゼ)のだめ。そっちに行ってないわよね?
(千秋)えっ?はい。来てないですけど。
(エリーゼ)そう、やっぱり、参ったわ。どこ行っちゃったのかしら
      パリにも いないみたいだし。
(千秋)あいつ、どうかしたんですか?
(エリーゼ)消えちゃったのよ。
「あたち もう弾けない」とか言って…。
 ・・・エリーゼ、デザートバカ食い。
(千秋)はあ?

(千秋)《弾けない?》
(エリーゼ)まあ、あの子のことだから、命に別条はないだろうけ
何か分かったら連絡して。それじゃあ。

電話が切れる。

(千秋)
《弾けないって何だよ?ちゃんと結果を出したのに》
《あんなすごい演奏した後で。弾けないって何だよ?》
《前から予測不能なやつだったけど。
 俺が見失わなければいいって思ってたのに》
《今、すっかり見失ってる…》

(シュトレーゼマン)残念…。
どうやらここにもいないようですね。


列車に乗っているのだめ
(寝息)
目がさめる。
(のだめ)んっ?
パリもうすぐかな。
(アナウンス)次はブリュッセルに到着します。
(のだめ)ベッ。ベルギー?

のだめ計画。寝過ごしてしまう、
・・・すべておじゃん。

ブリュッセルについたのだめ、パリへの電車を聞くが。

(駅員)パリ行きの最終便は出ちゃったよ。
(のだめ)ガ~ッ…。
ホテルに泊まるお金なんて
もう…ない…。



ポテトの山を前に
(シュトレーゼマン)なぜ、もっとしっかりつかまえておかないんです

か。
(千秋)それを、あなたが言いますか?
(シュトレーゼマン)まあ。千秋が避けられてるっていうのは
この場合あれです。
僕と1度やったら最高に気持ち良くて。
いまさら千秋となんかしたくないということですね…。
ふきだす千秋
(せき)
それとも浮気現場でも見られましたか?
(千秋)何の話ですか!
(シュトレーゼマン)同じこと。同じこと。
(シュトレーゼマン)でも 「もう弾けない」はよくある話です。
普通はしばらくたつと切り替えられます。
(千秋)あっ…。
(シュトレーゼマン)でも、たまにいつまでたっても切り替えられない

人もいます。
満足したからもういいと。
(千秋)えっ?
《あいつって、早く満足して終わらせたがってる気がする》
《そうだ。あいつは切り替えたくないのか?》
《満足できれば、俺とのコンチェルトでなくてもよかったのか?》
俺 振られたのか?
(シュトレーゼマン)もし、僕がのだめちゃんなら、千秋のことなど忘

れて
もう一度僕の所に来ます。
(千秋)あいつは、あなたとは違う。


のだめの今晩の無賃宿
(支配人)いや馬小屋はないですけど。
いいですよ。
一晩だけなら物置でよければ無料で。

(のだめ)ハァ…。何か、落ち着く部屋ですね。
そうだ。昼間残したサンドイッチ。
それをたべるのだめ。

夜にねていると
(おなかの下る音)うっ…。
おなかが痛いかもしれない…。
かゆいかもしれない…。
ダニかもしれない…。
(蚊の羽音)
蚊も飛んでるかもしれない…。
うう… うっ…。
ハァ。ハァ。ハァ…。
シャツのにおいを嗅いでいるのだめ
(すすり泣き)ううう。

先輩…。
千秋先輩…。
うっ… 先輩…。
(すすり泣き)


(フランク)それでどうだった?卒業試験。
(ターニャ)大丈夫だ。と思う。たぶん…。
(フランク)おめでとう。
(ユンロン)まだ早いよ。ぬか喜びかもしれないよ。
(ターニャ)うっさいわね!取りあえず。終わった。終わった。
(黒木)よかったよ。ターニャの試験が終わってくれて…。
(3人)んっ?
(カトリーヌ)ハ~イ。久しぶりのカトリーヌです。
(セルジュ)おっす。おら、セルジュ。
(フランク)ああ。マルレ団員の子供?
(ターニャ)お人よし。
(黒木)だって、ベビーシッターの都合がつかないから
どうしても今日だけって。
(ターニャ)何で1人増えてんのよ。バッカじゃないの。
1人じゃ面倒見きれないくせに。
(黒木)すっ。すいません。

その後で変えてくるのだめ。
ふろしきに荷物をかついで。

のだめ、留守電話を聞く

℡(のだめのアナウンス)「ただ今のだめは外出中です」
「ご用の方はメッセージをお願いします」
℡(佳孝のメッセージ)「姉ちゃんマジでデビューしたと?」
「動画で見たけどあれはプロのオケね」
「あん じいちゃん。誰?」
℡(洋子のメッセージ)「何ば言いよっとか。
よっくんプロに決まっとろうが」
℡(喜三郎のメッセージ)「デビューっちいうとは、レコード出らんと

か?」
℡(佳孝のメッセージ)「今どきレコードっち」
℡(辰男のメッセージ)「恵、お金はちゃんともらわれたとね?」
℡(喜三郎のメッセージ)「世界デビューこがちゅうたら。
古賀先生、以来の大川市民栄誉賞もんじゃなかろうか? んっ?」
℡(辰男のメッセージ)「気の早か!ちゅうか。厚かましいばい!」
℡(洋子のメッセージ)「あっ。ばあちゃんばあちゃん。ほら、恵ばい


℡(静代のメッセージ)「よかと?あっ。あ~。めぐちゃん
えらい舞台でピアノば弾けてよかったやんね」
「ばあちゃんも見たかった」
「一遍でよかけんばあちゃんも。パリに行ってから。パリコレばね…」
ピー ・・・留守電おわり。
(のだめ)う~…。
♪~
のだめ、すごろくが出てくる。・・・うん。魔法か?
日本コース
プロコース
学校コース
もじゃもじゃコース
・・・あっははは。
♪~
選択をする
♪~


ターニャ達
♪(ピアノの演奏)
(ターニャ)お待たせ。
♪(ピアノの演奏)
(カトリーヌ)あっ。ピアノだ。
(ターニャ)えっ? 誰が弾いてるの?
♪「もっ もっ…」
(一同)のだめ!?


♪「もじゃ。もじゃもじゃみちゃん」
♪「もじゃもじゃ森のもじゃもじゃ3丁目」
♪「今日も元気にもじゃみちゃん。おはよう」
部屋にはいってくるターニャ達。
(ターニャ)のだめ!
(黒木)恵ちゃん。
(フランク)あっ…。
(ユンロン)スターさま。
(のだめ)あっ…。
(ターニャ)笑ってんじゃないわよ!何で黙って休学?
(フランク)ひどいよ。のだめ。黙ってデビューなんて。
言ってくれればロンドンまで行ったのに。
(ユンロン)まあ。まあ。何にせよ。よかったよ。
帰国するまでにサインしてもらいたくて。ピアノ教室に飾ります。
(ターニャ)何が 「まあ まあ」だ!
・・・けりをユンロンにいれるターニャ。ナイス。
(フランク)のだめ。これから、どうするの?プロ活動?学校も…。
千秋とマダム征子ものだめのこと捜してたよ。
ちゃんと連絡した?何で誰にも何も言ってないの?オクレール先生は?
(のだめ)あっ…。
(カトリーヌ)のだめちゃん。遊びましょう。
(のだめ)カトリン。何して遊びましょうか?
(カトリーヌ)ピアノ弾いて。さっきの曲。
♪(『もじゃもじゃ組曲』の演奏)
♪~
♪「もっ。もっ。もじゃ もじゃもじゃみちゃん」
♪「もじゃもじゃ森のもじゃもじゃ3丁目」
♪「元気に出そう。いい音出そう。ドレミファ プププ。わ~」
(ターニャ)何なの? 帰ってくるなりあの態度。
わたしたちは無視?
(ユンロン)まあ。まあ。ケンカしない。
サインもこれからですし。
(フランク)変だよね。目も合わさないし。
ちゃんとデビューの話を聞きたいのに。


(黒木)「恵ちゃんパリのアパルトマンに帰ってきてるよ。元気そうで

す」
動画を見る千秋
♪「元気に出そういい音 出そう…」
(千秋)
《本当は、何度も思ったことがある》
《あいつにとっては、日本にいる人生の方が幸せだったんじゃないかっ

て》
《苦しみもがく音を聴くたびに…》
《いまさらかもしれないけど、あいつはもう忘れてるかもしれないけど
 あいつのプロポーズを受けよう…》
♪~



次回

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のだめカンタービレ フィナーレ #9 Leçon 9 [のだめカンタービレ]

のだめ、いきなり。失踪。
そして、シュトレーゼマンとピアノコンチェルト

それを知った千秋、ロンドンにのだめを聞きに行く。

ふてくれされて舞台に出て行くのだめ。ぶっふくれ面。

のだめ、シュトレーゼマンの指揮を振り回す演奏ぶり。
千秋、やっぱりのだめだと。人を引きつける。
しかし、昔とは違って、破綻していない。
オクレールの指導のたまもの?

リハとは、違うことで振り回されるシュトレーゼマン、
なんとか無事に演奏を指揮して、どっと疲れる。
・・・自業自得。

のだめは、千秋とは会わない。会いたくない。やっぱり・・・
。。。何しに来たの?それとも顔を見せたくないだけ?

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(リュカ)のだめが休み?
(デュマ)そう。さっき本人から連絡があって病気で休むって。
(リュカ)病気!?
(デュマ)原因不明の大したことない病気って。何かしらね?
まあ、心配することないみたいだけど。
(リュカ)あぁぁ。のだめ…。

(ターニャ)のだめが病欠?そうなの?知らなかった。
(リュカ)のだめ。電話にも出ないし。昨日もおとといも授業を休んだんだ。
きっとすごい病気だよ!
(フランク)でも、先生には連絡してきたんでしょ?
そんなに心配しなくても。
(ターニャ)帰ったら、様子見に行くから。
(リュカ)今ごろ1人で倒れてたらどうすんのさ!
(ターニャ)どうするって言われても…。


下宿先にて
(ノック)
(ユンロン)のだめいないみたいだけど。
(ターニャ)えっ。ほんとう?
(ユンロン)たぶん。返事もないし 人の気配もないし。
ムッシュのとこは?

(長田)のだめ?いや見てないけど。
(ユンロン)やっぱり 。サボりじゃないの?
(長田)どうせ。行く所は1つだろ。

ていうわけで、彼氏?の千秋。プロポーズを蹴ってます。
(千秋)のだめ?いませんけど。つうか。俺は、今 イタリアで。
(長田)なんだ。真一と 一緒じゃないのか。
(千秋)ええ。
(長田)じゃあ。のだめは、どこ行ったんだ。
学校を3日も休んでるらしいんだけど。
(千秋)はあ?
《3日って。あの日からか》
・・・あなたのせいです。


千秋、のだめに携帯に電話をかけると
(のだめのアナウンス)
「ボンジュール。メグミ ノダのメッセージボックスです」
「メッセージを お残し…」


千秋、日本に電話をかける。
(峰)のだめ?いや。来てないけど。って。あいつ、今、日本なの?
(千秋)あっ。いや、そうじゃなくて
何か聞いてないか?ちょっと居場所が分からなくて。
(峰)のだめが行方不明!?
(清良)嘘?
(千秋)そんな 大げさなものじゃなく…。
(龍見)のだめちゃんがどうしたって?
(清良)千秋君 ケンカでもした?
(千秋)もういい!
・・・おそるべし、女のカン


千秋、のだめの実家に電話する。
(洋子)恵?あん子、この間の母の日も父の日も連絡なかとよ。
恵がどげんかしたと?
(千秋)あっ、いえ。
この間はノリをたくさんありがとうございました。
コンブもお米もおいしかったです。
(洋子)ばい。千秋君。
(辰男)何か?千秋君か?電話、俺にも代わらんか。
(辰男)元気しとったか。息子よ。
(洋子)ことしのバカンス。帰ってこんね。
・・・もういいと千秋


お釜に電話をかける千秋。
(真澄)千秋さま。何でわたしには連絡くれないんですか?
わたし、のだめとはチャット仲間ですのよ。
(千秋)えっ。そうなの?
じゃあ。あいつから何か聞いている?
(真澄)えっ?
ええ。2週間前ですけど。
どのお話のことがいいかしら。
こっちのファミレスで今やってるフェアのメニュー会議とか
好きな四字熟語とか
ことしのオケツ占いでみる恋愛運と彼のケツでみる総合運とか…。
(千秋)もういい。
(真澄)えっ…。
《誰も知らない。 学校休んで家にもいなくて。電話にも出ない》
《どこで何やってるんだ。のだめ》


(オクレール)そうですか病気の連絡がありましたか。
(マジノ)はい。来週も来られないって。
(オクレール)大したことない病気で来週もね…。
(マジノ)あの子。ちゃんと試験受けますよね?
せっかく試験が終わったら、コンクールの準備に掛かるところだったのに。
こんな大事な時期に何で…。
(オクレール)何でといったら、あれかな。
でもな…あれだとしたら、どうしてここに来ないんだ?
・・・のだめは、ファウストに捕まりました。



(シュトレーゼマン)お久しぶりです。
また、皆さんと仕事ができてとてもうれしい。73歳 独身です。
(笑い声)
(シュトレーゼマン)今日は、皆さんにピアノコンチェルトのソリストを紹介しましょう。
(コンマス)んっ?
(シュトレーゼマン)わたしが日本で見つけて以来4年寝かした。
メグミ ノダ。まだ、まったく無名ですけど
わたしがここで導火線に火を付けます。 ・・・のだめに導火線が。
皆さんも一緒に誘爆してください。 ・・・やる気なしののだめ?
(笑い声)
(バイオリン奏者)巨匠のあれか?  ・・・恋人?
(バイオリン奏者)でも 中学生じゃ…。
(バイオリン奏者)神童?
(バイオリン奏者)急にプログラムを変えてまで出すんだから
どうしようもないのじゃ困るだろ。
(バイオリン奏者)弾けば分かるよ。

♪(『ショパン ピアノ協奏曲第1番ホ短調 作品11』の演奏)
♪~
♪~
のだめ、聞いて待っている。出番を。
♪~
そして、ピアノを弾き出す。
それを聞いている奏者達。
♪~
弾くのが止まる。
(シュトレーゼマン)んっ?
(のだめ)ミルヒー。
のだめ。もっとがつんといきたくなったんで。
オケも、がつんときてください。
でも、ソロの前は緊張を。
空気、きりきり張り詰めてください。
オケの音聴いたら、気が変わりました。
打ち合わせと違うけどいいですか?
(シュトレーゼマン)フッ。はい。は~い。
(のだめ)返事は1回…。・・・えらそうな変態

♪(『ショパン ピアノ協奏曲第1番ホ短調 作品11』の演奏)
♪~
(のだめ)ミルヒー。ここはテンポ、もっと上げたいです。
(シュトレーゼマン)はい。はい。
♪~
(のだめ)ミルヒー もっと!
(シュトレーゼマン)はい。はい。
(のだめ)ミルヒー!
(シュトレーゼマン)合点!
バイオリン、ここは音量下げて。ピアノを前に。
♪~

千秋のことを思い出すのだめ。
《俺なんかまだまだ小さいことくらい分かってる》
《でも、だからこそ一つ一つ今は自分のオケの調和を探していくしかないんだ》
それを回想するのだめ。先輩のオケすごーい。

(のだめ)《調和》
《ハーモニー》

♪~

(エリーゼ)あの子。コンチェルトの経験ないって言ってたのに。
ずいぶんやってくれるじゃない。
(オリバー)はい。テクニックもすごいし。個性も強いけど。
ちゃんとオケの音聴けてるし分かってる。


その夜、シュトレーゼマン、エリーゼに話す。
(シュトレーゼマン)当然です。
のだめちゃんはずっと千秋のそばでオーケストラを見てきたからね。
(エリーゼ)えっ。千秋?
あっ。もしかして。あれ?
・・・いつもついてきていた小動物、隠れていて気づかなかった。
(シュトレーゼマン)Sオケマスコットガールの逆襲。
千秋を踏み台にして飛び立つときで~す。
若い力でわたしも一緒に高く飛びた~い。
今日は、夜遊びしてきます。
のだめちゃ~ん。ご飯行こう。
(エリーゼ)ああ


(千秋)野田 恵のプロフィル?
(エリーゼ)そう、本人に書かせたんだけど。
嘘とか詐称とかないか一応確認しとこうと思って。
(千秋)本人?
(エリーゼ)野田 恵。二十歳。東京出身。桃ヶ丘音大卒。
パリ コンセルヴァトワール首席 卒業。
受賞歴カレー南蛮コンクール 第1位。
スリーサイズ…。
88
56
87

(千秋)誰ですか?それ…。
(エリーゼ)やっぱ。スリーサイズは嘘よね。   プ
(千秋)全部 嘘だろ!
《シュトレーゼマンの所にいたのか》
(千秋)今、そっちはどこ?演奏旅行中ですよね?
何であいつのプロフィルを?
(エリーゼ)何でって。プログラムに載せるし。
どうせ取材にも対応しなきゃいけないし。分かってるでしょ?
(千秋)《プログラム?》
分かってないんですけど。俺。
(エリーゼ)ううん。
シュトレーゼマンのロンドン公演であの子がデビューするって聞いてない?
(千秋)《デビュー…》
(エリーゼ)あの子、千秋の彼女でしょう。
あんたが踏み台になって。
あの子のデビュー、ねじ込んだんじゃないの?



シュトレーゼマンの演奏の広告がいっぱい貼ってある。
(男性客)今日の公演。プログラムが突然変更になったらしいね。
(男性客)そう。そう。ネットで調べたらピアノ協奏曲が入ってたよ。
(男性客)へえ~。ピアノは誰?
(男性客)ノダメ グミだったかな。
(男性客)誰だ?それ。
(男性客)日本人でパリに留学中の学生らしい。コンクールの入賞歴もない無名のな。
(男性客)それが、いきなり巨匠と共演?
(男性客)たぶんすごい美人なんじゃないか?
(笑い声)
(女性客)シュトレーゼマンが見いだした天才ピアノ少女らしいわ。
(男性客)おお、絶世の美女だそうだぞ。
(千秋)《絶世の?》
(女性客)でも。子供なんでしょ?
(男性客)子供のサイズじゃないだろ。
(女性客)何なの?サイズって。
(千秋)《エリーゼ…》


携帯が鳴っている
(千秋)あっ。
(オリバー)会場、着きましたか?ホール入ってすぐ右の隅で待ってます。
(千秋)分かった。ありがとう。オリバー。
《イタリアからロンドンへの飛行機に。何も考えずに飛び乗ってた》
《のだめが、シュトレーゼマンと共演する》
《俺が聴かないで。誰が聴く》



(シュトレーゼマン)のだめちゃん行きましょう。
さあ、最高に楽しい音楽の時間です。
手を差し出すシュトレーゼマン。
うなづくのだめ、

(女性客)次は、いよいよのだめね。
(女性客)どんな演奏する子なのかしら。
(女性客)きっと。すごいのよ。シュトレーゼマンがいきなり連れてきたんだから。
(男性客)かなりの美女に違いない。
(男性客)だな。
(男性客)うん。
(千秋)《また それか》
《いくらシュトレーゼマンでも。ただの道楽でこんなことをするわけがない》
《この舞台に立とうというからには…》
・・・それがするんです。

(のだめ)《結婚してください!》

《逃げるのはやめたってことだよな?》
《それにしてもいきなりシュトレーゼマン》
《イギリスの一流オケ》
《あいつ。いったい何なんだ?》

(ざわめき)
(拍手)
(男性客たち)おっ…。

入ってくる格好に唖然とする、変なむくれ顔
(千秋)えっ…。
《何だ。あの顔?》
むくれているのだめの顔

(男性客)子供…。
(男性客)だよな。

シュトレーゼマンとのだめ、顔で合図をして、始まる。

♪(オーケストラの演奏)
♪~
《『ショパン ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 作品11』》
《この作品には、故郷ワルシャワへの告別と飛翔が込められているという》
♪~
《管弦楽のみで始まる重厚で力強い提示部》
《そして、甘く悲しい第1主題から、ホ長調 カンタービレの第2主題》
♪~
《ピアノが登場するまでのこの長く壮大なオーケストラの提示部を聴くと
 故郷をたとうとするショパンが、この曲に込めた気概を感じる》
♪~
♪~
♪~
♪~
(のだめ)あ
それをうかがうシュトレーゼマン
ビアのを弾きはじめる。
♪~
唖然とするシュトレーゼマン
♪~
(コンマス)《遅っ…》
(千秋)《なっ…》
♪~
(千秋)《何つう。独奏的な演奏》

(チェロ奏者)《いきなりリハのときとまったく違うテンポにするなんて》
(チェロ奏者)《これじゃまったく違う曲だ》
(フルート奏者)《でも。すごくいい》

♪~

(エリーゼ)《何?今の》
《あんたなら、どうにかできんでしょ的な態度》
《あの小娘、うちの巨匠をつかまえて》
《ホントどうすんのよこの異色のショパン》

♪~

(千秋)
《やっぱり、ここにきてものだめは。のだめだ》
《跳んだり、跳ねたり》
《それでも前みたいにはちゃめちゃじゃない》
《ちゃんと破綻しないよう分かってやってる》
《そして、一音一音の美しさ》
《こいつの音楽の強さが、あっという間に人を引き込んでいく》

♪~

《第2楽章 美しい月灯りの夜》
《楽しい無数の追憶》

千秋、思い出す母の言葉
(征子)《あの子はあなたの天使なんだから》

♪~

《母さんは、ああ言ってたけど。
 本当はあいつをこの舞台に連れてくるために
 神様が俺を日本に押しとどめていたんじゃないか?》

♪~

《天使は、俺か…》
・・・シュトレーゼマンは、悪魔?

♪~

《第3楽章 ポーランドの民族舞踊を基にした。高貴で華やかなロンド》
《繰り返される主題は、様々な装飾を施され次第に
 技術的な難所へと向かってゆく》

♪~

《さすが 巨匠》
《あの波乱の第1楽章からずっと顔色一つ変えず。
 彼女に寄り添い。われわれを導いていく》
《しかし…》

♪~

(コンマス)《それにしても…》

♪~

(コンマス)《すごい》

♪~

(コンマス)《技術的なことだけじゃなくて。彼女の。この音楽を…
共にしっかり作りあげたい》

♪~

♪~

演奏がみごとにおわる。

(大歓声)

驚いているのだめ
シュトレーゼマンが、のだめをエスコートする。
(のだめ)あっ…。
うわっ…。

(拍手・歓声)

握手する二人。

(拍手・歓声)

のだめ、観客に挨拶をする。


楽屋にて、のだめに振り回されたシュトレーゼマン
疲れている。
(シュトレーゼマン)あっ…。
ひい~…。死ぬかと思った…。
ひどいよ。のだめちゃん。

生きてて よかった…。 
・・・えっと。どういうこと?いい曲?それとも耐えれたこと?
(ノック)
(係員)マエストロ。時間です!
(シュトレーゼマン)うっ…。
(係員)まだ、コンサートは終わってませんよ!
(シュトレーゼマン)う~ん。ヤダ。もう!アイス食べたい!


(女性客)のだめ 。すごかったわ。


のだめを見に行く記者達。
(オリバー)ちょっと、すいません通してください…。
うわっ…。

(千秋)やっぱ。いいよ。オリバー。俺は、今日は。
(オリバー)何言ってんの。駄目だよ。一番に行かなきゃ。
ちゃんと会って、感想、言ってあげなよ。
のだめ 絶対 喜ぶから。

(のだめ)ハァ…。

(ノック)

(オリバー)のだめ。まだ着替えてるの?

中はばたばたの状態、ひっくりかえっているのだめ。

(のだめ)あっ…。

(オリバー)のだめ。千秋が来たよ。

(のだめ)はっ!
ああ…。

(オリバー)えっ?会えない?会いたくないって。

(オリバー)いいのか。千秋。ホテルとらなくて。
(千秋)あしたからオペラの舞台稽古始まるから、夜行で帰るよ。
(オリバー)そうか。


(男性客)あんな ショパン初めて聴いた。
(男性客)すごかったな。

(オリバー)千秋。
(千秋)あっ…。
(オリバー)彼女、すごい子だから、これからすごいことになるかもしれないよ。
(千秋)うん。

《もう元には戻れないような気がする…》
《何もかも…》

♪~




次回?

もう。もう。もじゃもじゃ。もじゃみ。
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のだめカンタービレ フィナーレ #8 Leçon 8 [のだめカンタービレ]

のだめ、千秋とルイの演奏にしてやられたと。
もう、わたしにはと、逃げに入るが、千秋にじぇけんにされる。

それで、もうどうしようにも。。。

そこにいけいるシュトレーゼマン
のだめを誘惑する。
おお。のだめ、ヨーダに背いて、闇黒面に悪魔と契約する?
なぜに魔法陣をさせるシュトレーゼマン先生。

最後にマイケル・ジャクソンかよ。

----------------------------------------------------------------

(拍手・歓声)

(リュカ)さあ。いよいよ。次はルイのコンチェルトだね。
(のだめ)大丈夫ですよ。
(リュカ)えっ?
(のだめ)きっと、千秋先輩とルイは、みんなが感服しちゃうようなすごくて
素晴らしい演奏をするんでしょうけど
のだめが、やりたいこととは、絶対違うと思うし
だいたいあの2人にこの曲は似合わないんですよ。
フフフフ…。
(黒木)めっ 恵ちゃん?
(のだめ)大丈夫ですよ。

(ルイ)経験がなくても感じられるって。この間言ったけど
でも今、また新しい経験にわくわくしてるのよね。
(千秋)新しいって。何、それ?
(ルイ)あっ… 秘密…。
(千秋)んっ?
(スタッフ)時間です。お願いします。
(ルイ)あっ 何か 緊張が急に…。
(千秋)ああ

(シュトレーゼマン)《さあ楽しい音楽の時間です》
《俺も色々と思い悩んでいたころ、シュトレーゼマンに音楽で救いあげられたんだよな》

(千秋)ルイ。  声をかける千秋
行こうか。
千秋が光って見えるルイ
(ルイ)あっ…。
二人で塩蔵の場に

(拍手)

目をあわて、始める千秋とルイ。
♪(『ラヴェルピアノ協奏曲ト長調』の演奏)
♪~
(のだめ)あっ…。
♪~
♪~
♪~
(観客のせき)
♪~
(ルイ)《大好き 今日のお客さん》
♪~
(ルイ)《この曲って のだめみたいよね》
(千秋)フッ…。
ルイ、千秋を見る。
♪~
のだめ、千秋との演奏を想像する。
(だのめ)あっ…。
・・・やられた~。
♪~
♪~

(拍手・歓声)

(フランク・ターニャ・黒木)わあ~。
(ユンロン)うっ うう…。

握手する千秋とルイ。

(拍手・歓声)


(ルイ)終わっちゃった…。
やっぱり恋ってすっごく楽しいけど。ちょっと切ないね…。
(ドアの開く音)(ルイ)あっ…。

(ルイママ)ママもとても楽しかったわ。ルイ。
(ルイ)ありがとう…。ヤダ。もう終わっちゃった…。

のだめ、まだ席に座っている。
(ターニャ)のだめ。トイレは?
のだめ?


帰途にみんな
(ユンロン)いいコンサートだったな。
(フランク)楽しかった。
(ターニャ)エキサイティング!
(フランク)何かルイのイメージ変わったね。
(ターニャ)うん 。あそこまではっちゃけた演奏するなんてね。
(リュカ)千秋とだったからじゃない?
相手としちゃ気が楽だからね。フン。
(フランク)リュカ。どんどん黒く…。
(リュカ)僕も、やりたいな…。
(ターニャ)えっ 何?
(リュカ)指揮…。
僕も指揮やってみようかな。
(フランク・ターニャ)あっ…。
(リュカ)そしたら、いつかのだめとも共演しちゃったりして。
って のだめ?
(ターニャ)とっくに いないわよ。
(ユンロン)詰めが甘いね。


車で帰る千秋
《いい演奏だったな》
《ルイのあの素晴らしい演奏を引き出せたこともうれしかったし
 会場のテンションが上がっていくのが
 背中から伝わってきて
 すげえ気持ち良かった》
《のだめは どう思っただろう?》
《ルイのこととなると。あいつはいつも焦りだすけど…》

《のだめも弾きたい先輩みたいに弾ぐ~ ゴンチェルト…》

《いや 今はそうじゃないと信じてるし
 また、そんないい刺激になってくれればいい》


家ですでに待っているのだめ。奥さん気取り
(千秋)あっ…。
(のだめ)あっ。先輩、おかえりなさい。
(千秋)何で?来るなら楽屋に来てくれればいいのに。
(のだめ)あっ。何か急に思い立って。
今日の演奏会すごくよかったですよ。
先輩もルイも。
(千秋)あっ ありがとう。
(のだめ)びっくりしましたよ。
(千秋)えっ?
(だのめ)もっと偉そうな演奏かと思ってましたけど。
「楽しい」がすごかったです。
(千秋)何だ。偉そうな演奏って…。
(のだめ)まあ。まあ。先輩。入って。入って。お疲れでしょう?
ご飯にしますか?お風呂にしますか?
それとものだめ?
(千秋)えっ。あっ。じゃあ…。
(のだめ)そうだ!せっかくだからシャンパン開けましょうか?
お疲れパーティー。
(千秋)はあ?
(のだめ)のだめ。何かおつまみでも作りますから
先にお風呂にでも入っててください。
・・・星がキラキラ。
千秋「あ。ああ」

♪「プリリン ごろ太…」

風呂に入っている千秋
《何だ?》
《あんな反応今まであったか?》
《このパターン…》
《いや ない…》

のりをちぎっているのだめ。
なんか複雑な表情・・・あるいみ怖い。

(のだめ)乾杯!
公演の大成功おめでとうございます。
一気飲みののあめ
(のだめ)ブハ~ッ。
(千秋)おい。大丈夫か?
(のだめ)今日、泊まっていってもいいですよね。真一君…。
(千秋)いっ。いいけど…。
俺はあしたからまたイタリアだから
朝早く出るぞ。
(のだめ)えっ!また行くんですか?
のだめも行ってみたいです。イタリア。カルボナーラ。
のだめだってヴィエラ先生に会ってみたいし。
いつ紹介してくれるんですか?
(千秋)紹介って… まあ。そのうち…。
それより、お前もうすぐ試験なんだろ?
大丈夫なのか?勉強。
あれから課題はどれだけ進んだ?
ベートーベンは終わったのか?
(のだめ)まあ。順調です。
もうその辺は心配していただかなくて大丈夫ですから。
ハァ…。
・・・ずごいため息。やけになっている?
(千秋)何だ その言い方は。
目をそらすな!本当に大丈夫ならちゃんとこっち見て話せよ。
《やっぱ。変だ。こいつ》
ホントは何しにうちに来た…。
千秋に抱き付くのだめ。
・・・いきなりだあ。
(のだめ)あっ…。

(のだめ)先輩。のだめのこと好きですか?
(千秋)はあ?
(のだめ)ずっと 一緒ですよね?
(千秋)何でそんな…。
抱きしめるのだめ。
《訳が分からないけど。
 こいつも、今またこいつなりの変な方式で
 何かを乗り越えようとしているのかもしれない》
千秋の手をまわす。
・・・あああ?
《きっと そうに決まってる》
・・・満月ですね。月によって感情が変わるんですよね。


朝になる
千秋、起きて、準備を始める。
出る純ができて。
(千秋)のだ… はっ!
後ろを振り返ると、ジュダイののだめがたっている?
(のだめ)先輩…。
まっすぐ千秋を見つめるのだめ
(のだめ)結婚してください!
間が開く。
真剣な目ののだめ。
千秋、指でのだめのひたいをはじく・。
(千秋)バッ。バ~カ・寝ぼけてんじゃねえよ。
(のだめ)はあ。
(千秋)じゃあ。行ってくるから。ちゃんと鍵締めてけよ。
また電話する。

部屋を出て行く千秋、残されるのだめ。

(千秋)
《何だ?今の…》
《またいつものボケだよな?妻だの何だのっていう》
《でも。あいつ俺の目を真っすぐ見てた》


新聞を見ているシュトレーゼマン
(シュトレーゼマン)「孫ルイ パリに咲く」
「ウィルトールオケ公演。
 挑戦に満ちた演奏はまばゆいばかりの子供の純真とそれを包み込む
 成熟によって見事に織り上げられていく」
「天才少女として苦しんだ彼女は自らを肯定したことで
 音楽への愛と無限の未来を取り戻したのだ」
(ブレーキ音)
(シュトレーゼマン)「ソリストを支えた若き指揮者シンイチ チアキも
これからが楽しみだ」プッ プププ。千秋について1行で~す。
今日はシンイチ チアキとワンモアキ~ス。
おっ…。
のだめちゃ~ん!
ここで会ったが100万年!また、一緒に ワンモアキッスでよよいのよい?
それともみんなで水着ショー?

落ち込んでいるこのだめ。

(シュトレーゼマン)のだめちゃん?どうしたの?
千秋とケンカ?
家出中?

無反応ののだめ

(シュトレーゼマン)そうですか…。
泣きたいときはわたしの胸で泣きなさ~い!

のだめ、泣き出す。
(泣き声)

(シュトレーゼマン)う。
シュトレーゼマンの胸で泣き出す。


まっているオクレール
(オクレール)野田 恵。パリに留学してそろそろ3年。
う~ん…。初めての欠席です…。



千秋まっている、そこへやってくる友人
(ジャン・ゆうこ)千秋!


のだめは、鼻をかんでいる
(はなをかむ音)
(のだめ)ハァ…。
(シュトレーゼマン)どうしたの?のだめちゃん。
とうとう千秋と別れましたか?
いつの間にか別居してるし。
(のだめ)そうじゃなくてプロポーズしたんです。先輩に。
(シュトレーゼマン)えっ?
(のだめ)そしたら、冗談だと思われてスルーされました。
(シュトレーゼマン)結婚したいの?のだめちゃん。
何で?子供でもできた?
(のだめ)そうじゃなくて…。
そうじゃないけど自分でも分からないんです。
何でそんなこと言っちゃったのか。
ただもう疲れちゃったんです。
学校とか。ピアノとか…。
(シュトレーゼマン)いっ…。


(ジャン)はい。千秋の番。どれがいい?
(ゆうこ)ジャンったら、着いた早々カード遊びすることないでしょ。
買い物、付き合ってよ。
(ジャン)うん。分かってるよ。ゆうこ。これ終わってからね。
さあ。どうぞ。 千秋。
ジョーカーを目立つようにだしている。
(ゆうこ)ジャン。その技、分かりやす過ぎ…。
(ゆうこ)えっ?
(ジャン)アッハハ! ・・・にこにこのジャン
(ゆうこ)千秋、具合でも悪いの?
(千秋)えっ?
(ゆうこ)今日。ずっと変よ。ぼ~っとして。
ジャンの言いなりだし。熱でもあるんじゃない?
(千秋)別に…。

どんよりの千秋

《電話した方がいいのか?でも…》
(のだめ)《結婚してください!》
《あれが本気だったとしてどうする?》
《いや、本当はあのとき一瞬「あっ。こいつ逃げた」そう思ったんだ》
《だけど冗談だと思いたくて…》

(千秋)くそ!最悪だな!
(ジャン)あっ!何で終わり?ばば あるくせに…。
(ゆうこ)あっ…。オペラのリハに立ち会ってくる。

(シュトレーゼマン)なるほどね。千秋とルイがのだめちゃんのやりたかったことを
やってくれちゃったから、もうやる気が出ないと。
(のだめ)違います。
やりたいと思ってた以上のことをやられたんです。
特別なことじゃなくて。とても特別な…。
もういいじゃないですか。
のだめじゃなくたって。
先輩も。みんなも。いくらでも…。
(シュトレーゼマン)変なの。それだけいい演奏を聴いたら
もっとすごいのやってやろうって思えばいいのに。
(のだめ)思えませんよ!
(シュトレーゼマン)思わなきゃやっていけないじゃないですか。
(のだめ)どうせ。のだめはやっていけませんよ…。
(シュトレーゼマン)ハハ。 結局、パリでも落ちこぼれ。
(のだめ)落ちこぼれてません!
ちゃんと勉強してたしちゃんと正面から向き合いました!
でも、だから何だっていうんですか…。
ルイなんか子供のころからそんなの当たり前にやってきて。先輩も…。
分かってます。自分は自分でもっと頑張ればいいって。

(のだめ)分かってるんです…。

(シュトレーゼマン)のだめちゃんのピアノ聴かせてよ。
(のだめ)えっ?
(シュトレーゼマン)思えば、日本で聴いたきりだね。
ちゃんと勉強してた成果。僕にも聴かせてくれる?

《ここで お別れか それとも…》

(シュトレーゼマン)(のだめ)最後に…。

(のだめ)いいですよ。


千秋、リハで
♪(『ファウスト』の演奏)
♪~


のだめ、ベートーベンを弾く。
♪(『ベートーベンピアノソナタ 31番』の演奏)
♪~
♪~
♪~
(シュトレーゼマン)《嘆きの歌》
♪~
(シュトレーゼマン)《疲れ果て…
           心もない…》
♪~
曲を終わらせるのだめ。
(シュトレーゼマン)最後のフーガはなしですか?
歓喜に満ちた。

(シュトレーゼマン)のだめちゃん
正面から向き合うとどんなふうに楽しいのか知りたくない?
(のだめ)あ
・・・悪魔のささやき。


千秋のところでは
♪(『ファウスト』の演奏)

(千秋)
《逃げるのか?》
《何で、いまさら…》
《ここまできてそりゃないだろう。のだめ!》

♪~


(シュトレーゼマン)《わたしはお前の伴侶になってお前に仕えよう》

♪~

シュトレーゼマン、おお魔法を使う。こちは、悪魔か!
(シュトレーゼマン)のだめちゃんがやりたかったこと、
一度はやってみたいでしょ?
千秋のことなんか忘れて。僕と一緒に行きますか?
手を差し出すシュトレーゼマン

千秋の方のリハのファウスト

(シュトレーゼマン)《お前が望むなら、お前を救い。
           お前が望むものの全てをやろう》
・・・おいおい、魔方陣だよ。
《ただし
 それが全てかなったら…》


千秋、リハを見ている。
♪~
あっとなにかに気づく?


手を差し出すのだめ
(シュトレーゼマン)《地獄の世界では反対に…》
《わたしに仕えるのだ》
目を奪われるのだめ。
《魂と引き換えに》
《さあ》

♪~


野田めぐみ。二十歳。東京出身。桃ヶ丘音大卒。コンセルバトワール音大
主席卒業
(千秋)嘘つくな!
・・・シュトレーゼマンのマジック。マイケル・ジャクソンのまね。
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のだめカンタービレ フィナーレ #7 Leçon 7 [のだめカンタービレ]

のだめ、やっとべーべから卒業。
オクレール(マスターヨーダにみとめられたと)

でも、千秋とルイがコンチェルトすることが気が気でない。
会えないことを、会いに行かないこと
でも、それを糧に課題のベトベンにかたむける。
裏切り、苦悩に満ちた試練、落胆
意気消沈…。

・・・後で不審な行動千秋の家に忍び込んだ?

ルイは、千秋を連れ込んで、自分の演奏を聴かせる。
ルイは、のだめにあえてよかったと、自分と違うものを見られて。
のだめが千秋が好きなのも違うものをもっているからでしょうと
・・・いいえ、珍獣と金持ち天才のギャップがいいのでしょう。
   離れて、やっていける。どこか引かれる。
   あっていない鍋とふた。あれ?

オクレールが、千秋とルイのコンチェルトを聞きに来ていることに
なにかを思うのだめ。
・・・これも試練?技を取得するための?

しかし、だめだめ女のルイ、片付け、料理ができないひと。
ごみだめ家。男が逃げます。

ひそかに進行するオクレールのサプライズ。。。コンクール準備

----------------------------------------------------------------


(千秋)カレー。豆のエストファード。
ブフブルギニョン。冷蔵庫に入れとくからちゃんと食べろよ。
(のだめ)ああ
熱い視線ののだめ。
(のだめ)先輩。
(千秋)んっ?
(のだめ)色々とありがとうございました。
先輩のおかげで課題曲すごく早く進みました。
(千秋)なら。いいけど。
(のだめ)それから…。
手をとってにおいを嗅ぐ。のだめ。野生動物。
ハフ~ン。
こんなに ずっと一緒にいたのは初めてでうれしかったです。
(千秋)さりげなく。かぐな。
(のだめ)あっ。学校。
学校、遅れちゃう。
あっ。先輩も頑張ってください。
マルレ楽しみにしてます。
(ドアの閉まる音)
いってしまうのだめ
(千秋)
《これでいいんだよな…》

《いいですよ もう!》
《あっ…》
《これはのだめの勉強なんですから…》

《昔と違って。あいつも自ら学ぶ楽しさが分かってきたって
 言うんだから。いいことじゃないか》
《あとは オクレール先生だよな》
《俺は 俺の仕事に戻ろう》
出て行く千秋

(千秋)あっ…。

《季節が変わった》
暖かくなった。



ルー・マルレ オーケストラ定期公演
♪(オーケストラの演奏)
♪~
 モーツアルト 交響曲<パリ>ニ短調
♪~
♪~
・・・つえをふっている千秋


(テオ)奥さん今日は来てなかったね。
(千秋)えっ?
(テオ)いつもの奥さんの席空いてたし。
楽屋にも来なかったし。初めてだよね定期に来なかったの。
(千秋)あいつ。今、忙しいから。
(テオ)奥さん。そろそろ浮気かな?  。。。ゴシップ大好き
(千秋)奥さんじゃないから…。


《連絡もないのはたぶん 集中しているからで…》
電話をする千秋。奥さんが浮気していないかな。
(千秋)アロー。 生きてるか?
蛍がまっているのだめ。かんべのさと。
(のだめ)生きてます…。
(千秋)ハァ…。ならいい。
(のだめ)あっ。今日!ギャボ。コンサト…。 。。。忘れていた。
(千秋)いいよ。あした。レッスンなんだろ?
(のだめ)はい・・・。
(千秋)はあ・・・。できたのか?
(のだめ)ああ。
先輩の声を聞いたら。おなかが減ってきました。
飯食って。風呂も入れよ。
(のだめ)お風呂はいいです。
(千秋)よくねえ!
(のだめ)言わせてもっらえれば、先輩は体臭を消しすぎです!
(千秋)変態!あした。遅刻するなよ。
電話を切ってしまう千秋
《相変わらずの会話。相変わらずの…》

(千秋)あっ・・・。
Ruiの電話。・・・ねらわれている千秋


学校にて
♪(『ベートーベン ピアノソナタ第31番 変イ長調』の演奏)
(オクレール)まだ活気のある歩調だね。
(のだめ)はい?
(オクレール)この楽章にあるのは、裏切り、苦悩に満ちた試練、落胆。
人の嘆きの全てがあるの。
最後は疲れ果て。
心もない。
(のだめ)ああ

ピアノを弾く
♪(『ベートーベン ピアノソナタ第31番 変イ長調』の演奏)
(オクレール)う~ん。
♪~
時計を見て
時間なくなっちゃった。
第3楽章は、もう一度だね。
(のだめ)ムキャッ。
(オクレール)次はフーガもやってきてね 恵。
ああ。やっと言われた

(のだめ)恵?


うれしくて走り回るこども
(のだめ)ムキャ~ッ!
わたし もう ベーベじゃな~い!
・・・卒業!?


(リュカ)のだめ!
(のだめ)リュカ。
(リュカ)駄目だろ。廊下を走っちゃ。
子供じゃないんだから。
(のだめ)自分だって。この前まで一緒に…。
(リュカ)ねえ。チケット取ってくれた?
(のだめ)はい?
(リュカ)ルイのコンチェルトのチケットだよ!
(のだめ)あっ…。
(リュカ)千秋に頼んでくれるって言っただろ。
(のだめ)忘れてました。
(リュカ)嘘!どうすんの?
(のだめ)だっ。大丈夫ですよ。たぶん。
(リュカ)千秋は、ともかく。
ルイは人気あるんだから普通ならもう完売してるよ。
(のだめ)今日。千秋先輩に電話しますから。
(リュカ)ターニャたちも行くんだろ?ちゃんと何枚か確認しなよ。
(のだめ)ああ。ムキャ~ッ!
(リュカ)のだめのバカ。ベーベ。


(千秋)は~か。今ごろ何がチケットだ。
(のだめ)ギャボッ。遅かったですか?
あの。それじゃあ。せめてのだめとユンロンのだけでも。
ユンロン怖いし…。
(千秋)とってあるよ。
(のだめ)えっ。
(千秋)そんなことだろうと思って。7枚はキープしておいた。
(のだめ)ムキャ~ッ!愛してます!
(千秋)まったく。お前ら、最近マルレには来ないくせに。
(のだめ)しかたないですよ。みんな、試験前で忙しいですから。
(千秋)んっ… 分かってるよ。
んっ? 何か 機嫌いいな。今日。
(のだめ)はい、そうなんです。
(千秋)うっ。
(のだめ)のだめ。今日、オクレール先生に恵って呼ばれたんです!
(千秋)え?
(のだめ)ベーベちゃん。卒業です。
(千秋)本名で呼ばれただけで…。
課題 ベートーベンは終わったのか?
(のだめ)それは。あと少し第3楽章だけですけど。
あっ。チケット。のだめ、取りに行きますけど。
先輩、あしたは家にいますか?
(千秋)あっ。ごめん…。
あした、仕事でルイの家に行くんだ。
(のだめ)えっ。家って。仕事で?
(千秋)指揮者とソリスト2人だけのリハが1回あるんだけど。
ルイが今の段階で1度 演奏を聴いてほしいって言うから。
(のだめ)そうですか。
(千秋)チケットは、俺がそっちに行ったとき持っていくから。
(のだめ)はい。ありがとうございます。それじゃあ。先輩。お元気で。
のだめのほうから切ってしまう。
(千秋)ああ。


ふとんでのたうつ、小動物のだめ。
《裏切り…》
《苦悩に満ちた試練…》
・・・のだめ、試練の時。千秋が浮気?
♪(『ベートーベン ピアノソナタ第31番 変イ長調』の演奏)
こういうことですか~っ!
♪~
千秋とのだめが交互に。。。
♪~


千秋、ルイの家にいく。
(ルイ)千秋 いらっしゃい。
(千秋)「いらっしゃい」って…。
何だ この部屋は!
・・・ゴミだめです。
(ルイ)あっ ごめんなさい。
ついつい。ごみの日を忘れちゃって。
気にしないで。
(千秋)気にするだろ!
つうか。これ。ごみの日の問題じゃないだろ!
(ルイ)あっ。この間ママが来たとき作ってくれた
カリフォルニアジュース飲む?
(千秋)いつママが来た?
(のだめ)えっと。1カ月前。
(千秋)腐ってるだろ!
(ルイ)じゃあ。コーヒーか紅茶でも。
台所でおかしなかんじ。
(千秋)何か繁殖してるぞ…。
(ルイ)あっ。ごめん。わたし。家ではミネラルウオーターしか飲んでなくて。
(千秋)ハァ…。まったく!お前はママがいないと何にも…。

千秋、世話を焼こうとする。

はっ…。
《駄目だ。こんなことをしたらとりつかれる…》
その1 のだめ・・・執念深い!?

(ルイ)千秋。いいから。そんなの。
取りあえず聴いてよ。わたしのラヴェル。
まだきっちり固めた演奏じゃないけど。その状態で聴いてほしいの。
(千秋)うん。

♪(『ラヴェルピアノ協奏曲ト長調』の演奏)

《『ラヴェルピアノ協奏曲ト長調』》

♪~

《1929年ラヴェルが2度目となるアメリカ演奏旅行のために作曲した
 ピアノ協奏曲》

♪~

《当時、流行していたジャズの要素も強く。リズミカルでユーモラス》

♪~

《前に共演したときより。音楽の幅が広がっている》
《あっ。いや、そんなことより…》
《ヤバい。胸が高鳴って。痛い…》
《ルイがどんな演奏をしたいのか分かる》
《俺が思い描いていたのと同じ》

(のだめ)《どうですか?》
(千秋)あっ…。 ・・・思い出しました。

(ルイ)千秋。どうなの?
《天才って…》
(千秋)うん。 意外だな。
(ルイ)えっ?
(千秋)驚いた。
ルイはジャズが好きなの?
(ルイ)うん。好きっていうか。わたしのパパが好きなの。
(千秋)パパ?
(ルイ)知らない?
わたしのパパはニューヨークのオケのクラリネット奏者なのよ。
(千秋)へえ~。
(ルイ)パパはジャズもやってるの。
ママに隠れて。わたしと一緒に演奏してくれたり。
1度だけパパのライブで弾いたこともあるのよ。

♪(『Tea for Two』の演奏)

楽しかったな。
何かもう懐かしい。

♪~

《ノスタルジー》
《ラヴェルの曲にも感じられるそれは
 ルイにとってはアメリカでの思い出》

♪~

《わくわくするのと同時に。少なからずショックだ…》




(シモン)ショックって。何が?いい演奏だったんだろう?
(千秋)あっ。はい。あっ。いや、それが何ていうか…。
《のだめの演奏を聴いてスコアを見ているとき
 こうしてやろうとか。ああしてやりたいとか思うことがある》
《ルイが弾いたのも。それと同じ方向だった》
《ルイとのだめ自体の演奏は違うのに》

(千秋)すごくやりたいと思っていたことなんですけど
 まだやりたくなかったというか。
(シモン)まだペーペーのくせに出し惜しみするつもりか。
あり得ない。いつだって自分が最高だと思う演奏を目指さなきゃ
次なんてないかもしれないんだぞ。
最高の演奏をして。そして、またそれを超えるものを目指す。
守りに入って、どうする?守るものなんかないくせに。
(千秋)ですよね。

《そもそも。あいつが俺の想像の範囲で収まったことなんてないんだから》

甘い!甘過ぎるよ。千秋!
せっかくルイにご指名もらったんだから。
みんなを昇天させるくらいの演奏しないと。
そんでルイも昇天させてマルレに彼女を引っ張ってきてよ!

。。。電卓を打つ
ギャラは、これくらいで。価格破壊。シルブプレ?
(千秋)破壊し過ぎだろ!
(シモン)努力はしてくれよ。プログラム次第で会員の数も変わる。
デプリースト氏も来シーズンのプログラムは君の意向を
多く取り入れたいと言ってくれてるんだから。
(千秋)はあ…。

で、千秋は何がやりたいの?
(シモン)希望は?
(千秋)歌… 歌とやりたいです。

《いつか オペラも振りたい》
《ヴィエラ先生のところで勉強して。あとは経験とチャンスが欲しい》
《今は、攻撃あるのみ》



のだめたち。
(オーブンの音)
(のだめ)こんがり焼けました。
。。。真っ黒です。
(ユンロン)何が、こんがりだ!焦げてんじゃねえか!
(ターニャ)バカ。せっかくみんなでお金を出し合って買ったピザが。
どうすんのよ。これ?
(ユンロン)金、返せ。
(フランク)温めなきゃよかったね。
(ターニャ)誰よ。のだめに触らせたの。
のだめ、かわりに差し出す。
(のだめ)千秋先輩が作ってくれたブフブルギニョンありますよ…。
(3人)わあ~!
(ターニャ)おいしい!やっぱ、千秋の料理はプロ並みね。
(フランク)久しぶりだな~。
(ターニャ)持つべきものは千秋。
(ユンロン)一家に1台。千秋。
(ターニャ)みんなで食事するのも久しぶりよね。
(フランク)試験は来月だからね。
(ユンロン)まあ。僕もこれで最後だからね。ターニャは?
ヤスのコンクールの伴奏引き受けたの?
(のだめ)あっ…。
(ターニャ)まだ保留。その前に卒業試験。
トレビアンが取れたら。わたしは室内楽のクラスに入ってパリに残る。
(ユンロン・フランク)お~。
(ターニャ)マダム征子に援助の申し込みをしなきゃだけどね。
だから、今は目の前の音楽に集中して。精いっぱいやるのみよ。
(ユンロン)ホント。今ごろになって…。
(フランク)自分に試練を課すわけだね。偉いな。
(のだめ)試練…。
(3人)んっ?
(のだめ)フフフ。のだめと一緒ですね。今。このとき…。
(ターニャ)何よ。のだめ。最近、暗くない?
(のだめ)ふう…。
先輩の作り置き料理もこれが最後の1皿。
シャツのにおいも、もうひとかぎできるかどうか…。
(ターニャ)もう。だったら会いに行けばいいでしょ。
同じパリにいるんだし。
(のだめ)いいんです。
(ターニャ)おお?
(だのめ)今はこの苦しい気持ちがいい音を出すんですよ…。
(ユンロン・ターニャ)浸ってる…。
(フランク)のだめ。まだあのベートーベンやってるんだ。
パンをわる、なにやらこわくみえるのだめ。、
うっ…。
(のだめ)裏切り。絶望…。
ひいてしまう男性陣。
(ターニャ)会いに行ってよ。頼むから。
(ユンロン)放っておけよ。楽しんでるみたいだし。
(のだめ)意気消沈…。



朝、きれいな部屋。
洗濯をしている。
(のだめ)カ~ッ…。
靴下1本 落ちてません…。
・・・まさか、忍び込んだ?

♪(ピアノの音)

意気消沈…。


千秋とルイ
千秋がピアノを弾く。

アイガットリズム♪(『I Got Rhythm』の演奏)

♪~

(千秋)これ 分かる?
(ルイ)もちろん。ガーシュインの『I Got Rhythm』

二人で演奏する。
♪~

(千秋)それ。
(ルイ)あっ…。
(千秋)それくらいのテンションでやろうよ。
(ルイ)えっ?
(千秋)ラヴェルもさ。やるなら、やっちゃえよ。
そういう演奏したいんだろ?
(ルイ)うん。


練習。
♪(『ラヴェルピアノ協奏曲ト長調』の演奏)

♪~

♪~

《おいおい オケを置いていかないでくれよ?》

♪~

(ロラン)《面白いよ》
《ルイも千秋も》
《このコンチェルトは絶対 面白くなるよ…》



学校にて。のだめ
(のだめ)えっ。ドビュッシーやるんですか?
(マジノ)そう。もう、次の予習をしておかなきゃ。
読譜はしてあるんでしょ?
(のだめ)ギャボン。せっかく。今ベトベンが完成をみているのに。
どっぷりなのに。
せめて、少しくらい聴いてくれませんか。ベトベン。
(マジノ)それは、今度オクレール先生が聴きますから。
はい。ドビュッシー!
(のだめ)こんなきらきらした曲。気分じゃないっていうか…。
(マジノ)ぶつぶつ言わない!

♪(『ドビュッシー 映像』の演奏)


マジノ、思い出す。
(オクレール)《コンクール次の試験が終わったら。
そろそろ準備を始めましょう》
《でも、まだ本人には内緒ね》

(のだめ)う~…。
(マジノ)おい…。


ふたりで食事
(ルイ)この曲って。のだめみたいよね。
(千秋)えっ?
(ルイ)ラヴェルのコンチェルト。こっけいで、ふざけててかわいくて。
跳んで、はねて。
わたし。のだめのことよく知ってるわけじゃないけど。
この曲のノスタルジーに、のだめの育った環境や精神を感じるわ。
(千秋)ルイ。
(ルイ)わたし。友達と遊んだり恋したり。そういうことを経験しないと
人として成熟できないんじゃないかと思ってた。
でも無理やりやるもんじゃないわね。
のだめの演奏聴いたら。さ~っと冷めちゃった。
わたしは、わたしでしかない。わたしが見て、聞いて、経験したことの中に
すごいときめきや興奮があったって分かったし。
それに、わたしは経験しなきゃ感じないタイプと違う。
ある意味のだめには感謝してるの。
みんな自分にないものに憧れちゃうのよね。
(千秋)ふう…。そうだな。
《俺もあいつの音楽にはいつも触発されてきたから》
(ルイ)逆に…。
(千秋)んっ?
(ルイ)のだめが千秋を好きな理由も同じだったりして。
(千秋)お前って大人だな。
(ルイ)んっ?



コンチェルトへ、向かいのだめたち。
(リュカ)いよいよだね。ルイと千秋のコンチェルト。
ルイはともかく千秋は大丈夫かな。
(ユンロン)ルイの足引っ張らなきゃいいけどね。
(リュカ)ウィルトールオケだから大丈夫でしょ。
(のだめ)皆さん 千秋先輩を何だと思ってるんですか?
(リュカ)目の上のたんこぶ。
(ユンロン)金持ちの天才シェフ。
(ターニャ)クジャク?
(のだめ)ムキ~ッ!
ただの天才指揮者ですよ!
(ターニャ)嘘。嘘。ごめん。
(のだめ)ムフ~ッ!
(フランク)ルイのラヴェルか 楽しみだな。
彼女。オクレール先生に弟子入りまでして頑張ってたから。
(のだめ)えっ?
(黒木)へえ~。学校以外でレッスン?すごいな。
(リュカ)あっ…。
(ターニャ)あれって。オクレール先生?
(のだめ)えっ?
オクレールが、聴きにきている。
(黒木)噂をすれば。
(フランク)やっぱり聴きに来たんだ。
たちすくんでいるのだめ。


やるまえに千秋に声をかけるルイ。
(ルイ)千秋!
頑張って。
(リュカ)ああ

♪~

千秋とルイのコンチェルトがはじまる、複雑な心境ののだめ。





のりをさいているのだめ。佐賀のり
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のだめカンタービレ フィナーレ #6 Leçon 6 [のだめカンタービレ]

千秋、のだめの世話を焼き出す。
それを気にせずにいるのだめ。空気?自然なこと。

黒木、ターニャを気にする。
ターニャは、千秋とのだめを見ていて、反省する。
黒木に謝りにいく。そのときにあっとする黒木。
・・・実は怖い。肉食女子
でも、黒木は、コンクールのターニャに協力をお願いする。

のだめのオクレール先生の課題曲
「マスターヨーダの課題曲」
・・・ほんとになんてことを。ジュダイかよ。
遊びごころか、本当にそう思っているのか?
   先生には日本語はわからないから好き放題。

千秋、それを見て、オクレールの真意を知る。
熱心にするのだめ、夜中に変なことを。なぜに指と指をつなげようと
ET?なせに光が出る。不思議女。
つながりそうでつながらない。
・・・おかしな不思議ちゃん。

千秋、説明する。のだめの思ってることはただしいと。

いつのまにかにキスをする2人。

千秋が、のだめの課題曲をさきさきに弾いてしまうので怒るのだめ。
わたしはどうせ亀ですよ。ウサギさんは休んでいてください。

先輩には、もっとやることでがあるでしょう、
これは、わたしの課題曲!!

・・・くすくす笑えるところがちらちらと。

--------------------------------------------------------------



(『ラヴェルきょうそうきょくちょうちょうピアノ協奏曲ト長調』の

演奏)

(千秋)《『ラヴェルピアノ協奏曲ト長調』…》
《今度 俺がルイと共演する曲》
《指揮者が誰かと共演することも
 自分のやりたい曲をほかの誰かがやることも
 この世界じゃ普通にあることで…》

千秋、顔を洗っている
(千秋)《だからさらっと言ってしまえばよかったのに…》
《あいつが あんなにうれしそうに
 一つの曲に執着したのを初めて見たから…》
(千秋)ハァ…。
(千秋)《なぜ こうなる…》


千秋と黒木ため息をつく。
(黒木・千秋)ハァ…。 あっ…。
(千秋)ターニャか?
(黒木)ちっ 違うよ…。
恵ちゃんのことなんだけど。ライジングスターでできないかな?
千秋君と恵ちゃんのピアノ協奏曲。
(千秋)えっ?
(黒木)彼女 コンクール禁止されてるんだよね?
だったら それが一番だと思うんだ。
(千秋)《ライジングスターだったらあの曲だって…》

妄想する千秋。
(のだめ)《本当にありがとうございました》
《最高に幸せです》

(千秋)駄目だ…。
(黒木)えっ?
(千秋)そんな共演で満足されちゃ困る。
(黒木)満足って?
(千秋)あいつって。早く満足して終わらせたがってる気がする。
(黒木)終わらせるって。何を?
(千秋)分からない…。


《分かりたくない…》
《あさってからまたイタリアだ》
《やっぱ。その前に言っておくか》
《スーパーで肉でも買ってさらっと自然に》


(ユンロン)ラヴェルの協奏曲は千秋がルイとやるんだろ?
(のだめ)はい?
(ユンロン)ウィルトールのホームページにアップされてたよ。
おっ。あった。あった。
ばん
『オクレール版ラヴェル協奏曲ト長調』
千秋とルイだったら、きっと素晴らしい演奏だろうな。
はい。CDレンタル1日20セントね。
(のだめ)1枚… 2枚…。
・・・番長更屋敷、今何時。
(ユンロン)何だよ…まけないよ?
(ユンロン)毎度!
落ち込んでいるのだめ。


急に雨が降り出す。のだめのうらめしや雨、
(フランク)すごい雨だよ。
(ターニャ)え~。ヤダ…。買い物行こうと思ってたのに…。
すぐ、やみそう?
(フランク)う~ん。スコールだとは思うけど…。
んっ?あれ?
めをこすってよく見るフランク。

のだめが窓にベールをかぶって異常な様子。
ハロウィーン

(フランク)ひっ!
のだめ?

車で玄関近くに来ていた。

(千秋)《ヤバい…》
《ハロウィーン。じゃないよな…》

電話がかかってくる。
(千秋)《のだめ…》

(千秋)もしもし?
声が低いのだめ。
(のだめ)何してるですか?先輩・・・。
(千秋)いや… 雨がすごいから少し弱まるのを待って…。
(のだめ)迎えに行きましょうか?
(千秋)いえ・・・。
(のだめ)のだめに話すことがあるんじゃないですか?
真一君…。
(千秋)《バレてる…》
(のだめ)ラヴェルのピアノ協奏曲…。
何ですぐ言ってくれなかったんですか?
そりゃあちょっとはくやしいですけど。
仕方ないじゃないですか…。
この間何にも知らずに朝まではしゃいでて。
さぞかしかわいそうだったことでしょ…。
でも。のだめはそんなことで怒るほどベーベじゃないですから!
何なん?みんなしてバカにして・・・。
どうせ、のだめは箸にも棒にも引っ掛からないただの学生ですよ!
コンクールにも応募できませんよ!
あと1年しかないのに…。
ユンロンもターニャも帰っちゃう・・・。

のだめの部屋に入ってくる千秋。
(のだめ)あんなに頑張ったのに…。
(千秋)おい。つぶれ肉まん。
飯、買ってきたぞ。


千秋、のだめを受け止める。
(千秋)《もう 「焦るな」とは言えないのか…》
(のだめ)おなか減った…。
(千秋)それかよ!
・・・かみ合ってない!!


食事をする二人。
(千秋)で。オクレール先生が意地悪すると。
(のだめ)はい。
(千秋)ほかの生徒は、ばんばんコンクールに出てる。のにのだめだ

けは駄目だと。
(のだめ)はい…。
(千秋)嫌われてるんじゃないかって?
(のだめ)はい!
(千秋)子供か!  ・・・そう珍獣です。
ハァ…。 オクレール先生はお前をパリに誘ってくれた先生だよな?
(のだめ)はい。
(千秋)いつも、レッスンはきちんと厳しくやってくれてるんだな?
(のだめ)はい…。
(千秋)お前。自分に実力がないからコンクールに出して
もらえないとかは思わないの?
(のだめ)はい?
(千秋)カ~ッ…。


課題の曲
《ベートーベンの後期のソナタ》
《ブラームスの小品集。サン・サーンス》
《そして ショパン…》
(千秋)よし。
(のだめ)えっ?
(千秋)とっとと、やろう。これ全部。
(のだめ)はい?

♪(『ショパン ピアノソナタだいばんたんちょう第3番ロ短調』の演

奏)
《『ショパン ピアノソナタ第3番ロ短調』》
《1844年ショパン円熟期に作曲された。
 ショパン全曲中でも密度が濃く壮大なソナタ》
《病状が悪化し。父ミコワイの死の知らせに精神的にも落ち込んでい

たショパン》
《恋人であったジョルジョ・サンドはショパンをノアンの自宅で静養

させ
 姉 ルドヴィカ夫妻の尽力もあり、ショパンは創作意欲を取り戻した


♪~


寝ているのだめをむりやりおこす千秋
(千秋)のだめ!
(のだめ)う~ん…。
(千秋)さっさと、起きろ!
(のだめ)はう~…。
ジョルジュ~…。
(千秋)何が ジョルジュだ!
(のだめ)うっ…。


朝食
(のだめ)先輩。のだめ、朝5時まで楽譜読んでて…。
(千秋)4時間寝られれば、十分だろ。
俺はもう自分の勉強も洗濯も料理もしたぞ。
洗濯はお前のだけどな。
(のだめ)先輩も高齢者…。
あたまに、さっさている。
(のだめ)うっ…。


♪(『ショパン ピアノソナタだいがくしょう第2楽章』の演奏)
《堂々たる第1主題が次々に雲に覆われ悲しみと苦悩の表情が表れる
 密度の濃い第1楽章》
《そして、そこから続く美しい第2楽章》
《ノクターン風のカンタービレな旋律…》
(千秋)テンポそんなに揺らさないで。
(のだめ)あっ。そっか。オクレル先生にも言われたんだった。
初期の作品ほどテンポに自由がないって。
(千秋)何でだと思う?

(のだめ)思い付きや感覚的なとこよりもっと考えて作ってる。
(千秋)どうしてそう思った?
(のdめ)バッハみたいなとこもあったし。3楽章でもここのところ

…。
ピアノを弾き出すのだめ。
♪(『ショパンだいがくしょうピアノソナタ 第3楽章』)
《右手で演奏される分散和音》
《わざわざ音の長さを変えてあるのは
 対位法的に独立した流れとして演奏してほしいからか…》
(のだめ)ショパンも対位法を勉強したんですね。
♪~
《交響曲やオペラを書かなかったショパン》
《自らの表現の本質がピアノにこそあることを
 はっきりと自覚していたのか…》
《交響曲に準じた対策として、このピアノソナタを第2番以来
 5年ぶりにあらためて作曲しようとしたのかもしれない》
♪~
(千秋)のだめ。
(のだめ)あっ…。
(千秋)ちょっと出掛けてくる。そのまま演奏してろ。


千秋に言えに帰って着替えと勉強道具をカバンに。
VERDI Rigoletto の本を見る。
(千秋)あっ…。


ジャンに電話で話す千秋。
(ジャン)えっ 行かないの?イタリア。
(千秋)わりな。ジャン。今回はやめとく。
(ジャン)何で? 今回のオペラは話題のキエリーニの演出なのに!
千秋 楽しみにしてたのに…。
(千秋)うん・・・とにかく行けないから。
(ジャン)あっ・・・。
もう。ヴィエラ先生に何て言えばいいんだよ…。


《イタリア行きを断ったのが正しい判断かどうか分からない》
《でも、今回だけはあいつと一緒に旅がしたいって思うんだ…》
のだめ馬 と 千秋ニンジン ニンジンをぶら下げた馬?
《いっそ、俺を食ってみろ》
ピアノを弾く。変な人。
♪(ピアノの演奏)



(ユンロン)おっ・千秋が来てるね。今日の夕ご飯。何だろうな。
(ターニャ)あんたも。のんきなもんね。
(ユンロン)何だよ。ターニャだってコンクールが終わってから
フランク所蔵の漫画の一気読みばっかり。
(ターニャ)うっ…。いいでしょ。学校休みの日ぐらい。
疲れてんのよ。人生に。

♪(『ショパンピアノソナタ 第3楽章』の演奏)

(ターニャ)うっ。ショパンの『ピアノソナタ』
(ユンロン)昨日からずっとだ。
(ターニャ)わたしも去年やった曲。もう懐かしい。
第3楽章 カンタービレの主題。
♪~
あっ…。 ヤダ。のだめったらここは、もっと がっつりうっとり聞か

せてくれないと。
(ユンロン)また、そういう自己陶酔プレーを。
(ターニャ)はあ?
ショパンでそういうプレーされると見てはいけないものを見てしまっ

た気になるよ。
リストとかなら まだしも。
(ターニャ)あっ…。
・・・それでコンクールに落ちました。自己中です。
♪~
《わたしのは自己陶酔プレーだったの?》


(チャイム)
(ユンロン)千秋。そろそろ休憩して一緒に夕食でも食べないかな?
おいしいチーズもあるし。
(ドアの開く音)
(ユンロン)あっ…。
(千秋)食べない。 当分来るな。忙しい。
(ユンロン)ひどい。
♪~
《こうして、ずっとそばで見てるとあらためてすっげえ集中力…》
《俺だって、こんな ぶっ続けで長時間の練習は…》
(千秋)あっ…。
(のだめ)プハ~…。
《こうして、あれができるのか…》・・・火垂るの墓
のだめをひきずって、風呂へ。
(のだめ)ああ…。
(千秋)防臭 防虫!
頭も洗え!飯作ってるから!
(のだめ)ああ…。


飯を作る千秋
《そういえば俺も同じようなことがあったよな…》
《ブラームスの大曲に挑んでてなぜか そばに のだめがいて…》
(千秋)ああ…。あっ…。
自分のことを思い出して、気になる。おぼれるか普通。

風呂に向う。
(千秋)のだめ!
(のだめ)ギャボッ…。何ですか ?いきなり?
(千秋)ハァ…。
(のだめ)着替えてて、がっかり?
(千秋)お前と一緒にするな!
(のだめ)のぞいといて。その言い草…。
むっつり王子…。
・・・がっつりお姫様


しっかり頭を叩かれてます。・・・マイスターと弟子の関係?
(のだめ)いただきます…。
(千秋)まあ。今日はじゅうぶんよく進んだから
あとは楽譜を読むくらいで…。
(のだめ)大丈夫ですよ。
まだ。ちょっと弾きます。
(千秋)えっ?
(のだめ)それに最近 面白いんです。人の話が聞こえてくるみたいで


何で楽譜をちゃんと読めって怒られてたのか
何で先輩が三度の飯より楽譜が好きなのか
何でこう弾けって言われるのが嫌いだったか
色々分かってきたんです。
(千秋)のだめ…。
おせ遅えよ。
(のだめ)ギャボッ…。
(千秋)《バカなやつ…》
(のだめ)はむ…。

(千秋)《でも。バカって、時々すごいことをする…》
・・・そうそう、雄二と明久はね。
のだめのピアノを来ているオクレール。
♪(ピアノの演奏)
♪~

(オクレール)うん。よくやってきたね。この1週間で。
(のだめ)えっ!
まっ。まあ、ちょっと本気出せばこんなもんですよ。
(オクレール)でも、終楽章はやり過ぎだね。
威風堂々なのは、いいけど。威張り過ぎておなか出ちゃった感じ。
もう一度、終楽章やろうか。

♪(ピアノの演奏)
(黒木)んっ?
ターニャのピアノを聞く。
♪~


(千秋)次は ベートーベンの『ピアノソナタ 第31番』
こんな大曲を立て続けにやるのかよ。
あっ…。

のだめの「マスターヨーダの課題曲」
・・・おいおい、オクレールじゃヨーダかよ。のだめは、ルーク?

中を見る千秋。・・・みっちゃいけえないんだ。
《こんなに?》
《やっぱり急いでるのはオクレール先生なのか?》

千秋。
♪(『ベートーベン ピアノソナタ第31番 変イ長調』の演奏)
♪~

のだめ、目が覚めて、いそいでやってくる。
(のだめ)うわっ!何やってるんですか!
そんなにすてきに先に弾かないでください。
のだめ。まだ楽譜を読むのも途中なのに…。
ほら。ほら。先輩、今日のご飯は何ですか?

しっ。しっ。

(千秋)これでも食ってろ!・・・パンで叩かれました。
(のだめ)ギャボ~ッ!
・・・怒りました。それでもやっていけるおかしな二人。
(千秋)寝る!昼に起こせ!
(のだめ)はう~。かぴかぴパン…。


(千秋)んっ… はっ!
目が覚めると晩になっている。
(千秋)のだめ! 昼には起こせって…。あっ。

のだめ、へんなことをやっている。
・・・ET?
ひかりが消える。
・・・ホースがきえる。ヨーダ、まだまだじゃな。
あ~~。

(のだめ)つながらなかった…。
(千秋)おい。何やってんだ?それ…。
(のだめ)何か分かる気がするのに分からない…。
『悲愴』とか『熱情』のときと違ってぼんやりしてますよね?
ベトベンのくせに。
《のだめのくせに…》
(千秋)ベートーベン。後期特有の不思議な奔放さとか叙情性なんか


お前の好きな方向だと思ったけど。
(のだめ)好きですけど。そういうんじゃなくて。
漫画でいうといい感じで始まるけどなかなかダイナミックに展開しな

くて
「えっ。この巻はこれで終わり?」って物足りなくて。いらいらして

…。
でも、最後の巻でいろんな人が出てきてど~んと物語が終わっちゃう

んです。
何か感動的に納得させられて…。
(千秋)プッ…。 分かってるじゃん。
(のだめ)えっ!先輩!太木カズヨの漫画知ってるんですか?
『バラとプルトニウム』
(千秋)そうじゃなくて!
だから。ちゃんとそういう曲になってんだろって。
(のだめ)あっ。ちゃんと…。

食事後
(千秋)ベートーベンはこの曲で第1楽章をソナタ形式で書いてるも

のの
叙情的な面を意識して緻密な構成をあえて避けて作曲している。
展開部なんか提示部と再現部のつなぎの役目しか持ってない感じだろ


(のだめ)フン。フン。
(千秋)主に中期。例えば『交響曲 第3番 英雄』や『第5番 運命』

では
第1主題の徹底的な展開を行って展開部の規模の拡大と緻密化を推し

進めたけど
そのうち叙情性を全面に出して動機の展開をあまり徹底しなくなる。
(のだめ)あの『運命』の動機みたいな?
ジャジャジャジャ~ンって。
(千秋)その動機は『ピアノソナタ 第5番ハ短調』の終楽章や『熱情

』にも
出てくるよな。
(のだめ)先輩。すごいんですね…。ベトベン全部勉強したんですか


(千秋)えっ。あっ。いや…。
全部ってわけじゃないけどオケで交響曲振ってるし。
ベートーベンは小さな作品の中でも色々な実験をして
交響曲に取り込んでいたりするから面白いんだよ。探していくのが。
ほら。この終楽章もさ。アリアとフーガが2回あって
主題が華々しく再現されていく。
全ての悲嘆の色を一掃する高揚感。
『第9』の終楽章を思わせるこの…。
うっ…。
(のだめ)ヒントはうれしいですけど。
どう感じるかはのだめのものです…。

(千秋)そうだな…。
(のだめ)あっ…。
ちあき、のだめにキスをする。・・・なぜに?
見つめ合う二人。

(千秋)まだ弾くか?
(のだめ)もちろんです!
(千秋)だよな…。

♪(ピアノの演奏)

(千秋)
《わずかなヒントでもう 音が違う》
《こいつの感じる力は並じゃないから。
 俺ももう少し気を付けなきゃいけないのかもしれない》
《音楽のことだけじゃなく…》
♪~


ターニャ帰ってくる。
(ターニャ)千秋。まだいるんだ…。
(ターニャ)《2人とも学校や買い物以外。ずっとこもりっ放しで練

習して…》
《バカみたい…。 たかがのだめのレッスンの課題にべったり付き合っ

ちゃって…》
《プロの自分こそ大変だっていうのに…》
♪~
《のだめのピアノにそれだけのものを感じているから?》
♪~
黒木のことを思い出す。
《生活くらい僕んちですればいいだろ!》
《僕は感動したよあのシューマン》
♪~
《ホント。バカ…》《みんな。バカ…》


ターニャ、黒木の様子を見に行く。
それに目があって、黒木。ぶっ・・・ ・・・これはどういうこと?
                   なんか音楽がへんだったよ


黒木出てくる。
(黒木)どうしたの?
(ターニャ)この前、バカとかひどいこと言ったから…。
ごめんなさい。 それと気に掛けてくれてありがとう。
       ・・・日本式であやまります。
それだけ。邪魔してごめんね。
(黒木)ちょっ。ちょっと待って!
(ターニャ)
(黒木)あの。パリには いつまでいるの?
(ターニャ)えっ?
(黒木)僕。コンクールに出るって言ったろ?
できたら。ピアノ伴奏。またターニャに頼みたいんだけど駄目かな?


(のだめ)華々しく再現される主題。
全ての悲嘆の色を一掃するかのような高揚感…。

千秋が弾いている。


(『ドビュッシー 映像』の演奏)

(のだめ)あっ…。
♪~
《ドビュッシーの『映像』もう…》

(千秋)あっ。おかえり。早かったな。
ちょうどよかった。
今日何か食べたい物ある?
(のだめ)ブラームス…。これも勉強してたんですか?
(千秋)ああ。一応。お前が次にやる曲だし。
でも今日はその次にやるドビュッシーの『映像』を…。
(のだめ)いいですよ。もう!
(千秋)あっ…。
これは、のだめの勉強なんですから先輩が そこまでしなくっても…。
(千秋)「そこまで」って俺は、ここまでしかできないし時間だって

限られてるだろ?
(のだめ)のだめは、亀かもしれませんけど。
ウサギも走ってばっかりいないでたまには休めってんですよ!
(千秋)はあ?何、言ってんだ?
(のだめ)自分でもよく分からないですけど!
・・・千秋がさきまわりするから嫉妬してます。
(のだめ)先輩も、もうマルレの公演も。
ルイとの共演だって近いんですから。
自分の勉強してください…。
(千秋)のだめ…。

♪~


意気消沈
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のだめカンタービレ フィナーレ #5 Leçon 5 [のだめカンタービレ]

コンクールに、ユンロン、ターニャ敗退。
故郷に帰るつもり2人。
ターニャが学校以外は引きこもる。
ターニャを慰めるつもりで、千秋と黒木がいく。黒木が口を滑らせるが。
どんひきされる黒木。ターニャ、突き放す。ターニャが気になる黒木。

のだめは、コンクール本戦を聞いて、出たいと思う。
すぐに帰って、千秋に報告。抱き合うように見えて、ずれている2人。
気に入った曲を聴かせるのだめ。聞くだけで憶える珍獣。

そののだめをオクレールは、コンクールはだめという。
落ち込んでしまうのだめ。

イツマデヤレバイイデスカ?

?????

千秋は、なんでこの曲なんだと。・・・あれ?なにか因縁が。

------------------------------------------------------------------

カントナ国際コンクール

ターニャ

バッハ:平均律クラヴィーア
第1巻22番 変ロ短調

ピアノ部門 一次予選
演奏者 No.10 タチヤーナ・ヴィシニョーワ

♪(ピアノの演奏)

♪~

(のだめ)ほえ~。
(フランク)《すごい集中力だよターニャ》

(フランク)《ロシアの雪が見えるよ》

♪~

(歓声)
(ターニャ)《わたし… やった?》
(歓声)

(係員)次の人。出てください。
あがっているユンロン。
(ユンロン)うっ うう…。
(係員)大丈夫ですか?
(ユンロン)《また始まった…》
《この間のコンクールもこれで…》
《緊張でぼろぼろになったのに…》
《この前より ひどい…》

(ユンロン)《なぜ 今までの人生が走馬灯のように…》
頑(のだめ)張れ!
(ユンロン)んっ?
(フランク・のだめ)わ~。
(ユンロン)《普通 最前列に座るか!》
(フランク・のだめ)《わくわく わくわく》
(ユンロン)《そうだ。ここは、いつものアパルトマン》
《あのデリカシーのない連中がいつも僕の演奏を聴いている》
《だから 僕は…》

バッハ:平均律クラヴィーア
第2巻4番 嬰ハ短調

演奏者 No.25 李雲龍

♪(ピアノの演奏)
♪~

(フランク)はあ~…。
(のだめ)これは難しいフーガの曲。
(フランク)大丈夫。

(フランク)ユンロン…いい演奏してる。

♪~

♪~

(歓声)
(フランク・のだめ)わ~。
(歓声)

(ユンロン)《あと1曲…》

(ユンロン)《何だっけ?》
・・・忘れてしまう。おおぼけ。

♪~


ピアノ部門 一次予選結果発表
ナンバー3 マルフ・ミラノ。
ナンバー5 マリア・フィリプ。
ナンバー6 ジョン・エヴァンス。
ナンバー10タチヤーナ・ヴィシニョーワ。
(3人)あっ…。
(ターニャ)キャ~!ターニャ。1次 突破です!
(フランク)やった やった!
(のだめ)すごいです!
(フランク)すごい ターニャ!

ナンバー23・・・
(ターニャ)あっ。ユンロン 25番
ナンバー26 ステファン・アングラ。
カーン
(ユンロン)《僕は。燃え尽きた…》
・・・灰になった。


(ユンロン)いいんだ。僕は精いっぱいやったし。
これで 胸を張って国に帰れる。
(3人)えっ!
(フランク)帰るって…。
(のだめ)そんな…。
今日の失敗はあしたの成功ですよ。
(フランク)そうだよ。今回はちょっと選曲ミスっていうか…。
いい経験になったじゃないか。次に生かせばいいよ。
(ターニャ)そうよ。前と違って緊張も克服できてたんでしょ?
だったら 次は もっと…。
(ユンロン)僕はコンクールで演奏すること、
やっぱり好きになれないんだ。
それに北京にいる音楽教師のおじさんがピアノ教室を開くから
帰ってくるなら手伝ってくれって言ってるんだよ。
(3人)あっ…。
(のだめ)はい?
(ユンロン)最近中国じゃ子供にピアノを習わせたいっていう
裕福な家庭がどんどん増えてきてるんだ。
こっちよりあっちが熱い!高度経済成長期!
みんなもさどうしても仕事がなかったら。
中国来るといいよ。仕事紹介してあげられるかもよ。
(ターニャ・のだめ)キイ~!
(ユンロン)アギャ~!


ちあき千秋先輩!
むん?
千秋先輩? どこですか?
。。。平気で風呂のドアをあける痴女。あっ、変態か!?
あっ 千秋先
ターニャが1次 通過です。
ユンロンは駄目でしたけど…。
(千秋)あっ…ああ…。・・・信じられない千秋。
あしたの2次予選先輩も一緒に行きますか?
あっ。先輩 あしたはマルレの本番でしたっけ?
(千秋)んっ?ああ、あした…。んっ?
つ~か。何、勝手に風呂 入ってきてんだ!
帰れ!
(のだめ)ギャボ~!


ユンロン
《今日はパリで最後になるかもしれない
 僕の舞台での演奏をのだめたちが聴きに来てくれてうれしかった》
《国に帰ってもピアニストとしてもっと成長したいし。
 演奏活動もしていきたいし…》
テガミを書きながら泣いている。・・・テガミバチ、あなたのこころをつたえ

ます。

♪~

テガミをくしゃくしゃにして捨てる。

窓から外を見て
《母さん…》
《ごめん…》


ターニャ
《2次予選ユンロンの分まで頑張る》


携帯に出る千秋
アロー?
(ユンロン)あっ。おはよう。千秋。まだ寝てたか?
(千秋)ユンロン?
(ユンロン)悪いね。朝早く。今日時間あったら。
ターニャの2次予選見に行ってやってよ。
あのオーボエの男とさ。
(千秋)んっ?
オーボエって 黒木君?
(ユンロン)そう。ターニャの王さま。
(千秋)えっ…。《マジかよ…》
想像する千秋。ターニャが、あれを。黒木はその気なし。


(千秋)はい。OK。
《ユンロンが1次敗退。ことし国に帰る》
《ターニャもあのコンクールに懸けてる》
《夜の本番まで時間がある》
《ターニャの出番は午後》
黒木君!
(黒木)んっ?

(黒木)ターニャのコンクールって。何で僕が!
関係ないのに!何で千秋君まで。そんな…。
《ターニャ 黒木君に何をした…》
・・・なぜにヒョウ柄。雌豹が狙っている。
(千秋)あっ。いや…普通に友達だし。あっ…。
黒木君もマルレのオーディションでターニャに伴奏してもらっただろ。
関係なくもないじゃないか。
唖然とする黒木氏
(黒木)そっ。そうか…。
(千秋)そうだよ…。
《本選に残ったら聴きに行こうと思ってたけど。
もしも落ちたら、こいつも国に帰ってしまうかもしれない…》
ターニャの2次予選を聞きに来た千秋と黒木

のだめとユンロン

ターニャ、思い出すのだめのピアノ。
(ターニャ)《のだめ…》
《のだめのあの音の粒…》
《わたしもあんなふうに…》

♪(ピアノの演奏)
シューマン (クライスレリアーナ) op.16

(ユンロン)《大丈夫自信 持って弾いてる》

♪~
《『クライスレリアーナ』はシューマンが傾倒していた作家
ホフマンの小説からとった題名》
《シューマンがクララとの結婚に反対され悩んでいたころ.
かなわぬ恋を描いたこの小説に自分を重ねていた…》

♪~

(ユンロン)《重ねてる。重ねてる》

(千秋)
《ターニャが これほど弾けるとは思わなかった…》
《2次で落ちるなんて心配し過ぎだったか》
そばの黒木をみる千秋。
♪~

(審査委員長)音楽よりも弾き手が目立ってどうする…。
(審査員)わたしは悪いとは思わないけど。
(審査委員長)んっ?大事なのはこの曲の音楽だ。

♪~

(歓声)

(ターニャ)《絶対 大丈夫》
《わたし。今回は自信あるの。きっと世界中が泣いたはず》

ピアノ部門二次予選 結果発表
ナンバー5 マリア・フィリップ。
ナンバー6 ジョン・エヴァンス。
ナンバー11 キム・ドン・ミン。
(ターニャ)あっ…。
《10番… 10番は?何で!》

まずは通過した方々おめでとう。
そして、落ちた人たちも気を落とさないでください。
皆非常にレベルが高く審査員の意見も様々でした。
この結果に自分を見失うことなくこれからも…。
・・・真っ白になるターニャ。

数日後
アパルトマン
(ノック)
(のだめ)ターニャ。ターニャ。
ターニャ 出てきてください…。
一緒に 本選聴きに行きましょう。
(ユンロン)みんな本当にレベルが高かったんだ。
技術はもちろんだけど百戦錬磨っぽい人とか。
センスのいい演奏する人も多くてさ。
(ドアの開く音)
(フランク)あっ…。
(のだめ)駄目です…。
ターニャ。出てきません…。
(ユンロン)ターニャだって、よくやったよ。
ただちょっと曲が変にターニャにはまり過ぎちゃったのかもね…。


電話
(千秋)あっ・・・。
アロー。
(のだめ)千秋先輩。
ターニャが部屋から出てこないんです。
(千秋)えっ?
(のだめ)あれからもう5日もたってるのに。
学校以外はずっと部屋にこもってて…。
(千秋)それで、俺にどうしろと?
(のだめ)黒木君に頼めってユンロンが。
だから 先輩お願いします。
(フランク)のだめ、早く。演奏が始まるよ。
(千秋)あっ。本選聴きに行ってるのか?
(のだめ)はい。いつかはコンチェルト。
のだめの最終目標ですから。
(千秋)あっ。
分かった。マルレのリハが終わったら
黒木君と様子を見に行ってみる。


本選
♪(オーケストラの演奏)
♪~
♪~
(シュトレーゼマン)《のだめちゃん。もっと音楽に正面から向き合わないと


本当に心から音楽を楽しめませんよ》
♪~


千秋、ターニャを訪問する。
(千秋)ターニャ 出てこい。
出てきたら、酒でも、飯でも何でもごちそうしてやる。
布団をかぶって、食べているターニャ。
(千秋)ふう…。
(黒木)ターニャ!
(千秋)あっ…。
(黒木)僕は感動したよあのシューマン。  ポテチをたべているターニャ。
それで…あっ。えっと…。
ドアが開く。
(黒木・千秋)あっ…。
(ターニャ)1時間で用意する…。  ・・・ノーメイク
(千秋)《ターニャ… 太った?》


(フランク)今の人 良かったね。
僕もオケとコンチェルトやりたくなっちゃったよ。
やっぱりそのためだけにでもコンクールって出るべきなのかも。
まあ。本選まで残らなきゃオケとは演奏できないけど。

(のだめ)のだめも 出たい…。

♪(『ラヴェルアノ協奏曲ト長調』の演奏)
♪~
♪~

のだめ、感激する。うさぎがはねている。妄想で。
ムッキャ~!
ギャボン!
ムキャッ!
・・・パリに日本の珍獣あらわれる。
(フランク)のだめ!
のだめ?
消えた…。

(のだめ)ブ~ン! あっ…。
ムキ~!
凱旋門のまえをはしりぬける珍獣。


ターニャをなぐさめる食事会
(千秋)なぜ お前までいる?
(ユンロン)僕は、タダでご飯が食べられる所ならどこにでもいるよ。
(ターニャ)わたしも、本選に行きたかったな…。
(黒木)あっ…。ぼっ僕も昔コンクールに惨敗したけど。
だから今の僕があるともいえるし…。
これから僕もコンクールに出るよ。
次のステップを踏むために…。
(ユンロン)お~。出るのか?
(ターニャ)あっ。
(黒木)だから。お互い頑張ろう。
次があるよ。
(ターニャ)次って適当なこと言わないでよ…。
(黒木)えっ?
(ターニャ)わたしはことし卒業で。このコンクールに懸けていたんだから…


それが駄目だったんだから終わりなの!荷物まとめて国に帰るのよ。
(黒木)帰るって。嫌なら院に行くとか…。
(ユンロン)国からの援助が切れるんだよ。
ターニャは1~2年とそんなに成績良くなかったし。
だからコンクールで挽回しようとしたわけだけど…。
(黒木)三善さんからの援助は?
(千秋)今までも住居援助だけで。生活費は出してないけど。
卒業したら何もなし…。
(ターニャ)はいはい。そういうこと。すみませんでした。
いまさらで。終わり。終わり。
(黒木)だったら、生活なんて…生活くらい僕んちですればいいだろ!
(ターニャ)あっ…。
(千秋・ユンロン)ああ…。
(ターニャ)あっ。ああ…。   どんひき
(ユンロン)それって愛の告白?いきなりプロポーズ!?
(黒木)えっ。いや、そうじゃなくて。
住むとこなんてどこだっていいんじゃないかって…。
それで学校に行けるなら。僕は別に…。
(千秋)じゃあ。タダでルームシェア?
(ユンロン)さすがマルレの主席奏者太っ腹…。どうする?ターニャ。
(ターニャ)ありえない…。何でわたしがヤスと?
付き合ってもいないのに…。
バッカじゃないの!
《わたしのこと好きでもないくせに…》
(千秋)おい…。
(ターニャ)バーカ!バーカ!ホント。バカ!
・・・つんつんのターニャ。
部屋を出て行ってしまう。


かわりにどたばたとせわしない足音。、
(足音)
(3人)あっ…。
ドアを開けて飛び込んでくるのだめ。
(のだめ)ギャボ~!
《のだめ?》
うけとめようとすると馬跳び
(千秋)おっ…。
(のだめ)ほっ!
(のだめ)ヒャピ!
(ユンロン)お~ 変態動物物語。
(のだめ)千秋先輩 大ニュースです!
今日コンクルのピアノ本選すごかったんですよ!
すっごくいい曲聴いちゃったんです。
のだめ。絶対あの曲を先輩とやりたいです。
(千秋)えっ?
(ユンロン)何て曲?
(のだめ)むん…。
(千秋)何だよ。
(のだめ)いや。あの…言っちゃうと減るというか。なくなりそうで…。
(千秋)んなわけあるかよ。
(ユンロン)言っておかないと。千秋、ほかの誰かとやっちゃうかもしれない

よ。
(のだめ)ギャボッ…。
ラヴェル…。ラヴェルの『ピアノ協奏曲ト長調』です…。
(千秋)あっ…。
(黒木)うん。あの曲めぐみ恵ちゃんにぴったりかも。
(のだめ)そうですか?
(黒木)カワイイというかちょっとジャズ要素もあって楽しい曲だよね。
(のだめ)そう。そうなんです!楽しい。
聴かせますよ。今日、初めて聴いたんでだいたいでしか弾けないですけど…。

(のだめ)「パン!」ってむちの音から始まって。ピッコロ。
♪(『ラヴェルピアノ協奏曲ト長調』の演奏)
(黒木)《すごい…》
《前もうまいと思ったけど次元が違う…》
♪~
♪(『ラヴェルピアノ協奏曲ト長調』の演奏)
♪~
ターニャ、のだめの今日を聞いて
(ターニャ)
《わたしは、どうして…もっと時間を大切にしなかったんだろう…》
♪(『ラヴェルピアノ協奏曲ト長調』の演奏)
(千秋)
《何で…
 何でこの曲なんだよ…》
《何で よりにもよって…》


(のだめ)私は やっぱりコンクルに出ます!何と言われようと。
(オクレール)それより、はい。目の前の課題。まだ課題曲6曲と試験の曲も

ありますよ。
ベーベちゃん。
(のだめ)ムキ~!何でいつまでもベーベちゃん?
最近はレストランでもちゃんとマダムって呼ばれるんですよ!
何で駄目なんですか?ちゃんと理由を教えてください!
(オクレール)この曲。この前から、ちっともできてない…。
何でこの曲やってると思ってるの?
やらされてると思ってる?何も考えてない?
目の前の音楽にちゃんと向き合えてないのに。
何でコンクールの話なんかできるかな…。

悲しい顔をするオクレール。


ターニャ
♪(ピアノの演奏)
《いまさら悔やんだって仕方ないけど…わたしだって。まだやれる》

それを外からみている黒木

♪~

(リュカ)のだめ?どっ。どうしちゃったの!
まさか 急病?大丈夫?
(のだめ)何で…。
(リュカ)えっ?
(のだめ)のだめ。もうじゅうぶん正面から向き合ってるのに…。
いつまで…。

イツマデヤレバイイデスカ?


千秋
《『ピアノ協奏曲ト長調』…》
《本当に…
 何でこの曲なんだ…》
♪~



(千秋)ハロウィン
(のだめ)シーズンオフです
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のだめカンタービレ フィナーレ #4 Leçon 4 [のだめカンタービレ]

千秋、酔っぱらって、のだめの所に謝りに帰る。
のだめ、千秋を犬扱いさせた後、正座させて、理由を.
ヴィエラ先生と会ったと聞いて、すごいと。

朝、のだめに男関係にやきもちするが、思い違いでほっとする。
それでいいのか?ほんとは恋人なのか?都合いい関係では?

千秋とのだめは、ヴィエラ先生のコンサートにいく。
そして、考え込む。???

ユンロンとターニャ、帰ってくる。
ターニャは、ロシアに帰りたくない。なにも職がないと。
ひそかに黒木をねらっている。里麻がいるので、不安だったが、
受験生で、世話をしていると聞いて、ほっとして、なにかと相談に
のって、アパルトマンにつれこむ。

その里麻は、受験に失敗し、ついにターニャは、黒きにその牙をむく。
寝ている隙にキスをしてしまうターニャ。
黒木は、目が覚めていた。あやうし黒き!?

---------------------------------------------------------------------

のだめの部屋。ちらかりほうだい。


(ノック)
(のだめ)あっ…。うぅ。
(ノック)
ふとんのなかで目を光らせる小動物

部屋の中に入ってくる千秋

のだめに近づく。

(千秋)のだめさん。すみませんでした…。
(のだめ)あっ…。ああ。

(千秋)あっ。起きてた?
(のだめ)お座り。
ふお~。
お手。
ムホ~。
で。何のお仕事だったんですか?
(千秋)ヴィエラ先生に会った。

(千秋)お前のとこ行こうとバスに乗ったら、偶然ヴィエラ先生と…。

リハに来ないかって言われて。気が付いたらバスから降りてた…。
ごめん…。

すなおにあやまる千秋。

ヴィエラ先生の演奏を一緒に見ていたときのことを思い出すのだめ。

(のだめ)すごいです…。アンビリーバボー!
先輩。また呼ばれちゃったんですかね?
(千秋)お前は どうだったんだ?コンサート。
俺がいなくて、がっかりな演奏だったんじゃないだろうな?
(のだめ)ムキ~!何うぬぼれたこと言ってんですか!
全然平気でしたよ。
よく弾けたと思うし。お客さんも喜んでくれて。すごく褒めてもらいました。
(千秋)そっか。
(のだめ)でも、次につながるものがなくて。それはがっかりしました…。
サン・マロのときみたいにほかのコンサトの依頼されるとか。
偉い人に見初められてデビューが決まるとか…。
(千秋)おい…。
お前。そんな調子のいいこと考えてたのか?
(のだめ)だってそういう人いるじゃないですか!
(千秋)相変わらず。発想がごろ太だな。
だいたいそういう下心があるときはそういう話は来ねえんだよ。
(のだめ)誰が脚を崩していいっていいました?
・・・きちんとする千秋。・・・しりにしかれてます。
だいたいリハを見に行ったのはともかく何で飲んでるんです?
(千秋)うっ…。
(のだめ)今何時だと思ってるんですか?
(千秋)うっ…。
(のだめ)酔っぱらい。
(千秋)リハの後 先生に誘われて…。
でも舞い上がって食べられなくて。
飲み過ぎ…。
ごめん…。
寝込んでしまう千秋
(のだめ)あっ…。
(のだめ)リハ。どうだったんですか?
(千秋)すごかったよ。ヴィエラ先生もオケも…。
♪「Mein Herz o glaube…」
(のだめ)ギャボ!酔っぱらい!
(千秋)マーラーの2番。知らねえの?
聖なる受胎。
千秋、のだめの腹に手をやる。
(のだめ)ムキャ! あっ…。
(千秋)マーラーがビューローの指揮者のハンス・フォン・ビューローの葬儀で
合唱団のコラールを聴いて衝撃を受けて。それでこの音楽を受胎したって…。
俺も今日はおなかいっぱい…。
(のだめ)何の話ですか?先輩。
千秋(寝息)
千秋、のだめの手をつかんでいる。
《音楽が押し寄せてくるばかりで。引かない波のようで。
 俺は毎日ただ必死にもがいている》
《初めてのだめに悪いと思った…》


朝食を作っている千秋
(千秋)俺。これからイタリアにも行くと思う。
(のだめ)ああ。   なっとうが糸を引いている。
(千秋)ヴィエラ先生が音楽監督をしているオペラ座で
先生に付いて勉強しに。
マルレの公演もそのための勉強もあるからますます忙しくなると思うけど。
(のだめ)はあ…。
というのはますます会えない時間で愛をはぐくみたいと?
(千秋)それから。俺、ルイと共演することになった。
5月にウィルトールオケと。
(のだめ)あっ…。
あっ。はいはい。
携帯に出るのだめ。
アロー。
あっ。ロベールさん。ふお~。ロベール?
(ロベール)昨日は無事にお帰りになられたんですね?
(のだめ)はい。心配してくれてありがとうございます。
えっ 背中のジッパー?
ギャハハハ!
せっかくロベールさんが上げてくれたのに。
見せるならもっといいブラジャーをしていけばよかったです。
(千秋)ブラ?
・・・どうようする千秋。

(チャイム)
(のだめ)あっ お客さん来ちゃったです。
はい。
じゃあ 今度 また会いましょうね。はい。
ギャボッ。リュカ!どうしたんですか?

一緒に学校にいこおうと思って。

わざわざ迎えに?
どうせ 学校で会うのに。
分かりました。すぐ下りますね。
・・・気が気でない千秋。  なにか母親にいったことと矛盾?

あっ。ご飯。ご飯。

アルミ箔で今食べいるものをごったにしてしまう。

フン!フン!
のだめ弁当 完成。・・・・悪臭弁当
それじゃあ 先輩 お元気で。

(千秋)ちょっと待て!
あした一緒にヴィエラ先生のコンサートに行こう。
リッピの追悼公演だ。
(のだめ)あっ。はい…。
部屋を出て行く

外で。
(リュカ)のだめ!
《何だ。子供じゃねえか。やっぱりな》
(千秋)ハァ…。

地下鉄にのるのだめたち。
(リュカ)何か。におうね…。
   納豆の異臭騒ぎ。  サリンよりましか?
(のだめ)先輩のバカ…。
全部
仕方ないことじゃないですか…。


ヴィエラ先生のコンサート

♪(『マーラー交響曲 第2番 復活』の演奏)

《マーラー『交響曲 第2番 復活』》

♪~

《リッピ自身がやるはずだった曲》

♪~

《リッピからヴィエラ先生に…》

♪~

《ヴィエラ先生は俺に…》

♪~

《そして 俺は…》
かたはらののだめをみる千秋。弟子?それともペット。それとも彼女

♪~

(大歓声)

(のだめ)うっ。うう…。
みんな ずるいです…。
人間的に問題があっても。すぐ音楽で帳消し…。
(千秋)お前がその最たるもんじゃねえか。
どうする?これからどこかで食事でもして帰るか?
(のだめ)うっ… のだめ産気づきました…。
(千秋)えっ!?
(のだめ)帰って アノ弾きたいです。
(千秋)そういうことか…。
ああ。それもいいな。俺のためのコンサートか?
(のだめ)先輩はのだめサロン出入り禁止ですよ。
(千秋)うっ…お前。まだ恨んでんじゃねえか。
(のだめ)人を憎んで罪を憎まず。
(千秋)逆だろ!
《こうやって 一緒にいろんなものを見て 感じて…》
(千秋)あっ。俺。あしたからイタリアだから。
(のだめ)ギャボン…。

(のだめ)あれ?
(ユンロン・ターニャ)ギクッ…。
(のだめ)2人とも、スペインのコンクルに行ったんじゃ…。
もう。終わっちゃったんですか?
(ターニャ)もう終わっちゃったのよ!
(ユンロン)ホント。デリカシーのない女だな!
(のだめ)はう…。
(ユンロン)いいんだよ。バルデス国際は腕鳴らしで出たんだから。
(ターニャ)そうよ。本命は次のコンクール…。
(ユンロン・ターニャ)パリのカントナ国際コンクール!え!
え!また同じ…。
(ターニャ)不吉…。
(ユンロン・ターニャ)絶対負かす!
(のだめ)ピアノ部門もあるんですか。

♪(ピアノの演奏)

(フランク)ユンロンはともかく。ターニャがあんなに必死になるなんて。
前までこっちの男をつかまえて、この国に居座るって言ってたのに。
自分でどうにかしようとしてるんだね。

(のだめ)ターニャはことしで卒業しちゃうんですか?
(フランク)コンクールでいい成績が出せたら奨学金が出て。
まだ学校にいられるかもしれないけどこのままじゃ。ねっ。
(のだめ)のだめももう半分過ぎちゃったのに…。

♪(ピアノの演奏)

《このままロシアには帰りたくない》
《帰っても職なんてあるとは思えないし。うちも裕福じゃないし。それに…》

ターニャ、黒木が女を連れいるのを見かける。
(ターニャ)嘘…。
(ターニャ)《日本人…》
《あんな女いたっけ…》
。。。顔が真っ青のターニャ。さぶいかぜがふく。



(里麻)ねえ。黒木さん。黒木さん。聞いてます?
(黒木)あっ…。あっ。うん。何だっけ?
(里麻)だから、ここに載っているお菓子のお店。知ってます?
ほら。
(黒木)いや…。
(里麻)一度食べてみたいんですよね。一緒に行きませんか?
(黒木)それよりピアノの練習した方がいいんじゃない?
コンセルヴァトワールの入試もうすぐなんだし。
(里麻)え~。それは。そうですけど…。
(黒木)そのためにパリに来たんだし。僕も頼まれた手前責任があるし。
(里麻)は~い。


ターニャ、料理する。
(のだめ)あっ…。
お酒でパスタを燃やす?
《あの男… とにかくパリにいられることになれば後からどうにでもなると思っていたのに…》
パスタをフランベ
(のだめ)あ~…。 ギャボ!ターニャ!
お酒ものんでしまうターニャ
《何でそんなこと思ってたんだろわたしも》
(ターニャ)プハッ!
《だってあんな地味な日本人。誰も目に留めないと思ってたのに…》
《ほらあんなに地味》《オーボエを吹いてなきゃ。わたしだってあんな男…》


(ターニャ)どうしたの。ヤス?
(黒木)んっ?ターニャ。
(ターニャ)元気ないようだけど。もしかして失恋?
(黒木)はあ?
練習してたから少し疲れただけだよ。
そうだ。ターニャ。これから一時帰国する友達とかいない?
(ターニャ)えっ?
(黒木)今月中だけ部屋を貸してくれる人を探してるんだ。
(ターニャ)何で?
(黒木)大学時代の恩師に頼まれて。
日本人の女の子の世話をしてるんだけど。
今、借りている部屋の住人から苦情を言われたらしくて。
一日中ピアノの練習をしてるから…。
参ったよ。
もうすぐ受験だし。その子はわがままばかり…。何で僕が…。
(ターニャ)うちのアパルトマンはどう?
(黒木)えっ?
(ターニャ)ここなら遅くまで練習OKよ。
のだめのいた部屋まんま空いてるし。
(3人)あっ…。
(里麻)空いてるんですか。この部屋…。
(ターニャ)いつまで荷物置いてるのよ。のだめ!
(のだめ)だから。いやんって…。
(ターニャ)片付けなさいよ!

(のだめ)こたつは置いておくので。どうぞ使って。
(ターニャ)全部 撤去!
(のだめ)うっ…。
のだめ、こたつを運ぶ。
(里麻)あの。すいません。
(ターニャ)いいのよ。いいのよ。困ったときは お互いさまよ。
(ユンロン)何が「いいのよ」だよ。いいのかよ。勝手に…。
(里麻)うっ…。
(ターニャ)なっ…。
マダム征子にはちゃんと許可もらったわよ。
みんながいいなら、いいわよって。
(ユンロン)いつみんながいいって言った?
バッカじゃないの!
僕たちこれから コンクールなのに。
(黒木)えっ…。
(ターニャ)あっ…。
(ユンロン)ただでさえ騒がしいのに1人でも増やすことないだろう。
せっかくフランクも実家に帰ってくれたのに。
人の面倒見ようなんて余裕だね。

(黒木)ターニャ。やっぱり僕たち、ほかを当たってみるよ。
(ターニャ)平気よ。どうせ。わたしたち昼間はほとんど学校で練習してるし。
気にしないで。
ユンロンは取りあえず何でも 文句 言うのが習性なの。
安心して。わたしはあなたの味方だから。  ・・・黒木の気をひく。
(里麻)はっ。はい…。

里麻
♪(ピアノの演奏)

(ターニャ)しっかりした子じゃない。
(黒木)ごめん。ターニャ。なるべく迷惑掛けないように。
何かあったら僕に連絡してって言ってあるから。
(ターニャ)いいのよ。ホントに。
入試の大変さは分かってるし。ヤスだって大変でしょ?
(黒木)ありがとう。でも甘やかさなくていいから。じゃあ。
(ターニャ)うふ。さて。わたしも頑張るか。

のだめ、変態。千秋の声をまねる
(のだめ)今はコンクールに出られなくても。
やれることはほかにたくさんあるんだろ…。
宿題とか。頑張れ…。俺はいつでもお前を見てるから。恵…。
はい。頑張って。こたつから出ます。

ターニャ
♪(ピアノの演奏)

のだめ
♪(ピアノの演奏)

(里麻)あっ…。
♪(ピアノの演奏)
♪(ピアノの演奏)
♪(ピアノの演奏)
♪(ピアノの演奏)

(ユンロン)うっ…。
結局 あいつらが一番うるさい…。

ターニャの回想
(男の子)《ママのいい子ちゃん》
(女の子)《優等生》
(男の子)《あいつ。来年から市の音楽学校に転校するんだって》
(女の子)《バッカみたい》《ピアニストなんかなれるわけないのに》
(ターニャ)《こんな所にはいたくない。こんな寒い所には…》
・・・こんな魚臭い市にはいたくない。

♪(ピアノの演奏)

(ターニャ)あっ…。
白昼夢?
すごい集中してた…。
わたし…。


ターニャ、出かけるときに黒木達と出合う。
(ターニャ)あっ…。
(黒木)やあ ターニャ。
(ターニャ)どうしたの。何かあった?
(黒木)いや。日本の食料品が売っている店を教えてくれって言うから。
ちょっとね。
(ターニャ)それでわざわざ一緒に?
(黒木)まあ。ランチも兼ねて外で食事したいって言うし。
(ターニャ)声掛けてくれればわたしが付き合ったのに!
(黒木)ほかにも色々と。入試のこととか相談に乗ってたから。
(ターニャ)でも、ヤスだってオケの練習あるのに…。
(黒木)いいんだ今日は夜からだし。
ターニャも忙しいんだから、こっちのことは気にしないで。じゃあ。

(里麻)あの人 怖い…。
(黒木)そう?
・・・女のカンは敏感。

(里麻)このアパートの人たちレベル高いですよね。みんな…。
(黒木)気にしない方がいいよ。
里麻ちゃんは。里麻ちゃんの演奏するしかないんだから。

里麻
♪(ピアノの演奏)

(ユンロン)負けるか!
(ターニャ)負けないわ!

♪(ピアノの演奏)

♪(ピアノの演奏)

(のだめ)んっ?

♪(ピアノの演奏)

(のだめ)ムキャ~!つちのこパワー!
・・・意味不明

♪(ピアノの演奏)

♪(ピアノの演奏)

(里麻)あっ…。
♪(ピアノの演奏)

(電子レンジの音)
ご飯をあたためる。

♪(ピアノの演奏)


黒木、里麻の世話を焼く。
(ターニャ)嘘。今日も?
(黒木)いやあ。腕時計の電池が切れたから。買いに行きたいとか。
パンの大会で優勝して大統領にパンを納めているパン屋さんのパンを食べたいって言うんだけど。
面倒だから全部僕が買ってきた。
(ターニャ)どうして。そこまで…。
《あの子に気でもあるの?》
甘やかさなくていいって言ってたくせに。
(黒木)いいんだ。これで気が晴れるなら。
不安で心細い気持ちも分かるからね。
ターニャ、暗黒オーラをだしまくり。


ユンロンと食事をするターニャ
(ターニャ)何が不安で心細いよ!そんな甘い観光気分で入試に通るわけないわよ!
(ユンロン)僕に愚痴るなよ!だから人なんか入れるなって言ったのに。
つ~か。このピザ僕の…。
ターニャ、ユンロンのピザを奪ってしまう。・・・うう怖い!
(ターニャ)何よ。ヤスもすっかりだまされちゃって。

(ユンロン)彼女は利口だと思うな。
(ターニャ)えっ?
(ユンロン)面倒くさいことなんか人任せにできるなら。
した方が試験に集中できるし。
なりふり構ってられないのは僕たちだって同じだ。
また、男で失敗するなよ。
(ターニャ)あっ…。
(ユンロン)分かりやす過ぎて見てられないよ。バカ娘。
(ターニャ)あげる…。
(ユンロン)お前もホント…。


(ターニャ)《17歳でパリに来て。お母さんみたいなアンナがいて。ムッシュ長田がいて。
彼氏がいたときもあったけど…。いつも口うるさいユンロン》
《優しいフランク》
《それからのだめと千秋が来て…》
《成功する人ってこういう人なんだって思った》
《わたしもこの人たちと同じ世界にいたいって》
《だから。今度こそ…》

♪(ピアノの演奏)

(講師)急に良くなったわね。
卒業間近になってから何なの?このつじつま合わせは。
光子にほめられるターニャ。


里麻を見つけたターニャ。
(ターニャ)《入試… 駄目だった?》
泣いている里麻。
声をかけずにいってしまうターニャ。


(里麻)いいんです これで。
わたし日本の方がいいって思い知りました。
(一同)ああ。
(里麻)だって。今やこっちで有名なお菓子の店は日本にだって出店してるし。
(黒木)ああ。そうそうこのお菓子のお店。青山にもあるんだって。
(里麻)はい。
うまい このシベリアギョーザ!
(ターニャ)ペリメニ!
(のだめ)おいしいです。
(黒木)おいしい。
(ユンロン)けど。うちのお母さんのギョーザにはかなわないね。
(里麻)んっ…。


のだめ、千秋に電話をする。
(千秋)それで残念パーティーしたのか。
お前らホントに無神経だな。
(のだめ)え~、何でですか?
(千秋)黒木君は?さぞかし疲れたことだろうな。
(のだめ)あっ はい。こたつで寝ちゃいました。
(千秋)こたつ?

ターニャ、黒木のそばにいる。
(ターニャ)《やっと 2人》
《何て…何て地味な寝顔…》
《すっ。すきあり!》
・・・
寝ている隙にキスをしてしまう。
《キュ~ン!》
やっちゃった!さあ。皿洗い。皿洗い。
・・・くちべにがついている。

(黒木)《え~…》
なにか気がついていたみたい。どうしようたいな
あおざめている黒木。食いつかれました。

♪~



わたくしは、やっぱりコンクールにでます。誰がなんと言おうと。
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のだめカンタービレ フィナーレ #3 Leçon 3 [のだめカンタービレ]

ルイ、千秋にほのかに恋心をいだき、接近を計る。
邪魔なのは変態のだめ。千秋は、別にかんしんなし、仕事ができればいい
のだめのサロンコンサートを成功させる。
でも、千秋は、地下鉄ストでいけなくて、バスでヴィエラと会い、
そちらを優先する。
やっぱり、ペットのコンサートよりもあこがれの先生の方が優先。
のだめ、知れば、複雑だろうなあ。。。


のだめ、ランベール家のサロンコンサートの前で頑張る。
落ち込むと千秋のシャツでにおいを吸って、充電する変人でした!!
「う~ん。先輩のにおい・・・。
 頑張ります。先輩!」

ルイ、千秋を呼び出して、食事、愚痴る。
わたしは、のだめのように、池に落ちることはできない。
千秋、食事に感激。音楽家は、やっぱり食べ物好き。
ルイ、不思議がる。
千秋、料理に込める思う。なぜか。変態ののだめが浮かび出る。
。。。ちょっと変態の森シック
最近見てねえ。・・・なにを。あのなんものを。座敷童のだめ。
ルイ、喜ぶこと、それはわかるなあ。
千秋、ルイのことを褒める。あのときには助けされたと。
ルイ、千秋に助けられたと、ほっとしたの。
それなら失敗してもしかたない。
(千秋)おい...
安心したルイ。千秋への感謝の思いをいう。
千秋、あのときは、楽しかったな俺もと

なんかハートマークが飛ぶ。

ルイ、なにか千秋に惹かれる。はじめての恋心!?

帰るとき、ルイ、千秋にアッタク!
積極的になる。千秋、ルイママが怖いだめ。明日の昼は?のだめと会う。
ルイ。うっ・・・
寒し風がふく。 何だ別れたわけじゃないんだ。
・・・それはどうだか。千秋には、かわいいペットですから。


ルイ、家に帰るち、ママが用意していた、手巻き寿司。
。。。わたしが一番お喜ぶものだと思っている。

ここで、ハートマーク。

感謝の意味で、ピアノを弾くルイ。
ママ起きます。

ルイママ帰る。すかさずコートを持って行く。止めるルイ。それ私の。
なによケチ!
ルイ、コンサート出てもいいよ。まだ、マエストロとはやりたくないの。
パリで、パリのオーケストラと。指揮者は千秋がいい。
えっ。ルイママ唖然。


サルヴァトーレ・リッピが急死して、落ち込むシュトレーゼマン。
「憎まれっ子、世にはばかる」っていうのに。」
エリーゼ、あなたが一番憎まれていますから。元気に世にはばかってくださ

いと。
いらない。今日は寝ると職場放棄。
具合悪い。お腹ちくちくすると


千秋に仕事の電話。エリーゼ。
ルイと競演?ウィルトールで。
千秋、当然やると。
仲間達、うらやましがる。
千秋<ルイなのか。ルイの母親の横暴なのかわからないが、ありがたく
 うけさせてもらう。>


のだめ、練習。
明日は、サロンコンサート。千秋だけいけると仲間達がうらやましがる。


ランベール家
サルヴァトーレ・リッピのことで話題になる。
かわりにセバスチャーノ・ヴィエラが代役ですると

そのころ、準備するのだめ。
執事が見に行く。のだめ、後ろのチャックをあげて欲しいと。
彼のせいで胸がどんどん大きくなって。 。。。うそです・
彼氏が来ているか聞くが、まだと。
あっ…む~ん。先輩が遅刻?


地下鉄がストでパスで向かう千秋。
見上げるとセバスチャーノ・ヴィエラのことをポスターを見つける。
同じバスに乗っているヴィエラ。
それに気づく千秋。
ヴィエラもそれに気づいて

のだめ、千秋先輩をギャボンといわせてやりたいと。
ギャボン・・・どこの言葉や。
化粧しまくる。


ヴィエラ、千秋に抱きつく。やっと会えたなイ真一。大きくなったな。
昔の約束を思い出す。あれから13年。まさか、こんな所で会うなんて


のだめの方。執事が様子を
厚化粧ののだめ。・・・おたふく
あ、もう化粧はやめてください。のだめ。ギャボンといわされる。


ヴィエラ、真一のことを聞いているという。
千秋、ヴィエラ先生にリハを誘われる。マーラーだ。
いえ、僕は。


のだめが、サロンでピアノを弾く。


千秋は、降りてしまうのだめより、昔の先生のほうがいい。
よし。行こう。
ごめん…。のだめ、ごめん…。


ピアノを弾いているのだめ
歓声を受ける。
でも、千秋先輩が来ない。執事も首を振る。
再び、ピアノを弾く。
執事に連絡が入る。


ピアノを弾くのだめ。
その心うちには、オクレールとの会話が回想される。気分で変わる。


中休みののだめ。
千秋からの急用でいけないとの謝りメール。
執事が後半の演奏をと。
急用仕事ですかね…。
それじゃあ、仕方ないですよね。
大丈夫、こんなことくらいで、いちいち動揺しれたらプロにはなれませんよ

ね。

その頃、プロの大御所
引きこもる。
いいかげん、仕事してください!
まだ、頭がちくちくする!
だったら,さっさと病院に行ってこい!

のだめは平気です。
千秋真一の1人や2人どうってことないです。
(意味不明)
ヨーダにも、もうベーベちゃんと言わせません!

びりと破れる服の裏。
安全ピンを探す執事。


待っている淑女達。絶賛ののだめ。あの子は特別
・・・しらないんだ。変人だって。
後半を始めるのだめ。


ピアノの演奏
引き込まれる淑女達。
安全ピンは取れてしまう。
絶賛をうけるのだめ。
コンクールにはもう出た?
いえ、特になにも…。
あら、だったら出なさいよ。
あっ・・・出たいのは、やまやまだんですけど、先生が駄目だというんです
えっ!誰なの?あなたの先生って。
シャルル・オクレール先生です。
あっ…。
あら、そうなの。それじゃあ。わたしたちが余計なことを言わない方がいい

わね。
はい?
頑張ってね。
今度、また聴けるのを楽しみにしているわ。

ランベール夫人、のだめを褒める。
感謝の言葉ののだめ。
でのねえ。楽しい?
えっ?
今、パリでお勉強していて。
はい、楽しいですよ。
そう、今日はありがとう。とってもいい演奏だったわ。


のだめ、帰るときに
執事、のだめを気遣う。
ありがとうございました。色々と…、メーク直しや人生相談まで。
のだめさま!
執事さん!お元気で
。。。なぜか抱き合う2人。今生の別れじゃあるまいし。


のだめ、1人で帰る。「ムキャ~!」
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のだめカンタービレ フィナーレ #2 Leçon 2 [のだめカンタービレ]

のだめの夢の中
オクレールがウィンク?マンドラゴール

(プリリン)《魔力を持つマンドラゴールを見つけたら
12クロウサギ。 こっち こっち》
12匹のうさきが縄についている。
(プリリン)《和音の変化に気を付けてね。 リズムもね》
《満月の夜の間に摘まないともう ここには戻れないから》

(のだめ)あっ…。
ふお~ 寝てた。
あまりのショックに寝てしまったですか?
初サロンコンサトの喜びのあまり爆睡ですか?
千秋先輩に教えなきゃ。


(不動産屋さん)いかがかしらこのお部屋。ワンルームのステュディオタイプ
だけどピアノ置くスペースもじゅうぶんありますよ。それから ペットも大丈夫。
(千秋)ペット?
《グワッ グワッ グワッ》 のだめ!!アヒル!?
(千秋)いや。ペットは いませんから。
(不動産屋さん)わたしとしてはニナの紹介であるあなたが入ってくれるのが
一番うれしいんだけど

部屋を見て千秋

決めます この部屋に。
《こんなに早く決まるとは…》
《まだのだめに何も言えてないのに》


ロースターの店でのだめ。
ハヘ~。すみませんこの鳥の丸焼き下さい。
(店員)あ~いつも ロースターの前で肉を見てるだけの お嬢さん。
とうとう 買うの?
(のだめ)はい。今日は お祝いに大奮発です。
(店員)何のお祝い?
(のだめ)祝のだめ初サロンコンサート開催決定
あの夏の初リサイタルでつかんだ初仕事。
ああ… 涙のサロンデビュー
です。
(店員)そっか よく分からないけどおめでとう。
(のだめ)メルシー。

下宿に帰るのだめ。
♪「フン フン フン 鳥のふん」・・・鹿の糞
先輩。
(調律師)えっ 引っ越しするの?真一。
(のだめ)えっ?
(千秋)うん。もう、部屋も決めてきた。
(調律師)何だ。だったら引っ越し先に調律に行けばよかったかな。
(千秋)いや その前に 公演が1つあるしこのピアノは置いてくから。
よかったよ 来てくれて。
(調律師)新しい部屋のピアノはどうするの?
(千秋)それは…。
(荷物の落ちる音)
(千秋)あっ… のだめ…。
(のだめ)先輩。引っ越すんですか?
(千秋)あっ…。 ここ最近みんな頑張ってるのはいいけど
さすがに音とか厳しくなってきた。
♪(ピアノの演奏)
まあ これじゃあ。
(のだめ)カ~ッ…。 ・・・二人の生活が? 倒れました。
(千秋)うっ…。 のだめ?
(のだめ)何でですか?
(千秋)えっ?
(のだめ)何でいきなり…。のだめのこと嫌いになったんですか?
(千秋)なぜ?そうなる…。
(のだめ)会わなかったから…。
《分かってて、やってたのか》
(千秋)何で? 会いたくなかった?
(のだめ)先輩のバッハ…。
新進気鋭の指揮者。
のだめは、ただの学生…。
のだめだって早く見返したかったんですよ。
でも 嫌わるっとか。いっちょん思いもせんやったです!
何なん?その引き際の良さは!
(千秋)はあ?
何でいつも逃ぐっとですか?
引くほど怒っとったやったら何か言うてくれてっちゃよかったとに!
・・・方便丸出し!?

(千秋)あっ。確かにちょっと引いたけど怒ってないよ。
(のだめ)えっ?
(千秋)だからお前のせいとかじゃなくて。
俺、今ホントに集中して勉強したいんだ。
お前だって、そうだろ?

真剣な顔ののだめ?

(千秋)この部屋小さいころ住んでたんだ。家族で。
(のだめ)えっ?
(千秋)俺も自立できるならするべきだって思ったから。

満月。 きれいだなあ。

(プリリン)《満月の夜の間に摘まないと
もうここには戻れないから》

(のだめ)はい。分かりました。
(千秋)あっ…。
♪(ピアノの演奏)
♪~
月とのだめと千秋  ・・・きれいだなあ。調律師の演出。

(千秋)ごめん。もう帰っていいから。
あっ。こっちこそ ごめん。
黙っている方が親切なのかどうのか考えたんだけどね。
(千秋)いや。いいです。あっ あっ ありがとう…。


(のだめ)ふお~…。
ばんさん最後の晩餐…。
(千秋)いつでも食えるだろ。飯ぐらい。
そんな遠くじゃないし。
会いに来たきゃ。
会いに来ればいいし。
(のだめ)あっ… ムフ。
外で待ち合わせしてデートできますね。・・・ハートマークが飛ぶ?
(千秋)はっ?
(のだめ)待ち合わせデート。 アヘ~。
(千秋)倦怠期の夫婦かよ…。
しかし。何だ。この肉。
何かのお祝いか?
(のだめ)そうです!
祝 のだめ初サロンコンサト開催決定記念!
夏のサン・マロでつかんだのだめの初仕事。
ああ… 涙のサロンデビューです!
(千秋)あっ。あれ。ホントに決まったんだ。
(のだめ)はい。先輩。絶対来てくださいね。
(千秋)うん。行くよ。
(のだめ)のだめも。また先輩のコンサトは必ず行くし。
変わりませんねこれからも2人は。
(千秋)少しは変われ…。
シャツを盗むくらいなら
電話するとか。頼むから普通の人間になってくれ。
(のだめ)そうだシャツ 交換しにいかなきゃ。
そういえば先輩の新居ってどこですか?
聞くの忘れてた。歩いて何分?合鍵ちゃんと下さいね。
・・・きいていないこの女。
(千秋)もう来るんじゃねえ。この変態が!
(のだめ)ギャボ~!
違うんです。においはそう長く持たないんです。
だから、定期交換が必要なんです。
(千秋)何が違うんだ!
(のだめ)これでも100歩 譲って。シャツなんですよ!
(千秋)はあ?
《4年間 変わらないのはこいつの変態だけか》
《離れたらまた何かが変わるんだろうか》
・・・ほのぼのモード。


引っ越しをしている千秋。
携帯が鳴る。
あっ…。
もしもし…。
(征子)あの部屋を出るですって!
かっ。母さん?
(征子)静かな環境が欲しい?まあ それは指揮者としては必要かもしれないけど
でも。のだめちゃんとはうまくやんなさいよ。
はあ
(征子)離れていても大丈夫とか。あの子はあなたの天使なんだから。
・・・母親のおきに!?

のだめ天使が舞う。
《アヘ~ アヘ~》
あぜんとする千秋。

えっ…。


その晩、千秋を隠し撮りするのだめ。
(シャッター音)
ムホ~。 最高の寝相ですね。
ちゃんとふとんを懸ける。
ぶちゅん。・・・ここぞとばかりに寝ている間に。
んっ…。
《天使?》
・・・ストーカーの間違い?おっかけ?



(ルイ)第1主題提示。最初の動機 a・bは全体をつくる核になっていて
次のフォルテの2小節の低音に展開部で使われる音形が表れますが
これも 第1主題の2つの動機の発展形です。
(教師)うん。では、次の属短調で表れる第2主題だけど…。

♪(ピアノの演奏)
ピアノを弾いているルイ。
(アルマン)さすがね。音楽的背景がとても深いのを感じるわ。
あなた。よく分かってるのね。


ルイを誘う友人。
(女性)ルイ。夕飯どっかに食べに行かない?
(ルイ)ごめん。今日は練習があるの。
(女性)すごい。
(女性)ずっと練習室にこもってたのにまだ練習?
もう。あれだけ有名な演奏家なのに。
(女性)それだけやってるからあれだけの人になれたのよ。


オクレールのところでピアノを弾くルイ。
♪(ピアノの演奏)
(オクレール)うん。いいね。よくできました。
(ルイ)えっ… ちょっと待ってください。
(オクレール)んっ?
(ルイ)何か少しぐらい問題あるところとかちゃんと教えてください。
(オクレール)うん おなかすいた。(おなかの鳴る音)
(ルイ)あっ?
(オクレール)今日はうちの奥さん、いないけど
ご飯はちゃんと作っておいてくれたから。
鍋の中の肉を出して切ってちょうだい。
(ルイ)えっ 鍋? 肉?
(オクレール)そう。早くね。
(ルイ)うう…。
(オクレール)何やってるの!そうじゃなくてまずひもを切って。肉は横に!
包丁は上から姿勢良く腕とひじを開かない。
手首を返して 堂々と優雅に。
《レッスンより指示が細かい》


食事
(オクレール)ハァ…。美的センスを疑っちゃうね。
(ルイ)ちゃんと食べやすく切ったんです。
(オクレール)君。食事に興味がないの?
(ルイ)あっ…。 面倒なんです。やることいっぱいあるのに
おなかがすくと腹立たしくて。
でも ちゃんと食べてますよ。健康管理は大事ですから。
(オクレール)ふ~ん。
もっと ゆっくり食べなさい。フランスでは指揮者のことをシェフとも言うでしょ?
料理も音楽と同じハーモニーです。
そして、うちの奥さんは一流のシェフなんですよ。
ちゃんと味わって食べてくださいね。いいですか?
この煮込み。一見素朴で単純そうな料理だけどこの中にはうちの秘伝のブイヨンが入っている。
君はこのブイヨンに何が入っているか分かるかな?
分からない者には作れない。ベースは 牛か鳥か魚か?
ルイ)ぎっ 牛。
(オクレール)ブブ~。
(ルイ)えっ…。
(オクレール)全然。駄目。
こんなの初歩なのに。君、何しにフランスに来たの?
(ルイ)《わたしは、ピアノのレッスンを受けに来てるの!》
《多くのピアニストを世に送り出した名教師だって聞いたのに
料理やチョコの話ばっかり》
《オクレール先生はホントにこんな先生なの?》


学校にて
(オクレール)今日はドビュッシーのレッスンをしようか。
(フランク)んっ?
(ルイ)はい。じゃあ7時ごろおうちに伺います。
(オクレール)チョコ買ってきてね こないだの。
(ルイ)はい。分かりました。

(フランク)オクレール先生。


(フランク)ルイ!
(ルイ)あっ フランク。
(フランク)ルイはオクレール先生と知り合いなの?
(ルイ)知り合いというか実は今個人レッスンをしてもらってるの。
(フランク)えっ…。
(ルイ)ほら、わたしはオクレール先生に教わりたかったのに
アルマン先生のクラスになっちゃったでしょ?
でも、あきらめきれなかったから何度も頼み込んで
無理やりレッスンをね。
来年からはアルマン先生に言って
ちゃんとオクレール先生のクラスに移してもらうつもりよ。
《そんな手があったのか!》
《クラスを変わるなんて。無理だと思ってたし。
アルマン先生だっていい先生だし。
っていうか。僕だってオクレール先生に教わりたくって
この学校に来たはずなのに…》


ルイ、チョコを持って、
(ルイ)聴講したいんです。
(オクレール)いや。今日は…。
(のだめ)いっ。いいですよ。
(オクレール)んっ?
では。今日は 夏のリサイタルで好評を博した『水の戯れ』を。
(オクレール)何を勝手にやってるのかな。ベーベちゃん…。
耳を引っ張るオクレール。
(のだめ)人前で、ベーベって言わないでください!
(オクレール)いいから。今日の課題曲を弾きなさい。
ベーベちゃん。
(のだめ)はい…。
楽譜を見て、のだめ、弾きだす。
♪(『スカルラッティ ピアノソナタ』の演奏)

《スカルラッティのソナタ…》
(オクレール)このフレーズはうれしいの? 楽しいの?
(のだめ)うれしいんです。 はしゃいでる。天にも昇る気持ち。
でも、昇れない。
(オクレール)何で?
(のあめ)授業中だから。
(オクレール)えっ?
(のだめ)込み上げる笑いを抑えてるんです。
昨日の電話。離れててもお前にのぞかれてる気がする。
怖いって。
「そんなに、のだめのことばかり考えてるんだ」って
うれしくて!
・・・それは、ストーカーや!実際にそうかも。寝ているときに忍び込む。
(オクレール)君の話は聞いてないから…。
(のだめ)「もしもし 俺」って。 ウヒャ~!
あきれるオクレール
(オクレール)曲に集中できないなら、レッスンやめますよ。
(のだめ)あっ… やります やります。
ルイ、あきれてます。

♪(『スカルラッティ ピアノソナタ』の演奏)

(ルイ)《何なの?》
《わたしのときは曲のことなんかろくに話しもしないくせに》
(オクレール)同じフレーズでも音色の違いを意識して。
オケを聴くみたいにね。
(のだめ)オケ…。

♪(『スカルラッティ ピアノソナタ』の演奏)

(ルイ)《この多彩な音》
《しなやかな手首》
《まるで鍵盤の上でバレエをしてるみたい》

♪(『スカルラッティ ピアノソナタ』の演奏)

(机をたたく音)
(のだめ)あっ…。

♪(『スカルラッティ ピアノソナタの演奏』)
ルイのほうを見るのだめ。

(オクレール)ルイ。
(ルイ)あっ…。
(オクレール)気が散るから。もう出ていってくれる?


(ルイ)《何よ!わたしにはいいかげんなレッスンをして
のだめには あんなに時間も取って
わたしがしつこいから仕方なくレッスンをしてやってるっていうの?》
《パリまで来て これ?》

(ルイ)《パリ…》

(ルイ)《パリに来たら友達をつくって。恋をして。そう思ってたのに…》

(ルイ)サーモンサンド1つ下さい。
(店員)ウイ。
《あのときは。新しい生活への期待でいっぱいだったのに…》


家に帰るルイ。
《今は…》
あっ… ママ!
(ルイママ)あっ。おかえりなさい。
(ルイ)何やってんの?うわっ。わたしのブーツ!
(ルイママ)や~ね。また、こんな派手な靴買って。
あきれて、つい履いちゃったじゃないの。
(ルイ)あきれて、つい履く?
(ルイママ)そんなことより。これカードの請求書。
相変わらず服ばっかり買って。
(ルイ)いいでしょ。服を買うのは唯一の趣味みたいなもんなんだから。
(ルイママ)買うのはいいけど洗濯はしない。掃除もしない。ごみは捨てない。
片付けない。
(ルイ)たっ。たまたまよ。この2・3日忙しかったから。
(ルイママ)2・3日?
2・3日で ここまで…。  ・・・腐っているピザ?
(ルイ)ひい~!それは…。貸して!
(ルイママ)どうせこんなことだろうと思ったわ。
今日はあなたの好きなママのサラダ巻き作ってあげるから。
手を洗ってうがいしてきなさい。


(ルイママ)さあ 召し上がれ。
(ルイ)いただきます。
(ルイ)《料理の美的感覚が育つわけない》
(ルイママ)どう おいしい?
(ルイ)おいしいよ。ママの料理の中で一番。
(ルイ)《おいしかったら。もっと食べ物に興味あったのかしら》
ハァ…。それで、ママ、何の用で来たの?
用がなければ来ないって約束だったよね?
(ルイママ)あっ。あるわよ。
用があるのよ。ちゃんと。
出演依頼がいっぱい来てるのよ。何とマエストロ ラルストンとの共演依頼も。
(ルイ)わたしは留学中は演奏活動をしないって言ったでしょ。
(ルイママ)そうだけど。もう1年も休んだんだし。
全部とは言わないからマエストロとの共演とか。
あなたにとって価値のあるものには出てちょうだい。
(ルイ)「価値」って…。出ないって言ってるでしょ。
(ルイママ)出た方がいいのよ。あなたは分かってない。
あなたのためになることなのに。
あっ。
(ルイ)「あなたのため」って自分のためでしょ!
本当はママがピアニストに。そん孫ルイになりたかったんでしょ…。
わたしは、もうたくさんだわ!
部屋を出て行くルイ。
(ドアの閉まる音)
ルイ…。


(ルイ)《言っちゃった》
《ずっと思ってたけど言えなかったことを言ってしまった》
(おなかの鳴る音)
(ルイ)うっ…。サーモンサンド持ってくればよかった。
バッグも。

携帯を見るルイ。
名前のちあきのところで。

あっ…。

・・・電話をかける。心細くて?


(千秋)テンポ、もっと軽快に息を合わせて。では もう一度。

(ドアの開く音)あっ…。
(女の子)はい。そこまで。終楽章はまた来週。
残念。おじさんたち時間 過ぎてますよ。
(女の子)市民バレエ団の練習時間なんだからね。
(団員)ホントだ15分も過ぎてるよ。
(団員)撤収 撤収。
(団員)俺たち最近すごいよな人が変わったみたいだ。
(団員)集中して15分もオーバーするなんてな。
《お前ら 20分 遅刻のくせに》
(シモン)まあ。いいだろう。
(千秋)えっ?
(シモン)今日は いいリハだった。

(千秋)フッ。
《貧乏オケ状態は相変わらずだけど。
 オケの雰囲気は良くなったし。最近の公演もうまくいっている》
《今シーズン いい結果が出せればもっと…》

携帯が鳴る。
(千秋)あっ…。
(千秋)ルイ?
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のだめカンタービレ フィナーレ #1 Leçon 1 [のだめカンタービレ]

ピアノを弾いているのだめ。

♪(ピアノの演奏)
♪~
♪(ピアノの演奏)
♪(ピアノの演奏)

それを聞いているひとびと。

のだめ、真っ白に。。。
時計を見つめる?時計は3時のまま。
(のだめ)さっきも3時で今も3時…。
ギャボッ! 電池切れ!?

必死に服を着替えて、
走っていく。

ムキャーッ!

(千秋)さて。いくか。
♪(メールの着信音)
んっ?メール?誰だ こんなときに!
ローマ字でメール。
《「のだめです 遅刻したコンサト遅らせてください」》
あのバカ!
(ノック)
(テオ)時間で~す。
ウイ。
《待ってられるか》
《俺はもっと先へ行く》

(のだめ)ムキャーッ!
走っている!
・・・まにあうもんか!



(ニナ)久しぶり!マルレのコンサート大成功だったみたいね。
(千秋)ありがとう ニナ。
(ニナ)またちょっと大人っぽくなったんじゃない?
せっかくパリにいるんだからたまには顔くらい見せなさい。
レッスン見てあげるわよ。
あのう。実は そのことでお願いが。

(千秋)アンナ。俺、しばらく帰らないと思うんで。
あとをよろしくお願いします。
(アンナ)えっ?どこ行くの?
(千秋)ここじゃ集中できないんで。ちょっと家出。


(のだめ)というわけで…。
今度のマルレのコンサトに来た人には何とネバーランドの2割引入場券が付

くんですよ。
(オクレール)ほう。よかったですねコンサートが成功して。
わたしも行きたかったんですけどレッスンがあってね。
次の公演は行こうかな。
チケットお幾ら?一緒に行こうか。
(のだめ)30ユーロです。
あのう何で突っ込んでくれないんですか…。
(オクレール)えっ?
(のだめ)コンサトが成功したのは本当ですけど。
途中から明らかに嘘言ってるのに…。
(オクレール)えっ?
(のだめ)前から思ってたんですけど。オクレール先生との会話はなかなか
うまくいきませんね…。
あっ。2人ともボケなのが敗因なんですかね。
(オクレール)ボケ?
(のだめ)まあ。いいんですけど。
(オクレール)それじゃあレッスンを始めましょうか?
(のだめ)あっ!その前に…。
(オクレール)んっ?
のだめ。コンクールに出てみようと思ってるんです。
え~。
すぐってわけじゃないんですけど準備は始めた方がいいと思うんです。
コンクールって準備に時間をかけないと…。
一夜漬けでうまくいくほど甘くはないんです。
急がば回れ!そんなシビアな世界なんですよ!
(オクレール)ハハハハ…。
ここは笑うとこじゃないです!
(オクレール)駄目だよ。ベーベちゃんコンクールは許可できません。
うう。
(オクレール)そんなこと考える余裕があるなら。
そろそろ課題を増やそうかな。
ムキャッ!
(オクレール)今は、もっと色々な作曲家に触れるのがいいね。
来週までにこのうち3曲をやってきてね。
マジノ先生にも言っておくから。
ギャボン…。


缶詰がつまれている。
さらにギャボ~ン…。
千秋先輩の置き手紙
《「次の公演が終わったら帰る。散らかすなよ。真一」》
先輩 どこへ… あっ。
でも。ここのピアノ使えますね。

まずはこれ。
♪(ピアノの演奏)
♪(ピアノの演奏)

(ニナ)初めは「何でバッハ?」って思ったけど いいじゃない。
屈折してて、うつうつとした部分が真一に ぴったりで。オホホホ…。
(ミシェール)ニナ先生食事が終わったらわたしのピアノも見てくださいね


(ニナ)え~? 嫌。もう今日は。
ひどい!わたしに家事ばかりさせて…。ピアノの弟子なのに…。
あっ。分かったわよ。でも、あしたの朝にして。もう飲みたいし。
あっ…。真一?
倒れる千秋

(ニナ)38度5分…。
コンサートが終わったばかりなのに無理するからよ。
そんなに焦らなくても。
(千秋)そりゃ焦りますよ。次の公演まであまり時間がないですから。
(ニナ)いいから寝なさい。何で そんなに急ぐのかしら。
こっち来てすぐにコンクールに出て。仕事して…。
(千秋)仕事ないときだってありましたよ。
(ニナ)どうせ勉強ばっかりしてたんでしょ?
若いんだから彼女でもつくって少しは遊んだりしたっていいのに。
(千秋)うう~。
(ニナ)何を生き急いでいるのかしら。
《別に焦っているわけじゃないけど確かに俺は急いでいるのかもしれない》
《でも…》


♪(ピアノの演奏)
(ターニャ)あ~。もう!
♪(ピアノの演奏)んっ?
♪(ピアノの演奏)
(ターニャ)あ~あ。よく。そんなに続くわね。
(のだめ)フン。フン…。
(ターニャ)聞いてないし…。ここで ご飯でも作ろうかな~。
(のだめ)はい。は~い。のだめ。肉、食べたいです。

また 魚肉ですか…。
(ターニャ)缶詰しかないんだもの!文句ある!?
(ユンロン)食べないんなら僕が食べるよ。
ユンロン! いつの間に…。
(フランク)いただきま~す!
フランクまで!
(ターニャ)取りあえず あんたも買い物くらいしておきなさいよ。
掃除も洗濯も。いくら 課題がいっぱいだからって…。
コンクルに出ちゃ駄目って言われた腹いせとして必要以上に課題を
多くやって先生の鼻を明かしてやりたいんです。
いつまでもベーベちゃんとは言わせませんよ。
(ターニャ)相変わらず変な方向に真っすぐ前向きでバカっていいわね。
ターニャだって 今はコンクル 一直線じゃないですか。
(ユンロン)ターニャも出るの?
(ターニャ)ええ。来年の卒業までに。
ユンロンも出るんですか?
(ユンロン)そりゃあ僕だってこのまま国に帰りたくないからね。
(フランク)2人とも何のコンクールに出るの?
(ターニャ・ユンロン)バルデス国際コンクール!
(ターニャ・ユンロン)《同じ!?》
(ターニャ)ヤダ!あんた。違うの出なさいよ!
(ユンロン)そっちこそ!もっと賞金低いの出ろよ!
(フランク)まあまあ 2人とも。
(ターニャ)フランクも 1個下だからってのんびりしてると大変よ。
(フランク)僕は室内楽が楽しいから。
そうだ ピアノデュオ2人でやりませんか?
室内楽の試験。
(フランク)いいね。おたくデュオ。
(ターニャ)あんたも、よく平気よね彼氏が行方不明なのに。
はっ…。
(ターニャ)普通はもっと寂しいとか心配するとかしない?
席をち上がるのだめ。
(ターニャ)んっ?
千秋先輩の洗濯物に手を伸ばす。そして、裏にいく。
(ターニャ)のだめ?
ターニャが見に行くと、
(ターニャ)ひいっ! 電話したら!? ねえ!
自家発電中ののだめ。ハートマーク。

・・・う~ん、実家の猫みたいだあ。



(アンナ)うわ~ 懐かしい。
(長田)雅之の若いころの写真。やっぱり真一とは顔が違うな。
(アンナ)よかったわね。真一は母親似で。
(アンナ)長田は今とあんまり変わらないわね。
(長田)いや~。そういうアンナこそ…。つむじの位置は同じだな。
(アンナ)見えてないでしょ!

んっ? ルイ…
あっ!ルイのときめきの相手!?
(ボーイフレンド)ルイの友達?
(ルイ)あっ…。ターニャ。フランク。ユンロンも。
「も」?

(オクレール)ほう。バッハですか。楽しみですね。

(オクレール)ベーベちゃん遅いなあ。
・・・のだめは、来てません。

ふう。時計を見るお馬鹿さん。
ムキャーッ!電池換えるの忘れてた!
いそいで向かう、


♪(オーケストラの演奏)
《代々敵同士のモンタギュー家とキャピュレット家の一人息子一人娘が
ふとしたことから恋に落ちる》

《両家の争いが続く中でも愛を深めていくロメオとジュリエット》

(歓声)

(のだめ)ハァ。ハァ。ハァ…。
(オクレール)遅かったね。ジュリエット。もう1曲終わっちゃったよ。
ムキャーッ!悲劇!

(オクレール)あら。上着くらい脱ぎなさいよ。
あ。中は下着しか着てないんです。シャワー浴びたてで…。
・・・ああ、そうなのね。
(オクレール)君のロメオさま。いいね。
優しいけど甘過ぎずちょっとかたくなだけど誠実だ。
はい。そういう人なんです。
(オクレール)いや。演奏のことを言ったんだけど。
でも、ちょっとじゃなくてかなりかたくなです。
全然 甘くないし…でも、すごいんです。
のだめはピアノで千秋先輩と競演するのが夢で目標なんです。
(オクレール)目標?
あれ?次は何の曲ですかね…。人数が少ない。
(オクレール)バッハのコンチェルトですよ。
バッハ…。ピアノ協奏曲…。
(オクレール)本来はチェンバロ協奏曲だけどやっぱりこのホールじゃ
ピアノですね。
ピアノ… 誰が?
(オクレール)そりゃ 見てのとおり…。
(拍手)
(オクレール)弾き振りでしょ。
(歓声)

(アンナ)千秋がピアノ?
(長田)弾き振りか。


♪(オーケストラの演奏)
♪~
♪~
(アレクシ)うちの指揮者やっぱり すげえ…。
♪(オーケストラの演奏)
・・・真剣なのだめの顔。


(拍手)
(大歓声)
ずるい…。
(オクレール)んっ?


下宿。。。
(足音)おっ。

(千秋)晩飯 食ってかないのか?

ずるい。
えっ?
ずるいです。先輩。
何 言ってんだ?
バッハで。ピアノまで見事に弾いて…。
先輩は目標に向かって着実に階段を上がってて…。
全部。一人でやったらいいですよ!

(ドアの閉まる音)

《おっ。こっちに来るかと思ったのに》


昔の写真を見る千秋

(家政婦)《今日は家にいないと。奥さま。帰るの遅いんでしょ?》
(雅之)《だから、出掛けるんだ。子供の面倒なんか見てられるか》
(家政婦)《面倒ならわたしが見るし練習ならここでできるでしょう?》
(雅之)《集中できるかうっとうしい》

真一が見ている。

出て行く父

(ドアの閉まる音)

写真をノートに挟み直す。



酒場。
(ボーイフレンド)ルイ。今夜 これから僕の部屋に来ない?
(ルイ)悪いけど今夜は そんな気分じゃないの。
何で急に冷たくなったの?キスしたのに…。あのキスがいけなかったの?
だったら言ってくれればもっとすてきなキスをするのに。
僕の引き出しは もっと多いんだ!それを分かってほし…。
(ルイ)キスが悪いんじゃなくてあなたにときめくよう努力するのは時間の

無駄だと思ったの。


(テオ)「バッハの弾き振りは素晴らしくさすがマサユキ チアキの息子だ

と思わせる才能を見せた」「マルレオケは確実に進化している」
あっ 千秋。 千秋って やっぱり千秋 雅之の息子だったんだね。
親戚かな~とは思ってたけど。
(千秋)これ、借りてた楽譜。ありがとう。じゃあ。
(テオ)えっ!帰っちゃうの?また仕事、手伝ってくれるんじゃ…。
(千秋)これ返しに来ただけだから。
(ドアの開く音)
(シモン)手伝っていけ。おやつもあるぞ。

(シモン)『ミーナの涙は玉虫色』これはシュトレーゼマンの書いた曲か。
お前 こんな楽譜 借りていたのか。
(千秋)一応。どんな曲かなと思って。
ふざけた曲だったろう。
はあ 壮大に。
知ってるんですか?
初演を生で聴かされた。
シュトレーゼマンがいたのはわたしがまだ10代のときだった。
あれほどふざけたドイツ人も珍しかったが音楽はとても素晴らしかった。

(シモン)わたしもマルレオケに憧れていつか団員になりたいと思ったよ。
お前はこのオケを踏み台の1つくらいに思っているかもしれないが
わたしの夢はこのオケをあのころのようにお客さんに愛される活気あふれる

オケにすることだ。


学校でピアノを弾くのだめ。
♪(ピアノの演奏)
(マジノ)どうしたのいらいらしちゃって。
また 新しい曲…。
せっかく課題曲を全部弾いたと思ったら。またたくさん…。
バッハも…。
あれだけ、やったのにあっさり弾かれちゃいました。彼氏に。
一緒に競演するために俺も頑張るって言ったのに。
何か 眼中にないっぽいんですよね…。
(マジノ)あ、ああ。どういう意味?
マジノ先生。いつかのだめと競演してくださいね。
えっ? あっ。ああ。うん。そうね。
そんな程度の話だったんですよ。
えっ?
・・・???生返事で。相手にしていない?


千秋がのだめの部屋にノック
(ユンロン)のだめなら学校に行ったよ。
休日なのに?
千秋が帰ってきたから学校で練習するって。
う。ああ。
帰りは夜でしょ。
おい。
昼飯 一緒に食わないか?


(ターニャ)フォーレの楽譜!買ってきてくれたんだありがとう。
ついでですから。
お金 払うから 入って入って。
んっ?ユンロン?
ユンロンったら胃腸薬をくれって来たのよ。
千秋とデートして食べ過ぎたんですって。
先輩とデート?
(ユンロン)今日。ランチに誘われていて痛ててて…。
その後 映画にも行こうって…。
先輩が映画?
(ユンロン)気持ち悪いと思ったけどおごりって言うからつい…
『恋のレッスンWBA』を…。
ゲッ! 恋?
『少林テニス』やってなくてほかはアニメで…。
キモ~!あんたと千秋が恋のレッスン!?
本当に 気持ち悪いんだよ。千秋のやつ。妙に優しくてさりげなくて。
その後もすてきな店でディナーをごちそうしてくれて…。

自転車にあたるのを助ける。
《危ないぞ》

うっかりほれそうになったよ!
(ターニャ)ひ~!もう。やめて聞きたくない!
普通ですよ。その先輩。キモいですか?
普通って… 彼女には」でしょ?危ないわね。千秋。
のだめもちゃんとフォローしなさいよ。ユンロンだったからいいけど
あんまり放置してると浮気されちゃうわよ。
う~ん。忙しいんですよ。のだめだって。
まあね。負けたくないわよね。指揮者にあんだけ弾かれたら…。
でも、それはそれ。彼氏なんだし。今日は千秋の部屋に帰ったら?


次の朝
♪(ピアノの演奏)

(千秋)お前らも学校で練習しろよ…。

《だから、あいつも帰ってこないのかもな…》
(マジノ)あの子、コンクールに出してあげたらいかがですか?
(オクレール)何それ。
すぐってことじゃなくても目標を持たせてやった方がモチベーションも
上がりますし。このところ本当に 成長著しいし。
それに あの子だったらもしかして…。
(オクレール)それが怖いんですよ。
(マジノ)えっ?
(オクレール)せっかく、今一つ一つ積み上げているものを台無しにする
つもりですか?今がベーベちゃんの正念場ですよ。


学校を歩くのだめ。
携帯に電話が掛かってくる。

アッ。アロー?

のだめ?サンマルのお城で会ったランベールですけど…。

うわああ。

走り出ているのだめ。
ムキャーッ!
(フランク)んっ?どうしたの? のだめ。
フランク コンサトの依頼です!
のだめ。初サロンコンサト開催決定です!
のだめ。負けません!
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