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のだめカンタービレ フィナーレ #9 Leçon 9 [のだめカンタービレ]

のだめ、いきなり。失踪。
そして、シュトレーゼマンとピアノコンチェルト

それを知った千秋、ロンドンにのだめを聞きに行く。

ふてくれされて舞台に出て行くのだめ。ぶっふくれ面。

のだめ、シュトレーゼマンの指揮を振り回す演奏ぶり。
千秋、やっぱりのだめだと。人を引きつける。
しかし、昔とは違って、破綻していない。
オクレールの指導のたまもの?

リハとは、違うことで振り回されるシュトレーゼマン、
なんとか無事に演奏を指揮して、どっと疲れる。
・・・自業自得。

のだめは、千秋とは会わない。会いたくない。やっぱり・・・
。。。何しに来たの?それとも顔を見せたくないだけ?

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(リュカ)のだめが休み?
(デュマ)そう。さっき本人から連絡があって病気で休むって。
(リュカ)病気!?
(デュマ)原因不明の大したことない病気って。何かしらね?
まあ、心配することないみたいだけど。
(リュカ)あぁぁ。のだめ…。

(ターニャ)のだめが病欠?そうなの?知らなかった。
(リュカ)のだめ。電話にも出ないし。昨日もおとといも授業を休んだんだ。
きっとすごい病気だよ!
(フランク)でも、先生には連絡してきたんでしょ?
そんなに心配しなくても。
(ターニャ)帰ったら、様子見に行くから。
(リュカ)今ごろ1人で倒れてたらどうすんのさ!
(ターニャ)どうするって言われても…。


下宿先にて
(ノック)
(ユンロン)のだめいないみたいだけど。
(ターニャ)えっ。ほんとう?
(ユンロン)たぶん。返事もないし 人の気配もないし。
ムッシュのとこは?

(長田)のだめ?いや見てないけど。
(ユンロン)やっぱり 。サボりじゃないの?
(長田)どうせ。行く所は1つだろ。

ていうわけで、彼氏?の千秋。プロポーズを蹴ってます。
(千秋)のだめ?いませんけど。つうか。俺は、今 イタリアで。
(長田)なんだ。真一と 一緒じゃないのか。
(千秋)ええ。
(長田)じゃあ。のだめは、どこ行ったんだ。
学校を3日も休んでるらしいんだけど。
(千秋)はあ?
《3日って。あの日からか》
・・・あなたのせいです。


千秋、のだめに携帯に電話をかけると
(のだめのアナウンス)
「ボンジュール。メグミ ノダのメッセージボックスです」
「メッセージを お残し…」


千秋、日本に電話をかける。
(峰)のだめ?いや。来てないけど。って。あいつ、今、日本なの?
(千秋)あっ。いや、そうじゃなくて
何か聞いてないか?ちょっと居場所が分からなくて。
(峰)のだめが行方不明!?
(清良)嘘?
(千秋)そんな 大げさなものじゃなく…。
(龍見)のだめちゃんがどうしたって?
(清良)千秋君 ケンカでもした?
(千秋)もういい!
・・・おそるべし、女のカン


千秋、のだめの実家に電話する。
(洋子)恵?あん子、この間の母の日も父の日も連絡なかとよ。
恵がどげんかしたと?
(千秋)あっ、いえ。
この間はノリをたくさんありがとうございました。
コンブもお米もおいしかったです。
(洋子)ばい。千秋君。
(辰男)何か?千秋君か?電話、俺にも代わらんか。
(辰男)元気しとったか。息子よ。
(洋子)ことしのバカンス。帰ってこんね。
・・・もういいと千秋


お釜に電話をかける千秋。
(真澄)千秋さま。何でわたしには連絡くれないんですか?
わたし、のだめとはチャット仲間ですのよ。
(千秋)えっ。そうなの?
じゃあ。あいつから何か聞いている?
(真澄)えっ?
ええ。2週間前ですけど。
どのお話のことがいいかしら。
こっちのファミレスで今やってるフェアのメニュー会議とか
好きな四字熟語とか
ことしのオケツ占いでみる恋愛運と彼のケツでみる総合運とか…。
(千秋)もういい。
(真澄)えっ…。
《誰も知らない。 学校休んで家にもいなくて。電話にも出ない》
《どこで何やってるんだ。のだめ》


(オクレール)そうですか病気の連絡がありましたか。
(マジノ)はい。来週も来られないって。
(オクレール)大したことない病気で来週もね…。
(マジノ)あの子。ちゃんと試験受けますよね?
せっかく試験が終わったら、コンクールの準備に掛かるところだったのに。
こんな大事な時期に何で…。
(オクレール)何でといったら、あれかな。
でもな…あれだとしたら、どうしてここに来ないんだ?
・・・のだめは、ファウストに捕まりました。



(シュトレーゼマン)お久しぶりです。
また、皆さんと仕事ができてとてもうれしい。73歳 独身です。
(笑い声)
(シュトレーゼマン)今日は、皆さんにピアノコンチェルトのソリストを紹介しましょう。
(コンマス)んっ?
(シュトレーゼマン)わたしが日本で見つけて以来4年寝かした。
メグミ ノダ。まだ、まったく無名ですけど
わたしがここで導火線に火を付けます。 ・・・のだめに導火線が。
皆さんも一緒に誘爆してください。 ・・・やる気なしののだめ?
(笑い声)
(バイオリン奏者)巨匠のあれか?  ・・・恋人?
(バイオリン奏者)でも 中学生じゃ…。
(バイオリン奏者)神童?
(バイオリン奏者)急にプログラムを変えてまで出すんだから
どうしようもないのじゃ困るだろ。
(バイオリン奏者)弾けば分かるよ。

♪(『ショパン ピアノ協奏曲第1番ホ短調 作品11』の演奏)
♪~
♪~
のだめ、聞いて待っている。出番を。
♪~
そして、ピアノを弾き出す。
それを聞いている奏者達。
♪~
弾くのが止まる。
(シュトレーゼマン)んっ?
(のだめ)ミルヒー。
のだめ。もっとがつんといきたくなったんで。
オケも、がつんときてください。
でも、ソロの前は緊張を。
空気、きりきり張り詰めてください。
オケの音聴いたら、気が変わりました。
打ち合わせと違うけどいいですか?
(シュトレーゼマン)フッ。はい。は~い。
(のだめ)返事は1回…。・・・えらそうな変態

♪(『ショパン ピアノ協奏曲第1番ホ短調 作品11』の演奏)
♪~
(のだめ)ミルヒー。ここはテンポ、もっと上げたいです。
(シュトレーゼマン)はい。はい。
♪~
(のだめ)ミルヒー もっと!
(シュトレーゼマン)はい。はい。
(のだめ)ミルヒー!
(シュトレーゼマン)合点!
バイオリン、ここは音量下げて。ピアノを前に。
♪~

千秋のことを思い出すのだめ。
《俺なんかまだまだ小さいことくらい分かってる》
《でも、だからこそ一つ一つ今は自分のオケの調和を探していくしかないんだ》
それを回想するのだめ。先輩のオケすごーい。

(のだめ)《調和》
《ハーモニー》

♪~

(エリーゼ)あの子。コンチェルトの経験ないって言ってたのに。
ずいぶんやってくれるじゃない。
(オリバー)はい。テクニックもすごいし。個性も強いけど。
ちゃんとオケの音聴けてるし分かってる。


その夜、シュトレーゼマン、エリーゼに話す。
(シュトレーゼマン)当然です。
のだめちゃんはずっと千秋のそばでオーケストラを見てきたからね。
(エリーゼ)えっ。千秋?
あっ。もしかして。あれ?
・・・いつもついてきていた小動物、隠れていて気づかなかった。
(シュトレーゼマン)Sオケマスコットガールの逆襲。
千秋を踏み台にして飛び立つときで~す。
若い力でわたしも一緒に高く飛びた~い。
今日は、夜遊びしてきます。
のだめちゃ~ん。ご飯行こう。
(エリーゼ)ああ


(千秋)野田 恵のプロフィル?
(エリーゼ)そう、本人に書かせたんだけど。
嘘とか詐称とかないか一応確認しとこうと思って。
(千秋)本人?
(エリーゼ)野田 恵。二十歳。東京出身。桃ヶ丘音大卒。
パリ コンセルヴァトワール首席 卒業。
受賞歴カレー南蛮コンクール 第1位。
スリーサイズ…。
88
56
87

(千秋)誰ですか?それ…。
(エリーゼ)やっぱ。スリーサイズは嘘よね。   プ
(千秋)全部 嘘だろ!
《シュトレーゼマンの所にいたのか》
(千秋)今、そっちはどこ?演奏旅行中ですよね?
何であいつのプロフィルを?
(エリーゼ)何でって。プログラムに載せるし。
どうせ取材にも対応しなきゃいけないし。分かってるでしょ?
(千秋)《プログラム?》
分かってないんですけど。俺。
(エリーゼ)ううん。
シュトレーゼマンのロンドン公演であの子がデビューするって聞いてない?
(千秋)《デビュー…》
(エリーゼ)あの子、千秋の彼女でしょう。
あんたが踏み台になって。
あの子のデビュー、ねじ込んだんじゃないの?



シュトレーゼマンの演奏の広告がいっぱい貼ってある。
(男性客)今日の公演。プログラムが突然変更になったらしいね。
(男性客)そう。そう。ネットで調べたらピアノ協奏曲が入ってたよ。
(男性客)へえ~。ピアノは誰?
(男性客)ノダメ グミだったかな。
(男性客)誰だ?それ。
(男性客)日本人でパリに留学中の学生らしい。コンクールの入賞歴もない無名のな。
(男性客)それが、いきなり巨匠と共演?
(男性客)たぶんすごい美人なんじゃないか?
(笑い声)
(女性客)シュトレーゼマンが見いだした天才ピアノ少女らしいわ。
(男性客)おお、絶世の美女だそうだぞ。
(千秋)《絶世の?》
(女性客)でも。子供なんでしょ?
(男性客)子供のサイズじゃないだろ。
(女性客)何なの?サイズって。
(千秋)《エリーゼ…》


携帯が鳴っている
(千秋)あっ。
(オリバー)会場、着きましたか?ホール入ってすぐ右の隅で待ってます。
(千秋)分かった。ありがとう。オリバー。
《イタリアからロンドンへの飛行機に。何も考えずに飛び乗ってた》
《のだめが、シュトレーゼマンと共演する》
《俺が聴かないで。誰が聴く》



(シュトレーゼマン)のだめちゃん行きましょう。
さあ、最高に楽しい音楽の時間です。
手を差し出すシュトレーゼマン。
うなづくのだめ、

(女性客)次は、いよいよのだめね。
(女性客)どんな演奏する子なのかしら。
(女性客)きっと。すごいのよ。シュトレーゼマンがいきなり連れてきたんだから。
(男性客)かなりの美女に違いない。
(男性客)だな。
(男性客)うん。
(千秋)《また それか》
《いくらシュトレーゼマンでも。ただの道楽でこんなことをするわけがない》
《この舞台に立とうというからには…》
・・・それがするんです。

(のだめ)《結婚してください!》

《逃げるのはやめたってことだよな?》
《それにしてもいきなりシュトレーゼマン》
《イギリスの一流オケ》
《あいつ。いったい何なんだ?》

(ざわめき)
(拍手)
(男性客たち)おっ…。

入ってくる格好に唖然とする、変なむくれ顔
(千秋)えっ…。
《何だ。あの顔?》
むくれているのだめの顔

(男性客)子供…。
(男性客)だよな。

シュトレーゼマンとのだめ、顔で合図をして、始まる。

♪(オーケストラの演奏)
♪~
《『ショパン ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 作品11』》
《この作品には、故郷ワルシャワへの告別と飛翔が込められているという》
♪~
《管弦楽のみで始まる重厚で力強い提示部》
《そして、甘く悲しい第1主題から、ホ長調 カンタービレの第2主題》
♪~
《ピアノが登場するまでのこの長く壮大なオーケストラの提示部を聴くと
 故郷をたとうとするショパンが、この曲に込めた気概を感じる》
♪~
♪~
♪~
♪~
(のだめ)あ
それをうかがうシュトレーゼマン
ビアのを弾きはじめる。
♪~
唖然とするシュトレーゼマン
♪~
(コンマス)《遅っ…》
(千秋)《なっ…》
♪~
(千秋)《何つう。独奏的な演奏》

(チェロ奏者)《いきなりリハのときとまったく違うテンポにするなんて》
(チェロ奏者)《これじゃまったく違う曲だ》
(フルート奏者)《でも。すごくいい》

♪~

(エリーゼ)《何?今の》
《あんたなら、どうにかできんでしょ的な態度》
《あの小娘、うちの巨匠をつかまえて》
《ホントどうすんのよこの異色のショパン》

♪~

(千秋)
《やっぱり、ここにきてものだめは。のだめだ》
《跳んだり、跳ねたり》
《それでも前みたいにはちゃめちゃじゃない》
《ちゃんと破綻しないよう分かってやってる》
《そして、一音一音の美しさ》
《こいつの音楽の強さが、あっという間に人を引き込んでいく》

♪~

《第2楽章 美しい月灯りの夜》
《楽しい無数の追憶》

千秋、思い出す母の言葉
(征子)《あの子はあなたの天使なんだから》

♪~

《母さんは、ああ言ってたけど。
 本当はあいつをこの舞台に連れてくるために
 神様が俺を日本に押しとどめていたんじゃないか?》

♪~

《天使は、俺か…》
・・・シュトレーゼマンは、悪魔?

♪~

《第3楽章 ポーランドの民族舞踊を基にした。高貴で華やかなロンド》
《繰り返される主題は、様々な装飾を施され次第に
 技術的な難所へと向かってゆく》

♪~

《さすが 巨匠》
《あの波乱の第1楽章からずっと顔色一つ変えず。
 彼女に寄り添い。われわれを導いていく》
《しかし…》

♪~

(コンマス)《それにしても…》

♪~

(コンマス)《すごい》

♪~

(コンマス)《技術的なことだけじゃなくて。彼女の。この音楽を…
共にしっかり作りあげたい》

♪~

♪~

演奏がみごとにおわる。

(大歓声)

驚いているのだめ
シュトレーゼマンが、のだめをエスコートする。
(のだめ)あっ…。
うわっ…。

(拍手・歓声)

握手する二人。

(拍手・歓声)

のだめ、観客に挨拶をする。


楽屋にて、のだめに振り回されたシュトレーゼマン
疲れている。
(シュトレーゼマン)あっ…。
ひい~…。死ぬかと思った…。
ひどいよ。のだめちゃん。

生きてて よかった…。 
・・・えっと。どういうこと?いい曲?それとも耐えれたこと?
(ノック)
(係員)マエストロ。時間です!
(シュトレーゼマン)うっ…。
(係員)まだ、コンサートは終わってませんよ!
(シュトレーゼマン)う~ん。ヤダ。もう!アイス食べたい!


(女性客)のだめ 。すごかったわ。


のだめを見に行く記者達。
(オリバー)ちょっと、すいません通してください…。
うわっ…。

(千秋)やっぱ。いいよ。オリバー。俺は、今日は。
(オリバー)何言ってんの。駄目だよ。一番に行かなきゃ。
ちゃんと会って、感想、言ってあげなよ。
のだめ 絶対 喜ぶから。

(のだめ)ハァ…。

(ノック)

(オリバー)のだめ。まだ着替えてるの?

中はばたばたの状態、ひっくりかえっているのだめ。

(のだめ)あっ…。

(オリバー)のだめ。千秋が来たよ。

(のだめ)はっ!
ああ…。

(オリバー)えっ?会えない?会いたくないって。

(オリバー)いいのか。千秋。ホテルとらなくて。
(千秋)あしたからオペラの舞台稽古始まるから、夜行で帰るよ。
(オリバー)そうか。


(男性客)あんな ショパン初めて聴いた。
(男性客)すごかったな。

(オリバー)千秋。
(千秋)あっ…。
(オリバー)彼女、すごい子だから、これからすごいことになるかもしれないよ。
(千秋)うん。

《もう元には戻れないような気がする…》
《何もかも…》

♪~




次回?

もう。もう。もじゃもじゃ。もじゃみ。
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