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のだめカンタービレ フィナーレ #6 Leçon 6 [のだめカンタービレ]

千秋、のだめの世話を焼き出す。
それを気にせずにいるのだめ。空気?自然なこと。

黒木、ターニャを気にする。
ターニャは、千秋とのだめを見ていて、反省する。
黒木に謝りにいく。そのときにあっとする黒木。
・・・実は怖い。肉食女子
でも、黒木は、コンクールのターニャに協力をお願いする。

のだめのオクレール先生の課題曲
「マスターヨーダの課題曲」
・・・ほんとになんてことを。ジュダイかよ。
遊びごころか、本当にそう思っているのか?
   先生には日本語はわからないから好き放題。

千秋、それを見て、オクレールの真意を知る。
熱心にするのだめ、夜中に変なことを。なぜに指と指をつなげようと
ET?なせに光が出る。不思議女。
つながりそうでつながらない。
・・・おかしな不思議ちゃん。

千秋、説明する。のだめの思ってることはただしいと。

いつのまにかにキスをする2人。

千秋が、のだめの課題曲をさきさきに弾いてしまうので怒るのだめ。
わたしはどうせ亀ですよ。ウサギさんは休んでいてください。

先輩には、もっとやることでがあるでしょう、
これは、わたしの課題曲!!

・・・くすくす笑えるところがちらちらと。

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(『ラヴェルきょうそうきょくちょうちょうピアノ協奏曲ト長調』の

演奏)

(千秋)《『ラヴェルピアノ協奏曲ト長調』…》
《今度 俺がルイと共演する曲》
《指揮者が誰かと共演することも
 自分のやりたい曲をほかの誰かがやることも
 この世界じゃ普通にあることで…》

千秋、顔を洗っている
(千秋)《だからさらっと言ってしまえばよかったのに…》
《あいつが あんなにうれしそうに
 一つの曲に執着したのを初めて見たから…》
(千秋)ハァ…。
(千秋)《なぜ こうなる…》


千秋と黒木ため息をつく。
(黒木・千秋)ハァ…。 あっ…。
(千秋)ターニャか?
(黒木)ちっ 違うよ…。
恵ちゃんのことなんだけど。ライジングスターでできないかな?
千秋君と恵ちゃんのピアノ協奏曲。
(千秋)えっ?
(黒木)彼女 コンクール禁止されてるんだよね?
だったら それが一番だと思うんだ。
(千秋)《ライジングスターだったらあの曲だって…》

妄想する千秋。
(のだめ)《本当にありがとうございました》
《最高に幸せです》

(千秋)駄目だ…。
(黒木)えっ?
(千秋)そんな共演で満足されちゃ困る。
(黒木)満足って?
(千秋)あいつって。早く満足して終わらせたがってる気がする。
(黒木)終わらせるって。何を?
(千秋)分からない…。


《分かりたくない…》
《あさってからまたイタリアだ》
《やっぱ。その前に言っておくか》
《スーパーで肉でも買ってさらっと自然に》


(ユンロン)ラヴェルの協奏曲は千秋がルイとやるんだろ?
(のだめ)はい?
(ユンロン)ウィルトールのホームページにアップされてたよ。
おっ。あった。あった。
ばん
『オクレール版ラヴェル協奏曲ト長調』
千秋とルイだったら、きっと素晴らしい演奏だろうな。
はい。CDレンタル1日20セントね。
(のだめ)1枚… 2枚…。
・・・番長更屋敷、今何時。
(ユンロン)何だよ…まけないよ?
(ユンロン)毎度!
落ち込んでいるのだめ。


急に雨が降り出す。のだめのうらめしや雨、
(フランク)すごい雨だよ。
(ターニャ)え~。ヤダ…。買い物行こうと思ってたのに…。
すぐ、やみそう?
(フランク)う~ん。スコールだとは思うけど…。
んっ?あれ?
めをこすってよく見るフランク。

のだめが窓にベールをかぶって異常な様子。
ハロウィーン

(フランク)ひっ!
のだめ?

車で玄関近くに来ていた。

(千秋)《ヤバい…》
《ハロウィーン。じゃないよな…》

電話がかかってくる。
(千秋)《のだめ…》

(千秋)もしもし?
声が低いのだめ。
(のだめ)何してるですか?先輩・・・。
(千秋)いや… 雨がすごいから少し弱まるのを待って…。
(のだめ)迎えに行きましょうか?
(千秋)いえ・・・。
(のだめ)のだめに話すことがあるんじゃないですか?
真一君…。
(千秋)《バレてる…》
(のだめ)ラヴェルのピアノ協奏曲…。
何ですぐ言ってくれなかったんですか?
そりゃあちょっとはくやしいですけど。
仕方ないじゃないですか…。
この間何にも知らずに朝まではしゃいでて。
さぞかしかわいそうだったことでしょ…。
でも。のだめはそんなことで怒るほどベーベじゃないですから!
何なん?みんなしてバカにして・・・。
どうせ、のだめは箸にも棒にも引っ掛からないただの学生ですよ!
コンクールにも応募できませんよ!
あと1年しかないのに…。
ユンロンもターニャも帰っちゃう・・・。

のだめの部屋に入ってくる千秋。
(のだめ)あんなに頑張ったのに…。
(千秋)おい。つぶれ肉まん。
飯、買ってきたぞ。


千秋、のだめを受け止める。
(千秋)《もう 「焦るな」とは言えないのか…》
(のだめ)おなか減った…。
(千秋)それかよ!
・・・かみ合ってない!!


食事をする二人。
(千秋)で。オクレール先生が意地悪すると。
(のだめ)はい。
(千秋)ほかの生徒は、ばんばんコンクールに出てる。のにのだめだ

けは駄目だと。
(のだめ)はい…。
(千秋)嫌われてるんじゃないかって?
(のだめ)はい!
(千秋)子供か!  ・・・そう珍獣です。
ハァ…。 オクレール先生はお前をパリに誘ってくれた先生だよな?
(のだめ)はい。
(千秋)いつも、レッスンはきちんと厳しくやってくれてるんだな?
(のだめ)はい…。
(千秋)お前。自分に実力がないからコンクールに出して
もらえないとかは思わないの?
(のだめ)はい?
(千秋)カ~ッ…。


課題の曲
《ベートーベンの後期のソナタ》
《ブラームスの小品集。サン・サーンス》
《そして ショパン…》
(千秋)よし。
(のだめ)えっ?
(千秋)とっとと、やろう。これ全部。
(のだめ)はい?

♪(『ショパン ピアノソナタだいばんたんちょう第3番ロ短調』の演

奏)
《『ショパン ピアノソナタ第3番ロ短調』》
《1844年ショパン円熟期に作曲された。
 ショパン全曲中でも密度が濃く壮大なソナタ》
《病状が悪化し。父ミコワイの死の知らせに精神的にも落ち込んでい

たショパン》
《恋人であったジョルジョ・サンドはショパンをノアンの自宅で静養

させ
 姉 ルドヴィカ夫妻の尽力もあり、ショパンは創作意欲を取り戻した


♪~


寝ているのだめをむりやりおこす千秋
(千秋)のだめ!
(のだめ)う~ん…。
(千秋)さっさと、起きろ!
(のだめ)はう~…。
ジョルジュ~…。
(千秋)何が ジョルジュだ!
(のだめ)うっ…。


朝食
(のだめ)先輩。のだめ、朝5時まで楽譜読んでて…。
(千秋)4時間寝られれば、十分だろ。
俺はもう自分の勉強も洗濯も料理もしたぞ。
洗濯はお前のだけどな。
(のだめ)先輩も高齢者…。
あたまに、さっさている。
(のだめ)うっ…。


♪(『ショパン ピアノソナタだいがくしょう第2楽章』の演奏)
《堂々たる第1主題が次々に雲に覆われ悲しみと苦悩の表情が表れる
 密度の濃い第1楽章》
《そして、そこから続く美しい第2楽章》
《ノクターン風のカンタービレな旋律…》
(千秋)テンポそんなに揺らさないで。
(のだめ)あっ。そっか。オクレル先生にも言われたんだった。
初期の作品ほどテンポに自由がないって。
(千秋)何でだと思う?

(のだめ)思い付きや感覚的なとこよりもっと考えて作ってる。
(千秋)どうしてそう思った?
(のdめ)バッハみたいなとこもあったし。3楽章でもここのところ

…。
ピアノを弾き出すのだめ。
♪(『ショパンだいがくしょうピアノソナタ 第3楽章』)
《右手で演奏される分散和音》
《わざわざ音の長さを変えてあるのは
 対位法的に独立した流れとして演奏してほしいからか…》
(のだめ)ショパンも対位法を勉強したんですね。
♪~
《交響曲やオペラを書かなかったショパン》
《自らの表現の本質がピアノにこそあることを
 はっきりと自覚していたのか…》
《交響曲に準じた対策として、このピアノソナタを第2番以来
 5年ぶりにあらためて作曲しようとしたのかもしれない》
♪~
(千秋)のだめ。
(のだめ)あっ…。
(千秋)ちょっと出掛けてくる。そのまま演奏してろ。


千秋に言えに帰って着替えと勉強道具をカバンに。
VERDI Rigoletto の本を見る。
(千秋)あっ…。


ジャンに電話で話す千秋。
(ジャン)えっ 行かないの?イタリア。
(千秋)わりな。ジャン。今回はやめとく。
(ジャン)何で? 今回のオペラは話題のキエリーニの演出なのに!
千秋 楽しみにしてたのに…。
(千秋)うん・・・とにかく行けないから。
(ジャン)あっ・・・。
もう。ヴィエラ先生に何て言えばいいんだよ…。


《イタリア行きを断ったのが正しい判断かどうか分からない》
《でも、今回だけはあいつと一緒に旅がしたいって思うんだ…》
のだめ馬 と 千秋ニンジン ニンジンをぶら下げた馬?
《いっそ、俺を食ってみろ》
ピアノを弾く。変な人。
♪(ピアノの演奏)



(ユンロン)おっ・千秋が来てるね。今日の夕ご飯。何だろうな。
(ターニャ)あんたも。のんきなもんね。
(ユンロン)何だよ。ターニャだってコンクールが終わってから
フランク所蔵の漫画の一気読みばっかり。
(ターニャ)うっ…。いいでしょ。学校休みの日ぐらい。
疲れてんのよ。人生に。

♪(『ショパンピアノソナタ 第3楽章』の演奏)

(ターニャ)うっ。ショパンの『ピアノソナタ』
(ユンロン)昨日からずっとだ。
(ターニャ)わたしも去年やった曲。もう懐かしい。
第3楽章 カンタービレの主題。
♪~
あっ…。 ヤダ。のだめったらここは、もっと がっつりうっとり聞か

せてくれないと。
(ユンロン)また、そういう自己陶酔プレーを。
(ターニャ)はあ?
ショパンでそういうプレーされると見てはいけないものを見てしまっ

た気になるよ。
リストとかなら まだしも。
(ターニャ)あっ…。
・・・それでコンクールに落ちました。自己中です。
♪~
《わたしのは自己陶酔プレーだったの?》


(チャイム)
(ユンロン)千秋。そろそろ休憩して一緒に夕食でも食べないかな?
おいしいチーズもあるし。
(ドアの開く音)
(ユンロン)あっ…。
(千秋)食べない。 当分来るな。忙しい。
(ユンロン)ひどい。
♪~
《こうして、ずっとそばで見てるとあらためてすっげえ集中力…》
《俺だって、こんな ぶっ続けで長時間の練習は…》
(千秋)あっ…。
(のだめ)プハ~…。
《こうして、あれができるのか…》・・・火垂るの墓
のだめをひきずって、風呂へ。
(のだめ)ああ…。
(千秋)防臭 防虫!
頭も洗え!飯作ってるから!
(のだめ)ああ…。


飯を作る千秋
《そういえば俺も同じようなことがあったよな…》
《ブラームスの大曲に挑んでてなぜか そばに のだめがいて…》
(千秋)ああ…。あっ…。
自分のことを思い出して、気になる。おぼれるか普通。

風呂に向う。
(千秋)のだめ!
(のだめ)ギャボッ…。何ですか ?いきなり?
(千秋)ハァ…。
(のだめ)着替えてて、がっかり?
(千秋)お前と一緒にするな!
(のだめ)のぞいといて。その言い草…。
むっつり王子…。
・・・がっつりお姫様


しっかり頭を叩かれてます。・・・マイスターと弟子の関係?
(のだめ)いただきます…。
(千秋)まあ。今日はじゅうぶんよく進んだから
あとは楽譜を読むくらいで…。
(のだめ)大丈夫ですよ。
まだ。ちょっと弾きます。
(千秋)えっ?
(のだめ)それに最近 面白いんです。人の話が聞こえてくるみたいで


何で楽譜をちゃんと読めって怒られてたのか
何で先輩が三度の飯より楽譜が好きなのか
何でこう弾けって言われるのが嫌いだったか
色々分かってきたんです。
(千秋)のだめ…。
おせ遅えよ。
(のだめ)ギャボッ…。
(千秋)《バカなやつ…》
(のだめ)はむ…。

(千秋)《でも。バカって、時々すごいことをする…》
・・・そうそう、雄二と明久はね。
のだめのピアノを来ているオクレール。
♪(ピアノの演奏)
♪~

(オクレール)うん。よくやってきたね。この1週間で。
(のだめ)えっ!
まっ。まあ、ちょっと本気出せばこんなもんですよ。
(オクレール)でも、終楽章はやり過ぎだね。
威風堂々なのは、いいけど。威張り過ぎておなか出ちゃった感じ。
もう一度、終楽章やろうか。

♪(ピアノの演奏)
(黒木)んっ?
ターニャのピアノを聞く。
♪~


(千秋)次は ベートーベンの『ピアノソナタ 第31番』
こんな大曲を立て続けにやるのかよ。
あっ…。

のだめの「マスターヨーダの課題曲」
・・・おいおい、オクレールじゃヨーダかよ。のだめは、ルーク?

中を見る千秋。・・・みっちゃいけえないんだ。
《こんなに?》
《やっぱり急いでるのはオクレール先生なのか?》

千秋。
♪(『ベートーベン ピアノソナタ第31番 変イ長調』の演奏)
♪~

のだめ、目が覚めて、いそいでやってくる。
(のだめ)うわっ!何やってるんですか!
そんなにすてきに先に弾かないでください。
のだめ。まだ楽譜を読むのも途中なのに…。
ほら。ほら。先輩、今日のご飯は何ですか?

しっ。しっ。

(千秋)これでも食ってろ!・・・パンで叩かれました。
(のだめ)ギャボ~ッ!
・・・怒りました。それでもやっていけるおかしな二人。
(千秋)寝る!昼に起こせ!
(のだめ)はう~。かぴかぴパン…。


(千秋)んっ… はっ!
目が覚めると晩になっている。
(千秋)のだめ! 昼には起こせって…。あっ。

のだめ、へんなことをやっている。
・・・ET?
ひかりが消える。
・・・ホースがきえる。ヨーダ、まだまだじゃな。
あ~~。

(のだめ)つながらなかった…。
(千秋)おい。何やってんだ?それ…。
(のだめ)何か分かる気がするのに分からない…。
『悲愴』とか『熱情』のときと違ってぼんやりしてますよね?
ベトベンのくせに。
《のだめのくせに…》
(千秋)ベートーベン。後期特有の不思議な奔放さとか叙情性なんか


お前の好きな方向だと思ったけど。
(のだめ)好きですけど。そういうんじゃなくて。
漫画でいうといい感じで始まるけどなかなかダイナミックに展開しな

くて
「えっ。この巻はこれで終わり?」って物足りなくて。いらいらして

…。
でも、最後の巻でいろんな人が出てきてど~んと物語が終わっちゃう

んです。
何か感動的に納得させられて…。
(千秋)プッ…。 分かってるじゃん。
(のだめ)えっ!先輩!太木カズヨの漫画知ってるんですか?
『バラとプルトニウム』
(千秋)そうじゃなくて!
だから。ちゃんとそういう曲になってんだろって。
(のだめ)あっ。ちゃんと…。

食事後
(千秋)ベートーベンはこの曲で第1楽章をソナタ形式で書いてるも

のの
叙情的な面を意識して緻密な構成をあえて避けて作曲している。
展開部なんか提示部と再現部のつなぎの役目しか持ってない感じだろ


(のだめ)フン。フン。
(千秋)主に中期。例えば『交響曲 第3番 英雄』や『第5番 運命』

では
第1主題の徹底的な展開を行って展開部の規模の拡大と緻密化を推し

進めたけど
そのうち叙情性を全面に出して動機の展開をあまり徹底しなくなる。
(のだめ)あの『運命』の動機みたいな?
ジャジャジャジャ~ンって。
(千秋)その動機は『ピアノソナタ 第5番ハ短調』の終楽章や『熱情

』にも
出てくるよな。
(のだめ)先輩。すごいんですね…。ベトベン全部勉強したんですか


(千秋)えっ。あっ。いや…。
全部ってわけじゃないけどオケで交響曲振ってるし。
ベートーベンは小さな作品の中でも色々な実験をして
交響曲に取り込んでいたりするから面白いんだよ。探していくのが。
ほら。この終楽章もさ。アリアとフーガが2回あって
主題が華々しく再現されていく。
全ての悲嘆の色を一掃する高揚感。
『第9』の終楽章を思わせるこの…。
うっ…。
(のだめ)ヒントはうれしいですけど。
どう感じるかはのだめのものです…。

(千秋)そうだな…。
(のだめ)あっ…。
ちあき、のだめにキスをする。・・・なぜに?
見つめ合う二人。

(千秋)まだ弾くか?
(のだめ)もちろんです!
(千秋)だよな…。

♪(ピアノの演奏)

(千秋)
《わずかなヒントでもう 音が違う》
《こいつの感じる力は並じゃないから。
 俺ももう少し気を付けなきゃいけないのかもしれない》
《音楽のことだけじゃなく…》
♪~


ターニャ帰ってくる。
(ターニャ)千秋。まだいるんだ…。
(ターニャ)《2人とも学校や買い物以外。ずっとこもりっ放しで練

習して…》
《バカみたい…。 たかがのだめのレッスンの課題にべったり付き合っ

ちゃって…》
《プロの自分こそ大変だっていうのに…》
♪~
《のだめのピアノにそれだけのものを感じているから?》
♪~
黒木のことを思い出す。
《生活くらい僕んちですればいいだろ!》
《僕は感動したよあのシューマン》
♪~
《ホント。バカ…》《みんな。バカ…》


ターニャ、黒木の様子を見に行く。
それに目があって、黒木。ぶっ・・・ ・・・これはどういうこと?
                   なんか音楽がへんだったよ


黒木出てくる。
(黒木)どうしたの?
(ターニャ)この前、バカとかひどいこと言ったから…。
ごめんなさい。 それと気に掛けてくれてありがとう。
       ・・・日本式であやまります。
それだけ。邪魔してごめんね。
(黒木)ちょっ。ちょっと待って!
(ターニャ)
(黒木)あの。パリには いつまでいるの?
(ターニャ)えっ?
(黒木)僕。コンクールに出るって言ったろ?
できたら。ピアノ伴奏。またターニャに頼みたいんだけど駄目かな?


(のだめ)華々しく再現される主題。
全ての悲嘆の色を一掃するかのような高揚感…。

千秋が弾いている。


(『ドビュッシー 映像』の演奏)

(のだめ)あっ…。
♪~
《ドビュッシーの『映像』もう…》

(千秋)あっ。おかえり。早かったな。
ちょうどよかった。
今日何か食べたい物ある?
(のだめ)ブラームス…。これも勉強してたんですか?
(千秋)ああ。一応。お前が次にやる曲だし。
でも今日はその次にやるドビュッシーの『映像』を…。
(のだめ)いいですよ。もう!
(千秋)あっ…。
これは、のだめの勉強なんですから先輩が そこまでしなくっても…。
(千秋)「そこまで」って俺は、ここまでしかできないし時間だって

限られてるだろ?
(のだめ)のだめは、亀かもしれませんけど。
ウサギも走ってばっかりいないでたまには休めってんですよ!
(千秋)はあ?何、言ってんだ?
(のだめ)自分でもよく分からないですけど!
・・・千秋がさきまわりするから嫉妬してます。
(のだめ)先輩も、もうマルレの公演も。
ルイとの共演だって近いんですから。
自分の勉強してください…。
(千秋)のだめ…。

♪~


意気消沈
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