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ギルティクラウン 第22話 祈り:convergence [ギルティクラウン]

。。。悪役を演じる涯、全てを終わらせるため。
   それでも最後には黙示録の世界がやってくる?遠い未来。
   結晶化された記憶。 FFの世界か?


♪~

(涯)いのりを糧に真名が復活する。
 失われた俺たちのイヴが。

。。。再来する真名。

(涯)一足遅かったな。集。

。。。目を覚ます真名。


(集)そんな!
。。。上がるヴォイドの光。
   日本から世界を覆い尽くす。



(アルゴ)いったい 何なんだよ!?
 この光は!

(春夏)何かが始まっている!
 それは間違いないわ。

(アルゴ)チェッ! 分かった。ここは俺たちでしのぐ。
 あんただけでも早く上に行ってくれ!
(春夏)う。


(アルゴ)綾瀬! 援護だ!
(綾瀬)「了解!
     だけど」

(ダリル)「散々やってくれたよね。
 でも、今度は違うよ!」

(ダリル)このゲシュペンストは!
。。。最終兵器?

(綾瀬)あっ!

(綾瀬)「えい!」
「だぁぁぁ!」



(四分儀)鶫。
 まだ取り返せないのですか?


(鶫)急に防壁が厚くなったのよ!
 消しても消してもゾンビみたいに!


(四分儀)鶫と互角。
 あっ!研二。
 あなたですか。
。。。研二




。。。舞い降りる真名。見ている集。

(真名)ふぁー。
 おはよう。トリトン。
(涯)目覚めたか。真名。
(真名)うん。
 あ。集!
 うれしい!
 来てくれたのね!

。。。集にはぐする真名。
 大変だったのよ。
 お姉ちゃんの邪魔をするすっごい嫌な女がいたの。
 でももう大丈夫。
 そいつすりつぶして、この体お姉ちゃんのものにできたから。
 だいたい生意気なのよ。
 つくられた化け物のくせに。

(集)やめろ!

(真名)あっ!
 集。

(集)いのりは化け物なんかじゃない!
 彼女は僕のために泣いてくれたんだ。
 姿と声は同じだけど 君とは違う!
 彼女は人間だ!


(真名)ああ。
 ひどいわ。集。
 お姉ちゃんはあなたのこと大好きなのに。
 体が散り散りになっても愛してたのに。
 なのにまた私を拒むのね。集!
。。。憎しみが。

(涯)それくらいにしろ。

(集)涯。

(涯)あとは俺に任せるんだ。
。。。真名から出すヴォイド。涯が。
世界を粛正する。動き出すシステム。
♪~

(集)あ!?


(真名)お姉ちゃんは傷ついたわ。集。
 人を傷つけた人は同じくらい自分も
 傷つけられることを覚悟しなくちゃいけないのよ。
 謝っても
 許してあげないんだから。

。。。舞う真名。
システム?

♪~

。。。上に向かう春夏。異変を。
(春夏)これは!
♪~

。。。見ている茎道。


(亞里沙)始まったのね。涯。
。。。バリアをはる。




。。。エンドレイヴがつけなくなる。
(綾瀬)あっ!


。。。停止するエンドレイヴ。
(兵士たち)おぉ!

(司令官)何が起こっている!?


(管制官)24区からロストクリスマスをはるかに上回る
 高出力のゲノム共鳴が!
(管制官)その影響でエンドレイヴの遠隔共鳴システムにも干渉が!
♪~

。。。舞う真名。ディーヴァ。
   世界で始まる審判の時。フランスの人がキャンサーになる。

   真名が舞うことで結晶化される人。
   全世界で。
♪~

(集)これは。

(涯)始まったのさ。四度目の黙示録。この星の命の進化と淘汰が。

(集)谷尋!
。。。やり合う集と涯。

(涯)《脆弱な肉体を捨て結晶の中に永遠の思考を獲得する》
《それが次なるステージ》
《ヴォイドは前触れだったのさ!心が物質となる新たな世界の》




。。。止まるエンドレイヴ。
(ダリル)「ハハハハ!アハハハ!」

通常兵装なんかで来るからだよ!

(ダリル)「ほらほらつぶしちゃうよ!」
。。。動けるダリル。


。。。動けない遠隔操作の綾瀬。
(綾瀬)くっ!


(アルゴ)やらせるかーっ!!
。。。撃ちまくる。

(アルゴ)なめんな。この野郎!
 綾瀬。有線接続だ!

(綾瀬)あ!


。。。出てくる綾瀬。エンドレイヴに乗り込む?
(綾瀬)鶫。回避プログラムを!
 鶫!?


(ダリル)「女ぁぁ!」

。。。邪魔するダリル

(綾瀬)ああっ!

。。。反撃のアルゴ
(アルゴ)てめえ!!

。。。跳ね返される攻撃
(アルゴ)何!? あっ!






(ローワン)ダリル少尉!
 ヴォイドゲノムエミュレーターは試作段階なんだ。
(ローワン)使い過ぎるな!


(ダリル)何 言ってんの。
 やつら全員ぶち殺すまでやめるわけないだろ!!


。。。戦う集。
(集)颯太!

。。。向かってくる涯。
(集)涯! あのとき六本木の地下で君は真名を救うと言った!
 救うためにあのとき 自分を刺せと言った!
 なのにどうしてこうなるんだよ!?

(涯)お前には分からない。集!
。。。たたきつける?

(集)うっ!

(涯)常に選ばれ、それを勝手に手放してきたお前には
 絶対に分からない!!

(涯)はあぁぁ!!

。。。集、手放してしまヴォイド
(集)うあっ!



。。。もうろく欲張りじいさん
(茎道)どうだ? クロス。お前が救おうとした娘が世界を終わらせるぞ。
 俺の勝ちだ。

。。。銃を兄に向ける春夏
(春夏)そのために世界を。
 集を巻き込んだの?

(茎道)あえて否定はしない。
 俺を撃つか? 春夏。



。。。国連軍、通常兵器でバリアに。
(亞里沙)《通すわけにいかない! 
 守り抜いてみせる。 あの人を!》



(綾瀬)何て しつこい!
 ハッ! ああっ!
 駄目! このままじゃ!
。。。押される鶫


。。。コアラのマーチの四分儀
(四分儀)「鶫。私が合図するまで持たせてください」
「できますね?」
(鶫)あ。誰に言ってんの!





。。。集、害に追い詰められて、
(うめき声)
(顔)昔のお前になら真名を。 アダムの地位を譲ってもよかった。

(集)くっ!

(涯)だが今のお前にその価値はない。
 死ね!集。


(集)《体が重い》
《これで終わりなのか?》
《みんなのヴォイドを抱えたまま》



。。。光るいのりの結晶の花。本体・・・ガリィ?

。。。花が。
(いのり)諦めないで 集。

(いのり)あなたの体はまだ動く。
 みんなが集を待ってる。

。。。手を差し伸べるいのり。・・・かわいい。

(集)ハッ!

。。。花となったいのりが赤い糸。
(いのり)お願い、みんな。
 私を使って。
。。。歌ういのり。
♪~


。。。止まるヴォイドのシステム。いのりの歌声。止まる真名
十字架?


(ダリル)何!?

(アルゴ)あっ!


(綾瀬)何が起こってるの?



。。。コンピュータが?
(城戸)あっ。

(四分儀)研二。
 チェックメートです。

(城戸)ヒヒッ!

・(銃声)
。。。かみました?



(集)僕に命を預けて信じてくれている人がいるんだ。
 僕はまだ終われない。
 必ずいのりを取り戻す!




。。。茎道、自分にさすヴォイドのなにか。
(茎道)うっ!
(春夏)あっ。
♪~

。。。有線で繋げるエンドレイヴ。


(四分儀)「今です!」
(鶫)綾姉お待たせ!

。。。操縦ができるように細工。


(綾瀬)「行くわよ!」
(鶫)リモートの制御は任せて!




。。。最終の戦い。
(集)涯。
 邪魔をするなら僕は全力で君を倒す!



(ダリル)その声。 やっぱいるんじゃんか。ちんちくりん!


(綾瀬)「鶫!
(鶫)アイ!


(ダリル)何!?


。。。早い綾瀬の動き。
(綾瀬)「だぁぁぁ!!」

。。。ダリルの機体を破壊する綾瀬。


(ダリル)お前らをやれば、僕は僕でいられるんだ。
 皆殺しのダリルでーっ!!


(綾瀬)お黙り!
 あんたはもやし子よ!
。。。だめな子でふ。
♪~


。。。涯、集に押されて、
   追う集に、いのりが重なって。

(涯)いのり!

(集)うあぁぁぁぁ!!
。。。やられる涯。


(真名)嫌ぁぁぁ!!


。。。ダリルの機体を倒す綾瀬
(綾瀬)やった!
あっ。

。。。停止するシステム
♪~

。。。おわった?戦い。無駄に戦う兵士達。




。。。バカな茎道、自殺行為。
(春夏)兄さん!

(茎道)結局勝ったのは、俺でもクロスでもない。
 行け!春夏。
。。。。結晶になってしまう。



。。。涯が負けたことを。

(集)涯!
(涯)それでいい 集。
(集)あ?
(涯)そういう お前で。



。。。別の世界。ゼウスの死んだ未来でっか?
(集)ここは?

(涯)淘汰の収束点。
 黙示録の果ての世界だ。

(集)涯!

(涯)これがダアトの言う理想郷。
。。。学校
 この星の全ては
 結晶の中の思い出となるのさ。
 王などと祭り上げられた俺もやがては。

。。。あの教会
 俺はずっと淘汰されることを恐れていた。
 だからこそあらがい。イヴを。
 真名を欲した。
 あのとき、六本木の地下でお前に刺されて、俺はこれで真名を解放できると思った。

 しかし ダアトは。
 生物淘汰の意思は真名に死を許さない。
 たとえ 朽ちようと再生させられるのさ。

 解放するすべはただ1つ。 その役目を終わらせること。

。。。あの時の時間?死んでいる真名?抱きしめる涯。
 だから、俺は賭けた。
 自ら魔王となり、アポカリプスを成就することに。
 そして、お前がやって来ることに。

。。。涙する真名。
(涯)俺の役目はここまでだ。
。。。血を流す。


(集)涯!


(涯)あとはお前がいのりを救え。
。。。結晶化する。


。。。そして、涯の王のヴォイドが集に戻ってくる。
はるかな時空の果て、


(いのり)集。
 集  自分を責めないで。
 私、 集にたくさんの気持ちをもらったよ。
 全部 集のおかげ。
。。。結晶化しているいのり。
 あっ。

 ねえ。集。
 どこ?
。。。探すおいのり。
 集。

 あっ。
 集。

 ずっとそばにいてね?
 私は集の味方だから。
 ねっ?

(集)いのり。一緒に行こう。

。。。ヴォイドを使う集。結晶が宙に舞う。


。。。助かる人々。
 あっ。

 あっ?
♪~


。。。集の元に集められるアポカリウス。それに覆われる集。
ヴォイドを元の持ち主に返す集。



(花音・谷尋)あっ。
(颯太)おい。 今。
(花音)うん。感じたわ。
 桜満君を。

。。。治る生徒。


(谷尋)集。お前、救世主にでもなるつもりかよ!?


。。。足が治る
(亞里砂)えっ?

。。。撃たれることに。
(亞里沙)うっ!



(ダアト士官)ゲノム結晶体による全フレーム構造が暴走中!
 間もなく当施設は崩壊します!




。。。危惧する鶫
(鶫)みんな!


。。。迎えに行っている倉知。
(倉知)桜満博士!
 無事でしたか。



。。。ダリルを逃がすローワン。
(ダリル)あんた!

。。。助けよとするローワンいじさん。大人の役目とばかりに。
(ローワン)生き直せるんなら、今度はもっと人に優しくしろ!
 ホントはいい子だったろ!
 ダリル坊やは。 。。。エレベータを閉じて
・・・坊やだからさ。

・(銃声)



。。。集のもとに。
《みんなの心が流れ込んでくる》
《思い出も》
《僕に悪意を向けた人だって 誰かに愛されて生まれたんだ》
。。。集める汚染物質。


。。。いのり、み使いになって
(集)いのり。


。。。あやとりを差し出すいのり。
(いのり)取って。

。。。手で受ける集。離れていくいのり。

(集)ハッ!

。。。遠ざかるいのり。
(集)いのり!

。。。集の結晶が無効化される。消えていく。失敗したダアトの計画。
進化。
♪~



。。。退避を。。。でも、集がまだ。
(綾瀬)待って! 集がまだよ!
(アルゴ)分かってる!
 だが、俺だって お前たちを死なせるわけにはいかねえ!

。。。退避する
(綾瀬)集!!
♪~

。。。崩れるヴォイドの塔。 ・・・なんとかがっかい?
   おわったこーめいなんとか。
♪~

。。。あっけにとられる雑魚達。
助かる人々。

悲しむ綾瀬。





。。。数年後。
待ち合わせ。・・・後日談。

・(颯太)おう。谷尋!

(谷尋)早かったじゃないか。

(颯太)仕事忙しいの?

(谷尋)まあな。でも、今日は早めに切り上げてきた。

(谷尋)ここ、構いませんか?
(綾瀬)どうぞ。

(鶫)綾姉。
 アールグレイでよかった?
(綾瀬)優しいのね。鶫。
(鶫)今日だけはね。
 もう 教員試験近いんだから 帰ったら、また鬼だよ。


(谷尋)あいつはまだ?
(綾瀬)来るわよ。
 すっごく楽しみにしてたんだから。

(花音)あっ。来た!
(颯太)おっ!
(綾瀬)みんなは久しぶりよね。

。。。義手の集。
(集)みんな お待たせ。


。。。乾杯を。
(颯太)それじゃ。今年も!
(一同)乾杯!
♪~

。。。集、川を見る。そして、いのりの曲をきいて、
   そのなかで再開する集。
♪~

。。。後は想いで。総集。。。
なんでか最後に雪の中で楽しそうな顔をするいのり。
♪~

・・・そして、潰えるのだった、わけのわからん団体の計画
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ギルティクラウン 第21話 羽化:emergence [ギルティクラウン]

。。。涯。

(ユウ)目が覚めましたか。
 イヴの選びしわれわれの新たな王 恙神 涯。

(涯)王?

(ユウ)間もなく真名もコキュートスに再生します。
 これは自然の摂理。
 進化しようとする人類の種そのものとしての意思。
 あなたはこれから王になる。あなたもわれわれもそれを止めることはできない。
 むろん。真名も。

(涯)終わることは許されないというわけか。



(ダアト将校)涯さま。 国連軍が24区に向けて移動を開始しました。
(涯)分かった。
 俺が行くまで待機だ。
(ダアト将校)はい。


。。。束縛されているいのり。
(いのり)悲しいの? 涯。
(涯)なぜそう思う?
(いのり)触った気がしたの。
 今、涯の心が私に。


(涯)俺は悲しんでなどいない。
 ようやく俺の願いがかなうのだからな。
♪~



。。。向かってくる国連軍。

(倉知)ここまで接近して撃ってこないということはやはり。
(四分儀)256基のルーカサイトというのははったりですよ。
 われわれがかつて破壊し損なった1基と対光学観測のデコイやハッキングで
 つくり出したまやかしです。
(倉知)時間稼ぎか。
 まんまと乗せられて われわれも国連軍もこのぎりぎりのタイミングまで
 手をこまねいてしまうとは。

(集)でも間に合いました。
 それがわずかな時間でも 僕らにはチャンスがあります。
 いのりを助け出し 涯を止めるチャンスが。

(春夏)そうよ。彼女を確保すれば、涯の目的はついえ。日本人のみならず
 世界中からアポカリプスウイルスを駆逐する可能性も見える。
 私たちには悲観すべき未来しか残されていないわけではないのよ。
(倉知)そうですね。
 「世界の運命が」なんて真面目に言うことがあるとは思ってませんでしたが
 これはそういう戦いのようです。
 勝ちましょう。必ず。
 うん。


。。。準備。

。。大久保の武器を手にアルゴ。
(アルゴ)借りてくぜ。大雲。



(鶫)このプロトコルでいけます?
 春夏ママ。
(春夏)そのはずよ。
 まだ発見されてなければ。


。。。もの運び集。
   綾瀬、集の声をかける。
(集)あ?
(綾瀬)手伝ってもらってもいい?
(集)うん。

。。。抱える集。
(綾瀬)ねえ。集。
(集)うん?
(綾瀬)撃てる?もし 涯が目の前に現れたら、撃てる?
(集)撃てるよ。

(集)綾瀬は奇麗だよね。
(綾瀬)な!
 いきなり 何言ってんのよ!
(集)汚れるのは僕の役目なんだ。
 だから 綾瀬は奇麗なままでいてよ。
(綾瀬)集。。。照れる綾瀬

(集)とはいっても戦いになったら、僕はきっと君のヴォイドを使う。
 結局は同罪にしちゃうのかもしれないけど。
(綾瀬)構わないわ。
 そのつもりで私の心を預けたんだもの。
 ただし あげたわけじゃないんだからね。
 借りっ放しで絶対勝手に死なないでよ!
(集)ありがと。綾瀬。


。。。飛行機部隊を進める国連軍
(国連兵士)攻撃隊 全機 間もなくポイントデルタに到達します。

(艦隊司令)全エンドレイヴ 降下を開始せよ。

(国連兵士)全機 降下開始! 全機 降下開始! ゴーゴーゴー!
。。。




(城戸の口笛)
(城戸)すっごい数だなぁ。
 本気で憎まれてるね。涯。

(涯)やるぞ。
(城戸)好きにしなよ。
。。。ヴォイドを使う涯。

(亞里砂)フッ!

。。。亞里砂を見る涯。
♪~

。。。三位一体で
♪~

。。。撃つ出される空へ上がる兵器。
   国連軍への攻撃。
あっ。

。。。停止。




(ダアト兵士)目標の87%を撃破!
(ダアト兵士)敵は 完全に沈黙!



(茎道)大勢は決した。 残りを片付けるのはわれらの仕事だ。

(茎道)「全エンドレイヴを起動。ゴースト部隊を出撃させろ」


(ローワン)頼むよ。ダリル少尉。
(ダリル)ねえ。あなたさ。何でここにいんの?
 あいつらのお仲間ってわけでもなさそうだけど。
(ローワン)君こそ あんなに抵抗していたのに。どうして自分からモルモットに
 志願するようなことを?
(ダリル)だって 悔しいじゃん?
 ヴォイドにやられっ放しっての。
 それに 死に方くらい自分で選びたいしね。
 行こうか。ゲシュペンスト。



(倉知)国連軍には もう少し頑張ってもらいたかったのですが。
(春夏)急ぎましょう。
。。。出撃
♪~


(集)行きます!
。。。出る。



(ダアト兵士)第7区画に新たな敵が上陸!国連軍ではありません!

(ローワン)葬儀社か!?

。。。向かってくるのを確認する
(ローワン)ゴーストを回せ!

。。。攻撃。直撃。
(ローワン)やったか?

(ダリル)フン。 違うね。
 あれはヴォイドだ。



。。。消えるヴォイド
(綾瀬)コピーがやられた!



(四分儀)想定済みです。
 鶫。今のでセキュリティーの構造解析には十分だったはずです。
 やれますか?
(鶫)誰に言ってんの?
 私の本気はちょっとすごいよ。

。。。電子戦で踊る鶫。

 あっ! あった!
 春夏ママのバックドア。



・(アラーム音)
(ローワン)何が起こった!?
(ダアト兵士)システムに侵入されました。

。。。国連軍に向かっていた自動機体停止。

。。。国連軍
動きが。
止まった?

この好機を逃すな!
制圧用の歩兵部隊を上陸させろ!!




。。。通路のロックを解除する集。

(集)颯太!

・(シャッター音)



A4エリアに上陸されました!

・(ダアト兵士)連合艦隊さらに接近中!

(ローワン)くっ! 復旧を急げ!




(鶫)それじゃ。みんな ここでお別れね。いっぱい連中の邪魔して
 みんなを安全に誘導するからね。
(アルゴ)ああ!
(集)頼むよ。鶫。
(鶫)ちゃんといのりん助けなよ。
 そんで みんなでハッピーエンドだかんね!



。。。とらわれのいのり。
あ。

(涯)これから お前という人間を構成していた記憶と感情は全て消失する。
。。。ヴォイドを使う涯。

(いのり)あ!

(涯)お前は真名として生まれ変わる。
 俺を恨め!いのり。
 俺があのとき、お前を目覚めさせなければ、何も始まらず。
 そして終わることもなかった。

(いのり)ううん。
 涯には感謝してるの。
 だって、あなたは私に人生をくれた。
 集と出会わせてくれたんだもの。


。。。いのりを探す集
(いのり)あっ。



。。。雑魚連軍。助ける集。
うっ! うわぁぁ!あぁぁ!

(集)綾瀬!

(綾瀬)「任せて!」




(涯)集はお前に何をくれた?
 お前にどんな世界を見せてくれた?
(いのり)この世界の悲しさ。
 それと美しさ。

(涯)あ

(いのり)集は 苦しんで、迷って 間違って自分の醜さを恥じて。
 でも 私が好きなのは。


。。。集、国連軍兵を助ける。
あっ。


(いのり)集が人だから。
悲しいくらい人だから。



(綾瀬)「集! もうやめて!」
(集)いいんだ 綾瀬。
(綾瀬)バカ!



(いのり)だから、私入れ物でしかないのに。
 なのに 普通の人 みたいに 恋 できたの。
。。。消える記憶。



・(銃撃音)

(アルゴ)鶫!
 チェックポイント到着。次は?

(アルゴ)あ?鶫! どうした!?

(春夏)セキュリティーが復活してる!
(倉知)システムを奪還されましたね。

(アルゴ)チッ! どこだ? いのり!

・(銃撃音)

。。。集、いもりを探して。




(涯)それがお前の集への思いか。
(いのり)集? 誰?
。。。忘れて

(涯)お前が愛した男の名だ。

。。。包まれる繭にいのり

♪「咲いた 野の花よ」
♪「ああ どうか おしえておくれ」



。。。集の耳に
(集)聞こえる。
 
(アルゴ)あぁ?

(集)いのりの歌だ!

(倉知)どうしたんです? 彼は。
 歌なんか 何も。


(集)こっちだ!ついてきて!

(春夏)集にだけ。
 そうね。可能性はあるわ。
(倉知)行きましょう。
 どのみち他に指針はないんです。



。。。避難させる
(颯太)慌てないで!
 ゆっくり移動してください!
♪~

。。。祈りの歌。それにともわれてその場所へ、集
♪~


(集)ここは!?

(春夏)中央作戦司令室よ!
 ここからなら、最上階にも直接。
 あっ。


・(物音)

。。。降りてくる。
(ユウ)ようこそ。桜満 集君。ならびにその従者の皆さん。

(アルゴ)従者じゃねえ! 仲間だ!!

(ユウ)ここ千年そういう概念がはやっていることは知っています。

。。。抵抗するが。

(ユウ)僕たちは2人で話さなくてはいけないことがあります。
 従者の皆さんとは残念ながらここでお別れです。


。。。上がっていく集。

(綾瀬)「集!」

(集)僕は大丈夫。
 それよりみんなを守って!

(ユウ)ずいぶん立派な姿になりましたねぇ。救世主というやつですか。
(集)君は いったい 何なの?
(ユウ)僕は人類の意思を決定する機関 ダアト。その総意を象徴するものです。
 いわば僕こそがダアト。

(ユウ)あなたは奪われた王の力を見事 自ら回復してみせ
 われわれは、再度検討することになった。
 あなたと涯どちらがアダム 次なる王にふさわしいかを。
 よって、桜満 集。われわれはこれを君に問わなくてはならない。
 。。。出てくる禁断の果実りんご。 生存戦略!?
 人類が次のステージに進むために全ての人類を滅ぼし。
 未来永劫 真名と2人で生きることを誓ってくださいますね?
(集)何を言っているの?
(ユウ)答えはイエスかノーで。
(集)ノーです。
(ユウ)それが普通です。
 しかし 恙神 涯は、眉一つ動かさずイエスと言ってみせた。
 そこが彼とあなたの差です。


。。。最上階につく。。

(ユウ)ではダアトの名の下に君から継承者の資格を剥奪します!
。。。ダアトの将校を捨て駒にしてユウ、集にあたる

 うわぁ!

 ああっ!

。。。襲ってくるひも?

(集)谷尋!
♪~

。。。ユウ、集の方へむかっていく。振るうムチ。それを叩く集。
♪~

。。。飛び道具。跳ね返す集。壊れる敵のヴォイド。

うわー!
♪~

。。。いいように使い捨てのユウ。





。。。逃げ道へ。
(アルゴ)あっ! 出口か?

(ダリル)「そうだよ。 でも」

(ダリル)「君らは 永遠にたどりつけないけどね!」

(綾瀬)「あっ! まさかあんた」

(ダリル)そのまさかさ!

(ダリル)「決着つけようぜ。葬儀社!!」



。。。ユウ、ヴォイドを使って集に。

(ユウ)淘汰と進化はこの星の生命の避け得ぬ運命です。

逆らっても無駄だというのに君は!

(集)うーっ!

。。。投げる剣、それを交わす集。後ろの人に

うわぁ!

。。。押していくユウ。
(ユウ)せっかく真名に選ばれながら、彼女を拒んで揚げ句
 楪いのり  あんなまがい物に入れ揚げて!
(集)違う!!
 うあーっ!!


(集)アルゴ!

。。。時間を止めて内に入る集。
(集)ぐうぅぅぅ!!


(集)いのりのことを みんな知らないんだ。
 誰も彼女のことを知らない。

。。。集、なんとか砲を撃つ準備。
(集)いのりは自分の中の醜さと闘って苦しんで。

。。。ユウ、使い捨てのものたちを集めて
(ダアト兵士の うめき声)

(集)同じように間違えて傷ついている僕をそっと支えてくれた。

(ユウ)フッ。
。。。準備できたユウ。
   ともに相打ちで拮抗。2砲。

(集)いのりだけがずっとそばにいて 僕を信じてくれたんだ!

 だから 今度は僕が隣にいる。 今度こそ離さない! いのりーっ!!
。。。押し返す集。


。。。いのりは、完全に取り込まれる。
そして、咲くいのりの最後のもの 花。

(ユウ)ハッ!

。。。赤い光。広がって、収束する。



。。。前に進む集。
あの場所へ、

(ユウ)ならばやってみるがいい、桜満 集。 絶望への抵抗を。
。。。消えていくユウ。・・・なんだったんでしょうね。記憶だけのもの?



。。。待っていた涯。後ろに繭が。

(涯)一足 遅かったな。

。。。光る繭。

(集)あ。

(涯)いのりを糧に真名が復活する。


。。。そこから出てくるばけもの。

(涯)失われた俺たちのイヴが!

。。。。出てくる真名。実体化。。。。空に上がる光。

(茎道)始まるのか。黙示録のときが!


(集)そんな!
♪~


。。。目を覚ます真名。クィーン。

♪~

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ギルティクラウン 第20話 追想:a diary [ギルティクラウン]

(茎道)桜満 集がヴォイドゲノムを獲得し
王の力を回復。
 さらに自分のヴォイドをも出現させた。
(涯)分かっている。
(茎道)分かって。 まさか?
(涯)どうだ? 真名。

(真名)「窮屈ね」
(真名)「この子 偽者のくせに頑固なんだもの」
(真名)「でも もう少しで全部私になるわ」
「そしたら 楽しいこといっぱいしましょうね。トリトン」
。。。いのりにのりうつる真名。
♪~



。。。湯音の上。
(花音)谷尋。ここにいたんだ。
(谷尋)すごかったな。集。
(花音)あ。
 何か言ってあげないの?
(谷尋)何て言えばいいんだ?


・(男性) 24区からメッセージだって!

(男性)涯が しゃべってる!
(男性)急げ!


(涯)「俺はかつてお前たちに告げた」
「邪魔をするなと」
「にもかかわらず24区には34回の物理侵入工作
 4万2,000回のハッキング行為が行われた」
「故に俺は結論した」
「お前たちは死にたがっている。
 滅亡したがっていると」


「ならば、それをかなえよう」
「俺はお前たち 一人一人の価値をこの世界に問うことにした」
「12月25日」
「今ある世界は終了し、新たな世界が始まるだろう」

。。。みていた集。

(倉知)私は供奉院翁から、その資産とコネクションの全てを
 涯と戦うために使うよう言い付かりました。
(倉知)明朝にはそのために集めたPMC 民間軍事会社の勢力と合流します。
 桜満 集君。われわれと共に戦ってくれませんか?
 皆さんもあらためてお願いします。
 どうかわれわれに力をお貸しください。

(アルゴ)その前に誰か教えてくれねえか。
 涯のやついったい 何やらかす気なんだ?

(四分儀)四度目の黙示録。

(アルゴ)あっ?

(四分儀)世界規模での完全なロストクリスマスを引き起こすつもりなのですよ 彼は。


(鶫)四分っち!? 
(綾瀬)嘘。 幽霊?

(四分儀)生きてますよ。

。。。四分儀、集に
(四分儀)集。 涯からこれを預かってきました。

(春夏)それは。

(四分儀)桜満クロス博士の日記です。
(集)父さんの?



。。。涯
あいつらには全てを知って死ぬ権利と そして義務がある。
特に集には。
それが桜満クロスの親友だったあなたの願いではないんですか?
父さん。

(茎道)親友か。
 そう呼べるときもあった。



。。。過去の回想。だめ男
(茎道)<あれは 私がまだ天王洲大学の院生だったころのことだ>
 <当時の私にとって 他人は全て私をいら立たせるものでしかなかった>
 <しかし>

・(クロス)茎道さん!
 この論文は美し過ぎる!

(茎道)あっ  あぁ。
(クロス)感動で涙が止まらないよ。

(茎道)<あの男 桜満クロスが現れ、私は知った>
 <私以外にも私と同じ地平に立ち、論じ競い合える人間がいることを>
 <そして 私のイントロンRAM仮説を土台にクロスが構築したゲノム共鳴理論は
  進化と淘汰の謎を解き明かす鍵として全世界から注目を浴びたのだ>



(茎道)クロス!
見ろ。お前の論文が。

。。。学内で男女の行為。

(茎道)<紫城 冴子。
     学内でも有名な医学部の才媛>
(茎道)<このとき すでに彼女はクロスの子を身ごもっていた>
 <程なく2人は結婚し。彼女の実家のある大島で暮らし始めた>


。。。
(茎道)<それから5年後>


。。。落ちる隕石。アームズ?


(クロス)見てくれ!修一郎!
(茎道)アミノ酸が付着してる!?しかもこれはゲノム共鳴反応じゃないか!
(クロス)隕石は真名が見つけたんだ。 あの子に感謝だな。

。。。隕石にさわった真名。

。。。顕微鏡でみるその存在。
(茎道)やっぱりこいつはウイルスなんだ。
 普段は感染力も低い。
 なのにゲノム共鳴で活性化すると。
(クロス)イントロンに潜り込んで爆発的に増殖し、組織を硬質化させる。
(茎道)う。じゃあ これが。

(クロス)ゲノム共鳴の音を奏でる楽器黙示録のラッパだ。


。。。ラッパ
♪(真名の鼻歌)



(ユウ)彼女は順調に育ってますね。
(クロス)君は?
(ユウ)僕はユウ。
 ダアトの使者です。
(クロス)ダアト?
(ユウ)隕石によって、アポカリプスの種子はこの島国全体に広がりました。
 この国の人々は間もなく皆が種子の苗床となるでしょう。

(ユウ)やがて、真名がイヴとして成熟したとき、地球史上四度目の黙示録。
 生命の一斉淘汰と進化が行われます。
 アポカリプスはそのための「神の見えざる手」 なのですよ。

(クロス・茎道)あ。

(ユウ)クロス。あなたの奥さんはもう発症しているようですが
 おなかの子は殺しちゃ駄目ですよ。どうやら、イヴはその子をアダムに
 するつもりのようですから。


。。。生まれる集。
・(産声)

(茎道)<そして 桜満 集が生まれた>
 <母親の命と引き換えに>
(クロスの すすり泣き)


(茎道)<イヴが望んだアダムたる少年>
 <つまり このままいけば、未来を担うのは共にクロスの子>
(茎道)<やつの血こそが次の世代の規範になる>
 <そう考えたとき、私の中で何かが狂った>


(ユウ)クロスには振られちゃいましたけど。
 あなたはどうします?修一郎。

(茎道)話を聞こう。
。。。落ちる茎道。ダークサイド。




(茎道)密入国?
(所員)あるいは拉致されて売られるところだったのか。生きていたのは
 あの子だけでした。

。。。。目が醒めるトリトン。

(茎道)あっ。 目覚めたか。

(茎道)私が君の父になる男だ。

《俺が連れていかれた先は、茎道が真名のつがい。
 アダムを生み出すために何人もの少年を育成していた施設》
《いわば養成所だった》
《繰り返される実験》

うわぁぁああ!!

《人為的に強化され、投与されたアポカリプス》
《そして 俺は》

。。。脱走する涯。
ハァ  ハァ  ハァ  ハァ!
あっ!
。。。落ちる海に




。。。海の海岸
(せき)

(真名)トリトン。

(真名)海から来たんだもの。あなたはトリトン。
 すてきな名前でしょ?

《皮肉だな》
《あの日、俺は運命から逃れようとして、より大きな運命にからめ捕られたんだ》
《そうだろう? 集》


。。。。検査を受ける集。




。。。また回想。春夏の。
(春夏)お久しぶりですね。
(クロス)えっ?
 ああ。ごめんなさい。
 気が付かなくて。
 研究生の方かな?
 初めまして。
(春夏)初めてじゃないですよ。
 私、寝てる先生に毛布を掛けてあげたことあります。
(クロス)えっ?

(春夏)茎道 修一郎の妹の春夏です。

(クロス)ああ! とんだ失礼を。

。。。メモに「ハルカ」とかくクロス
(春夏)うん?


(春夏)《飛び級で大学に入学したばかりの生意気で頭でっかちな小娘にとって
 クロスは とても好奇心をかき立てる存在だった》
(春夏)《子供を大島に置いて、寝食を忘れて研究に没頭する姿》
(春夏)《私には彼が孤独にウイルスと戦う殉教者に見えた》
♪~


。。。クロスの世話をやくハルカ。
いとおしい。  いつもありがとうのメモ。



。。。茎道に報告する春夏。
(春夏)私 クロスさんと結婚します。
(茎道)クロスと。 お前が?
(春夏)彼はとても寂しい人よ。
 分かるでしょう?
 兄さんはあの人の唯一のライバルなんだから。
(茎道)好きにするがいい。
(春夏)う。じゃあ。そういうことで。
(茎道)少しは進んだのか?
 アポカリプスの研究は。
(春夏)少なくとも兄さんのいる地点よりは進んだわ。
 彼はそう言ってた。



(春夏)《その年、私はクロスさんと入籍した》
 《そして 集たちを大島から呼び寄せ。初めて 家族で過ごそうとした
  クリスマス》
 《そう。あの運命の日》
 《2029年12月24日》


。。。教会で
(真名)パパ。遅いね。

(春夏)あれ?集は?
(真名)おトイレよ。春夏さん。
 私と集は大丈夫。 だから、春夏さん。パパ 迎えに行ってあげて。
 また約束なんか忘れて 研究してるのよ。きっと。
(春夏)じゃあ。お願いできる?
(真名)ええ。
♪~




。。。茎道、クロスの日記をのぞき見る。盗人。
(クロス)「アポカリプスウイルスは感染した人間の心を具象し物質化する」
 「だが そのプロセスに介入できる可能性を持つ遺伝子コードを見つけた」
 「僕は それをヴォイドゲノムと名付けた」
 「これにより種の淘汰の非合理性は心という曖昧なものを具象化し、合理性を回復した」
 「アポカリプスは神の摂理ではない」
 「人の知恵でコントロールできるのだ」

。。。ハルカ。迎えに。走る。



。。。クロス、茎道に話しかける。
(クロス)あまりいい趣味じゃないね。修一郎。
 人の日記をのぞくなんて。
(茎道)クロス。
 お前は解いたというのか?
 たった1人で進化と淘汰の謎を。
 正直 驚いた。
 だが、もうダアトもしびれを切らしてる。
 このままだと消されるぞ。
 俺が渡りをつけてやる。
 協力しよう。クロス。

(クロス)その必要はないよ。
 よそではみんなでやるみたいだけど。僕には無理だ。
 みんなでやったって考えが薄まるだけだよ。

(茎道)バカにするな!!
(クロス)どうしたの?

。。。茎道、クロスにくってかかる。
(茎道)俺が烏合の衆と徒党を組んで無駄なことをしているって言いたいのか!?
(クロス)そうじゃないよ。
 自分の窮地に友達を巻き込むわけにはいかないだろう。
(茎道)う  嘘をつくな!
 お前は俺の立場をねたんで、かえって貧相な設備で成果を出してみせて。お
 俺を見返そうとしたんだろう!?
(クロス)何を言ってるの?
 僕がいったい 君の何をねたむというんだい?

。。。手を離す。バカ。
(茎道)フッ フフフフ。
 ハハハ!

(茎道)降参だ。
 認めるよ。クロス。
 お前は確かに天才だ。
 だが 1つだけ大きな間違いを犯したな。

(クロス)うああ。
。。。茎道、クロスに拳銃を向ける。

(茎道)俺たちは 友達なんかじゃない。

・(銃声)


。。。春夏、迎えに来ていた


(春夏)あっ。
。。。死んでいるクロス
(春夏)クロスさん!
 嫌ーっ!!




。。。真名の叫び。
(悲鳴)

。。。怒るロストクリスマス。



。。。船。検査結果をいうハルカ。
(春夏)やはりあなたのヴォイドは他人のヴォイドを一時的に格納するのと同時に
 キャンサー化した細胞とアポカリプスウイルスの遺伝子そのものを分離、吸収することが
 できるものだったわ。
(集)よかった。
 じゃあ。颯太は治ったんだね。

(春夏)お願いよ。集。
 もうその力は使わないで。
 あなたがいくらいのりちゃんを取り戻そうとしても。
 もう手遅れかもしれないのよ?

。。。きかない集。

(春夏)いのりちゃんへの真名の意識の移植はあのときにもう完了していたの。
 でも それを完全にするためにはロストクリスマスのときに散ってしまった
 彼女の因子を。
 みんなのヴォイドに混入したかけらを回収する必要があった。

(春夏)この数カ月、あなたがさせられていたのはそれなの。
 そして今、彼女はかなりの力を取り戻している。
 だから、涯は期限を切ってきたのよ。

(集)だったら、なおさらだ。
 僕が行かなくちゃ。
 だよね?

(春夏)集。
。。。抱きついて泣き出す。
(泣き声)



・(足音)

(倉知)間もなくヘリが出発します。来てくれるわね。集君。
。。。う。




(男性)ケーブルつなげ!
(男性)APU接続しました。


(谷尋)そろそろ 時間だな。
 なあ。このままでいいのか?
 颯太。

(花音)あっ。桜満君。



(集)これで全員かな?
 これから、君たちにヴォイドを返す。

(谷尋・花音・颯太)えっ!

(倉知)集君!?
(四分儀)待ちなさい!
 そんなことをしたら、君の力は。

(集)でも返さないと。
 借りたままの状態で僕が死んだら、みんなも死んでしまいます。
 大丈夫。 キャンサーとウイルスは僕が引き受けるから。
 綾瀬。 君も来て。

(綾瀬)集。
。。。始める集。

(谷尋)おい!ふざけるな!
 昨日は調子よく取り出しといて 今度は返す?
 それで どうやって戦うんだ!?
(集)この腕でも銃くらいは撃てるよ。

(四分儀)バカな。 それで涯に勝てると思っているのですか? 集!

(集)僕はこの力をいのりやみんなを助けるために使うんです。
 涯を倒すためじゃない。
 おかしいですか?

。。。つかむ首を開放する谷尋。

(綾瀬)ヴォイドは持っててほしいわ。
 どうせあんたが失敗すれば、私たちの命もないのよ。
(鶫)まあ。そういうことよね。

(花音)私たちはそれでいいけど。
 どう? 颯太君。

。。。振り返る集。

(颯太)いいよ。
 それはお前にやったんだ。
 よく分かんねえけど それでいいんだよ。

。。。集。颯太の方へ。
(颯太)何だよ! やめろよ!
(集)違う。 返すんじゃない。
 握手をしよう。颯太。
(颯太)う
(集)仲直りには握手だろ?
 颯太が言ったんじゃないか。
 僕らはこのまま別れちゃいけない。
 そう思うんだ。

。。。握手を拒む颯太

無理につかむ集。
(颯太)あっ。

。。。泣き出す颯太
(泣き声)
(颯太)この手。 ごめん。集。
(集)颯太のせいじゃないよ。
(颯太)俺、お前が怖くて。 そんな自分が嫌で つらかった。
(集)僕も同じだよ。

(颯太)頼む。集。
 友達でいてくれ。
 いてくれよ。
(集)颯太。友達だ。
 僕らは一生友達だ。
♪~


。。。みているハルカ。



。。。旅立つ葬儀社と春夏
(春夏)《クロスさんは何でも1人でできる》
 《やれてしまう人だった》
 《そのせいで いつも孤独だったわ》
 《でも 本当はとっても寂しくて みんなと一緒にいたくて》
 《だから あなたに集と名付けたのよ》
♪~


。。。ヘリで最終決戦に。

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ギルティクラウン 第19話 贖罪:rebirth [ギルティクラウン]

。。。涯、ヴォイドを奪う。
(嘘界)これが 恙神 涯の。

。。。写メを取る嘘界
(シャッター音)


(涯)お前は最初からこちら側だったんだ。
 どうして 人間と寄り添えると思った?
 化け物。

(嘘界)う~ん。
何か違うんですよね。

。。。見ている写メ。集とちがう違和感。
(操作音)
♪~




。。。侵入を企てる春夏。
(操作音)

・(扉の開く音)

(春夏)ごめんね。真名ちゃん。

。。。銃をもって。いない。そこにはだれも。
あっ! そんな。
ここにいるはずじゃ?


(茎道)真名はここにはいない。
(春夏)う。
(茎道)最初からな。
(春夏)あ


(茎道)お前は変わらないな。春夏。
 自分に正直で理想家で諦めない。
 まるであいつ。
 桜満クロスのように。
(春夏)あなたがあの人を殺したのよね。
 兄さん
。。。銃を向ける春夏。

(茎道)知っていたのか。
(春夏)どうして?
 親友だったんでしょ。
(茎道)フッ! 親友?
 俺とあいつが?

。。。撃つ兄。





。。。人を捕まえる亞里砂達。

・ほら、手を上げろ。

な、何ですか?
僕が何したっていうんですか。



。。。集、亞里砂の背後を取って
(集)動かないでください。

(亞里沙)あっ。 あなた!

。。。顔を合わすうらぎりものの亞里砂。

(亞里砂)あなたを裏切った復讐というわけ?
(集)僕のことはどうでもいい。 いのりの居場所を教えてください。
(亞里砂)あの女の!?


(呼び出し音)
(ダアト将校)「全部隊に通達」
「桜満 春夏博士が重大な反逆行為を犯し、逃走中」
「各員 発見しだい。逮捕されたし」

「繰り返す。 桜満 春夏博士が重大な反逆行為を犯し 逃走中」

「各員 発見しだい。逮捕されたし」



。。。春夏が盗み出すところを見た嘘界。
(嘘界)うん?
(嘘界)《あれはセフィラの機密用ケース?》

 ハハハハ。
 ハハハ!


(茎道)どうした?

(嘘界)ぴんときた。
 きてしまったんですよ。
 閣下。 ドクター桜満の追跡ぜひ私にお任せいただきたいのですが。




。。。車を出す亞里砂。

・(エンジンの始動音)


。。。ノック。
同志 亞里沙。 どこへ?
(亞里砂)桜満博士を追います。
 涯には私から報告します。

(ダアト将校)ま 待て!
 涯さまを呼び捨てに!


。。。亞里砂、約束を。
(亞里砂)発見したら、桜満 春夏と話をさせて。
 いいわね。
(集)それがいのりの居場所を教える交換条件ですか?
 彼女なら、涯の計画を知っているはず。あの人を知りたい。
 彼の過去も 望みも 弱みも 痛みも 全て。





。。。春夏、助けを求めて。

(春夏)《供奉院家。
  今は もうここしか》

(春夏)あっ!


(倉知)桜満 春夏博士ですね。
 お久しぶりです。春夏さん。

(春夏)倉知さん!

(倉知)追われていると聞き いらっしゃるのではないかと。

(春夏)少し問題をね。
(倉知)でも、もうあそこは供奉院の館ではないんです。
(春夏)じゃあ。供奉院翁は。
(倉知)ご立派な最期でした。




。。。葬儀社のアジトで。
(春夏)ダアトの計画を防ぐために真名を撃とうとしたのよ。
 でも、失敗だった。
(倉知)待ってください。
 真名って 確か。
(春夏)私の娘よ。
(倉知)ああ。


(大雲)つまり集のお姉さんですか。
(春夏)知ってるの? 集のこと。
(大雲)自分は葬儀社の人間です。
(春夏)そう。葬儀社の。
 集はどんな子だった?
 私 母親なのにほったらかしだったから。
 いえ。そうじゃない。
 逃げていたのね。私は。



。。。亞里砂に話す集。
(集)春夏は本当の母親じゃないんだ。
 父さんと再婚して。
 でも すぐに父さんは死んじゃって。

。。。葬式。

 それでも僕をずっと育ててくれた。



(春夏)義務感とかじゃなかった。
 私は本当に集がかわいかったの。
。。。誕生日の回想。
(春夏)親を亡くした集と あの人を亡くした私。でも 私たち2人は。

(春夏)そうね。ただずっと
 2人で傷をなめ合ってきた。だけなのかもしれない。



。。。隠れ家をあばく嘘界。
(嘘界)うん。では、あのビルが葬儀社の隠れ家で間違いないのですね?
(女性)は  はい。
(嘘界)聞こえません!
。。。銃で。
(女性)う  嘘じゃないです!
 信じてください!!

・(電子音)

 反応を捉えました。
 間違いありません。

(嘘界)素晴らしい。
 あなたは正直者だ。

(女性)あっ!

(嘘界)これはほんのお礼です。
。。。こめかみに銃を。

・(銃声)





。。。隠れ家。
(倉知)誰か来た。

・(足音)

・(ノック)

・(男性)すみません。 こちらにワクチンがあると聞いたのですが。

(男性)幾らで分けてもらえますか?政府のワクチンはなくなるって聞いて。

うちには小学生の子供が2人いるの。 お願い!

独り占めするつもりだな。

汚いぞー!

(男性)そうだ!そうだ!
(男性)出てこい!
(男性)扉を開けろ!
(男性)金なら払うって言ってんだ!

(大雲)誤解です。ここにはワクチンなんてありませんよ。

・嘘だ。だまされるか!

・本当にないのか見せてみろ!

(大雲)分かりました。開けますから、その目で見てください。

。。。鍵を開ける大雲。

(大雲)ほら。
 ただの事務所ですよ。
 ワクチンなんてどこにも。
。。。入って来る人々。

あ?

。。。最後に隠れえていた嘘界。
(嘘界)損ですね。 正義の味方は。

。。。皆殺し。
(悲鳴)


。。。春夏をかばって、大雲。
(大雲)うっ!

(倉知)大雲!

(大雲)構うな! 脱出しろ!!
 春夏さんも。

。。。逃げる2人。


。。。向かっていく大雲
(大雲)うおおぉぉー!

(大雲)ぐっ!
 おぉ。

(大雲)貴様はー!


(嘘界)残念でした。


(嘘界)あ。2人足りませんか。



。。。サイドカーで逃げる春夏と倉知。
(春夏)戻らなくていいの?
(倉知)私たちが行くのは危険です。 別部隊に要請してみましょう。
 これは何なんですか?
(春夏)最後の希望よ。

(倉知)まさか!? これって。
(春夏)ヴォイドゲノム。
 私たちに残された最後の
 そして最悪の希望。





。。。別の場所

(男性)やっぱり無理なんだよ。あの涯とやり合うなんて。

 お前 悔しくないのかよ!

 けど。大雲さんもやられたっていうし。


(綾瀬)連絡が取れなくなっただけよ。
 今、アルゴが確認に行ってる。



。。。鶫に話しかける。
(鶫)具合はどう?
(花音)少しずつ進行してる。
 何とかならないの?
(鶫)ごめん。 ステージ3以上は私たちのワクチンじゃ。


・アルゴが戻ってきたぞ!

(鶫)うあ。



。。。出迎える。
(鶫)雲っちは? 一緒じゃないの?
(アルゴ)一緒だよ。
(鶫)えっ? でも。

。。。大雲をみかまったアルゴ。

(アルゴ)一緒なんだ。

(鶫)ハッ! 嘘  でしょ?

(春夏)ごめんなさい。
 私を守って。

(鶫)そんな! 。。。身をよせる綾瀬。
 雲っち。





。。。涯を見る四分儀
(四分儀)ぶざまですね。涯。
 私は5年前のアフリカ戦線。あの地獄の中自分を
 殺そうとした少年兵に天稟を見ました。
 以来 私はあなたを王にすべく働いてきた。
 だが 恙神 涯!
 あなたが望んだのはこんな醜悪な偶像となることだったのか!

(涯)俺の目的は今も昔もたった1つ。
 そこで、お前たちが勝手に夢を見て、勝手に失望しただけのこと。

(四分儀)では! あなたにとって葬儀社とは!われわれの戦いとは何だったのです!?

(涯)知りたいか?

・・・何かを見た?

(四分儀)フッ!それでも私はあなたを友だと思っていましたよ。

(涯)王に友などいない。
 いるのは部下であり、駒だけだ。

(四分儀)では駒として、それでもあなたには感謝を申し上げておきましょう。
 おかげで私に新たな願望が生まれました。
 あなたを殺すことです。





。。。春夏、あれを見ている。

(綾瀬)どうぞ。

(春夏)あ。ありがとう。
(綾瀬)それを使えば、涯と戦えますか?
(春夏)少なくとも 同じ力は手に入るわ。
 でも。
 全身の遺伝子から おびただしい拒絶反応が出る可能性もあるわ。

 ひどい人間よね。
 集には使わせたくないくせに。誰かには使ってもらいたいと思ってるのよ。

(綾瀬)少しだけ分かります。
 私も集が力のせいで苦しむのを見てきましたから。
(春夏)それだけじゃないの。
 もし、もう一度使えば、おそらくあの子は死ぬわ。
(綾瀬)ハッ!

。。。しまう春夏
(春夏)それだけ危険なものなの。

・(爆発音)
。。。襲撃する嘘界。

(春夏・綾瀬)あっ!


(嘘界)派手にいきましょう。
 今日はパーティーです!
・・・レッツ パティ

・(爆発音)



。。。亞里砂、葬儀社のアジトに。

(集)あっ!

(亞里沙)遅かったみたいね。

。。。集、飛びおりる。

(亞里砂)あっ!

・(ブレーキ音)

。。。走って行く集。

(亞里沙)待ちなさい! 桜満 集!



。。。走って。
(集)春夏!




。。。逃げる谷尋達。

(颯太)置いてけ。

(谷尋)黙ってろ。
 俺はもう誰も見捨てたくない。
(花音)谷尋。


。。。どんどんいけいけ嘘界。
(嘘界)遠慮はいりません。 さぁ!
 雨のような銃弾を!
 嵐のようなじゅうりんを!


(鶫)駄目。 誰とも連絡が取れない。
(アルゴ)戻るしかねえ。
(鶫)えっ。 でも 戻ったら、挟み撃ちに遭うよ!

(アルゴ)なら どうしろってんだよ!
 すまねえ。

(綾瀬)桜満博士。 私にヴォイドゲノムを使ってください。
う。
あ?

(綾瀬)私は、以前 集から立ち上がる勇気と力をもらいました。
 だから、今度は自分で立ち上がりたいんです。
 たとえ、涯と討ち合うことになっても!

(鶫)綾姉。 いきなり何で。
(綾瀬)大丈夫。 前から考えてたの。
 お願いします!
(春夏)うん。

。。。ケースから出す3つめのもの。

・(嘘界)させませんよ~!

。。。撃ってきて、階下に落ちるアンプル。
・(銃声)


・(嘘界)製造されたアンプルは3つ。

残りはどこにあるのか、ずっと捜していたのですが。
やはりあなたでしたか 桜満博士。

う。

(嘘界)あれは私が頂戴します。

(綾瀬)それでどうするの?

(嘘界)私はねぇ。見たいんです。あの不可思議かつ崇高な光を。
 きっと あの光の向こうには真理がある。
 そのためならば、私は何だってしてしまうでしょう!
 うん?

。。。取りに行く綾瀬。
(綾瀬)一生 語ってなさい!!

。。。援護射撃のアルゴ。
(嘘界)うっ!

。。。落ちる綾瀬。
(嘘界)この おてんばさん!

。。。飛び降りる嘘界。

アンプルの近くにあやせ。銃でとばす嘘界。
(嘘界)渡しません!

(綾瀬)あっ!

(嘘界)フフフフ。 あっ。

。。。。転がるアンプル。集の足下に。

(綾瀬)あっ!


(嘘界)ほぉ!

。。。顔を上げる集。その手にアンプル。

(綾瀬)集!

(谷尋)集!


(綾瀬)返して! 集。
 それが何だか分かってるの!?

(集)もちろんだよ。綾瀬。
 全てはここから始まったんだ。
 これは、やっぱり僕が背負うべき罪なんだ。


(春夏)違う!
 それは私たちの罪よ!
 二度目はないのよ。集。
 ヴォイドの力があなたを殺すわ!


(集)ありがとう。母さん。

(春夏)えっ。

(集)本物の親子じゃなくても、僕は母さんと一緒にいられてよかった。
 今は本当にそう思うよ。
 でも、これが
 僕にできる唯一のことだから。

(春夏)集!!

。。。注射器で自分でうつ集。

(綾瀬)駄目ぇぇぇ!!


(集)ぐっ。 うわ!
 うわぁぁぁぁぁぁぁ!!

。。。上がる光。

(嘘界)そう!
 これですよ。これ これ!

(春夏)あぁ!





。。。。集の上げる光。

(いのり)駄目! 集!

(涯)やはり お前なのか!




(集)ずっと逃げてきたんだ。
でも 僕は今こそ僕をさらけ出す!

(春夏)あ。

。。。集、ヴォイドで右手を修復?キャンサー?
(綾瀬)右手が!


(春夏)あぁ。 集!


。。。喜ぶ嘘界。
(嘘界)王の誕生に祝砲を!


(集)ごめん 綾瀬。
(綾瀬)あっ。
。。。ヴォイドを取り出す集。
(綾瀬)集。


。。。パチン。
(嘘界)遠慮はいりません。
 全弾ぶち込みなさい!
♪~


。。。よける集。飛ぶ能力。



。。。谷尋の前に集。
(谷尋)ハッ!
(颯太)集!
(集)都合のいい話だけど、もう一度だけ君たちの力を当てにさせてもらえないかな。
(谷尋)集。 お前!
。。。谷尋の断ち切るヴォイドを手にする集。
   壊すエンドレイヴ。
♪~


・(トレーラーの走行音)

(嘘界)桜満 集君。
 これなら どうですかーっ!
。。。綾瀬を殺そうとする嘘界。


(集)うおぉぉぉぉぉ!
 おおっ!
。。。運転席を切って、嘘界に近づく集。

(嘘界)殺せるんですか? あなたに。
(集)僕は決めたんです。
(嘘界)うん?

。。。嘘界に差し込むハサミ。
(集)みんなのためにこの身を汚しきるって。

(嘘界)入ってる!
 私の中に他人の心が!
 ヴォイドの光がぁぁぁ!
。。。パチン。死ぬ嘘界。
   暴走する車、激突して
♪~

(綾瀬)ハッ。 集!!


(アルゴ)あっ。

。。。歩いて出てくる集。


(綾瀬)あぁ!
 集!
 

(鶫)あっ。見て!集の体。

(谷尋)キャンサー!

(花音)さっきまでなかったのに。

(颯太)俺のだ。
(花音)えっ? あっ!
(颯太)あれは俺のキャンサーなんだ。
(谷尋)あ。じゃあ。集のヴォイドは。



。。。
(涯)あいつのヴォイドは全てを集めて引き受ける。
 強さも 弱さも 光も 闇も 全て。



(春夏)集。
 それがあなたの運命だというの?


(茎道)それも貴様の遺志だというのか!クロス。


(集)《悲しみをアポカリプスが悪意に変えるなら、僕はその悪意も引き受ける》
《この体に悪意が溶けてしまえばいい》
《いのり。今、行くよ》

♪~
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ギルティクラウン 第18話 流離:Dear ... [ギルティクラウン]

。。。日の出。

(集)ああっ! あっ あぁぁ!
あっ! あぁぁ!

。。。見ている涯。
目を背ける親衛隊。


。。。手を出し出すいのり。
(いのり)集!


。。。涯のそれを見ているアルゴ。
(アルゴ)いったい こりゃあ。

(綾瀬)涯?
。。。綾と鶫も。




。。。銃を向けている兵士。

(ダリル)「あいつ!」

(ローワン)ぜ 全機に告ぐ。恙神 涯を守れ!

(ダリル)「はあ!? 何だよ それ!」

(ローワン)分からんがそれが命令なんだ!
従ってくれ ダリル少尉!
(ダリル)「そんなのないよ! だってあいつは敵じゃないか!」


。。。ステルス機が飛んでくる、
(一同)えっ?


(操縦士)プロメテウス・ワンよりデルファイへ。 目標を発見!
(管制官)「こちら デルファイ。 RM弾の使用を許可する」
「殲滅せよ。
繰り返す。 殲滅せよ」
。。。爆撃される元首都。



(アルゴ)おい! ヤベえぞ!

・(どよめき)

(難波)何とかしてくださいよ! あなたならできるんでしょ?

。。。。涯、いのりにヴォイドを返す。



。。。そして、生徒に。
(律)嫌っ!
(数藤)うわっ!
 な! うっ!!

(難波・数藤・律)うわぁぁぁ!
。。。皆から取り出すヴォイド。
   終結させる集合体。

(涯)行け。
。。。ヴォイドのミサイルが飛ぶ。
♪~

。。。爆弾が破壊されて、

(操縦士)バカな!?
。。。飛行機を貫くヴォイド。爆発する。

(難波)えっ?
 あぁぁ。 あーっ!
・・・死刑になる。

(律・数藤・難波)ああぁぁ!
・・・ヴォイドを破壊されて消えていく難波達。

(生徒)えっ?

(生徒)どうしたんだ!?



。。。集、涯をみて。

(集)涯。

。。。王となった涯。サイボーグ。
♪~



。。。茎道の兵に囲まれることに

(綾瀬)涯!

 無事だったんですね!
 でも どうして こんな。


(雅火)貴様っ!!よくもー!
。。。ヴォイドをもって向かってくる。

。。。撃たれる、そのヴォイド。
(雅火)あっ!
。。。死を迎えることに。

(雅火)あぁぁ!!


(涯)俺はかつての俺ではない。・・・傀儡だ。
 選べ。それでも従うか あるいは俺の敵となり 今ここで朽ち果てるかを。

(綾瀬)そんな。

(アルゴ)どうしちまったんだよ。涯!

(鶫)どういうことなの!?


。。。えらそうにいう兵士。
(パイロット)「涯さまに近寄るな!」


(ダリル)「ふざけるなよ! 何で僕がお前なんかを守らなきゃいけないのさ!」

。。。ツンツンダリル。鶫ラブ?

(ダリル)「そこのちんちくりん。邪魔だよ!」
。。。逃げるすきをあたえるダリル。

自分の身方を攻撃するダリル。生徒に流れ玉が。

・(悲鳴)


。。。車に綾瀬をのせるアルゴ。
(アルゴ)逃げるぞ!
(鶫)う うん。



。。。下では。
(集)今のって。

(いのり)集!



。。。ダリル、涯に。
(ダリル)「恙神 涯!」

「お前さえ いなければこんなことにはならなかったんだ!」
。。。父を殺したことを人のせいに・・・トーデンとおなじだね。
「こんなことには!!」

。。。?
(ローワン)強制ベイルアウトだ! 急げ!

。。。味方から制裁を受けるダリル?
(ダリル)うああっ!



(亞里沙)涯!
。。。バリアで害を守るアホな女。

(亞里沙)ケガは ない?


。。。涯、集といのりがいないことに。

(涯)茎道。
 俺だ。戻るぞ。

。。。迎えの車。

(亞里砂)涯。 私 役に立てた?
あなたの言うとおりにちゃんと。
あ。

ご苦労さまでした。同志 亞里沙。これからはわれわれと共に涯さまのために
働いていただきます。
(亞里砂)えっ。
。。。ぱしりにされた亞里砂




。。。東京湾沖。
(艦長)皮肉なものですな。10年前は救助のために出動したわれわれが今度は。
(艦隊司令)全てが無駄だったと思いたくはないがやむを得ん。
 これは侵略ではない ウイルスの殲滅だ。 焼き払え!
。。。バカがメキドの炎で抹殺されました。



。。。映像がとぎれて。
(官吏)第7艦隊が消滅しました。

(議長)バカな。


(涯)
「この惑星に存在する全ての人間に告げる」
「俺の名は 恙神 涯」
「お前たちの命はすでに俺の手に落ちた」


(城戸)フフフ。
 自分たちがおりに閉じ込められた気分はどうだい?


「今、お前たちの一挙手一投足は256基のルーカサイトによって監視されている」

「今後、俺の許可なしにはいかなる軍事行動も認めない」

「また 24区から300km圏内への侵入は敵対行動と見なし
 無警告でルーカサイトを発射する」

「俺の要求はただ1つ」
「邪魔をするな。それだけだ」


。。。聞いていたいのり、集のことが。

(いのり)集。





。。。三日後。
(キャスター)あの衝撃的な宣言から3日が経過しました。
 世界中がその動向に注目する中 しかし 24区は沈黙を守り世界中をも
 奇妙な静けさが支配している状況です。



(供奉院)では、君の仲間やあの桜満 集君もまだ行方知れずか。
(倉知)ええ。
 逃げ延びた生徒たちの証言ではどうやら、彼はヴォイドの力を 恙神 涯に奪われたようですが。
(供奉院)なるほどな。あの力こそおそらくこたびの事態の根底にあるもの。
 そう。 やつらの求めるものだったのだろう。
(倉知)例のダアトですか?
(大雲)「ダアト」?
(倉知)フリーメーソンやシオン修道会より ずっと古い秘密結社よ。
 古過ぎて、もはや伝説だと思われていたほどの。
(供奉院)だが、彼らは生き続けていた。
(供奉院)それどころか 着実にシンパを増やし。
 あらゆる組織に浸透していたのだ。

(大雲)そんな。
(倉知)それからどうやら亞里沙お嬢さまが24区に合流したのは間違いなさそうです。
(供奉院)そうか。


(供奉院)OAUとのあとの交渉は頼めるか?
(倉知)はっ。
 ですが ご老公は?
(供奉院)わしはやらねばならんことがある。
。。。孫の後始末しに。



。。。シャーワを浴びる母?
(春夏)《ごめんね。集》
《でも これであなたを王の運命から解放することができた》
《あなたは生きて》
《お願い》
。。。昔の思いでの写真。
♪~




。。。探している。
そのすきをぬって、食べ物を集めるいのり。


(ダアト将校)E班から連絡。第3ブロックもクリアだそうです。
(亞里砂)そう。
何かご不満が?
あなたは 自らこの任務に志願されたと聞きましたが。
(亞里砂)だって 涯が。
涯さまはわれらのあるじです。
呼び捨ては不敬です。
ちぃ。
(亞里砂)涯さまはなぜ 楪いのりを必要とされているのかしら。
(ダアト将校)理由などわれわれ末端の人間が考える必要はありません。
(亞里砂)う




。。。チェスを賭けに。
ダリが側で寝ている?

(四分儀)チェックメート。
(嘘界)あちゃー! 困ったなぁ。でも約束ですからね。
 涯さまに謁見していただきましょう。
(四分儀)わざと負けましたね?
(嘘界)だって 彼に聞きたいことがたくさんあるでしょう?
 あなたも。
・・・わたしも聞きたいもですといいたげに。





。。。隠れて。そは学校?
(いのり)おなか減ってない?
(集)ごめん。
 みんな ごめん。
 僕が間違っていた  全て。
 ごめん。
。。。とじこもり?



。。。スコープで標的を確認する。
(ダアト将校)目標を捕捉したようです。
(亞里砂)分かりました。 すぐに。


。。。妨害するもの達。
・(ブレーキ音)

(亞里沙)あっ!


待ち伏せだ! 囲まれるぞ。

・(銃声)

。。。銃撃戦。



。。。亞里砂も戦う用意。

(亞里砂)あっ。。。。見てしまう祖父の車。気付いてしまう。




。。。いのり、外の騒がしさを。
(いのり)ここにいて。
 外の様子見てくる。




(供奉院)撃ち方 やめい!

(亞里沙)やめて!
 撃つのをやめなさい!

。。。再会する肉親。

(供奉院)よもやお前がここまで愚かだとは思わなんだぞ。亞里沙。

(亞里砂)おじいさま。

(供奉院)恙神 涯はおのが目的以外一顧だにせぬ男だ。
 どれだけ尽くそうとお前が報われることはないぞ。

そこまでにしていただきます。
われわれには重要な使命がありますので。

(供奉院)力を失った少年をなぜ追い回す? もはや彼に用はなかろう。

違います。
われわれの最優先目標は楪いのりです。



。。。隠れて聞いている。
(いのり)・あぁ。



(供奉院)いずれにせよ。これ以上貴様らの好きにはさせん。

。。。供奉院、刀で倒す兵士達。
うわぁぁ!

うっ!


(供奉院)身内の恥はこの手でそそがねばならぬ。
 死ね。亞里沙!!

(亞里沙)あっ!
。。。思わず銃を。 刀を寸止めのじじい。
・(銃声)

(供奉院)わしも 甘くなった。

(亞里砂)おじいさま?

。。。倒れる供奉院。


お見事です。

。。。きっとした目をする亞里砂。



。。。いのり。それを影から見て。
《狙われているのは 私?
 どうして》



。。。男達に囲まれるいのり。
(男性)何か派手なのがいるよ?

(男性)ヘヘヘヘ。

(男性)構わねえよ。 やっちまえ。


(いのり)ハッ。

。。。意識が遠のくいのり。
   入れ替わりを。


。。。意識を取り戻して。
(いのり)えっ?

あっ。

あっ!
・・・うめいているものを。後にして逃げ出すいのり。




。。。集、携帯端末を操作している。
過去の友達の写真。

。。。近づく子供。

(操作音)

。。。そこをはなれて、上げる食料。




。。。別の場所で過去にこもる集。

・(足音)

(集)いのり。

(いのり)集!

。。。だきつくいのり。
(集)あっ!

(いのり)集! 集!
(集)どう  したの?

(集)ああ。いのり。
いのり! やめて!

(いのり)ああ。
あ。

。。。泣きだすいのり
(すすり泣き)

(いのり)いのり。




(亞里沙)《楪いのり。涯があなたを欲するというのなら私は!》
エンドレイヴの出撃を要請して!
♪~

。。。寝ていたいのり。集がいないことを
食べ物をみて。
♪~


。。。食べて。
(いのり)
《このままじゃいけない》
《このままじゃ。私 集を》
(真名)そうよ。きっとあなたは集を殺すわ。だって、あなた化け物なんですもの。
(いのり)化け物?
(真名)あなたの心は偽物。
(真名)化け物に心なんてあるわけない。
 私の元に帰ってらっしゃい。
 あなたが集を殺してしまう前に。 ねっ。
(いのり)私は  化け物。
 私の心は  偽物なの?
。。。?



。。。思い出す集との生活。回想
(集)
《いのり》
《いや。 前 聞こうとして、聞けなかったんだけど》
《何?》
《えっと その》
《どうして いのりのヴォイドは》
《いや。 やっぱりいいや》
《どうして?》
《だって、ほら いのりの中身がどうとかって関係なくて、
 いのりはやっぱり いのりだから》

。。。気付く。
《私は 私》



。。。外を見ている集。

♪「咲いた 野の花よ」
♪「ああ どうか」

(いのり)いのり?

♪「おしえておくれ」
♪「人は何故 傷つけあって」
♪「争うのでしょう」

。。。見ている集。

(集)あ。あれ? どうして 僕。
。。。涙が出る集。なつかしさ。


(いのり)聞いて 集。
 もう自分を嫌いにならないで。
 自分を責めなくてもいいの。
 私 集と一緒にいてたくさんの気持ちをもらったよ。
 全部 集のおかげ。
 みんなが集のことを嘘つきって言っても、自分のことを嫌いになっても
 私は集の味方だから。

。。。泣き出す集。
(おえつ)

。。。やってくるエンドレイヴ。



(集)いのり。
(いのり)それじゃ。行くね。
(集)えっ?


。。。迫ってくるたくさんのエンドレイヴ。


(いのり)みんなが捜してるのは 私。
 だから 私がおとりになる。
 その間に。
(集)そんなの駄目だ!
 君を犠牲にするくらいなら 僕が。


。。。集を気絶させるいのり
(集)いの  り。

(いのり)おやすみ。集。
♪~

。。。キス?
♪~

。。。待ち受けているばばあと国賊?

。。。戦闘形態になるいのり。
(いのり)フッ!

うわぁぁ!!
。。。エンドレイヴを斬るいのり。


フッ!

。。。撃ってくるエンドレイヴに走って、飛びかかるいもり。

うおぉぉぉ!



。。。見ている亞里砂。安全な場所で。
(亞里砂)化け物。


。。。爆風に巻き込まれるいのり。
あぁぁ!



(いのり)
《化け物でもいい!》
《偽物の気持ちでも 私は集を守る!》
《だって 私は私だから!》

。。。向かっていく。

《たとえ偽物だったとしても

 私にとってはそれが
 たった一つの本物だから!》

。。。狩っていくエンドレイヴ
フッ!

フッ!!

うわあぁぁぁ!!



。。。涯、弓でいのりを撃って、捕縛する。

(涯)見ろ。このありさまを。
 お前は最初からこちら側だったんだ。
 どうして人間と寄り添えると思った?
 化け物。




。。。目を覚ます集。
ああ。

(集)いのり?
。。。その手にはいのりのものが。
悲しむ集。

♪~

。。。決心して。。
♪~

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ギルティクラウン 第17話 革命 exodus [ギルティクラウン]

。。。迫ってくる壁、
♪~

(生徒)おい。
議事堂ものみ込まれたぞ。
すぐ目の前じゃねえか。
(生徒)どうするの?あと1週間もすればここも。

・(集)何をしている?

あ?

(生徒)会長。

(集)君たちが監視を怠ったせいで敵の奇襲を許したら
 そのとき出た犠牲に責任が取れるのか?

何だ それ。

(集)親衛隊。彼らを懲罰房に。
(難波)はい。

な。
(生徒)マジかよ!


ふざけんなよ!
好き勝手なこと言いやがって!
うっ。
うあ。 うあぁぁ!
。。。ヴォイドを取り上げる集。
(集)僕にはこいつをどうすることだってできるんだぞ。
それが嫌なら僕に従え!!



。。。作戦を考える集。
(谷尋)まだ寝ないのか?
(集)寝てられないよ。
 もうエクソダスまで、1週間しかないんだ。
 それに涯なら作戦前のこんなとき ぼーっとしてない。
(谷尋)葬儀社のリーダーか。そのリーダーはメンバーを脅して
 言うことを聞かせたりしてたか?

(集)どういうこと?
(谷尋)生徒たちに不満がたまってる。やり過ぎだ。集。
(集)不満が何だ。
 みんな、早く助かりたいんだろう?
 祭のときだって 規律がないからああいうことが起こったんだ。
 亞里沙さんを襲った犯人だって、たぶん僕らに不満を持つやつらだろうけど。

(いのり)あ

(谷尋)だからってもう引き返せない。
(集)谷尋もそう言ったろ?
(谷尋)確かにそうだが。抑圧を感じさせないための工夫はいる。


。。。手の血のりの?いのり。
。。。いのりの回想
(亞里沙)《だ 誰か!!》
(いのり)《ハッ!》

。。。逃げ出す亞里砂、

。。。血を見ていのり。
《あ あぁ》



。。。震えるいのり。

(集)いのり?
 どうしたの?

(いのり)ううん。 大丈夫。




。。。閉じこもっている亞里砂。
(亞里沙)あ。ああ。

。。。いのりが出したヴォイド。

(亞里砂)誰か、助けて。


・(バイブレーターの音)

(亞里沙)あっ!

(バイブレーターの音)
。。。電話。 手に取る亞里砂。

(亞里沙)はい。


・(亞里沙)はい。
 生徒たちはもう爆発寸前です。


(亞里沙)ええ。桜満君が今は力でそれを抑え込んで。

・(鍵の開く音)
 。。。入って来る難波、
(難波)桜満会長の批判はたとえランクSのあなたでも許されませんよ!
。。。電話を持っている亞里砂。

(難波)誰と話していたんです?
 言いたくなければ結構。  。。。、胸を見る難波?
 通話記録を見ればすぐに分かることです。
。。。締め上げる手首。
(亞里沙)うっ!

(亞里沙)分かったわ。
 じゃあ。あなたが引き出してくれる?
(難波)あっ!

(亞里砂)私のヴォイド。
。。。目がいっている亞里砂。





(数藤)本当にいいのかい?
 難波君。
(難波)ああ。
 もう前金ももらっちまったしな。
(数藤)ふーん。

(数藤)まっ。そろそろ潮時ってことですかねっと。
。。。流す情報


(生徒)おい。
 どういうことだよ。これ。

(生徒)「オウマシュウは隠してるがヴォイドが壊れると」そいつも死ぬ!?

(生徒)ふざけんなよ。それを隠して、俺たちのヴォイドを使ってたっていうのか!?

(生徒)許せねえ。
 許せねえよな。

(生徒)死ね。集!

(生徒) 地獄に落ちろ!!

。。。谷尋もそれを見る?





。。。日本軍人?
(議長)日本政府が出してきた報告書には98カ所の隠蔽 捏造が確認された。
(軍人)やはりあの男 茎道に任せたのは間違いだった。
(官僚)われわれは10年近くもの間、彼らに手を差し伸べ続けた。
 もうよいのではありませんか?

(明華総帥)見捨てるというのか?

(官僚)消滅する日本円は国連が固定レートで引き換えることになります。

(明華総帥)うむ。
 それなら。

(議長)各界の合意が得られたところで計画の詳細を説明してもらおうか。





。。。噂の出所
(谷尋)くだらない噂を流すのは感心しませんね。
(亞里沙)噂って?

(谷尋)ヴォイドが壊れたら、その本人も死んでしまうというやつですよ。
(亞里砂)噂ではなく、事実でなくって?
(谷尋)噂ですよ。そうでなければ今の体制は崩壊する。
(亞里沙)それで、今度はあなたが口封じに来たというわけ?
(谷尋)今度?
(亞里砂)あなたたちの体制に歯向かうことをすれば制裁を受ける。
 そういうことでしょ?
(谷尋)そんなこと 指示するはずがない。
(亞里砂)そう。 じゃあ。犯人を教えてあげるわ。
。。。聞いてしまう谷尋。




。。。集といのり
(集)僕はいつか報いを受けるんじゃないだろうか。
(いのり)報い?
(集)人の心を踏みにじった罪の。
(いのり)それなら、いつか 私も。

(集)あ?どうしてそんなことを?
(いのり)供奉院さんのケガ、たぶん。私が。
(集)あ。何を言ってるの?
(いのり)私、供奉院さんが集を困らせようとしてるって思って
 それで 気持ちがざわざわってなって  たぶん。
 私 自分が怖い。
 化け物の私が。
(集)大丈夫だよ。 安心して。
 この学校じゃ僕が王様なんだ。
 誰にも君のこと傷つけさせやしない。


・(ドアの開く音)

(集)あ?


。。。降りてくる谷尋。
(谷尋)集。供奉院 亞里沙を襲った犯人が分かったぞ。

(集)ふうん。 誰なの?

(谷尋)楪いのり。
 その時刻の目撃証言も取れた。

(いのり)あ。

(集)そう。 だから?

(谷尋)あ。楪にこだわり過ぎだ。集。
 特別扱いを許せば抑えが利かなくなるぞ。
 ルールを守らせる人間がルールを破るのは。

。。。近づく谷尋

(集)うるさい!!
 谷尋だって 僕にヴォイドによる死のことを黙ってたじゃないか!
 隠し事はお互いさまだろ!?

(いのり)やめて。集。

(谷尋)分からないのか?
 全員が助かるためだ!

(集)嘘だ!
。。。いのりからヴォイドを取り出す集。

(集)奇麗事を言うな!
 僕をバカだと思って利用しようとしてるんだろう!?

(谷尋)そうじゃない。俺は潤の件で気付いた。人はよく間違う。
 間違いを正すためには力がいる。お前と協力しなければいけないと思ったんだ!

(集)あ。その手に乗ると思うのか?
 どうせ またいずれ僕を売り飛ばす気なんだろう!?
 シュガー!!

(谷尋)あっ!

。。。
(谷尋)確かに嘘にしか聞こえんだろうな。
 これも俺のしてきたことの結果か。

(集)ここを出ていけ!谷尋。
 最初から僕らに友情なんてなかった。
 そうだろう?

(谷尋)ああ。 そうだったな。
・・・仲たがいさせて、無力化。



(難波)寒川はランクFのテント送りになったよ。
 自業自得ってやつだな。
 それと これ。
 お望みどおりエクソダスの日時や生徒たちのヴォイド情報まで。
。。。女を使った亞里砂。

(難波)そんなもの何に使うつもりなんだ?

(亞里沙)クーデター。

(難波)えっ?

(亞里砂)裸の王子さまを引きずり下ろすの。
。。。辱めを受けたのをやり返す。




。。。作戦。
(鶫)「準備ができた班より移動を開始してください」
 「目的地の東京タワーまでは約4km」
 「1kmごとに休憩点呼を取る予定です」



(鶫)詳しくは班長の指示に従ってください。

(綾瀬)何か嫌なムードね。



(生徒)合図は供奉院さんからだ。
(生徒)分かってる。
(生徒)B組には回ってるの?
(生徒)タイミング間違えるなよ。
(生徒)親衛隊は大丈夫なんだよな?



。。。谷尋に花音が接触。
(谷尋)花音?


。。。疲れている最低クラスの連中。
颯太がいる。




。。移動する生徒達、集といのりは車で。

(集)難波。
(難波)はい。
(集)みんなは僕のことをどう思っているのかな?

(難波)皆を解放するリーダーとして感謝を捧げていますよ。

(集)そうか。
♪~


。。。弾薬の車に閉じこもっている亞里砂。




(ローワン)「学生たちが移動を開始しました」
(茎道) リークされた計画どおりだな。目的地は東京タワーか。
(ローワン)「はい」
 「このままなら 桜田通りで学生たちと接触します」
(茎道)そうか。
 これで 間もなく真の王が降臨する。

。。。春夏しょげる。




(ユウ)天王洲で最大値のゲノムレゾナンスを計測しました。
(ユウ)指数のバリエーションは281通り。
(ユウ)まったく。
 よく集めてくれましたよねぇ。
。。。何かをするユウ。




。。。作戦前
(集)もう一度 計画を説明する。
 ゴースト部隊のコントロール装置はこの東京タワーにある。
 僕がヴォイドを使って タワーの支柱に高圧電流を流し込む。
 その電流が支柱を伝わり ショートさせればゴースト部隊を無力化できるはずだ。
 君たちにはそのための道をつくってもらう。
 指定された配置に従って、敵の防衛用インセクトを抑えるんだ。
 成功すれば 晴れて、僕らはウォールから出ることができる。
 頑張ろう。


・(生徒)来たぞ!


。。。敵の自動兵器。

(一同のどよめき)

(集)ひるむな!
 僕らにはヴォイドがある!

。。。亞里砂がバリアを。

(亞里沙)進みましょう。桜満君。誰のためでもない私たちの未来のために!

(集)あ。うん。
 作戦開始!
♪~


。。。進む生徒達。



(鶫)オートインセクトの数は20!
予想どおりだよ。


。。。苦戦する生徒達。銃弾が、
(生徒たち)うわぁ!

。。。ヴォイドが壊れて、消える生徒。

(生徒)くっそぉ!

(生徒)うわぁぁ!



(律)会長! 道が開けました。

(集)《僕は彼らを体のいいおとりにしたのか?》
(いのり)集。
(集)いのり。大丈夫だよ。
 心配しないで。

《今は反省してる場合じゃない》
。。。ヴォイドを取り出す集。
♪~


。。。やられる生徒。

(和美)あっ!
(生徒)あっ!和美!!


会長。どこへ!?
♪~

。。。走って敵を破壊する。

(集)行くぞ。
♪~

。。。前進する集。

(集)
《やる。やってやる!》
《僕はもう》


。。。失ってきた集。回想。
《誰も失いたくないんだ!》
♪~

。。。エンドレイヴを破壊する。
(集)うおぉぉ!!
♪~

。。。ヴォイドを変えて、東京タワーに登って、
   塔にある装置に
♪~

。。。剣を斬り付ける、電流流して破壊。
(集)うおぉぉぉ!!


。。。倒れる東京タワー。泊まる兵器。
終わった。
♪~


(亞里沙)さあ、皆さん!
今のうちにレッドラインを越えましょう。
急いで!




。。。朝、壁に行く生徒達。

(集)終わったよ。いのり。
(いのり)うん。
(集)さあ、僕らも行こう。


。。。なにかおかしい親衛達。
(集)どうした?お前たち。

。。。懐から銃を取り出して

(集)どういうつもりだ!?


(いのり)集!
(アルゴ)いのり。お前は行くな。


。。。指定室?
(鶫)綾姉は出ちゃ駄目!
(綾瀬)鶫!?
(鶫)う。




(難波)ご苦労さまでした。
 会長さん。あなたの役目は終わりました。
 ここからはわれわれだけで行きますから。

(亞里沙)そういうことよ。

(集)亞里沙さん!
 これはあなたが!?

(亞里砂)答える必要あるのかしら。

。。。まわりの生徒が集に銃を向ける。

。。。後ろから押す。
(颯太)フン!

(集)えっ?

。。。下に落とされる集。


(颯太)俺は悪くない。
 悪くない。


(集)颯太?



(生徒)よくも俺たちを道具にしたな。
(生徒)人の心をのぞき見して!
(生徒)ひきょう者!
(生徒)寄生虫が!
(生徒)死ね!うざいんだよ!




(いのり)集!
。。。集の元へ走るいのり。

(アルゴ)おい!



(集)いのり。

。。。ヴォイドの光に貫かれるいのり?出てくる剣。

(集)いのり!

エンドレイヴが生徒達に。。。
・(悲鳴)
♪~


あ?

。。。改造された操り人形?涯。

(鶫)涯!?

(亞里砂)来てくれたのね。
♪~


。。。驚愕の顔の集。
あ。ああ。


。。。降りてくる涯。

(涯)久しぶりだな。集。

。。。剣で集の右手を切る。
(集)えっ?

。。。ちぎれ飛ぶ右手。
出て行く追うのヴォイド。
それを手にする涯


(集)ああ ああ ああぁ!
ああぁぁ。
あっ! あぁ あぁぁ。
。。。痛みで集。

(いのり)集。

(集)うっ。 うあぁぁ!!
う、腕が!!
僕の王の力が!!







。。。最終決議

(議長)それでは国連動議 第17号。日本消滅計画について決を採ります。

。。。投じる賛否。多数の国が投じる。

(議長)賛成多数により承認。これよりRM弾頭の射出に移行する。

。。。ステルス戦闘機が日本に。





。。。うなだれる集。倒れる。
(集)ううっ。

(涯)王だと?忘れたのか?
 お前は横取りしただけ。

(涯)最初から王は俺だった。

♪~
。。。荒れ果てた東京。
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ギルティクラウン 第16話 王国 the tyrant [ギルティクラウン]

。。。空。
(パイロット)間もなく東京上空。
降下ポイントまで3分。
(倉知)ハッチ開放。
(倉知)このルートが使えるのは1回こっきり。
やり直しは利かないよ。
いいね。

。。。空から、。
(アルゴ)あれが東京かよ。


。。。回想。
(アルゴ)《じいさんの孫を脱出させる?》
(供奉院)《うむ。明華グループ。
      上海最大の財閥の総帥があれを見初めおってな》
(供奉院)《引き換えにアジア連合諸国へ渡りをつけてくれるというのだ》
(大雲) 《つまり政略結婚ですか》
《夢にも思わぬことじゃったよ》
《国が弱るとはどういうことか。この身をもって知ることになろうとは》


(大雲)脱出ルートは 私が確保します。 36時間後にお会いしましょう。
(倉知)グッド。ラック!
(アルゴ)おう!
。。。下に降りるアルゴ。

♪~



。。。町を歩くアルゴ。
(アルゴ)しかし また短い間にずいぶん変わっちまったなぁ。東京も。

・(物音)

。。。あ?


(生徒)や やめろ。
これは俺たちが見つけたんだ!近づくな!


。。。影でうかがっているアルゴ、
(アルゴ)ワクチンの奪い合いか?
あっ!

(アルゴ)あれは ヴォイド!?

(生徒)ぐああっ!

(難波)われわれはある計画のために人材を欲している。
桜満会長に忠誠を誓えば君にも生きる資格を与えよう。


。。。壁の影
(アルゴ)桜満会長?
親衛隊だ?




(チカ)何で!?

(数藤)やっちゃおうか。難波君。
 どうせこんなやつくずヴォイドさ。
(難波)だな。


・(アルゴ)そこまでだぜ!
坊ちゃんたち。
セーフティーの外し方も知らねえ女子相手に粋がってんじゃねえぞ!

(雅火)敵?

あ?
。。。はされるアルゴ。

(律)待って。雅火!
(雅火)あのエンブレム。もしかして葬儀社のメンバーじゃ。

(アルゴ)だったら、何だ?



。。。学園、テント暮らし。

(アルゴ)つまりこの学園で頭張ってんのは集なのか!?

(アルゴ)何てこった。
集のくせに。

(雅火)無礼。
。。。こそばす律。
わっ!

(律)どうどう。
すみません。
この子会長に心酔してるんで。

(アルゴ)「心酔」って。



(律)親衛隊 宝田 律 および 縁川 雅火。お客さまをお連れしました。
(谷尋)レゾナンスゲージは?
(数藤)案外出てますね。こいつ。
(谷尋)なるほど。
 これは拾いものかもしれんぞ。集。
(アルゴ)あっ!
。。。降りてくる集。


(アルゴ)《集!?》
(集)それじゃ。ヴォイドが出せない。
僕の目を見させるんだ。


(チカ)い 嫌っ!
。。。
うっ! あっ!あぁぁぁ!

。。。上から見ているいのり。


。。。ヴォイドを出す集。
(集)おめでとう。
 君はAランクだ。
 学園のために力を尽くしてほしい。
(チカ)Aランク?
 私が!


(アルゴ)おい。集。
(集)ああ。久しぶりですね。アルゴさん。
 無事でよかった。
(アルゴ)ずいぶん物々しいんだな。

(谷尋)政府が新型のゲノム兵器を導入してる可能性があるんでね。
(アルゴ)ゲノム兵器?
(谷尋)ああ。先日、それで生徒が1人犠牲になってしまった。
。。。祭のこと。


(アルゴ)ところでよ。この学校の生徒会長は供奉院 亞里沙って娘じゃねえのか?
(集)彼女に何かご用ですか?
(アルゴ)じいさまからその子を外に連れ帰るよう命令されてんだ。
 なあ。どこにいんだ?

(谷尋)すまない。
 集の予定が押してるんだ。
 話は移動しながらでいいかな。
(アルゴ)ああ。いいぜ。


。。。一緒にいくアルゴ。従える生徒達。

(アルゴ)クッ!


。。。港。
(アルゴ)何やってんだ?
(律)あれ。
 東京封鎖の混乱で放棄された軍の輸送船にワクチンや武器、弾薬があるんです。
(アルゴ)それをあさってるってわけか。ずいぶんいじましい。
って。おい! あいつら、全員発症してるじゃねえか!

何とかしてよ。

(律)大丈夫。 ちゃんと働けば。ステージ2に行く前にワクチンを投与してもらえます。
(アルゴ)そんな!


(谷尋)班長!
(班長)はい。
(谷尋)ノルマの達成率が低過ぎる。
 理由が知りたい。
(班長)やはり発症した者は作業効率が。

・(アラーム音)

(生徒)大変だ!12番のポンプが!
(班長)誰のだ!?
(生徒)2Aの 魂館 颯太だ!
(班長)予備のポンプは!?
(生徒)駄目です、全部稼動してて。
(班長)仕方ない。サルベージした医療用のボンベがあったろ?あれを。

・(集)待って!

(集)潜水服には緊急用小型ボンベが付いてるはずだよね。
そっちを使えばホースを切り離して脱出できるはずだ。
ヘルメットにスイッチがある。自分で気付かなきゃ駄目だ。
だから、手出ししないで。

・(生徒)あ。何だって!?

・(生徒)見殺しにするのか!

・(生徒)最低!

・(生徒)早く助けろよ!

(集)Fランクの人間においそれと資源は浪費できない。

(生徒)んだと!
このヴォイド王子が!


(谷尋)近づくな!
分かってるのか?
集が発症すれば全て終わりなんだ。


(アルゴ)おい!
いいかげんにしろよ。集!
(集)アルゴ!命令を無視するのか!?
たりめーだろ。バカ!
集のくせに偉そうに俺に命令すんな!
。。。ボンベで空気を送り込む

(アルゴ)フゥ~。
(集)アルゴさん。
命令を聞いてください。
僕たちは、今東京脱出を計画してるんです。
そのためには全員が一丸となって目標達成のために働かなければならない。
例外はありません。
(アルゴ)なら、ここの連中は何で差別されてんだよ?
(集)区別です。
この状況で能力の有無に関係なく全てを平等にはできない。
供奉院さんも渡せません。
彼女は優秀なヴォイドを持ってる。
それに1人だけ脱出なんて許されるわけがない。
僕に服従を誓ってください。
さもなくば。
(アルゴ)好きにしろよ。
今のお前に従うくらいなら、かちこちになって死んでやる。
。。。


・(谷尋)あいつを拘束しろ。

・(難波)はい。


(アルゴ)いのり。お前、今度はすっかり集の言いなりなのか?

(いのり)違う。
 私が選んだの。

(アルゴ)フッ!

。。。助け上げられてた颯太。
(颯太)ハァ ハァ ハァ。
(颯太)ハァ ハァ ハァ ハァ。


・(谷尋)念のため供奉院には監視を付けておけ。

・(難波)はっ。




。。。監禁される。
(アルゴ)だー! ムカつく!!
 何様のつもりだ。集の野郎!
 調子こいて膨れやがって!!

(鶫)「女の子が1人亡くなったの」
(アルゴ)鶫か?


(鶫)アイ。
 おひさだね アルゴ。
(アルゴ)「天王洲に合流してる って話は聞いてたが綾瀬もそこにいるのか?」
(鶫)ネイ。 綾姉ってばあんたが捕まったって聞いて。



。。。抗議しに行く綾瀬。
(綾瀬)《どういうつもり!?》
《僕の命令に逆らったら、そうなるルールだからね》
《昔の仲間だからって例外にしてたら示しも何もつかない》
(綾瀬)《祭が死んでつらいのは分かるけど》
《でも そんなの》
(集)《「分かる」?》
《ずいぶん簡単に人の心が分かるんだね》
。。。ひっぱたたく綾瀬。

(集)《誰もいない所でよかった》
《もし、誰かに見られていたらいくら、君がSランクでも処分しなくちゃ
 ならなくなるところだったよ》
《ああ》


(アルゴ)とち狂ってやがんな。
 何でみんなこんなやり方に従ってる?
(鶫)「端的に言えば恐怖ね」
(アルゴ)ああ。


(鶫)レッドラインが徐々に迫ってくるストレス。アポカリプス発症の恐怖。
横行する暴力や略奪。
そんな中でヴォイドは明快過ぎる力だもの。
その気になったら一瞬だったわ。
集が王様になるのは。



(鶫)ヴォイドによるヴォイドのための王国。
それが、今この学園の状況だよ。


(アルゴ)くそっ!!





(ユウ)ねえ。真名さん。集君は、今必死であなたのかけらを集めていますよ。
(ユウ)ようやく自分の器に気付き始めたみたいです。
でもまだ足りません。
もっと。
もっと追い詰めないと。



・(警報)

(茎道)ほぼ予定どおりか。
(嘘界)ラインの前進に伴い、相当数の少年たちが天王洲に合流しているもようです。
(春夏)ヴォイドを集めているのね。
(嘘界)ゴースト部隊の件も意外でしたが。ずいぶん厳しい母親の愛ですね?
 桜満博士。
(春夏)私は必要なことをしているだけです。あの人 クロスの遺志を継ぐ者として。




。。。亞里砂の居場所にて
(亞里沙)まだ、いたのですか。
(難波)抗議はヴォイド王子にしてください。

(亞里沙)う。葬儀社メンバーが捕らわれたと聞きました。
私には話を聞く権利があるはずです。
(難波)王子があんたの動きを気にしてぴりぴりしてる。あんまり出しゃばると
マジにやられるよ。
でも俺なら守ってやれる。
。。。ナイフを難波に亞里砂

(亞里沙)供奉院を見くびらないで。





(花音)ねえ。谷尋。
祭が死んだのって本当に新型の兵器とかなの?

(谷尋)そうだ。
 なぜそんなことを?
(花音)噂があるの。
 祭が死んだのってもしかしたらヴォイドが。
(谷尋)うかつなことを言うな。
 もしそんなデマを言うやつがいたら知らせろ。
 いいな。

。。。写真を見てなく花音。
(花音)どうしよう。 祭。みんな変わってっちゃうよ。





。。。上がっていくヴォイドの結晶?

(集)みんなには、僕が横暴で自分勝手に見えるだろうね。
(いのり)つらいの?
(集)好かれるためにやってるわけじゃないから。
みんなを無事に東京から脱出させるためだから。
だから やめるわけにはいかない。
でないと 祭が。
祭が死んだ意味がなくなっちゃう。

いのりがいればいい。
いのりさえいてくれれば。

(真名)「いいの?私で」

(集)あっ!

(いのり)集。
(集)ハッ。


(着信音)
(集)あ。
(雅火)すいません。会長!捕らえていた葬儀社メンバーが脱走しました!




。。。亞里砂を探すアルゴ。
(アルゴ)亞里沙は寮でいいんだな?

(鶫)いつもならね!んもう!
動くなら前もって言ってよね!

(アルゴ)敵を欺くにはまず味方からさ!

(鶫)私たちだましてどうすんの!
おかげでこっちはめちゃくちゃよ!
(綾瀬)んー!
(鶫)我慢して、綾姉。今勢いで出てったら、親衛隊に捕まって終わりだから。
(綾瀬)んー!!
。。。ぐるぐるまきにされている綾瀬。



寒川より、親衛隊へ。
囚人が脱走中。至急確保せよ。



(集)君たちは第2校舎付近を捜索しろ!
(律・雅火)はい!
(集)いのりは供奉院さんを捜して。
 アルゴが接触する可能性があるから。
(いのり)うん。



。。。走るアルゴ。

(アルゴ)うわ!

キャー!!


(集)あっ!


。。。集、チカに
(集)君、親衛隊に入ったのか。
(チカ)体育館の方へ!


。。。集、ヴォイドを土地出して。
(生徒)うっ。
あぁー!!


(集)ついてきて!
(チカ)はい!



。。。体育館。アルゴ走るが
(集)そこまでだよ。アルゴ。
君は袋のねずみだよ。
諦めて投降するんだ。

(アルゴ)へぇ。
悠々出てくると思ったら、やっぱりヴォイドの保証付きってわけか。
そんなもん着て涯ぶってるつもりかもしれねえけど。
やっぱ全然及んでねえんだよ!
この偽者が!!

。。。ナイフを手にするアルゴ。
(アルゴ)タイマンだ。負けたら、こんな王様ごっこなんかすぐ終わりにしろ!

。。。ヴォイドに頼る集、アルゴに殴られることに

(アルゴ)残念だったな!
ヴォイド王子!

(集)アルゴ!!

。。。ナイフが集につきつけられる。
(アルゴ)お前、何でそんなになっちまったんだよ!
必死でもがいてる青びょうたんなとこ、俺ら結構気に入ってたんだぜ。
(集)じゃあ。あなたがやってみてくださいよ。
(アルゴ)ああ。
(集)この状況でみんなを守る他の方法があるっていうなら教えてくださいよ!!


(谷尋)集から離れろ!


(チカ)えっ?


(アルゴ)てめえか。


(谷尋)俺は集ほど甘くないぞ。
降伏しろ。 今すぐにだ!


(アルゴ)チッ!


。。。上にぶら下がっていたヴォイド
   落ちかかる。
(集)あっ!
(チカ)ハッ!

。。。チカをかばう集。
   壊れるヴォイド。

(チカ)うっ!
あっ!
(集)あっ。


。。。消えていくチカ。
(チカ)嘘。
(チカ)こんな。
やめて。 私、まだ死にたく ない。

(亞里砂)あっ!



寒川だ。
全親衛隊員に告げる。体育館を包囲。
半径30m以内にいた者はランクの区別なく確保せよ。
なお現時刻より体育館は完全封鎖とする。


。。。逃げる亞里砂


(集)谷尋?
今、あの子は無事だった。
それなのに死んだ。
ヴォイドが壊れたから?
(谷尋)そうとは限らないだろう。
(集)間違いないよ!
君は僕に嘘をついた?
祭の死をゲノム兵器だって。

(集)どうするの?
 ヴォイドを中心にした王国。
 死の危険と隣り合わせだ。
(谷尋)もう後戻りはできない。
 これを知ればお前はヴォイドを使うのをためらうことは分かっていた。
 しかし今の体制が崩壊すれば、結局全員が死ぬことになる。
 このまま進むしかない。この事実は作戦発動まで隠し通すぞ。 いいな。


(アルゴ)何言ってんだ!?
 今すぐヴォイドなんか使うのをやめるんだ!
 これで戦争なんかやったら、それこそどれだけ死ぬか分かんねえだろ!?

(谷尋)ざれ言に耳を貸すな!

(アルゴ)目ぇ覚ませよ。おい!!

。。。
(集)そう。 だね。

(アルゴ)集!
あっ。

。。。集、アルゴからヴォイドを取り出しに。
(アルゴ)うっ!

(アルゴ)集。


(集)これを壊せばアルゴが死ぬ。
フフ。
ハハハハハ。
アハハハハ! ハハハハ!



。。。逃げ帰った亞里砂
(亞里砂)早くみんなに知らせないと。
ヴォイドがまさか。 そんな。


(真名)「見ぃつけた」

(亞里沙)あっ!
(亞里沙)あなた。

。。。真名手を出す、
(亞里沙)ああっ!!




。。。合流地点。光学迷彩


(明華総帥)「約束は果たされなかった」
「今回の話はなかったことでよろしいですね」
(供奉院)しかたあるまい。
(明華総帥)「友人のよしみで1つだけ忠告を」
「一刻も早く日本を離れてください」

「太平洋が騒がしくなっています」




。。。艦隊が。
(茎道)いよいよか。


(なるか)集はきっと私を許してくれないでしょうね。
。。。え、涯のスペア?
♪~
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ギルティクラウン 第15話 告白 sacrifice [ギルティクラウン]

。。。生徒会。
(谷尋)全生徒をゲノムレゾナス指数でAからFにランク分けしその頂点に
 集。お前が君臨する。
 いわばヴォイドランク制だな。


。。。看護班。

(祭)痛いの痛いの。飛んでけー!

(一同)おー!

あの子のヴォイドはホントすごいよな!

俺も癒やしてほしい。

(生徒)この前のケガもすごく奇麗に治してくれたし。ホントありがとね。

(祭)ううん。

(生徒)それに比べて私のヴォイドなんて。

(集)大事なのはヴォイドの強弱じゃなくてみんなのために働くことなんで。
   あの。 頑張ってください。
♪~



《ひととおりヴォイドの調査こそ行ったが。
 谷尋のヴォイドランクの提案を
 僕は受け入れられなかった》

《みんなを 嫌な気分にしながらやる管理なんて
 うまくいくと思えない》
《といっても今の校内にまったく問題がないかってそんなことは
 とても言えないんだけど》



。。。食事。
(数藤)鶫姉さん。
俺ら、警備班はハードな訓練で超腹ぺこなんすけど。
(鶫)だから何!?

(数藤)い いえ。
何でもないっす!

。。。颯太の能力。
(シャッター音)


《色々と問題は多い》
。。。壁が迫ってくる。
《レッドラインも日々刻々と前進してきている》
《僕らがしっかりしないと》




(集)駄目だ。
ワクチンや武器、弾薬の確保もバリケードの設営も予定の半分も進んでない。

(谷尋)だから、ランク制を敷けと言ってるんだ。
上下関係を徹底すれば人は倍働く。
(集)そんなの受け入れられるわけないよ。
ヴォイドで差別するなんて。
(谷尋)差別じゃない。区別だ。




。。。夕食。
(集)そんなの詭弁だよね。
されたみんなが差別って感じたら同じじゃん。

(綾瀬)あんたの気持ちは分からないでもないけど
レッドラインは止まらないのよ。
大丈夫なわけ?

(集)それはそうだけど。

(鶫)「同情は毒にしかならない」
って、涯が言ってた。
君。人に嫌われたくないだけじゃないの?

(集)違うよ!

(いのり)集はどうしたいの?
(集)えっ?

(いのり)みんながじゃなくて集はどうしたいの?




。。。考えながらいると颯太とばったり。
(集)あっ。
(颯太)うん?






。。。風呂に、綾瀬をかかえて。

(綾瀬)ありがとう。


(祭・綾瀬・鶫)ハァ~。

(祭)あの 綾瀬さん。
 楪さんと集ってどうなってるんでしょう?

(綾瀬)えっ。 何で私に聞くの?

(鶫)あっ!それは私も知りたーい。ねえねえ。どうなの? 綾姉。

(綾瀬)だから何で私に聞くの!?

(祭)さっきドキッとしたんです。
集はランク制、反対だと思ってたのに。

(綾瀬)いのりは集に迷いがあることを見抜いてたよね。

(祭)私、集が会長になってうれしかったんです。
 集なら優しい王様になれるって。

(鶫)王様?

(綾瀬)アハハ!そうだね。
確かにここは集の王国ね。

(祭)からかうならもういいです!

(鶫)ふぅ~。
ユー、とっとと告っちゃいなよ。

(祭)えっ!

(綾瀬)鶫! あんた、いきなり何!?

(鶫)だってこんなご時世だもん。言ったもん勝ちだと違う?
。。。???




。。。屋上で集と颯太
(颯太)何だよ。それ!
何が区別だよ。ただの差別じゃねえか!
(集)そ  そうだよね。
(颯太)見損なったぜ。集!
そんなひでえシステムを採用するなんて!
(集)いやしないよ。
するわけないじゃない!
(颯太)そうか。
そうだよな。
ごめん。集!
見損なったとか言っちまって。
土下座でいいか?
許してくれ!
(集)いいよ。そこまでしなくても。
(颯太)じゃあ。握手。
これで仲直りな。
(集)うん。

(颯太)じゃあ。いっちょ吠えてみるか。
(集)吠える?
(颯太)こういうときは一緒に大声を出すと友情が深まるんだ。
 いろんな映画で見たろ?

(颯太)人間にランクなんかつけるな!!
ほら。 友達を差別するな!!
(集)するな。
(颯太)いのりちゃん好きだー!
(集)えっ。それ関係ないでしょ!
(颯太)いいんだよ。青春なんだから。 ほら。 集も何か言えよ。
(集)えっと。
 僕は生徒会長になんて向いてないんだー!
(颯太)アハハハ!
 そうだよな。

(颯太)人に嫌われたくなくて何がいけないんだー!
 女の子にモテたくて何がいけないんだー!!

(颯太・集) ヴォイドランク制 反対!!





。。。生徒会。
(集)みんな、僕は。

(亞里沙)駄目ね。どう計算しても足りないわ。
(花音)投薬量を減らしたら?
(谷尋)駄目だ。
 一定量を投与しなければ。
 あっ。大変だ。集。
 ワクチンが足りない。
(集)えっ!
(亞里沙)取りあえず桜満君の分だけは優先的に確保しましょう。
(集)そんな。
 僕だけ特別扱いなんて。
(谷尋)お前が発症したら 誰がこの学校を守るんだ?
(集)あ。
(谷尋)お前だけじゃない。この状況で役に立つヴォイドは優先されるべきだ。
ヴォイドのランク順になっている。こいつに従って不平等にワクチンを配るんだ。

。。。
《颯太!最低のFランクに!?》

(谷尋)生き残るためにはそれしかない。

(亞里沙)決めなさい。桜満会長。
決断するのは上に立つ者の仕事です。
(集)ああ。




。。。騒ぎ出す生徒。
(生徒)生徒会室を掃除してるときに見つけたの。
(生徒)どういうことだよ。ヴォイドランク制って!
(生徒)俺たち、みんな最低ランクじゃないか。
(生徒)じゃあ。俺ら見捨てられんのか?

(颯太)ああ。



(颯太)集。
やらないんだよな?ランク制。
(集)う うん。

(颯太)集にさ。頼みがあるんだ。俺たちのヴォイド出してくれないか?
どうして?

(颯太)練習したいんだ。
俺のヴォイド、お前が使ったときはすげえ役に立ったんだろ?
でも、俺が使うと缶詰開けるのが精いっぱいで。
練習すればもう少し使えるようになるんじゃないかって。
なあ。頼むよ。集!

(生徒)お願い!

桜満君!

(生徒)会長!
(生徒)役に立ちたいんだよ!
(生徒)なっ。頼むよ。
(生徒)取り出してくれよ。
(生徒)桜満君!




。。。見張りのエンドレイヴ
(嘘界)来ますよ。ワクチンが足りなくなった彼らは必ずね。
(ダリル)相手はただの学生でしょ。わざわざ僕が出張ること?
(嘘界)ダリル少尉。先日、葬儀社メンバーを引き渡すという愛国少年が来たとき
 あなた撃たなかったでしょう?
(ダリル)ハッ!

(嘘界)妙な噂を立てられる前に証明しておいた方がいいんじゃないですか?
(嘘界)「ダリル・ヤンは撃てる」と。

(ダリル)当たり前だ!


(通話の切れる音)
(嘘界)あ。痛た。


(嘘界)やりますね!さすが葬儀社の参謀殿。
(四分儀)本当なんだろうな。
このゲームに勝ったら、彼に会わせるというのは。
(嘘界)フッ。
勝てたらですよ。





。。。落ち込む、集、祭が来て

・(扉の開く音)

(祭)やっぱりここにいた。
みんな捜してたよ。

(集)ちょっと失敗してさ。
落ち込んでたんだ。
(祭)何を失敗したの?
(集)うん。
いや色々あるけど結局は
僕が人の顔色ばっかり見てるところだ。

谷尋の前では谷尋に。
颯太の前では颯太に
簡単になびく。
(祭)それはみんな、そうだよ。
 それじゃ駄目なの?
(集)駄目でしょ。リーダーはそれじゃ。
もっと強くならなくちゃ。


。。。抱きしめる祭。
祭?

(祭)大丈夫。私。集のいいところいっぱい知ってるよ。
集は大きな音 立てないよね。
椅子に座るときでも物を置くときでもそっとするでしょう。
断言したりしないのも好き。
(集)自信がないだけだよ。
あっ!
祭「好き」って?

(祭)見ないで。
ごめんね。 ホントは言うつもりなんかなかったのに。

。。。・??

(着信音)


。。。呼び出し。
(花音)桜満君? 今、魂館君たちが学校の外に出たわ。
「颯太が?」
(花音)みんなヴォイドを持ってるの。桜満君が許可したってこと?




。。。病院へ。
(颯太)この先に 救急指定の病院があるんだ。
病院ならありそうね。ワクチン。

。。。車でいく集。
(集)颯太。バカなことはよせよ!

(颯太)バカって何だよ!
Fランクだから、バカって言いたいのか!?
俺たちはワクチンを持って帰って、最低ランクじゃないって証明する!

(集)もしかして最初から、そのつもりで僕にヴォイドを!?
(颯太)お前だって 嘘ついてたんだから、これでおあいこだろ。
(集)違う! 僕は嘘なんか。


・(爆発音)

(祭)キャー!

(集)アンチボディズ!?
みんな逃げて!
建物に隠れるんだ!

。。。襲撃を。
(生徒たち)あーっ!
(生徒)あっ!
(生徒)囲まれてる!
(生徒)もう駄目だ!


(集)みんな、ヴォイドを使って戦うんだ!

そんな!

(生徒)キャッ!

(生徒)助けてー!


(祭)大丈夫!?



(集)僕が引き付ける!
。。。おとりになる集


。。。ヘリ。
(操縦士)桜満 集、発見。



(ダリル)「生きていたのか!」
「そいつを最優先で追え!」

「桜満 集が生きてるってことはあのちんちくりんも」
「おっと。今日はそういうのはなしだ」



。。。。治療する祭。

(颯太)祭! あそこの車を直してくれ!

(祭)車?
(颯太)逃げるんだよ!
このままじゃ、集だって危ないだろ。

。。。手をひく颯太

(集)颯太?
何してるんだ?


(颯太)急いでくれ!
(祭)ま、待って!



。。。見ているダリル坊ちゃん。
(ダリル)「包帯? それで車を直そうだなんて甘いね!」


(集)逃げろ。祭!


。。。車を破壊されて。

キャーッ!


(集)祭!
。。。助けにいって、えらいめに。




(谷尋)集のやつ、勝手に出ていって! 自分の立場が分かってるのか!?
。。。?といのり。
(鶫)来たよ!
 戦闘ヘリ3。エンドレイヴ4。



(ダリル)「フン!新手か」

(パイロット)「どうします?」

(ダリル)「決まってるだろ。今回の僕らの任務は皆殺しだ!」


。。。えらいことに
(颯太)何なんだよ。
何なんだよ!



。。。襲われて。
キャー!

(谷尋)離れろ!
いい的だ!


。。。気を取り戻して、祭。
あぁ あっ。
あっ うっ。
あぁ。 あっ!

。。。倒れている集。

集!

そんな。 うっ!

。。。ヴォイドを
♪~

。。。ヘリに攻撃。


。。。祭・ヴォイドをさしむけて
(祭)《ねえ、集》
《『やさしい王様』って絵本読んだことある?》
《その王様はとても優しくてね》
《みんなにお金をあげたり土地を譲ったりしていたら
 とうとう国がなくなってしまったの》
《王様はみんなに怒られちゃうんだけど
 でも 私はそんな王様が大好きだった》

《たぶん。私の初恋》
《集はその王様に似てるの》
《優しくて、損しちゃうところが》



。。。ヘリの兵士
おい。 あそこに1人いるぞ。



(祭)《私ね。集はきっといい王様になると思うな》
《だから》

。。。狙われる祭、

(祭)あっ!

。。。ヴォイドがこわされて。

(祭)集は?

。。。治療が終わって。。
(祭)よかった。

。。。祭、キャンサー化がしんこうして。

(祭)集にあげる。私の。
♪~

。。。息絶える祭。

見ていた谷尋。
♪~

(集)うっ あぁ。

(集)あれ? 何だ?

。。。!?

(集)祭!

ああっ! ああああ!

。。。進行して
あっ!!
祭!あああ!

。。。砕ける祭。
あっ!


。。。唖然とする集。

ああぁぁぁ!!
あぁぁ!!



。。。いのり、逃げる。
あっ!

。。。そして、集が。
(いのり)集。

。。。もうろうとした顔の集。
(いのり)ハッ!

。。。無理やりヴォイドを。
(いのり)嫌!
あっ!




(ダリル)「出てきたな。 桜満 集!」

。。。あざやかにやっつける集。

(ダリル)うっ!
何だと!?

。。。容赦なし
(ダリル)うああっ!!



(綾瀬)あれが 集?

(颯太)何だ?


(パイロット)「貴様!」
♪~

。。。いかりで、惨殺する集。
   破壊されるエンドレイヴ。

   唖然とする仲間達、集の力。
   あ!?と颯太
♪~



。。。。殲滅が終わって。

(颯太)集!集!
ごめん! 俺のせいだ!
俺が祭に車を直してなんて、頼んだから!
(集)そうだよ。
(颯太)えっ?

(綾瀬)集!

(集)祭が死んだのは君のせいだ。
君がくだらない見えで祭を連れ出したからだ。

(颯太)集。

(谷尋)だから、言っただろうが!!

。。。集、颯太を殴る。

(亞里砂)集! やめなさい!

(集)お前のせいで祭が死んだ!
生き返らせろ!
お前が生き返らせろ!!

(颯太)ごめん!ごめん!集!!

(集)祭は僕を信じて。
「いいとこいっぱいある」って。
祭。

(谷尋)集!

(谷尋)ほら。もういいだろう。

(谷尋)集!

(集)僕が間違っていた。
優しさになんか何の意味もない。

あ。

(綾瀬)あっ。

(集)くずは区別しなくちゃならない。
僕は王になる。

・・・絶対王政

♪~
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ギルティクラウン 第14話 攪乱 election [ギルティクラウン]

(鶫)何であんな連中まともに取り合っちゃうかな。会長ちゃんは。
(鶫)律義っつーか。何つーか。
(颯太)ちゃんとみんなの話を聞こうとしてるだけだろ。
いいじゃんか!
(鶫)平和なときならね。

(いのり)集。どうしたの?
(集)あっ。いや。
もし 涯がいたら、こんなときどうするかな? って。


(生徒)「お願いです!何とかしてください」
「パパとママに会いたいんです!」


(鶫)フン!

(難波)何であれ。会長には行動の方針を決めてくれってことです。
「おじいさんが助けに来てくれるから待って」なんてリーダーの発言とは思えない。
そうでしょ?

・(生徒)確かに。

・(生徒)子供かっつーの!

(難波)生徒会規則 第32条 第3項に基づき生徒会長の不信任決議
 ならびに 新会長の選出を要求します。
♪~




(祭)ワクチン配布の時間です。

(祭)今週の割り当ての人はお昼休み時間中に
忘れずに4階の生徒会室まで来てください。


。。。ワクチン配布。
(綾瀬)はい。大事に使ってね。



。。落ち込む亞里砂。
(谷尋)ついに噴き出したって感じだな。
(颯太)噴き出るって何がだよ?
(谷尋)裏サイトの天王洲アンダーグラウンド。 見てみろ。
(颯太)えっ。ネット復活してんの!?

(集)ホントだ。
(谷尋)学内のローカルネットだけジャミングがいきなり解除されて復活した。外とは相変わらずだ。
(花音)見せて。見せて。

(颯太・集・花音)あ。

(花音)会長 結構やり玉に挙がってるね。
(颯太)ちゃんと頑張ってんのにひでえよな!

(鶫)分かんないでもないけど。会長ちゃん。あんまりリーダー向きじゃないし。

(颯太)おい!そんな言い方ないだろ? 俺たちの大事な仲間じゃんか!

(鶫)「仲間」って。別に 行き掛かり上 一緒にいるだけだし。

(颯太)かわいくねえ!


(鶫)ベェーだ!悪うござんした!
。。。行ってしまう。

(花音)鶫ちゃん!

(颯太)何だよ。あいつ!


(難波)外の情報と出たいって 意見をできるだけ集めろ。
総会で突き付けてやる。
(数藤)そんなんより、いっそやっちゃわない?
あの高慢女。
(難波)慌てるなよ。
奥の手はいつでも使えるからな。
。。。拳銃を




。。。川。
(鶫)ねえ。いのりん。
いのりんはさ。家族っていないよね。

(鶫)さみしいと思ったことってある?

(いのり)一度だけ。
集がいなくて寒かったことがあったの。
それが「寂しい」だって、涯が。

(鶫)ごちそうさま。

(集)寂しいの?
鶫は寂しい?

(鶫)そ そんなことあるわけないでしょ!
そりゃ葬儀社はもうないけど。
私はその前からずっと1人で生きてきたんだもん。
いまさら、さみしいとかないわよ!

(鶫)《そうよ》
《私は ずっと1人だったんだから》
だから、余計な心配とかしなくていいからね。集!

。。。隠れていた
(集)はい!あっ。


(鶫)フフ。
ちょうどいいわ。 これあげる。



(集)ゲノムレゾナンスゲージ?
(鶫)そう。
ぶっちゃけ言えば、ヴォイドの強さを測る装置みたいなものね。
昨日攻めてきた連中の車のそばに落ちてたの。

(谷尋)ほう。

(鶫)トータルの数字が大きいほどすごいヴォイドが出せる ってことみたい。

。。。祭で計る。
(綾瀬)なるほどー。
すごい。すごい!

(祭)な 何? 何なの!?

。。。皆の数値を調べる。

(綾瀬)そういえば鶫のヴォイドって。
(集)出したことはないけど。

(鶫)えっ。ええっ!?

。。。手を取られる鶫。
(綾瀬)こんな状況だもの。
みんなのヴォイドを把握しておいた方がいいわよね。

(祭)大丈夫。
痛いのは最初だけだから。

(鶫)痛いの!?

(花音)それじゃ。桜満先生。どうぞ!

(鶫)ちょ 待っ。

(集)それじゃ。 ごめん 鶫。

(鶫)嫌。 やめ。嫌ああああああ!!

・・・拷問。





。。。新政府。
(茎道)報告を。
(ローワン)「はっ」
「閣下の作戦概要に基づき掃討部隊を配置」
「その後 円環状に封鎖区域を浄化縮小していきます」
(嘘界)主力には先日頂いたデータを基に創設したGhost部隊を配しました。
(嘘界)では、閣下。

(茎道)始めたまえ。
(ローワン)「はっ!」
「東京浄化作戦開始します!」


・(警報)

おっ?

(アナウンス)こちらは新日本政府です。本日午前0時をもち
隔離区画を縮小いたします。赤いラインより外へ出ようとした場合
無警告で浄化処理されますのでご注意ください。


(どよめき)

。。。討ちまくる。
(銃声・悲鳴)




・(ダリル)気に食わないなぁ。

(ダリル)大統領命令か何か知らないけど。殺し方に愛がないよ。
あのGhost部隊ってのもここから接続してないよね?
臨場してるわけでもないし。  オペレーターはどこにいるわけ?

(ローワン)機密事項だ。
♪~

。。。春夏が操作?
   壁が中に入る。
   壊される建物。
♪~




(難波)本当なのか?
(生徒)高円寺らしいです。

(難波)虐殺。
(数藤)こりゃいよいよ。マジでヤバいぞ。

・(生徒)難波さん。


(亞里沙)何をしてるんです?
こんな夜中に。

(難波)高円寺で虐殺って噂ですよ。
どうするんです? それでもまだ動かずに待ちますか?

う。




(嘘界)ローワン君。かつてギリシャの都市国家群を滅ぼしたものが何だか知っていますか?
2文字で。
(ローワン)あいにく 物理学専攻で。
(嘘界)「デマ」ですよ。
ジャミングを解いてあげたら、真っ先に始まったのがこれです。そして。
さあ。どう反応しますかねぇ。
(ローワン)悪趣味ですね。
(嘘界)あまり褒めないでください。





(アルゴ)助かったよ。、じいさん。
(アルゴ)いいかげん逃げ回るのも限界だったし。

(大雲)このご恩にはどう報いれば?

(供奉院)茎道の就任と同時に、都内との連絡や輸送手段が完全に断たれたが
 まだたくさんの人間が生き残っておるはず。 助けたい。
(大雲)喜んで協力させてもらいます。




(生徒)おい。見ろ!

(生徒)「これは確実なソース!」
「外に出たヤツから」

(生徒)「葬儀社のメンバーを差し出せばウォールの外に出られる!!」

。。。煽る難波達。



(祭)集。 聞いた? 高円寺の。
(集)うん。
まだ噂かもしれないけど。
《でもやりそうだ。
 アンチボディズなら》

(祭)どうなっちゃうんだろう?
この学校も。
(集)大丈夫だよ。
これ以上、悪いようにはならないよ。
みんなもいるし。
僕もいざとなったら戦うしさ。

(祭)じゃあ。もし集がケガしたら私がヴォイドで必ず治してあげるね。
(集)ありがとう。

(祭)でもさ集は自分がリーダーになろうとは思わないの?
(集)えっ。
(祭)立候補したら?生徒会長。
(集)そんな無理だよ。
人に命令して 何かやらせるのなんて。僕 一番向いてないんだから。
(祭)そんなことないよ!
自分でそう思い込んでるだけ。
(集)あ。
(祭)集はなれるよ。 王様に。・・・ギルティクラウン



(鶫)ホ~ッホッホ!
これぞホントの癒やし系とな!
な~んちって!

(集)よかった。
元気になったみたいだね。
まあね。ぶっちゃけ、あんなヴォイドを見られちゃ。
開き直るしかないっていうか。


・(生徒)いたぞ! 葬儀社だ!

・(生徒)嫌ぁ!

・(生徒)逃がすな!!




吐けよ!
お前、葬儀社だよな!?
葬儀社の連中って 背中にタトゥーを入れてるんだってよ。
よし。調べろ!

(亞里沙)おやめなさい!

(颯太)てめえら、何やってんだよ!!

(生徒)うるせえ! 邪魔すんな!

(亞里沙)その手を放しなさい!



。。。窓から見ている。
(集)どうしちゃったんだ。あんな。

・(谷尋)大変だぞ。集!


(谷尋)葬儀社の人間を政府に差し出したら、壁の外に出してもらえるって噂が
ネットに流れてる!
(集)そんな!
ハッ!いのりと綾瀬は!?



。。。魔女狩り。 いのりに
大丈夫。
ちょっとタトゥーがないか確かめるだけだから。 ねっ?


(鶫)私は旧校舎見てくる!

(集)分かった。 鶫も気を付けて!

《いのり!》



(いのり)どうしたの? 集。
(集)あっ。
ひどいデマが流れてるんだ。
襲われたりしなかった?
(いのり)大丈夫。 ここまで誰にも会わなかったから。
(集)そう。 なら いいんだ。
行こう!
(集)うん。
・・・虐殺。




(難波)前、見たときから何か変だと思ってたんだ。
君。学年とクラスは?

(鶫)どいて!

(数藤)ビンゴか!

このアマ!


(鶫)ミサイルゥゥキーック!
。。。足蹴。
行くよ。綾姉!

(数藤)このぉ!

。。。こけさす。
(綾瀬)あーっ!


(鶫)あっ。綾姉!


(綾瀬)何、戻ってきてるの!
(鶫)綾姉置いていけるわけないでしょ!


(数藤)カッコイイ!

。。。。囲まれる。



(亞里沙)予定を前倒して、今から10分後に生徒総会を実施いたします。
(亞里沙)生徒の皆さんは 至急体育館に集合してください。




。。。体育館。
(亞里沙)デマに踊らされてはいけません!待てばいつか救助は来る。
耐えることこそ 今私たちに必要とされることなのです!

・(生徒)ずっとそれじゃねーか! 

・(生徒)他に言うことないの!?

(谷尋)もうその姿勢じゃみんなには届かないだろ。
何 言ってんだ!
会長がかわいそうだろ。


(集)《綾瀬たち こっちにも来てないのか》


(難波)会長。
今、われわれが聞きたいのは虐殺から逃れる方法ですよ。

あ。

(難波)とっとと 葬儀社 差し出して外に出ようって話じゃないですか。
(亞里砂)そんなのデマです!
葬儀社の人間がここにいるという事実もありません!

(数藤)それがいたんだって!
何と俺ら葬儀社発見しちゃいましたー!


あ?
(集)2人とも!?



(難波)彼女たちはわが校の制服を着てますが。封鎖される前に一度でも見たことある人
いるかな?
(数藤)葬儀社には背中にタトゥーがあんだろ!?

(難波)えー。マジで!?

(数藤)じゃあ。ここは一発みんなの前で確かめた方がいいかなー?

・(歓声)

(亞里沙)およしなさい!

(数藤)葬儀社っていやあ。ウイルステロを起こした犯罪者だ。
許すわけにはいかねえだろ!だからやるしかねえんだ!

(鶫)ウーッ!

(数藤)おっと!おとなしくしてもらおう。

・(生徒)やれ。やれー!

・(生徒)やっちまえー!
やれ やれ!

(生徒)やっちゃえー!

(亞里砂)やめなさ。

(生徒たち)やっちまえー!



(谷尋)まずいぞ!供奉院は完全に場のコントロールを失ってる!

(集)う、


(数藤)葬儀社を差し出せばみんなが助かる!
それはとってもすてきなことだろうが!!

。。。背中をみさせる。
(綾瀬の悲鳴)


(集)待って!!


。。。集、前に。

(生徒たち)うん?


・(生徒)おいこいつ。

・(生徒)昨日エンドレイヴを倒した。

・(生徒)桜満 集!?

(ざわめき)


(数藤)て てめえは!

(集)綾瀬から 手を放して!

(集)僕も葬儀社のメンバーだ。

(ざわめき)


(集)みんなも悪いけどここは預けてもらえないかな。
僕に考えがあるんだ。



。。。壁のところへ。

(数藤)ま 待ってくれ!
俺は葬儀社を連れてきたんだ!
ほら!

(難波)まだ学校には避難してる生徒がたくさんいるんだ。こいつらを差し出す!
だから、助けてくれ!


(ダリル)《うん?》
《あの ちんちくりん、葬儀社だったのかよ!?》

(難波)行けよ おら!


(ダリル)《お おい うかつだ!》


。。。自動掃射。
(銃声)


(ダリル)あ。ああ。



(数藤)こ これで 俺は。

(数藤)う 嘘!?
そんな。

。。。討たれる。コピー?
(銃声)


(難波)な なぜだ!?
葬儀社を差し出したら。解決だろ!いったいどういうことなんだよ!?


(集)これで分かったでしょ?
政府を頼っても無駄だって。
(鶫)それに集のヴォイドの力も分かったでしょ!

(鶫)私のヴォイド。人形を作るハンドスキャナー!

(鶫)それで作ったコピー人間も本物そっくりでしかもリモコン可能。
すご過ぎだよね!
。。。鶫をコピー。


(集)僕にはみんながいろんなことが分からなくておびえてるように見えた。
だから、一つ事実をはっきりさせた。
これで考えを先に進められるでしょう?
みんなに落ち着いてほしいんだ。

(難波)何だよ。それ!

(難波)国もお前の力もみんないんちきだぁ!!

。。。銃。 それをはじく。


(集)落ち着いてって言ったでしょ。
僕を怒らせないでよ。
昨日も見てもらったように僕らには戦う方法もある。
そこは安心してください。
だから、リーダーになる人にはちゃんと考えてほしいんです。
みんなが助かる方法を。

それだけです。
お邪魔しました。


(谷尋)待てよ。集。まだ終わってない。
なあ。みんな! 俺も集の言うことはもっともだと思う。
じゃあ。聞くが今壇上にいる人間で一番リーダーにふさわしいのは誰だろうな?

・(生徒)集!

・(生徒)桜満 集だ!

・(生徒)集君!

(集)谷尋、何を。

(谷尋)新会長に桜満 集が就任することに賛成の者は拍手を!

(拍手)

(集)谷尋! どういうこと?
(谷尋)俺もサポートする。
やってみろ。
これがお前の「今やれること」だと思わないか?
(集)あ。ああ。
♪~



(集)えっ?
今、何て言ったの? 谷尋。
(谷尋)全生徒をゲノムレゾナンス指数でAからFにランク分けし、その頂点に 集 お前が君臨する。
これからはヴォイドの価値がその人間の価値になるんだ。
いわばヴォイドランク制だな。

♪~
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ギルティクラウン 第13話 学園 isolation [ギルティクラウン]

。。。ささやかな平穏。無事とはいえないが。
   終わったともつかの間のこと、出も始まる、封鎖処理。


(アナウンス)こちらはGHQ広報部です。
現在 防疫法 第9条3項に基づく都市隔離宣言を発令中。
環状七号線から外への移動は固く禁じられています。

(集)《あれから2週間》
《東京はすっかり変わってしまった》
《2週間前の事件》

《ロストクリスマスの再来といわれたアポカリプスウイルス大感染のため
 都心は封鎖された》
《ネットや電話は通じなくなり。テレビもラジオも沈黙したまま》
《人々は各地の避難所に集まって暮らしている》


《ここ 天王洲第一高校には自然と生徒たちが集まってきた》
《家族と連絡もつかず。封鎖地区外に自宅があるせいで帰れなくなり。
 そのままここで暮らしているのだ》
《GHQのアナウンスは「封鎖は間もなく解除される」と言っている》
《谷尋あたりは疑っているみたいだけど》
《僕はこんな状況長くは続かないと思ってる》

・(いのり)集。

(いのり)またここにいたの?
(集)うん。
(集)何となくね。

。。。屋上。
《もう全部終わったんだよね。 涯》

♪~


。。。学園内。靴を。

(綾瀬)うっ。あっ!

(綾瀬)痛ーっ。

(綾瀬)何やってるのよ。私。

。。。靴を投げて。

(難波)穏やかじゃないね。大丈夫?立てる?

(綾瀬)消えて!

(難波)そんなに警戒しないでよ。
(数藤)手伝ってあげようってだけじゃない。
(綾瀬)頼んでない!
(数藤)あ~ 君はあれだ。
1人でできるもん的な?
(綾瀬)どっか行って!
(数藤)何?
    ツンデレちゃんなの?君。
(難波)克己心はいいけど親切を無にされるとムカつくよね。
仲良くしようぜ。
ほら。

(集)ちょっとやめなよ。

(数藤)何だ? お前。

(集)君こそ何してるの?
倒れてる子に向かって。

(数藤)こんな状況だからね。助け合いの精神を発揮してたんだよ。
(難波)だぜ。
何か問題ある?

。。。

(鶫)ミサイルゥゥ キーック!!

(数藤)うわっ!
えっ!?
(数藤)何するんだ。君!
何すんの!

(鶫)それはこっちのせりふよ!
あんたたちこそ綾姉に何してんのさ! ど変態!

(集)ちょっと僕までいっしょくたに。

(数藤)ざけんなよ。ちび!

(鶫)ネイ!
発展途上中よ!

(難波)おい。

(数藤)チッ!
(数藤)覚えてろよ!


(鶫)冗談!そんな記憶に1マイクロミリバイトだって使うもんか! ベェーっだ!

(いのり)大丈夫?
(綾瀬)うん。

(集)何かあったの?

(綾瀬)別に。
ちょっと絡まれただけ。
ねえ。もう行ってくれない?

(集)えっ。でも。

(綾瀬)前に言ったよね。
人の手は借りない。よじ登る姿はエレガントじゃないって。


(鶫)行こ。集。
(集)うん。


。。。去って行く
(鶫)ありゃ。相当参ってるなー。
(集)やっぱり。
(鶫)涯のこと一番ショックなの綾姉だから。
これで葬儀社も店じまいかなぁ。

《葬儀社のみんなとはあの事件ではぐれてしまった》
《ほとんどの仲間は行方知れずの中、綾瀬と鶫だけが生徒に紛れてここに避難している》
《そして涯は もういない》



(花音)物資は供奉院グループが空輸してくれていることもあって
    まだかなりの余裕がありますね。

(花音)ワクチンが少し心もとないですけど。
(谷尋)ウイルスの影響も気になる。
(谷尋)ストックは確保しておきたい。
お願いできますか?
(亞里沙)分かったわ。
おじいさまに掛け合ってみましょう。
(颯太)気にし過ぎじゃねえの?
封鎖だってそこまで長引かないだろ?
(谷尋)楽観は禁物だ。事件から2週間 緊張の糸が切れる時期だ。
新宿でもちょっとした暴動があったらしいし。
(花音)確かに。校内でももめ事が目に付くわよね。
(祭)みんな疲れてるんだよ。帰りたくても帰れない子も多いし。
せめて息抜きとかできればいいんだけど。

(颯太)うん? そういえば。
(集)どうしたの? 颯太。

(颯太)なあ。文化祭やらないか?
(集)はあ?



(颯太)ホントなら 今月文化祭じゃん!なあ。やろうぜ。文化祭!
(谷尋)何言ってるんだ。お前!
(颯太)この非常時に。
だからこそだよ!
一発ドカンと盛り上げて 嫌~な空気を吹き飛ばそうぜ!
(亞里沙)いいアイデアかもしれないわ。
(谷尋)えっ!会長まで。
(亞里沙)食料は当面心配ないしささやかなものならやれると思う。
(颯太)先輩の言うとおりだぜ。
もっと空気を読みたまえよ。寒川官房長官。
(集)ホントに大丈夫ですか?
(亞里砂)こんな状態はもうすぐ終わるわ。
心配無用よ。
(花音)っていうなら。
(祭)いいよね。
   ねっ。集。
(集)そうだね。
。。。気にする谷尋。




(嘘界)ほう。
いよいよですか。
(ローワン)はっ。
数日以内には承認されると。
(嘘界)それまでは退屈ですねー。ちょっとつまみ食いしましょうか。
(ローワン)悪ふざけはおやめください。以前とは立場が違うのですよ。
嘘界局長。
(嘘界)いやぁ。難儀な立場になっちゃいましたね。お互い。
(ローワン)まったくです。




(谷尋)お前まで賛同するとはな。
(集)うん。
何か僕も騒ぎたい気分だったのかも。

。。。谷尋のヴォイド。
(谷尋)こいつが俺の中にあったのか。どうして急に手渡せるようになった?
(集)この間の戦いのとき能力が何か変化したみたいなんだ。
(谷尋)戻すには?
(集)また離してみて。

(谷尋)あっ。

(谷尋)つくづく謎だらけだな。ヴォイドってやつは。
(集)うん。 でも 何で突然ヴォイドが気になったの?
(谷尋)好奇心さ。
(集)まあ。こんな力もう使うことはないと思うけど。
(谷尋)本当にそう思うのか?
(集)どういうこと?
(谷尋)こんな状態が長く続くわけがない。
俺が言ってるのは供奉院とは逆の意味だぞ。集。お前の右手 その能力。
出番はそう遠くないように思えるな。



。。。学園祭の準備
(花音)わ 私はいいから!
(鶫)そんなこと言わずにー。
ほれほれ。


(鶫)あっ。集!
ジャジャーン!

(集)どうしたの? その格好。
(鶫)アニマル喫茶だって。
(集)すっかりなじんでるね。鶫。
(鶫)くよくよしてても仕方なし。 せっかくだから楽しみませんと!

(花音)私は関係ないのに。
(谷尋)アハッ。
(花音)笑わないでよ!
(谷尋)悪い。悪い。
似合ってるよ。
(花音)もう。

(集)そういえばいのりは?

・(颯太)おーい。集!

こっち こっち!


(集)EGOISTの生ライブ!?
(颯太)文化祭のメーンイベントさ!
(颯太)演出は俺に任せてくれよ!
魂館文部科学大臣の実力見せてやるぜ!
(集)いのりはいいの?
(いのり)うん。
やってみたいの。私が。
いい?
(集)もちろん。
楽しみだよ。



。。。夜。
(ダリル)まったく。こんなときにお祭りなんてどうかしてるよ。
(ダリル)脳みそにまで ばい菌回ってんじゃないの。こいつら。

。。。もの運び鶫
(鶫)ホッホッホッホ!

(ダリル)あっ!

(鶫)うわっ!うおっとっと!
(ダリル)痛いなー!ケガしたらどうすんのさ! 気を付けてよね。
(鶫)あー。ごめん。ごめん。
でも。ちょうどよかった。
はい。君。これ持って。

(ダリル)うっ!ちょっと!
(ダリル)何で僕が。

(鶫)これもお願い。 これも。

(ダリル)ハァ。 どうして僕がこんな野蛮な仕事を!

(鶫)もやし子だなぁ。君は。

(ダリル)お前が次から次へと押し付けるからだろ!
(鶫)まーまー!
これで機嫌を直したまえよ。
。。。リンゴ飴。

(ダリル)何?これ。
(鶫)お駄賃。
(ダリル)いらないよ!
こんなばっちい食べ物!

(鶫)人の好意は素直に受け取りなさい!
(ダリル)うわっ! や やめて!
(鶫)ホーッホッホッホ!



(祭)わっ。篠宮さん。上手!
(綾瀬)綾瀬でいいですよ。
校条さんでしたっけ?
(祭)私のことも祭って呼んでください。急にお願いしちゃってごめんなさい。
(綾瀬)でもどうして私を?
やっぱり1人で寂しそうに見えちゃったかな。
(祭)違いますよ。
あの。最近 集、変わったんですよね。いい方に。
きっと葬儀社の皆さんのおかげなんだろうなって。
だからお礼が言いたかったんです。
ありがとうございました。



。。。連絡するダリル。
(ダリル)えっ?ああ。そうだよ。楪いのり。 桜満 集。
みんな。いたよ。
回りくどいなぁ。
こんな場所、さっさとつぶしちゃえばいいのに。

(嘘界)そうはいきません。
今は審議の真っ最中。私たちは直接動けないのです。
直接はね。とにかく手出しは無用です。分かりましたね?

(ダリル)「はいよ」

。。。リンゴ飴
(ダリル)何だよ。この貧乏くさい食べ物。
。。。でもなめるおかしなやつ。
あのちんちくりん!
今度 会ったら、絶対いじめてやる。

。。。考える綾瀬。




・(花火の音)

(生徒たち)いらっしゃーい!

(亞里沙)ただ今より天王祭を開催いたします。
皆さん、心ゆくまでお楽しみください。

(鶫)楽しいね。綾姉。私たちも普通に学校行ってたら、こういうことしてたのかなぁ。
ねえ。どう思う?
あ。

(鶫)あっ。ベビーカステラ!
綾姉。ベビーカステラだよ。
ウフッ!





文化祭やってんぞ。
(暴徒)許せねえな。
物がなくて苦しんでる人が大勢いるご時世によ。

・(暴徒)そのとおりだ!

こういうときこそ俺たちまごころ青年団の出番だ。

そうだろう?

ハンヴィーにエンドレイヴ ゴーチェ。
本物?
どうしたんだ? それ!
もらった。
(暴徒)「もらった」
ホントか? おい!
(暴徒)「俺らに賛同する資産家だって」
「ちょっと怪しかったけど、でもいい人だったよ」
いい人って。
(暴徒)それだけ俺らの正義が期待されてるってことだろ。
さあ。行こうぜ!浮かれた学生たちに世間の厳しさを教えてやるんだ!



。。。おかしを食べる鶫。
(鶫)ホントにいらないの?
おいしいよ。これ。

(綾瀬)あのさ。
(鶫)あっ! 綾姉。ラスイチさんだよ。
ほら、あ~ん。

(綾瀬)やめて!
(鶫)何するの?
(綾瀬)ねえ、何で切ったの!
(鶫)えっ?何のこと?
(綾瀬)あのとき何で接続を切ったの!?
私、まだやれたのに!
涯を守れたのに!
(鶫)そんな。 じゃあ。綾姉が死んじゃってもよかったわけ?
(綾瀬)死んだ方がよかったわよ!
こんな 中途半端に生き残って。
事故のときも 今も。
(鶫)そんなこと言うのやめてよ。 こっちが悲しくなるじゃん。
ごめんね。綾姉。
私、戻るね。
。。。1人にされる綾瀬。、



(颯太)それで音楽が鳴るけど、そこではまだ出ないで。
(いのり)うん。
(颯太)合図したら、出て。
(いのり)分かった。



(綾瀬)《あの子には歌がある》
《私とは違う》
《エンドレイヴを失った私なんかとは》



(集)綾瀬。
(綾瀬)あっ。集。
(集)何でこんな所に?
もっと近くに来ないの?
(綾瀬)いいの。私は。
何の役にも立てないし。
(集)そんなこと言ってないじゃない。
仲間なんだからさ もっと一緒に。
(綾瀬)涯は死んだのよ!?

(綾瀬)違う。
守れなかったのよ。
私があの人を死なせてしまった。

(集)違うよ。綾瀬。
涯を死なせたのは僕だ。
僕なんだよ。

・(衝撃音)

(集)あっ!

(生徒たちの悲鳴)

(綾瀬)エンドレイヴ!

(銃声)


ハッハー! ビンゴ!



(花音)ここにまで暴動が!?
(谷尋)違う。あれは軍用だ!



(颯太)くそっ!
何なんだよ。いったい!

(集)集は?


(綾瀬)ちょっと!
(集)君が戦う必要はない。
ひとまず安全な所へ。
(綾瀬)逃げたくなんかないの!
私の接続を切らないで!!

。。。ブレーキ。

(集)うわっ!

何やってるんだ!
あっ。

。。。車いすからおちて、綾瀬。

(集)綾瀬。


(集)大丈夫?
(綾瀬)あんたも私を怠け者にしたいの!?
(集)そんな。
(綾瀬)涯は私に足をくれたの。
どこまでも速く高く駆ける足を。
なのに私は!
無理だよ。
私は終われないよ。
お願い。集。
私を1人で立たせて!
。。。出てくるヴォイド。




(亞里沙)皆さん。旧大学棟の方へ!

・(祭)キャッ!

(ハンヴィーの走行音)

・(祭)キャー!


(亞里沙)校条さん!


。。。助ける綾瀬。

(晴れ)えっ?

(綾瀬)これ、私のヴォイドなの。
いいでしょ?
(祭)はい!


。。。戦う綾瀬
《涯!私も進みます。
 あなたがいなくても前に!》



何だよ!? さっきの!
(暴徒)知るか!

(暴徒)こいつ!

(綾瀬)ベェーっ!

。。。暗幕で。

(暴徒)うわっ!


(暴徒)うっ。 クソっ!
撃つぞ。ホントに!



(鶫)「御用だ 御用だ!」

うわっ!

(鶫)「綾姉。行って!」
(綾瀬)うん!

(綾瀬)役に立ったでしょ。


。。。。集、剣をもって、

(暴徒)「だあああ!
     何だってんだよー!!」

。。。さける綾瀬。

(綾瀬)集!

(集)うおぉぉぉ!!
。。。殲滅。
♪~


。。。戦う2人。

(生徒たちの歓声)



♪「咲いた 野の花よ」
♪「ああ どうかおしえておくれ 人は何故」


(綾瀬)久々に自分の足で全力疾走したわ。
気持ち良かった。
(集)僕もちょっと吹っ切れたよ。
変に難しく考えてただけなのかも。

(綾瀬)涯のことはまだ割り切れないけど、それでも少しずつ考えていこうと思う。
私に何ができるかを。
(集)うん。僕もだよ。

(綾瀬)ありがとう。集。

(拍手・歓声)




(颯太)みんな!
テレビが映るようになったって!

(綾瀬)モニターに映像を回してと。

(生徒たち)わあ!

(茎道)「その調査の結果」

(集)えっ?

(茎道)「環状七号線より内側には重度のキャンサー患者以外に生存者は確認されず
臨時政府とGHQは救助活動を打ち切り。
今後10年にわたり完全封鎖することで合意しました」

(生徒)環七って。
(生徒)ここもそうだろ。
(生徒)えっ。何?

(茎道)「われわれは国際社会の懸念を払拭すべくアポカリプスウイルス撲滅に
 尽力する所存です」
「再生のための浄化。 それこそがこのたび 日本国臨時政府の大統領に就任した
 この私の責務と信じます」

(集)何なんだよ。 これって!

♪~

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