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ギルティクラウン 第20話 追想:a diary [ギルティクラウン]

(茎道)桜満 集がヴォイドゲノムを獲得し
王の力を回復。
 さらに自分のヴォイドをも出現させた。
(涯)分かっている。
(茎道)分かって。 まさか?
(涯)どうだ? 真名。

(真名)「窮屈ね」
(真名)「この子 偽者のくせに頑固なんだもの」
(真名)「でも もう少しで全部私になるわ」
「そしたら 楽しいこといっぱいしましょうね。トリトン」
。。。いのりにのりうつる真名。
♪~



。。。湯音の上。
(花音)谷尋。ここにいたんだ。
(谷尋)すごかったな。集。
(花音)あ。
 何か言ってあげないの?
(谷尋)何て言えばいいんだ?


・(男性) 24区からメッセージだって!

(男性)涯が しゃべってる!
(男性)急げ!


(涯)「俺はかつてお前たちに告げた」
「邪魔をするなと」
「にもかかわらず24区には34回の物理侵入工作
 4万2,000回のハッキング行為が行われた」
「故に俺は結論した」
「お前たちは死にたがっている。
 滅亡したがっていると」


「ならば、それをかなえよう」
「俺はお前たち 一人一人の価値をこの世界に問うことにした」
「12月25日」
「今ある世界は終了し、新たな世界が始まるだろう」

。。。みていた集。

(倉知)私は供奉院翁から、その資産とコネクションの全てを
 涯と戦うために使うよう言い付かりました。
(倉知)明朝にはそのために集めたPMC 民間軍事会社の勢力と合流します。
 桜満 集君。われわれと共に戦ってくれませんか?
 皆さんもあらためてお願いします。
 どうかわれわれに力をお貸しください。

(アルゴ)その前に誰か教えてくれねえか。
 涯のやついったい 何やらかす気なんだ?

(四分儀)四度目の黙示録。

(アルゴ)あっ?

(四分儀)世界規模での完全なロストクリスマスを引き起こすつもりなのですよ 彼は。


(鶫)四分っち!? 
(綾瀬)嘘。 幽霊?

(四分儀)生きてますよ。

。。。四分儀、集に
(四分儀)集。 涯からこれを預かってきました。

(春夏)それは。

(四分儀)桜満クロス博士の日記です。
(集)父さんの?



。。。涯
あいつらには全てを知って死ぬ権利と そして義務がある。
特に集には。
それが桜満クロスの親友だったあなたの願いではないんですか?
父さん。

(茎道)親友か。
 そう呼べるときもあった。



。。。過去の回想。だめ男
(茎道)<あれは 私がまだ天王洲大学の院生だったころのことだ>
 <当時の私にとって 他人は全て私をいら立たせるものでしかなかった>
 <しかし>

・(クロス)茎道さん!
 この論文は美し過ぎる!

(茎道)あっ  あぁ。
(クロス)感動で涙が止まらないよ。

(茎道)<あの男 桜満クロスが現れ、私は知った>
 <私以外にも私と同じ地平に立ち、論じ競い合える人間がいることを>
 <そして 私のイントロンRAM仮説を土台にクロスが構築したゲノム共鳴理論は
  進化と淘汰の謎を解き明かす鍵として全世界から注目を浴びたのだ>



(茎道)クロス!
見ろ。お前の論文が。

。。。学内で男女の行為。

(茎道)<紫城 冴子。
     学内でも有名な医学部の才媛>
(茎道)<このとき すでに彼女はクロスの子を身ごもっていた>
 <程なく2人は結婚し。彼女の実家のある大島で暮らし始めた>


。。。
(茎道)<それから5年後>


。。。落ちる隕石。アームズ?


(クロス)見てくれ!修一郎!
(茎道)アミノ酸が付着してる!?しかもこれはゲノム共鳴反応じゃないか!
(クロス)隕石は真名が見つけたんだ。 あの子に感謝だな。

。。。隕石にさわった真名。

。。。顕微鏡でみるその存在。
(茎道)やっぱりこいつはウイルスなんだ。
 普段は感染力も低い。
 なのにゲノム共鳴で活性化すると。
(クロス)イントロンに潜り込んで爆発的に増殖し、組織を硬質化させる。
(茎道)う。じゃあ これが。

(クロス)ゲノム共鳴の音を奏でる楽器黙示録のラッパだ。


。。。ラッパ
♪(真名の鼻歌)



(ユウ)彼女は順調に育ってますね。
(クロス)君は?
(ユウ)僕はユウ。
 ダアトの使者です。
(クロス)ダアト?
(ユウ)隕石によって、アポカリプスの種子はこの島国全体に広がりました。
 この国の人々は間もなく皆が種子の苗床となるでしょう。

(ユウ)やがて、真名がイヴとして成熟したとき、地球史上四度目の黙示録。
 生命の一斉淘汰と進化が行われます。
 アポカリプスはそのための「神の見えざる手」 なのですよ。

(クロス・茎道)あ。

(ユウ)クロス。あなたの奥さんはもう発症しているようですが
 おなかの子は殺しちゃ駄目ですよ。どうやら、イヴはその子をアダムに
 するつもりのようですから。


。。。生まれる集。
・(産声)

(茎道)<そして 桜満 集が生まれた>
 <母親の命と引き換えに>
(クロスの すすり泣き)


(茎道)<イヴが望んだアダムたる少年>
 <つまり このままいけば、未来を担うのは共にクロスの子>
(茎道)<やつの血こそが次の世代の規範になる>
 <そう考えたとき、私の中で何かが狂った>


(ユウ)クロスには振られちゃいましたけど。
 あなたはどうします?修一郎。

(茎道)話を聞こう。
。。。落ちる茎道。ダークサイド。




(茎道)密入国?
(所員)あるいは拉致されて売られるところだったのか。生きていたのは
 あの子だけでした。

。。。。目が醒めるトリトン。

(茎道)あっ。 目覚めたか。

(茎道)私が君の父になる男だ。

《俺が連れていかれた先は、茎道が真名のつがい。
 アダムを生み出すために何人もの少年を育成していた施設》
《いわば養成所だった》
《繰り返される実験》

うわぁぁああ!!

《人為的に強化され、投与されたアポカリプス》
《そして 俺は》

。。。脱走する涯。
ハァ  ハァ  ハァ  ハァ!
あっ!
。。。落ちる海に




。。。海の海岸
(せき)

(真名)トリトン。

(真名)海から来たんだもの。あなたはトリトン。
 すてきな名前でしょ?

《皮肉だな》
《あの日、俺は運命から逃れようとして、より大きな運命にからめ捕られたんだ》
《そうだろう? 集》


。。。。検査を受ける集。




。。。また回想。春夏の。
(春夏)お久しぶりですね。
(クロス)えっ?
 ああ。ごめんなさい。
 気が付かなくて。
 研究生の方かな?
 初めまして。
(春夏)初めてじゃないですよ。
 私、寝てる先生に毛布を掛けてあげたことあります。
(クロス)えっ?

(春夏)茎道 修一郎の妹の春夏です。

(クロス)ああ! とんだ失礼を。

。。。メモに「ハルカ」とかくクロス
(春夏)うん?


(春夏)《飛び級で大学に入学したばかりの生意気で頭でっかちな小娘にとって
 クロスは とても好奇心をかき立てる存在だった》
(春夏)《子供を大島に置いて、寝食を忘れて研究に没頭する姿》
(春夏)《私には彼が孤独にウイルスと戦う殉教者に見えた》
♪~


。。。クロスの世話をやくハルカ。
いとおしい。  いつもありがとうのメモ。



。。。茎道に報告する春夏。
(春夏)私 クロスさんと結婚します。
(茎道)クロスと。 お前が?
(春夏)彼はとても寂しい人よ。
 分かるでしょう?
 兄さんはあの人の唯一のライバルなんだから。
(茎道)好きにするがいい。
(春夏)う。じゃあ。そういうことで。
(茎道)少しは進んだのか?
 アポカリプスの研究は。
(春夏)少なくとも兄さんのいる地点よりは進んだわ。
 彼はそう言ってた。



(春夏)《その年、私はクロスさんと入籍した》
 《そして 集たちを大島から呼び寄せ。初めて 家族で過ごそうとした
  クリスマス》
 《そう。あの運命の日》
 《2029年12月24日》


。。。教会で
(真名)パパ。遅いね。

(春夏)あれ?集は?
(真名)おトイレよ。春夏さん。
 私と集は大丈夫。 だから、春夏さん。パパ 迎えに行ってあげて。
 また約束なんか忘れて 研究してるのよ。きっと。
(春夏)じゃあ。お願いできる?
(真名)ええ。
♪~




。。。茎道、クロスの日記をのぞき見る。盗人。
(クロス)「アポカリプスウイルスは感染した人間の心を具象し物質化する」
 「だが そのプロセスに介入できる可能性を持つ遺伝子コードを見つけた」
 「僕は それをヴォイドゲノムと名付けた」
 「これにより種の淘汰の非合理性は心という曖昧なものを具象化し、合理性を回復した」
 「アポカリプスは神の摂理ではない」
 「人の知恵でコントロールできるのだ」

。。。ハルカ。迎えに。走る。



。。。クロス、茎道に話しかける。
(クロス)あまりいい趣味じゃないね。修一郎。
 人の日記をのぞくなんて。
(茎道)クロス。
 お前は解いたというのか?
 たった1人で進化と淘汰の謎を。
 正直 驚いた。
 だが、もうダアトもしびれを切らしてる。
 このままだと消されるぞ。
 俺が渡りをつけてやる。
 協力しよう。クロス。

(クロス)その必要はないよ。
 よそではみんなでやるみたいだけど。僕には無理だ。
 みんなでやったって考えが薄まるだけだよ。

(茎道)バカにするな!!
(クロス)どうしたの?

。。。茎道、クロスにくってかかる。
(茎道)俺が烏合の衆と徒党を組んで無駄なことをしているって言いたいのか!?
(クロス)そうじゃないよ。
 自分の窮地に友達を巻き込むわけにはいかないだろう。
(茎道)う  嘘をつくな!
 お前は俺の立場をねたんで、かえって貧相な設備で成果を出してみせて。お
 俺を見返そうとしたんだろう!?
(クロス)何を言ってるの?
 僕がいったい 君の何をねたむというんだい?

。。。手を離す。バカ。
(茎道)フッ フフフフ。
 ハハハ!

(茎道)降参だ。
 認めるよ。クロス。
 お前は確かに天才だ。
 だが 1つだけ大きな間違いを犯したな。

(クロス)うああ。
。。。茎道、クロスに拳銃を向ける。

(茎道)俺たちは 友達なんかじゃない。

・(銃声)


。。。春夏、迎えに来ていた


(春夏)あっ。
。。。死んでいるクロス
(春夏)クロスさん!
 嫌ーっ!!




。。。真名の叫び。
(悲鳴)

。。。怒るロストクリスマス。



。。。船。検査結果をいうハルカ。
(春夏)やはりあなたのヴォイドは他人のヴォイドを一時的に格納するのと同時に
 キャンサー化した細胞とアポカリプスウイルスの遺伝子そのものを分離、吸収することが
 できるものだったわ。
(集)よかった。
 じゃあ。颯太は治ったんだね。

(春夏)お願いよ。集。
 もうその力は使わないで。
 あなたがいくらいのりちゃんを取り戻そうとしても。
 もう手遅れかもしれないのよ?

。。。きかない集。

(春夏)いのりちゃんへの真名の意識の移植はあのときにもう完了していたの。
 でも それを完全にするためにはロストクリスマスのときに散ってしまった
 彼女の因子を。
 みんなのヴォイドに混入したかけらを回収する必要があった。

(春夏)この数カ月、あなたがさせられていたのはそれなの。
 そして今、彼女はかなりの力を取り戻している。
 だから、涯は期限を切ってきたのよ。

(集)だったら、なおさらだ。
 僕が行かなくちゃ。
 だよね?

(春夏)集。
。。。抱きついて泣き出す。
(泣き声)



・(足音)

(倉知)間もなくヘリが出発します。来てくれるわね。集君。
。。。う。




(男性)ケーブルつなげ!
(男性)APU接続しました。


(谷尋)そろそろ 時間だな。
 なあ。このままでいいのか?
 颯太。

(花音)あっ。桜満君。



(集)これで全員かな?
 これから、君たちにヴォイドを返す。

(谷尋・花音・颯太)えっ!

(倉知)集君!?
(四分儀)待ちなさい!
 そんなことをしたら、君の力は。

(集)でも返さないと。
 借りたままの状態で僕が死んだら、みんなも死んでしまいます。
 大丈夫。 キャンサーとウイルスは僕が引き受けるから。
 綾瀬。 君も来て。

(綾瀬)集。
。。。始める集。

(谷尋)おい!ふざけるな!
 昨日は調子よく取り出しといて 今度は返す?
 それで どうやって戦うんだ!?
(集)この腕でも銃くらいは撃てるよ。

(四分儀)バカな。 それで涯に勝てると思っているのですか? 集!

(集)僕はこの力をいのりやみんなを助けるために使うんです。
 涯を倒すためじゃない。
 おかしいですか?

。。。つかむ首を開放する谷尋。

(綾瀬)ヴォイドは持っててほしいわ。
 どうせあんたが失敗すれば、私たちの命もないのよ。
(鶫)まあ。そういうことよね。

(花音)私たちはそれでいいけど。
 どう? 颯太君。

。。。振り返る集。

(颯太)いいよ。
 それはお前にやったんだ。
 よく分かんねえけど それでいいんだよ。

。。。集。颯太の方へ。
(颯太)何だよ! やめろよ!
(集)違う。 返すんじゃない。
 握手をしよう。颯太。
(颯太)う
(集)仲直りには握手だろ?
 颯太が言ったんじゃないか。
 僕らはこのまま別れちゃいけない。
 そう思うんだ。

。。。握手を拒む颯太

無理につかむ集。
(颯太)あっ。

。。。泣き出す颯太
(泣き声)
(颯太)この手。 ごめん。集。
(集)颯太のせいじゃないよ。
(颯太)俺、お前が怖くて。 そんな自分が嫌で つらかった。
(集)僕も同じだよ。

(颯太)頼む。集。
 友達でいてくれ。
 いてくれよ。
(集)颯太。友達だ。
 僕らは一生友達だ。
♪~


。。。みているハルカ。



。。。旅立つ葬儀社と春夏
(春夏)《クロスさんは何でも1人でできる》
 《やれてしまう人だった》
 《そのせいで いつも孤独だったわ》
 《でも 本当はとっても寂しくて みんなと一緒にいたくて》
 《だから あなたに集と名付けたのよ》
♪~


。。。ヘリで最終決戦に。

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