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シャングリ・ラ 最終話  理想郷土 の感想 [シャングリ・ラ]

感動の最終回。

卑弥呼と戦う国子。それに勝つ国子、めちゃくちゃだあ。
生体コンピュータにうち勝つなんて、
分身がでていくる。ベアトリーチェのような化け物か卑弥呼は。

ミーコは、魂で、美邦の前に出て、さよならをいいにくる。
小夜子にあなたが美邦の本当のお母さんにと
言い残して、天に上がっていくミーコと子供達。
武彦にも妹の霊が迎えに来る。

香凛、落ち込んでいる。
そこへ、クラリスとチャンの本人が本当に会いに来る。
貧乏なクラリス。2人は、大人。香凛は、子供。
メジューサは、香凛にこのされている。
「ママ。ママ」
メジューサの赤ちゃん。
香凛「起きなさい。ウェイクアップ・メジューサ」

国民は、アトラスから地上に脱出する。
みんなで地上で暮らす。。

風子とタルシャンは、
夢が終わるかと。
生きている限り、終わらないさ。
そうだな。

国子と美邦が再開する。
美邦の忌まわしい力と病気は、ミーコがあの世に持って行った。
「良かったね。美邦」
「お姉さまと呼べばよいのか?」
「好きにい呼べばいいよ。姉様でも。お姉ちゃんでも」

国子、草薙の横へ
「これからどうするんだ。」
「やりたいことがたくさんあってどれから手をつけたら
 いいのか。わかんないや。」
「お前らしなあ。思いついた順番でもいいんじゃないか。」
「そうだね。まずは居場所かな。」
「居場所?」
「そう。100人いたら、100人の居場所がある。
 それを作るの。」
「大仕事だなあ。」
「けど。1人でも、多くの人がそこにいたい。
 そこに帰りたいっていう場所を作りたい。
 1人1人が笑ってすごせる場所を。」
「うん」
「そして、それが、そここそが、わたし達の
 シャングリ・ラ」
ニコと笑って、草薙を笑いかける国子。


。。。最後にドゥオモの時計台の鐘がなる。
   ・・・なんで?

-----------------------------------------------------

国子、導きの森の天井を破って落ちてくる。
「は!」
「成瀬涼子!」
みしるしを振りかざして、風を起こして、ふぁっと
着陸する。・・・あんたは、サイボーク。
涼子にタイマンの国子

涼子「よくここまで、来られたわねえ。
 簿褒美になにかあげましょうか?
 そうだわ、あまのぬぼこでも抜いている。」
美邦は、あまのぬぼこをさわっている。
美邦「う!」
涼子「わたしは、どちらでもいいのよ。
   あなただろうと。国子だろうと。」
美邦「ああ」

国子「誰が、あんたの思い通りになんか。なるか!」
涼子「あらあ。これでもお」と
美邦を捕まえて、銃を頭に突きつける。
国子「ああ」
「さあ。ほこをぬきなさい。さもないと、妹のどうなるか。」
「妹?」
「そう。あなたとこの子は姉妹なの。」

思い出す。
国子と美邦のイヤリング。

美邦「では、母者は、どこじゃあ。どこにおる。」
「生きてはいないわ。」
国子「あ!」
「でも、死んでもいない。」
美邦「ああ」
国子「どういうこと?」
「だって、あなたたちは、人工的に、意図的に作られた命なの
 だから。」
国子「ああ。そんなあ。」
涼子を美邦を抱えて、カエルのようにぴょんぴょんと、国子の
前にいく。
「ちょうどいいわ。あなたたちがどういう人間か教えてあげる。
 このアトラス0層に眠っていた卑弥呼の遺伝子を受け継ぐ
 者達どおしを掛け合わされて作られたのが、美邦。」
美邦「う」
国子「あたしも、そうだというの?」
「違うわ。あなたは、卑弥呼そのもの。」


ショウゴ「ディグマ2が、卑弥呼のクローン。」
タルシャン「そうだ。遺伝子操作し作り出したアトラス後継者
 がディグマ1、ディグマ2だ。」
レオン「ディグマ0が、プロトタイプとは。
    このことだったのか。」
モモコ「ということは、この坊やもクローン?」
草薙「あ。俺も?」
風子「お前は、純粋な子孫だよ。
   はる子さんに決して息子には話さぬようにと
   頼んでおいたのだ。苦労かけたね。」
草薙。。。
モモコ「涼子は、国子か美邦に後継者をしぼったな。」
風子「揺るがぬ心と強い魂が必要だからなあ。
   お前(草薙)は、優しすぎた。」
モモコ「ああ。悪いことじゃないわよ。」
「うふふ」

監獄にいる畑「全ては、アトラスのため。」


風子「ゼウスとしての涼子は、その体がいつまでも保つわけ
   ではない。」
タルシャン「だから、新しい体を必要としている。」
風子「美邦と国子。どちらかの体に憑依するつもりだ。」
2人「ああ」

アトラスが揺れる
「どうしたんだ。」
「ああ。わかりません。第8層で。」


電源供給が切れる
畑が立ち上がる。
外に出ようとする。


第8層
武彦「なにが人をしあわせにするアトラス計画だ。
  人の命を犠牲にして築き上げたものなんかで、
  しあわせになれるはずがない。」
武彦、爆弾を爆発させる。
熱源に攻撃をするダイダロス。


ショウゴ「非常用電源に切り替えます。」
レオン「こんなときに宗一郎はなにをしているんだ。」
ショウゴ「彼は自分の理想のために、動き始めたよ。」
彼が監獄からでたことをモニターする。


宗一郎、風子達を観察する
風子「第8層でなにが起こっているんだ?」
レオン「おそらくダイダロスが、センターシャフトを攻撃した
    のはないかと。」


涼子と国子。
「ふふ。強情な子ね。たった1人の命でもだめなら、
 世界と引き替えというのはどうかしら?ふ
 メジューサ!世界に終焉を!」

メジューサ、雄叫びを上げる。

ショウゴ「メジューサが国連のシステムを完全に掌握しました。


風子「国子」


国子「メジューサを止めて!」
「止めるのは、あなた。止める方法も知っているでしょう。」
ほらとあめのぬぼこをみやる涼子
国子、決断を迫られる。「くっ」
国子、ほこをぬきに行く。
「うん。いいのね。」
美邦「ああ」
涼子と美邦を見ている国子。
決心して、あまのぬほこの方へいく。そして、ほこをぬく。
なぜか。勝手にぬけていくほこ。。。。あ?
抜けた穴から黄金の光が漏れる。それを受け入れいる国子。
美邦「ああ」
涼子「そうよ。それでいいの。でも。ちょっと遅かったみたい。




ショウゴ「各国から核ミサイル発射確認。」


メジューサが、ミサイルが発射しているのをみている。
仮想世界で爆発が起こる。


モニター上でも着弾が。。。


「爆発で巻き上げられ、大気中に放出された粉じんの総量は、
 300億トン。核の冬をもたらすには、十分な量だ。
 気温が下がっていく、水位が下がっていく。」
元のメジューサに戻る。
「ああ、これでもう安心だ。
 そうだ。水門を開けよう。」
うれしそうなメジューサ。
「もう必要がないんだ。」
水門を開けると押し寄せる水。
「なんで。」


レオン「マーシャル諸島。水門の開門を確認した。」
風子「バーチャルな核戦争。バーチャルな核の冬。」
ショウゴ「メジューサが実体をもつものなら、
  うそにも気づくでしょうが。彼はそうではない。」
シオン「世界は救われたの?」
タルシャン「香凛だよ。」
「あ」
タルシャン「あの子が、最後の瞬間にメジューサのシステムを
 書き換えたんだ。」


香凛は。メジューサをすべてのモニターで見ている。
メジューサ「助けて!助けて。。。。」

香凛「ごめんね。あたしは、パパとママと一緒にご飯が
 食べたかっただけ。
 あなたは、おぼれたくなっただけ。
 どっちもあたし達に残された希望だったのに。」

メジューサは、水に飲み込まれる。助けを求めている。
ついに水の中に沈む。

香凛、ふさぎ込んで、泣いている。


それに気づいた涼子
涼子「おのれ、あの子娘!」
美邦「世界は滅びなんだか。」
「世界が滅ぼせなかったけれど、あたしは、新たな肉体を
 手に入れたわ。」

国子が、浮き船の光を受けている。その光がおさまる。
目をひらく国子。
ほこをもって、涼子達も方をむく。
「われは、倭の王にして、ふじゅつの王。卑弥呼なり。」
涼子「ああ。あ?」
国子の目が元に正気に。
「なんていうと思ったあ。」
ほこを足で折ってしまう。
愕然とする涼子。
「ふざけたマネをあ。」美邦をほおりなげ。
美邦を撃つが、ミーコが美邦を守る。そして、消える。
あっと、涼子。
・・・え、幽霊

国子が、涼子に、ほこを持って襲いかかる。
「おりゃああ。」
銃をうちが、それをほこでかわす国子。
足蹴にもかわす。
巧みにかわして、ほこを涼子に斬り付ける国子。
・・・ああ、マトリックスだあ。
涼子「アトラスは。日本は崩壊するぞ。」
国子「見くびらないで、アトラスがなくても人は生きていける
 灰の中からでもわたし達は、立ち上がる。」
「理想だけで生きていけると思うの?」
「あたしは、なにもしないで諦めたりしない。」
「青いなあ。だが、それが、あ。あああ」
涼子から、ついている物が出て行く。
涼子に憑いていたものが、出ていって彼女はしわくちゃの
ミイラになる。

美邦、国子「ああ」

振動が。。。



レオン「各層のゲートが閉じられました。
   コントロールできません。」
タルシャン「依り代を失ったゼウスが、涼子の生体エネルギー
 吸い上げ、卑弥呼を復活させようとしている。」


美邦「どうしたのじゃあ」
国子、ほこががたがたいっている。
「あまのぬぼこが、持ち主のもとに帰りたがっている。」
美邦、国子を見ている。
「美邦様」
2人「あ!」
「小夜子!」
美邦、小夜子に寄り。
「ご無事で。」
「お前こそ。」
「小夜子は、美邦様がいっらしゃるかぎり。絶対に死にません」
「小夜子」

国子、ほこを押さえつけながら。
「ねえ。妹を頼んだわよ。ちょっと、世界救ってくるわ。」
ほこを使って、最上層に飛んで行く。


小夜子「ああ」
美邦。。。さすが、お姉様じゃ。


国子、例の最上層につく。
煙の中から出てくる。
「ブレーキくらいつけといてよ。て、ぬぼこは?」
あわてる国子。探している。
モモコ「お帰り国子。」
モモコと友香と由里
「モモコさん。みんな!」
みんなのもとへ
「だま。終わりりじゃない。ゼウスを破壊しないと。
 本当の終わりとは言えない。」
「そうみたいね。」
「もう。あまのぬぼこが。」しょげている国子。
友香「武器ならあるわよ。」
由里「はーい。こっちこっち」
古川とじいちゃん達が巨大なブーメランを持ってくる。
「おじいちゃんたちも」
友香「古川さんがつくってくれたの。」
「いずれこういうことがあるだろってな。」
「美少女に決戦はつきものだからなあ。」
国子「ありがとう。」涙目
古川「総裁。始動だけは手で行って下さい。
 反動をつけたら、ウィングになるスィッチヲをしてください。
 ブスターが作動します。
 コントロールは人力では出来ないと思って下さい。
 これは、自爆システムの起動ボタンです。」
・・・やっぱり自爆はつきもの。ポッチとな
「え!」
「自爆は男のロマンです。」メガネをきらっとする古川。
「うん」「うん」
「メガネ、キラキラン。」
女性陣、カマ1人「あ、はははは」

国子は行く
由里「国子。がんばってね」抱きつく
「うん」
モモコ「国子、忘れないで。あなたを信じて待っている人が
 沢山いるわ。」
・・・でもなあ。秋葉系の軍事オタク。女装じいちゃん。
   写真マニアじゃなあ。
「あなたは、ひとりじゃない。」
国子「ああ。はい!」

・・・北条国子、いきまーす。


ゼウス内部。埴輪のかっこをしている。
その内部に国子は、ブーメランを持って入っていく。
「あ」
奥でなにかが鼓動をしている。
卑弥呼が実体化する。
「あたし?」
国子とそっくりの卑弥呼。
「そう、わたしは、おまえ。おまえは、わたし。
 わたしは、国子。おまえは、卑弥呼。
 われの目的を邪魔した汝には、罰をあたえねばならん。
 これより、このアトラスを使って、龍脈を開き、
 大地のエネルギーを循環させ、われは復活する。」
「あ」
「そのとき、1千万都民は人柱となってもらう。」
「なんですって。」


ショウゴ「だめです。ゲートの制御不能」
レオン「このままでは、アトラス崩壊に全員が巻き込まれます」
タルシャン「大丈夫だ。」
風子「国子がいる。」


国子と卑弥呼が戦う。
「くらげがただよえるこの国をつなぎ止め。
 つくりおさめたこのわたしに逆らうのか?」
「当たり前よ。国を治めたのは、おまえの力じゃない!
 みんなの未来が合わさった、力だから。」
「人の未来なぞ。」
「みんなの未来をわらうなあ。」


第8層
武彦「アトラスに人の未来を託したのが、間違いだったんだ。」
「いや、間違ってはいないさあ。
 アトラスは人類の希望だ。」
「成瀬涼子の犬か?」
「アトラスを存続させるためなら、誰の犬でもなるさ。
 NO.30。成瀬涼子でなくでもかわまわん。
 だが、アトラスのためにならないものは、
 だれであれ、許さない。」
銃を武彦に向ける。
「まだ、流す血が足りないというのか?
 だったら、撃て。」
「死に急ぐこともないだろう。」
「犬に俺の気持ちがわかるか?」
「そうだなあ。」銃を撃ちまくる。・・・官僚
「ううん。へ」
ダイダロスの返礼を受けるアトラスの犬。
・・・日本の官僚の未来


国子と卑弥呼
「おまえ達の未来をにえとして、われが未来を築いてみせるわ」


武彦「銃も、立派な熱源だぜ。」
さらに爆破を行う。


その振動をチャンスに国子は先にむ。「おりゃああ。」
巨大ブーメランを開いて、
「自分達の未来は自分たちで決める。
 そして、これがみんなが生きたいという魂の力だあ。」
増幅する卑弥呼を倒しながら、中心部に進む。
「くらえ。」
中心部に、ブーメランを飛ばす。

その後は、卑弥呼と戦う。

ゼウスに食い込むブーメラン
「いけえー!」

卑弥呼達にたたかれる国子。
おさえつけられる。
最後かと思ったが。

ブーメランが、ゼウスの内部を壊しまくる。
それに気づいて振り返る大勢の卑弥呼。

ブーメランが、ゼウスから外に出る。

卑弥呼の亡霊は、消えてしまう。

ゼウスから、黒いオーラが漏れていく。

それを見ている国子。
ゼウス内部では、卑弥呼が、苦しんでいる。そして、消滅する。
最後に一つの光が飛んで行く。・・・卑弥呼の魂?

さらにあまのぬぼこが国子のまえに飛んできて、朽ち果てる。

「ああ。終わったのね。」



アトラス公社
ショウゴ「コントロール回復しました。」
レオン「ディグマ2なら、やってのけるという自身は、
   どこから来たのですか?」
風子「自身なぞない。信頼しただけだ。」



第0層
小夜子と美邦
「ああ」
ミーコ「美邦様。美邦様」
「ミーコ。ミーコなのか?」
光が、ミーコの形をとる。
「ミーコ」
「美邦様。」
「よく無事であった。もう二度とわらのそばを離れるでないぞ」
「わたしのからだはすで滅びてしまったのです。
 もう、美邦様のおそばでお仕えすることはできません。」
「ミーコ。なにをいうのじゃあ。」
「美邦様、よくお聞きください。
 アトラスは、その存在を維持するために沢山の子供たちを
 犠牲にしてきました。
 わたしは、この子達が行くべき場所につれて参ります。
 いつまでもここにとどまるわけにもいかないですからね。」
ミーコのそばにヒルコも出てくる。
「あ。うう」涙を流す美邦。
「そんな顔なさらないでください。
 わたしは、うれしいんですよ。
 一度に沢山の子とも達のお母さんになったみたいで。」
小夜子「ああ。あ」
「小夜子さん」
美邦も小夜子を見る。
「美邦様を頼みますね。」
「おまえに言われなくてもわかっている。
「うふ。美邦さま、最後にニュハーフの魔法をかけて
 さしあげます。」
美邦「ああ」
ミーコは、美邦を抱きしめる。
「ミーコ」
「シンデレラの魔法使いの魔法は、12時まで。
 でも、わたしの魔法はずっとずっと。うふ。」
「ミーコ。ミーコ、もう会えぬかのか。」
うなずくミーコ
「さあ、もういかなくては。この子達元気がありすぎて、
 なかなかいうことをきいてくれないんですよ。」
ヒルコ「さようなら。美邦」ミーコに隠れて話す。
「あ!ミーコ、行くな。わらわもいっしょに。」
小夜子が止める。
「ええい。離せ」
「さようなら。美邦様。」
「うう。ミーコ。ミーコ
 離せというのに。
 わらわは、ミーコといっしょに行くのじゃ。」
小夜子、美邦をぶつ。
「ああ」
「わがままのいい加減になさい。」
「小夜子さん。これからは、あなたが美邦様の本当のお母さん
 です。誰よりも美邦様を思い、愛していっらしゃるあなた
 なら。」
天に昇っていくミーコと子供たち。
小夜子「ミーコ。ありがとう。あ」
美邦が、袖を引っ張っている。
「これからは、いつも一緒じゃ。」
うなづく小夜子



第8層
爆発が続く。
武彦のまえにも子供たちの霊が。。
「ああ。やすこ。」
妹に手をとられて、兄はうれしい。



香凛
「お金もない。メジューサも。パパとママも。
 もうなんにもない。」
チャン「おやおや。もう諦めるのかい?」
クラリス「世界はあたらしい経済体制に移行しつつある。」
香凛「ああ」
クラリス「いまこそ、稼ぎ時でしょう。」
顔を上げる香凛
チャン「せっかく、自家用ジェット飛ばして会いに
    きたっていうのに。」
香凛「ああ」立ち上がる。
チャンとクラリスがいる。大人の2人。
「チャン」
「うん」
「う。わたしの名前は呼んでくれないの?」
「貧乏なクラリス。
 2人とも想像よりずっと年食っている。」
「そっちじゃ想像以上にガキね。うふ。」
ネオギルドの連中3人が伺っている。
チャンとクラリスが香凛の元に行く。
香凛は、箱を開ける。
チャン「それ。メジューサかい?」
香凛「そう、あたしたちがこの世に生み出して、
   この世から消したメジューサ。」
悲しそうに2人は見ている。
箱の中で、メジューサが復活をする。
香凛「ああ」
目を覚ます赤ちゃんメジューサ。
香凛
「ああ。あ」
メジューサ「ママ。ママ。」
「なに?メジューサ。ママはここよ。」
クラリス「かわいい。メジューサの赤ちゃんねえ。」
チャン「今度は間違えないようにしないと。」
「ああ。起きなさい。ウェイクアップ。メジューサ。」


アトラスから脱出した都民達。
「地上にもっどてきましたね。」
「そうだなあ。また俺と一緒に苦労してくれるか?」
「当たり前でしょう。夫婦でないですか。」


シオン「ほぼ全員脱出出来ましたね。」
レオン「あれだけの短時間でよくできなものだ。」
ショウゴ「いまきくん。これから、どうるんだい。」
レオン「地上での生活は初めてじゃない。
    シオンと2人力を合わせてがんばっていこうと
    思っています。」
シオン「兄さん」
レオン「くどさんは?僕は1人じゃない生活もいいかなっと。」


自家用ジェットで空を行く
タルシャンと風子
タルシャン「倭が生涯の夢がついえるか。」
風子「冗談じゃない!夢がついえるのは、あの命が終わるとき」
2人、なぜか若返っている。
「そうだな。命あるかぎり夢を見よう。」
「わたし達は、どん欲な世代だ。」


モモコと国子と、草薙
「美邦、小夜子。」
モモコ「あらあ、日の光を浴びても大丈夫なの?」
美邦「わらわの病気もいまわしい力も、
   全てミーコが持って行ってくれてた。」
国子「ミーコが!」
モモコ「あの子なら、やりそうなことね。」
モモコと国子、笑っている。

国子は、美邦を抱きしめる。
「良かったね。美邦」
「お姉さまと呼べばよいのか?」
「好きに呼べばいいよ。姉様でも。お姉ちゃんでも」
「えへ」

国子、草薙の横へ
「これからどうするんだ。」
「やりたいことがたくさんあって。
 どれから手をつけたらいいのか。わかんないや。」
「お前らしいなあ。思いついた順番でもいいんじゃないか。」
「そうだね。まずは居場所かな?」
「居場所?」
「そう。100人いたら、100人の居場所がある。
 それを作るの。」
「大仕事だなあ。」
「うん。けど。1人でも、多くの人がそこにいたい。
 そこに帰りたいっていう場所を作りたい。
 1人1人が笑ってすごせる場所を。」
「うん」
「そして、それが、そここそが、わたし達の
 シャングリ・ラ」
ニコと笑って、草薙を笑いかける国子。


。。。最後にドゥオモの時計台の鐘がなる。
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シャングリ・ラ 第23話  崩壊序曲 の感想 [シャングリ・ラ]

草薙が出てくる。
国子「あんた、ここで何しているの?
   それよりどうやってここに。う」
草薙が、機関銃を国子に向け出す。
「すまない。」
国子、呆然。

涼子「さあ。美邦様。参りましょう。」
「うん」
それを後ろ目で見ている国子。
ブーメランを引き抜き、
「待って!美邦。」
草薙に銃で威嚇される。
草薙は、撃ちたくないが国子を威嚇する。
涼子は、別の室にいく。
国子「行かせない!」
ブーメランを投げるが、草薙の銃で落とされる。
草薙、国子を見る
「すまない。」
「すまないじゃ。わかんないよ!!」

涼子達、別室に行ってしまう。閉まるドア。
国子、行こうとするが、草薙が威嚇する。「う」
ブーメランを取り上げて、
「なんでだよ。」
草薙になげる。それを避ける草薙。
国子、ブーメランにのって、草薙に向かう。
銃を撃つ彼。
それを邪魔するモモコの鞭
「やめなさい。」
2人、はっとする。
国子「モモコさん」
モモコ「その子はね。大事なお母さんのためにそうするしか
  ないの。」
国子「お母さん。はる子さんが。」


モモコ「いたあ。あの変態。あ」
草薙が上がってくる。
モモコ「どうしたの?あ」
草薙が銃をモモコに向けている。
草薙「行かせてくれ。お袋を人質に取られたんだ。」
携帯で、捕らわれているはる子の写真が。。。
「あ、はる子さん。」
「だから、頼む。」
「はる子さんには、お世話になったわ。けど、国子に指一本でも
 触れてご覧なさい。」

美邦「あ、小夜子!」
小夜子が身投げをする。
それを見ていたモモコと草薙。
モモコ「ばか」
鞭を手すりに絡ませて、小夜子を救出するモモコ。
「まったく、見た目より重いんだから。」


国子「それで、小夜子は?」
モモコ「美邦を探しに行ったわ。
  あんなぼろぼろの体で。
  だから、その坊やのことわかってあげて。」
「うん。けど」
草薙は、銃を向けるのをやめない。
国子「あたしを殺して、お母さんを守れるの?」
「う」
「あたしが、この世界もあなたのおかあさんも守ってみせる!」
「ああ。守るか!
 俺は家族を守りたくて、それがアトラスの、日本のためだと
 思って、軍人になった。」
「あなたは! あなたはもう軍じゃない。」
銃を降ろす草薙。
「それでも、俺はお袋を、みんなを守る。」
草薙に近づく国子。
「うん。」
2人涼子の後を追いかける。
モモコ「ほんと。仲がいいんだから。」
モモコも後を追う。


ヒルコの間にいる涼子と美邦。
涼子が、壁の目をひねる。
美邦「ああ」
水の中から、装置が出てくる。
その装置に近づく2人。
涼子「さあ。美邦さま、みしるしの剣を、おのおののサヤへ
  お収め下さい。」
美邦は、つるぎを、装置のサヤに入れる。
自動的にわまるサヤの装置。
なんとももったいぶった装置。
最後の剣まで入れる美邦。
三方に光が出る装置。
そして、神殿の水が排出される。
・・・なんとなく。マジンガーZのプール?
   涼子は、あしゅら男爵
涼子「美邦様、まもなくですわ。」
水が排出される。
銃が発砲される。

「やり過ぎですよ。涼子様。世界を滅ぼすのはおやめ下さい。」
涼子配下の3人が来ている。
涼子「セットフィア、ショウゴ、わたしに意見するつもり。」
「意見じゃありません。命令です。」両手で銃を構える。
「ふ。あなたたちは、生き残ることを許してあげようと、
 思っていたのに。」
柱の影に小夜子が隠れている。
美邦「そうじゃあ。わらわが、許す。」
涼子「あなたは口を閉じていなさい!」
「ああ」
涼子「セトフィア・シオン。」
「あ。なあ。」
「行くな!シオン。」
「ごめなさい。兄さん。」
「シオン。あ」
シオンは、彼らに銃を向ける。
「兄さんには、わからないんだ。
 何時だって、レオン。レオンって。
 みんな、兄さんを頼りにする。
 父さんと母さんが森にのまれたとき、呼んでいたのは
 兄さんの名前だけだった。」
「ああ」
「僕は、兄さんがいなきゃなにもできないんだ。」
手をふるわせながら、銃を構えるシオン。
「そんな僕を誰も見ていない。気にもしない。
 涼子様だけだ。シオンと呼んだくださるのは。
 用事を命じて下さるのは。僕を見て下さるのは。」
銃を向けて、泣き出すシオン。でも、手は震える。
涼子「いい子ね。シオン。」
「は」
「くっ」
涼子「あなただけよ。わたしを裏切らないのは。
  でも、ただ従うなんて。」
涼子、銃を取り出す。「へどがでそう。」
「涼子様」
レオン、弟の方に走る「シオン」
涼子の銃から弟を守る。「う」
「あ、兄さん!」
涼子「すてきな兄弟愛ね。セットフィア・レオン」
涼子、美邦を抱えて、水が排出された後の、
フロアーの中心にジャンプする。
そこに光が走り、効果を始める。
ショウゴが、銃を撃つが当たらない。「くそう!」
涼子「あなたにしては、ツメが甘かったわね。
  でも、そんなところは、お姉さんそっくり。」
立ち尽くすショウゴの横を小夜子が飛んで行く。
上昇する壁を這い上がり、中へ入っていく。
「小夜。。。お姉さん・」

中になかにはいった。
涼子「あらあ。死んだんじゃあなかったの?」
小夜子「うう」

「兄さん。」
「ばかやろう、誰かに必要とされたいなら、俺がいってやる。
 お前が必要だ!」
「あ」泣き出すシオン。
兄弟で、抱き合う2人。
ショウゴ「すまない。覚悟が足りなかったようだ。」
そこへやってくる国子、モモコ、草薙。
国子「あ。邪魔しないで!」ブーメランで威嚇する。
銃を捨てるショウゴ。
国子「あれ?」
草薙、ショウゴの襟をつかむ。
「きさまら、お袋をかえせ!」
「君のお母さんは、無事だよ。」
「でたらめを。」
モモコ「だったら、連絡してみれば。」
「あ。う」
モモコ、携帯を差し出して「早く!」
電話をする草薙
「おふくろ。大丈夫か?けがは。うん。」
国子「涼子は?」
ショウゴ「逃げられよ。」
国子「どこへ?」
ショウゴ「導きの森へ。」


下におりていくエレベータ
小夜子「美邦様。そのもののそばにいてはいけません!」
美邦「なぜじゃあ。わらわは、アトラスの後継者になるのじゃあ
  小夜子もそれを望んでおったろう。」
小夜子「美邦様は、後継者になれるかも知れない。
   だが、お前は美邦様に従うつもりはない。
   従うつもりがある人間が、
   美邦様に向かって口をとじていろなんていうか!」
涼子「そうよ。」
美邦「え!」
涼子「あたしは、こんなガキに従う気なんてないわ。」
小夜子、メスを出す。
小夜子、涼子にメスでいぞんで行く。
涼子は、それをかわす。
「大学の同級生にひどいわねえ。」
「なにが、同級生だ。」
「そう、あなたとわたしが同等であるはずがない。
 わたしは、神にも等しいのだから。」
小夜子のメスを易々と避ける。
「戯れに大学に行ってみたけど、
 あなた以外はつまらなかったわ。」
軽快に小夜子をかわすスーパー???
「いつも薄汚いかっこで勉強ばっかりしているかさかさした肌
 のあなた以外はね。」
小夜子「だまれ!」
涼子「けれど一時だけ潤った事があったわね。」
「う、うるさい」
「あの教授なんていったけ?」
「あたしの思い出を踏みにじるな!」
「踏みにじる?あんな記憶にすがっているの、あなたは。」
「やめろ!」
「あの教授、ベッドの中では、あなたの悪口ばかり
 いったわよ。」
「やめろ!」


壁を叩く草薙
つるぎを抜こうとする国子。「う~ん」
草薙「どうやったら、止まるんだ。」
国子「これ抜いたら、止まるんよ。」
つるぎがぬけて、転がる国子さん。
国子「抜けた。。」
モモコ「先ちょがかけていたから。」
うれしそうモモコさん。
国子「うん。止まった?」
ショウゴ「だめだ。」
国子「どうしたら、いいのよ。」
レオン「さがれ。」爆弾を設置する。
国子「ちょっと!」
モモコ「いきなりはだめだってば。」・・・なんかなあ。
爆破するが、穴はあかない。
「どうしよう?兄さん。」


小夜子、足場をなくしている「う」
涼子「最後にひとついいことを教えてあげる。
  あなたのみどりちゃん。美邦の病気。特効薬はあるのよ。」
「あ、なんだって!」
「あるの。うふ。
 わたしが、七年前に開発したから。」
小夜子「七年前!なぜ発表しなかった?
    七年前なら、みどりは。みどりは。」
涼子「発表したら、なたが喜ぶじゃない。」
「あ!おのれえ。」
小夜子のかけている手を足で踏む涼子。「ぐわあ!」
「痛い。痛いでしょうね。」
美邦「離せ。小夜子を離すのじゃあ。」
涼子「お望みとあらば。」
涼子、足をどける。
小夜子「あ」下に落ちていく。
美邦「ああ。小夜子。。。
   小夜子おおお。。」
落ちていく小夜子に手を差し伸べる美邦。
涼子「美邦様、第0層に到着しますよ。」


第0層に到着する。
小夜子と涼子が降り立つ。

風子「黄泉の国。第0層。」
タルシャン「アトラス基礎工事中に発見された巨大空洞。」


涼子と美邦が歩いて行く。


タルシャン「そして、なぞの神殿。」
風子「わたし達は、そこで見つけてしまった。あれを」
あまにぬぼこ
タルシャン「卑弥呼もミイラ。」
風子「あまのぬぼこを」
「あれは天啓としか思えなかった。」
「そうだ、天啓だった。
 なぜなら、見た瞬間に理解できたからだ。
 それが卑弥呼もミイラであり、あまのぬぼこであると。」
「なぜ、2人とも同時にその認識にたてたのか?
 未だに理解できぬ。」
「理解はできなくても、利用はできる。
 わたし達は、利用できることは、すべて利用しばければ
 ならなかった。」
「卑弥呼のDNA情報から、バイオコンピュータを作り、
 ゼウスと名付けた。」
「あまのぬぼこも使った。」
「ああ、予想されるアトラスの固有振動を抑えるために。」
「ヒルコ。人柱。そして、あまのぬぼこ。
 これらの力によって、アトラスに天にそびえることが
 できる。」
「思えば、脆弱なシステムであった。呪術の力を借りねば、
 天に昇れぬとは?」
「涼子は、どうするつもりだろう。」
「さあ。なあ。」
「われわれの生み出したシステムの一つだというのに。」
「あたし達の手を離れてしまった。」
「端末だけにすることができれば、よかったのだ。」


涼子は、墓に近づく。


タルシャン「しかし、ゼウスのための生体エネルギー
  取得システムを組み込まなければならなかった。」
「屍を生かすために、他に方法はなかった。
 いまさら悔いても仕方あるまい。」


涼子が、墓に近づく


タルシャン「そうだなあ。それにあれも自由になった代償は、
  はらわなけれなならない。」


うれしそうな涼子


シオン、入ってくる。
「お二人とも。」
タルシャン「おお。遅かったな。」
風子「待ちくたびれたよ。」


レオンが、バズカーで破壊を試みる。だめだ。
ショウゴ「これもだめか。」

つるぎが、ほうって置かれている。

国子「あいつをとめなきゃ、いけないのに。うう。くそう。」
つるぎを、壁に打ち付ける。
「あ」
へっこんんだ。
国子、刃の方を向けて、壁に斬り付ける。
切れる壁。・・・切れてます。
「あ」これはという顔をする。
「おりゃあー。」
それを見ている一同。
ショウゴ「みしるしの力か?」
壁が切れている。
国子「よし。」
国子が、モモコの方に寄って、だきつく。身を引く草薙。
モモコ「行くのね。」
「うん」
「あ、行ってらっしゃい。」
国子は、行くことに。
草薙「おふくろのこと、すまなかった。」
国子「あたしだって、モモコさんを人質に取られたら、
   同じことをしていたよ。
   あなたは間違っていない。」
「すまない。」
「あやまってばっかだ!」
「う」
国子、裂け目を手でこじ開ける。
・・・おお、アラレちゃんか?
「あたしが戻ってくるまで、
 そのあやまりグセ直しておいてよね。」
・・・そんな短期間でなおりません。
「えい。」
「え、ああ」
国子、中に飛ぶ込む。
みしるしで、突き刺しながら下に下がっていく。
・・・うそだあ。


ショウゴ「大丈夫でしょうか?」
モモコ「当然でしょう。わたしの娘だもの。」
・・・嘘つけ。
ショウゴ「お」
モモコ「ニューハーフはね、母親と父親のどちらでもあるのよ。
  あなたも取って見る。」
モモコの手があやしい。
ショウゴ「いいえ、遠慮しておきます。」
レオンが、ショウゴを見ている。

風子「なんだ。」
モモコ「風子」
タルシャン「センターシャフトへの道がふさがれていると思って
 来てみたのだが。」
風子「国子が解決済みだったか。
   やれやれ、老いぼれの出番はなしか。」
タルシャン「いやあ。まだあるぞ。九度君。
   端末を貸してくれるかね。」


香凛が中央に映っている。
「メジューサ。もうやめて。」
「やつめ、国連の軍事システムの全面にきょうとうほうを
 築くことに成功した。」
チャン「あそこが突破されたら。おしまいだあ。
  10秒で世界は摩滅する。」
クラリス「だから、言ったじゃない。諦めるしかないって。」
香凛「うるさい!本当におわりなの?
   もうあたしたちにてきることはなにもないの?」
「しょぼーん」じいさん。
タルシャン「いや、まだある。」
「じゃじゃーん」
香凛「タルシャン」
クラリス「いまごろ、何しに来たの?」
タルシャン「わたし達でメジューサを仕留める。」
香凛「あ、本当にメジューサを捕まえられるの?」
タルシャン「世界最高のコンピュータシステムゼウスを
 作ったこのわたしと。風子。」
チャン「北条先生」
タルシャン「それにお前達もいる。」
クラリス「ひょっとしてわたしも。」
チャン「始めるよ。」
香凛「うん」うなづく。うれしそう。


デジタルワールドで軍事システムに絡まっているメジューサ
かみついて、ファイアフォールを壊そうっとしている。

香凛「メジューサ」
メジューサが声の方を向く。
香凛のぬいぐるみ。5人がネット世界に入る。
アバターでメジューサに立ち向かう。
なぜか、足下に日本がある。
香凛だけ、ぬいぐるみ・・・わらえるなあ。
タルシャンと風子は、若者姿。
香凛「おいたの時間は終わりよ。」
・・・こそっと、官僚よ。オイタの時間はおわりよ。
メジューサが、5人に向かっていく。


国子は、みしるしで下に降りていく。・・・どんだけ?


メジューサと戦うアバターの5人衆。
なぜがタルシャンと風子の手から光線が出る。
チャンの光のタマ。
クラリスのピコピコハンマー。
だぜか、それがきく、メジューサ。
それを見ている香凛。
「メジューサ。ああ」
メジューサのしっぱではね飛ばされる香凛。
チャン「香凛」
クラリス「大丈夫?」
香凛「これくらい」

ここで、映像がじゃみついて、
現実世界の香凛の格好になる。
「あ、チャン。クラリス。」
「香凛」
「あ」
「どうして?」
「ひさしぶりだなあ。香凛」
「元気だった?」
「パパ。ママ。」


タルシャント風子達
風子「香凛。誰と話している。」
レオン「香凛の回線が何者かによって遮断され、
   不明なラインバから強制アクセスされています。」
風子「まさか!」

メジューサにやられるタルシャン、風子
タルシャン「うう」
ショウゴ「メジューサへの接続が切断されました。」


香凛「会いたかったよ。ぱぱ。ママ。」
「ごめんさない。香凛。」
「さびしいおもいをさせてしまったね。」
「でも、どうしてここに?」
「今日はね。香凛に大事な話があってきたのよ。」
「大事なお話?」
「実はね、パパとママは、もうこの世にいないんだよ。」
「死んだのよ。3年前に。」
「えー」

香凛が、両親が旅立つのを見送る様子。
「いい子にしてるんだぞ。香凛」パパに頭をなぜられる。
「帰ってきたら、香凛の大好きなクマさんのお子様ランチ
 食べにいきましょうね。」
「うん」
車のドアが閉まる音。
「いってっらしゃい。」

「この後、ママとパパが乗った飛行機が、墜落しちゃったの。
 乗員乗客は全員死亡。大惨事だったわ。」
海に落ちた飛行機
「香凛にばれないように、情報操作するのは、大変だったんだぞ


「なにをいってるの?」
「そのころもう香凛はメジューサの開発を始めていて、
 実験もしていただろう。
 ばれてないつもりおだったんだろうけど。
 すべてわかっていたよ。」
「そう、全部嘘だったの。」
「あなたとメジューサを利用するためのね。」
香凛「パパ。ママ
   なに言っている?」

「助かったわ、あなたが家から一歩も出られない。
 友達も1人もいないこともね。」

香凛「うそ。そんなはなし。」
涼子「ああ。」

香凛のまえに、ゼウスの分身の涼子が出現・・・で、でったあ。
涼子「本当よ。」
香凛「あ。あ」


全端末に2年前の事故のニュースが表示される。
「あ」
「敵の電脳攻撃か?ずいぶん古い記事のようだが。」
「ああ、覚えている。確か、日本人も死んでいたよな。」
「飛行機事故。被害者の中に、法人夫婦。
 石田こうすけ。石田かのん。」
「ああ」
「石田」
古川も気づく。

香凛は、パパとママにメールを送るが、メールの先は存在しない
「パパ。ママ。
 嘘。」

パパとママ
クマさんお子様ランチ

「嘘」涙を流す香凛。

お子様ランチをだべる幼い香凛

メールは届かない。
・・・存在しないメールアドレス。なりすましメール

香凛「嘘。嘘だあ。」涙を流す。
「やだよ。1人は。ママ」


涼子「わかったあ。香凛。あなたなんて、所詮その程度の
 存在なのよ。」
涼子、上の空でネットで話をする。
・・・おおお、怖い。
涼子「さあ、あまのぬぼこを引き抜き。
   もう一度、垂直に立てるのよ。
   そうすれば、あなたは、アトラスの後継者になれる。」
美邦「いやじゃあ。」
「いや」
「いやじゃあ。
 わらわは、もうおまえのいうことはきかぬ。
 小夜子を帰せ。」
涼子「聞き分けのない子ね。いいわ、じゃあ、あなたにはここで
 死んでもらおうかしら」
「ああ。脅すつもりか!みしるしを揃えたのはわらわぞ。」
涼子「あれは、導くの森への扉を開くためのもの。
   開いてしまえば、あまのぬぼこを引き抜くのは、
   AAAのだれでもいいのよ。」
涼子、美邦に言い寄る。倒れる美邦。
「さあ。」
涼子は、美邦にあまのぬぼこを引き抜かせる。
「そう、それでいいのよ。」



メジューサが、国連の軍事ネットワークを攻撃している。
ショウゴ「メジューサが、国連のシステムの80%を
  掌握しました。」
タルシャン「ぬえ。」
風子と考えている。


美邦が、あまのぬぼこに手をやる。


シオン「世界が滅びちゃうの?」


涼子「いいえ、世界が始まるの。
   あたしの世界が。」
美邦が、引き抜いている。重そう。
涼子「ふん」

そこへ、真打ち登場
国子「えい」
壁を破って入ってくる。
驚いてみている涼子
国子、天井から飛びかかっていく。
「成瀬涼子ー」

・・・実は、涼子よりも化け物である国子
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シャングリ・ラ 第22話  永遠乃絆 の感想 [シャングリ・ラ]

美邦、ついにアトラスの後継者に。
ミーコ、小夜子の犠牲をわすれない、後継者になることを決意。
彼女は、2人との絆を忘れない。
例え世界の最後より、ミーコの仇の方が上。
・・・元はといえば、ゼウスが悪いんだけど、
   停止させる方が先じゃあないかい。

ついに明かされる涼子の秘密。
ゼウスのインターフェース?あなたは、長門有希ですか。
それとも、アトムか?最後にオチはないだろうなあ。
・・・実はなんちゃって。

国子、歯が立たずターミネータ涼子の実力。
加速装置は付いているように早く強い。玉も受けられる。

草薙、国子に銃を向ける。
・・・ひょっとして偽装装甲か?相手を油断させる?

涼子と美邦は、あまのぬぼこのあるところに向かう。
ここで、ミイラが出て来たら見せ物だ。

・・・・小説板と違うじゃないか?
    最後はどうなるんだい。

-----------------------------------------------------

つらなりの森
そこの階段を上る美邦。しんどそう。
小夜子、心配そうに見ている「美邦様。」
美邦は登っていく、道は遠い。アトラスの最上階。


秋葉じじいがモニターを見ている。
「時速200キロ、280、350、600以前上昇中」
「我、敵電算系への進入、および昇降機の速度調整に
 成功せり。」
「パッカパーン。」
香凛「ほんとに、なんとかしっちゃったよ。」
・・・しんじれなーいという感じ。
香凛「メジューサ」
昇降機がとんでもない速度で上がっている。
国子「レーダー推進すごーい。」
モモコ「早く上り詰めるのって、楽しみがないわよねえ。」


美邦、相変わらず階段を上っている。
「はあ。」
小夜子、見ているだけ。
「あ」
昇降機が上がってきた。
国子、草薙、モモコが現れる。・・・疲れたという感じ。
草薙「死ぬかと思った。」
モモコ「オカマのぎんがなきゃあ。
   いまごろ死んでいたわよ。」
国子「いいよ。モモコさん。こんなときもユーモアを
   忘れないなんて。」
アトラス公社に銃で威嚇される。
草薙、負けずに対戦。
「あれが、あいつらを引きつける。早く、美邦のところへ。」
国子「わかった。」
モモコ「今度、オカマのぎん、上げるわよ。」
草薙「早く行け。」

モモコと国子が走る。
国子「ねえ。もらえるもんなの?
  だったら、わたしにも頂戴。」
モモコ「そうね。国子には必要かも。」

草薙「なんだよ。オカマのぎんって?」


国子、走りながら
「美邦。やめてえ。」
メスの一閃。ブーメランで防ぐ。
小夜子「美邦様の邪魔はさせない。」
国子「メジューサが暴走しているのに。」
「だから?」
「メジューサを止めるには、コンピュータゼウスの力が、
 必要なのよ。」
「だとしても、決めるのは、お前じゃない。美邦様だ。」

2人に鞭が飛んでくる。モモコ。
小夜子「ふん。来たわね。カカマ」
モモコ「来たわよ。変態。」
2対1になる。
小夜子、服を脱ぎ出す。
モモコ「あーら。こんなところでストリップでもはじめようと
  いうの?貧弱な女の体なんてごめんだわ。」
「減らず口もそこまでよ。」
小夜子の服のうちには、メスがいっぱい。
メスが2人を襲う・


美邦は、登っている。
ミーコのことを思い出して。
「ミーコ。
 お前の命を奪った敵をわらわは許さぬ。許さぬぞ。絶対に」


香凛
クラリスとチャンがモニターに
香凛「世界がおわっちゃう。
   世界がおわったら、パパやママは。」
・・・××党は終わりました。
クラリス「諦めるのよ。神の裁きは近いわ。」
香凛。。。メジューサが世界を
チャン「なーにを言ってるんだ。クラリス。」
香凛。。。パパもママも
チャン「まだ、アメリカやロシヤの防衛システムが生きている
 から、発射されないけど。
 どちらかが乗っ取られたら、世界は破滅なんだぞ。」
クラリス「だから、神の裁きなんだと。」
香凛「神様なんかじゃない。」
チャン「香凛」
香凛「神様なんかじゃない。
  世界を滅ぼそうとしているのは、わたしがあたし達が
  作ったメジューサなんだ。
  止まって。止まってよ。メジューサ。」


仮想世界で活動するメジューサ。
喰らいまくる。


「畑君。むかし、核の時計というのがあったのを知っている
 かい?」
「いいえ。」
核の時計が出てくる。0時なったら終わり。
「米ソ冷戦華やかななりしころのパフォーマンスでね。
 両国の緊張が高まり、全面核戦争が近いというのを
 時計で現したんだよ。
 今それがあれば、30秒前くらいかな。」
「そのわりには、悠長に構えてますね。」
「そうでもなしさ。
 あ、こう見えてもはきそうなくらいなんだよ。」
「ゼウスを使って、メジューサを封印すべきでしょう。」
「僕も、涼子様にそう申し上げたんだけどね。拒否された。」
「え?」
「メジューサには、やれるところまでやらせておけ。
 ということだ。」
「そんなあ。世界が破滅してもかまわないというのですか。」
「涼子様は、世界も破滅より、アトラスの後継者の方が
 気になるらしい。」
「そのことで一つ質問があるのですが。」銃を後ろから向ける。


小夜子と国子が戦闘中。
「この分からず屋。」
「世界がどうなろうと知ったことか。
 今は美邦様が後継者になることが先決だ。」
小夜子の手をモモコの鞭が絡め取る。
モモコ「そんなに時間がないってこと。」
「う」
「図星ね!」
「うるさい!」
「行きなさい。国子」
「はい」
小夜子「待て」
モコが鞭をたぐり寄せる。
「時間がないのは、あの子が病気だから。」
小夜子「美邦様は、健康でいらっしゃる。」
「ああ、日を浴びることもできないのに。
 あたしを閉じ込めた研究室で薬を研究してたんじゃないの?
 あの子に効く薬を。」
「美邦様は、健康だ。」
鞭をメスできる小夜子。
小夜子、モモコにメスを振りかざす。
「あなたが、産んだ子。かわいそうに、死んだね。」
「うるさい。うるさいぞ。」
「その子は、美邦と同じ病気だったんでしょう。
 だから、あなたは必死に。」
「やめろ。」
「手元が震えているわよ。」
「うるさい!」
小夜子の一閃が、モモコに捕まれる。
モモコ、小夜子を投げ飛ばす。
モモコ、目にかすみが、その隙に小夜子が襲いかかる。


美邦は、登っている。
しんどい。
「はああ」
まだまだ遠い。

国子「美邦」
「あ」
国子「後継者になってもいい。だから、ゼウスを使わせて。」
国子、猛スピードで上がってくる。
「メジューサを止めなきゃ世界が、この世界が滅んでしまうよ。


美邦「世界が。。。滅び。」
国子「そうよ。だから。」
う、後ろから妖怪おばさんが上がってくる。
「うわああ。」
美邦「小夜子」
2人、落ちて、気を失っている。
美邦「小夜子ー。」
小夜子「言ったでしょう。邪魔はさせないって。
   美邦様。わたしのために振り返らないでください。」
小夜子、血をはく。「前だけを見ていくのです!」

美邦「あ、わかったぞよ。」


アトラス公社ない
銃を向けれている。
「僕がやったと。」
「他の親衛隊には無理だ。となると僕たち親衛隊4人の
 誰かでしょう。
 シオンにできるはずがない。
 レオンは、弟が涼子様のそばにいる上そんな危険なまねは
 しない。
 となると残りは。」


小夜子と国子がモニターに映っている。

「前から不思議だったんですよ。
 なぜ、彼女があそこにいるのか?」
「美邦様のお付きだからだ。」
「そうじゃありません。彼女の身柄は一度拘束された。
 誰かが手引きしなければ、絶対に抜け出せない。
 彼女が監禁されていたのは。ここ、アトラス公社ですよ。」
「はは。なぜ、今までそれを黙っていたんだい。」
「あなたの狙いがわからなかったからですよ。
 その小夜子が、つらなりの森までたどり着いた。
 そろそろ聞いてもいいころかなと。」
メガネを外して目を触る彼。メガネのフレームをいじる。
「畑君。」
「うん」
振り返って話す。
「彼女は、僕の姉だ。」
「うわああ。」


小夜子、這いながら上に上がる。
国子は倒れたまま。
「美邦様」


アトラス公社で銃声が
畑の手を取って、太ももに針を刺している。
「な、姉だって。」
「いつか、涼子様がこう言ったんだ。」

回想
「失礼します。」
「ショウゴ」
「あ。はい。」
「あなた、小夜子と寝てみない。」
「え」
「ああ見えて、ベッドの中では情熱的かも知れないわよ。」
「あ。ああ」

「冗談でしょうと断ったけど。その言葉が妙に残ってね。
 小夜子がゼウスにハッキングをかけてきたことが
 あっただろう。
 あのとき、そんなバカなことをするのはどんな人間かと
 興味が持ってね。」

夜に調べてみた。

「いろいろと調べてみたんだよ。
 そうしたら。
 腹違いだけど、小夜子は僕の姉だとわかった。
 そして、涼子様の言葉の意味も。」
畑は、手を取られている。太ももには、針が刺されている。

「あの人は、僕に犬畜生みたいなマネをしろと言ったんだ。
 実の姉と寝ろとね。」

針を奥に差し込む。
「うわああ」拳銃を手から落とす。

ショウゴは、針を抜き去り、
「この戦い方は、姉kから学んだよ。
 今まで、姉だとは知らなかたんだから、愛情もなにもないけど
 あは、助けてやるくらいはいいんじゃないかな。
 弟として。」


美邦、最上段に行き着く。
「はあ。はあ。」
その先には。涼子様がいる。
「ようこそ、いらっしゃいました。美邦様。
 3つのみしるしを」
美邦「世界が滅ぶ。
  あの者が言っていたことは、まことなのか。」
「下界の猿の戯言でしょう。」
「みしるしをこれええ。」
「うう」
「ミーコの仇を討ちたくないのですか。」
「あ。ああ。撃ちたい。」
美邦、涼子元に向かう。
待ち受ける涼子。
差し出す美邦、受け取る涼子。
それを見る涼子
「確かに、みしるしでございます。」
「はああ。これで、わらわがアトラスの後継者だなあ。」
「いいえ」
「あああ」
小夜子「何ですって。」
美邦「小夜子!」
小夜子「みしるしは、そろったはず。
 なのになぜ、認めない。」
涼子「もちろん、求めるわよ。」
「あ。じゃあ、なぜ。」
「ディクマ2や、3なら、みしるしがそろった段階で認めるわ。
 だけど、美邦だけはそうはいかない。」
小夜子「だから、なぜ。」
涼子「あなたがいるから。」
「ああ。忘れたの。あなたは、一度アトラス公社に拘束された
 のよ。けれど、脱走した。
 そんなあなたを付き人にしている美邦をアトラスの後継者に
 認めると思う。」
小夜子「何ですって」


アトラス公社
ショウゴが、銃を手に持つ。メガネをかける。
「涼子様らしい。それでどうするんです。弟君は。」
「ふ、どうもしないさ。
 そこまでの義理はないだろう。」
ショウゴ、畑に銃を向ける。
「うう」


涼子と小夜子
涼子「美邦様。この女を捨てて下さい。」
美邦、涼子を見る。
「そうすれば、あなたは、アトラスの後継者です。」
「ああ。そんな。わらわは。」
「アトラスの後継者にはなりたくはないですか?
 力を手に入れたくはないのですか?」
美邦「しかし、小夜子を見捨ててまで。」
小夜子「待ってください。
   小夜子は、つばをはきつけられて当然の最低の人生を
   送ってきました。
   それなのに、美邦様は、小夜子小夜子と頼ってください
   ました。
   小夜子はそれだけで十分です。
   ひとつだけ、わがままをお許しくださいませ。」
小夜子、美邦までひざまつく。
「なんじゃあ。」
小夜子、美邦を抱きしめる。
美邦「おお」
小夜子、泣いている。
美邦「暖かいのお。小夜子は。」
小夜子、美邦を引き離して。
「今まで、ありがとうございました。」
「あ。ああ」
小夜子は、飛び降りる。
美邦「小夜子。小夜子」
小夜子の方にいこうとするが、涼子に止められる。
「う。離せ。離すのじゃあ。」
涼子「いいえ、離しません。小夜子もこれを望んでいたのです。
  あなたが後継者になることを。」
美邦「いやじゃあ、離せと申すに。小夜子。
  なぜじゃ。ミーコといい。おまえといい。
  なぜ、わらわを1人にする。
  なぜじゃ。小夜子ー」
涼子にひっぱられていく美邦


アトラス公社
畑「うわあ」
ショウゴ、彼を閉じ込める。


涼子は、門の前にいく。
「美邦様。アトラスの後継者として、導きの儀式を
 執り行います。」
美邦、黙っている
涼子「ふん」
涼子、門を開ける仕草を行う。
美邦は下を向いている。
うしろから国子が走ってきて、美邦を連れて中に入り、
ドアをブーメランでしめる。

美邦「わらは。わらは。小夜子もためにも後継者になるのじゃ。
ならねば、ならん。」
国子「好きにすればいい。
   あたしは、ゼウスに用があるだけ。」
国子、ゼウスの前に行く。
「とはいえ、どうやってアクセスするのだろう。」
いきなり目が開く。
「なんじ、つらなりし言葉を我にしめせ。」
「う?しめせって言われても、どうするのよ。
 なにか言いなさいよ。」
国子、目に手を当てる。
ゼウスから触覚が出て、国子に伸びる。
「な。なに。うわあ。
 太陽よ、天へ昇り、地を照らせ。
 月よ、天に昇り、闇夜を照らせ。
 大地よ、昼と夜を従え、世界を支配せよ。」
「照合した。」
「AAAとして命ずる。メジューサをハッキングし、
 ただちに軍事攻撃をやめさせなさい。
 AAAとして命ずる。」
美邦「後継者でなければ、ゼウスに命じることは、
   できぬぞよ。」
国子「そんなことないわ。
   香凛は、ゼウスにアクセスできたんだから。
   香凛、そっちはどう。」

香凛「だめ。全然アクセスできない。」
じいちゃんたちがんばる。

国子「どうして、暗号コードは正しいはずなのに。」

涼子「無駄よ。」
国子「あ」
涼子「わたしは、誰の命令も聞かない。」
国子「なにをいっているの?」
ゼウスの触手が中に入ってしまう。
国子、自由になった手を見る。

涼子「ゼウスは、誰の命令も聞かないわ。」
国子、涼子にがんをつける。「う」
「ああ。そんなあ。あり得ない。」
涼子「いいえ、今あなたの目の前いるあたしがゼウス。」
国子「あ。ああ」

涼子、高速で移動して、国子の前来る。
「正確には、ゼウスそのものではないわ。」
国子をたたきのめす。
「う。あああ」
涼子「そう、インターフェースの一種とでもいえばいいかしら。


涼子、国子の首をつかんで持ち上げる。
国子「暗号コードは?」
涼子「は。タルシャが最初に設定したときは意味があったわ。
 わたしが、彼らから自由になったとき、
 意味なんてなくなったの。」
「あ。じゃあ。香凛とメジューサがアクセスできたのは。」
涼子になぶられる国子
涼子「わかったあ。あたしが、メジューサをハッキングしたのよ

。」
国子「じゃあ。世界を破滅に向かわせているのも。」
涼子「そう、軍事ネットワークを乗っ取るように命令したのも
  わたし。」
国子、涼子からはなされる。
国子「なぜ。そんなことを。」
涼子「世界を支配できると思う?」
国子「考えたこともない。世界がほしいの?」
涼子「そうね。ほしいわ。
   でも、世界は大きすぎる。だから支配できる程度に
   小さくするの。」
国子「小さくするどころか、滅んでしまうわ。」
涼子「世界が滅んでも、アトラスは生き残る。
   降り注ぐ太陽エネルギー。大地の龍脈。
   そして、アトラスがあれば、このわたしだけは、
   未来永劫生き延びる。」
国子「え。そんなこと。許さない。」
ブーメランに手が伸びる。
ブーメランが、涼子の額に突き刺さる?
失敗、つかんでました。
涼子「すこしは、まともに考えられる子だと思ってたんだけど
   それほどでもないみたいね。」
ブーメランを手が届かないところに突き刺す。
涼子「あなたをかいかぶり過ぎていたわ。」

美邦「お前は、誰の命令も受けないのは、誠か?」
涼子「いいえ、ある人物の命令だけは受けます。」
美邦「それは、誰じゃあ。」
涼子「このアトラスの後継者です。」
美邦「では、わらわが後継者になれば、
   メジュースとやらはとっめられるのだな。」
涼子「はい。ゼウスの力を持ってすれば、
   メジューサを止めることは簡単な事です。
   でも、それでは、仇討ちはできませんよ。
   このまま世界が滅ぶのを待つのも良し。
   ご自分の手でミーコを殺した国連に報復するも良し。」
国子「美邦。わかっているの?
   国連に報復するということは、
   世界中の国を相手に戦争を始めるって言うことなのよ。
   そんなことをしたら、結局世界は滅んでしまうわ。」
美邦、考え中。「は」
国子「お願い。美邦」
美邦「滅ぶなら、滅ぶがよい。」
国子「あ」
美邦「わらわは、後継者になる。そして、ミーコの仇をとる。」
国子「バカなことを言わないで、そのために何十億という
  人達が死んでもいいというの。」
美邦「その者達が、わらわに何をしてくれた。」
国子「え」
美邦「おぬしに何がわかる。
   光のある世界に出られず。
   闇の中で暮らすしかなかったわらわの気持ちが。
   忌まわしい力のせいで、誰もこころを通わせて
   くれなんだわらわの気持ちが。
   小夜子とミーコだけじゃった。
   わらわを、慈しんでくれたのは。」
国子「ミーコは、仇討ちなんか喜ばない。
   ううん。誰が傷ついても喜ばない。」
美邦「ミーコがゆうっておったわ。
   ミーコが死んだら、美邦様は悲しむでしょうと。
   だから、人の死とは悲しいのだと。」
国子「そういう人だよミーコは。」
美邦「だが、そのミーコもおらぬ。
   そんなミーコをあやつらが殺したのじゃあ。
   命落として仕えてくれた小夜子ために。
   わらわは、後継者になる。
   慈しんでくれたミーコために。
   わらわは、この世界を滅ぼす。」
国子「美邦」
涼子「今こそ、美邦様は、後継者として立つべきです。
   参りましょう。あまのぬぼこが待つ。導きの森に。」
国子「あなたが、世界を滅ぼすのなら、
   わたしは止めて見せる。」
涼子「あなたには、お客様がお待ちよ。」
涼子、ある方向を見る。
国子「あ」
草薙が出てくる。
国子「あんた、ここでなにしているの?
   それよりどうやってここに。」
草薙、銃を抜き取る。
悲しい顔で機関銃を国子に向ける。
「済まない。」

涼子「ふ」
横には、美邦がいる。

草薙に銃を向けられる国子。
国子「どうして?」
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シャングリ・ラ 第21話  聖地消失 の感想 [シャングリ・ラ]

オタクの聖地の秋葉原が消滅した!!

アトラス公社
「タイタン旧秋葉原上空に到達。」

香凛「捕まえた。」

タイタンが、旧秋葉原を攻撃する。

チャン「香凛。速く逃げろ。」
「あ、行かないで。」
香凛、メジューザを逃がしてしまう。


草薙と国子、モモコが、旧秋葉原に向かっている。
国子「なにが起きたのよ。」


美邦と小夜子がたたずんでいる。
ミーコを失って悲しんでいる美邦。
「ミーコ。ミーコ。」
街が壊れていく。
小夜子「美邦様」、そこを逃げ出す。


香凛、相変わらずメジューサを押さえつけようとする。
「おとなしくしなさい。親の言うことは聞くもんでしょう。」
「会長避難して下さい。」
「そんなところじゃないの。」
「ここは危険です。」
「なんであたしが逃げなきゃいけないの?
 わたしなんか悪いことした。」
「いやあ。いろいろしてるでしょう。
 さあ、生きましょう。」
「無理!メジューサを捕まえるの!」
「メジューザ!」
「失礼します。」
「うわあ。」
「ちょっと降ろしなさいよ。」
「できません。」
「あんた、自分がナニしているのか。わかっているの!」
「王子様きどり、若いイケメンになってからきなさいよ。」
殴りつける香凛。
香凛の板ビルが崩壊する。


アトラス公社
「タイタンは、任務完了を国連に報告。
 ネオギルド本部全壊しました。」
涼子「国連も少しは役に立つわね。」
「ディグマ1の生存は、迎えのために現地に向かった部隊が
 確認しました。」
涼子「あの香凛って子は?死んだかしら。」
「まだ、確認はできませんが。おそらくは。」
コーヒーに、ミルクで4つ葉のクローバー
涼子、かき回してしまう。


秋葉原は、無残。
3人が来ている。
草薙「ひどいなこれは。これは、あきらかにこのビルが
  ねらわれて」

人命救助をしている。
国子も手伝う。
モモコ「ほうら、なにボッとしてるのよ。
  男のきんついているんでしょう。」
「おお」


「よお」
「おお。社長は。ちょどうしたそれ。」
「もう、社長じゃないっす。あのガキ無一文だ。
 まったく命がけで助けてやったのによお・
 シンジケートごっこは終わりだ。
 次の仕事みつけねえと。ひからびてしまう。」
「ああ」


香凛「五反田のたんそうお
   鶯谷のカーボン庁舎。
   誰よりも彼よりもお金もちだったのに。
   ネエカーボニストの肩書きなんて、返上だよ。
   パパとママとご飯食べたかっただけなのに。」
香凛、月を見ている。
「金持ちになれば、一緒にいられると思ったのに。」


美邦、怒っていおる「おのれ。
  誰が、ミーコを殺したのじゃ。
  小夜子。調べるのじゃ。」
小夜子「これは、日本政府の仕業ではありません。
   おそらく他国によるものです。」

そこにアトラスの迎えのものが「美邦様、お迎えに参りました。
 アトラスへお連れします。
 よろしいですか?」
美邦「あ」
小夜子「美邦様。参りましょう。アトラスの後継者になれば、
 ミーコの仇が取れます。思うがままの力が手に入ります。」
「われわれは、総理大臣鳴瀬涼子様の命でまいっております。
 が、あなたには拒否する権利もあります。」
美邦、手を見て「ミーコの仇、必ずとってくれようぞ。」
「では、こちらへ。」

それを影で見ている香凛。「ばっかじゃないの。」
。。。メジューサが暴走して、炭素経済が破たんしたら、
   アトラスどころか、日本だっておしまいなのに。


国子、負傷者の手当をしている。
「すまないなあ。」
国子「ううん。」

モモコ「あんたもオカマのぎんがあれば、ここまでけが
  しなかったかもしれないわね。」
男に抱きつく。

草薙「だから、オカマのぎんでなんなんだよ。」

国子「まだ、何人かいそうね。あ!」
香凛を見つけた。

国子「こらあ。香凛。」
国子、凛の元に走る。
「うん。」
国子、香凛に前に立つ。
「あんた、なにしてるのよ。」
「見て、わかんない。なにもしてない。」
「あ、のんきにしてる場合。
 この人達の指揮するなり、なんなりしないの?
 あんたネオギルドのトップでしょう。」
「違うよ。香凛はトップじゃないよ。」
「バイバイ。」
国子、拍子抜け。
「うん。あのねえ。」
「あ」
「プリンだか、なんだか知らないけど。
 いままでやってきたことの落とし前つけなさいよ。」
「無理だよ。そんなの。
 メジューサどっかいっちゃったし。
 もう、なにもできないもん。」
「都合良く子供になるんじゃないの!」
香凛。ひぇー
「人間子供だろうと大人だろうと、自分のやったことには
 責任を持つの。」
・・・へえ、そうなんだ。官僚は責任逃れよ。
ぬいぐるみを返される。
「あ」
「メジューサを止めるわよ。」
国子、香凛をひっぱっていく。
「ちょっと今さら止められないよ。
 秋葉のシステム全部タウンしちゃってるもん。
 ハッキングのハの字もできないだから。」
「それでも止めなきゃなんないの。」


トルシャ「さて、止められるかな?
  このまま。メジューサが南極を買い続ければ、
  炭素市場は崩壊する。
  世界の終わりだよ。風子。
  世界最後の時を共に過ごせるとは、
  これもまた運命だ。
  楽しもうじゃないか。」
「思ってもいないことを言うんじゃないよ。
 こんなにあっけない幕切れが来るなんて、
 信じちゃいないだろう。」
「どうかな。」


国子「じゃあ、あたしたち行ってくる。
  ここまだ。助けが必要な人がいっぱいいるから、
  モモコさんは残って。」
「え」
「メジューサのことは、わたしなんとかするから。」
「わかったわ。こっちは、任せて。」
「うん、じゃあ後で。」
国子、香凛を連れて「行くわよ。」
「え。どこいくのよ。そんなにひっぱんないで。」


モモコ「昔は、あたしが手を引いてあげたのにねえ。
  あたし、わかったのよ。
  きれいに燃えちゃった熱帯魚を見ちゃってさあ。
  昔の思い出より、国子と過ごした15年の方が大事だって」
昔の事を思い出すモモコ
「大きくなったわね。国子」
国子にひっぱられて、香凛、嫌々歩く。

モモコは、その国子を見ている。


国子、秋葉じじいの所を探す。
国子「あれ、ええ。このへんも燃えちゃったの。
  おかしいなあ。おじちゃんたち。無事だったのに。」
国子、走っていく。
香凛「おじいちゃんって。まさか。」
例の店のドアを開けてみる。
いつもじちゃんと古川がいる。
おかしな風景。
「敵襲か?」
「ぴこん。ぴこん。ぴー」
国子「あー。いったあ。」
香凛、じじいたちを毛嫌いしている。「やっぱりこいつら。」

「ううん。そのほうは。」
「ナイスアングル。ナイスストライプ。」
国子「ストライプ」
「いい加減いしなさい。」
足で顔面を蹴る。・・・いたいぞ。
「くうー。ナイスキック。」倒れる。

国子「ということで、おじいちゃんたちなら、メジューサを
 止める方法を知っているんじゃないかって、思ってきたの。」
国子とギーナのフィギュアで遊んでいる。
「ねえ。聞いている。」
「そんなことわしらに知らんよ。」
「右に同じだ。」
香凛「なんなのよ。まったく。」
「ああ。ナイスはじらい。」
「恥ずかしいでなくて、うっとおしいの!」
「今日もまた激写。」

国子「どうして、この状況で落ち着いていられるの。」
「いかなる時も平時の心を保つことは、必須ではないか。」
「でも、ここまで普通だと、逆に不自然なんだけど。」
・・・サプライズと言ってくれ。
「う。な」
「ギク」
国子「おじいちゃん達さあ。
  なんか隠してない。」
「ぶー」×をする。
「なにも隠し手などいないぞ。」
国子「ううん。」
周りを見て気付く「あ。無事だったんだ。」公衆ボックス。
「まあ。な。とは、いっても嬢ちゃんたちの役には立たんぞ。
 助けられる方法なぞ思うつかん。」
香凛と国子が聞いている。
国子「ねえ、本当に思うつかない。
  メジューサを止めないと世界経済は崩壊しちゃうわ。
  もし、そうなったら。
  フィギュア1個5千万円。」
「ガビガビーン」
「カメラ1台5億円。」
「なに!」
「拳銃1個5兆円になるかもよ。」
「なあ。うう。。しかたあるまい。来い。」
「じゃーん」
国子「これって、四次元なんとか。」
香凛「なによ。この箱。」
「これは、ただの昭和でんろくの電話ボックスではない。」
後ろで2人が盛り上げる。・・・あほ
「あるときは、四次元シミュレーションマシーン。
 そして、あるときは、耐火耐震防弾防熱特殊小型避難施設。
 そしてあるときは、超鈍足機密エレベータなのだ。
 ぼっちとな」・・・なんかなあ。あぶないなあ。
国子、不安。
カメラの写真
香凛「撮るなあ」
電話ボックスが地下に下がる。
なんかうるさいじいさんたち。

ああ、満月がきれい。

地下に到着。チーン。
「うわああ。」・・・ボケほうだい。どうやって、降りたんだ。
国子「いたあ。あ」
司令室がそこにはあった。
「我々の地下秘密施設。
 名付けて、ウルトラシェルターZだあ。」
国子「こんなのがあるのなら、最初から教えてよ。」
香凛、なにこれ?
「なん」
「あ」
古川さんが降りてくる。
国子「あ、階段でもこられるんじゃあない。」
「気分的な問題だあ。形式は重要だぞ。」
・・・それは、どこかのあほ大企業の無謀
「わしらはなあ。秋葉のメインシステムに依存しない独自の
 サーバを組んでいる。これなら、いつでもネットワークへの
 アクセスが可能だ。」
香凛、怪訝そう。「なんで、そんなものを?あ。
 まさか、ネオギルドがなくなったからって、
 ここから、秋葉を牛耳るつもりだったんじゃあ。」
「ギクギク」
口笛を吹いてごまかす。
「軍人たるものそのような卑怯なまねは。」
香凛「あたりでしょう」
「うう、ん」
国子「そういうもめ事は後にして、状況はどうなっているの?」
「ううーん。0。98。あいかわらず下降しておるなあ。」
香凛「メジューサ。まだ、南極をヘッドリースしてるんだ。」
国子「早く止めないと。
   どんな手を使ってでも。」
「ううん、しかし。」
香凛「どいて。メジューサを止めるなら、あたしが止める。」
国子、香凛を見ている。
香凛。通信を始める。
「チャン。クラリス。」
チャン「香凛。よかったあ。無事だっただねえ。」
クラリス「ま。あのまま死ぬとは思ってなかったけどね。」
「聞いて、メジューサをこんどこそつかまえるわ。
 このシステムからハッキングするから援護して。」
チャン「それが無理なんだ。」
「えー」
クラリス「あれから、あたし達も手をつくしたのよ。
  でも。メジューサの奴。何重にもファイアウォールを
  作っていて。近寄れやしない。」
「えー。もうハッキングすらできないというの?」
国子「なら。おおもとを叩けばいいじゃない。
  メジューサの本体はどこにあるの?」
香凛「マーシャル諸島だけど。無理だよ。
   国連のタイタンだって近寄れなかったんだから。」
国子、マーシャル諸島の映像を出す。台風がある。
香凛「ねえ。台風をつくって防御しているのよ。」
じいさんが、台風のマネ
香凛「もう手のうちようがないよ。」
国子「ううん。そんなことない。
  人間が作ったものだもん。必ず弱点があるはずよ。」
古川「うんうん」
「とはいうものの、回線も海も阻まれているとは。
 八方ふさがりだな。」
香凛、かなしい。
国子「あ、そうだ。」
香凛「え」
国子「空から無理ならもっと上からよ。」


アトラス公社
涼子、よこになって何か見ている。
「柳子様。旧秋葉原のネットワークから、不安な動きが。
 第二炭素観測衛星イカロスに対するハッキングです。」
「またおもしろいことが起こりそうね。」


香凛「まったく。イカロスをメジューザにおっことすなんて。
 山猿しか思いつかないわよ。」
国子「誰が、山猿よ。いい方法でしょう。
   どんな方法でもイカロスを。。」
「もうてやっている。チャン。クラリス。手分けするわよ。」
チャン「了解。僕とクラリスは、マーシャル諸島への落下軌道を
 割り出すよ。」
クラリス「そっちは、イカロスのハッキングに専念しなさい。」
国子「了解。あんた達も急いでね。」
クラリス「わかっているわよ。でも、あんた誰?」
香凛「よし、国連の炭素管ネットワークに入ったよ。」
国子「いいかんじ。これでイカロス乗っ取れるわね。」
香凛「そんなに簡単じゃないの!
  ここから、メインフレームへのファイアウォールを
  突破しないといけないだから。」
「ううん。進入に気付かれる前に手早くやらんとな。
 我々も手伝おう。」
人差し指が早く動く。レトロ。
国子「おじいちゃん達。ありがとう。」
「あれは、2人達の独占水着撮影会でな。」
国子「あ、ほどほどにね。」
国子「みんな。いそいで、」

チャン「よし。香凛。落下軌道が出た。」
クラリス「軌道修正ポイントまで、あと15秒よ。」

香凛「えー、まだ二つファイアウォールがあるのよ。」
じいちゃんたちの本領発揮。
国子「あと一つ。」
香凛「クリア」
キーボードを打つ。
「制動クラスター作動。」
衛星の落ちる場所が表示される
チャン「よし、落下軌道に入った。」
クラリス「プラスマイナス10メートルで、
  メジューサ本体を直撃するわ。」
国子「いけえ。」
じいちゃん達見ている。

衛星がメジューサの元に落ちる?

国子と香凛が見ている。

目標に墜落。
国子「やったああ。」
よろこうみんな。
「パンパカパン」
「やったなあ。作戦成功!」
「スク水で今週のハイライト」

香凛「ごめんね。メジューサ。助けてあげられなくて。」

クラリス「ねえ。みんな、おかしいわよ。」
香凛「あ」
クラリス「炭素指数がまだ下がり続けている。」
国子「どうして?直撃したんでしょう。」
チャン「ああ。でも、炭素指数が下がっているってことは、
 メジューサが生きているって証拠だ。」
香凛「メジューサ」


アトラス公社
「どうやら、失敗に終わったようです。」
涼子「ふん。そのようね。シオン。」
「あ。はい」
涼子「お出迎えの準備をします。
   手伝ってくれるわね。」
「はい、涼子様。」


「うん。これは。」
国子「なに。どういうこと。」
チャン「リアルタイムの衛星画像だ。」
国子「台風が消えていない。どうしてよ。」
チャン「わからない。僕らの落下軌道データが、
   改ざんされていたみたいだ。」
香凛の顔「メジューサだ。」
国子「え」
「こんなことするのメジューサしかいないよ。
 メジューサがあたし達より前にネットワークを乗っ取って
 いたんだ。」

勝ち誇るメジューサ。

画面に情報がいっぱい出る。
国子「なに?」

チャン「香凛。メジューサがデータを送りつけて来た。
   そっちも来てるかい。」
香凛「うん。これって。」
クラリス「メジューサが軍事ネットワークを浸食しているわ。」
国子「なにが、目的なの?」

「核システムだ。」
「お」
「各国の軍事ネットワークから、核システムを強制的に
 使おうとしている。」
国子「そんな!」
香凛「メジューサ」
チャン「もし、一斉に使われたら、核の冬が起きるぞ。」
国子「核の冬?」

核爆弾が落ちる
チャン「核の一斉使用によって、灰や煙が一斉に舞い上がる。
 それらが日光を遮って、地球の気温が急激に下がり。
 メジューサのいる仮装空間上でも平均水位が200メートルは
 下がるはずだ。」
国子「そんなことになったら、生物が死滅してしまう。」
チャン「ああ。メジューサにとって、人間を含めた生物全てが
 2酸化炭素を排出する害悪に過ぎないがね。」
国子「香凛。絶対、とめなきゃあ。」
香凛「無理だよ。もうできることやったもん。」
「だめよ、あきらめちゃ。なにか方法があるはずでしょう。」
「そんなこと言ったって。」
「ゼウスは?」
「え。」
「ゼウスなら、メジューサを止められるじゃない?
 世の中の全てを司るコンピュータなんでしょう?」
「それも無理。
 だって、美邦がもうアトラスに向かっているもん。
 ミーコってやつの仇を取りにいくってさあ。」
「なにをそれ。」
「美邦がアトラスの後継者として認められたら、
 ゼウスはあいつにしかつかなくなるんだよ。」
「どういうこと?」
足音が聞こえる
「あ」
草薙とモモコがやってくる。
香凛「あんた達。なんにも知らないでしょう。
  アトラス計画って、アトラスランクAAAの
  美邦とあんたたちのために作られたもんなんだよ。」
国子「武彦もおなじようなことをいっていた。」
香凛「あんた達のうち、誰かが、アトラスを継ぐのよ。」
草薙と国子
草薙「なんか大変なことになっているなあ。」
香凛「あんたもよう。」
草薙「なにいってんだよ。俺がAAAなわけないだろう。」
香凛「ああ。間違いないわ。
   だって、みしるしであるつるぎを持っていたでしょう。」

あのときのことを思い出す。盗まれたつるぎ。

香凛「美邦は、自分のとあんた達のを持っているから
   後継者になれるのよ。」
国子「この人のつるぎを奪ったのは、あんたの差し金!」
香凛「そうだよ。あたし、美邦の面倒見ていたからね。
   あいつが後継者にあれば、後継人として大金持ちに
   なれるでしょう。」
国子「あんたねえ。自分がなにしたか。」
香凛「今さら、何言ったってしょうがないでしょう。」
国子「ふざけるじゃないわよ。
   早くアトラスに行かなきゃあ。」
香凛「だから、もう間に合わないって。」
国子「やりもしないのに、諦めてどうすのよ!」
香凛「最初から無理なことだってあるの!」
国子「子供のくせに年寄りみたいなことを。」
モモコ「はーい。そこまで。
  こういうときこそ、あんたたちの出番じゃない?」
じいちゃんたちにいいよるモモコ。
「ううん。香凛ちゃんの抱き枕つくってもいいのなら、
 あれを出してもいいけど。」
香凛「なにいてんのよ。そんなこと」
香凛の口をふさぐ国子。
国子「あれって」


アトラスの最上階の社殿
「ここからは、美邦様。お一人でこの階段を
 上っていただきます。」
美邦「ああ」小夜子を見る。
小夜子に促される。
最上段には、涼子が待っている。
「そうこそ、つらなりの森へ。」
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シャングリ・ラ 第20話  連之調音 の感想 [シャングリ・ラ]

・・・ぼそっと、国子の表情が和らいでかわいくなったあ?

「事態は急を要する。
 ダイダロス掃討作戦から、2週間が経つといえ。
 この下降は、あり得ない。」
「う、メジューサか?」
「世界中の富を飲み込もうとしているわ。」
「日本経済が破綻するぞ。」
「世界大戦が起きるわ?」
「聞いているかね。鳴瀬総理。
 本日未明大型爆撃部隊が、マーシャル諸島へ向かった。
 今後、メジューサの件は、国連に一任すべきだ。」
「こんなことになったのは、誰のせいだ。」
「責任とりなさいよ。」
「そうだ。これは、重大な責任問題だ。」
「全部あなたのせいよ。」
「退陣だ。退陣しろ。」
涼子「では、この沈み行く国をどなたが舵取りなさいますか。」
「あ」口がつまる。無能な人達!!!
涼子「ふん。国を背負ってたつ気概もないくせに、
   よくそんなことを言えますね。」
「あ」
連絡「爆撃機が。国連の部隊が消滅しました。」
「なに!」
「巨大な台風が、再びマーシャル諸島上空で発生して。
 メジューサの仕業です。」
・・・へええ、なんか現在と連動しかかっているよ。
   なにもいいませんが。


仮設浴場で戯れる女性たち。

「所帯をもったころを思い出しますよ。」
「風呂屋の前でよく待たされたな。」
・・・おいおい、歌の世界の住民か?

避難所でくつろいでいる男たち。
平和なところ。友香が、食べ物を勧める。
草薙の母親が手伝っている。
「階層は、違うけど。助け会うのは、当然よ。ねえ。」
アトラスの住民に手伝ってもらっている。
草薙「あいつは。」
友香「あいつ。」
由里「誰のこと?」
「国仁、人には手伝えと言っておいて。お前はどこを
 ほっつき歩いてるんだい。」
草薙、探してる。たぶん、国子。
「あ、こら。国仁。このバカ息子」
友香「あいつって。国子?」
由里「かなあ?」
二人「うう」


モモコは、爆撃跡で自分の店を探している。
”六本木 髭・Girl”
「向かいの店の看板だわ。」

モモコ。昔の店のことを回想する。

「おまたせ。」

上を見上げると、国子がいる。

モモコ「東京って、広いのねえ。
    やっぱり、外の空気が一番だわ。
    ちょっと焦げ臭いけど。」
国子、しょげている。
モモコ「国子?」
国子「なんにも、なくなっちゃったあ。」
「後悔している?」
「ううん。でも。」
「あなたにしか、できなかったわ。」
「みんなの新しい居場所作れるかな?」
国子「おっしゃあー。立ち込むのは、もう終わりー。
   しっかりするぞ。」
車が近寄ってくる。
草薙「おい。探したぞ。」
国子「なにか、あったの?」
「ああ、いや。ここではちゃっと。」
「なによお。大事な話がある。とにかく来てくれないか。」
草薙、国子の手をつかむ。
国子「いやだあ。ちゃんと説明して!」
草薙「後でする。」
「いまあ!それより頼んでおいた仕事は?
 炊飯器直してくれたの?」
「後でやるよ。」
「全部後回しじゃない!罰としてアトラスの外壁掃除追加!」
「場所によっては。凍え死ぬぞ。だいたいお前はなに様だあ。」
「ふん。せいぜい頭を冷やすのね。」
「だから、大事な話だと言ってるだろう。」
「仕事より大事なものってなによー。」
二人の間をモモコさんが手でふさぐ。
「はい。痴話げんかストップ。」
二人「痴話げんか。そっちが」
モモコ「はい。はい。
    国子。乙女に、大事なのは。仕事より、恋よ。」
二人「恋!」
モモコ「恋は否定から始まるの。
    あんたたちはそういうタイプ。ほら仲良し。」
二人の手が結ばれている。
「う」
「うわあ」国子、手をぶんぶん振る。手を服になする。
「いー」草薙、手を見る。「うわあ。」

モモコ、置き去り。
モモコ「モモコさんも来てとは、いわなかったわよね。
    あの国子が。
    あたらしい居場所か?」
・・・なんか意味深。


アトラスを、
草薙と国子が歩いている。
草薙「ほら、あれ。」
「どれえ」
「あれだって。見えないのか。」
「人気のない町外れでなにを見せるって。
 は、よからぬことを考えているんじゃないでしょうね。」
「ああ。そうだ。」
国子、後ずさりする。逃げだす。
草薙「あ、おおっと。」
「ああ。誰か。誰か。モモコさん。」
「さわぐな。バカ。人が来る。」
「寄るな。触るな。」
爆発?
「うわああ」国子、草薙の上に。
外を見ると、地平線が赤くなっている。
国子「うう」
大丈夫か「あれ。」
国子、草薙に抱きついてみる。
・・・なんで赤く見えたかを調べる。
「ええ」
草薙は、真っ赤。
国子、草薙に抱きついて見てみると赤い線が見える。
国子「やっぱり」
草薙「何がだ。」
目につるぎが見えた。
国子「貸して。」
草薙「あれ。消えた。」
国子「ああ」
二人で、剣をさわって、見てみると。
赤い線が見える。
・・・つるぎで、レイラインが見える?


風子「そろそろ気付く頃かね。」
セルゲイ「ああ、ディクマなら、かならず。」


草薙「東京が焼けたから、見つけられたんだ。」
国子「今までは、森で隠れていたの。」
「おそらく」
草薙は、ペンで形を書いてみる。
「アトラスの外周をまわったら、あれと同じものが見えた。
 一つ。二つ。さらに三つ。これが、全体図だ。」
「あ。この中心にあるのって。」
「うん。アトラスだ。」


セルゲイ「このシンボルを見つけたのが、全ての始まりだったな。」
風子「第2次関東大震災の直後か。
   東京の大地には、龍脈が、横たわっていた。」
「その中心にアトラスを築き、天気を結ぶことで、
 大地の気を天に昇らせ、支える。」
地球が出される。
「アトラスは、まさに世界の中心となり、わたしたちに反映を
 もたらすだろう。」
「ふん。とんだ世迷い言だ。」
「といって、セルゲイだけが、手を貸してくれたね。」
「わたしもどこかおかしかったんだあ。
 そうでなければ、あんな犠牲は払わない。
 最先端の科学技術を持ってしても、アトラスの固有振動は
 止められなかった。もはや、超科学に手を染めるしか、
 手段は残されてなかった。」
「あたしたちは、最後の希望。いや、絶望に望みを託した。」
地下にいく二人。
なにかつるぎが刺さっている。
「清浄なる乙女をヒルコとして。
 七つにみたぬ幼子は、人柱として。
 穢れなき魂を絶えず捧げることで、アトラスはようやくその震えを
 おさえた。
 墓標なんだよ。アトラスは。自分を支えてくれているたくさんの
 魂の。」
セルゲイ、風子に手をやる。その手を払う。
「ふん。落ち込んでなんかいないよ。
 後悔も、罪悪感も、そんなもんはとうに枯れ果てた。」
「そうだ。風子。天のぬほこが地より解き放たれるまで。
 われわれに終了はない。」


国子と草薙
国子「あたしたち、オカルトに足をつこんだみたい。」
草薙「よからぬはなしだろう。」
「確かにね。これ借りってていい。」草薙からつるぎを取り上げる。
「同じもの持てるだろう。調べるのなら自分のにしてくれ。」
「ええ」

思い出す、香凛と取引したことを。
「はあああ。
 あたしの香凛って子にあげちゃたあ。」
「え、どうして。」
「だって、爆撃機一つサービスって言われたらさあ。」
「お前は、主婦か?」・・・大根と同じ。
国子、おこる「なによ。」
つるぎを落としまう。
「大事にあつかってくれよ。」
「そういうつもりじゃあ。」
剣を男に踏まれる。「ふふふ」
銃で撃たれる。
「大丈夫。」
「ああ。それよりつるぎを。」
「わかった。」
三人組を追う国子。
草薙「くそう」


美邦と小夜子
美邦「さっき、鳴っておったのは、なんだったのなあ。」
「失礼します」
「お。香凛か。」
香凛、両手になにかを持ってくる。
「なにようじゃあ。」
「わたしの部下が手に入れました。どうぞ、おおさめください。」
国子と草薙のつるぎ。
小夜子「あ。どうやって。これを。」
香凛「そんなのどうだっていいでしょう。重要なのは、
   ほしかった後二本が目の前にあるってこと。
   違う。おばさん。」
「く」
美邦「わらわのものとそっくりじゃあ。」
香凛「いいえ、すべて、同じものです。」
小夜子「う。お喜びください。これで美邦様は正当後継者に
    なれます。」
美邦「うむ。大儀であったぞ。あっぱれじゃ。」
香凛「恐れ入ります。」
美邦「すぐに牛車の用意じゃ。わらわは、アトラスへ登るぞ。」


涼子「石田香凛が!」
「あ。はい。ディグマ1のアトラス入城を求めてます。
 条件は揃えたようです。」
涼子「いいでしょう。迎えをやりなさい。必要になるから。」


「あははは。うまくいったなあ。香凛にはツキがあるからね。」
香凛「美邦が正当後継者になれば、後継人あるわたしの地位も
 保証される。そしたら。」
「もっともっとお金持ち」
「う」
クラリス「ハロー、香凛。」
香凛「シスター・メアリー・ロバート。」
「おははは。今のわたしは、お金持ちのクラリスよ。」
「なんだ。クラリスってば、ちゃっかり便乗していたのね。」
「せこい。せこい」
「せこくて結構。それより炭素指数をこんなに下げれる材料なんて
 どこにあったのよ。」
「それがわかんないだよねえ。あたしも。」
「はあ。」
「演算速度が速すぎて、投資経路が把握できないの。
 どこをヘッドリースしているのか、聞いても応えてくれないし。」
「ゆうこと聞かないの?」
「ゼウスをハッキングしたときに、優先度1を
 メジューサにしたんだあ。
 あれから、取引はメジューサが勝手にやってるの。」
「それ最高。遊んでいてもお金が儲かるなんて、最高じゃないの。」
「そう、だよね。
 ようし。メジューサ。宇宙一のお金持ちを目指すよ。
 ああ。チャン」
クラリス「この裏切り者!今さら謝ったって許さないんだから。」
チャン「許してもらえるなんて思ってない。けど。大変だ。
    南極なんだ。」
「は。なにいってるのよ。その前にすることが。」
南極が映る「あ」
チャン「メジューサがヘッドリースしているのは、
    南極大陸だ。」
「どういうこと。」
チャン「日本炭素銀行を調べてみろ。南極大陸を7%買った契約書
    がある。」
クラリス「まさか!南極大陸なんてだれも住んでないじゃない。」
チャン「ああ。南極大陸は、どこの国の領土でもない。
    資産価値はゼロだ。」
クラリス「このまま買い続けたら、資金がぱあってこと!」
チャン「メジューザが下げた炭素指数も一気に跳ね上がり。
 炭素経済自体が崩壊。世界に大恐慌が来る。」
ぬいぐるみを落とす香凛。唖然とする。
「どうしよう。」


草薙は、銃で撃たれたあとを治療。「いてええ。」
国子「はーい。終わり。かすっただけでよかったね。
   全然良くない。あいつらなにものだ。
   偶然いあわせたのか?
   いや、だれかの命令で。」
国子「ぶつぶつ言ってないで早く行こう。わたしも一緒に
   探してあげる。」
「あげるって、なんだ。元はといえば。」
「だから、こめんて」
モモコ「なーに。また、けんか。」
「モモコさん」
「ただいま。」
「あら、坊や。けがしちゃったの。」
「たいしたことないです。」傷を隠す。
「ふふ。そうね。こんなけがすぐ治るわよ。
 うう。あたしがなめて直してあげる。」
・・・びっくりしている草薙。
「え。いえ」
モモコにキスされた草薙。・・・ご臨終様。
国子「あはは」
モモコ「あ。そうだわ。メタルエイジの連中が秋葉にじいさんたちと
 連絡が取れたって。」
「本当。よかった。」
「殺しても死ぬ連中じゃあないけどね。」
草薙「やりたい放題のあげく。放置かよ。」
モモコ「だって、坊や。キスへたなんだもの。」
国子「やだあ。モモコさんたらあ。」
モモコ「ランクでいえば、Cくらいかしら。」

草薙「おれの?」


映像で送られてくる。
国子「おじいちゃんたち。無事でよかったあ。」
「あたりまえだ。
 われらの胸に闘志あるかぎり。。。」
国子「古川さん。秋葉原に避難していたのね。」
うんうんという根暗の古川。
「ばっちりフォーカスがあってな。」
「われらの後継者ここに現る。」
国子「なんかいいなあ。」
モモコ「古川が、犯され行くわ。」
「う。うん。こたび連絡したには、わけがある。
 古川がとんでない情報をつかんだのだ。」
笑顔の国子がなに?
「え」
「南極で戦果が上がった。そして、その司令官は、この秋葉原に
 潜伏中だ。」


クラリス「なやってるの。香凛」
「メジューザにハッキング。捕まえて、踏んじまってやる。」
「そんなことより、速く逃げて!
 大変な事がわかったの。」
「もう今度はなに!」
チャン「タイタンが向かっているんだ。」
「あー。タイタン。タイタンって。」
チャン「空中要塞タイタンだ。」
「あ。そう。心配しないで。メジューサには台風があるもん。」
クラリス「東京には、ないでしょう。」
「あ」
チャン「あいつらの目標は、マーシャル諸島じゃない。」
クラリス「あんたよ。」
「え」


アトラス
「タイタン。択捉上空に接近。」
「上空侵犯だ。空軍は何をやっている。」

空軍の戦闘機
「ここは日本領空である。繰り返す。
 ここは日本領空である。速やかに退去せよ。
 我々の行動は国際法に違反しない
 正当行為である。」

アトラス公社
「国連軍は、対メジューサ法を盾にしています。」
「東京にメジューサが。まさか。」
「タイタン。本州上空に進入しました。」
「メジューサが東京に潜んでいるなど。
 領空侵犯のいいわけにすぎません。」
「国連に今すぐ抗議をすべきかと。」
涼子「わたしが、教えてやったのよ。国連に」
「なあ」
「涼子様が」
「そうよ。メジューサの母体はネオギルドにありますって。」


香凛、マシンを操作している。
香凛「上等よ。受けてたってやるわ。」
チャン「香凛。メジューサはもいい。逃げろ。」
クラリス「あんたが、どうにかなったら。おしまいじゃないの!」
香凛「終わりになんか。しない。
   命もお金もどっちも大事。
   あたしは、ネオカーボニストなのよ。」


涼子「あの子。ちょっといい気になりすぎているから。」
「そのために」
「それだけじゃないわ。美邦も戻れば、ヒルコも一緒でしょう。
 面倒だわ。
 うふ。
 でも、これですべて解決。」

ヒルコ「おのれ。われを殺せば、あまつみはしらは、沈むぞー。」
美邦「ミーコどうしたあ。」
小夜子「美邦様。それはおいていきましょう。」
美邦「ならん。ミーコも一緒にアトラスに参るのじゃあ。」
ヒルコ、美邦にかみつく。
小夜子「離れなさい。」足蹴にする。
美邦「ミーコ」

ヒルコ「月よ。ねらわれておるぞ。
    今に欠けるぞ。月があ。」
美邦、小夜子を見る。
小夜子「今は、アトラスへ向かうのが先決です。
    美邦様は、後継者になられるですよ。」
「ううん。」
小夜子にかかえられて、美邦
「すぐに戻る。おとなしく待っていおるのじゃぞ。ミーコ」
それをヒルコは見ている。
後を追いかけて、プールから這い出る。


香凛、マシンの前
チャン「逃げろ。香凛」
「まってもうすぐ。しっぽを捕まえられるの。」
クラリス「あんた、カバの丸焼きになりたいの?」
香凛。。。帰って来い。メジューサ。


アトラス公社
「タイタン。旧秋葉原上空に到達。」


メジューサを見る香凛
。。。捕まえた。


小夜子は、美邦を抱えて、牛車に向かう。
外では白い光が。


涼子「せっかく。かごから出られたのに。残念ね。ふ」
ワインを落とす涼子。・・・悪い奴。
秋葉原に光が落とされる。


モモコと草薙、国子
モモコ「なにあれ。」
国子「いそいで。」
草薙「ああ」


秋葉原に直撃した後。
小夜子に抱きかかえている美邦
美邦「ああ」
目の前にヒルコがいる。
美邦「ミーコ」
小夜子「こ。これは。」
爆撃の中心が守られている。
美邦「さあ。ミーコ。わらわといっしょにアトラスへ。」
ヒルコ、手を差し出して、ヒルコの体がこわれていく。
美邦「ミーコ。ミーコ。ああ」
ヒルコは跡形もなく蒸発していく。
後に人型の御札が残った。
それを見て美邦が泣き出す。「あ。あああ」
・・・ヒルコ(ミーコ)死す。
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シャングリ・ラ 第19話  東京空襲 [シャングリ・ラ]

東京を飛ぶ爆撃機軍
「関東平野北端。作戦地点に到達しました。」
草薙に、うんをする国子。
国子「これより森を焼き払います。」
東京に爆弾が投下されだす。

地表で爆発し、燃え出す。
ダイダロスを駆逐する。
・・・(民自等を駆逐する。必死にチルドレンを放出してます。)

国子、爆撃での延焼を観察する。


アトラス公社
「爆撃部隊、関東平野北端から侵入。ダイダロス掃討作戦
 開始されました。」
「地表南南西の風。風速10メートル。
 旧渋谷地区の住民、収容完了。
 旧目黒地区の住民も、まもなく完了します。」
リョウコ「そう。」
紅茶を横目に見ている。


収容所
あわただしい。喧噪。
由里手伝っている。
炊き出しの連絡。

モモコさん、連絡係。
友香、簡単に誘導させる。


公社が次の避難民を受けいてるので、受け入れ準備をといいにくる。
いっぱいになっているのに!あっち使わせてよといっても
聞き入れてくれない。規則です。・・・公務員だあ。
「そんなあ!」
「やれやれ、いつまでまでもママの言いつけ守っていちゃあ。
 いいことできないわよ。」
「準備をお願いします。では。」・・・聞いていない。

友香、場所の確保のために、避難者に話をすることに。
でも、聞き入れられない。譲渡をお願いする。
モモコ「頼もしくなったじゃない。」

爆発音が聞こえる。
動揺する避難民。
アトラス市民も外の様子を見ている。
草薙の母は、お祈りをしている。


最高顧問と北条風子がチェスをしている。
「ううん。何年ぶりかな。君とチェスをするのは?」
「うん」
「この間の相手は、リョウコだったが。」
「してやられたみたいだね。」
「チェスは、わたしの勝ちだった。」
3074618
「はあ。まさか。リョウコがあそこまで暴走していたとは。
 人形がアトラスの女王を夢見ていたとはねえ。」

リョウコと話をしていたときのこと
「おじ様。ええ、確かにいっらしゃいますわ。お会いになります。」
「どういうつもりだい。」
「もはやアトラスはあなたたちのものでは、ありません。」
「そして、おまえのものでもない。
 アトラスは、ディグマのものだ。」
「さあ。それはどうでしょう。」

風子考えている。
「そろそろ爆撃が始まったことだなあ。」
「ううん」
「日本の炭素指数は、上昇を続けるだろう。
 このままでは、炭素恐慌が世界に広がる。
 わたしたちが作り上げた炭素経済もこのまま崩壊してしまう
 かもしれなんな。」
「ありえんよ。そんなことは。
 このアトラスがあるかぎり。

 ここに あまつかみもろもろのみこともちて、
 いざなぎみこと、いざなみのもことのふたはしらの神に
 いのりたまいて、
 このただよえるくにをおさめつくり、かためなせと。
 あめのぬぼこをたまいて、ことよさしたまいき、
 かれふたはしらのかみ あめのうきはしにたたして、
 そのぬぼこをさしおろして かきたまい
 しをこうろこうろにかきなして、ひきあげたまいしときに
 そのほこのさきよりしたたりおつるしおのつもりてなれるしまは
 これ おのごろじまなり。
 そのしまにあもりまして、あめのみはしらをみたて、
 やひろどのをみたてたまいき
 ここに いざなぎの尊のりたまいしく しからば
 あとなど このあめのみはしらをゆきめぐりあいて
 みとのまぐわいせんと のりたまいき
 しかれども、ふみどにおこして 御子ヒルコをうみたまいき
 この御子は、葦船に入れて、ながしやりつ」

・・・この最後は、モーゼのパクリだよなあ。
   おのころじまは、淡路島?
   だったら、橋は架けてはいけない。不吉な島?


ヒルコ、秋葉原のビルの中にプールにいる。
3074619
「みやこが、みやこが燃えておる。
 隠されし印が、姿をあらわすぞ。」


爆撃部隊。
「ダイダロスの生息地域40%焼却。」
国子、なんだけおかしい。
草薙「どうした。なにか気になることでもあるのか。」
国子「大変だったなって。」
「う」
「子供のころは、森に近づくなって言われていた。
 どこになにがひそんいるかわからないし。
 疫病になるかもしれないしね。
・・・インフルエンザ
 爆弾雨は降るし。
・・・ゲリラ豪雨
 直しても直して家は壊れるし。食べ物も満足にない。
 学校だって。病院だって。ちゃんとしたところはどくにない。
 ほんとうに大変だった。
 でも。なんていうか。
 あたしは。あたしたちは、あそこで育たんだって。」
・・・ドゥオモ
草薙「あ」


秋葉原にも火の手があがる。
空襲警報でさわぐ。秋葉じじいたち。

「お。作業しそげ。」
「は」

公衆電話ボックスに貴重品?を運び込む彼ら。
そして、その中に避難する。
「おお」外の火の気を見る。

火がバックドラフトで中に入ってくる。

「番号。1」
「2」
「どっかん。」
「お宝。」
3074620
「よし」香凛の写真
「きらきらりん」香凛のフィギュア・・・ギーナから宗旨変え
「耐火耐防断熱特殊小型避難施設。
 略して、スーパーシェルターX2号機。ぽっちと。」
・・・意味が無いなあ、おたくだなあ。
水が放水される。とりあえず外の火は消える。
よろこぶ老人たち。
なんかわけのわからんことをしゃべっている。省略。

・・・ビルがこわれているよお。大丈夫。


美邦たち
美邦「すごい音じゃのう。」
「はい。お嬢様。」
小夜子「東京を空爆だなんて。ふん、リョウコやつ。ばかなことを」
「小夜子。」
「うん」
「戦でも、はじまったのか。」
「ご安心下さい。すぐにおわります。」
「ミーコは大丈夫だろうか?」
「この建物は、第2次関東大地震にも耐えられるそうです。
 心配ないと香凛がもうしておりました。」
「そうか。それで、香凛はどうしたのじゃ。さっきから姿が
 見えんが。」
「わかりません。部屋にこもり、なにかしているようですが。」


香凛、笑っている。
「日本の炭素指数は、2.88。
 まだまだ上がるわよ。」
「世界中のカーボニストが大慌てしているみたいだねえ。」
「日本がこんなことするなんて、だれも想像しなかったでしょうしね。」
「爆撃に日時を聞いてい置いて、正解だったねえ。」
「ええ、おかげで、世界中であたし1人が得しているみたい。」
メジューサ「香凛。助けてくれ。」
「ああ」
「水位が上昇をし続けている。危険レベル75%。
 早急の対応が必要だ。」
「もうちょっと待ってね。メジューサ。
 すぐに思う存分あばれさせてあげるわ。」


アトラス公社
「ダイダロス生息区域75%焼却。」
「また上がったぞ。日本の炭素指数5.01。
 サウジアラビア3.18。
 インドネシア3.57。
 アメリカは3.91 !」
「日本をきっかけに世界中で炭素恐慌が始まっている。」
「わかった。
 対メジューサ法が成立したと国連から連絡が入った。」
「対メジューサ法が!こんなときに。」
「こんなときだからだよ。これで、メジューサが潜んでいると
 確認された場合。確認者は、その領土を保有する国に、
 攻撃を要請することができる。
 拒否された場合には、他国の領土といえど、攻撃が可能になる。」
「では、たま、メジューサが動き出すと。」
「可能性はある。」

リョウコ、考えている。


アトラス内の避難所。友香が迷子の相手。
由里がモモコさんの居場所をきくが、友香はしらない。
公社の人が避難してきた人の名簿を作れと、
そんな暇があるわけない。・・・やっぱり役所仕事。
友香が、公社の人と交渉することに。


等のモモコは、外壁部にいって、ドゥオモの方を見ている。


チェスをしている2人。


爆撃部隊
国子、気がめいっている。
「ミス。国子」
「はい。」
「まもなく指定の座標です。到着まで後60秒。」
「わかりました。」
草薙「指定の座標って。」
「あたしが自分で決着をつけなきゃいけない場所。」
「う。あ」

地点に Duomo のマークが出る。

「ドゥオモ。あ」国子を見る。
「あ」


モモコさんが、アトラスからドゥオモの方を見ている。
「いい女はね。お別れも、かっこよくするものよ。
 しっかりね。国子。」


国子と草薙
無線「コントロールをそちらに預けます。
   モニターに表示の色が変わったら、スィッチを押して
   ください。」
「了解。」
モニター表示。マークがドゥオモに近づく。
無線「後20秒」

ドゥオモの現在の状況が写される。
思いでの場所。
ダイダロスが生えている。


爆撃機の投下爆弾がアップ。

国子
無線「10秒前。9。8。。。」
国子、ロックを外し、
「投下」
投下のボタンを押す。
ドゥオモに爆弾が一機落とされる。

ドゥオモに命中。

無線「着弾確認。」
国子「了解」
草薙「うう」国子を見て、そのまま目をそらして、なにか考え事。

ドゥオモが、表示から消える。

ドゥオモは、燃えている。
育った場所がなくなっていく。
モモコさんの部屋。
ばっちゃんの家。
いっしょにダイダロスが燃えていく。
・・・異常繁殖したものの最後。異常なものは廃棄。
3074621
ドゥオモの時計が12時になり、時報の鐘をならす。


3074622
国子「はぁ。」

友香「あ」
由里「どうしたの?」
友香「今」
「なにか。」
「あ。ああ。」
「おや?」
「あなたもですか。」


チェスの2人。
3074623
風子「あ」
最高顧問「ううん。どうした、風子。」
風子「聞こえる。」鐘の音。

3074633
モモコ「これは。」


爆撃部隊
国子「鐘の音だ。」
草薙「え。」
国子「ドゥオモの。時計塔の。鐘の音が聞こえる。」
草薙「ここは、高度1万メートルの上空だ。
   気のせいだよ。」
国子「ううん。聞こえるよ。」草薙の言葉を否定する。
草薙「う」

ドゥオモ、燃えて崩れていく。


国子、泣いている。
。。。ありがとう。さようなら、ドゥオモ。



アトラス公社
「ダイダロス生息区域。全域延焼中。」


爆撃部隊
「作戦終了。全機帰投する。
 繰り返す。全機帰投する。」


リョウコ「あの子に利用されるのは、しゃくだったけど。
   ま。これは、これで、おもしろかったわね。」


アトラス公社
「これで、ダイダロスは八層に残るのみ。」
「しかし、アトラスの中では、爆弾を使って吹き飛ばすわけにも
 いかない。」


武彦がその八層にいる。


「難しいところですね。」
「問題は、ダイダロスだけではないよ。」
「日本の炭素指数25.4」
「日本は、世界でもっとも貧しい国となった。」


香凛、勝ち誇っている「あ、はははは。
「大もうけ。大もうけ。
 やばい、今わたし世界で一番お金持ちかも。」
「大成功だね。」
「まだまだよ。これから世界中のお金を全部ぶんどってやるん
 だから。」
メジューサ「水位上昇中。水位上昇中。危険レベル99%。
 緊急事態。香凛、早急の対応が必要だ。」
香凛「あわてない。あわてない。おまちどおさま。
   さあ。いくわよ。メジューサ。」
メジューサ?
香凛、メジューサの方が変なので見る。「メジューサ」
メジューサ、暴走。
3074634
香凛「メジューサ。どうしたの。」
3074635
メジューサ、(ヤマタ)オロチに変貌する。
3074636
唖然とする香凛。
・・・神話の世界やね。
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シャングリ・ラ 第18話  双頭奇譚 [シャングリ・ラ]

国子「東京を焼き払うわ!」
香凛「はあ?東京を焼き払うって?」
「ダイダロスを駆除するためにね。このままじゃあ。東京は。
 ううん。日本はあの植物に飲み込まれてしまう。」
「で、本気なの?あんた達」
「う!」
「はあ。無理よ。」
「え」
「さすがにそれだけのものを揃えるとなると、国家予算並の
 お金が必要ね。」
「それじゃあ。」
モモコ「ダイダロスをこのままにしとっけというの?
 あんたも少しは協力しなさいよ。」
香凛「ビジネスは。ビジネス。
   うちは、ボランティアやってるんじゃあないんだから。」
モモコ「ううん。どうする?」
国子「う」
香凛「そうね。」
国子「あ」
香凛「レンタルって、手もあるけど。うん。」
・・・そんなものレンタルなんて、どういうレベルだよ。


「レンタル」
「そ、外国の軍隊を兵士ごと借りちゃうの。
 買うより、相当安上がりよ。」
モモコ「そんなことできるの?」
香凛「この世の中に、お金でできないことなんかないわ。
。。。コンピュータで通院をする
   本来仲介業はしてないんだけどね。今回は特別。
   そこかわり条件があるわ。」
国子「ああ」
香凛「、まずは爆撃の正確な日時を前もって教えておくこと。」
「え、ええ。それはもちろん。」
「もう一つ。それ」国子の短剣を指さす。
「そのつるぎをもらえないかしら。」
国子、つるぎを握って。
「これを?どうして?」
「そういうのって、以外と値打ち物だったりするじゃない。
 それをつけてくれたら。ううん。
 爆撃機1機分くらいうちでサービスしてあげるけど。」
「わかった。」
つるぎをだして。「え」
差し出す。
香凛「まいどあり。いひ。」・・・いいものいただいた。
                アトラスへの扉の証
モモコ「本当にいいの?」
国子「この作戦は絶対成功させなきゃならないからね。」
モモコ「でお、あれは、風子から。」
国子「つるぎがあろうとなかろうと、あたしは、あたし。
 関係ないってね。」
モモコにウィンクをする国子
「じゃあ。頼んだわよ。」
香凛「了解。準備でき次第、連絡するわ。」
国子とモモコがでていく。
モモコの勾玉がクローズアップされる。
香凛。それをみて「ああ」
モモコ「うん」
国子「あ」
モモコ「なに?」
香凛「そのイヤリング。」
国子「うん、イヤリング。」
モモコ「あ」
香凛「ぎく」
モモコ「このイヤリングも、値打ち物なの?」
香凛「別に。なんでもないわ。」とぼける香凛。
モモコ「ううん。そう。うふふ。」
モモコ、香凛の横にすわって「お邪魔します。」
香凛「うわああ」いやがる香凛。
モモコ「話す気になるまで、いろんなこと
    教えてあげちゃおうかなあ。」
耳に口から吹きかけるモモコ
香凛「うぇー。ああ。ああ。」


別の部屋の前
香凛にモモコ「早く。」
香凛「うわああ。にいい」
中への扉を開く。
メイド達が「お帰りなさいませ。お嬢様」
国子「え」
モモコ「悪趣味」
香凛「あたしの趣味ではないからね。」
国子「うう」
見ると奥に、美邦と小夜子がいる。
美邦「香凛、なんじゃあその者達は?」
国子、モモコ「ええ」
小夜子「ああ」
国子。モモコ「ああー」
国子「あの子、あのときの」
モモコ「サディスト」
小夜子「オカマ」
美邦「おかま?あの者達は、おかまなのか?」
国子「あ、あたしは違うって。」
小夜子「なぜ、おまえがここに?」
モモコ「こっちのセリフよ!秋葉系の趣味まであったなんて、
    知らなかったわ。
国子「ねえ。なんなの?あの子?」
香凛「美邦様。アトラスのさる高い地位にいっらしゃる方よ。」
国子「そんな子がどうして。」
小夜子「香凛、なぜ、そのような者達をつれてきた。」
香凛「いばるなっての。実はこちらの物が、あるものを持っていま
 して。」
美邦「あるもの?」
モモコ、美邦様にイヤリングを見せる。
小夜子「あっ」
美邦「ああ、それは!うう。」
降りようとする美邦様。
小夜子「ああ。美邦様。」
よく見ようと寄ってくる。
美邦、自分のイヤリングと比べる。・・・同じ物。
美邦「やはりじゃあ。わらわのものと同じじゃあ。」
国子「ええ」
近寄って見てみる国子。
「ほんとだ。それって。」
美邦「これは、母じゃの形見の耳飾りじゃ。」
国子「ええ、お母さんの?」
モモコ「ううん。そういうこと。」
モモコ、小夜子を見つめる。
美邦「なぜじゃ。なぜ、そなたが、母じゃの形見のそれを
 もっておるのじゃ。」
国子「ちょっと待って。ということは、まさかこの子のお父さん?」
モモコ「え、冗談じゃないわよ。気持ち悪いこといわないで。
   だれが、女となんか。せめて、お母さんといってよ。」
・・・あはははは。
国子「でも」
モモコ「このイヤリングはね。風子からもらったの。」
国子「ばあちゃんから。」

モモコ、引き出しから取り出す、イヤリング。
「あ」見上げるとタンスの上に風子がいる。
・・・なんじゃあこりゃあ。小豆洗いか?妖怪だあ。
「うお」
「いひ」

モモコ「元々は、国子のお母さんの物だって、言ってたわよ。」
国子「えー。」
小夜子「え」
国子「あたしの?じゃあ、この子。あたしの妹。」
小夜子「おまえのような者が美邦様の姉だなんて。
   絶対にあり得ないわ。」
美邦「妹。姉。」国子を見る。
3054590
国子も彼女を見つめる。「どういうことだろう。モモコさん。」
モモコ「さあ。」
美邦「モモコ。オカマ。ひょっとして、そちが熱帯魚のモモコ
  ママか?」
国子「え」
モモコ「そうだけど。」
美邦「ああ。やはり、そうかであったかあ。」
モモコ「なんで、あたしのこと知っているの?」
美邦「ミーコから、聞いたのじゃあ。」
モモコ「ミーコのこと、知ってるの?」
美邦「うん。わらわは、ミーコが大好きじゃあ。」
国子「で、ミーコもここにいるの?ねえ。」
うなり声が聞こえる。「うわああ」
モモコ「なに?」
美邦「ミーコじゃあ。」笑顔で答える。


ヒルコが、うなっている。
「出せ。うぬら、末代までのろってくれようぞ。おおお」
そこに香凛が、美邦、小夜子、国子、モモコを連れてくる。

香凛、部下にしっかり働きなさいとしかりつける。

国子「なに。あれ?」
小夜子「あれが、ミーコよ。」さらりという。
国子「はあ」
小夜子「ヒルコの霊に憑依されたのよ。」
国子「ヒルコ。憑依って?」
モモコ「なに。いってんの?」
小夜子「本当のことよ。これいじょう説明のしようがないわ。ふ。


国子「ああ」、モモコと顔を合わせる。

「出せ。出せ。」
美邦「ミーコ。あばれるな。わらわじゃ、美邦じゃ。
  モモコママが会いにきてくれたぞ。ミーコ」
振り返って、「ほれ。モモコママじゃあ。」
モモコ「ああ」
ヒルコ「あー」
モモコとヒルコの目が合う。
ヒルコ「ああ」おとなしくなる。
美邦「モモコママ。ちこう。ちこう。」
「え、ええ」
ヒルコに近づくモモコ。
ヒルコがおとなしくなる。
「あ」
モモコ「ああ」
「モモコねえさん。モモコねえさん。。。。」
「ミーコ」


国子「あり得ない。やっぱり、あり得ないよ。」
モモコ「そうよねえ。ありえないわよね。」
国子「あの子が、わたしの妹だなんて。」
モモコ「あの子が、ミーコだなんてねえ。」
2人「うー」
「あ」
前方で爆発が。
国子「あ、ドゥオモの方だ。」


ドゥオモ
国子とモモコが急いで帰ってくる。
モモコ「なしがあったの?」
由里「あ、国子。」
友香「大変なの。ダイダロスが。」
国子「え」
みんなで、ダイダロスを集めている。

草薙「え、それで全部か?」
「みたいだなあ。」
国子らがここにくる。
「総裁」
国子「それ」
「ドゥオモの中のダイダロスは全部始末したと思っていたのに、
 こんなところに生えてやがたんすよ。」
「こいつらが、種撃ちやがって。」
モモコ「みんなは、無事なの?」
由里「うん」
友香「大きなけがをした人はいないって。」
モモコ「そっか。」
草薙「ダイダロスも、全部刈り取っておいた。
   他に生えていないか。確認したほうがいいだろうなあ。」
国子「ありがとう。なんかいろいろ手伝ってもらったみたいだね。


草薙「いや。で、そっちはどうだったんだ。」
国子「うん。爆撃はなんとかなりそう。」
草薙「そうか。」
国子「急がなくちゃあ。」


アトラス内
第八層で繁殖するダイダロス。


アトラス公社
「第八層のダイダロスですが。予想を大幅に上回るスピードで、
 繁殖しています。このままでは、他の層に広がるおそれもあるか

と。」
「シオン、なにその顔。」
「あ。れ。あ」
「見苦しい下がりなさい。」
「す。すみません。」
下がっていくシオン。
「忌々しい雑草ね。」
「く」


秋葉原
小夜子が、美邦様を寝かしつける。
「のう。小夜子。」
「なんです。美邦様。」
「姉とは、なんじゃあ。妹とは、いったいなんなのじゃ。」
「ふう」
「あの国子というのは、わらわの姉で、わらわは、あの者の妹
 かも知れぬと言う話であったが。」
小夜子「同じ母親から、生まれた女子のことです。
  先に生まれたほうを姉。後から生まれた方を妹いいます。」
「では、国子とわらわは、同じ母じゃから生まれたのか。」
「あのようなげせんなものが、美邦様と同じ生まれだと
 思いたくありません。」
「しかし、母じゃの耳飾りを持っておったぞ。」
「どこで手に入れたものか、わかったものではありません。」
「母じゃのことをしっておるのかもしれん。」
「美邦様。美邦様はいずれアトラスの後継者となられるお方です。
 つまらぬ事に惑わされてはいけません。」
「ああ」


香凛
するぎを手に入れる。それを調べている。
「東京を焼き払うなんて、山猿の考えることなんて、
 わからないね。」
「でも、そうなれば、日本の炭素指数は跳ね上がる。
 爆撃の情報を事前につかんでおけば、有利に取引ができるわ。」
「やっぱり、ツキがあるみたいだね。香凛には。」
「分析結果が出た。」
「形も成分も美邦のものと同じだあ。」
「レプリカってもんじゃないわね。まったく同じものがこの世に
 二つ。間違いない。残りはあと一つ。」
草薙の写真を表示する。
・・・こいつが持っている。


草薙のつるぎ

国子「問題は、空襲の時にみんなをどこに避難させるかよね。」
草薙「地下はどうだ。」
モモコ「地上の人間すべては、はいれないでしょう。」
草薙「そうだなあ。ううん。」
国子「っていうか。いいの。」
草薙「なにが?」
国子「あんた。ここにいて。いいの?
   ここ、メタルエイジの作戦室だよ。」
「ああ」一同
草薙「そんなことよりも、避難場所はどうするんだ。」
国子「はあ。一つだけ、いい場所がある。ここよ」
指さす場所は、
草薙「アトラス!正気か?」
モモコ「無理よ。」
草薙「ああ、そんなこと政府が許すはずがない。」
国子「じゃあ。他にどこがあるっているのよ。」
草薙「うう」
。。。。。
誰かが入ってくる。
風子「おやや、まだ仕事かい。」
国子「あ」
モモコ「風子」
風子「遅くまで、ごくろうなこったね。みやげだよ。」
・・・おいおい、放逐されたんじゃないの?
ぬかをひらく。漬け物をする風子。
それを見つめる国子。
国子「モモコさんのイヤリング、あたしのお母さんのだって、
   聞いたけど」
「ちゃんとかき回していたようだねえ。」
「なにをシしに来たの?」
「昔の人は偉いもんだよ。ぬかだけでもなく。
 野菜だけでもなく。両方のいいところだけを利用して、
 こんあもんつくちまうんだから。」
「あなたは、追放したはずよ。」
「知ってるかい。古い釘を使うと、
 なすの色がきれいにでるんだよ。
 さび付いて、もう捨てちまう古い釘をねえ。」
「ばあちゃん。」
「東京を焼き払うんだろう。」
「う、どうして。秋葉原のシンジケートが、軍隊を雇うおうと
 動き回っている。だが、武器や兵士がそろえってばいいてもの
 じゃない。」
「う」
「あたしの力が必要なんじゃないのかい。
 初代アトラス公社総裁のさ。」
「あなたを信用しろってこと。」
「信用する必要なんてない。使えばいいだよ。
 このあたしをね。」
手にさび付いて釘をもつ。・・・自分と同じ。
それをぬか底に入れる。
「これは、ビジネスだ。
 互いに利用しあえばいい。
 国子は、あたしを。
 あたしは、国子を。
 それだけのことだよ。」
「ビジネスなら、あなたにどんなメリットがあるっていうの?」
「公社の中に入りたいのさ。」
「あ」
「今公社のトップにいる女は、面倒なやつでねえ。
 あたしが会いたいっていっても素直にあってはくれんだろう。
 おまえという土産があれば、あるいは。」
「なぜ、あたしが一緒なら会うの?」
「おもしろいから。そういうやつなのさ。
 おまえもすこしは知てるんじゃないのかい。
 あいつのことは。」
国子はなにもいわない。


古川、研究中
国子「古川さん。擬態装甲は?」
草薙も一緒、
OKと指さす。
国子「ありがとう。
草薙「こいつをおまえに盗まれて、大目玉くらたんだからなあ。」
国子「ああ、ごめん。
   ねえ、ほんとうにいいの。アトラスには、
   あんたのお母さんやお父さんがいるんだよ。
   本当に戦える。」
草薙「戦うわけじゃない。メタルエイジに入ると決めたわけでも。
 ただ。」
国子「あ」
草薙「できることをしたい。それだけだ。」
・・・大阪知事だ。
国子「そっか」
草薙の思いが、国子に伝わる。


アトラス
そこに向かうモモコと国子と風子。
アトラス公社の者が出迎えに来ている。
モモコ「国子」
「あ」
「女は度胸と愛嬌よ。」
「うん」

風子、アトラス公社の者に近づく。
「お待ちしておりました。北条風子様。
 リョウコ様はお待ちです。」
「ご苦労さん。初代総裁がきたっていうのに。
 さみしい出迎えだね。」


そのころ。草薙は、アトラスの中へと
ゲートでは、草薙のギーコのフィギュアが発見される。
「う。ああ」
草薙「なんか、はずかいい。」


風子と国子は、アトラス公社のものと一緒に上に行く。


草薙、ギーコのフィギュアを。。。擬態装甲だあ。
その下には、ないかがある。


アトラス公社の総裁室
リョウコの前に風子と国子がいく。
リョウコ「お久しぶりです。風子さま。」
「しばらくだったな。リョウコ。土産だよ。」
「お気遣いありがとうございます。」
「ずいぶん無茶をしているようだが。」
「すべてアトラスの、日本のためです。
 あなたが、始めたことではありませんか。」
「ふん。そうだったかね。」
「それで、今日はどういったご用件で。」
国子「東京を焼き払うわ。」
公社の人「ううん。」
リョウコ「なんですって。」
国子「東京を焼き払うっていったの。
 あんた達の作った化け物のせいで、このままじゃ地上には
 人が住めなくなる。」
リョウコ「化け物?」
国子「ダイダロスよ。」
リョウコ「ああ、あれ。作ったもののほどじゃないわ。
  ちょっと手をいれただけ。」
国子「命をもてあそぶの!」
リョウコ「もてあそばずに。命になんの価値があるの?
国子「う。
   必要な爆撃機や、爆弾はこちらで揃える。
   あんた達のかわりにあの化け物を退治してやろうと
   いうのよ。」
「ふふ、なにを言い出すかと思えば」
「そんなことをすれば、どれだけの炭素が排出されるか。」
風子「ここは。客に茶も出さないのかい。」
「あ」
風子「あんた達も同どうだい。浅漬け。うふふ」
国子「だから、そのかわりに地上の人間をアトラスに避難させて」
リョウコ「地上の人間がどうなろうと、わたしには関係ないわ。
   アトラスが無事ならね。」
国子「う」
リョウコ「この国には、あなたたちの命より、アトラスの方が
 大切なのよ。難民の受け入れなぞできないわ。」
国子とリョウコが対峙する。
国子「あ。はああ。
   やっぱり、こうなるか。」
携帯を取り出す国子。連絡をする。
リョウコ「ううん。」

国子「あ、あたし。交渉決裂。作戦B発動。」
草薙「了解」

草薙、爆弾を爆発させる。
そこにダイダロスが種を発射させる。
アトラスが、その種で被弾する。

アトラス公社
「う、なんだ。」
国子「う。ひ」
「リョウコ様」
「なに?」
「第八層のダイダロスが、種を発射させています。」
「おお」
「しかも、センターシャフトの動力ターミナルを正確に
 攻撃しているそうです。」
「ばかな。八層は無人のはずだ、熱源などあるはずが。」
国子「それがあるんだよねえ。
   アトラスの事にとっても詳しいともだちがいてさあ。」
「うあ」
3054591
国子「いくらアトラスたって、中から攻撃くらちゃあ無事では
   いられてないわよね。」
リョウコを見る部下
リョウコ「わたしを脅すの?」
3054592
国子「まさか、取引よ。ビジネスってやつ。ふん。」
・・・風子のまねをした。
アトラス公社の人達、心配。
風子は、知らんぷりで浅漬けを食べている。
・・・それ、土産じゃん。
リョウコ「うふふふ。やっぱり、あなたは、おもしろい。」
国子「で、そうするの。」
リョウコ「いいわ。協力してあげる。」
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シャングリ・ラ 第17話  暗夜抗路 の感想 [シャングリ・ラ]

国子
「ダイダロスだけの森になったら、未来はどんでもないことに。あ」
頭に銃を突きつけられる。
武彦「おまえが、そんな未来をみることはもうない。」
武彦が、国子に銃を向ける。
国子「なにしているの?」
「ぬああ。」
「ねえ」
「動くな!こうするしかないんだ。」
銃を突きつける武彦。


「どういうこと。ぴんとこないんだけど。」
「だろうなあ。おまえは、自分のことさえ、わかっていない。」
「なら、教えてもらえる。
 どうしてわたしが、武彦に殺されるのか。」
「おまえがトリプルAだからだ。」
「ああ」


秋葉原
香凛「まったく。山猿が、アトラスランクのトリプルAの重要人物
 だったなんてね。」
「ゼウスの奥に、こんな情報があるなんてびっくりだよ。
 この三人がトリプルAなんだね。」
「そ。アトラスランクは、トリプルA以外なんての意味もないの。
 アトラスにあげるかなていう希望を庶民に持たせるためのえさ。」
「僕たちをばかにしているよね。」
「公社が大事なのは、この3人だけ。
 こいつらの身になにかあったら、計画は終わりなんだから。」


武彦「アトラス計画。
 信じていた。日本の未来があるって。
 アトラスが、屍の上に立っていようがな。」
「どういうこと。」
拳を振り上げる武彦。
「人柱がなきゃあ。固有振動が起きる。
 立てられねえんだよ。アトラスは。
 多少の犠牲はやむを得ねえ。」
「なに、いってんの?」
「やつら、騙しやがたんだ。
 人柱に、数え切れないほど子供を使いやがった。」
武彦、嘆いている。
「ええ」
「俺の妹まで。」
武彦、国子に妹の靴を見せる。
「人柱にしやがった。」
「う」
「おまえを殺すしかねえ。
 おまえを殺せば、計画がつぶれる。」
「そんなにアトラス計画を信じていたなら、
 どうして、ドゥオモにいたのよ。」
「おまえを護衛するために送り込まれたんだ。
 公社にな。」
国子、驚く。
「おれは。おまえしか、トリプルAの人間はしらねえんだ。」
「う。
 なた、撃ちなさいよ。」
「あ」武彦、引くのを躊躇する。
そのすきに国子、前に進んで、振り返る。
こめかみに銃を押しつける。
武彦、唖然とする。
「撃ちなさい!」
武彦、撃つのに躊躇する。引き金に手が。。。
そのときに、草薙が、武彦に走り寄る。
武彦「な」
草薙の手で、銃を落とされる武彦。そして、草薙が銃を蹴り飛ばす。
しかし、武彦、草薙をたたきのめす。

その好きに国子が銃を取り上げ。武彦に向ける。
「やめなさい。」
武彦、ひるむ。
「武彦、トリプルAってなんなのよ?」
「継ぐげきものだ。」
「継ぐべきものって。アトラスを」
「お」
「もう、あそこも俺の居場所じゃない。
 ドゥオモも。どこにもいる場所なんかない。」
あきらめモードの武彦。後ずさりする。
「武彦。ドゥオモに変えてきなよ。
 あたしたち、仲間じゃない。
 仲間じゃないの?」
武彦は、首を振る。「ああ」
空を見上げて、後ろから断崖に飛び込む。
「武彦!!」
用水路に落ちる武彦、ながされる。
「武彦!。あ。う」


アトラス公社
「リョウコ様。ヒルコの件ですが。
 連れ戻さなくてもよろしいのでしょうか?
 ほかにも懸念事項があります。
 先日のメタルエイジの攻撃で、アトラス建設は、さらに遅れが
 出ています。ダイダロスにより被害の復旧も。」
「全部ほうておきなさい。」
「は」
「予想外のおきることは当然よ。
 誰かが敷いたレールを外れて、
 わたしの時代が、近づいてきているんだから。」
最高顧問?どうしている?
リョウコ「ふ」
通信を切る。

「う。ふ・。」



下水が流れている。
それをただ見ている国子。
「ああ」
武彦のことを思い出す。
「ああ。う」

草薙「あの人とは、昔から一緒だったのか?」
「人柱ってなによ。人柱を使って、アトラスはなにをしているの?
「初耳だ。もしそうなら。」
「武彦が、公社の人間って。どういうこと。
 妹がいるなんて初めて聞いた。
 人柱に使われたって、言ってたし。
 もう、なに信じていいのか。わかんなくなる。」
「難しいよな。信じるってことは。」
「助けてくれて。ありがとう。さすがは、軍人だね。」
「あ。」
「でも。どうしてここに?」
「俺、軍を辞めたんだ。
 今は、自分の信じられるものを探している。」
「それは、ここにありそう。」
「わからない。」
残念そうな顔の国子。


秋葉原
香凛「ここが、新しいうちか。」
「でも、なんだか。まだ、馴れないね。」
「そうだね。この街全部が我が家だなんて。」
「でも、ほんと。秋葉原。全部買っておいてよかったね。」
「個人名義にしておいてよかったよ。
 土地も建物も全部わたしのものだもの。」
「ばらばらだった。シンジケートもまとめちゃったしね。」
「ねえ。ネオギルドって名前よくない。」
「いいじゃないかなあ。」
「やっぱり、あたしツキがあるよね。
 ここからまたもうけるよ。」
通信が入る。「う」
「社長。美邦の代理人という人物から、連絡が。
 とにかく繋いで欲しいと。」
「あの美邦だったら。」
「ほんとに、ツキがあるよね。」
・・・月なんですけど。


小夜子、秋葉原に従者と共に来ている。
3035131
「あなたたちのトップはどうしたの。美邦様が、お着きになったのよ。」
香凛「まあ。ちょっと待ってよ。」
部下が左右に分かれる。
「お待たせ」
「あなたが、秋葉原ネオギルドのトップ?」
「ええ。」
「夜なのにサングラス。」
「人の趣味にけちつけないで。」
美邦「おまえが、わらわの後見人か。」
香凛は、美邦を確認する。
。。。ああ、ツキ到来。
「さようでございあます。美邦様。
 ようこそ、秋葉原においでくださいました。
 石田香凛ともうします。」
「よろしくたのむぞ。
 ここは、秋葉原というのか。
 ずいぶん、せせおましい街じゃのう。」
香凛・・・ったく。いきなり、わたしんちに文句をつけないでよね。
「香凛。さっそくだが、小夜子とミーコの手当を。」
ヒルコが叫び出す。
香凛。「い」
美邦「ミーコ」


香凛「こちらでよろしいでしょうか。美邦様。」
ヒルコをプールにつける。
香凛。。。なんなの。あれ。水につけたら、元気になるとでもいうの。

ヒルコは、プールの水につけられる。
勝手に起き出すヒルコ。

美邦「はあ。落ち着いたようじゃなあ。」
小夜子「ええ」
香凛「って。本当に元気になってるし。」
美邦「ミーコ、たまくるからな。」笑顔になる。
3人はプールから出て行く。
小夜子「犠牲者が出る前に結界をはらなきゃいけませんね。」
香凛「結界。なにそれ。」
「ぐわあああ。」
香凛「ひい。ああああ。ちょっよお。」
・・・うごいものを引き受けてしまった。
「なんなのあれ。もしかして、ツキなくなった。」
それには月が出ていない。


美邦「女官は50人いればよい。」
香凛「あ」
美邦「12単衣は16種類ほど用意するのじゃ。」
「いい」
「わかったかな。香凛」人を見下げた物言い。
香凛、歯ぎしりしている。
「はい。かしこまりました。」・・・がまんがまん。


香凛「ふざけんなちゅうの。
  あの場所確保するのに、いくらかかっていると思っているのよ。
  それに女官に服だあ。いずれは、アトラスの後継者になったら、
  おもいきりお金ぶんどってやるんだから。
  覚えてなさい。」


ドゥオモの夜
時計台での国子とモモコ。
モモコ「あの男が、まさかはらにいちもつをもったいたとはねえ。
 やっぱりひとのいちもつって、見かけによらないのねえ。」
「武彦。いってたんだよねえ。
 あたしが、アトラスを継ぐ人間なんだって。
 どういうことなんなんだろう。」
「あんなの継ぐって、マンションの相続じゃあるまし。
 創造もつかないわね。」
「あ」
部下が上がってくる。
「総裁」
「あ。どうしたの?」
「練馬支部との連絡が途絶えました。」
「ええ」


秋葉原。
看板に 女官募集!経年者優遇!!
・・・おいおい。メイドが集まるだけだろう。

香凛「美邦様、なんとか、女官がそろいました。」
美邦、それを見て。「こやつらが、女官なのか。」
みんな。メイド服。
「はい。この者達は、メイドともうしまして、
 ここ秋葉原で働くあらたな形の女官です。」
香凛「美邦様にご挨拶なさい。」
「お帰りなさいませ。お嬢様。」
美邦「さっきから、ここおるぞ。」
「お嬢様たら。」
美邦「そなたたち。本当にわらわを主人だとおもっておるのか。」
「もちろんです。」
小夜子、香凛を見る。
小夜子「バカね。」
香凛「お」
みんな。苦しみだす。
香凛「え、なになに。えー」
小夜子「美邦様に虚偽のもうしだてをした結果よ。」
香凛「う」
小夜子「あなたも、きおつけなさい。」
香凛。。。やっぱりツキないのかな。


看板に 女官募集!正直者!!
・・・正直と出る。ミーコは、バカがでるほど純粋だったあ。

香凛。。。ああ、嘘ついたら死ぬなんて厳しすぎる。
美邦「香凛」
「はい。おぬしは、わらはのためによう働いてくれおのう。
 礼を言うぞ。」
「ありがとうございます。」
「じゃが。おぬしのような今様な娘が、わらわのために
 働くのじゃ。」
香凛。。。あたし、ピンチ。
     金儲けのためです。いやいやそんなこといったら普通に
     怒るようね。
     じゃあ、あなたのファンだから。
     会ったことのないファンなんて意味わかんないし。
     しかも。それ嘘だから、いったら死ぬ。
     ああ、もうすれば。
小夜子「ふん。美邦様。このものは、美邦様のために働くことが、
    自らの喜びに繋がるのです。」
「そうか。それはよいことじゃな。」
香凛。。。うまいこというわね。
小夜子「あなたには、まだまだ役にたってもらわないといけないから。」
香凛。。。いー


国子「練馬支部の調査、状況によっては、生存者の確認。および、確保
   が目的よ。池袋より危険度が増している可能性があります。
   油断しないで。」
「はい」
モモコ「国子。わたしにできることだったら、なんでもいいなさい。」
「え」
「武彦。あんなんだけど。こういうときには役にはたていたじゃない。」
「そうだね。」
地上に出て、国子驚く。
「やだあ。」
ダイダロスが密集している。
「すごい大きいのばかり。
 もうこんなに繁殖しているなんて。」
検査機
「光化学オキシダントの濃度が、異常に上がっている。
 この先よ。」
ブーメランで、道を開く。
「ああ。あれは。」
種を蒔いているダイダロス。それも、高層ビルに向かって。
ビルが火を噴いている。
・・・腐海だ。


アトラス公社
少年とリョウコ
「う」
「こちらは、ベルガモットの香りです。
 今のリョウコ様の気分にぴったり。」
リョウコ、違うとばかりに投げつける。
「あなたに、わたしの気分がわかるわけないじゃない。」
「う。もうしわけありません。」
左顔から血を流している。「あ」


「リョウコ様。ダイダロスの件ですが。」
「うん」
「ダイダロスによる光化学オキシダントの被害が地上の各所で
 広がっています。」
「うん」
「意識障害や呼吸障害により死者も出ているようです。
 いかがなさいますか?」
「うふふ。いよいよ、地上には、人間の居場所がなくなってきたわね。」


国子「誰か。誰か。いないの?」
中に入ってみると。
みんな、死んでいる。
モモコ「なによ。これ。」
国子「マスクをつける間もなかったていうの。」
「総裁」
「みんな、聞いて。メタルエイジ、練馬支部は、ただいまをもって
 放棄。みんな、撤収します。
 もう。ここに人がいることなんてできない。」


リョウコに痛めつけられた少年は、兄に見てもらう。
「ありがとう。兄さん。」
「もう何度目だ。」
「大丈夫だよ。兄さん。僕が悪いんだ。」
「つらいなら、やめてもいいだぞ。」
「大丈夫」
「心配いらない。おまえ、ひとりくらいなんとかしてやれる。
 俺に任せておけば。あ」血が止まらない。
「兄さんは、なにもわかっていない。」
「ああ。シオン。」


ドゥオモ
メタルエイジ、ダイダロスの繁殖を確認している。
日数でどれだけ増えるのかシミュレーション。
国子「森は、もう変わる過ぎている。
   驚異的なスピードでダイダロスの単層林になりつつあるわ。」
モモコ「あーら、そんなに繁殖するなんて、絶倫だわ。」
「モモコさん。」
「うふふ。」
「このままじゃあ。アトラスに上がる前に、どこにも人が住めなくなる。
 すぐに手をうたないと。」
モモコ「でも、どうやって、ダイダロスを止めるの?」
国子「ううん。手は一つしかないわ。」


秋葉じじが、密談をしている。
香凛のフィギュアを手に持って。
3035132
「ううん」
「どくんどくん」
「やはりこの写真が一番いいなあ。」
「ううん」
「きらきらぱらり。香凛」
「そんなフィギュアがなんだ。サングラスなしの香凛ちゃんの盗撮写真の
 方が、レアだぞ。」
「いや。兵器と美少女の共同戦線のほうが萌えのだ。」
・・・平和だな。

その場に国子が入ってい来る。
「あの。」
「うぎ。」
「ちょっといい。」
ビックルする3人、警報を。。。。
・・・さわがしいなあ。

モモコ「あんた達。一生そのままでいてね。」
国子達を激写する。
モモコは堂々としている。
「それで要請はなんだ。嬢ちゃんの他のにならなんでもきくぞ。」
国子「実はね。また、爆撃機を用意して欲しいの。」
「いー」×マークがでる。
「なんで、またしょぼんなの。
 前みたいに急いで調達してくれない。
 ドゥオモの資産全部つぎ込んでもいい。
 お金に糸目はつけないわ。」
「それがなあ。あのときとは戦況が変わったのだ。」
「え」
「最近、秋葉原全体を単独で占領したものがおってなあ。
 いままでのシンジケートは、すべて作り替えられた。」
「まあ。被写体としては、かわいいからわしら文句ないんだけどなあ。」
「ピンポンピンポンピンポン。」
モモコ「まったくもう節操ないわね。」
「いいものは、いいんだ。レンズがそういっている。」
「われわれが、直接買い付けることはできんが、そやつに顔をつなぐ
 ことならできる。それでもかまわぬか?」
国子「しかたないわねえ。」


香凛「あー。ああああ」
国子「おお」
香凛「や。山猿」
国子「その声は。」
あのときのぬいぐるみ少女。「クマ」
香凛、ぎこちなく席に足を進める。こけた。
香凛。。。またトルプルAが来るなんて。
     やっぱりツキはわたしを見放していない。
国子は、短剣を持っている。
香凛、うひ。
「で、爆撃機なんか手に入れてなにをやらかすきなの?」
国子「東京を焼きはらうは。」
香凛、なにって。「はあ。」

。。。いっそもことメジューザでハッキングして、マイクロウェーブ
   でも照射したら。リョウコに、トールハンマーを落としちゃえ。
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シャングリ・ラ 第16話  狂乱樹獄 の感想 [シャングリ・ラ]

国子とモモコは、アトラスから出て帰ってくる。
風子にアトラスで見たこと、アトラス公社の初代総裁か?の
質問に肯定されたので、放逐せざるおえなくなった。
モモコは、国子がすることがすべて正しいと慰める?

国子とモモコは、遺伝子操作植物のダイタロスを駆除に失敗!
リョウコは、地上の国民のことは他人事。ひどい、本当に
他人事!公務員的考え方。

ミーコが、ヒルコの依り代にされる。なんて無茶。
美邦は、ミーコを救出にアトラス公社に侵攻が、ミーコの
変わったことに気にせずに、再会を喜ぶ。
リョウコに制止されるが、小夜子の乱入で3人でアトラスを
脱出を試みる。・・・不幸になるだけ。

武彦は、守るものはない。もうこれ以上はいやだから、
それを終わらせるために国子を背後から撃とうとする。
どうなるか?

----------------------------------------------------------

アトラス公社、リョウコ
「熊谷?誰だったかしら」
「ディグマ1の付き人の一人です。
 通称ミーコと言われております。」
「ああ、あのニューハーフ。」
「罪状は。」
「罪状なんてどでもいいわ。
 ディグマ1の顔が孤独に歪むのを見たいだけだから。
 さぞかしいい顔してるでしょうね。」


美邦、泣いている。「ミーコ。ミーコ。」


「うふ」
「う。あ、ヒルコ様の依り代が弱っているようです。」
「最近消費が激しいわね。
 そうだわ、熊谷てつおにしなさい。」
「は?」
「ヒルコ様の依り代よ。」
「ですが、清浄なる乙女でなければ。」
「あらあ、本人は、身も心も乙女だっていいはっているじゃ
 なかったかしら。」
「う」
「依り代に、ニューハーフを与えたっていったら、
 タルシャはなんて言うかしらね。うふ」
・・・なんでもありかよ。この年増。


草薙、刀を見ている。
「国仁。北条さん達、帰ちゃってよ。」
草薙、昨晩のことを思い出す。
国子にいわれたこと。「あんたの銃は、同じ日本人に向けるもの
 なの。」
「うう」

母「ごめんなさいね。」
国子「いいです。お世話になりました。」
モモコも軽く挨拶。

モモコと国子
「どうする上も見ていく。」
「ううん。上のきっと似たようなものだよ。
 あたし達のことはテレビなんかで知っていても、
 自分たちには関係ないって思っている人達ばかり。」国子。
「ああ。はる子さんは、悪気があっていったんじゃあ。」
「わかっているよ。それくらい。」
「あ、どうするの?」
「ドゥオモに帰る。それから考える。」
「それがいいわね。」


ドゥオモ
メタルエイジ達は、総裁がいないとわめいている。
ぐちっている。

友香「みんな。荒れているね。」
由里「しょうがないわよ。あんなにがんばったのに。
   逃げ帰ってくるしかなかったんだから。」
「国子。どうしちゃったのかしら。」
「なんか、めんどくさくなちゃったんじゃない。
 あたしも、なにもかも投げ出したくなるときがあるもの。」
国子が近寄ってくる。
「ひどーい。」
「あ」友香
「由里と一緒にしないでよね。ただいま」まんえんの笑み
「国子」友香抱きつく。
「ごめんね。心配かけて。」

「お、あら。国ちゃん。みんなあ、国ちゃんが帰ってきたよお。」
みんなに知られる。
国子「ただいまー。みんな」
みんなに歓迎される。
機嫌はいい国子だが、気になることがある。


北条風子の家。
そこへ、国子がやってくる。
風子「アトラスでなにを見た?」
なにも話さない国子。
本をみる風子。
「アトラス事業記念館を見たわ。
 初代総裁北条風子って写真があった。
 あれは、うそでしょう。
 本当なの?本当にばあちゃんはアトラスの初代総裁だったの?」
「武彦が、行方知らずになった。」
「え」
「みんなと一度は戻ってきたが、すぐに姿を消した。
 あれも。アトラスで真実を見たんだろう。」
国子の目が憂いをおびている。
「ばあちゃん。」

「メタルエイジ総裁として、決定します。
 北条風子をドゥオモから放逐します。」
風子、本を返して下にいく。
「一日一回」
「え」
「一日一回は、ぬかぞこをかき混ぜておくれ。」
階下におりていく風子。
それを見送る国子。
泣き出す国子。


時計が時を刻む。
風子が出て行く。
国子のそばにモモコが素顔でよってくる。
「これでいいだよね。」
「あなたが、決めた事は全部いいことよ。
 わたしが、保証する。」
「大切に思っていた人が目の前からいなくなる。
 モモコさんは、さびしくなかったの?
 ミーコがいなくなって、連絡あった?」
「もちろん、さびしいわよ。
 でも、どうしているかは、自分の胸に聞けばわかるのよ。
 国子、覚えておいて。
 電話がなくても、人はこころで繋がるのよ。
 絆には、話し中も留守番電話もないわ。」
不思議そうに国子が聞いている。
「う」
モモコさんの手をとって、国子
「おっしゃあ」
飛び降りる。モモコとっさの判断で鞭を時計の針にくくりつける。
「あ、なにすんの?いきなり。」
「あたしが決めた事は、全部いいこと。うふふ。」
「あはは。そうよ。
 あなたは、悩んじゃだめ。
 太陽のようにいつも輝いていなさい。」
「うん」
国子、アトラスを見ている。



ヒルコのいる場所。
リョウコ、ミーコをそこに放り込む。
ミーコ「ごめんなさい。なんだか、知らないけど。
    謝るから、許してください。
リョウコ、見ているだけ。
ミーコ、ひるむ。
神官が御札をだして、ミーコにつける。
それを見ているリョウコ。
ミーコ、苦しむ。
そして、ヒルコができあがる。
「ヒルコ様、お待ち申し上げておりました。」
ヒルコの叫び


モモコ、なにかに気づき、目が覚める。
ミーコの身になにか起こったことがわかった?


ドゥオモでの復旧工事
「こっちにもあるよ。」
国子「ようし」
キノコのようなものが回収される。
友香「こんなにたくさん増えちゃって。ダイダロスだっけ。」
由里「うん。前に武彦さん。そういっていた。
   でも、いいの。メタルエイジと一緒の作業なんて。」
「ドゥオモ全体のことに、メタルエイジか、そうでないか
 なんて、関係ないじゃない。」
「あ、変わったね。友香」
モモコ「国子」
「おおお」
「古川が、話があるって。」
「古川さんが?」


PCでダイダロスを見させられる。
国子「あの砲撃は、ダイダロスだっていうの。」
「うんうん」


アトラス公社
「発芽してから、10日ほどでこのようになります。
 2ヶ月という驚異的な短期間で、花をつけます。」


モモコ「すぐにたくましくなるのね。」
・・・ちょっとなあ。この表現は。
国子「どうして、砲撃できるようなるの。」
そのことを2Dで表現する。


アトラス公社
リョウコ「あのガスは?確か、F2世代でも酸素で種を
  飛ばすんじゃなかったかしら。」
NOXが表示される。
「はい。しかし、何十世代も重ね、種を飛ばすには、
 窒素酸化物、すなわち光化学オキシダントを使用するように
 進化したようです。」
「おもしろいわね。植物の成長に必要な窒素と光合成でできる
 酸素を化合させようだなんて。」


国子「じゃあ、あの8層に広がった光化学オキシダントも。
 ダイダロスが出したの?」
モモコ「いつか、ドゥオモの煙突が狙われたわよね。
    あのときには、そんなのはでてなかったわよ。」
国子が見ている。


アトラス公社
「通常は、ただ種を飛ばすだけですが。
 種自体が窒素酸化物を飛ばすことによって、
 より高い目標まで狙うことができます。
 その結果、8層に種が到達すると共に同時に広がりました。」
リョウコには興味がないのであくびをする。
「森林火災を未然に防ぐために作ったのにねええ。
 まさか、こんな怪物になるとは?」


国子「遺伝子操作された植物。そうなんでしょう。」
「うんうん」
「人の手で作ったこんな植物が増えるなんて。
 放っておけない。」


アトラス公社
リョウコ「放っておきなさい。
     こちらが熱を出さない限り。
     攻撃はしてこないんでしょう。
     被害にあるのは、下の連中だけだわ。」
「下の連中といえば、ナンバー30と連絡がつきません。
 先の戦いで命を落としたのかもしれません。」
「そう」
リョウコが、グラスを出す。
「あ」それにカクテルそそぐこむ少年。


草薙、あるいるところを呼ばれる。
「除隊届け出したって、本当か?」
「ああ」
「どうしてえ。」
「さあなあ。風邪のせいかな。
 いや、太陽か。」
「なに、寝ぼけたこといてんだよ。おい、草薙。」


リョウコのシャーワーシーン。
・・・見たくない。
報告
「なに?」
「ディグマ3が軍を辞めるそうです。」
「ああ、そんなつまらないこと。好きにさせなさい。
 所詮は3なんだから。」


美邦、泣いている。
「そうじゃ。泣いてばかりでは。ミーコに叱られる。
 牛車の用意をせい。」
「え、どちらへ」
「ミーコを助けにいく。アトラス公社に攻めのぼるぞよ。」
「ええ、差からば死。従えば望みのアトラスランクをあたえようぞ。」


直物の森。
モモコ達が森を進む。
モモコ「すごい。ジャングル。前来たときよりひどくなってない。」
国子「ううん」
モモコ、立ち止まる。
国子「あ。あれが」
ダイダロスが大きく育っている。
国子「ダイダロスの密生地だわ。」
モモコ「太くてたくましいのがたくさん。」
国子「焼き払うわよ。」
焼き払おうとすると、植物が応戦を始める。
モモコ「見て。」
国子「散開!」
植物にかなわない。



リョウコ「なに?」
「たびたびすいません。
 ディグマ1がアトラス公社に侵攻してきました。」
「ディグマ1が?」
リョウコ、それを見てみる。
従者が、公社に銃を向ける。


「熊谷てつおの身柄を要求しています。」
「ああ、あのオカマ。うふふ。
 あんな一人のためにディグマ1が月宮殿を出てるの。」


美邦、待っている。
女官は、おびえている。
。。。ミーコ、待ておれ。
静かになる。
「どうしたのじゃ。誰が撃つのをやめて良いともうした。
 撃て、撃つのじゃ。
 ううう。
 ええいい。」
美邦、外を見に行く。
「あ」

その先には・・・
美邦「成瀬リョウコ」
「美邦様。おいたがすぎますよ。」
「ええい。敵の首魁ぞ。
 誰か討ち取らんと思うもののふはおらぬか。」
リョウコ、ちかずいてくれる。誰も手をださない。
「討ち取れ、褒美は望むままぞ。」
一人前に出て、リョウコに銃を向ける。
リョウコ「無駄なことを。司祭もわたし前ではふれふすの
 ですよ。」
撃てない男の銃をとりあげる。。
「そのリョウコに」自分に銃を向ける。
美邦「う」
銃をうったが、弾はでない。
「ほうら、じゃむった。わたくしの運命はそれほど強いのです。」
美邦「ああ」
・・・マジックにはまる。


ヒルコの元に向かう。リョウコと美邦。
扉が開かれる。
美邦「ここは、どこじゃ。」
リョウコ「アトラス公社最高責任者。ヒルコ様のすまう場所です。」
「ヒルコ?わらわは、ミーコに会いたいのじゃ。ああ」
「ご覧なさい。あれが、ヒルコ。そして、ミーコです。」
ヒルコが、叫び声を出す。
「月がおるぞ。月が。」
美邦の方までくる。
ひるむ美邦。
「美邦様。来てはダメです。」
「う、ミーコじゃ。ミーコ」ヒルコにかけよる美邦。
「会いたかったぞ。」
「月よ、我に食われに来たか。」
「ミーコではないのか?」
「ミーコなぞ。わが依り代に過ぎぬ。ぐえええ」
「おやめ、美邦様に手を出してはだめ。」
「あのれ。依り代の分際でなにを。うああああ」
「美邦様」
「ミーコ。会いたかったぞ。」
「手をお離しください。お召し物が濡れてしまいます。」
「いいや、離さぬ。もう。2度と離さぬ。」涙をながす美邦。
「美邦様。もう、前のわたしではありません。
 どうぞ。お見捨てになってください。
 美邦様が会いに来て下さったというだけで、
 ミーコはしあわせでございます。」
「おまえは間違いなく。ミーコじゃ。
 たとえ、どんな姿になっておろうと。ミーコじゃ。」

リョウコ「ふははは。感動的な再会ですわね。」
配下が銃を向ける。
「さあ、美邦さま。お遊びの時間はおしまいですよ。」



モモコ「このモモコさんが、こんなところでたちんぼとはねえ。」
国子「ジャングルに入ったときは、こんなんじゃなかったじゃない。」
「火炎放射器でスイッチがはいちゃったのよ。
 植物はね。化学物質で互いに、情報をやりとりしているの。
 最初の銃撃で化学物質が広がって、
 ダイダロス達の防衛システムを目覚めさせたんだわ。
 一度行くとつぎつぎいっちゃうもんよ。」
「もう、モモコさんたらあ。あ。なんでそんなに植物に
 くわしいの。」
「言わなかったかしら。ニューハーフになる前は、
 大学で植物を研究していたの。」
「え。うそ。大学どこ?」
「う、2丁目大学。」
・・・そんなものあうかあー
モモコと国子は逃げ出す。


リョウコ、銃を撃つ。
「ちょっと見ない間に随分みっともなくなったわね。」
小夜子「そのみっともない女にここまでやられてうれしい。」
小夜子は、ヒルコ様を盾に取っている。
「動かないで。動けば、アトラス最高責任者の命がなるわよ。」
美邦「やめよ。小夜子。それは、ミーコじゃ。」
「いいの?
 固有信号が始まった。
 ヒルコと人柱を使って、霊的力で封じるしかないんでしょう。」
・・・武彦の妹は、人柱になった。和田岬かいな。
リョウコ、撃つのをやめさせる。
「それで、いいのよ。動かないで。」小夜子、ヒルコをつれて
外に出ようとする。美邦様は?
「美邦様。どうぞ、こちらへ。」
「あ、わかった。」這い上がってくる美邦
「美邦様を正式な後継者にする?」
リョウコ「決定を下すのは、ゼウスよ。」
「なら、あたし達は、アトラスを出るわ。」
美邦「なんじゃと。」
「美邦様。小夜子にお任せください。」
小夜子、外に出る。美邦の後に続く。

後をおいかけようとする公社の部下
リョウコ「おやめなさい。」
「しかし」
「固有振動で、アトラスが。」
「いいのよ。ヒルコなんて、タルシャのおもちゃ。
 わたしは、いらないもの。
 おもしろいわ。小夜子。
 どんどんおもしろい女になってゆく。
 そうやって、どんどん不幸になっておゆきなさい。」

小夜子と美邦が逃げ出す。ヒルコを伴って。


ドゥオモ
国子らが、帰還する。
友香「大丈夫」
「うん」
「これだけ。他の人は。」
国子、うなだれるだけ。
モモコ「負傷者はこっちよ。
    あたしがなめて直してあげる。」
「えへへへ」

警報がなる。
「あああ」

みんな、建物のシャッターを下す。

爆弾雨が降ってくる。

「あー、なにかいったかね。」
「おじいさん。お昼何にしますか?」
「そうだな。国ちゃんが、帰ってきたんだ。」
「はい。にたりマグロのづけですね。」


モモコと国子は、爆弾雨を見ている。
モモコ「爆弾雨のせいだったんだわ。」
「なにが。」
モモコさん、植物講義
「爆弾雨が降ると、森の木が倒れる。
 そうするとそれまで葉っぱで遮られていた光が地面に届くの。

「お日様。暖かい。」

ぐい、ダイダロスが芽を出す。

「ああ。なによ。これえ」

成長速度が速いダイダロスが真っ先に芽をだして、
他の植物が生えないようになちゃうの。

「うあああ」国子、落下。

落ちた国子をダイダロスが攻撃をする。

「いたたた。」

そして種をまく。

爆弾雨が降る

ダイダロスが芽を出す。

この繰り返し。

このまま行けば、森はダイダロスの単層林になっちゃうわ。」
「単層林?」
「ダイダロスだけの森よ。」
「あ」


雨がやんで。作業が再開される。
街の修復作業。


国子、森を見ている。
「ダイダロスだけの森なんかになったら、
 未来はとんでもないことに。
 あ!」
誰かが来た様子。
武彦「おまえが、そんな未来を見ることはもうない。」
武彦が、国子の背後にまわって、頭に銃を向けている。
銃のトリガをあげて、撃とうとする。
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シャングリ・ラ 第15話  迷走敗退 の感想 [シャングリ・ラ]

第三勢力に邪魔をされる国子。
国子、なぎこ(風子)が、アトラスの初代総裁としって、驚く
メタルエイジ、否応なく休戦を余儀なくされ、撤退。
国子は、モモコを道標に、アトラスの居住区を見る。
見てみないとわからい。
治安がいい、管理都市。
監視者に見つかり、草壁のところに、転がりこむ。
草壁と、なんとなく話をする国子。

そのころ、香凛は、世界中で金儲け、
チャンが、懲らしめるために、なぎこにお願いして、
対決をする。石田ファイナンス倒産。
でも、負けない香凛。日本の金を狙いゼウスをハッキングする。

そして、知る。アトラスの極秘情報。・・・そてなにやら?

最高顧問は、リョウコに身柄束?もう、あなたの糸で操られません。
人形の反逆。やっぱり、ただの権力の権化のばばあだった。

----------------------------------------------------------

炭素指数の世界地図
香凛「台湾のヘッドリース成功。」
クラリス「やあ。もう最高」
チャン「香凛」
「あー」
チャン「いい加減にするんだ。今君の国では大変なことが
   おっているんだぞ。」
「だから、チャンスなんじゃない。」
「大勢の人が死んでいるんだ。」
「関係ないわよ」
「香凛」
接続を切ってしまうメジューザ「あ」
「チャンのアクセス権を制限した。」
「あ」
「彼の考えは、君たちにとって危険だ。」
クラリス「お利口ね。メジューサ」
「あまいこといってちゃ。お金儲けなんてできないんだから。」


国子「ああ」
武彦「国子!聞こえるか!」
「どうしたの?」
「政府のヤツらやってくれたぜ。」
「あ」
外に向かって、また振り返る。
「あれ、ここって。いったい。じゃあ、さっきのは。」
アトラスの模型がある。

モモコ「国子。」
「あ」
「モモコさん。」
「よかったあ。無事だったのね。ねえ。あれって」
街に黄色の煙が出ている。
国子「毒ガス。」


「科学班に分析を急がしています。」
「そう」
「メタルエイジの攻撃でしょうか?」
最高顧問「化学兵器の使用は、国際法で禁止されている。
 このままでは、日本はペナルティとして、重い炭素指数を
 かせられる。
 アトラス建設にも支障をきたすだろうに。
 どうする。リョウコ。」


国子とモモコは、仲間も元に急ぐ。

「私は、内閣総理大臣成瀬リョウコ。」
「あ」
「ゲリラの代表に話があります。答えなさい!」
国子、にらみつける。「ここよ」
リョウコ、国子を確認する。
「わたしが、メタルエイジ総裁、北条国子よ。
 以前会ったときは、所長だったのに、偉くなったもんね。
 総理大臣さん。」
「ごめんなさい。どこかであったかしら。
 メタルエイジの総裁さん。」
「ガスを使うなんて、正気じゃないわ。」
「うふふふ。わたし達に炭素指数を課してまで、ガスを使う理由
 などないわ。」
「は」
国子、思い出す。ドゥオモへの攻撃。
そして、アトラスへ進行する際の兵器。
国子「森にあたし達が知らない別の勢力がいるっているの?」
「さあ、それより。まだ続けるつもり?
 これ以上命を奪うのは、忍びないわ。
 だって、あなたたちも大事な日本の国民なんですもの。
 このへんで終わりにしてあげる。」
モモコ「休戦ってこと。」
「なにが大事な国民よ。ふざけないで!」
「第8層をまるごと津つぶしてもいいのよ。」
アトラスの設計を見せる。
モモコ「なによ。下手な脅しをかけちゃってえ。」
国子「本当にやるよ。あの女は。」
モモコ「え」

最高顧問「後は、私が引き継ごう。
     わたしは、セルゲイ・タルジェ。
     成瀬首相の要請を受け、国連司法裁判所の仲裁人として、
     本件の採決を執り行う。」
「仲裁人?」
「ゲリラのリーダー北条国子。休戦要請に応じるのなら、
 君たちの安全は、わたしが保証しよう。
 すべては、君次第だ。」
「う」
「ことの経緯は事前に調査を済ませた。
 すでに採決は下されている。
 メタルエイジは、武装を解除し、即刻アトラスを退去せよ。」
メタルエイジの班員は、文句を言う。
国子考える。
「調べたらわかるはずよ。わたし達を。わたし達を追いつめたのは、
 いったいどこのどいつだ。」
みんなが反応を見ている。
リョウコ「うふふ」
国子、悔しいが「協定に応じるわ。」
メタルエイジら?
草薙「は」
「当然日本政府にも責任はある。よって、向こう三年森林化のスピード
 を押さえ、難民救済にあたるよう国連として厳重に指導する。」
リョウコ「善処します。」・・・ということは、いないことか?
メタルエイジの班員ら、茶番だと怒り出す。
国子「みんな、すみやかに武器を捨て、退却を始めて下さい。
   これは、メタルエイジ総裁としての命令です。
  国連の採決に従わなければ、日本は国際社会から孤立する。
   そうなれば、地上の人々はますます苦しむ事になる。
   政府の指示に従い、冷静な行動をお願いします。
   みんな、ごめん。」
頭を下げて謝る国子。

メタルエイジの班員「うあああ」

「いくぞ。作戦終了だ。」
草薙、見ているだけ。「う。あ、はい。」

朝を迎えて、武器を手放し、撤退をするメタルエイジ。
国子とモモコが、上から見ている。
モモコ「ううん。なにが仲裁人よ。
    あいつ、政府のやつらとぐるに決まっているわ。」
「モモコさん」
「え」
「地上に脱出したときの道覚えている。」
「えええ」

一部、反抗している。
「まだ、戦う。おれはやるぞ。」
「よせ。落ち着け。もう、終わったんだあ。
 な、銃を渡せ。」
「てめえらは、引っ込んでいろ。」
武彦「やめろ。」
「おお」
「わかんねえのか。今一番つらいのは、総裁なんだぞ。」
「えー」
銃を捨てる。
「へー。
 国子は?」
「あれ、さっき、あそこの高台で見かけたんですけど。」
「そうか。」


武彦、国子を捜しにいく。
その前を白い幽霊の少女が走り脱けていく。
「う」
それが、アトラスの壊れた裂け目に入っていくのを彼が見ている。
「なああ。おい。」
その後を追いかける武彦。
アトラスの内部に入る。
赤い鳥居がある。御札としめ縄がはらてれいる。
「これがあの。おお」
白い少女が前を走っている。
「戻れ。ここは、子供が入る場所じぇえねえ。くそ!」
武彦、中に入る。
「な。はああ」
鳥居が永遠と続いている。
・・・とうりゃんせの歌が聞こえる。
武彦先に進む「うあ」
景色が変わる。
。。。きいてねえぞ、こんなに。
   どういうことだ。成瀬リョウコ。
武彦、祠を見つける。
「お。そ、そんなああ。」
後ろに白い少女がいる。
武彦、妹の靴を見つける。

「おーい。やすこ。」
「なーに。武彦兄ちゃん。」
「誕生日おめでとう。」赤い靴を差し出す。
「これ、わたしの?」
「そうだよ。ありがとう。武彦さん。」
「ばかだなあ。兄弟で、さんは変だろう。」
「ええ、だって。いっつも」

「あ、うわあ」
焼き場に入れられる少女の幻像をみる武彦。
「ううう。おまえが急にいなくなって、絶対に生きているって。」
泣いている武彦。
「うわあ。いままで、一体。ああ。うあああ。」
泣いている。
それを見ている幽霊の少女。かき消える。
武彦の妹のつくがそこにある。


香凛「なによこれ。」
クラリス「世界中の工業地帯や重大炭素地区が買収されているわ。」
「誰かが、あたしたちのヘッドリースを邪魔しているってこと。」
「そう、資金の流れを調べてみたわ。
 驚かないでね。相手は、チャンよ。」
「うそ。チャンが、こんなにお金をもっているわけないじゃない。」
「間違いないわ。仲間ハズレにされたから、わたし達の足をひぱって
 いるのよ。どうする。香凛。」
「受けて立とうじゃない。あたしやメジューサをなめないでよね。」


メタルエイジら、撤退をする。
それを上から見ている草薙。
けがをしているものを心配そうに見ている。


ドゥオモにも、その様子がテレビで流されている。
「国子、負けちゃったの?」


最高顧問「この天御柱を、だれが収めるのか。楽しみだな。風子(なぎ

こ)」


モモコと国子は、アトラスないに入っている。
「ここが、4層。」
「そ。アトラスの居住ブロックよ。」
「相変わらずでっかいねえ。」

その町中をどうどうと歩く二人。

「わあ。おいしそう。」

二人は、みんなから避けられている。
「ああ」

「それじゃあ。無理もないか。」
「ねえ。でもなんで。こんなところに。」
「別に」
「えー」
「ただ帰るのもしゃくだし。アトラス見物でも使用と思ってさ。」
「はああ。」あきれているモモコさん。


高台から見ている。
「うわああ。でかい家ばっか。あ」
監視、マシンが飛んでいる。
「なにあれ。」
見つかってしまう。
「いこう。モモコさん」国子。
「おい。おまえ達。」
「二人ともIDを見せてもらおうか。」
「やば。」
「うあああ」逃げ出す二人。

「間違いない。あの二人だ。」
追いかけられる二人。
符達は、警備をうまくまく。
「はあ」二人
「だれだい」見られてしまう。
「あやしい組み合わせですけど。あやしくないんです。えっと」
「助けて下さい。悪い男に追われているんです。」
「えー」
なんでしょうとおばさんが見ている。


草薙、一緒に救出された海軍兵を見舞いに行くが、
だれもいない。記録もないと言われる。・・・あのリョウコが始末済み


草薙の母にお茶をいただく二人。
「そう、大変だったのね。」
「そう、なんです。お給料も、払ってもらえず。
 その上こんな子供まで。」
「え」
「あたし我慢できなくって。」
「じゃあ。この子も。」
「もちろん、オカマです。」
国子、違う違う。「はあ。はあああ」
「はああ」胸を見られて勘違いされる。
国子、落ち込みそう。
「そういうことなら、力になるわ。」
「ありがとうございます。
 あたくし、モモコといいます。
 こっちは、国子。」
「わたしは、はる子。よろしくね。お茶どうぞ。」
「ありがとうございます。」

ニュースで休戦協定が流れている。ゲリラの地上への撤退が開始。

はる子は、テレビを消す。
「いやねえ。戦争なんて。」
二人、居心地が悪い。
「家の子、軍人なんだんけど。仕事の話はまるでしなくって。」
「ご心配でしょうね。」
「先祖伝来のお守りがあるから、大丈夫。
 それにしても、なんで戦争なんて始めるのかしら。」
「さあ、みんな、玉の奪い合いが好きなのかも。」・・・??
「地上の暮らしは大変だって聞いているけどねえ。
 特に雨がひどいって。
 気持ちはわからなくてもないけれど。
 順番を待っていれば、アトラスにあがれるでしょうに。」
「でも、もうおわったみたいですし。」
「ええ、家は被害もなくて本当によかったわ。
 さ、ご飯の支度するわね。」
「あ、お手伝いします。」
「いいのよ。気を遣わなくて。」
国子、すまなさそうにしている。
「そういうわけには、いきませんから。」


香凛
「シンガポールと上海もやられた。」
「助けてくれ。スクリーンの消耗が止まらない。」
「えー」
「自由圏のヘッドリース失敗。
 われわれの資金はそこをついた。
 香凛、石田ファイナンスは倒産した。」
「うそ。そんなあ。」


チャン「資金協力感謝します。
    さすがかつてアジアのごうりゅうと呼ばれた伝説の
    カーボニストですね。」
「本当によかったのかい。」
「こんな事態だというのに、金儲けを続けるなんて、間違っています。
 それに、メジューサのせいで、実質炭素と経済炭素の差が大きく
 なりすぎている。
 このまま、ほっといては危険だと判断しました。」
「かしこい子だね。」


クラリス「さよなら。香凛。わたしはもう炭素市場には、近づかない
     わ。これからは、シスター・メリーロバートよ。
     修道院に入って、慎み深く生きていくわ。じゃあね。」
「負けないよね。香凛は、こんなことで負けるような子じゃ
 ないもんね。
 あきらめちゃだめだ。お金さえあれば、なんでもできるだよ。
 お金を力を手に入れるんだよ。香凛。」
「負けない。まだ、負けない。」
「まずは資金を調達しなくちゃね。」
「お金なら、たっぷりあるわ。そいつをまるごといただくのよ。
 ゼウスからね。」
「日本政府の資金だね。」
「メジューサの生存本能を最大値に設定。人間の支配から解放すれば、
 天井知らずの性能が引き出せる。」
「命令の優先度1をメジューサ自身に変えるんだね。」
「そう、わたしが操作したんじゃあゼウスのスピードには勝てない。
 メジューサが自分で考えて行動すれば。いけえ。メジューサ。
 日本のお金をで全部ぶんどってこい。」


最高顧問「なにごとかね。」
「ふたたび、ゼウスにハッキングが仕掛けられました。
 未確認のシステムです。おそらくメジューサかと。」
「ほおお」
「乱数を一億桁で対応します。」
メジューサがシステムで進入する。
「いぜんメジューサは最高機密に向かっています。
 前回、小夜子につかれ、脆弱になった部分をつかれてたようです。
 このままでは、まもなく到達されてしまいます。」
最高顧問「最高機密を外部に知られてはならない。
  ゼウスを初期化せよ。」
「ふうう。そんなことをしたら、防衛システムが停止。
 アトラスは、丸腰になってしまいます。」
「アトラスない、すべてのライフラインも停止します。
 なにより、政府の持つ全データが失われます。」
最高顧問「いかなる場合においても、機密は最優先される。
 初期化せよ。」
「どうした。はやくせんか。」
最高顧問に銃を向ける。
「どういうことだ!」
リョウコ「ゼウスを守ることは、すべてに優先される。
  調べさせてもらったわ。あなたが、優秀なカーボニスト達を
  利用して、メジューサを生み出したことを。」
銃が向けられる。
最高顧問?

メジューサは、ゼウスの機密に近づく。


ヒルコ「うわあああ
大蛇が、大蛇が、扉を開けおった。
御霊を、御霊を守るのじゃ。」
「ああ、ヒルコ様あ。」


メジューサ、ゼウスの中枢に入り込む。
「パスワードを発見したあ。30秒以内にうち込んでくれ。」
香凛「太陽よ天へ昇り地を照らせ。
   月よ天に昇り闇を照らせ。
   大地よ、昼と夜を従え、世界を支配せよ。」


最高顧問「操り人形が糸をといて生きていけると思うのか?」
「あなた、まだ糸をもっているつもり。」


香凛「これで、あたしの勝ちよ。」
エンターする。
「え、なに?これは。これが、アトラスの。。。」
警報が鳴り響く。
香凛の元に進入が始まる。やばい。
「あ」
脱出装置に手をやる。
「あ」葉っぱを見る。
スイッチを押して、逃げ出す。
爆破さら、進入されるが、もぬけの空。
「うん。逃げ足も速かったか。」


国子。恐怖の筑前煮、おびえる。
「ううう」
「筑前煮は、息子の大好物でね。」
「のこしちゃだねよ。」
「ううう、わかっているよ。はあ、いただきまーす。」
誰かが帰ってくる。「あ」
「お帰り。」
「ただいま。」
「すぐに着替えてらっしゃい。お客さん来ているから。」
モモコと国子が顔を出す。
「どうも、おじゃましています。」
「あああ」

「おまえら、どうして?ううん。」

モモコら、振り返って
「あ、はる子さん。草薙はる子さん?」
「あら、表札見なかったの?」
「うん」
「それより、あなたたち、家のこと知り合い。」
国子「知り合いっていうか。」

草薙、横になっている。
はる子、息子を呼びにいく。
「ほうら、さっさと着替えて、挨拶ぐらいしな。
 あんた、国子ちゃん達を知り合いなんだって。
 悪い人に追われてるんだってさ。」
国仁の横には、短剣が。それを手に取る母。
「力になっておやりよお。」
それを神棚に供える。
「息子がまた無事も戻って来られました。ありがとうございます。」
それを聞いている国仁


国子、筑前煮をすべて食べてしまっている。
モモコ「風子の写真が!偽物じゃないの。
    街だって、偽ものだったんだし。」
「そうかもしれないけど。でも」
「それで、帰りたくないわけ。」
「そういうわけじゃないけど。
 少し考えたかったていうか。
 アトラスの暮らしも見てみたかったし。
 普通に暮らしているんだね。」
「地上に比べりゃ、天国よ。」
「うん。でも、きっと、みんな地上のことよく知らないんだよ。
 知っててもどこか自分と関係ないと思っている。」
「そんなもんよ。人間なんて。」


草薙から家から、外を見ている国子。
そこに草薙がやってくる。「うわああ」
草薙が、国子を見ている。ブーメランを国子に返す。
「あ」
「あ。あ」
それを手に取る国子。
「おいしかった。お母さんの筑前煮。
 あれなら、にんじんも食べられるね。」
「どうして、あんな風に戦える?」
「え」
「おまえは揺らぐことがないのか。大事なものが信じられなくなって。
 迷って、どうしていいか。わからなくなって。」
「ああ」
「俺は。俺はもう。」
「しょちゅうだよ。」
「う」
「迷い放しだよ。あたしも。」
それを隠れみしているモモコさん。・・・味なオカマ。


美邦様のところにアトラス公社のものが向かう。
美邦にミーコがついておる。美邦は眠っている。
「な。なんなの。あなたたち。
 美邦様には、指一本触れませんよ。」
「おまえを逮捕する。熊谷哲夫。」
「え、あたし。」
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