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のだめカンタービレ フィナーレ #2 Leçon 2 [のだめカンタービレ]

のだめの夢の中
オクレールがウィンク?マンドラゴール

(プリリン)《魔力を持つマンドラゴールを見つけたら
12クロウサギ。 こっち こっち》
12匹のうさきが縄についている。
(プリリン)《和音の変化に気を付けてね。 リズムもね》
《満月の夜の間に摘まないともう ここには戻れないから》

(のだめ)あっ…。
ふお~ 寝てた。
あまりのショックに寝てしまったですか?
初サロンコンサトの喜びのあまり爆睡ですか?
千秋先輩に教えなきゃ。


(不動産屋さん)いかがかしらこのお部屋。ワンルームのステュディオタイプ
だけどピアノ置くスペースもじゅうぶんありますよ。それから ペットも大丈夫。
(千秋)ペット?
《グワッ グワッ グワッ》 のだめ!!アヒル!?
(千秋)いや。ペットは いませんから。
(不動産屋さん)わたしとしてはニナの紹介であるあなたが入ってくれるのが
一番うれしいんだけど

部屋を見て千秋

決めます この部屋に。
《こんなに早く決まるとは…》
《まだのだめに何も言えてないのに》


ロースターの店でのだめ。
ハヘ~。すみませんこの鳥の丸焼き下さい。
(店員)あ~いつも ロースターの前で肉を見てるだけの お嬢さん。
とうとう 買うの?
(のだめ)はい。今日は お祝いに大奮発です。
(店員)何のお祝い?
(のだめ)祝のだめ初サロンコンサート開催決定
あの夏の初リサイタルでつかんだ初仕事。
ああ… 涙のサロンデビュー
です。
(店員)そっか よく分からないけどおめでとう。
(のだめ)メルシー。

下宿に帰るのだめ。
♪「フン フン フン 鳥のふん」・・・鹿の糞
先輩。
(調律師)えっ 引っ越しするの?真一。
(のだめ)えっ?
(千秋)うん。もう、部屋も決めてきた。
(調律師)何だ。だったら引っ越し先に調律に行けばよかったかな。
(千秋)いや その前に 公演が1つあるしこのピアノは置いてくから。
よかったよ 来てくれて。
(調律師)新しい部屋のピアノはどうするの?
(千秋)それは…。
(荷物の落ちる音)
(千秋)あっ… のだめ…。
(のだめ)先輩。引っ越すんですか?
(千秋)あっ…。 ここ最近みんな頑張ってるのはいいけど
さすがに音とか厳しくなってきた。
♪(ピアノの演奏)
まあ これじゃあ。
(のだめ)カ~ッ…。 ・・・二人の生活が? 倒れました。
(千秋)うっ…。 のだめ?
(のだめ)何でですか?
(千秋)えっ?
(のだめ)何でいきなり…。のだめのこと嫌いになったんですか?
(千秋)なぜ?そうなる…。
(のだめ)会わなかったから…。
《分かってて、やってたのか》
(千秋)何で? 会いたくなかった?
(のだめ)先輩のバッハ…。
新進気鋭の指揮者。
のだめは、ただの学生…。
のだめだって早く見返したかったんですよ。
でも 嫌わるっとか。いっちょん思いもせんやったです!
何なん?その引き際の良さは!
(千秋)はあ?
何でいつも逃ぐっとですか?
引くほど怒っとったやったら何か言うてくれてっちゃよかったとに!
・・・方便丸出し!?

(千秋)あっ。確かにちょっと引いたけど怒ってないよ。
(のだめ)えっ?
(千秋)だからお前のせいとかじゃなくて。
俺、今ホントに集中して勉強したいんだ。
お前だって、そうだろ?

真剣な顔ののだめ?

(千秋)この部屋小さいころ住んでたんだ。家族で。
(のだめ)えっ?
(千秋)俺も自立できるならするべきだって思ったから。

満月。 きれいだなあ。

(プリリン)《満月の夜の間に摘まないと
もうここには戻れないから》

(のだめ)はい。分かりました。
(千秋)あっ…。
♪(ピアノの演奏)
♪~
月とのだめと千秋  ・・・きれいだなあ。調律師の演出。

(千秋)ごめん。もう帰っていいから。
あっ。こっちこそ ごめん。
黙っている方が親切なのかどうのか考えたんだけどね。
(千秋)いや。いいです。あっ あっ ありがとう…。


(のだめ)ふお~…。
ばんさん最後の晩餐…。
(千秋)いつでも食えるだろ。飯ぐらい。
そんな遠くじゃないし。
会いに来たきゃ。
会いに来ればいいし。
(のだめ)あっ… ムフ。
外で待ち合わせしてデートできますね。・・・ハートマークが飛ぶ?
(千秋)はっ?
(のだめ)待ち合わせデート。 アヘ~。
(千秋)倦怠期の夫婦かよ…。
しかし。何だ。この肉。
何かのお祝いか?
(のだめ)そうです!
祝 のだめ初サロンコンサト開催決定記念!
夏のサン・マロでつかんだのだめの初仕事。
ああ… 涙のサロンデビューです!
(千秋)あっ。あれ。ホントに決まったんだ。
(のだめ)はい。先輩。絶対来てくださいね。
(千秋)うん。行くよ。
(のだめ)のだめも。また先輩のコンサトは必ず行くし。
変わりませんねこれからも2人は。
(千秋)少しは変われ…。
シャツを盗むくらいなら
電話するとか。頼むから普通の人間になってくれ。
(のだめ)そうだシャツ 交換しにいかなきゃ。
そういえば先輩の新居ってどこですか?
聞くの忘れてた。歩いて何分?合鍵ちゃんと下さいね。
・・・きいていないこの女。
(千秋)もう来るんじゃねえ。この変態が!
(のだめ)ギャボ~!
違うんです。においはそう長く持たないんです。
だから、定期交換が必要なんです。
(千秋)何が違うんだ!
(のだめ)これでも100歩 譲って。シャツなんですよ!
(千秋)はあ?
《4年間 変わらないのはこいつの変態だけか》
《離れたらまた何かが変わるんだろうか》
・・・ほのぼのモード。


引っ越しをしている千秋。
携帯が鳴る。
あっ…。
もしもし…。
(征子)あの部屋を出るですって!
かっ。母さん?
(征子)静かな環境が欲しい?まあ それは指揮者としては必要かもしれないけど
でも。のだめちゃんとはうまくやんなさいよ。
はあ
(征子)離れていても大丈夫とか。あの子はあなたの天使なんだから。
・・・母親のおきに!?

のだめ天使が舞う。
《アヘ~ アヘ~》
あぜんとする千秋。

えっ…。


その晩、千秋を隠し撮りするのだめ。
(シャッター音)
ムホ~。 最高の寝相ですね。
ちゃんとふとんを懸ける。
ぶちゅん。・・・ここぞとばかりに寝ている間に。
んっ…。
《天使?》
・・・ストーカーの間違い?おっかけ?



(ルイ)第1主題提示。最初の動機 a・bは全体をつくる核になっていて
次のフォルテの2小節の低音に展開部で使われる音形が表れますが
これも 第1主題の2つの動機の発展形です。
(教師)うん。では、次の属短調で表れる第2主題だけど…。

♪(ピアノの演奏)
ピアノを弾いているルイ。
(アルマン)さすがね。音楽的背景がとても深いのを感じるわ。
あなた。よく分かってるのね。


ルイを誘う友人。
(女性)ルイ。夕飯どっかに食べに行かない?
(ルイ)ごめん。今日は練習があるの。
(女性)すごい。
(女性)ずっと練習室にこもってたのにまだ練習?
もう。あれだけ有名な演奏家なのに。
(女性)それだけやってるからあれだけの人になれたのよ。


オクレールのところでピアノを弾くルイ。
♪(ピアノの演奏)
(オクレール)うん。いいね。よくできました。
(ルイ)えっ… ちょっと待ってください。
(オクレール)んっ?
(ルイ)何か少しぐらい問題あるところとかちゃんと教えてください。
(オクレール)うん おなかすいた。(おなかの鳴る音)
(ルイ)あっ?
(オクレール)今日はうちの奥さん、いないけど
ご飯はちゃんと作っておいてくれたから。
鍋の中の肉を出して切ってちょうだい。
(ルイ)えっ 鍋? 肉?
(オクレール)そう。早くね。
(ルイ)うう…。
(オクレール)何やってるの!そうじゃなくてまずひもを切って。肉は横に!
包丁は上から姿勢良く腕とひじを開かない。
手首を返して 堂々と優雅に。
《レッスンより指示が細かい》


食事
(オクレール)ハァ…。美的センスを疑っちゃうね。
(ルイ)ちゃんと食べやすく切ったんです。
(オクレール)君。食事に興味がないの?
(ルイ)あっ…。 面倒なんです。やることいっぱいあるのに
おなかがすくと腹立たしくて。
でも ちゃんと食べてますよ。健康管理は大事ですから。
(オクレール)ふ~ん。
もっと ゆっくり食べなさい。フランスでは指揮者のことをシェフとも言うでしょ?
料理も音楽と同じハーモニーです。
そして、うちの奥さんは一流のシェフなんですよ。
ちゃんと味わって食べてくださいね。いいですか?
この煮込み。一見素朴で単純そうな料理だけどこの中にはうちの秘伝のブイヨンが入っている。
君はこのブイヨンに何が入っているか分かるかな?
分からない者には作れない。ベースは 牛か鳥か魚か?
ルイ)ぎっ 牛。
(オクレール)ブブ~。
(ルイ)えっ…。
(オクレール)全然。駄目。
こんなの初歩なのに。君、何しにフランスに来たの?
(ルイ)《わたしは、ピアノのレッスンを受けに来てるの!》
《多くのピアニストを世に送り出した名教師だって聞いたのに
料理やチョコの話ばっかり》
《オクレール先生はホントにこんな先生なの?》


学校にて
(オクレール)今日はドビュッシーのレッスンをしようか。
(フランク)んっ?
(ルイ)はい。じゃあ7時ごろおうちに伺います。
(オクレール)チョコ買ってきてね こないだの。
(ルイ)はい。分かりました。

(フランク)オクレール先生。


(フランク)ルイ!
(ルイ)あっ フランク。
(フランク)ルイはオクレール先生と知り合いなの?
(ルイ)知り合いというか実は今個人レッスンをしてもらってるの。
(フランク)えっ…。
(ルイ)ほら、わたしはオクレール先生に教わりたかったのに
アルマン先生のクラスになっちゃったでしょ?
でも、あきらめきれなかったから何度も頼み込んで
無理やりレッスンをね。
来年からはアルマン先生に言って
ちゃんとオクレール先生のクラスに移してもらうつもりよ。
《そんな手があったのか!》
《クラスを変わるなんて。無理だと思ってたし。
アルマン先生だっていい先生だし。
っていうか。僕だってオクレール先生に教わりたくって
この学校に来たはずなのに…》


ルイ、チョコを持って、
(ルイ)聴講したいんです。
(オクレール)いや。今日は…。
(のだめ)いっ。いいですよ。
(オクレール)んっ?
では。今日は 夏のリサイタルで好評を博した『水の戯れ』を。
(オクレール)何を勝手にやってるのかな。ベーベちゃん…。
耳を引っ張るオクレール。
(のだめ)人前で、ベーベって言わないでください!
(オクレール)いいから。今日の課題曲を弾きなさい。
ベーベちゃん。
(のだめ)はい…。
楽譜を見て、のだめ、弾きだす。
♪(『スカルラッティ ピアノソナタ』の演奏)

《スカルラッティのソナタ…》
(オクレール)このフレーズはうれしいの? 楽しいの?
(のだめ)うれしいんです。 はしゃいでる。天にも昇る気持ち。
でも、昇れない。
(オクレール)何で?
(のあめ)授業中だから。
(オクレール)えっ?
(のだめ)込み上げる笑いを抑えてるんです。
昨日の電話。離れててもお前にのぞかれてる気がする。
怖いって。
「そんなに、のだめのことばかり考えてるんだ」って
うれしくて!
・・・それは、ストーカーや!実際にそうかも。寝ているときに忍び込む。
(オクレール)君の話は聞いてないから…。
(のだめ)「もしもし 俺」って。 ウヒャ~!
あきれるオクレール
(オクレール)曲に集中できないなら、レッスンやめますよ。
(のだめ)あっ… やります やります。
ルイ、あきれてます。

♪(『スカルラッティ ピアノソナタ』の演奏)

(ルイ)《何なの?》
《わたしのときは曲のことなんかろくに話しもしないくせに》
(オクレール)同じフレーズでも音色の違いを意識して。
オケを聴くみたいにね。
(のだめ)オケ…。

♪(『スカルラッティ ピアノソナタ』の演奏)

(ルイ)《この多彩な音》
《しなやかな手首》
《まるで鍵盤の上でバレエをしてるみたい》

♪(『スカルラッティ ピアノソナタ』の演奏)

(机をたたく音)
(のだめ)あっ…。

♪(『スカルラッティ ピアノソナタの演奏』)
ルイのほうを見るのだめ。

(オクレール)ルイ。
(ルイ)あっ…。
(オクレール)気が散るから。もう出ていってくれる?


(ルイ)《何よ!わたしにはいいかげんなレッスンをして
のだめには あんなに時間も取って
わたしがしつこいから仕方なくレッスンをしてやってるっていうの?》
《パリまで来て これ?》

(ルイ)《パリ…》

(ルイ)《パリに来たら友達をつくって。恋をして。そう思ってたのに…》

(ルイ)サーモンサンド1つ下さい。
(店員)ウイ。
《あのときは。新しい生活への期待でいっぱいだったのに…》


家に帰るルイ。
《今は…》
あっ… ママ!
(ルイママ)あっ。おかえりなさい。
(ルイ)何やってんの?うわっ。わたしのブーツ!
(ルイママ)や~ね。また、こんな派手な靴買って。
あきれて、つい履いちゃったじゃないの。
(ルイ)あきれて、つい履く?
(ルイママ)そんなことより。これカードの請求書。
相変わらず服ばっかり買って。
(ルイ)いいでしょ。服を買うのは唯一の趣味みたいなもんなんだから。
(ルイママ)買うのはいいけど洗濯はしない。掃除もしない。ごみは捨てない。
片付けない。
(ルイ)たっ。たまたまよ。この2・3日忙しかったから。
(ルイママ)2・3日?
2・3日で ここまで…。  ・・・腐っているピザ?
(ルイ)ひい~!それは…。貸して!
(ルイママ)どうせこんなことだろうと思ったわ。
今日はあなたの好きなママのサラダ巻き作ってあげるから。
手を洗ってうがいしてきなさい。


(ルイママ)さあ 召し上がれ。
(ルイ)いただきます。
(ルイ)《料理の美的感覚が育つわけない》
(ルイママ)どう おいしい?
(ルイ)おいしいよ。ママの料理の中で一番。
(ルイ)《おいしかったら。もっと食べ物に興味あったのかしら》
ハァ…。それで、ママ、何の用で来たの?
用がなければ来ないって約束だったよね?
(ルイママ)あっ。あるわよ。
用があるのよ。ちゃんと。
出演依頼がいっぱい来てるのよ。何とマエストロ ラルストンとの共演依頼も。
(ルイ)わたしは留学中は演奏活動をしないって言ったでしょ。
(ルイママ)そうだけど。もう1年も休んだんだし。
全部とは言わないからマエストロとの共演とか。
あなたにとって価値のあるものには出てちょうだい。
(ルイ)「価値」って…。出ないって言ってるでしょ。
(ルイママ)出た方がいいのよ。あなたは分かってない。
あなたのためになることなのに。
あっ。
(ルイ)「あなたのため」って自分のためでしょ!
本当はママがピアニストに。そん孫ルイになりたかったんでしょ…。
わたしは、もうたくさんだわ!
部屋を出て行くルイ。
(ドアの閉まる音)
ルイ…。


(ルイ)《言っちゃった》
《ずっと思ってたけど言えなかったことを言ってしまった》
(おなかの鳴る音)
(ルイ)うっ…。サーモンサンド持ってくればよかった。
バッグも。

携帯を見るルイ。
名前のちあきのところで。

あっ…。

・・・電話をかける。心細くて?


(千秋)テンポ、もっと軽快に息を合わせて。では もう一度。

(ドアの開く音)あっ…。
(女の子)はい。そこまで。終楽章はまた来週。
残念。おじさんたち時間 過ぎてますよ。
(女の子)市民バレエ団の練習時間なんだからね。
(団員)ホントだ15分も過ぎてるよ。
(団員)撤収 撤収。
(団員)俺たち最近すごいよな人が変わったみたいだ。
(団員)集中して15分もオーバーするなんてな。
《お前ら 20分 遅刻のくせに》
(シモン)まあ。いいだろう。
(千秋)えっ?
(シモン)今日は いいリハだった。

(千秋)フッ。
《貧乏オケ状態は相変わらずだけど。
 オケの雰囲気は良くなったし。最近の公演もうまくいっている》
《今シーズン いい結果が出せればもっと…》

携帯が鳴る。
(千秋)あっ…。
(千秋)ルイ?
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