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のだめカンタービレ フィナーレ #5 Leçon 5 [のだめカンタービレ]

コンクールに、ユンロン、ターニャ敗退。
故郷に帰るつもり2人。
ターニャが学校以外は引きこもる。
ターニャを慰めるつもりで、千秋と黒木がいく。黒木が口を滑らせるが。
どんひきされる黒木。ターニャ、突き放す。ターニャが気になる黒木。

のだめは、コンクール本戦を聞いて、出たいと思う。
すぐに帰って、千秋に報告。抱き合うように見えて、ずれている2人。
気に入った曲を聴かせるのだめ。聞くだけで憶える珍獣。

そののだめをオクレールは、コンクールはだめという。
落ち込んでしまうのだめ。

イツマデヤレバイイデスカ?

?????

千秋は、なんでこの曲なんだと。・・・あれ?なにか因縁が。

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カントナ国際コンクール

ターニャ

バッハ:平均律クラヴィーア
第1巻22番 変ロ短調

ピアノ部門 一次予選
演奏者 No.10 タチヤーナ・ヴィシニョーワ

♪(ピアノの演奏)

♪~

(のだめ)ほえ~。
(フランク)《すごい集中力だよターニャ》

(フランク)《ロシアの雪が見えるよ》

♪~

(歓声)
(ターニャ)《わたし… やった?》
(歓声)

(係員)次の人。出てください。
あがっているユンロン。
(ユンロン)うっ うう…。
(係員)大丈夫ですか?
(ユンロン)《また始まった…》
《この間のコンクールもこれで…》
《緊張でぼろぼろになったのに…》
《この前より ひどい…》

(ユンロン)《なぜ 今までの人生が走馬灯のように…》
頑(のだめ)張れ!
(ユンロン)んっ?
(フランク・のだめ)わ~。
(ユンロン)《普通 最前列に座るか!》
(フランク・のだめ)《わくわく わくわく》
(ユンロン)《そうだ。ここは、いつものアパルトマン》
《あのデリカシーのない連中がいつも僕の演奏を聴いている》
《だから 僕は…》

バッハ:平均律クラヴィーア
第2巻4番 嬰ハ短調

演奏者 No.25 李雲龍

♪(ピアノの演奏)
♪~

(フランク)はあ~…。
(のだめ)これは難しいフーガの曲。
(フランク)大丈夫。

(フランク)ユンロン…いい演奏してる。

♪~

♪~

(歓声)
(フランク・のだめ)わ~。
(歓声)

(ユンロン)《あと1曲…》

(ユンロン)《何だっけ?》
・・・忘れてしまう。おおぼけ。

♪~


ピアノ部門 一次予選結果発表
ナンバー3 マルフ・ミラノ。
ナンバー5 マリア・フィリプ。
ナンバー6 ジョン・エヴァンス。
ナンバー10タチヤーナ・ヴィシニョーワ。
(3人)あっ…。
(ターニャ)キャ~!ターニャ。1次 突破です!
(フランク)やった やった!
(のだめ)すごいです!
(フランク)すごい ターニャ!

ナンバー23・・・
(ターニャ)あっ。ユンロン 25番
ナンバー26 ステファン・アングラ。
カーン
(ユンロン)《僕は。燃え尽きた…》
・・・灰になった。


(ユンロン)いいんだ。僕は精いっぱいやったし。
これで 胸を張って国に帰れる。
(3人)えっ!
(フランク)帰るって…。
(のだめ)そんな…。
今日の失敗はあしたの成功ですよ。
(フランク)そうだよ。今回はちょっと選曲ミスっていうか…。
いい経験になったじゃないか。次に生かせばいいよ。
(ターニャ)そうよ。前と違って緊張も克服できてたんでしょ?
だったら 次は もっと…。
(ユンロン)僕はコンクールで演奏すること、
やっぱり好きになれないんだ。
それに北京にいる音楽教師のおじさんがピアノ教室を開くから
帰ってくるなら手伝ってくれって言ってるんだよ。
(3人)あっ…。
(のだめ)はい?
(ユンロン)最近中国じゃ子供にピアノを習わせたいっていう
裕福な家庭がどんどん増えてきてるんだ。
こっちよりあっちが熱い!高度経済成長期!
みんなもさどうしても仕事がなかったら。
中国来るといいよ。仕事紹介してあげられるかもよ。
(ターニャ・のだめ)キイ~!
(ユンロン)アギャ~!


ちあき千秋先輩!
むん?
千秋先輩? どこですか?
。。。平気で風呂のドアをあける痴女。あっ、変態か!?
あっ 千秋先
ターニャが1次 通過です。
ユンロンは駄目でしたけど…。
(千秋)あっ…ああ…。・・・信じられない千秋。
あしたの2次予選先輩も一緒に行きますか?
あっ。先輩 あしたはマルレの本番でしたっけ?
(千秋)んっ?ああ、あした…。んっ?
つ~か。何、勝手に風呂 入ってきてんだ!
帰れ!
(のだめ)ギャボ~!


ユンロン
《今日はパリで最後になるかもしれない
 僕の舞台での演奏をのだめたちが聴きに来てくれてうれしかった》
《国に帰ってもピアニストとしてもっと成長したいし。
 演奏活動もしていきたいし…》
テガミを書きながら泣いている。・・・テガミバチ、あなたのこころをつたえ

ます。

♪~

テガミをくしゃくしゃにして捨てる。

窓から外を見て
《母さん…》
《ごめん…》


ターニャ
《2次予選ユンロンの分まで頑張る》


携帯に出る千秋
アロー?
(ユンロン)あっ。おはよう。千秋。まだ寝てたか?
(千秋)ユンロン?
(ユンロン)悪いね。朝早く。今日時間あったら。
ターニャの2次予選見に行ってやってよ。
あのオーボエの男とさ。
(千秋)んっ?
オーボエって 黒木君?
(ユンロン)そう。ターニャの王さま。
(千秋)えっ…。《マジかよ…》
想像する千秋。ターニャが、あれを。黒木はその気なし。


(千秋)はい。OK。
《ユンロンが1次敗退。ことし国に帰る》
《ターニャもあのコンクールに懸けてる》
《夜の本番まで時間がある》
《ターニャの出番は午後》
黒木君!
(黒木)んっ?

(黒木)ターニャのコンクールって。何で僕が!
関係ないのに!何で千秋君まで。そんな…。
《ターニャ 黒木君に何をした…》
・・・なぜにヒョウ柄。雌豹が狙っている。
(千秋)あっ。いや…普通に友達だし。あっ…。
黒木君もマルレのオーディションでターニャに伴奏してもらっただろ。
関係なくもないじゃないか。
唖然とする黒木氏
(黒木)そっ。そうか…。
(千秋)そうだよ…。
《本選に残ったら聴きに行こうと思ってたけど。
もしも落ちたら、こいつも国に帰ってしまうかもしれない…》
ターニャの2次予選を聞きに来た千秋と黒木

のだめとユンロン

ターニャ、思い出すのだめのピアノ。
(ターニャ)《のだめ…》
《のだめのあの音の粒…》
《わたしもあんなふうに…》

♪(ピアノの演奏)
シューマン (クライスレリアーナ) op.16

(ユンロン)《大丈夫自信 持って弾いてる》

♪~
《『クライスレリアーナ』はシューマンが傾倒していた作家
ホフマンの小説からとった題名》
《シューマンがクララとの結婚に反対され悩んでいたころ.
かなわぬ恋を描いたこの小説に自分を重ねていた…》

♪~

(ユンロン)《重ねてる。重ねてる》

(千秋)
《ターニャが これほど弾けるとは思わなかった…》
《2次で落ちるなんて心配し過ぎだったか》
そばの黒木をみる千秋。
♪~

(審査委員長)音楽よりも弾き手が目立ってどうする…。
(審査員)わたしは悪いとは思わないけど。
(審査委員長)んっ?大事なのはこの曲の音楽だ。

♪~

(歓声)

(ターニャ)《絶対 大丈夫》
《わたし。今回は自信あるの。きっと世界中が泣いたはず》

ピアノ部門二次予選 結果発表
ナンバー5 マリア・フィリップ。
ナンバー6 ジョン・エヴァンス。
ナンバー11 キム・ドン・ミン。
(ターニャ)あっ…。
《10番… 10番は?何で!》

まずは通過した方々おめでとう。
そして、落ちた人たちも気を落とさないでください。
皆非常にレベルが高く審査員の意見も様々でした。
この結果に自分を見失うことなくこれからも…。
・・・真っ白になるターニャ。

数日後
アパルトマン
(ノック)
(のだめ)ターニャ。ターニャ。
ターニャ 出てきてください…。
一緒に 本選聴きに行きましょう。
(ユンロン)みんな本当にレベルが高かったんだ。
技術はもちろんだけど百戦錬磨っぽい人とか。
センスのいい演奏する人も多くてさ。
(ドアの開く音)
(フランク)あっ…。
(のだめ)駄目です…。
ターニャ。出てきません…。
(ユンロン)ターニャだって、よくやったよ。
ただちょっと曲が変にターニャにはまり過ぎちゃったのかもね…。


電話
(千秋)あっ・・・。
アロー。
(のだめ)千秋先輩。
ターニャが部屋から出てこないんです。
(千秋)えっ?
(のだめ)あれからもう5日もたってるのに。
学校以外はずっと部屋にこもってて…。
(千秋)それで、俺にどうしろと?
(のだめ)黒木君に頼めってユンロンが。
だから 先輩お願いします。
(フランク)のだめ、早く。演奏が始まるよ。
(千秋)あっ。本選聴きに行ってるのか?
(のだめ)はい。いつかはコンチェルト。
のだめの最終目標ですから。
(千秋)あっ。
分かった。マルレのリハが終わったら
黒木君と様子を見に行ってみる。


本選
♪(オーケストラの演奏)
♪~
♪~
(シュトレーゼマン)《のだめちゃん。もっと音楽に正面から向き合わないと


本当に心から音楽を楽しめませんよ》
♪~


千秋、ターニャを訪問する。
(千秋)ターニャ 出てこい。
出てきたら、酒でも、飯でも何でもごちそうしてやる。
布団をかぶって、食べているターニャ。
(千秋)ふう…。
(黒木)ターニャ!
(千秋)あっ…。
(黒木)僕は感動したよあのシューマン。  ポテチをたべているターニャ。
それで…あっ。えっと…。
ドアが開く。
(黒木・千秋)あっ…。
(ターニャ)1時間で用意する…。  ・・・ノーメイク
(千秋)《ターニャ… 太った?》


(フランク)今の人 良かったね。
僕もオケとコンチェルトやりたくなっちゃったよ。
やっぱりそのためだけにでもコンクールって出るべきなのかも。
まあ。本選まで残らなきゃオケとは演奏できないけど。

(のだめ)のだめも 出たい…。

♪(『ラヴェルアノ協奏曲ト長調』の演奏)
♪~
♪~

のだめ、感激する。うさぎがはねている。妄想で。
ムッキャ~!
ギャボン!
ムキャッ!
・・・パリに日本の珍獣あらわれる。
(フランク)のだめ!
のだめ?
消えた…。

(のだめ)ブ~ン! あっ…。
ムキ~!
凱旋門のまえをはしりぬける珍獣。


ターニャをなぐさめる食事会
(千秋)なぜ お前までいる?
(ユンロン)僕は、タダでご飯が食べられる所ならどこにでもいるよ。
(ターニャ)わたしも、本選に行きたかったな…。
(黒木)あっ…。ぼっ僕も昔コンクールに惨敗したけど。
だから今の僕があるともいえるし…。
これから僕もコンクールに出るよ。
次のステップを踏むために…。
(ユンロン)お~。出るのか?
(ターニャ)あっ。
(黒木)だから。お互い頑張ろう。
次があるよ。
(ターニャ)次って適当なこと言わないでよ…。
(黒木)えっ?
(ターニャ)わたしはことし卒業で。このコンクールに懸けていたんだから…


それが駄目だったんだから終わりなの!荷物まとめて国に帰るのよ。
(黒木)帰るって。嫌なら院に行くとか…。
(ユンロン)国からの援助が切れるんだよ。
ターニャは1~2年とそんなに成績良くなかったし。
だからコンクールで挽回しようとしたわけだけど…。
(黒木)三善さんからの援助は?
(千秋)今までも住居援助だけで。生活費は出してないけど。
卒業したら何もなし…。
(ターニャ)はいはい。そういうこと。すみませんでした。
いまさらで。終わり。終わり。
(黒木)だったら、生活なんて…生活くらい僕んちですればいいだろ!
(ターニャ)あっ…。
(千秋・ユンロン)ああ…。
(ターニャ)あっ。ああ…。   どんひき
(ユンロン)それって愛の告白?いきなりプロポーズ!?
(黒木)えっ。いや、そうじゃなくて。
住むとこなんてどこだっていいんじゃないかって…。
それで学校に行けるなら。僕は別に…。
(千秋)じゃあ。タダでルームシェア?
(ユンロン)さすがマルレの主席奏者太っ腹…。どうする?ターニャ。
(ターニャ)ありえない…。何でわたしがヤスと?
付き合ってもいないのに…。
バッカじゃないの!
《わたしのこと好きでもないくせに…》
(千秋)おい…。
(ターニャ)バーカ!バーカ!ホント。バカ!
・・・つんつんのターニャ。
部屋を出て行ってしまう。


かわりにどたばたとせわしない足音。、
(足音)
(3人)あっ…。
ドアを開けて飛び込んでくるのだめ。
(のだめ)ギャボ~!
《のだめ?》
うけとめようとすると馬跳び
(千秋)おっ…。
(のだめ)ほっ!
(のだめ)ヒャピ!
(ユンロン)お~ 変態動物物語。
(のだめ)千秋先輩 大ニュースです!
今日コンクルのピアノ本選すごかったんですよ!
すっごくいい曲聴いちゃったんです。
のだめ。絶対あの曲を先輩とやりたいです。
(千秋)えっ?
(ユンロン)何て曲?
(のだめ)むん…。
(千秋)何だよ。
(のだめ)いや。あの…言っちゃうと減るというか。なくなりそうで…。
(千秋)んなわけあるかよ。
(ユンロン)言っておかないと。千秋、ほかの誰かとやっちゃうかもしれない

よ。
(のだめ)ギャボッ…。
ラヴェル…。ラヴェルの『ピアノ協奏曲ト長調』です…。
(千秋)あっ…。
(黒木)うん。あの曲めぐみ恵ちゃんにぴったりかも。
(のだめ)そうですか?
(黒木)カワイイというかちょっとジャズ要素もあって楽しい曲だよね。
(のだめ)そう。そうなんです!楽しい。
聴かせますよ。今日、初めて聴いたんでだいたいでしか弾けないですけど…。

(のだめ)「パン!」ってむちの音から始まって。ピッコロ。
♪(『ラヴェルピアノ協奏曲ト長調』の演奏)
(黒木)《すごい…》
《前もうまいと思ったけど次元が違う…》
♪~
♪(『ラヴェルピアノ協奏曲ト長調』の演奏)
♪~
ターニャ、のだめの今日を聞いて
(ターニャ)
《わたしは、どうして…もっと時間を大切にしなかったんだろう…》
♪(『ラヴェルピアノ協奏曲ト長調』の演奏)
(千秋)
《何で…
 何でこの曲なんだよ…》
《何で よりにもよって…》


(のだめ)私は やっぱりコンクルに出ます!何と言われようと。
(オクレール)それより、はい。目の前の課題。まだ課題曲6曲と試験の曲も

ありますよ。
ベーベちゃん。
(のだめ)ムキ~!何でいつまでもベーベちゃん?
最近はレストランでもちゃんとマダムって呼ばれるんですよ!
何で駄目なんですか?ちゃんと理由を教えてください!
(オクレール)この曲。この前から、ちっともできてない…。
何でこの曲やってると思ってるの?
やらされてると思ってる?何も考えてない?
目の前の音楽にちゃんと向き合えてないのに。
何でコンクールの話なんかできるかな…。

悲しい顔をするオクレール。


ターニャ
♪(ピアノの演奏)
《いまさら悔やんだって仕方ないけど…わたしだって。まだやれる》

それを外からみている黒木

♪~

(リュカ)のだめ?どっ。どうしちゃったの!
まさか 急病?大丈夫?
(のだめ)何で…。
(リュカ)えっ?
(のだめ)のだめ。もうじゅうぶん正面から向き合ってるのに…。
いつまで…。

イツマデヤレバイイデスカ?


千秋
《『ピアノ協奏曲ト長調』…》
《本当に…
 何でこの曲なんだ…》
♪~



(千秋)ハロウィン
(のだめ)シーズンオフです
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