シドニアの騎士第九惑星戦役 #04 激昂

怒ったのは、一体と１人
その結果は被害が大きいが、勝てた。。。死者は相変わらず多い。


。。。出撃。姿につむぎ！

（纈）これはレム恒星系へ植民に向かった人たちの船。
（管制官）敵奇居子ガ５５０推定内包本体数５００個体。本艦へ向け奇居子を射出。

（纈）衛人隊出撃用意。

（弦打）融合個体が一体で出ただと!?


（管制官）胞衣急激に展開！
（纈）つむぎ止まって！
（管制官）胞衣で造られた袋状の構造です。奇居子と共につむぎが閉じ込められました。

（念信）お父様胞衣衣体積が急速膨張しています。
　私たちを押し潰すつもりですわ。
（岐神・念信）ふん。逃げられないのは向こうも同じだ。
　ちょうどいい。人工カビを仕込んだ爪の　切れ味を試してみるか。
（念信）はいお父様。



（纈・通信）現在融合個体つむぎが奇居子に閉じ込められ通信が取れなくなってるわ。

（航行長・通信）　移民船に擬態したガ５５０奇居子第二群を射出。
　本艦へ進攻中の奇居子本体　更に１０３個体。
（纈）衛人隊は接触点にて邀撃隊形を展開。各個撃破して。
（操縦士たち・通信）了解！

（サマリ）機首反転。全機減速。

（管制官・通信）衛人隊　接触点座標修正４０５。掌位解除の後、火力迎撃隊形を展開。

（管制官）奇居子第二群　あと３分で衛人隊と会敵します。
（管制官）衛人隊邀撃隊形を展開中。完了まであと７０。

（纈）この奇居子第二群も先ほどの第一群同様連結して胞衣の袋状構造を展開させる可能性があるわ。
　距離のあるうちに　狙撃して蹴散らして！
（サマリ）了解。各小隊火力邀撃隊形展開急げ！

。。。体勢

（融合個体管制官・通信）融合個体つむぎへのヘイグス通信継続試行中。外部からの通信波。
　依然胞衣の干渉により遮断。

（管制官・通信）奇居子第二群　間もなく貫通弾射程内に入ります。

（サマリ）貫通弾射撃用意！


（サマリ・通信）前衛各班　奇居子第二群各個に照準。撃ち方始め！

。。。攻撃。一方的


（管制官・通信）貫通弾奇居子第二群に命中！１３体の泡状分解を確認。

（サマリ）後衛各班　前衛が撃ち漏らした目標に対し近距離優先で連続射撃。
　近づけるな！
（操縦士たち・通信）了解！

（サマリ・通信）撃ち方始め！
。。。地味な攻撃


（管制官）衛人隊各班　前衛後衛ともに損害はなし。
（管制官）第二波攻撃命中。　更に７体の撃破確認。
（纈）よし。接近戦は避け班単位の　中距離包囲戦術でしとめて。

（サマリ・通信）了解。各小隊攻撃を続行！

（融合個体管制官）つむぎを　閉じ込めた奇居子に変化。体積が急激に上昇していきます。
（纈）あっどうなってるの？

（融合個体管制官）　内部状況は不明です。つむぎとの交信いまだ途絶。
（管制官）状況確認を優先。領域内に観測を集中せよ。

。。。変形
　破裂

（融合個体管制官）袋状構造が破裂しました！奇居子の反応が一つもありません。
（管制官）奇居子第一群の反応および胞衣干渉波ともに消滅。

（融合個体管制官・通信）全ての　奇居子が泡状分解したようです！
。。。驚き


（纈）融合個体は無事なの？
（融合個体管制官）いました！融合個体つむぎの生存を確認。
。。。安堵

（纈）よくやったわつむぎ。
　あなたケガをしてるの？
　今すぐ撤退して。聞こえている？応答しなさい。


（岐神・念信）つむぎどうした？なぜ黙ってるんだ？
（念信）だ　駄目　たい。
（岐神・念信）なんだと？よく聞こえないぞ。
（つむぎ）絶対に駄目あんなこと。
　奇居子は今私にすごくひどいことをしました。
　私の友人や仲間には
　あんなことさせない。私はまだ戦えます。


（岐神・念信）駄目だつむぎ！勝手なことをするな！
　それに今の戦闘でお前はだいぶ消耗してしまった。お前はこれ以上戦うのは無理だ。
　あとは衛人隊に任せよう。
（通信）命令に背くことをお許しください。奇居子は私一人で破壊します！


（融合個体管制官）融合個体つむぎ退避してください。


（管制官・通信）奇居子第二群　衛人隊の近接宙域まで接近中。


（纈）つむぎ！もうあなたは十分役に立ってくれたわ。もういいから撤退して！

（融合個体管制官）　つむぎヘイグス粒子密度上昇。

（岐神・念信）くそっやめるんだつむぎ！


。。。暴走
（融合個体管制官）つむぎ　奇居子第二群を追撃しています。
（纈）つむぎ。衛人隊の戦況を報告。
（管制官）現在　奇居子第二群は半数以上を撃破。衛人隊の損害は大破３中破１５。
　戦力比は優勢を保っています。
（航行長）ガ５５０と衛人隊の接触まであと８０００キロ単位。

。。。攻撃
　　　奇居子の反撃
　　　つむぎの暴走

ああっ！
（岐神・念信）くっ！　くそっ言うことを聞け！

（長門）つむぎやめるんだ！


（長門）くそっ　つむぎに当たってしまう。
　イザナ！

（イザナ）つむぎ！

。。。イザナが止めに
つむぎ言うことを聞いて！
つむぎ！はっ！


（管制官）　科戸瀬機大破！操縦士負傷！


。。。奇居子の攻撃

（長門）くっイザナを頼むつむぎ！
（通信）ははい！

（岐神・念信）はぁ。やっと正気に戻ったかつむぎ。すぐに撤退するんだ。
（念信）申し訳ありませんお父様。

（サマリ）あと少しだ。殲滅しろ！
。。。さらに攻撃


（管制官）　衛人隊奇居子第二群を殲滅！

（纈）融合個体つむぎ　科戸瀬機を牽引し戦線を離脱して。
（通信）了解しました。

（管制官）ガ５５０　いまだシドニアに向けて進攻中。
（纈・通信）　衛人隊攻撃隊形を立て直して。
　ガ５５０を迎撃。
（操縦士たち・通信）了解！

（管制官・通信）ガ５５０本体は　胴体中央部分に偏在と推測。各機円環隊形を展開せよ。
　衛人隊　間もなくガ５５０と会敵します。

（サマリ・通信）円環隊形斉射用意。

　　撃てぇ！
　　

。。。攻撃


（管制官）本体撃破多数確認。残り本体数およそ３００個体。
（纈）大丈夫弾はその何倍もあるわ。

、。。不安。
（纈）お願い　このまま何も起きないで。


（管制官）ガ５５０の構造に変化！表面の胞衣が変形しています！

（纈）急いで構造解析して。

。。。雄叫び。けものの雄叫び


（纈・通信）全機不測の事態に備え攻撃中断。

（サマリ）攻撃やめぇ！奇居子から距離を取れ。
。。。怪しい攻撃

（勢威）また　袋状構造を展開させるつもりか？
（弦打）あんなもんに飲み込まれたくねぇ。奇居子の体内はこりごりだぜ。

（長門）あの形。

。。。？
（サマリ）穴の中心に何かあるぞ。

（長門）あれって。

（管制官）中心の物体は　ガ５５０の残り全ての本体が一つになったもののようです。

（纈）あっ。この構造まさか　ヘイグス配荷器？

（弦打）ヘイグス粒子砲か！
（勢威）シドニアを直接狙うつもりだ！

（砲雷長）ガ５５０の　ヘイグス粒子密度急激に上昇！
（纈）これが射出された場合の被害は？
（砲雷長）シドニアのあらゆる防御装置が確実に破壊されると予想されます。
（纈）そんな。
　衛人全機正面の穴に突撃。なんとしても発射を阻止して！
（サマリ・通信）了解！

（サマリ）絶対に撃たせるな。　有効射程内に急げ！


（勢威）全機正面の穴の奥を狙え！

（弦打）急げ急げ！
。。。必死さ


（焔）周囲の壁が邪魔で届かない。
（煉）もっと正面に接近するしかないよ。

。。。撃つ様子
（長門）まずい！

。。。攻撃。衛人体が被害を受け


（砲雷長）このままでは直撃します！


（念信）あっ。
（岐神・念信）どうした!?なぜ止まるつむぎ！
（通信）イザナさん目を閉じて。
（イザナ）つむぎ？


（岐神・念信）なっつむぎ何をする!?
（念信）んんっ！
。。。？


。。。それた攻撃。それでも。。
（小林）くっ！うぅ。
（管制官たち）あぁ。
（纈）外れた？
（砲雷長）つむぎと科戸瀬機の接触点で軌道が変化しました。


（勢威）き軌道がそれたのか？

（サマリ）融合個体が曲げたのか。


（融合個体管制官・通信）つむぎと　科戸瀬機ともに消息不明です！
（長門）あっ！

（砲雷長・通信）ガ５５０のヘイグス粒子密度が再び上昇！

（サマリ）くっ！今度こそ阻止しろ！


（砲雷長）出力観測値より　ガ５５０の内部解析進行中。
（纈）もう一発撃ってくる。全機奇居子の正面から離脱して。
（砲雷長）ガ５５０のヘイグス粒子密度臨界まであと僅かです。
（小林）敵砲撃の射出に合わせて、緊急回避。
（管制官）同等出力で直撃を想定。被害予測を再計算。

。。。長門が反撃に


（管制官）谷風機急速離脱！　えっ？
（煉）谷風何を！
（焔）どうして逃げるの!?

。。。特攻をかける長門
　　　でも。。。　成功する。崩壊が。


（サマリ）本体露出！全機一斉射撃。撃てぇ！

。。。攻撃が成功して、歓声

（管制官）　奇居子本体の泡状分解を確認。ガ５５０を撃破しました！


（纈）生存者の捜索を急いで！


。。。彷徨う長門
（焔・通信）谷風平気!?
（長門）ああ平気だよ。ありがとう。
（煉・通信）ったく　相変わらずむちゃするなぁ。

（管制官・通信）本戦域での脅威は排除を確認。
（管制官・通信）各機通信途絶した　両機の捜索を続行せよ。

（長門）あっ　イザナ！
　イザナ聞こえるか!?
　つむぎ！


（通信）ザザー
（通信）イザナ！つむぎ！
。。。だめだめ。


（通信）　誰かつむぎ早く助けて。誰か早く助けて！
（長門）イザナ！

。。。危ない状態
（イザナ）ああっ。
　つむぎがつむぎが。