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テガミバチ REVERSE #10 「ベリタブリィー修道院」 [テガミバチ]

・・・コナーのおかしな行動!?
   ラグ、修道院に潜入。女装して、でも、見つかってしまうロダに
   首都にむかうなぞの生き物。・・・そんなもの北のあの国へしたほうが


。。。撃つノワール。
(ノワール)こころが欲しいか?チビ。
。。。与えるこころ。

そして、鎧虫倒す。。
(ロダ)ノワール!
(ノワール)大丈夫。
行きましょう。ロダ。
(ロダ)はい。


。。。気がつくザジ。
(ザジ)あれは!
(ラグ)いたたた…。
(ザジ)ラグ?
ここは?
(ラグ)ピアスの町だよ。
帰館途中に寄ったらBEEが倒れて運び込まれてるっていうから。
いったい何があったの?ザジ。
(ザジ)ノワールにテガミを奪われた。
(ラグ)ゴーシュに? ゴーシュに会ったの?
(ザジ)ああ。
そしてノワールの記憶で鎧虫を見た。
鎧虫は脱皮して空を飛んでいったように見えた。
あんなヤツ初めてだぜ。
(ラグ)そ、そMの鎧虫ってあの洞窟の氷から出てきた…。


あの生物たちはいったい?
ヤツらはこころがすべて抜け落ちたとき 変化を始める。
摩訶は世界の秩序を乱さぬようヤツらが変化をとげる前に凍らせて
この地に閉じ込めている。
あれはお前が目に宿すものと同じ精霊虫の成れの果てなのだ。
え?

はるかなる太古。
精霊虫は大地の霊的なエネルギー存在が小さな虫と融合して生まれた選ばれし生き物だった。
だが、命を終え肉体からそのこころがすべて抜け落ちたときまったく異なる生物へと変化をとげた。
なくしたこころを求めるだけの哀れな器。
鎧虫という生物に。
え?鎧虫?
そんな僕の目の中に テガミバチの天敵が…。
お、お姉さん。それは僕の精霊虫もいつか鎧虫に変化するっていうことですか?
BEEたちの持つ精霊虫も?
こころが抜け落ちる前に琥珀となれば
鎧虫には ほぼ変化しないといっていいだろう。
よかった。
ん?
この目の精霊琥珀は母がくれたものなんです。
僕が産まれたときにかかった病気を治すために。
だから僕はこの石の力をもらって生きることができた。
ずっと一緒の、母がくれた大切な目。
僕の命を救ってくれた精霊がこころを失って鎧虫になってしまったら悲しいです。
う、その精霊虫は今もお前を助けともに生きている。
よい母を持ったな。
お姉さん。
だが、琥珀化もせず。この地で眠っているすべてが鎧虫として目覚めたならば
世界が大変な混乱に陥るのは間違いない。

そうだ。ゴーシュ… えっと黒ずくめの男が洞窟へやってきませんでしたか。
ああ。
その男は何を?
幼虫を1体目覚めさせ、連れ去っていった。
えっ! 止めたりしないんですか。そういうの。
1体ごときものの数には入らん。
この地には数千からの精霊虫が眠っているのだからな。
えっ!?そんなにたくさん…。
摩訶はこの地を精霊の庭と呼んでいる。
精霊の庭…



(ザジ)まさか精霊琥珀の虫が鎧虫になるとはな。
問題はノワールが目覚めさせたあの鎧虫がどこへ飛んでいったのか。
ヤツらがテガミを略奪していることも何か関係がありそうだ。
(ラグ)ザジ。
この国は僕らの知らないことばっかりだね。
僕らを雇うアンバーグラウンド政府や首都がどんなところかも
本当のことは何も知らされていないんだ。

(ザジ)わかんねえこと気にしててもしかたねえだろ。
それよりコナーとテガミが心配だ。
いくぞラグ。
(ラグ)うん。


。。。馬車で帰る二人。
(ザジ)そういや。ラグ。テガミ弾に込めるノワールへのテガミは完成したのかよ。
(ラグ)うん。おとといピアスの町に着く前に。
(ザジ)よし。そいつをノワールにぶち込めば。
(ラグ)でも自信ないんだ。
僕のテガミがゴーシュのこころに届くかどうか。
(ザジ)届くさ。
じゃなきゃ。俺がヤツに悪意の心弾ぶち込んで
ぐちゃぐちゃにへこませてやっからよ。
この前の礼は 1、000倍にして返さねえとな。
(ラグ)ザジ。

(ザジ)ミス・マスカラトカゲだ。
(ラグ)このルートは鎧虫ポイントもないしすごく安全な道なのに。
(ザジ)凶暴で足の遅いマスカラトカゲを連れているなんてよほど大事なものを 運んでるんだな。
(ラグ)見えてきたよ!ラメントの町だ。
(ザジ)あそこに コナーが配達にきてるはずだ。

(鐘の音)
(ザジ)ラグ いたぞ! 倒れてる!
(ラグ)えっ!?

(ザジ)コナー。どうしたしっかりしろ!
ノワールに襲われたのか!?テガミは無事か!?
(コナー)ラグ… ザジ?
(ラグ)よかった。僕たちがわかるんだね!
(ザジ)しっかりしろ コナー!
ほら。リンゴ!
(コナー)いらない。
なああ。


(ラグ)大変だ… コナーのこころが死んじゃった。
ああ。
(コナー)ザジ…。
お金貸してよ。クッキー買うから。
(ラグ)なにこの袋の山?
修道院クッキー。これ全部食べたの?
(コナー)うん。だからお腹いっぱいでさ… ゲフッ!
リンゴはあとで食べるよ。
そろそろ食べようかな。
(ラグたち)早っ!


(二人)え~っ!?
(ザジ)修道女を好きになった!?
(コナー)うん。
ベリタブリィー修道院 ここだ!
すみません クッキーください!

こんにちは。クッキーは バターとシナモンとコーヒーのが。
(コナー)全部 3袋ずつ!
1、800リンです。
(コナー)はい。おつりはお布施に。
あなた… BEE?
(コナー)はい。集荷しにきました!
テガミあるなら、持っていきますよ。
今はありませんので… どうぞ。
ありがとう。BEEの人。修道院クッキーの優しい味をどうぞ。
ああ。


(ラグ)じゃあ。コナーはその子に会いたくて
何日も修道院のクッキーを買ってるってこと?
(コナー)うん。
(ザジ)くっだらねえ。
心配して損した。
(コナー)でも、そのきれいな子に会えたのは最初だけで
そのあとはずっと赤毛のマトリョーシカみたいな子なんだ。
(ラグ/ザジ)マトリョーシカ?


(サニー)あら、コナ-さん。また来てくれたんですか。
(コナー)やあ。サニー。
(サニー)今日、もう3回目ですよ。
(コナー)あの女の子いる?
(サニー)何度も言うようにあの子はあのときだけなのですよ。
クッキー作りは私の担当なので。
(コナー)はあ。
(サニー)いくつですか?
(コナー)3袋!ザジ。お金。
(ザジ)まだ食うのかよ?
どうぞ。
(コナー)さすがに飽きたけど…。
あ~ん。
でも おいしいものはうまい!
(ザジ)あたりめえだ。
(サニー)ウフフ。
(ラグ)あの…。
ここに その女の子を呼んでもらうことは できないんですか?
(サニー)ここは女帝様を信仰する厳格な修道院ですから
こうして お話しするのも本当はいけないことなのです。
名乗ることも 禁じられているのですが。
(コナー)えっ。そうなの?サニーも?
(サニー)ここ数日、コナーさんが本当によくいらっしゃるので。
いつの間にか。
(ザジ)もういいだろ。コナー。諦めろよ。
今はそれどころじゃねえんだ。
(サニー)あの!あ?
BEEの方が3人もこのラメントの町にどんなご用事が?
(ザジ)ちょっとした行き違いでね。もう ユウサリに戻るよ。
(サニー)コナーさんもユウサリに?
(コナー)僕はもう一日いる予定。
(ザジ)なに!?
(サニー)ではまた明日!
クッキーたくさん作っておきますね!

(ラグ)
《あの子もしかして コナーのこと…》
え?

(トカゲの鳴き声)
《あれは さっきの》
ありがとう。急いでそれを中へ。
《ロダ!》

(ザジ)何、見てんだ?
(ラグ)ザジャー!!
。。。隠れる二人。
うん?



(ザジ)あの修道院がリバースの拠点!?
確かに連中の隠れ処はあちこちにあるらしいけど。
(ラグ)間違いないよ。コナーが好きになった色の白い子って もしかしたら…。
(ザジ)ああ。おい、どこ行くんだよ。ラグ!
(ラグ)僕、旅人のフリをして修道院に潜入する。
(サジ)なんだって!?
(ラグ)リバースは この町で何かをやろうとしている。調べなくちゃ!
ロダがいるならゴーシュも きっとここに現れる!
よし。ザジは帰還!館長の指示を仰ぐんだ!
(ザジ)ゴーシュさんのことになるとすぐにムキになりやがって。
どうやって潜入すんだよ。
あそこは 男子禁制の女子修道院だぜ。
(ラグ)え?


(ノック)
(サニー)はい。どなた?
すみません。僕…。
いえ、私、燃料石を売りながら教会や聖堂を巡礼している者なのですが
今日 泊まるところがなくて。
(サニー)まあ。大変!
私と歳も変わらないような子がヨダカを巡礼とはなんと立派な。
さあ。入ってください。なんとかかけあってみましょう。
あ、ありがとうございます。

(ザジ)すげえ。ラグのヤツ。
何も怪しまれず。あっちゅう間に中入っちまった。
異様なまでに似合うな。アイツ。


(サニー)私。サニーです。あなたは?
えっ!? ラ… えっと。ララです。
(サニー)ララちゃん…。

(サニー)ごめんなさい。これから大事な祈りの刻なの。
少しの間ここで待っていてもらえますか?
あっ。はい。
(サニー)戻ったら空いてるベッドを探しますね。

《あんな優しい子もリバースの一員なんだろうか?
 考えてる場合じゃない!中を調べるチャンスだ!》

(サニー)
《急がなきゃ!》

《どこまで行くんだろう?
 それにしてもなんかスースーする》

(サニー)遅くなって申し訳ありません。

《見張り!?》

。。。集まり
《こんなにたくさんの人が》
《あ。ロダ!》

(ロダ)町に最後のテガミが運び込まれました。
このラメントの町での人柱が成功すれば我々 リバースの計画は政府やBEEにも止めることは
できなくなるでしょう。
人柱は世界を救う礎。
首都政府によって失われていく世界のこころを救うのです。
あなた方人柱が救うのです。
アンバーグラウンドを再生せよ!我々はリバース!
我々はリバース!
(ロダ)すべてを正しき形へ!リバース!
(一同)リバース!リバース!
《サニー… 人柱が世界を救う?いったいどういうことなんだ?》


(罪j)おい ちゃんと話聞けよ! コナー!
いいか? あの修道院はリバースの隠れ処で…。
(コナー)そんなのあるわけない!
毎日クッキーを買いに行ってるけどおかしなところなんて何もないよ!
それにあんなきれいで優しそうな女の子がテガミを盗んだり
そんな悪いことできるはずがないじゃないか!
(ザジ)ヤツらは正しいと思ってやってんだっての!
ったくアホか!
俺は報告しに帰館するからな!
コナーは修道院をしっかり見張ってろよ!
(コナー)ラグは?
(ザジ)ラグ?
う~ん…。
《僕も女装して潜入したいとか言い出しかねねえな…》
ラグも別の場所で見張ってらぁ。じゃあな!
今のラグには ニッチがいねえんだ。
何かあればお前だけが頼りなんだぜ!コナー。
頼んだぞ!
(コナー)フンッ!


(コナー)
《みんな どこへ行くんだろう?》

(足音)
《リバースが首都や政府の何を知っていて何をするつもりか確かめなくちゃ》

(ロダ)そこのあなた。
え?
(ロダ)この通路は修復中で通れませんよ。
初めて見る顔ですね。
た、旅の者です。
今日はここで休ませてもらえることになったんですがサニーさんと
はぐれてしまって…。
向こうを探してみます。
え?
(ロダ)きれい。この髪は銀色?
は、はい。
(ロダ)目は琥珀色かしら。
はい。
(ロダ)かわいいのね。
え?
あ、あの…。
(ロダ)逆らってはダメ。
ああ。
(ロダ)テガミバチでは何も救えないの。
ラグ・シーイング。
。。。短剣できりかかるロダ


(ロダ)あなたに邪魔はさせない。
(ラグ)ロダ。何をするつもりなんだ?
(ロダ)あなたこそそんな格好で何をするつもり?
(ラグ)あっ。いや。これは…。
(ロダ)スカートの中まで丸見えよ。
(ラグ)うわぁっ!
《え、僕は何を…》

(ラグ)ラグロケット!
心弾銃は… あんなところに。

(ロダ)本当にかわいいのね。何も知らない政府の働きバチ。
(ラグ)え?
(ロダ)高いエネルギーを持った精霊という生物を人の手で作り出す計画。
首都で私はいくつもの生き物と融合された。
失敗作の烙印を押され捨てられた私には融合以前の記憶はない。
(ラグ)ああ。あれが…。
(ロダ)私の持つこのこころはどの生き物のものだったのかわからない。
首都 アカツキは哀れなこころを食い物にして繁栄しているのよ。
。。。ラグに手を出すロイだ
(ロダ)でも、もうすぐそれも終わる。


(ロダ)首都はヤツがすべて食い尽くす。
(ラグ)ヤツ?


・・・ないかが首都に向っている。

(ラグ)お前たちはいったい…。
リバースは何をするつもりなんだ?


次回「カペルネ襲来」
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