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デュラララ!! #12 有無相生 の感想 [デュラララ!!]

なんだったんだろうね。
結局張間美香は、死んでなく、セルティに顔を整形されて、
誠二を騙していた。

誠二と竜ヶ峰の争いが、セルティに変わって、誠二を身をもって
守る美香。いきさつを語って。セルティ、気づいてしまう新羅の
やっていたこと。自分の首の有りかをしっている新羅のこと。

変わって、臨也が、誠二をバカにして。
そして、臨也が、竜ヶ峰に語り出す。非現実が欲しいなら進化する
しかない。・・・おいおい。ドラゴンゴールかよ。孫悟空?

新羅とセルティの不思議な関係。恋愛関係。

誠二と美香の似たような関係

竜ヶ峰は、臨也が、自分の事を田中太郎といったことで、まさかと
そう、甘楽は、臨也、セットンはセルティ、不思議なところで
繋がっていた3人

そして、いつもの日常が戻ってくる。
学校にいく誠二と美香、杏里は、昔のような関係はなくなる。

竜ヶ峰、杏里の関係が。。。それを語るセルティ。

最後に、臨也の元に来ている波江、矢崎製薬の動きは、臨也の手の上
で踊らされる。波江は、なにをしても後手に回る。
情報屋に翻弄される弟恋のバカ女。
セルティの頭を臨也に取られてしまう。
まさか、同じダラーズの元に頭があるとは、思わないだろうと臨也。

これで、何かを期待?自分でなにかをなそうとする意志。
セルティは、ヴァルキリ?聖なる勇者を天上に連れ帰る役目?
おいおい、ファンタジーになっているよ。
・・・アンダーグラウンドのやつが、語っている、

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(竜ヶ峰帝人)僕は数に頼る!
ピッ(操作音)

(遊馬崎・狩沢)来た~!
(渡草)これが… ダラーズ?
(波江)何これ? まさか?こいつら全員?

セルティに語る新羅
(新羅)例えば、僕と結婚すればいい。

(吉田)あれについても秘密を守ってくださっている。

セルティ「名前は?」
おんなは自分の名前をかたる。セルティ。

(臨也)思った以上だ。楽しいよ。

(セルティ)叫んでいるぞ!わたし私は 今 ここに生まれた!
赤い月

竜ヶ峰にせまる誠二
(誠二)セルティを返せ~!!

♪~
♪~
♪~
誠二、竜ヶ峰に向っていく。この前を遮るセルティ
グサッ!
(誠二)くっ!
(竜ヶ峰)ああ
(誠二)君には、感謝しなくちゃな。君がいなければ、姉さんはまた彼

女を
狭い研究室に閉じ込めてしまっていただろう。
(竜ヶ峰)矢霧君…。
(セルティ)うぅ…。
(竜ヶ峰)大丈夫ですか!?
(誠二)とにかく、セルティを返せ。警察が来る前に彼女とどこかへ逃

げないと。
(竜ヶ峰)だからって。こんな…。
(誠二)君に何が分かる?オレはガキのころから彼女をずっと見続けて

きた。
解放してやりたかった。広い世界に自由にさせて。
オレもその場所で一緒に暮らす。そんなことばかり
いつも いつも いつも いつも
いつも いつも 考えてきた。
(竜ヶ峰)あっ。
(誠二)やだなぁ~。愛の力は誰にも止められないんだよ?
それに引き換えお前はなんだよ。さっきも今も数だけに頼って…。
ドカッ! セルティ、ナイフを蹴る。
(誠二)うっ!
オレの愛は、この程度じゃ砕けない。
ガン! セルティがナイフをける。
(誠二)くっ!
ガン!
(誠二)効かない!痛みはあるが忘れる!
オレとセルティの生活に痛みは必要ない!
だから、今この場で受ける痛みに痛みを感じない!
(竜ヶ峰)むちゃくちゃだ!
セルティ、鎌を作って、誠二に向き合う。
♪~
鎌をふるうセルティ
(竜ヶ峰)あ
(誠二)くっ!
(誠二)はっ…。うわっ!
やめて~~!!
はぁ はぁ はぁ はぁ はぁ!
走ってくる自称セルティ
誠二の前に立つ。
やめてください!誠二さんは、厳しくて乱暴で人と違うところがあるけ

れど
悪い人じゃないんです!でも。それで…この人はもう好きな人がいる…


(竜ヶ峰)(心の声)≪違う≫
(セルティ)≪まさか…まさか まさか まさか…≫
(竜ヶ峰)≪違う。この子は…≫
(セルティ)≪これは… 私の首ではない≫
(竜ヶ峰)≪この子は… この子の名前は…≫
(竜ヶ峰)張間美香さん?
そうなんでしょう?あなたは矢霧君に殺されたはずの。
張間美香さんなんでしょう?
(誠二)うそだ…。
なあ?うそだろ?
(美香)ごめんなさい!

過去とかさなる瞬間
(美香)ねえ ねえ ねえ いるんでしょう?誠二さん!
(美香)今日も来たんですよ!
大変!鍵を開け忘れてますよ!
これじゃ。私が入れません!
もしかして、寝てるんですかぁ?
美香、鍵開け機を持ち出して
覚えてますか?受験のときに誠二さんの隣にすわ座ってたんですよ。私


右に座った子が竜ヶ峰とかいうすごい名字だったから
左隣の人はどんな名前なんだろうと思ってちらっと見たら
ひと目ぼれで。
目が合った誠二さんも笑ってくれて…
(美香)だから、誠二さん顔を見せてください。
お願いです。お願いです。ひょっとして元気がないんですか?
だから、出られないんですか?だったら 私が開けてあげます。
待っててください!
今すぐ…
カチャ
(美香)私ね。受験の日からいろいろ調べたんです。
誠二さんの誕生日も家族も… ん?

美香、首を見てしまう。
カバンをばたと落として。
♪~
後ろに来ている誠二。
(美香)はっ・・・。せ・・・誠二さん?
(誠二)見たな? ・・・見たなあ?ここはあみだ婆で
(美香)えっと。あの。私 その
 えっと… 誰にも言いませんから。えっと えっと… 大丈夫です!
 どんな趣味でも。私なら合わせてみせますから。
 えっと… だから、もう…
(誠二)いいんだ
(美香)誠二さん
(誠二)いいんだ
(美香)誠二さん?
(誠二)いいんだ
誠二、美香の頭をつかむ。
(美香)はっ!
(誠二)ふんっ!
グシャ!
(美香)ごめんなさい!
私、まだ死んでなかったんです!
そしたら誠二さんのお姉さんが…。
   改造手術
(波江)誠二に好きになってほしい?
(波江)いい子ね
(美香)そしたら…そしたら。お医者さんが来て。
少しだけ整形と化粧をすれば。あの首と…誠二さんの愛してる首とそっ

くりになるって。
君の名前は、セルティだ。それが、首の名前だからねって。
だから、誠二さんのためにセルティになろうとして…。
でも、波江さんはそれじゃ手ぬるいって。
私じゃすぐにバレるから手術か薬で私の情動か記憶を消し去るって。
でも、わたし、誠二さんの記憶を忘れたくなかったから。
(セルティ)≪私の名前を知っている者…。私が デュラハンであること

を知っている医者…。
そんな人間この街にたった一人しかいない≫

(美香)誠二さんといっしょ一緒にいたかったから!
だから 頑張ったんです!
そこをさるセルティ
(竜ヶ峰)ん?
ヒヒィーーン!(コシュタ・バワーの鳴き声)
(竜ヶ峰)あ
さってしまうセルティ。新羅をたたきに。
(誠二)うそだ…。そんな…。
じゃあ。オレは…。
(臨也)まっ。君はに本物と偽者の区別すらつけられなかったわけで
あんたの愛はその程度ってことだねぇ。ご苦労さん。
臨也もさっていく。
たおれこむ誠二。
(美香)誠二さん!
(竜ヶ峰)えっと… 君が命を懸けて彼女を取り返そうとしたことはすご

いと思う。
僕は張間さんのことを誤解してました。
確かに彼女は性格に問題があるけど。決してストーカーじゃないです。
だって、君は矢霧君のために命を張った。
それは自分の身勝手な欲だけじゃできないことなんじゃないかな?
殺されかけた相手をまだ好きってのはすごいと思うよ。いろんな意味で


張間さんは、矢霧君とにすごく似てるんだと思う。


新羅のところに戻るセルティ
バタン!(ドアの音)
ガチャ(ドアの音)
(新羅)おかえり。
セルティ、新羅の首根っこをつかんで
(新羅)「どういうつもりだ?」って言いたいんだろう?
君は次にこう言いたいんだ。
「お前は知っていたんだな?私の首があの研究所にあることを。
 お前のオヤジもお前も最初から『矢霧製薬』に協力してたんだな?
 もしかして私から首を奪ったのは、お前のオヤジじゃないのか!?
 それなのにお前は私にそれを隠し。死にかけた女の顔を勝手に切り刻

んで!
 私も化け物だが。本当の意味で人をくらうお前こそが化け物だ!」
ってとこかな?ああ。誤解がないようにあらかじめ言っておくけど
オヤジが君の首を盗んだ犯人かどうかは分からないし。興味もない。
それとあのプチ整形は彼女が望んでやったことで…
「矢霧」の連中が誘導させたのかもしれないけど
そこまでは僕の知ったことじゃない。
「お前は、私の考えていることが分かるのか?かな?」
うん 分かるよ。
君のことが20年も好きだったんだ。これぐらいのことは分かる。
(セルティ)はっ…。何を今更…。
ならば、なぜ今まであだま首の在りかを黙っていたのだ!?
(新羅)君が好きだから。だからこそ首の在りかを黙ってた。
首を手に入れたら君がどこかへ行ってしまう。
それが僕には耐えられない。
君の幸せのためなら、あきらめるとは言わないよ。
これは君と僕との愛を懸けた戦いだ。僕は決して君を離しはしない。
そのためなら、他人の愛も死も僕自身も矛盾してるようだが、
君の思いすらも利用してみせる。
♪~
セルティ、新羅から手を離す、
(セルティ)私はたとえ首が戻ってもなお前のもとから離れたりは…。
(新羅)たとえそれが君の意思だとしても首の意思だとはかぎらない。
考えたんだ。なぜこの世界で妖精である君が人間の前に姿を現している

のか?
首を失ったからこそ君はこの世に具現化することができたのではないか

?とね。
ならば、首を手に入れて記憶を取り戻した君は
まるで今までのことが幻だとでもいうように
煙のように消えていくんじゃないか…それが僕は怖いんだ。
♪~

セルティ、かたずけて、パソコンを打つ
(セルティ)お前は、私の言うことを信じるか?
(新羅)僕は、君を信じてる。逆に言うと君しか信じていない。
(セルティ)私も怖いんだ
      私は、死ぬのが怖いんだ
(セルティ)私は、今の私を殺せるヤツなど存在しないことを理解して

いる。
これは、おごりじゃない。単純な事実として受け止めているだけだ。
そこになんの喜びも感動も存在しない。だけど… いや、だからこそ怖い


私の中に死をつかさどる核が存在してないんだ。私の首こそがその核な

んだ。
誰かが私の首を破壊する。すると今の私は自分の意思や状況とはなんの

関係もなく…。
(セルティ)お前は、信じるか?
      眼球も脳味噌もないこの私が悪夢を見るんだ。
赤い月
(セルティ)その悪夢を見て恐怖に震える私を信じるか?
それが怖いから、自分で自分の死を管理したいと思うから
首を求め続けていたんだ…そう言ったら、お前は信じるか?
セルティ、振り返って新羅を見る。
(新羅)言っただろ?僕は君しか信じない。
まさに五里霧中だ。僕たちは推測の域を出ない考えで意地になっていた

んだね。
(セルティ)ふっ… バカみたいだな。
(新羅)うん。
(セルティ)なあ。新羅。
(新羅)何?
端末に打ち込んでみせる
 一発殴らせろ
(新羅)いいよ。
バキッ!・・・まともに顔をなぐるセルティ
(新羅)うっ…。じゃあ。こっちも1回殴らせてよ。
うなずくセルティ
カン ・・・ヘルメットが飛ぶ。
(セルティ)えっ?
(新羅)ほらな、セルティは素顔がいちばんきれいだ。
今のパンチは誓いの口づけの代わり。なっ?  ・・・だきしめる新羅
ドスッ!・・・セルティが腹にパンチ
ぐあっ!あぁ…。
抱き合ってソファに倒れる。
(新羅)泣いてるのかい?
セルティ、端末を打つ「お前は本当にバカだ」
♪~


(臨也)しかし、すごいよねぇ。ん?
誠二と美香がつきそって去っていく。
(美香)あっ…。

(門田)よう。臨也。
(臨也)おお。ドタチン。久しぶり。
(門田)やめろ!その呼び方。
(臨也)ところでさ。ダラーズの名前の由来知ってる?
(門田)ドルをよこせとかそういうんじゃねぇのか?
(臨也)それが違うんだよ。この組織ってのは基本的に何もしない。
ダラダラしてるから、ダラーズ。
そんなもんなんだよ。
(狩沢)ドタチン。さっきの見た~?黒バイクがさ…。
(遊馬崎)いやいやいや。あれ、マジっすか?
っていうか、やっぱオレの目の錯覚じゃなかったんっすねぇ!
「じゃあひょっとして、CGなの?」みたいな。
(臨也)そのCGもダラーズの一員なんだけどね。
(狩沢・遊馬崎)ええ~っ!!
(門田)本当か?
(狩沢・遊馬崎)すっご~い!すっご~い!すっご~い!
そして、去っていく臨也。

竜ヶ峰は、メスを拾う。
♪~

(臨也)正直驚いてるよ。
(竜ヶ峰)あっ。
(臨也)ネット上で相当の人数が、ダラーズを名乗っているということ


分かっていた。だが、今日突然集会をやるなんて言って。
わざわざ集まるのがこんなにいるとはねぇ。
ああ…人間とは本当に想像以上だねぇ。
ただ、帝人君は日常からの脱却をゆめみ夢見ているようだけれど
東京の生活なんて半年も過ぎれば日常に変わるよ?
更に非日常に行きたければ、よその土地に行くか。
あるいはもっとアンダーグラウンドなものに手を出すしかないねぇ。
でも、そっち側も踏み込めば、たぶん3日で日常になってしまうんだろ

うね。
本当に日常から脱却したければ、常に進化し続けるしかないんだよ。
目指すものが上だろうが下だろうがね。
日常を楽しみたまえ。
ただ、君に敬意を表して、矢霧波江の電話番号のネタは特別にタダにし

ておいてやるし。
このダラーズの創始者が君だという情報は売らないでやろう。
君の組織だ。利用したいときは勝手にするといい。
(竜ヶ峰)あっ。
(臨也)ふっ…。
(竜ヶ峰)えっ? あっ…。
ガシャーン!
(竜ヶ峰)はっ!
(静雄)い~ざ~や~。
(臨也)あ。そろそろ引き揚げ時らしいね。じゃあ 頑張れよ! 田中太

郎君。
(静雄)てめぇ。待ちやがれ!
(竜ヶ峰)うわっ!
(静雄)い~ざ~や~!
(竜ヶ峰)はっ。


掲示板でのこと
(田中太郎)今日見ましたよ~!
(田中太郎)例の黒いバイク
(甘楽)えー。黒バイク目撃したの?>田中太郎さん

(甘楽)ああ、えっとね。。。ぶっちゃけ
(甘楽)化け物みたいなもんなんです。
(田中太郎)化け物って、どういう事ですか?
(甘楽)ドタチンなんかは死に神だって言ってる。


(竜ヶ峰)えっ。まさか…。ええっ!?
・・・そう、彼が甘楽。



(セルティ ナレーション)
<翌日あっけないほどいつもの日常が戻ってきた>
<彼にも。彼にも。あの少年にも>
(紀田正臣)あのな。帝人。ネットで見たんだが
昨日、ダラーズの集会があったんだってよ~!
それがさ。なんと、サイモンと静雄もダラーズの一員だったらしい!
しかも、あの黒バイクがなんか首がなくて。壁を走って大鎌を出して。
なんつうかぶわぁ~って感じですごかったらしいぞ!
(竜ヶ峰)ちっとも分からないよ。

(セルティ)<そして、彼らにも>
(誠二)オレはお前を愛していない。
だけど、お前を見ているかぎりオレは彼女への愛を忘れることはない。
だから、オレはお前の愛を受け入れる。いつか彼女を取り戻すまでは。
うんと寄り添う美香
♪~


パソコンをいれて、掲示板に書き込みを竜ヶ峰
--田中太郎が入室しました。
(田中太郎)こんばんは
(セットン)ばんわ~。待機してました
(田中太郎)どうもです。
(田中太郎)今日は眠いんで早めに退散させてもらいます
(セットン)あー、寝不足?徹夜でもしました?
(田中太郎)ええ、ちょっと
(セットン)甘楽さんはまだみたいですね
(田中太郎)甘楽さんは・・・
(田中太郎)来るんですかね
(セットン)あ、何か急用が入ったみたいです
(田中太郎)あ、そうですか
(セットン)すいません、お先に失礼します
(田中太郎)お疲れ様で~す
--セットンさんが退席しました。

・・・セットンはセルティでした。

(新羅)悪いね。お楽しみのところ。急な仕事だよ。
端末に
 問題ないよ
と打ち込むセルティ

(セルティ)<そして私の日常もいつもと同じだ>
<会いたくない人間に偶然出くわすのもまたいつもと変わらない>

(臨也)ふっ切れたみたいだね。
いや~幽霊ってのはコソコソとして突然ドロンと出るから怖いのであっ


あれだけ派手に登場したんだ。もうあんたを怖がるヤツはいないさ。
そういや結局誰も殺さなかったね。あの鎌って何?切れないの?
ひょっとしてあの女追っかけてる?
必要だったらいつでも力になるよ。電話して。
  。。。いってしまうセルティ
(臨也)またね。

(セルティ)<矢霧波江の行方は知らない>
<だが、どうでもいい>
<私は私。なんら不足はない>
<いつもどおりの日々。過度の希望も絶望もない日常>
<何も変わらない>
<だがなんという充実感に満ちあふれていることか>
<私はここにいる。あなたはそこにいる>
<私があなたの救いなら。あなたも私の救いだ>
♪~

学校での竜ヶ峰
<そして、少年は考える。折原臨也に言われたことを>
<ありえない現実にあこがれる自分が
 果たして新しい現実に永遠を求めることができるのだろうか?>
<そして、その永遠もまた日常になってしまうのだろうか?>
ん?あっ…。
(誠二)悪かったな。いろいろと。
(美香)ありがとね。
(竜ヶ峰)あぁ…。

(美香)よいしょ…。
えっ?
(美香)よいしょ。
ちょっ… ちょっと。そこ、私の席。
(美香)あっ。クラス委員の後ろが空いてますよ。
はあ?もう。なんなの?いきなり来て訳分かんない。
杏里が誠二と美香を見ている。
それを見ている竜ヶ峰
♪~

(セルティ)<きっと彼女は以前のように張間美香とともに行動するこ

とは
なくなるだろう>
<それがいいことなのか。彼女自身にしか分からないことだ>
<だが、本当にそうか?>
<結局人は人の心など分からないのだろうか?>
<「常に進化し続けるしかない」あの男の言葉が頭に響く>
<あれだけ大胆なことをやった後、自分にはなんでもできると思ってい

た>
<なのに少年はみじんも予測していなかった同じクラスの女子を
 遊びに誘うのがこれほど勇気のいることだとは…>
(竜ヶ峰)はぁ~… ふぅ~。
<少年が少女を見つけるまであと30秒>
<少年が少女を口説いている親友を見つけるまであと35秒>
<少年が親友をけり飛ばすまであと45秒>
<少年が少女にお茶を断られるまであと74秒>
<少年が少女に屋上での昼食を誘われるまであと78秒>
<少年が少女に恋をするまで あと…>
<少年が少女に告白するまで あと…>
(竜ヶ峰)へへっ。


パチン・・・将棋の駒をならす臨也
(臨也)しかし。あんたも、バカなことをしたねぇ。
(臨也)弟の歪んだ恋心のためにすべてをふいにして… っと。な。
オセロをおく

美香が携帯を見る
向こうと連絡とれてる限
り、君たちは永遠にふた
ちっきりにはなれないよ

それを見た。美香は、携帯を噴水に投げ捨てる。

美香の携帯
気をつけろ。きみはまだ
追われている。
いま、どこにいる?

・・・すべて、いざやのしたこと。

(臨也)いや、むしろ弟への歪んだ恋心かな?
でさ~ やばいんじゃないの?「ネブラ」と吸収合併でしょ?
あげくにこんなの持ち出しちゃったらさ。
マフィアとかもしくはすご腕のスナイパーなんかがあんたの眉間をパ~

ンと…。
パチン
(臨也)王手。

竜ヶ峰を会うときに一旦離れたときの電話
清掃車?
ええ、いつもの回収部門ですね。
分かった

呼び出し音

もしもし?なんか、いろいろややこしくなっちゃってさ~
今すぐ、その部屋を出てくれる?
・・・臨也、美香に連絡。先回り。
そして、出て行く美香。波江の邪魔をする。

(臨也)王将同士の一騎打ちってルールできないもんかね?
きっと、君の伯父さんもオレと同じだったんだと思うんだ。
あの世を誰よりも信じてなくて。誰よりも死を恐れ。誰よりも天国を渇

望する。
だけどね。オレも確信した。あの世はある。
そういうことにしておこう。
(波江)ん?
(臨也)デュラハンっていうのは基本的に女性しかいないといわれてい

るんだ。
なんでだか分かる?
(波江)いいえ。部下には神話を研究してたのもいたけど。
私は無駄だと思ったから。
(臨也)合理主義者なんだねぇ。まあ。それは置いといてヴァルハラっ

ていう天国…
正確には違うんだが、北欧神話にはヴァルキリーっていう鎧をまとった

女の天使が
ヴァルハラまで勇敢な戦士の魂を導くって話があるんだ。
女性が死者を迎えに行く…どこかで聞いた話だと思わないかい?
そのヴァルキリーたちが地上をさまよう姿こそデュラハンだっていう説

がある。
だとするならば、これはきっと待っているんだよ。目覚めを。戦のとき

を。
ヴァルハラに迎え入れる聖なる戦士を探すために。
これが生きているのに目を覚まさないのは、ここが戦場じゃないからさ


できることなら、オレもその戦士に選ばれたいな。
死の後にヴァルハラというものが本当にあるのならば、
オレはどうすればいい?
オレが紛争地域とかに行って活躍できるとも思えない。
ならば、オレにしかできない戦を起こすまでだ。そうだろ?
ははっ。オレは なんて幸運なんだろう。
天国を信じず。天国から遠い生き方をしてきたこのオレが。
それゆえに地上に落ちた死の天使に出会えるとはね。
  ・・・臨也、セルティの頭をもって、
(波江)そんな…全部 あなたの推測じゃない。
(臨也)信じる者は救われるよ。
それにこれは保険だって言ってるじゃないか。
それが、地獄だとしても。
苦しみしかないとしても。
そこにオレが存在するならかまわない。
だが、まあできることならほう天国の方がいいよな~。
  ・・・おいおい。セルティの頭をひさげっているよ。
ねえ、波江さん。みんなで天国に行こうよ。
これはダラーズの一員としてオレが預かる。灯台下暗し。
まさか、セルティも首が自分の所属する組織にあるなんて思わないだろ

うね。
そうだ。あんたもダラーズに入ればいい。
オレたちのボスは「来る者は引きずり込む」って方針でね。
もっとも途中から人を集めはじめたのはオレだけど。
地上に落ちた天使をオレたちの手で羽ばたかせてやろうじゃないか。ね

え?

  ・・・あったよね、地上に降りた最後の天使ってフレーズ
♪~
♪~
♪~

(杏里)彼女の日常そこでは 何も起きない。
何も変わらない。
街では、日々何かが生まれ何かが消えていくというのに。

次回 急転直下
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