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古代少女ドグちゃん 第12話 妖怪まぶたの母 後編 [TV]

突然現れた誠の母さゆり。喜ぶ誠であったが、さゆりの手からは触手が
伸びていた。
命じられるままにドグちゃんを傷つけてしまう誠。
さゆりの本当の正体とは?


ドグちゃん、苦しんでいる。
それを見ている誠。

父「誠!」
「くそう!正体を見せろドキ!
 妖怪検索!
 お前は妖怪まぶたの母!
 死んだ母親に化けて、その家族を死の世界に引きずり込むとんでも
 なく悪質な妖怪!」


「うるさい子ね!」
手をパチンとならすと、触手で振り回される。
それを見ているだけの誠の父。「おお、ドキゴローが回されている!」
「目が回る!?」

「よくやったわ。誠。」
「うん。」
「誠!目を覚ませ!わからないのか!そいつは、母さんなんかじゃない!
 お前を騙して、自殺をさせようと。」
触手が父に襲いかかり口を封じる。

「さあ。誠。すてきな世界に行きましょう。」
「うん。いこう。一緒にいこう。」
自分で首を傷つけようとする誠。
ドグちゃん「はあ!うらら!」
誠の手があつくなる。「あっつ!」
そして、正気に戻る誠。
「う。ドグちゃん。ドグちゃん。。。。。」
「ドグちゃん。ここから脱出するドキ!
 ドキドキワープ!」
目から青い光をだすドキゴロー。
三人を青い光が包み込んで。移動する。
・・・宇宙戦艦ヤマト。それともターミネーターのパロディ!
後には、青い稲妻が少し。

おどろく妖怪。
はあぁ。
そして、誠の父を見る。
蛇にみらまれた鼠。
まずいと父。
「残されちゃったあ。」・・・残り物には福が。。。


紀美香と慎太郎
「だって、食べ放題でね。」
「ああ。」
風が河川敷に吹く。
そして、青い光が、出てくる。
「なんだ!」
ワープ!!
三人が現れる。
・・・あああ、ターミネーター?
苦しむドグちゃん。
気にする誠。
駆け寄る紀美香と慎太郎。
「ひどい傷!」
「おいバカ。傷口に土を盛るドキ。」
「土って地面の?」
「そうだ!バカ。」

ドグちゃんの傷口に土を盛る3人。
「ひとまず応急処置ドキ。」
「ごめんね。ドグちゃん。」
「おじさん。まだ家なんでしょう。大丈夫かしら。」
苦しんでいるドグちゃん
「ああ。いかなきゃあ。」
ドグちゃんというだけの誠。
「無理しちゃだめよ。」
首を振るドグちゃん。
「ドグちゃん。もういいドキ。このまま1万年の眠りにつドキ。
 それが一番ドキよ。」
「一万年の眠り?」
「ドグちゃんの肉体はもう限界なんだドキ。
 あといっかいでもドキドキウェーブを使ったら、ドグちゃんは。
「ええ、ドグちゃんは?」
「死んでしまうドキ。
 回復のためには、再び土の中で一万年の眠りにつく。
 それしかないんだドキ。」
・・・あああ、アクエリオンかあ。堕天使かあ。
「ごめんね。あたし、なかなか言い出せなくて。」
「どうして、黙っていたの。そんな大事なことを。ねえ。なんで?
 どうして、そんな大事なことを教えてくれなかったの!
 ドグちゃん!」
紀美香がいきなり、平手で叩く。
「バカ!鈍感!誠君って本当に女心がわからないのね。
 ドグちゃんはね。ドグちゃんはね!好きなの。
 誠君のことが好きなのよ!」泣きながらいう紀美香。
ドグちゃんは、ツンツン。
唖然とする誠。
誠を見るドグちゃん。泣いている。
押し黙って見ている誠。


想い悩む誠。
「ドグちゃんは?」
「余談をゆるさんドキ。このまま。地面に埋めて一万年の眠りにつかせる
 本当はそれが一番ドキ。」
武器を見ている誠。
「なにするドキ!」
「父さん、助けにいく。」
「相手は凶悪な妖怪ドキよ。」
「ドグちゃんは、自分の体をかえりみないで、戦おうとしたんだ。
 今度は僕がやる。
 それにまぶたの母をたおさないとドグちゃんは安心して眠りにつけない
 そうだろう。」
「どうして、ドグちゃんは、お前なんかを好きになったのか不思議
 だったドキ。」
「えっ?」
「でも。ようやくわかったどき。お前のそういつバカなところが
 よかったんだドキ。誠。」
・・・おいおい。バカにされいうよ。


休んでいるドグちゃん。誠のほうをむいて。
「誠。」


誠とドキゴローは、父を助けにいく。
「ヤツはまた誠を誘惑し来るドキ。引っかかたらだめドキよ。」
「大丈夫。もう、騙されねえ。」
「とにかく突撃あるのに。」
ドキゴロー苦しみ出す。
「大丈夫か。行き詰まったか?」
血が出ているドキゴロー。
「血!」
「僕は、ドグちゃんと一心同体。ドグちゃんが弱れば、僕も弱るドキ。」
「結構無理してたんだな。」
「えーい。しもべの情けはうけん。さあ、先を急ぐドキよ。
 いざ。出陣ドキ。」
「待てよ、一緒にいこう、こらあ。」


ドグちゃん、うなっている。
目が覚める。
「あっ。行かなきゃあ。」
「えっ?」
「ドグちゃん。ちょっと待って。」
「だめだって。」
「危ない。」
「誠!あぶないの。いかなきゃあ。」
ふりほどいて、誠の元に向かうドグちゃん。

「まこと!」

腹に手をやりながら、走るドグちゃん。
苦しいのを我慢しながら。
・・・走れ!メロス?


妖怪は、父の大事な発掘物を割っている。
・・・ゴミじゃん。
苦痛である父。やめろ!もういいだろう!なんてことを。
あらあ。いい物見つけたわ。
それはだめだ。それは、止せ!だめだ。それは、世界でも発見例がない
貴重な土器なんだ。それを壊すなら、いっそ俺を殺せ!
殺してもおもしろくないのよ。自分で死んで。
いくよお。
止せだめだって。だめだって。やめろって。
はあ~、はあ!
土器をかち割ってしまう妖怪。
だめだっていったのに。気絶する父。・・・なさけない。
わらう妖怪。おもしろいと。

そこへ入ってくる誠。
あっと妖怪

「静かに。静かにドキよ。そっと。あっちゃちゃ。。」
扉を閉じる音が。
誠、稲刈りの武器を持って入っていく。
下りてくる母に化けた妖怪。
「お帰り。誠。」
動揺する誠。
「でたあドキ!」
武器を向ける誠。
「これ見つけたわあ。まだ、とって会ったのね。はあ、思い出すわあ。
 あたしが買ったお誕生日プレゼントがあなたが気に入らなくて、
 だだをこねて。しょうがなく代わりを買いに行って。
 その帰りに車にひかれて。」
誠、精神ダメージ。武器を下ろしてしまう。
「ああ。待てドキ。突撃あるのみ。」
「えっ。」
「そうだ、お前は母さんなんかでない。」
「そうだ!」
「おまえの正体は妖怪まぶたの母なんだ。」
「そうだ!そうだ!」
「あなた、ずっと悔やんでいてくれたのね。
 母さん、うれしいわ。」
動揺する誠。「母さん。」
「またドキ。頭突き。」
ゴーンとなる。鐘の音。
ドキゴローたたき落とされる。「うわあ。」
「ああ。もう処理泣きドキ!」
「さあ、行きましょう。
 苦しみも悲しみもない永遠の世界へ。」
・・・うわああ。母に化けた妖怪の顔が、黒い雲に覆われる。
   闇黒面だああ。どこかの宗教団体だああ。
   ダースベイダーだあ。
誠の目がそれに吸い込まれるように目が青くなる。
・・・ああ、まけるな若きスカイウォーカー。
精気が吸い込まれる。
闇黒に誠の白い精気が吸い込まれる。
「誠!しっかりしろ!誠!誠!誠!」
自分に刃物を向ける誠。
「これは。まずいドキ。ええい」
ドキゴローが妖怪に突っ込んでいく。
・・・ああ、ヨーダが突撃だあ。
闇黒がなくなる。
怒った妖怪まぶたの母。
首をつかんで、引っ張る。
「離せドキ。離せ!」
「ああ。こりないこねえ。」
ドキゴローの首をひねる。「ドキ」
・・・ええ、分解できるのに。おかしなやつ?
倒されるドキゴロー?
「ああ、しくじったドキ。」
気がついた誠。
ドキゴローといって、かれを抱き上げる。
「バカ誠。つよく生きるドキ。」
がくとことたりる。
・・・ヨーダ死す。

「あらあらあ。おちびちゃんが無理するからあ。」
はげしき震えている誠。激昂を妖怪に向ける。
そして、武器で一差し。
「うっ!」
・・・やったか?
?????


正体をあらわす妖怪まぶたの母!
「へへへ。手間かけやがって。」
大きな目玉の妖怪。西洋妖怪?
「このマザコンがあ。」
「うわあ。」誠。
逃げようとするが、触手で捕まる。

「待てえ!」ドグちゃん。ふらふらのドグちゃん
「ドグちゃん。
「やっぱり、しもべは、しもべね。
 ドグちゃんがいなきゃ。妖怪一匹も倒せないんだから。」
いきたえだえのドグちゃん。
「ど。ドグちゃん。」・・・えっ、死んだんじゃなかったの?
「ドキゴロー!」
「行くんだ。ドキゴロー。行くんだってば。」
・・・立て、立つんだ。ドキゴロー
「ほいきたドキ。。。
 後のドッキング。」
ひさしぶりにみるフルバージョンのドッキング。
「うっ。やあ!ううん。じゅっあ。
 ドグちゃん、参上。」
ソードが青く光る。

妖怪まぶたの母が、襲いかかる。
でも、かなわないドグちゃん。
誠も触手の餌食。
・・・なんか声がドクロベエ?

ピンチになる二人。
「おりゃあ。」
「誠!」
「せっかく逃げる機会があったのに、死にに戻ってくるとは。
 まさか、あのガキに情がうつったとかいわないだろうなあ。
 あははは。」
「そうだって、いったらどうする?」
「へっ、くだらん。人間なんて、無価値だよ。
 いたぶって殺すくらいがせいぜいだ。えへへへ。」
「人間は、すばらしいものよ。」
「ううん。」
「ああ。」
「よし。バカを吸い込んでやる。」
・・・闇黒に吸い込まれるバカ誠。
叫び声をあげる誠。
「うわああああ。」

「誠!」

どんどん吸い込まれていく誠。

その前に出てくる本当の母「あっちゃあ。」
「うわああ。」
「はい。」
押し戻される誠。
元の部屋の戻される。驚く誠。

母「ふん!」
目から、光線を出す。
・・・波動砲??ウルトラビーム?
それを直撃する、まぶたの母。
「目が。目がああ。目が痛い。」
母は、神様かあ。

うれしそうに振り返る母。
「誠ぉ。元気だった?」
「かあさん。」
「あはあ、わあわあうるさいから来てみたら、とんでもないことに
 なっているんだもん。びっくりしっちゃったわよ。
 ふふん。あっ!ふん。
 まあだ、こんなもの、持っていたの!ぽい!」
「あっ。」
まぶたの母に、投げつけられるゲームソフト。
爆発する。
「うわあ。いたた。」

「あなたは、もう過去に捕らわれていたら、だめ!
 あなたはね、これからの人生をせーいっぱい生きるんだから。
 ねえ。お父さんにも伝えといて。
 考古学の大発見期待いているわよって。
 あはあ。もう、なにその顔。
 はら、笑って笑って。いひひひ。
 あなたのしあわせが、かあさんのしあわせなの。
 当たり前でしょ。家族じゃない。
 あっ。ドグちゃん。」
ふんふんとドグちゃん
「ふふ。息子がいつもお世話になってます。」
「こちらこそ。」
母は、誠にふりかえり。
光の球になる。そして、玄関から、天国に帰っていく。
そして、再度顔を出す。
「あっ、そうだ。お布団は一週間に一度は干すんだよ。
 かあさん、ちょんと見ているからね。じゃねえ。」
・・・ちゃねっけ一杯の母でした。なにもの?

感慨にふけっている誠。

「よし。今だあ。」
よわっているまぶたの母にむかうドグちゃん。
「しっかり目に焼き付いた!死んでも想いは永遠に生き続ける!
 それが、人間のすばらしさなのよ。」
「ばかなあ。」
「ドグちゃんの最後の。一撃を食らえ!
 ドキドキ。」
「ドクちゃん!だめだ!」
ドグちゃん、誠をほうを振り向いて、
笑顔を見せる。
「ウェーブ」
最後の渾身の攻撃。
「うわああ。」
妖怪が悲鳴をあげて、倒される。
壮絶なひかりが出て行く。
 。。。そして、倒される巨悪
        前のせいけんとう。
ドグちゃんの胸に吸収される。
変な空間は、跡形もなくきえていく。こうして、過去の亡霊は消えていく
大きな悪も、正義には勝てない。

ドグちゃん、力を使い果たしてします。倒れてしまう。
誠にだきしめられて、勝ったぞとドグちゃん、目を閉じている。


紀美香と慎太郎が駆けつける。
誠とその父がみかまるドグちゃん。
布団に横になっている。
「人間の思いは、生き続ける。
 でも、神様が死んだら、どうなるんだろうね。
 楽しみ。
 誠。」
「えっ。」
「最後にお願いがあるの。」
「なに。」
「膝枕して。」
「うん。」泣いている誠。
誠、ドクちゃんの願いをかねる。
「ううん。暖かくて、軟らかくて、すこし湿ってて。」
泣いている誠。
手を差し出すドグちゃん。誠は、その手を取る。

思い出すドグちゃんのこと。

苦しみ出すドグちゃん。
「だめだ。ドグちゃん。待って、僕、大事なことをいってない。
 はじめて合ったときから、ずっと、ずっと大好きだった。」
「ありがとう。誠。」涙をながすドグちゃん。
紀美香のほうをみるドグちゃん。
「ありがとう。みんな。」
ふたたび、誠を見るドグちゃん。
「さようなら。」
目を閉じるドグちゃん。微笑んで死んでいく?
それをみかまう誠。
ドグちゃんが、土に変わっていく。そして、くずれていく。
父は見ている。
紀美香も泣いている。
ドグちゃんもドキゴローも土に変わっていく。
大泣きをする誠。
静かに見ている父。誠に手をやって、慰める。
土に変わってしまったドグちゃん。


母の写真と、ドグちゃんの土を入れた鉢。それに水をやる誠。

「おおい。誠。どうだ。そろそろ。」
「うん。ちょっよ待って。あれ。書斎片付いた。」
「ううん。もうすっかり元通りだ。」
「壊された発掘品残念だったね。」
「なーに、また掘りだしゃいい。へへ。
 この家も静かになったなあ。さみしくないか?」
「どうして?僕には、父さんがいる。
 かあさんも、ドキゴローも、ドグちゃんも。」
二人笑う。

ドキゴローの破片が鉢に入っている。

発掘をする誠と父よ紀美香、慎太郎。
木のしたを掘っている4人。
父はうれしそう。

誠は、手を見る。
。。。ときどきこの手のひらがうずくときがある。
   その度に僕は思う。ドグちゃんはまだ生きてるんじゃないか。
   まだ、どこかで会えるんじゃないか。
   それが一年後か、十年後かわからないけれど。
   僕には、そんな気がする。

父、なにかを見つける、誠を呼び寄せる。

   だって、ドグちゃんは一万の時を越えて生きてきた。
   古代少女なのだから。

・・・一万年たつと復活するとか。

ドキゴローの破片から、芽が出ている。

「うししし。」
「またねえ。」
「ばいばいドキ。」

                 おわり
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