SSブログ

クイーンズブレイド 玉座を継ぐ者 第5話  策謀!嘆きの王宮 [クイーンズブレイド]

カトレアとアイリの戦い。
アルドラ「御前試合である。光栄でろう。」
カトレア「御前試合?」
「女王アルドラ」
「ここは、ガイノス城内のもっとも奥。嘆きの間である。」
「嘆きの間?、はっ」
琥珀に閉じ込められた戦士たちをみるカトレア
アイリ「これは、あなたの仕業ですよね。」
「ふん。」
カトレア「戦いは、あらゆる場所に導かれて行われると聞いていました
 が、なぜこのような。」
「じきわかる。さあ、はじめよ。もてる力のすべてを使い、
 相手を倒すのだ。」

「それでは。参ります。」
「あらあ。いきなりですの?」
ラナを抱えて、アイリに戦いを。
「もう。せっかちですわね。」といって、女王の方を見るアイリ。
。。。倒すべき相手がすぐそこにおりますのに。
カトレア、アイリに槍をついてくる。
「そんなお荷物を抱えたままでまともに戦えるとお思いですの?」
「おかあさん。がんばって、負けないでね。」
「ラナ、離れちゃだめよ。しっかり捕まって。」
「うん。」
「この私をおなめあそばすとは。大けがしまうわよ。」
カマを振り回すアイリに、避けて、足で払うカトレア。
「油断しましたわ。」
不利な体勢でも、カトレアの槍を避けるアイリ。
槍をつかんで、カマをふるうアイリ。その先にラナがいるのを
知って躊躇する。
「自分の子供を盾にする。死霊にもおとる鬼畜ぶり。
 見かけよらず強敵ですわ。っていうより、それやっぱり卑怯では
 ございません。」
「余計な気遣いはご無用。このことあたしは共に生き、共に死ぬる運命
 なのです。わたしを倒すなら、この子もろとも八つ裂きになさる
 覚悟でまいられろ。」

アルドラ「ふっ、やるではないか。カトレア。
 見事なものいいよのを。」


そのころ、レイナは、地下深くでユーミルと戦っていた。
ユーミルに押されているレイナ。
「す、すごい力。」
「見るがよい。鉄こそ力。わしらの武器は世界一じゃあ。」
レイナも負けずに剣を交える。
「見よ。剣の一撃なぞ、かるーく受け止める堅牢なつくり。」
・・・宣伝しほうだい。
「そして。」押してくるユーミル。
「うわああ。」
「そして、岩をも砕く破壊力。」岩にめり込むアックス。
。。。あっぶなあ。
「この鋼鉄斬きんざんバトルアックス。
 今なら無料でお好きな家紋をきざむキャンペーン実施中じゃ。」
「さっきから、何やっているのよ。」
「うるさい!引き立て役は黙っておれ!」
「引き立て役?」
「私の目的は、鋼鉄斬の武器のすばらしさを大陸中にしらしめること
 じゃあ。」
そして、アックスをレイナにぶつける。
「商売仇の武器をもつおぬしをかるーくあしらえば、
 世の闘士どもは、こぞってわしらに武器をもとめえうじゃろうって。」
「ふ~ん。なら、こっともなおさら負けられない。
 カトレアさんいは、すっごくお世話になちゃてるからねえ。はあ。」
「ちょこざいなあ。」
。。。まともにたちあちゃあだめだ。力も間合いも向こうが上。
   でも。これだけ不利だと。逆に燃えちゃうね。


ナナエル「あ~。おかしいなあ。」
「大天使様。どうかなさりましたか。」
「アイリとカトレアの試合全然うつんないんだよねえ。」
「あら、そうなんですか。」
「ちゃんと中継しろつうの!
 そもそも天使の仕事を女王がするなんて、職権乱用。不当弾圧なのよ」
ブドウを食べている。
レイナの戦いを見ながら。
「それにしても、レイナはしょぼいわねえ。」


レイナは息が続かない。
「ふん。岩場からもれるしょうきにまいっているようだのう。」
「あなたは  なんで  平気なわけ?」
「たわけ!わたくしは、灼熱の溶鉱炉と共におまれ育つドワーフ族じゃ!
 おぬしらと鍛え方が違うわ。」
「せっかくのクイーンズブレイドの戦いなのに。」
「さて、そろそろカトレアの武器もろとも、トドメをさすと
 しようかのう!ダブルスウィング。」・・・ダブルハリケーン?
「負けてたまるかあ。」レイナ

「だめおねえちゃん。」エリナ
「いや、まだた。」クローゼット

「ああ。たたき折れん。」ユーミル、不思議がる。

「なんというしなやかさ。あの一撃をうけても動ぜぬと」クローゼット
「すてき!おねえちゃん。こっちむいて!」エリナ


「ええ!」
「おのれえ。こんどこそお。」
「ダブルスウィング!」全開でするユーミル。
レイナそれを避けて、「はあ。」
「ドラゴンテイル!」レイナ。
ユーミル、それを受けて、吹き飛ぶ。・・・ちびっ子。
ユーミルの負け。いつもこんなんじゃないこやつ。

「やれやれ、体がうごかんわ。わしの負けじゃのう。」
「か。勝った。」
「ふん。わしが、負けたのは、おぬしではないわ。」
「え?」
「わしは、偉大なる錬金術師に負けたのじゃ。」
「偉大なる錬金術師。」
剣をかざして
「カトレアさん。」


アイリとカトレアの戦い。
互角に戦っている。
「べえ」
「いちいち気に障るおちびですわ。低級霊達、やっておしまいなさい。」
「はっ」
「おばけ!」
「なあ。」
ラナをつれていく。
「ああ、お母さん。」
「ラナああ。ああ。」
「今ですわ!」
「うわああ。」剛剣をふるうカトレア。アイリ、飛ばされる。
琥珀中に飛ばされる。
カトレア、アイリを地にふせさせる。琥珀の下敷きになって、
動けないアイリ。
カトレアとラナが、アイリの首に剣を向ける。
「負けを認めなさい。」
「そんなバカな。そんなこぶつきに、あたくしが。」
「うん。う。」
カトレアなにかに気づく。
アルドラ「ふん。」気づいたかといわんばかり。
「そんな、まさか。こんなことが、うそでしょう。」目を背ける。
「あ!」
オーエンが琥珀に閉じ込められている。
「ああ!」

「ああ」アイリ

「こんなあ。ああ。」泣いているカトレア。
「お母さん。」

「もう、急にどうしたんですの?よいしょ。」
アイリ、気迫にして脱出する。

「ああ、なぜ。なぜ、あなたがこんな姿に!
 ああ。あああ。」
「おかあさん。」
2人は泣いている。

アイリが背後に回る。
「悪く思わないで、くださいませ。」カマを構えるアイリ。
ラナが母親をかばう。
「おどきあそばせ。
 さもなくば、本気であなたの首もきりとしますわよ。」
カマをふるうアイリ。
カマにも恐れずに動かないラナ。
「ああ」アイリは、辞める。
「あの。戦う気がないのなら、あなたの負けでよろしいですわね。」
「かまいません。」
「お聞きになりました。女王様。」
「うむ、メイドへ誘うモノアイリ。そなたの勝ちだ。」
カトレナは泣いている。ラナがそばにいる。
「もう。勝敗なぞいみがありません。
 あたしたちの目的はこの人を捜すことだったのですから。」
「え?」
「女王様。なぜ、私の夫が、このような姿に?」
「何ですって?あなたの夫。」
アイリは、琥珀の中を覗く。
「これが?」
「僕のお父さん。オーエンだよ。」
「オーエン聞いたことがありますわ。竜を討つモノとか言う。」

アルドラ、笑う
「予が舞台にここを選んだ理由がわかっただろう。
 その驚くと絶望が入り交じった顔。
 これこそ、僕にとって最高の美酒。
 僕を楽しませてくれた褒美さ。
 君の夫となかよくそいとぐことを許可しよう。永遠にな!」
「ああ」アイリ
アルドラが目を開ける。アイリは、物陰に隠れる。
ラナも目を隠す。
カトレアはまともに見てしまう。「はあ。ああ」
「邪眼持ち人間なんて、はじめて見ましたわ。ああ。
 確かこれは、リビングウエポンのプニクラ。
 どうして、こんなところに。」
ラナはおかさんという。カトレアは、足から琥珀に覆われていく。
「おかあさん。おかあさん、でば。」
「ラナ。  ラナ。  ラ」
「はっ」涙をながしているラナ。
「おかあさーん。」

ラナの鳴き声がこだまする。
「悪趣味ですわね。さて、こんなまがまがしいところなど、
 とっとおいとまさせていただきますわ。」
アルドラ「ふふふ。メイドにいざなうものが、まがまがしいなどと。」
「趣味の問題ですの。」
「返すわけには、いかぬな。
 沼地の魔女の下僕めが。」
「うう」
「ふん。そばの石柱を見るがよい。」
「ああ!」メローナが、石にされている。「メローナ!」
「ふっ」
ラナが、アルドラに向かっている。
アルドラが、邪眼を開く。
「うわあ。」槍でアルドラに襲いかかる。
目から光が
「あ!」
それをラバが防いでいる。
「けっ。こっしょくな!」ラナを振り払う。
「低級霊。」アルドラに襲いかからせる。
「いまですわ。あなた。いったいなにを。」
「逃げてたほうがいいよ。」
「ふん。たかが死霊の分際で。」
アルドラ、死霊を破壊する。
「はっ。もうしかたないですわね。」
ラナを連れて逃げだすアイリ。
「バカめが、にげられると思うか!」
「いすれ、今日の御礼にまいりますわ。」
飛んで逃げだすアイリ。
「ねえ。おねえちゃん。」
「なんですの?」
「服が、服がなくなってゆくよ。」顔が赤いラナ。
「わかってますわよ。」
近衛兵に追われる2人。


レイナは、疲れて、ベッドで横なる。
「うええ。疲れた。」
笑っている。「やったああ。勝っちゃったあ。
 トモエ見ていてくれたかなあ。」

レイナ、トモエの別れを思い出す。

「一緒にお祝いしたかったなあ。後、リスティにも。報告したいし。」

宮殿、リスティが歩いている。

レイナは、寝込んでいる。

アイリは、近衛兵達をすべて倒す。
ふらふらの彼女。ラナが横にいる。
「おねえちゃん大丈夫?」
。。。こんなお荷物抱えていては、体力が持ちませんわ。
   あの女の恐ろしさがようやくわかりましたわ。
「ごめんあそばせ、あなたの精気をいただきますわ。」
口から吸い込む。ラナ、みないようにする。
「ああ」
アイリの服が元通りになる。
「ああ、生き返った心地ですわ。死霊の私がいうのもなんですけど。
 さあ。いきますわよ。」
そこに剣が飛んでくる。カマで防ぐアイリ。
「どなたです?」
前にだるリスティ
「あなたは、荒野の義賊リスティ。なぜ、あなたがここに?
 ああ。」
目が虚ろ。
「あなた、魂を。」
わかりをかこまれ、敵を戦うアイリ。
リスティに攻撃されるアイリ。ラナが割ってはいって
「だめ!」
「うわあ。」リスティ、孤児達のことを思い出す。キカイダーか?
頭をかかえて苦しみ出す。
「リスティ殿」
「今ですわ。」
アイリ、ラナを連れて、外に逃げだす。


トモエ「レイナさん。おめでとう。
  あ。お帰りなさい。」シズカが帰ってくる。
「市場で見ていたけど、勝ったね。」
「そのようですね。」
「うん」
「もう一つ戦いがあったみたいですが。」
「それが中継されてなくてさあ。」
「中継されていない?」
「結果発表だけなんだよ。
 アイリとか言う沼地の魔女の手下とかが勝って、
 負けたのは、ほらのあの子持ちの武器屋。」
「カトレアさんが?そうでうか。
 あの元気な男のこが、さぞや悲しんでいることでしょうね。」


アイリ、広場に降り立つ。
「さあ、ここまで来れば、お一人で逃げられますでしょう。」
「おお」不安なラナ。
「じゃあ、ごめんあそばせ。」
「あ!」
手を振って、アイリはいってしまう。
「あ」
アイリ、歩きながら。
。。。まさかメローナがあんな姿にされてましたなんて。
   それにあのリビングウエポン。
   あれも一族こそ違え、わたくしものと同じ古き魔の者。
   もしや、アルドラは、クイーンズブレイドに参加した魔属を
   ことごとく石にしようと。
スカートにまろわるつくものを、ふりはらう。ラナが手を伸ばしている。
   それならなんで人間とカトレアと夫まで。
   それにあの盗賊女がアルドラの部下って
「ああ、もう考えるだけで頭が破裂しそうですわ。」
「なんですの。さっきからうっとうしい。」
振り返ると
「って、おちびちゃん。」
「うっ。」
「なんのつもりですの?」
「う。うう。」
つぶらな瞳であいがんする。
「そんな目で見ても、わたくしは、あなたとは関係ございませんわ。
 とっととおゆくなさいませ。」・・・なんかかわいいアイリ。
「どこへ?」
「知りませんわ。そんなこと。」・・・こども弱い。
「うう」
。。。でも、逃げられたのは、このちびっこのお陰。むげに捨ててしま
   うのも。
ラナに見つめられる。
。。。いえいえ。冥土にいざなうものたるこのアイリが、人間の子供に
   情なぞ。
「ああん。はあ。」かがんで困ってしまう。


レイナは、寝ている。
寝言。「勝ったよ。リスティ。」
レイナを起こす音。
「ああ。入ってます。」・・・なにが?
「ああ」
「レイナあ。おらんのかあ。」
「ユーミル?」

「あのケガはもう?」
「見てのとおりじゃあ。ドワーフ族の回復力を甘く見る出ないわ。」
「それで、わたしになにか?」
「うむ、おぬしの剣をわしに預けよ。」
「そ。そんなことできるわけないじょう。」
「カトレアが敗北した今。」
「え?カトレアさんも」
「もとはなんじゃ。もとは。」
「ああ、つい。」
「なんだおぬし、カトレアが負けたこともしらなんだのか?
 ずっと寝てたから。」
「カトレアは、そのまま姿を消しおった。
 おそらくボスクにもっどたのじゃろう。」
「そう、ひとこと御礼がいいたかったなあ。」
「偉大なる錬金術師の精製せし、聖なる鋼を素材とするこの剣。」
「あっ。」
「あきほどの戦いでのう。わしは、ある思いにとらわれてしもうた
 のじゃあ。」
「思い?」
「うむ。この剣にドワーフの技術を加え、そさに至高ののものへと
 高めたいというおもいじゃ。」
「ええ。それって、あなたが、錬金術師の剣を鍛え治すってこと。」
「鋼鉄斬も錬金術師もない。これは、武器職人としてのさがじゃあ。」
剣をレイナに向ける
「うっ」
「ドワーフ一族王女の名にかけて、悪いようにはせぬ。」
「ユーミル」
「レイナ。この剣をわしにあずけよ。」
「うん。」


エリナ「さすが、レイナお姉ちゃん。ぎりぎりのピンチで大逆転だ
 なんて。ますます楽しみになったわ。うふ。
 きっと、次はクローゼット姉様の番よね。」
「ああ。そのようだ。」
女王様の使いが来ている。


メナスは、僕を使っている。マッサージをさせている。」
「だいぶ増えましたわね。」ラナがついている。
「まだまだですわ。」
「そんななんきなことをいってる場合ではありありませんわ。
 次はきっとメナスの番ですわ。」
「その時は、そのときですわ。」
「メローナみたいに石にされても知りませんわよ。」
「それより、アイリさんはいつ出産されたんです。」
「出産?」
「知りませんでした。そんな大きな子供がいたなんて。
 あ。失礼な!」
「そんなに怒らなくても。」
「あら。」
「あっ。」
女王様のお使いが来る。
「いっらしゃーい。うふ。」

砂漠にて
クローゼット「来たな。」
メナスが前にいる。「まあ。あなたでしたか。」


アルドラの前にて
リスティ「申しわけありあせん。死霊は必ずこの手で。」
「それより先にやって欲しいことがある。
 家出した飼い猫の始末だ。」
猫にミルクを与えるイルマ。昔の事を思い出すイルマ
「あっ」
リスティが、イルマを始末しに来る。
「そういうことか。」
「女王アルドラの名により、貴様を殺す。

次回「錯綜!変わりゆく予感」
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アニメ

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0