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クイーンズブレイド 流浪の戦士 第10話  開眼~竜の一撃 [クイーンズブレイド]

トモエとシズカやっと、女王の都への道を見つける。
リスティは、地図の代価にヒノモトのお金をもらうが、
使えるものか思案する。
「こいつは、使えるのか。そもそも金なのかずら怪しい。」

レイナ「リスティ」
「う」
レイナとナナエルが後ろにいる。
「レイナ」
「やっと追いついた。」

お金を返すレイナ
「これは?」
「あのとき預かった金よ。わたしの旅はリスティにこれを返すための
 旅」
「そうか、がんばっただな。確かに受け取ったぜ。じゃあ。
 とっとと帰りな」
「え。ちょっとリスティ待ってえ。ちゃんと聞いて欲しいの。
 リスティがいなかったら、あの時リスティに助けられなかったら。
 わたしは、なにも知らないまま死んでいた。」
「ないかと言えば、そんなことをいうために、わざわざ。」
「ちゃんとお礼を言いたかったの。でも、それだけじゃないわ。」
刀を抜くレイナ。
トモエ「レイナさん」
「戦う意味も、得もない。」
「クイーンズブレイドだとしても。」
トモエ「あ」
シズカ「ほう」
ナナエル「ふふふ、ついに流浪の戦士レイナ、クイーンズブレイド
 参戦を決意した。」

「あなたと戦って、あたしは踏み出したい。いいでしょう。
 クイーンズブレイドなら。」
「ぬ」
リスティの一閃で叩き飛ばされるレイナ。「きゃあ」
トモエたち「ああ」
レイナ、すでにぼろぼろ。
リスティ「どうしたあ。クイーンズブレイドをやるんだろう。」
すでに優位に立っているリスティ。武器をレイナに向ける。
レイナ、なんとか立ち上がる。

ナナエル「ちょっと、勝手に始めないでよね。
  えっと、とりいぞぎ双方合意のもとクイーンズブレイド開始」
戦いの空間が広がる。
リスティの一閃をトモエが制止する。「そこまでです。リスティさん」
「ああ」
「勝負はすでにつきました。」
レイナ「どうして止めるの?」
「レイナさん」
「半端なやつがクイーンズブレイドに出るなんてふざけるな!」
「あ、そんな。わたしは半端なんかじゃ。」
「へえ。かけ闘技でぼろぼろにされたり。
 魔物にいいようにあやつられたり。
 まさに半端物だと思うがね。
 そんなやつが、花嫁修行の方がお似合いさ」
「あ」
「わたしも、リスティさんの言うとおりだと思います。」
「あ」
「クイーンズブレイドは、おのれの力量がわわからぬものが
 参加してはなりません。」
「ああ」

ナナエル「勝者荒野の義賊リスティ。」

拍手をするエキドナ

リスティ「ちょうどいい。レイナを連れて、さっさと帰りな。」
「なんか気乗りしなねえ。
 このまま連れて帰ったんじゃ。おもしろくもなんともないからねえ。」
レイナ、屈辱を受ける。
「それがおまえの仕事だろう。」
「あんた、素直じゃないねえ。
 わざわざこんなところまで追っかけてきたんだよ。
 もっと喜べばいいのにさあ。」
「やとわれ犬なら犬らしくもらった分きっちり働くんだな。」
「あたしは、あんたにやとわれているわけじゃないんだよ。」
リスティとエキドナ、目から火花を散らす。
「うふ」
「口で言ってわかんないやつが、ここにも一人。」
リスティ、コインを上に上げる。
エキドナ、受け取る。
「駄賃だ。くれてやるよ。」
「ふん。」

ナナエル「本日二回目どんといってみよう。ナナエルさん絶好調。
 闘士の名は歴戦の傭兵エキドナ、対するは、荒野の義賊リスティ。」
リスティ「あんたはずっと前から気にくわなかったんだよ。」
「あら。あたしは嫌いじゃないよ。そういうわかりやすい性格。」

トモエ「なんという殺気。レイナさんもそれを感じ取っている。」
シズカ「おっと、おもしろそうじゃん。」

リスティ、先手を取るが、エキドナ動じもせずに受け止める。「ふん」

レイナ「ああ」

リスティ、力で押しにかかるが、エキドナには効かない。
エキドナの剣とリスティの盾での攻防に変わる。

シズカ「すげえ。」
レイナ 。。。これが、クイーンズブレイドなの?

リスティとエキドナの武器でもやりとり。
リスティ「いいか。あいつ、クイーンズブレイドに出たら、
   確実に死ぬ。」

レイナ「あ」

「わかってないねえ。あんたがなに言ったって、あの嬢ちゃんは
 あきらめやしないよ。」

両者、はじいて離れる。

「もっと早くわからせてやるべきだたんだ。」
「見てみたいだよね。あの嬢ちゃんがこれから強くなるのを」
「クイーンズブレイドは、遊ぶじゃない。」

激しく戦う二人。

「スネークティ」

レイナ「なに?今の。」

「はん」
「はああ」

ふたり、戦いをやめる。

ナナエル「なに。ねえ。なんでやめるの?」

リスティ「三日だけ待つ。」
レイナ「え。」
「女王の都は、目の先と言っても、あまり道草を食っているわけ
 にもいかねえからなあ、」
「ああ」
「三日後に。もう一度だけ戦ってやる。」
「ああ」
「無駄だと思うがな。」
「リスティ」
リスティ、その場を去る。

ナナエル「この勝負、引き分けえ。って、あんたらやる気あんの!
   いい加減にしないと。ナナエルさん、怒るわよ。」


夜の街。
シズカ「都が近いだけあって、みぎやかだねえ。
   なあ。みんなで、ちょっと、町中見物にでも。」
レイナ、落ち込んでいる。
。。。というノリでもないか。
シズカ、リンゴをかじる。

ナナエルのバカの大きな独り言。
「しかし一日に2回も中継してしまうなんて、おお急ぎでしたね。
 ナナエルさん。
 はい。正直言って楽ではありませんでしたあ。しかし、これが
 しごとですから。
 この調子だとあしたは、新記録も期待でそうですね。
 はい、みんなの声援がわたしの力になっています。
 これからも応援よろしく。
 ありがとう。ありがとう。」
。。。だれも応援してないちゅうの。
シズカ「あほ天使うざいんだけど。」
トモエ「はあ、困ったものです。」
「リンゴ食べる人」

ナナエル、ひとり二役でうきうきモード
「ナナエルさん。つぎの目標は年間最優秀天使賞になることかと。」
「えーそうなっちゃいますう。でもま、これも実力というか。」

「ブドウ食べるひと」
ナナエル「あ、はい。はい。はーい」
ナナエル、ぶどうで眠らされる。寝ぼけている
シズカ、ナナエルをつついてみる。
トモエ「眠り薬ですか?」
「これって、天使にも効くんだ。」

トモエ「あのレイナさん。
    先ほどは出過ぎたことを言ってしまいました。」
トモエに傷の手当てをしてもらう。
「すごいですね。エルフの秘薬は。おう、はれが引いています。」
レイナ「みんな。みんな。大きなものを背負っているんだよね。
リスティは、貧しい子供たちを救うため。
ノアもカトレアさんもみんな何かを背負ってクイーンズブレイド
に参加している。
トモエだって、遠くの国から参加するくらいだし、よっぽどの理由が
あるんでしょう。
でも、わたしにはそんなものはないの。大きな使命も大きな思いも。
なにもない。
でも、それでも、わたしは」
「レイナさん。なにかを成し遂げたいと言う想いがそこにあるのなら、
それが大きいとか小さいとかはないではないでしょうか。
あたしは、そう思います・レイナさんが、クイーンズブレイドに
参加を決心したとき、そこにはどんな想いがあったのですか。」

レイナ寝ている。
トモエとシズカの話が聞こえる。
トモエ「やはり、今夜のうちに女王の都へ。」
「うん。暗殺団のうごきを知っときたいからね、
 ちょっくら先に行かせてもらうよ。
 今なら、トモエさんも一人でないからね。
 まあ。ちゃっと頼りないけど。」
「そんなこといっちゃいけませんよ。」

朝になる。
トモエ、目が醒めて、様子を見る。ナナエルは、まだ寝ている。
・・・良く効く薬。
でも、レイナがいなかった。
「レイナさん?」


レイナ、エキドナを探している。
「昨日の怪我はよくなったのかい。」
「ああ。う~ん」
あくびをしているエキドナ。
「あたしに、戦い方を教えて。」
エキドナ、笑う。「あははは。」
「お願いします。」
「うん」
屋根から、降りて、レイナのそばによる。「ああ」
レイナを品定め。
「一回だけXXさせてくれたら、教えてあげる。」
レイナは、顔が真っ赤。
「ああ、そんなこと。うう」
「うはは。いちいち本気にするところがかわいいだよね。」
「もう」

エキドナ、木を見ている。木から樹液を切り込み、出させる。
なんかゴムのようにねばっこい駅が出てくる。
それを煮詰める。
すこし取り出して、武器でついてみる。「やり」
「脱ぎな」「え」

トモエとナナエルやってくる。
ナナエル「もう、起きたらレイナいないじゃない。」

レイナ「なにするの?

トモエ、ナナエル「え。はああ」

「うっふふふ。」

トモエとナナエルが駆けつけると
「逃がさないよ。」
「あ。あああ。暑い。」
「ここかしら。」
「やめってたら。」
「それともここ。」
「やめて」

ナナエル「なにやってんだありゃあ。」
トモエ「なんて、破廉恥な。」

レイナ「見てないで。助けて。」

二人とも、服を脱ぎ捨てている。

「そうりゃあ、」

レイナ、体に樹液を塗っている。
「ぷにゅぷにゅして、変な感じ」
「行くぞ。」
「あ、きゃあ。」レイナ、エキドナに切られるが

トモエ「ああ」
ナナエル「ううん。やる気だね。クイーンズブレイドに参加の。。」
トモエ、ナナエルの口を閉ざす。
「静かにあれは、クイーンズブレイドではありません。」

レイナ「いきなり何よ。あ。
   切れてない。この樹液が」
「殺気もかんじないかい。」
「あ」
「いきなり何をだって。うふ。
 手取足取り優しく優しく教えてもらえるとでも
 思ったのかい。」
殺気で満ちてくる。
「相変わらずあまちゃんだねえ。」

トモエ「あ、なんという闘気。」刀に手がいく。
「いやこれは純粋な殺気。こんなのをいきなりぶつけるなんて。
 エキドナさん。まさか。」

「ただで、教えてくれって。たったの三日で。
 なにを身につけるつもりだったんだい。あんたは。」
レイナ、殺気に汗が噴き出している。「はあ。エキドナ」
「半端な気がぬけなきゃ。リスティに殺されるよ。
 そんなことなら、あたしに殺されちまいなあ。」
エキドナの殺気と剣で逃げ惑うレイナ。
エキドナに切られるが、
「死体相手もおつなもんかしら。」
「きゃああ。」
レイナ、倒れる。
「あ、きれてない。こんなたしかに今」
・・・きれてなーい。なんかのコマーシャル。
「切られたと思ったかい。」
「あ」
「自分の命が今つきたと感じたか。
 そうさ、わたしはおまえを殺すつもりで打ち込んだからねえ。
 おまえはもう2回死んでいるよ。」
レイナ、震えている。「エ・キ・ド・ナ」
「どうした。手の震えが止まらないかい。
 歯の根があわないかい。怖いかい。逃げたいか。これが、たたかい
 だよ。」
エキドナの口が裂けて、とんがる歯が見える。
「死になあ。」
「うああああ。」
レイナ、エキドナに剣を向ける。


ナナエル「ちょっと。ちょっと大丈夫固まっていたよ。」
トモエ「お二人は。」
「まだやってるよ。全然休む気配なし。大丈夫なのかね。」
。。。なんというがむしゃらな剣。型もなにもない。
ナナエル「そろそろ火をいれなきゃ。エキドナに頼まれていたじゃん。」
「え」
「もう、日が落ちるよ。」
「まあ。いつの間に。」

夜には、日をともし、その光で戦いを続ける二人。

ナナエル「特訓だって無駄無駄。実質、三日。今日明日でなにも
     できないてば。」
「レイナさん。」


朝、目を覚まして、ナナエル見にやってくる。「うわあああ。」あくび
「すげえ。まだやってるよ。もしかして、休みなし。」
トモエ「はい。」
「うへえ。大丈夫なのかね。」
トモエ「戦場ではよくあることです。
    それより、レイナさんの型が変わりました。」
「うん」
「無駄な力がぬけ、剣術の域まで来ています。
 おそらくあれが本来のレイナさんの剣。」
ナナエル、手をかざしてみている。
「やはりレイナさんは、つよい。」
ナナエル「そお。よくわかんないなあ。
     ってか。なんで今まで弱かったの。」
「気迫とでもいいましょうか。実戦経験の絶対的な不足。
 剣をもってたちあえば、そこに命がかかると言うこと
 をわかっていませんでした。」
「ふ~ん。ま、なんにせよ。レイナが死なない程度にしてほしいわね。」
「それに明らかに別の流儀の剣が混じっています。
 おそらくこの旅で垣間見てきた人々の剣。
 それらがまるで寄り合わされるかのように纏まってゆく。」

レイナ。。もうどれくらいたったんだろう。
     永遠に打ち合っている気がするし。
     まだ、打ち合い始めた気もする。

また、夜になる。
ナナエル「もう、かれこれ1日半休みなしか」
「レイナさんを信じましょう。」
寝ているナナエル、いびきをかいている。

トモエは、二人の戦いを見守る。


次の朝
「夜が明けた。」

二人の体の闘気が見える。

「とうとう決戦の日。」
ナナエル「ああ」

「今二人のあいだにとてつもない闘気が渦巻いています。
 レイナさんの闘気もとどみなく練り上げられました。
 なんてうつくしい自然体。
 レイナさんに必要だったのは、いかなる小細工でも
 はでな剣技でもなく。敵の攻撃に動じず、
 終始揺るがないうちに秘めた強さ。胆力。
 そしてほんの一瞬に訪れた勝機を見逃さない眼力。」
「ふん」
「え」
レイナ「はああ。」
エキドナ、ひるむ。
レイナ、エキドナに剣を打ち込む。

「そうして、放たれるのは、たましいを振るわす一撃。」
・・・ついに完成する必殺技。


ナナエル「じゃあ。あたし先にいくから。遅れないでよ。」
ナナエル、決闘の場所に向かう。


「うん。スネークテイル。いや、ドラゴンテイルとかも
 いいかもね。」
「え」
「嬢ちゃんが、わたしに決めた技の名前さ。
 ほんと、見事な一撃だったよ。」
「ドラゴンテイル。ああ」
「あ」。遅れてはいけません。私たちもそろそろ出発しましょう。
レイナ、なにかを口に飲み込む。
「ありがとう、エキドナ。」
「なーに。それで今日一日は体力が持つはずさ。
 それと、忘れもんだよ。」
コインをレイナに渡す、エキドナ。
「お。あ。
 これからは、師匠と呼ぶべきかな。お」
「あーら、弟子なら夜の特訓も付き合ってもらわなきゃねえ。」
「いや、あの。それは。」
「うふふ。」


門が開かれる。
「どんな技や力も、胆力なしに振るうことはかなわない。
 あんたあ¥は、きょうそれを知った。
 だけど、知っただけ。保つことは難しい。」

「そう、わたしはみんなのように大きなものを背負っているわけでは
 ない。大きな想いがあるわけではない。
 でも、わたしは戦いたい。
 戦って、わたしに何が出来るか知りたい。」


ナナエル
「クイーンズブレイドに参加する闘士達よ。すべての闘技をここに
 示せ。闘士の名は、荒野の義賊リスティ、そして対するはあ、」
エキドナ「うあ。なに」・・・レイナと違う。


レイナ、決闘場所にやってくる。
リスティが立っている。
レイナ「リスティ。さあ、始めましょう。クイーンズブレイドを」
霧が晴れて、リスティが倒れる。・・・???

レイナ「なあ」
周りに電気が流れている。

ナナエル「勝者 雷雲の将 クローデット」

クローデットが、レイナの方をみる。
レイナ「はああ」

雷が鳴っている。
クローデット「剣を取れ、レイナ。」
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