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CASSHERN Sins  第12話目 生きた時を色にして の感想 [CASSHERN Sins]

マルゴーは、キャシャーンに会えてうれしい。
街を自分色に塗ろうとする。

マルゴーが街の色を変えて
「太陽に通ずる道の完成」
させる。
「まさに希望へ道だ。」

仲間に滅びを受け入れないことに対してのリンチを受けても
マルゴー「ぼくらは生きているかぎり希望する権利がある。」
実に前向きな考え方である。
(今の滅びに向かう西欧文化の衰退に反抗する、東洋の思想で
あるように、前向きに生きる。)

マルゴーの仲間に
キャシャーン「あきらめずに生きようとしてなぜ悪い。」
という。
そのマルゴーの仲間達は無謀にも不死身のキャシャーンにいぞんで、
滅ぼされる。ばかなやつらだ。

マルゴー「歴史は塗り換わるものさ永遠にさあ。」
これこそ心理ですね。いくら繁栄して、他に取って代わられるものだ。

キャシャーンには記憶がないが、雪が降り積もるよう
重ねらていく。キャシャーンの記憶に、マルゴーの存在と思いが
積みかねられる。キャシャーンは、忘れないと語る。

例え、限りのある命でも、誰かの記憶に残ることで、
その存在が永遠になる。

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ルナが倒れていく。
キャシャーン「おれは、キャシャーン。」


雪が降っている。
オージ「この街は歴史を塗り替える。国王が変われば、歴史が変わり、
    新しい国王の色に塗り変えられる。
    あってここはそんま街だった。」
リンゴ「わああい。」
オージ「ふん。」
リンゴ、駆けていく。
リンゴ「オージ。」
オージ「そしてここには癒しの女神と呼ばれた女王がいた。」
リンゴとオージは、死んだマルゴーを見ている。
オージ「キャシャーン。夜飛ぶ虫は月に向かう。
    笑わない月と力尽きて堕ちてゆく虫けら。
    深深と世界は静かになってゆくなあ。

    お前は、まだルナを探しがしているのか。
 
   」


壁を白で塗るマルゴー。

キャシャーン、街に入っていく。フレンダーも一緒だ。 
キャシャーン「ここは。」
後ろをつかまれる。
滅ぶにはいっている子供のロロボットが「ルナ」を繰り返している。 
キャシャーン「君は、ルナを知っているのか。」
人形を差し出し、「ルナ」という。
キャシャーン、その人形を受け取ろうとすると。

「死を打ち消す女神ルナ。知らずにしんだら、そうありたかった。
 知らなければ、あきらめられたのに。おぬし、キャシャーンじゃな。

長老らしきロボットがしゃべる。 
子供のロボット「キャシャーン。」
キャシャーン「僕は。」

「かつてわれらを癒してくれた、この泉も今は、われらが骨を埋める墓場となった。
 死を受け入れたくないのなら、去れ。」
キャシャーン、去る。
「行こう。フレンダー。」
キャシャーン、振り返り、子供のロボットをみるが、そのまま去る。

マルゴー「ふう。」
    「ううん。」
マルゴー、キャシャーンを見る。
「君、踏んでるよ。」
気づく、キャシャーン。マルゴーが塗った場所を踏んでいた。
マルゴー、「君」、キャシャーンの体を触る。
「ははは、まるで新品じゃないか。いやああ、すばらしい、君のその体は芸術。
 芸術はいい、君には、シンパシィを感じるよ。はははは。」
キャシャーン「あの。」
マルゴー「は、よし。よし。よしいい。あ。
     あっと、失礼させてもらうよ、このインスピレーションを、
     さっそく私の芸術に試したいのでねえ。」
フレンダーの顔のカット?
キャシャーン「あなたは、未来をあきらめていないのか。」
マルゴー「う。芸術家は諦めが悪いんだよ。
     そして時代に自分を残したがる。
     僕に滅びを止める力はない。
     だがね、歴史の終わりに僕色を残すことはできるのだよ。」
キャシャーン「ああ。」
マルゴー「死をおそれる青年よ。生きるとはなにかを見に行こうではないか。」
キャシャーン、また踏んだことに気がつく。「あ。」
そのまま。マルゴーの世界に入っていく。
キャシャーン、マルゴーに導かれて、ついていく。
そのあと。マルゴーを押して、階段を上がってゆく。
マルゴー「いやあ。久しぶりだ。足をなくして以来かな。」
マルゴー、壁を削り取る。虹色の壁が出てくる。
「これだ。これぞ各時代の王達が、自分色に塗り替えてきた証の色だよ。君」
キャシャーン「ああ。」
マルゴー「この地には、色の数と同じだけ生きた統治者がいた。
     塗りかえら一時代がなくなっても、たしかにいたんだ。
     生きたんだなあ。彼らは。」
キャシャーン「ああ。」
マルゴー「青年よ。生きるとは、どう生きたか。そういうこだと思わないか。
     滅びを憂うのではなく。目の前をどう生きるか。
     大事なのはそれだよ。君いい。

     見たまえ、この暗黒の色」
キャシャーン「あ。あ。」
マルゴー「ブライキング・ボス様の時代の色だ。」
キャシャーン「ああ。」
マルゴー「実に力強いじゃないか。当時は圧制がひかれ、そっりゃ恐ろしい時代で
     はあったが、そこには秩序があった。」

ロボット群が整然と進軍する過去映像。

マルゴー「秩序ある光景は、あれはあれで美しかった。」
キャシャーン「ああ。」
マルゴー「ブライキング・ボスさまがさり、統治者を失ってひさしいこの街は、
     今。砂にしぜんそのものの色によって塗り替えられている。
     あははは、長話が過ぎたかな。
     さてさて、僕もこの街を僕色に塗り替えなければ。
     では、失礼。」
後に残されるキャシャーン、フレンダー。
キャシャーン、壁に触れて、見ている。
キャシャーン「ブライキング・ボス。」
マルゴー「君ー」
キャシャーン「は。」
マルゴー「階段下りるの手伝ってくれまいか。へへへ」
キャシャーン「あ。」
壁の色が映える。
キャシャーン「たとえ滅びが訪れようと、あの人はあきらめず生きている。」

マルゴー、壁を塗っている。
キャシャーン、それを見ている。
キャシャーン「不思議なよ。フレンダー。僕はルナを探して、すぐにでも旅立たない
       よいけないのに。どうしてもあの人が塗り替え街を見てみたい。」
フレンダー。????

キャシャーン「銀色の道。」
マルゴー「違うぞ君。太陽に通ずる道の完成だ。
     僕はついに歴史を塗り替えたぞ。」
キャシャーン「はああ。僕には、過去の記憶がない。
       自分がないから、だからちゃんと生きてきた自身もない。
       でも、こうしてあなたが時代を塗り替えたように、
       僕もあきらめず前に進まなきゃいけないな。
       僕がなにものであるか知るためにも。」
マルゴー「そうだよ。君。進めばそこが道になるさあ。」

夜になる。

子供のロボット「う。」
ロボット達が、マルゴーの元にいく。

マルゴー「ああ。正に希望への道だ。」

長老ロボット、杖を鳴らす。
気づくマルゴー。

「寝ぼけたことをいうでない。マルゴー。」
マルゴー「いやあ。皆さん。おそろいで。なにか御用でも」
「いまいましいやつめ。なぜ我らともに滅びを受け入れんのだ。」
マルゴー「うう。ぼくは。」
「きさまがいると統制が、いや、こころが乱れるわ。やれ。」
マルゴー「ああああ。」

リンチを受ける。
「この期に及んで、なにを希望してやがる。」
「そうだ。運命をいけいれろ。」
「俺達は、滅びるんだ。」

長老ロボット。。。

マルゴー「なぜ、諦める。滅びを憂う前にんぜ生きようとしない。」

「うるせい。」

「こんなもの。ああああ」壁を壊してます。

「滅びはそこまできてんだ。」

「いらつんだよ。目障りなんだよ。」

マルゴー「やめるんだ。僕らは生きている限り、希望する権利があるんだ。」

長老ロボット「黙れ。我らと共におとなしく滅びを受け入れるのだ。マルゴー」

そこへ。キャシャーンが現れる。

キャシャーン「なぜ、こんなことを。」
「は、こいつの行動が秩序を乱すからだ。滅びを受け入れ、穏やかな死期を待つ。
 われらの統制を心を乱すものを放ってはおけん。」

キャシャーン、進みよる。
キャシャーン「諦めずに生きようとしてなにが悪い。」
長老ロボット「もはやこの街を塗り変えるべきものはいらん。
       滅びを受け入れることがわれらの務めじゃ。」
キャシャーン「そんな。滅びを。絶望を受け入れるんなんて。」
長老ロボット「黙れ。」
「お前は、美しい、滅びがはじまってもいねえ。
 だから、わからねえんだろうよ。俺達の気持ちが。」
「希望と持ったってどうぜ滅ぶ。」
「だったらおとなしく滅びを受け入れるしかねえだろうが。」
キャシャーンに戦いいぞむ。

キャシャーン「やめろ。やめろ。うううう。」

長老ロボット「我らと共に滅ぶのだ。キャシャーン。」

キャシャーン、壁をひきかき、苦しむ。
マルゴーはそれを見ている。
キャシャーン、戦闘モードに入る。目が青色になる。

キャシャーン、マルゴーに近寄る。おびえるマルゴー。

長老ロボットの隠し杖の剣で貫かれるキャシャーン。
「キャシャーンよ.まさに滅びを生んだ。殺戮兵器じゃなあ。」
キャシャーン「違う。僕は。」
長老ロボットが、倒されている。

キャシャーン、苦しむ。復活モードに入っていて、不気味である。
(ロボットじゃないよこれは。)

それをマルゴー見ている。

キャシャーン「すまない。こんな。僕のせいで」
マルゴー「なに、また塗り変えればいい。歴史は、塗り変わるものさ。
     永遠にな。」
キャシャーン・・・・

マルゴー、壁を塗り始める。
マルゴー「はあ。あああ」
    「なんとも醜い。戦いが生む歴史はいつも醜いなあ。
     だから、先の統治者は必死に色を塗り重ねたのかもしれない。
     やはり、自然の色に染めてもらうか。
     月というな太陽が望んだとおり。」
キャシャーン「あなたは、ルナをしっているのか。」
マルゴー「見たことは。だが、この街にもやって来たとは聞いている。
     そして言ったそうだ。この街の色は自然のままであってほしいと。」
キャシャーン・・・
マルゴー「青年よ。頼みがある。僕を僕色に塗ってはくれまいか。」
キャシャーン「は。」
雪が降り出す。
マルゴーに滅びがきて、腕が崩れ落ちる。
「はは、まいったな。こんなに早く滅びがくるとは。」
「ま、あちこちがたがきていたからね。さあ、頼む。僕を僕色に。」
キャシャーン、嫌がる。
「ならば、君が望む色に。」
キャシャーン「あ。」
「君は記憶がないといっていたが、記憶は日々積み重なる。
 僕と出会ったこともその一つだ。だから忘れないでくれ。
 滅びに抗うことはできない。
 でも、誰からも忘れ去られるのは悲しすぎるよ。
 せめて、残したかったな僕の色を。僕の街に」
マルゴー、死す。

キャシャーン、街を去る。フレンダーを伴って。
キャシャーン マルゴー、この街はあなたの望んだ色に染まっているよ。
       ルナは自然がこの街を塗り変えることを望んだ。
       それは、滅びを受け入れろということなのか。
       ルナ、君はいったい。

リンゴ、マルゴーを見る。
リンゴ「きれい。一緒懸命生きて、それで死んだのかな。」
オージ「そうだな。そうかもな。」
リンゴ「雪ずっと、とけないままいればいいのに。」

キャシャーン 雪が降るように心にも記憶が降り積もる。
       でも記憶という名の雪はとけない。
       マルゴー、僕はあなたを忘れない。
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