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ラオウ外伝 天の覇王 #11 聖帝、現る! の感想 [北斗の拳 ラオウ外伝 天の覇王]

サクヤ、聖帝に会いに行く。
なぜかは、聖帝を見定めるたため。
ラオウへの忠誠のためというより、愛のため。

聖帝は、愛に背を向ける
ラオウは、愛はあるが、悲しみを背おわぬ
ゆえに二人とも救世主にはなれない。
しかし、いずれ、ラオウは救世主への道へ進むとサクヤは思う。

サクヤの軍師ぶりは、聖帝のユダの思惑を見破っているが、
ラオウの側近たちには、認められない。

サウザーは、ユダのいうとおりにラオウとの会見をし、当のユダは、
それはそのはず、拳王府にむかったから、
ラオウは、サクヤが拳王府を奪うものとみたが、ちがった。

サクヤが、レイナに進みを渡して、和議がなったら、あけるようにと
これは、まるで劉備の軍師孔明と同じやりかた。
それほど、緻密によんでいるのだろうか。

次回、ユダが、拳王府を占拠しているが、ラオウガ戻って、
すぐに返却するはず。あまりにもはやい帰りに驚いて。

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その乱世に覇を打ち立てんとするラオウ。周辺諸国を次々と平らげていった。
南へと軍を進めたオウは、冥王軍とぶつかる。だがその裏には人をあやつる
コクサンオンギョウ拳のガイヤがいた。
ガイヤの拳の前にソウガが、そしてリュウガさえ傷つく。
そのガイヤの必殺の拳を、ラオウは軽々と打ち砕いた。
同じコクサンオンギョウ拳、サクヤもまた使うことが判明した。
そして同じとき彼女は聖帝サウザーの前にぬかづいていた。

サクヤ「聖帝サウザー陛下お招きにより参上いたしました。」
サウザー「遠路大儀であった。
     おぬしの高名、このサウザーの耳にも届いている。」
サクヤ「お耳汚しを。」
サウザー「謙遜するな。お前の軍略の才、一番買っているのはラオウではない。
     この俺だ。サクヤ、おまえほどの軍師が我が軍に加われば、
     世界はおれにひざまづくてあれろう。」
サクヤ「私が加わるならば。」
サウザー「いやだと。」
サクヤ「はい。」
サウザー「あははは、この聖帝を相手によくもぬけぬけと。
     おもしろい。ますますおまえがほしくなったわ。
     なぜだ。」
サクヤ「愛ゆえに。」
サウザー「あははは、愛だと。愛。これほどおかしいことがあろうか。
     このおれが認めた軍師が、愛ゆえにラオウにつくと。
     あははは。」
サクヤ「男がおのれの覇道を曲げぬように。女は、愛をつらぬくものでございます。」
サウザー「愛など唾棄すべきもの。それを後生大事に貫くおろかものなど、
     そもそもが縁なくものであったか。」
サクヤ「そのようでございます。」
サウザー「この愚か者を城からたたき出せ。」
サクヤ、サウザーから見切られる。


拳王府
サクヤ、ラオウの前に引っ立てられる。
サウガ「おまえは、コクサンオンギョウ拳の使い手か。」
サクヤ「はああ」
リュウガ「コクサンオンギョウ拳は、人に隠れ、人を動かす拳。
    この拳王府でなにを狙う。」
サクヤ「はああ」
ソウガ「いえ、拳王様を裏切り、誰につくつもりだ。」
リュウガ「聖帝とやらに会っていたらしいな。」
ソウガ「聖帝とはなにものだ。」
サクヤ、黙り込む。
ソウガ「それさえ言わぬか。」
レイナ「サクヤ何か言って。さもないと」
サクヤ「我がお仕えるは、拳王ただおひとり。」
サウガ「うう、この裏切り者をカサンドラに幽閉せろ。」
サクヤ「はああ。」


サクヤ、カサンドラ行き。
かなしそうなサクヤ。(ひとは、悲しいまで信じあえない。)


サウガ「もはや、聖帝の領土に進行するのみ。」
ソウガ「拳王さま。ためらうときではありません。
    サクヤが、裏切り者である以上こちらの情報がもれていることは
    必定。向こうが対抗策を打つ前にぶつかるべきです。」
リュウガ「わたしもそう思うます。聖帝と名のるおとはずでに周囲十数か国を
     平らげ、その支配下においております。
     国力では、われらとほぼ同等かと。」
ソウガ「両雄並び立たず。雌雄を決すときです。」
ラオウ「赴くは、聖帝の地」
「おお」

レイナ、不安な顔をしている。


カサンドラ
レイナ、サクヤに会いに行く。
レイナ「あなたは、コクサンオンギョウ拳の使い手なの。」
サクヤ「ガイヤは実のあにでございます。」
レイナ「ラオウを裏切るの。」
サクヤ「判断は拳王様がくだされること。」
レイナ「じゃ、なぜ聖帝に会ったの。なぜ、聖帝がなにものが口にできないの。
    なぜ、戻ってきたの。」
サクヤ「愛、ゆえに。」
レイナ、びっくり。
レイナ「あ、あなた。ラオウを。それを私にいうの。」
サクヤ「レイナ様だから言うのです。」
レイナ「時間の無駄ったようね。」
サクヤ「お待ちください。拳王様は聖帝と一戦交えるつもりでしょうか。」
レイナ「裏切るものに答える義務はない。」
サクヤ「もし、そうであるならは、ソウガ殿にこれを
    もし、聖帝と和議が成立したときにこれを開くようにとお伝えください。」
レイナ「そんなこと私が仕えると思って。」
サクヤ「もはや、あなた様にすがる以外ないのです。」
レイナ、サクヤの伝言の包みをもっていく。

サクヤ「ふ。」

拳王軍、出陣の準備。
リュウガ、せきをする。
ソウガ「たいしたことはない。おまえこそまだ傷が治えないのではないか。」
リュウガ「傷など戦場に出れば、忘れる。しかし、お前は。」
レイナ「ソウガ。」
ソウガ「レイナ。お前は拳王府を守れ。それが拳王様のご命令だろう。」
レイナ「これを。聖帝との和議がなったら開けて。」
ソウガ「和議。そんなことはありえん。」
ラオウ「出陣」

見送るレイナ。

トキ「サクヤよ。」
サクヤ「あ。」
トキ「サクヤよ。なぜ、聖帝がサウザーだとなぜ告げん。」
サクヤ「告げたところでお二人の運命が変わりましょうや。」
トキ「なぜ、サウザーにあった。」
サクヤ「会わねば、あの男の真の姿が見られぬゆえに。」
トキ「サウザーをどう見た。」
サクヤ「愛に背を向けるゆえ救世主になれぬ男。
    そして、拳王様は悲しみを背おわぬゆえ、救世主になれぬ男。」
トキ「おお。サクヤ。お前は。」
サクヤ「ですがいずれ、救世主の道を歩まれるはず。かならず。
    さもなければ。」
トキ「ケンシロウに敗れると。」
サクヤ「わかりませぬ。ケンシロウにはあったことがありませぬゆえに。」
トキ 認めぬはラオウへの愛ゆえか。


ラオウ、南に進軍する。
拳王軍、賊を打つ。
南斗聖拳の拳士二人とあい、去れといわれるが、ラオウ叩きのめす。
聖帝が南斗六聖拳将星であることがわかる。
リュウガ「では、聖帝とは。」
ラオウ「南斗鳳凰拳のサウザーか」
ラオウ、笑おう。
ラオウ「おもしろい。幼き日に昔道場でも幾度となく拳を交わしたなじみが
    あのサウザーが聖帝だとう。」
サウガ「しかし、その聖帝サウザーはあなどれない勢力になっております。」
ラオウ「聖帝を名乗り天を目指すか。
    ならば、なおのこと。サウザーをこのままにしておけぬ。
    いずれ決着をつけるのなら早いにこしたことはない。
    これも定め。天の導きか。
    ものども進めこれより一気にサウザーの居城に進む。」
「おおお」

聖帝十字稜作成現場。
子供達が働かされている。

「聖帝陛下」
サウザー「どうした。」
「拳王軍が大軍をもってこの城に向かっております。
 すでに南斗飛燕拳の二人は打ち死にしました。」
サウザー「ラオウか。」
「いかがしましょう。」
サウザー「ううむ。拳王軍の正面からぶつかれば双方にただいの死者が出よう。
     今は、覇道半ば、無駄な犠牲は避けたい。」
ユダ「ならば、ラオウを一度会ってみたらどうだ。」
サウザー「ほう。」

ラオウ「聖帝十字稜」
ソウガ「そうです。サウザーは聖帝の勢力を保持せんがため、巨大陵墓を
    建設中とのことです。」
ラオウ「ふん。おのれの墓とは準備がいい。」
リュウガ「その墓を建設する労力として、反逆する大人は使わないとのことです。」
ラオウ「うん。」」


聖帝、子供達をつれさり、稜墓の建設に従事させる。

そこへ、拳王軍がやってくる。

サウザー「ラオウに会えだとう。」
ユダ「そう。」
サウザー「会ってどうする。ラオウは、すでに我王や鉄帝ジャダムを倒し、
     この南へと侵略の手を伸ばしている。
     いずれぶつかるのはさだめ。それとも幼馴染として会えとでも言うのか。」
ユダ「おれも南斗六聖拳の一人。妖星のユダ。ラオウを陥れる策はできている。」
サウザー手招きする。「聞かせよ。」
ユダ、サウザーの耳打ちする。
サウザー「どちらに転んでもこちらに大したひがいはでんというわけか。
     しかし、向こうにはサクヤがいるぞ。」
ユダ「信を失い、カサンドラに幽閉されているそうだ。」
サウザー「この俺に会ったこともれたか。よかろう。
     ラオウにこのサウザーが会談を申し込むと伝えろ。」
「は。」

ラオウ、進軍する。
ソウガ、聖帝の使者と話をする。
ラオウ「聖帝の使者はなんと。」
ソウガ「サウザーが拳王様と会って、話がしたいと。
    場所はここから一日半、ラダムの街だそうです。
    お受けになりますか。」
ラオウ「よかろう。」
ラオウ「まずはやつがなにをいうか聞いてみるのも一興。
    倒すのは、そのからでも遅くない。」
(敵の奥ふかくまで進行させられる。)

トキ「風が血のにおいを運んでくる。」


会見場所
リュウガ「会談場所はここか。」
ソウガ「ああ。すでに斥候が安全を確認している。わなではないようだ。」
リュウガ「しかし、相手は聖帝なにを考えているのか。」
サウザーやってくる。
サウザー「ふさしぶりだなあ。ラオウ。
     十数年ぶりか。」
ラオウ「サウザーよ。しばらく見ないうちに。聖帝などと名のっているらしいなあ。」
サウザー「おれは、南斗聖拳の将星の名の下に生まれし男。
     聖帝を名のるのになんも不思議もなかろう。」
ラオウ「そうか。サウザー、お前も覇道を歩むつもりだな。」
サウザー「だとしたらどうする。」
ラオウ「おれはこの手に天をみぎる。このおれが覇道をめざせば、お前に出番はない。」
サウザー「南斗みだるるとき、北斗現る。
     北斗神拳伝承者の座をあの弟にゆずり、いずこともなく去ったと聞いたが。
     お前がめざすは乱世の覇道であったか。」
ラオウ「我が覇道の前には、伝承者の座など小さいわ。」
サウザー「よかろう。お前はあくまでも覇道をゆくとあらば、おれは引こう。
     それほど覇道にこだわっているわけではない。」
ラオウ「それは、本心か。サウザー。」
サウザー「いま戦えば、おれもおまえも無事では済むまい。
     どちが生き残るにせよそんな話だ。」
ラオウ「聖帝とい名はどうする。それにあの聖帝十字稜とはなんだ。
    ありらかにおのれの権力を顕示する陵墓ではないか。」
サウザー「はははは、あれは、おれの墓。道楽に過ぎぬ。人はいずれ死ぬ。
     だれでも墓は必要だ。なんなら、うぬがためにひとつたててやろうか。」
ラオウ「おのれの死する時はおのれで決める。」
サウザー「ラオウよ、お前は覇道をゆけ。俺は従おう。
     聖帝の名もしばらく封印してもよい。」
ラオウ「よかろう。まず、おれが天を握る。俺が覇道半ばで死んだならば、
    お前がその先を行け。ただし、天がそれを許すのならばだが。」
サウザー「そうさせてもらう。誓約書のひとつでも交わすか。」
ラオウ「いらぬ。男は己の言に責を負うもの。違えるなら拳を交わすのみ。」
サウザー「なるほど、帰還するぞ。」
リュウガ「よろしいのですか。あれで。後々禍根を残しませぬか。」
ラオウ「やつは一度もこの拳王に頭を下げなかった。
    おそらくは心の底からしたがうつもりはないのだろう。」
ソウガ「ラオウ、そこまでわかっていて、なぜ。それなら、なおさら。」
ラオウ「ソウガよ、このおれの判断が信じられぬか。
    まずは一刻も早く天を握ることが重要なのだ。
    従うといっているのならば、今は従わせておくだけ。
    そりとてあやつに信をおくわけではないは。
    もしものときは、この拳で打ち砕くのみ。」

ラオウ「聖帝は足元に下った。さらに南へと兵を進める。」
「おおおお」

リュウガ「まさに鬼。おのでの覇道を突き進むか。」
ソウガ レイナの「聖帝との和議となったらあけて」を思い出す。
ソウガ見てみる。そこには、「拳王府、堕つ」
リュウガ「どうした。」
ソウガ、リュウガに神を見せる。
リュウガ「あ。これは、サクヤの筆跡。」
ソウガ「われらを遠く南にやり、その間に城を落とすつもりだったのか。」

サクヤ、幽閉されている。
サクヤ「そろそろ和議がなったころ。拳王府、最後の日か。」

「なんだあ、きさまら拳王様の留守中に」
ユダの拳であっさり、やられる門兵。

レイナ「なんですって。大軍が拳王府目前に迫っている。」

ラオウ、拳王府に急ぐ。
「拳王府、堕つ」そのことばどおり、なぞの軍団が拳王府を攻め始めていた。
果たして、ラオウは間に追うのか。拳王府がサクヤの手に落ちる前に。


次回「いま、堕つる拳王府!」
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