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ラオウ外伝 天の覇王 #6 鬼、目覚める! の感想 [北斗の拳 ラオウ外伝 天の覇王]

リュウロウの登場、彼は、聖帝の要請を断る。
ソウガ、ラオウに人材を入れることを提案する。
それで、リュウロウ、ラオウ直接に会いに行く。

ケンシロウは、シンとの戦いでユリアを失い。
悲しみを受け変わる。これも北斗の宿命。
これにより、ケンシロウ成長し、民衆のために尽くす。
それにより人民から、ケンシロウを救世主と呼ぶものもでる。

ソウガ、ケンシロウは危険というが、
ラオウは、ケンシロウとも戦うことになるが、
まだ今はそのときでないという。

サクヤは、ソウガの集めたケンシロウの情報をカサンドラの
トキに伝える。トキは、ケンシロウの北斗の宿命を感じ、
成長を喜ぶ。
(トキは、ケンシロウを待つ。まさに時に人?)

ラオウ、リュウロウに会うが、リュウロウは、覇道を進む
ラオウには、つかないという。
ラオウの覇道とケンシロウの王道。
民衆が求めているのは、時間をかけた平和への道、
覇道により恐怖が支配する世ではない。
ラオウが悔い改めためて、ケンシロウと協力するなら
つきましょうという。
(リュウロウの望みはかなえられない。今の政治家もラオウと
同じで今すぐを求め、長期展開を見ない。やはりあほですなあ。
やっぱり目的のためにあえて悪の道を突っ走る。)

当然、ラオウは、それを認めないし、時間はないという、
リュウロウ一武芸者としてラオウに戦いを仕掛け、
敗れて死す。
ラオウは、語る。
最終目的は、故郷修羅の国の平定、この国の統治に時間を
かけられない。うーん、これが、修羅の国とのつながりか。
(でも、結局、修羅の国の救世主もケンシロウなんだよね。)
リュウロウとの戦いで、ラオウひとつのことを悟る。
「己の甘さよ、笑止」
(その後、拳士狩をしつようとすることに。)

己の甘さを笑止とあらば、このときラオウの中で何かが目覚めた。
人はそれを鬼と呼び。恐怖することとなる。
それなる血塗られた道を踏み出した。

(ラオウは、性急過ぎた。もっと長い目でみれば、結果が
変わることになることも知らずに。それも運命か。)力が力を制すだけの乱世だった。
この乱世を正すべく覇道をあゆみ始めた一人の男がいる。ラオウ。
ラオウは、覇道のため、実の弟トキさえもカサンドラにつないだ。
歴史は、怒涛のようにうねり始めていた。
そこ流れの中でただ一人孤高を保つ一人の男がいた。

リュウロウの隠匿の生活
「何度まいられても同じ。私の答えは変わらぬ。
 私は、この森とともに風と共に暮らす。
 あらそいに参加する気はない。」
兵士「聖帝さまの招聘であろうともですか。」
「おひきとりを」


ソウガの密偵が帰ってくる。
ソウガ「ケンシロウに関しては以上だ。」
ラオウ「人の悲しみを背負うことで強さを身につけたと。」
ソウガ「ああ。婚約者を奪われたことでな。」
ラオウ「ことばをためらうな。」
ソウガ「ユリアを奪われたことが、あいつの悲しみの第一歩だ。」
ラオウ「おれには、理解できぬ。ただ、あやつなら、あやつらしい。」
ソウガ「いずれにしろ。ケンシロウは、われわれにとって危険な
    存在になったことだけは間違いない。
    ケンシロウは民衆の側に立ち、やつらのために戦っている。
    そんな民衆の中にはケンシロウを英雄視し、
    救世主と呼ぶものまで出ている。」
ラオウ「トキと同じじく、ケンシロウとはいずれこのラオウが決着を
    つける。
    だがまだ、そのときではない。今だ、覇業のなかばに過ぎん。
    しかし、拳王軍も磐石とはいえぬ。兵たちの状況は。」
ソウガ「優秀だ。訓練も行き届いているし、兵器もよくなった。
    が、いかんせんわが国は急速に大きくなりすぎた。
    巨大戦線を支えるための人材が不足している。
    俺とレイナなだけでは心もとない。
    サクヤは使えるが、どこまで信用できるかわからん。
    やはり覇道を貫くためには、拳王の片腕となる
    智勇兼備の将が必要だ。
    一人心あたりがある。かつて南斗の知将とうたわれた男」
ラオウ「南斗の知将。ひさしくその名を聞くことがなかったが、
    南斗龍狼拳のリュウロウか?」
ソウガ「南斗聖拳108派が分裂し、互いに争うようになったことに
    嫌気がさして、彼らと袂をわかったそうだ。
    その後、たった一人丘にふもとに小さな庵を建てて、
    毎日晴耕雨読の生活を送っていると聞いている。」
ラオウ「南斗の知将とまで呼ばれた男。やはり、野に放っているのは
    おしい。
    よし、ここは俺自ら直接出向こう。」
ソウガ「一人でか。」
ラオウ「リュウロウという男の才。見極めるなら己の目で」

サクヤ「ソウガには、なにを報告した。」
密偵「ケンシロウのことです。」
サクヤ「北斗神拳伝承者ケンシロウのことか。
    そうがに報告したことを申せ。
    一言一句違えるな。」

カサンドラにて
トキの監獄。
サクヤ「トキさま。ケンシロウのことがわかりました。」
トキ「修行がたりぬな。あれのこととなると。」
サクヤ「ケンシロウは生きております。しかし、南斗こしゅう拳のシン
    と戦い、婚約者ユリヤを奪われました。」
トキ「天空に2つの極星あり。すなわち、北斗と南斗。
   森羅万象二極一対。陰と陽。北斗神拳と南斗神拳。
   経絡秘孔を突き、内部からの破壊を得意とする北斗神拳を陰と
   するならば、外部から突きいれ全てを破壊する南斗神拳は陽。
   北斗と南斗は表裏一体。わが師リュウケンは北斗は争っては
   いけならぬといっていたのだが、北斗神拳は一子相伝
   によっって守られたが、南斗は108派に分かれた。
   南斗こしゅう拳のシンは、かなりの使い手。
   おそらくケンシロウは。」
サクヤ「ケンシロウは、ユリアを守るために必死でたたかったものの。
    敗れたそうです。止めを刺されませんでした。シンは残酷にも
    ユリアに選ばせたのです。自分の元に来るか、ケンシロウを
    見殺しにするか。その数7つ、北斗七星と同じ形だそうです。」
   (これが、胸に七つの傷を持つ男の始まり。)
トキ「北斗七星と同じ傷。これも定めか。」
サクヤ「しかし、そのことがケンシロウを強くしました。
    かれは、たった一人悲しみにくれる人たちのために戦ってます。」
トキ「悲しみを知るもののみが北斗の真の奥義を窮める。
   ラオウは、動いたのか。」
サクヤ「はい。」
トキ「だろうな。ケンシロウはいずれラオウの覇道に立ちふさがる。」
サクヤ「拳王様は、南斗聖拳の知将リュウロウに会いに行かれました。」
トキ「リュウロウか。しかし彼がラオウにつくか?」
サクヤ「わかりません。聖帝が度々招聘しておりますが、すべて
    断っているそうです。」
トキ「そうか。森のリュウロウ、その目にラオウはなんと映る。」

レイナ「ときになんの話をしたの。何の話。そうケンシロウが。」
サクヤ「やはり、トキさまは男。トキ様はケンシロウの定めを思います。
    私は女。ユリヤのそのときの苦悩を思ってしまいます。」
レイナ「そうね。苦しかったでしょうね。自分が恋人のもとを去らねば
    その人が殺される。」
サクヤ「ケンシロウは傷を受けました。でも、ユリヤはもっと深い傷を
    胸に受けました。ケンシロウはシンに痛めつけながらも
    こういったそうです。死ぬなおれのために行き続けろと。」
レイナ、こころに感じる。
レイナ「あ。拳王軍の将として命ず。今後、トキと会うな
    といってもあなたは会うでしょうね。」


リュウロウの庵。
「世界をつつんだ核の炎によって、森は焼かれた。
 木々は再生する。
 時は乱世。まずは嵐を治める巨木か。」
うれしそうな顔をするリュウロウ。
そこへ、ラオウがやってくる。真剣な顔になるリュウロウ。

リュウロウ「これこれは拳王様。そろそろおいでになるかとお待ちして
      おりました。」
ラオウ「南斗聖拳の知将リュウロウだな。」
リュウロウ「むかしはそう呼ばれていたこともありましたが、
      今はただの世捨て人。だいそれたものでありません。
      そんな私の元へ拳王様自らおいでなられるとは
      痛み入ります。」
ラオウ「おれが来ることがわかっていた口ぶりだな。」
リュウロウ「ここ風の森。世界のじゅうからここに風が集まってまいります。
      そして風は、あらゆるものを運んでくる。
      拳王様のうわさもそのひとつ。」
ラオウ「お前のことは聞いている。かつては南斗の重鎮として、
    大軍を率き、幾度となく勝利を治めた戦略家であったこと。
南斗に見切りをつけ隠遁したこと。
    だが、世は乱世。俺はお前の力が必要だ。
    この俺の片腕となれ。」
リュウリウ「私が、南斗の仲間と袂をわかったのは、
      争いごとがつくづくいやになったからです。
      いまこうして風を読み、森と共に暮らしております。
ご覧ください。私はここに風力発電を作りました。
      ささやかなものですが、村の人たちは感謝してくれました
      毎日取れたての果物や野菜を持ってきてくれます。
      ときに祭りがあれば肉や酒さえも。
      南斗の将だったころ私は豪壮な屋敷に住んで降りました。
      今ではあのようなあばらやです。ですが、寝ておきて
      雨露をしのぐには十分。
      私は、ここが大好きです。
      誰に言われようとここを出て行く気は
      もうとうございません。」
ラオウ「このラオウたっての願いきけぬというのか。」
リュウリウ「聞けません。私がもし共に戦う人があるれば、
      それは民衆の側にたって戦う人です。
      そう、あなたの弟ケンシロウさんの人でしょう。」
ラオウ「なに。このラオウの要請を断り、ケンシロウとなら
    共に戦うというのか。」
リュウロウ「ケンシロウさんは変わりました。あなたの知っている
      末弟とは別人といっていい。」
ラオウ「ううん。」
リュウロウ「我が南斗聖拳のシンと戦い、婚約者のユリヤさんを
      奪われたことはご存知でしょう。
      ユリアさんを奪われたことでケンシロウさんは
      悲しみに目覚め、彼の宿命に目覚めさせたのです。」
ラオウ「ケンシロウの宿命だと。」
リュウロウ「そう。救世主としての宿命です。
      拳王様この森をなんとごらんになります。」
ラオウ「ただの焼けた森ではないか。」
リュウロウ「あなたの目にはそう映るでしょう。
      ですが、私の目には違って見えます。
      この森は豊かな森です。
      このように若葉が芽吹いております。
      来年、いやさ来年には青々とした森になるでしょう。
      しかしまた弱い、引き抜けばぬかれ、踏みつければ
      倒れます。何の役にもたたない。
      見守るのです。風や水の流れを調整してやり、
      静かに育つんを待つ。
      それでもそうやって芽吹くのに何年もかかってしまう。」
ラオウ「なにが言いたい。」
リュウオウ「民もまた同じ。木々が光を受け風をうけ水を得て
      森になるように、民もやがて民衆となります。
      わたしはこうやって森とあることしかできません。
      ですが、ケンシロウさんは民とともにあります。
      ケンシロウさんはただ一人民の悲しみを背負って、
      かれらを虐げるものたちに戦いをいぞんだ。
      民衆はそんなケンシロウさんを見て、彼と
      ともに戦うことを選んだ。
      そして誰ゆうもなく胸に七つをもつ男の噂は、
      風に乗り乱世を駆け巡っているのです。
      拳王も、今や王と名のるものたちが乱立している。
      しかし、誰一人民衆のこころをつかんだものいない。
      力によって従わせ、恐怖で支配しようとしているだけだ。
      民衆は、そのような覇者を求めようとはしていない。
      求めているのは自分たちと圧制と戦ってくれている
      真の救世主なのです。」
ラオウ「圧制者であり、覇者であるこのラオウの片腕に断じて
    ならないというのだな。」
リュウオウ「そのとおりです。ただし、あなたが悔い改めてくれれば
      話は別です。」
ラオウ「くいあらためろと。ふん。」
リュウロウ「あなたのやり方では決して真の平和はおとずれない。
      今からでも遅くはない。覇道をすて、真に民のために
      なる王道を歩むのです。そして、仁慈の国を打ち立てれば、
      ケンシロウもトキもこの私も喜んであなたの手足に
      なりましょう。
      ラオウ、あなたにこの言葉を伝えんがためここで
      あなたをお待ちしておりました。」
ラオウ「そのようなことは断じてできぬ。我が行くは覇道のみ。
    それが国を出し時に誓ったこと。」
リュウロウ「そうでうか。」
ラオウ「おれには、時間がないのだ。役に立たぬ若葉など踏む付け
    ぬいて前に進まねばならぬ。
    残念だが、リュウロウ、我が片腕とならならぬならば、
    お前には死んでもらう。」
リュウロウ「では、及ばずながらお相手しましょう。」

二人戦う。
ラオウ「さすが、南斗の知将とうたわれた男。南斗りゅうろう拳
    リュウロウ。おもしろい」
リュウロウ「もうその名は捨てました。私の名は森のリュウロウ。
      風と共に生きるただの世捨て人。」
ラオウ「名を捨て、世を捨て、命まで捨てるというのか。」
リュウロウ「あなたが覇道を捨てないなら、私は命を捨てて戦いましょう
      そこからあなたが何かを見出すならば。」
ラオウ「どのまでも、のんき名やつが。なぜわからぬ。この乱世に
    鬼が必要なのだ。俺が鬼とならねば、誰がなる。」
(聖帝が、なります)
ラオウ「貴様のようなゆるいやり方では、世はおさまぬは。
    なぜ、それがわからぬのだ」
(所詮、ラオウは、ケンシロウの前座、悪役、ルルーシュです。)
リュウロウ「わたしにも、どちらがただしいかわかりません。
      だから、こうして見定めだいのです。
      2本の巨木、ラオウとケンシロウ、覇道と王道。
      どちらが必要なのか。」
(王道が一番です。)
リュウロウ「あなたにもわかっているはすだ。
      生い茂る葉が影となり森を枯らす巨と森と共に育つ巨木、
      どちらが正しいのかを。」
ラオウ「2本の巨木か論ずるに値せん。おれはどちらでもない。」
(ラオウ、あなたは、森を枯らす巨木でした。チャンチャン。)
ラオウ「最後の突きの寸前呼吸が乱れたな。病か。」
リュウロウ「すでに死兆生を。最後にあなたと戦えて本望だ。
      ラオウ、覇道をすて、ケンシロウとともに王道???」

おれは、おれの信じる覇道のためならば、親兄弟であろうと
その屍を超えてゆく。
断念だが、お前の望みはかなえて上げぬ。
この国の統治に時間をかけてはいられぬ。
故郷修羅の国の平定、それが俺の最終目的。

リュウロウよ、貴様との戦いでひとつ見出せたものがある。
己の甘さよ。
笑止、帰るぞ黒王。

己の甘さを笑止とあらば、このときラオウの中で何かが目覚めた。
人はそれを鬼と呼び。恐怖することとなる。
ラオウは、それなる血塗られた道を踏み出したのであった。
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