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テガミバチ REVERSE #05 「リバース・ワールド」 [テガミバチ]

・・・嘘のテガミ、それでもこことを伝えようとするラグ
   査察官もリバース側の人間、それとは知らずに一緒にいるラグ。
   こころを折られかかるが。。。折れないラグ。
   テガミは必ず届けると。


。。。病室。少女が寝ている。
   ラグがテガミを書いている。

(モック)おい。ラグ・シーイング!
(ラグ)すみません。もう少しです。
うっ。

「手術は無事に終わりました。
 今は元気に飛び回っています。
 だから、お母さん。安心して」
これでいいのかな?
うっ。
この子のお母さん。頑張って働いてやっとこの子をユウサリの病院に入れることができたんです。
(ラグ)手術はうまくいったんですよね?
実はまだ手術ができないんです。
(ラグ)え?
体力が落ちていて。
(ラグ)じゃあ。このテガミは嘘?
(ニッチ)嘘テガミはダメだ!
     ステーキ!
(ステーキ)ヌニ!
(ラグ)うわぁっ!。いけません!
(ノッチ)なぜか。ラグ!
(ラグ)だって…。

手術なんて。イヤだよ。
お母さんに会いたいよ。
でも 本当のことを書いたテガミなんて出したらお母さん心配しちゃう。


(モック)モタモタしてられないんだ。
今回の南部便は量が多いんだからな。
(ラグ)よろしくお願いします。



お願いです。このテガミは村のみんなの大切な…。
うっ!
。。。テガミが奪われる。

モックにも襲ってくる。テガミが飛んでいく。



(ラルゴ)南部でテガミが奪われる事件が相次いでいる。
(コナー)ノワールですか?
(アリア)ノワール1人の仕業ではありません。
複数の地点で同時にBEEが襲われているのです。
(ザジ)反政府組織 リバースか。
(ラグ)リバースはなぜテガミを狙うんですか?
(アリア)それは…。
(ラルゴ)郵便制度は貧困層にとってアンバーグラウンド政府の支配の象徴にも見える。
それを破壊し、政府の無力さを訴え、支持を集める。
ということかな。
(ラグ)そんなことにゴーシュが協力するはずありません。
(アリア)ゴーシュ・スエードは勤務を継続的に無断欠勤。
心身を喪失した可能性が高いとして解雇されたわ。
彼はこころを失っているのよ。
(ラグ)でも それはアカツキからの一方的な報告だったって。
(アリア)真実をどうやって確かめるの?
え?
(アリア)私たち 誰も アカツキへの橋を渡ることはできないのよ。
(ラルゴ)以上だ。
すまないが来客があってね。

(ドアの開閉音)


(バレンタイン)ロイドのヤツめ。いつまで待たすつもりだ!
(ガラード)いいから葉巻を消せ。
臭くてかなわん。
(バレンタイン)フンッ!
な… なんだ これは!?


(アリア)首都から来た監査人ご存じなんですか?
(ラルゴ)うん。まあね。


(バレンタイン)ロイド!ロイド!
ラルゴ・ロイド!
(ラルゴ)ハ~イ!ミスター ヘイズル・バレンタイン!
ミスター カリブス・ガラード!
ようこそ僕らの愛の巣へ。 
(アリア)へっ?
(バレンタイン)なんという失態だ!
キサマには心底失望した。
わしの大好物のチョコレートを完備するのが当然なのに。
なんじゃこの酢イカは!
ブエッ! くさすっぱ!
(ガラード)ヘイズル!
(バレンタイン)キサマにはまったく…。
(ガラード)ヘイズル! どいてろ!
(ラルゴ)お久しぶりです。ガラードさん。
(ガラード)リバースの調査報告にいつまで待たせる?
(アリア)報告書はここに。
ただ 1日や2日で読みきれる量では…。
(ガラード)フンその程度か。
(ガラード)ヘイズル!
(アリア)館長。


ちょっと あの人!
ガラードとバレンタインよ。
ホントだわ!
私たち あの頃はみんな憧れたものよ。
(ラルゴ)13年前…。
(アリア)あ。
(ラルゴ)次のヘッド・ビー候補と期待され首都入りした元テガミバチと そのディンゴ。
僕も駆け出しの頃に憧れた先輩さ。


(ザジ)なんだ。アイツら?
え?シッポ?
おい!ヴァシュカ!
せい!
でやぁ!

。。。バレンタイン、やっつける?
ううん。
よ~し。よしよし!
そうか。そうか。わかった。わかった。
くすぐったいぞ。こらこら。

(ラグ)ねぇ。ザジ!リバースのことだけど。
(ザジ)ラグ~!
おわっ!
(ザジ)アイツ! アイツ アイツ アイツ…。
ヴァヴァヴァ… シュカシュカシュカシュカ…。
ヴァシュカを!
あ。あれ… あ れ…。
(ラグ)よくわかんないけど。
ニッチ!ヴァシュカを救出するんだ。

。。。向っていくニッチ。
(ニッチ)コイツ…。
やりおるのう。だが…。
しょせんは二流のディンゴだ。
(ニッチ)ニッチは 二流ではない!

お前がラグ・シーイングか。
(ラグ)え?
左目に精霊琥珀を埋め込んだBEE。
キミの噂は首都にも届いている。
(ラグ)首都… アカツキからいらしたんですか?
(コナー)ああ。あっ! モック・サリヴァン。
。。。配達からなんとか帰還するモック。


(モック)リバースとおぼしき攻撃を受け、テガミ323通は回収不可能。
凍結物件としてコールドレター課に登録してください。
(ラグ)あ。ああ。
もしかしてあの子のテガミも?
(モック)谷底に落ちて回収不能だ。
(ラグ)僕、南に向かいます。
テガミを探しに。
(アリア)えっ?

(ガラード)それは許可できない。
(ラグ)えっ?
(ガラード)私たちはリバース事件専任の監査人だ。
リバースについてはすべて我々が対処する。
お前たちにリバースとの交戦資格はない。
よって南部への立ち入りも禁止する。
(アリア)しかし 配達業務が…。
(バレンタイン)リバースは配達経路 日時などに詳しい。
ここから情報が漏洩している可能性もあるからな。


(モック)俺しか知らない秘密のルートも待ち伏せされた。

(ガラード)以上だ。
ううん。


(ラルゴ)今度の事件は彼らに任せておくさ。
ノワールは必ず僕らの手で捜し出す。
(アリア)ええ。
(ラルゴ)そろそろ タバコが切れたかな。



。。。南にむかう監査人
(ヘイズル)くさすっぱい!
ったく… なんでこんな尻拭いを失望した。
(ガラード)300少し… 実験には十分な量だな。
。。。
(ニッチ)くさすっぱ!
(ラグ)ニッチ。
(ラグ)どうしても僕らの手であのテガミ見つけなきゃ。



。。。南のまち
なんだかすごい音で行ってみたら崖が崩れてて。
あの道がないととても不便なんです。
早く工事を。
(ガラード)そんなことは関係ない。えっ?
(バレンタイン)いいかリバースのことなど二度と口にするな。

それで谷に下りる道はないんだな。
(バレンタイン)はい。失望した。
あ。
(ガラード)どけ。
イテッ!
(ラグ)大丈夫?
(バレンタイン)ラグ・シーイング。
お前たちなぜここに?
(ラグ)ケガはない?
う… うん。
(ガラード)ハチノスへ帰れ。南部への立ち入りは禁じた。
(ラグ)でも…。キミ。何か教えてくれようとしたの?
道あるよ。谷におりる。
ああ。
(ラグ)さあ。


(ラグ)ガラードさんもBEEだったんですか?それで今は首都に。
(ガラード)テガミバチの頂点ヘッド・ビーになることを目標にしていたからね。
(ラグ)じゃあ。ゴーシュ・スエードもご存じですよね?
僕。ゴーシュに何があったか知りたくて。
(ガラード)ゴーシュ・スエード?


(バレンタイン)こりゃあ。散らばったもんだな。
(ガラード)キミの腕を見せてもらおうか。ラグ・シーイング。
ディンゴなしですべてのテガミを回収するんだ。
成功すれば、ゴーシュの話を聞かせてやろう。
うう。
(ラグ)わかりました!ニッチここにいて。
(バレンタイン)こりゃあいい。手間が省けた。
うう。
。。。テガミを回収するラグ。


(バレンタイン)おもしろいな。
髪の毛が武器なのか?
(ニッチ)お前とは話さん。
ふぅん。お前とは話さんって、今 話したぞ。
(ニッチ)話してない!
ほれまた話した。
なんじゃ。その顔。
やっつけたいんか?わしを。
まあ、よしたほうがいい。わしには勝てん!
なんせ わしは一流のディンゴじゃからな。ワハハハ!
(ニッチ)ニッチだって。一流のディンゴじゃぞい!
ワハハハ!
(ニッチ)待てい。ヒゲおやじ!


(ラグ)あれ。ニッチは?
(ガラード)さあ運動かな。
(ラグ)あのこれまだ半分ぐらいですけど。
(ガラード)ご苦労さん。残りも頼むよ。
(ラグ)もしも鎧虫が出たら心配です。心弾銃はお持ちですか?
(ガラード)これは普通の銃だよ。心弾はもう撃てない。
(ラグ)えっ?
(ガラード)キミは何のためにテガミを運ぶ?
(ラグ)それは… テガミに込められたこころを届けたいから。
(ガラード)それがどんなこころでもか?
テガミを届けて喜ばれることばかりではない。
怒りや悲しみ 憎しみのこもったテガミを届けることもある。
そんなこころを届けることに疑問をもったとき私のこころは減っていった。
だからもう心弾は撃てない。
(ラグ)そんなテガミばかりじゃありません。
(ガラード)キミが探しているテガミもそうだ。
キミが代筆したのは嘘のテガミだそうじゃないか。
ああ。
(ガラード)鎧虫と戦い自分のこころをすり減らして嘘のこころを届ける。
それに意味はあるかな?
ゴーシュだって、きっとそう思うようになって…。
(ガラード)テガミを集めてきます。

(ガラード)実験。
精霊琥珀のかけらによるこころの活性。
。。。なにかをまくガラード



うう。
うう
ハッハッハッハッ!
(バレンタイン)やはり雇い主が二流だとディンゴも二流じゃな。
(ニッチ)ラグは二流ではない!
。。。負けるニッチ


(鎧虫の咆哮)
(バレンタイン)実験開始だ。


(ラグ)フォワローゼス!どうしてこんなところに?
(ラグ)ニッチ!
(ヘイゼル)任せろ!一流じゃから!

実験成功だな。
(ガラード)大量のテガミと精霊琥珀を反応させ
本来の生息地から離れた場所に鎧虫を呼び寄せることが可能になる。
(バレンタイン)あのBEEじゃ手に負えんだろうに。
逃げんのか?
(ガラード)戦うつもりだ。
テガミのために。だが やがて恐怖がキミのこころを変える。
こころとは変わるものだ。


(ラグ)心弾装填。
赤針!

。。。テガミの記憶
(ラグ)なんだ?あのガラスビンの記憶?

(ロレンス)私は飛行船の開発者の1人として首都アカツキに入ったはずだった。
だがそこで行われていたのは
首都に住む一部の人々だけを豊かにするための実験。
私もその犠牲となった。

《実験?この人たちはまさか?》

あらゆるものを人と掛け合わせこころが増幅した生物。
すなわち 精霊を人の手で作りだそうとした実験。
だが、計画は行き詰まり。失敗作は殺され捨てられ、わずかな者だけが生き延びた。

(ラグ)嘘だ!政府がそんな… ゴーシュ…。

精霊になれなかったもの。この私たちこそ証し!
立ち上がれ!政府の真実を暴き出すのだ!
彼らのテガミを奪え!それが私たちの武器となる!
。。。後ろにいるノワール。
我々は リバース!
(一同)リバース!すべてを正しき形へ!
リバース!
(一同)リバース!リバース!


(ラグ)ゴーシュ… ホントにリバースに?



(バレンタイン)わざとあのビンを残したんだな。
リバースの真実を見せつけるために。
(がラード)こころは弱く簡単に折れる。坊やは もう撃てない。


(ニッチ)ラグ!!
(ラグ)えっ!?
わぁっ!

(ラグ)あっ。僕はテガミを届ける。
たとえ言葉は嘘でもこころはきっと伝わる!
僕が伝えるんだ!

(ニッチ)ラグ!

(ラグ)心弾装填!
赤針!
。。。やっつける鎧虫


(ラグ)禁止って言われましたけどやっぱり僕はテガミを届けます。
テガミには大切なこころや希望、願いがたくさん込められているのです。
どんな危険すらいとわ必ず大切なテガミをお届けする。
それこそがテガミバチの仕事ですから。
(ガラード)好きにしろ。


。。。リバース。
精霊琥珀によるこころの活性。
鎧虫の誘導実験。ともに成功。
おみごとです。
さすがは首都に潜伏したマローダーだ。
(ガラード)ハチノスは南を警戒している。今なら…。
聞いたとおりだ。すべての用意は整った。
始まるのだ。アンバーグラウンドの再生。リバースが。
。。。ノワール。。
北へ発て。ノワール。



次回「少女人形」
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テガミバチ REVERSE #04 「荒野幻灯台」 [テガミバチ]

。。。蒸気の調整?なぜかいるラグ。
   幻に取り込まれて、ニッチが暴れる?
   ジギー・ペッパーが鎧虫を倒す。


ここを…。
離れろ。


整備姿も様になってきたな。
幻灯冷却水は6刻分まで入ったよ。
お前と2人で飲もうと。よい葉をとっておいたんだ。
お茶にしよう。ルーグ。

(ラグ)うん。おじいちゃん。


。。。幻灯台
ルーグ。お前は筋がいい。
大したもんだ。
この荒野幻灯台で育っただけのことはあるな。
生まれ持っての幻灯台守かもしれん。
わしに似てな。
お前はわしの宝だよ。
やめてよ。おじいちゃん。
僕。早くおじいちゃんみたいな幻灯台守になりたいのに。
まだ火を安定させることもできないんだもん。ちぇっ!
ハハハハッ。まだまだ、これからだよ。
焦ることはない。

ルーグ。
あっ。

今日は風が強いな。
どうした。ルーグ?
最近なんかおかしいんだ。
幻灯台に僕らの他にも誰かいるような。
なに侵入者か!?どこで見た?
あっ。そうじゃなくて人っていうか。その…。
何かがそこにいる気配っていうか。
でも、それはこの世界の生き物とは違うような。
なんと… 何かと思えば幽霊話か。
そのくらいでわしを怖がらせようなどと。
違うよ。よく聞きとれないけど声も聞こえるんだ。
ん?
ここを離れろ…そんなふうに聞こえるんだ。
ルーグ!
うっ。
冗談でも悲しいことを言ってくれるな。
このリキッド・サンド・リバーは砂嵐もひどく訪れるのは BEEくらいなものだ。
幻灯台を守る我々は命が尽きるまで塔の中で暮らすことになる。
それが嫌でお前の父と母は出ていったんだよ。
ルーグ。お前をひとりわしのもとに残してな。
おじいちゃん…。
幻灯台守は町と町とをつなぎ旅人の命綱となる誇り高い仕事だ。
だが、お前がいなくなったら、わしひとりではもう続けられないだろう。
どこへも行ったりしないよ。そんな顔しないでおじいちゃん。
そうか。それならいいんだが。
さて、わしは日誌の続きを書かんとな。
ルーグももう休みなさい。
うん。


。。。ベッドの中のラグ
《すごい風だ。
 紫鉄の窓扉がきしんでる。
 まるで生き物の声みたい》
ここを離れろ。
え?うわぁ~!!



はぁ…。
気を失ったまま眠っちゃった。
あれは何だったんだろう?
《僕はおかしくなってしまったんだろうか?》


。。。おじいちゃんを捜しに
おじいちゃん。お湯だよ。
ルーグか。上だ。
また日誌!?よくそんなに書くことがあるね。
えっ!? お… おじいちゃん。
これ、全部記録日誌?
ああ。ハハハハ。そういや、ルーグは この部屋に入ったことがなかったか。
日誌はわしの人生そのものだからな。
ああ。
さあ、ここへおいで。茶をいれよう。
よい葉をとっておいたのさ。お前と飲みたくてな。
うん。



。。。服を着替えるラグ。体に痕が。
えっ!?
なんだ。この痣。
なんだろう?
何かを思い出すような…。
あれ?変だな急に寒く…。
あ。

。。。はいってくるおじいちゃん。
お、おじいちゃん?



幻灯台にむかうジギー・ペッパー



。。。ラグ。おじいちゃん。
憎い。殺したい。憎い!憎い!
憎い 憎い 憎い。
お… おじいちゃん。
憎い 憎い 憎い!
待てよ。僕… 僕におじいちゃんはいない!
僕はいつからここに?
あなたは… 誰!?

ラグ…。
うわ~っ!



。。。ここまでの前のこと。
(ザジ)そんで?書けたのかよ。ゴーシュさんへのテガミは。
ううん… 僕 絵テガミはダメだったし。下手すぎて。
(ザジ)ふ~ん。ラグ。お前速達専用のBEEには会ったことないだろ?
ジギー・ペッパー?うん。まだ。
でも、ジギーさんの妹にはキリエの町で会ったよ。
(ザジ)えっ 妹!? 妹いんの!?
(コナー)ジギーさん。今日あたりユウサリ西北のリキッド・サンド・リバーを通るらしいよ。
リキッド… 僕。これからその手前の町まで配達なんだ。
(コナー)めったに会えない人だし。足のばしてみたら?
何か参考になる話が聞けるかも。
(ザジ)ジギーさん。かっこいいんだよな!
そんでもってあの鉄の馬!
あれ、心弾みたいにこころを燃料にして走らせてるんだぜ!俺も走らせてみてえ!
(コナー)長い時間 こころを継続して使わないといけないからね。
短気なザジには 無理 無理。
(ザジ)うるせえ!コナー!
あ~あ。俺も配達がなきゃ。会いにいくのになぁ!


《そうか 僕は…》
(ニッチ)ラグ。
ラグ。ここを離れろ!
ニッチ!?

誇りある仕事を捨てなぜ出ていった?
孫はわしの宝だった。
なぜ連れ去ってしまったのだ!
ああ。

(ジギー)幻灯台守の綴った日誌?
(ジギー)なるほどお前がこの搭の中に溢れさせているのは日誌に込められたこころか。

。。。幻灯台守の上に
(ジギー)鎧虫コロナ。
デザートの時間だ。
心弾 群青!


(ラグ)うわっ!
お、おじいちゃんが消えた?
(ニッチ)ラグ!アイツ バラバラになったぞ!
え? アイツ?
あれは、鎧虫コロナ!
あの光は心弾だ。
いったい誰が?僕はここで何をやって…。
(ニッチ)ラグよ。
なんでニッチってわからなかった?
あ~ いや…。
なめたり噛んだり、おっことしたり乗っかったり回ったり、
おっことしたりしてるのに!
ごめんよ。ニッチ。
2回もどっからおっことしたの?
うわあ。

建物が崩れてきてる。
とにかくここを脱出しよう。ニッチ。

《ひどい。どこもボロボロじゃないか。そうだ!
 僕はジギーさんに会うためにこのリキッド・サンド・リバーに来て…》
ああ。
《朽ち果てた幻灯台の上に鎧虫コロナを見つけたんだ。
 鎧虫を倒すため 塔の中へ入った。
 その瞬間…》

。。。幻の中に
あっ。あれ?僕。何をやってたんだっけ?
そうだ。冷却水のパイプ直しておかなくちゃ。

。。。直し出すラグ

ここを離れろ。


《幻灯台に漂う何かに影響され、僕は幻覚を見てしまったんだ》
《あのおじいさんはいったい…。怖い顔だった。憎いって何度も言ってたな。
 いったい誰に銃を向けていたんだろう》
あっ!
「日誌はわしの人生そのものだ」。
教えて!おじいちゃんのこころ。
赤針!
。。。日誌に心弾を撃つラグ

「日誌はわしの人生そのものと言ってよいだろう。
 父の跡を継ぎ幻灯台守になったときから。ばあさんと結婚したとき。
 息子が生まれたとき。
 父を亡くしたとき。
 ばあさんに先立たれたとき。
 息子が結婚したとき。
 そして孫が生まれたとき」
俺はこんなところなんか継がないぜ!
僕はおじいちゃんみたいな幻灯台守になる。
そうか!お前が継いでくれるか。
うん!おじいちゃん!
。。。さっていく息子夫婦
「息子夫婦が孫を連れて出ていった今日このときもわしはこうして日誌を書き続けている」
読めなくなってしまった。
これは書き直さなければ。
《憎い… 憎い…》
「今日。息子夫婦が出ていった。
 わしと孫2人が残された。
 今日からこの荒野幻灯台はわしと孫の2人で守っていかなければ…」
・・・幻想を書いている。
《憎い… 憎い…》
「幸いなことに孫はこの仕事に誇りを持ってくれている」。
《憎い… 憎い…》


。。。灯台を後にするラグ。
(エンジン音)
(ジギー・ペッパー)ひとりになった悲しみに耐えられず老人は存在しない孫との同居生活を
日誌に綴りそれを信じ込もうとしていた。
彼にとって偽りの日誌は自分を励ますもの。
自分へのテガミだったのだろう。
だが、そこに込められていたのは憎しみというこころだった。
あなたはジギー・ペッパー!?
《ほ、本物!?》

。。。墓。
老人はとっくに亡くなっていた。
継ぐ者のいない幻灯台は閉鎖されたが日誌は放置されたままだった。
鎧虫は日誌に込められたこころを食っていた。
幻灯台全体を外付けの胃袋として使い、大量のこころを食い続けようとしていたんだ。
お前は幻灯台に溢れていた老人のこころに意識を取り込まれたのだろう。
だが…。
そのディンゴの子はまったく影響を受けなかったようだな。
おかげで楽にコロナを倒せた。
礼を言う。
おお。
ラグ・シーイング。
込められたこころを感知するのはお前の持つ能力のようだが。取り込まれて戻れないのはただの弱さだ。
(ラグ)はい。ジギーさん。
僕… 僕におじいちゃん。すごく優しくしてくれて大事にしてくれて。
僕がいなくなったら、おじいちゃん。かわいそうで。

《おいで 茶を入れよう。
 よい葉をとっておいたのさ。
 お前と2人で飲みたくてな。
 お前はわしの宝だよ》

(ラグ)おじいちゃん…。
(ジギー・ペッパー)テガミは人の込めたこころの形だ。
だが一方的な思いの形でもある。
相手を思いやるテガミばかりではないことを覚えておくんだ。
善意にも悪意にも取り込まれない強いこころを持ったBEEになれ。
(泣き声)


(ラグ)僕。またひとつテガミの勉強ができました。
道草させてしまってごめんなさい。ジギーさん。
(ジギー)いいさ。俺もお前に会いたいと思っていた。
えっ!?
キリエの町の妹からテガミが届いたんだ。
え、ネリからですか?
あぁ。


(ジギー)感謝しているよ。ラグ・シーイング。
(ラグ)え?
(ジギー)お前は妹を救ってくれた。
俺たちがそれを忘れることはないだろう。
また会おう。ラグ。
(ラグ)は。はい!
ありがとうございました。ジギーさん!


。。。帰って来たラグ。ザジにジギー・ペッパーに会ったことを話す。
(ザジ)マジでぇ~っ!? マジ!?
そんで?そんで なんつって去ってった?
(ラグ)また会おう。ラグ。
(ザジ)くぅ~っ。渋い!
渋いぜ!
(コナー)シルベット。ご飯まだ?
(シルベッド)バカ?



次回「リバース・ワールド」
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テガミバチ REVERSE #03 「アジサイ色の絵テガミ」 [テガミバチ]

・・・ゴーシュへのテガミ、書けないラグ。

   キミドリさんの恩返し。コルバッソが裏で横取り?
   口でなくテガミに見せる真実。
   絵でもの伝えたれる想いとラグ。でも、絵もだめだめ。
   

。。。ラグ、ゴーシュへのテガミを
(ラグ)うん。書けない…。


。。。朝。
(シルベット)テガミの書き方がわからない?
テガミ弾に込めるゴーシュへのテガミがうまく書けなくて。
おはよう。ニッチ。
テガミはこころそのものだってラグもよく言ってるじゃない。
気持を込めて書けばそれでいいと思うけどな。
う~ん… でももっと伝えたいって思ううちに
いつの間にか 本当に書きたいことが
どっかいっちゃったりするんだよね。
なんでだろう?
ラグって…。
ん?
あんまりテガミを書いたことないの?
えっ!?え、うん。
テガミバチなのに?
(ニッチ)ニッチもないぞ。ディンゴゆえ?
ゆえ?
(ステーキ)ヌニヌ。
(ザジ)俺も書いたことねえぜ。
(コナー)僕は家族にはあるけどあいさつくらいだし
アドバイスはできないな。
ああ。ちょっとなんで ザジとコナーまでウチで朝ご飯食べてるのよ!
(ザジ)俺 スープはパスね。
なに!?
《テガミ弾がゴーシュのこころに響けば失った記憶を呼び起こせるかもしれない》
はぁ…。
次にゴーシュと会えたときのためにすべてを込めたテガミを書かなくちゃいけないのに…。
(ザジ)シルベット。卵 もっとやわらかくして。
(コナー)シルベット。ハムもうないよ。
うるさい!スープも食べなさい!
はぁ…。



《みんなはどんなふうに書いてるんだろう?》
ん?おぉ~!大きなお屋敷だね。
草木がいっぱいだ。
こんにちは郵便です。
(キミドリ)ご苦労さまです。
えっ!?
でかっ!
アハハハハ。
あっ ごめんなさい。
本当だからいいですよ。
あっ。えっと… レイ・アトリーさんにテガミを届けにきました。
。。。中へ
《すごく立派だけどセントラルっぽくない雰囲気のお屋敷だな》
コルバッソさん。お客様です。
あっ。コルバッソさん。この方は…。
(コルバッソ)BEEの方ですね?
はい。レイ・アトリーさんにテガミを。
主が じきじきにお話ししたいと申しております。
えっ!?僕にですか?
どうぞこちらへ。
はぁ。
キミドリ。お前はもういい。
テガミは私が持っていきます。
あ。はい…。
ん? まあ、なんですか。その汚い手は!
すみません。これはその…。
もういい。下がりなさい!
すみません…
。。。足をはずして。
おっとうわぁ!


大丈夫ですか!?
(キミドリ)心配無用ですよ!
私、体だけは丈夫ですから。タハハ!
フン。でくの坊め!
さぁ。こちらへ。
ああ。


(レイ)今の音は何だ?新人メイドがコケただけです。
(レイ)大丈夫なのか?
いつものことですので。
お入りください。
失礼します。
男の子?
まあ。失礼ですよ!
レイお嬢様になんてことを!
えっ。お嬢… わっ。ごめんなさい!
いいんだ。昔から男のように振る舞わねばならないことが多かったからね。
私がこの家の主 レイ・アトリーだ。
り、凛々しい方だと言いたかったんです。すみません。
ラグ・シーイングとディンゴのニッチとステーキです。
《ていうか、すごいきれいな人だ》
うん。これは直筆の絵テガミ?
少し前からそれが届くようになった。
だが、差出人の名前も住所も書いていないんだ。
宛名もレイ様とだけですね。
おそらく直接 お屋敷に投函されたんでしょう。
ひと言の言葉もなくアジサイ色一色の山の絵ばかり。
その山の絵が私にはとても懐かしく感じられるんだ。
え?
幼い頃 その絵テガミの風景のような北の田舎町メデュームで暮らしていた。
だからかな。
オホン! 瞬きの日のあとお嬢様のご両親は首都政府にご栄転されました。
残されるお嬢様のお体を気遣い便利のよいここセントラルにお屋敷を移されたのです。
私は幼い頃から胸の病を患っているのだがこの数年 一層よくなくてね。
この頃では命があることがつらく感じることもあるほどだ。
ああ。
だが、この絵を見ていると故郷の町が思い出されてこころが励まされる。
こころが…。
今の私にとって病と闘う支えとなっているんだ。
この絵テガミの送り主にありったけのお礼がしたい。
手を尽くしてはいるんだが、なかなか見つからなくてね。
ならば、テガミの専門家であるBEEにお願いできないかと。
えっ?
ラグ・シーイング君。
命の恩人をこの絵テガミの送り主を捜し出してくれないだろうか?
ああ。



まいったなあ。
あの話を聞いたら断れないし。
でも、テガミの専門家なんて言われちゃった。
エヘヘ。レイさんきれいな人だったなあ。
さて、どこから探そう?
ラグ。
うん?
赤針撃つか?
書いたヤツ見える。
そうか僕の心弾を絵テガミに撃てば!
さすがニッチ!

よ~し!
いけません。
ヌニ
正規の迷いテガミなら仕方ないけどこれは 届いているテガミなんだし。
勝手に心を見るわけにはいかないよ。
テガミを直接 投函してるのは近くに住んでいる証拠だし。
この絵テガミに 何かヒントになるようなものがあれば。
あれ?
うん?
透かすとなんか絵が。
わあ!


それはウォーターマークといって、それで メーカーや紙のランクを決めるんだ。
へえじゃあ このマークの紙を買っていった人を 知りたいんですが。
そのハウリング・アホロートルはウチの大人気商品だ。
みんな買ってる。すなわち世界基準。
はあ。


よし。次は絵の具!
つぎはぎ・ノーグー?
次は絵の具だよ。


ウチで調合した絵の具じゃないね。
これはたぶん草花からの手作りだろう。
ここもダメか。
ああ、しかし、いいアジサイ色が出てるなあ。
コイツはブルー・ロメオかもしれない。
ブルー・ロメオ?
ユウサリの北によくある野草花で美しいアジサイ色の顔料になるんだよ。
それはどこに?
この町にはまったくない。


あ~あ。結局ダメだったね。ニッチ。
ああ。このお屋敷は草木が本当にいっぱいだね。
精霊琥珀の鉱床が眠ってるのかな?
あっ。あっちのほうがいっぱいだ!
あっ。 ニッチ!
勝手に入っちゃいけません!

ん? あれはテガミバチの。



ニッチ!
《それにしても立派な庭園だな。これってレイさんの故郷の村の感じなのかも》
あっ。長旅に負けなかったね。いい色だ。ありがとう。
キミドリさん?
あっ!ニッチ!
何してる?
えっ。あっ。いや…。
《アジサイ色の花。指がアジサイ色に染まって》
あっ!犯人はあなただ!
うわぁ!
ああ。私がやりました!


そうですか…。お嬢様がそんなお願いを…。
ごめんなさい。犯人とか言っちゃって。
なんか、つい…。
いえ。私こそ…。
でも、あなただったんですね。これを描いたのは。
お嬢様を励ましたくとも。私は字が書けねえし…。
ああ。
私、小さい頃から絵の具作りの仕事をしていて。絵は弟や妹にいつも描いてやってましたから。
わりと得意なんです。
でも、なぜ名を隠すんですか?
レイさん。絵テガミは病と闘う支えだと言ってましたよ。
本当に!?
はい。
そんな!もっだいねえもっだいねえ。よかった!
役立った。
名乗ってはどうですか?
レイさんもお礼をしたいって。
お… お礼なんてとんでもねっす!
お嬢様の役に立ちたい。
でも 私に名乗る資格などねえのですよ。
資格?絵の具のもとになるブルー・ロメオの花は北にしかないんですよね?
もしかして、レイさんの故郷とも何か関係が?
あ。ごめんなさい。なんか訳があるんですね。
言わねえでください。
えっ?
言わねえでください!テガミバチさん!
このごど 絶対に言わねえでください!
わかりました。しょこまで言うのなら絶対に言いませんから。約束します。
ありがとう!約束ですよ!
フフッ!


《でも。なんて伝えよう…。レイさんをがっかりさせるのはつらいな…》
ラグ・シーイング様をお連れしました。
し、失礼します。
ラグ!遅かったな!
えっ?
絵テガミのことを今 コルバッソからすべて聞いたところだよ。
そうなんですか!
僕には黙っていてほしいと…。
フッフッフ!
コルバッソは 内緒にしておきたかったようだね。オッホン!
ラグに知られてしまったので、しかたなく自分から告白したそうだ。
えっ。自分?
コルバッソは私の故郷の花を絵の具にして絵テガミを描いてくれていたんだよ。
えっ!?
私の大好きなアジサイ色でね。
だから懐かしく思えたんだ。
よもやコルバッソがそこまでしてくれるとは。
お嬢様のお役に立てればと必死なっていただけでございます。
なっ!
コルバッソ。何か望みはあるか?
できるかぎりのことをさせてほしい。
とんでもございません。
フフッ。それならたったひとつだけ。
あぁ。何でも言ってくれ。
このユウサリセントラルに草木の茂る土地を頂けたら。
《草木の茂る土地!? 欲深っ!》
あのレイさん。
どうした?ラグ。
《ぜ 絶対に 言わないでください!》
《大丈夫 あのガキは口が堅い》
《言えない… キミドリさんと約束したんだ》
ああ。
ラグ?
言え。。ないけど…。
。。。精霊琥珀が赤く輝く。
心弾を撃っちゃダメとは言われてませんから。
うう。
何を?
絵テガミに込められた本当のこころ。レイさんに届け!
赤針!

《お嬢様! レイお嬢様!
 着替えの支度中にお姿が…。
(コルバッソ)明日にはセントラルに出発だというのに。

あっ。

お嬢様!
お嬢様!お嬢様!

あっ。
シーッ!
ここは お前の家?ここは作業場です。
草花で絵の具を作っているのです。
これは緑色にこっちはすごくいいアジサイ色になるのですよ。
アジサイ色?
私、全部の色のなかでアジサイ色が一等好きなの。
私と一緒!
ねぇ。ちょっとそれ手伝わせて。
えっ?手染まっちまいますよ。平気 平気。
あれ。いい手つき。
本当?
これじゃあ。私負けちゃいますね。
(2人)ハハハッ!
(ノック)
お嬢様。そこにいるのはわかっているんですよ。

コルバッソに見つかったか。
私が戻らないと使用人がクビにされてしまうな。
私はレイ。お前は?
キ キミドリ…。
こんなに楽しかったことはない。
この村のよい思い出になったよ。
何かお礼ができればいいのだが。
そ、そんなのは…。
あっ。そうだ!
私の2つあるピンの片方だ。もらって、キミドリ。
あっ。
故郷の友の証しに。

。。。いってしまう。
《故郷の友の証し…》
姉じゃ~ん!お姉!
やみれ おっぢゃんどもめ!
カネさえ返せばこんなことしねえっての。
しっかしカネに換えるもん何もねえな。ごの家。
ん?
。。。とりあげる。
いだ!
こりゃすげえ!本物のライオン・シルバーじゃねえがよ。
これなら借金返すどころがたんまり釣りが出るぞ。
どうする?今すぐカネに換えるか?
うん…。
とびきり高く買ってくれな》

キミドリ…。

《お前らも おっきくなったし父ちゃんと母ちゃんのこと頼んだぞ。
本当に行くのか?姉ちゃん。
セントラルなんてどごにあんの?
家知ってんの?
行ってどうすんのさ?
友の資格はねくともさ。私はあの人のために何かやらねばよ。
レイお嬢様のためにでぎること私はやらねばよ》

。。。さがすキミドリ



(レイ)私、全部の色のなかでアジサイ色が一等好きなの。
お… お嬢様。
キミドリ…。
遠く忘れかけていた風景やその色が絵テガミのなかにあった。
ああ。
こんな嬉しいことは初めて。
ああ。
故郷と友がいっぺんに届くなんて。


絵テガミか…。
テガミにはそんな心の込めかたもあるんだね。
よし。僕も絵でゴーシュのテガミを描いてみるぞ!



。。。絵をシルベットに見せるラグ。
ラグ… これ、何?
ゴーシュ!


僕。絵はダメだったよ。ニッチ。
キミドリさんみたいにはいかないや。


フンッ。覚えとけよ。テガミバチめ!
・・・強欲ばばあ。コルバッソ。昔話みたい。



次回「荒野幻灯台」
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テガミバチ REVERSE #02 「パンツとパン」 [テガミバチ]

・・・出ていったニッチ。捜すラグ。
   いろいろなことがあったけど、やっぱりラグのディンゴとして戻るニッチ
   ゴベーニから、テガミ弾を受け取るラグ。ゴーシュに伝えるために使えと
   待っているシルベット。帰って来て、疲れて眠るコンビ。


(ラグ)ニッチ!
ニッチ!
(コナー)ニッチ!
いるなら出てきて!ニッチ!

。。。大道芸の人
(ラグ)すみません!
金色の髪に海色の瞳の小さな女の子を見かけませんでした?
すまんの知らんわ。
それよりわしの芸を見ていかんか?
えっ?

(コナー)ラグ!
二手にわかれようよ。
僕は、ハチノスのほう。ラグは夜想道を。
うん。すみません。急いでいるので。
ええよ。そんな折り目正しく謝らんでも。
ほな。またな!
(ラグ)失礼します!

(ラグ)
《どこへ行っちゃったんだ ニッチ》



(ザジ)ていうかさ、シルベット。そのニッチが脱いでいったデカパンがなんだっての?
(シルベット)ラグからもらった。パンツはニッチにとってディンゴである証し。
信頼の証しなのよ。
ニッチがはくのは、ラグのデカパンだけ。
あのパンツは2人の絆なの。
(ザジ)ううう。ブハハハハ!パンツが絆。パンツが絆て!
(シルベット)わ。私だって 自分で言っててどうかと思うけど。
もう。アリアさんまで!
(アリア)ごめんなさい。
(ザジ)アハハハ…!
はぁ。笑える!
つまりそいつを脱いだってことは。兄弟ゲンカか痴話ゲンカか。
。。。。ザジ、スープを飲む!?
《こ… このスープは ゲボマズ!
 ラグにゲボマズスープを持たせていたのは…》
お前だったのか。シルベット。
ん!?
補給完了。ごちそうさま!
じゃ。俺も捜しにいってくらぁ!
あっ。ザジ。私も…。
(アリア)お茶でも入れようか?
えっ?
アリアさん。私もニッチを捜しにいきたい!
(アリア)うん。ラグを信じているというのなら
あなたはここにいて待っていてあげなくちゃ。
あなたが待っているからこそここは彼らのホーム、帰る家なの。
待つのはつらいけど、シルベット。これはあなたにしかできない大切な仕事なのよ。
うん。
ウフフ。



(ステーキ)ヌニー。
(ニッチ)ニッチはラグのディンゴを失格した。
失格のまま帰るわけにはゆかない。
だが、どうすべきかもよくわからぬ。
あっ!
(お腹が鳴る音)
ステーキよ。
ヌニ?
ニッチはお腹が空いたのだ。
ついにお前を食べる日がやってきた。
ヌニ!?
ヌニ ヌニー!
。。。身を差し出すステーキ
だが、お前は焼かないとまずい。
ヌニ!?
ヌニ!
よく焼ける場所を探すのだ。ステーキ!
ヌーニ!
ヌニ ニー!


。。。大道芸人
ワシの大道芸。やっぱこうグッとこんのやろうか?
あっ?
な。なんや!?
妖精!? 妖精さん!?
妖精さんってパンツはかんのか!?
あんな高いところでピュンピュンって…。
さすが妖精さんやわ。
ワシも見習わねば!



。。。パン屋
ヌニ。
ここ、いいにおいする。

(サンドラ)アンタ。銃いじってないでこっち手伝ってよ!
ウチはもう8割方パン屋なんだからね。
いまどき誰も寄りつかない武器屋の仕事して!?
何になるのよ。まったくもう!

ヌニ?
ヌ。
。。。火の前
ヌニ~!
おお。これはよく焼けそうだ。
骨まで。
ヌッ!
ヌッ ヌニ。
ステーキよ。立派においしく焼けるのだぞ。
ヌ… ヌニ。
ヌニ~ッ!
。。。ないているステーキ
コラッ!
シナーズで盗みかい?いい度胸だ!
。。。髪で切って逃げるニッチ
今。何を?

(ニッチ)出口!
(ゴベーニ)盗っ人ってこれか?
(サンドラ)気をつけて。アンタ!その子、不思議な技を使うよ!
技?
《人はいけません!》
ん?
(お腹が鳴る音)


。。。ニッチ、パンをもらえる。
(ゴベーニ)アハハ!うまいか?
ウチはパンと武器の店 シナーズだ。
ワイフの焼いたパンはユウサリ いちの逸品や!
どんどん食っていいぞ。嬢ちゃん。
ニッチだ。こっちは焼かないとマズイニッチのステーキという。
そ、そうか…。
俺は店主の ジェイコブ・ゴベーニ。
こっちは ワイフの サンドラな。怒らすなよ。
おっかねえから。アハハ!
コラッ!
スープも食べなさい。ニッチ。
ゲボマズか?
。。。ニッチ、飲むと
あっ!
ステーキ!お前も名前みてぇに焼かれなくてよかったな。
ハハハハ!
ニッチ。あの銃はどうやって切っ…。
あら?この髪なんてきれいな色だろう。
こんな美しい金色の髪の毛見たことないよ。
将来。とんでもない美人になりそうだな。
なんだ。おい!照れてんのか?
ちみっこくとも女だな。
アハハハ!
フフフ!
でも、どうしてこんな遅い刻に腹空かせて、ウロウロしてんだい?
ニッチ!お前の親は?
うん。いない。ニッチにはラグだけだ。
ラグ?
ニッチという名前もラグがつけた。
育ての親か。
でも、何も食べさせず放り出すなんて…。
ニッチが水飲んだからダメだった。
えっ?
ロダもやっつけられなくて。
ラグもいつもより大目に泣いていた。
ニッチはパンツをはく資格がなくなったのだ。
(2人)えっ?
。。。確認する?
はいてない。
よ、よくわからんがさっきの身のこなしといい。危険な仕事をさせられてるのかもな。
ニッチ。お前ウチの子供になっちゃおうか。
お、おい…もう酔ったのか?サンドラ。
アンタはこの子をそんなろくでもない里親に帰せるの?
私らといたほうが幸せになれるよニッチ。
私のパンも食べ放題。
幸せ?
心が嬉しいってことさ。
なぁ。ちょっとサンドラママって呼んでみなよ。
コラコラ!

何だ?外が騒がしいな。



だっしゃ!
レディース アンド ジェントルメン。レッツ パーティー!
どうした?
ゴベーニさん。またアイツですよ。
大道芸の。
酔芸のピサロか。

よいしょっと。
ほな。いくで。よう見ててや!

いった!

。。。綱渡り
おっとっと…。
どや どや?
わっほい!
妖精さんには負けへんで。ピサロさん。負けへんで。


ピサロ?
ん? あぁ…。
度胸がない男で、いつもはセコイ芸ばかりやってるくせに酔うとタガが外れて
やたら危険なことをおっ始めやがるのさ。


わっほい!おっとっと…どや どや?
ワハハッ!


(ラグ)あ。危ないから、いけません!
き。危険です!
ひ。引き返してください!
そこはあまりにも危険すぎる!
あの子のほうが危険すぎる。のぼんなきゃいいのに。
(ゴベーニ)BEEか… 初めて見る顔だな。
ラグ。
ヌニ。
(ゴベーニ)放っときゃいいんだ。
ピサロは度胸がないだけで芸は本物だからな。
どや どや?

(ラグ)ダメですってば!
お。お願いですから引き返してください!

何じゃいな。さっきから。黙っとれ!ボーズ!
わしを誰やと思っとんねん!

(ラグ)知りません!
わしはアンバーグラウンドいちの大道芸人様やぞ!
うわぁっ!
うわぁっ!
うわぁっ!


ああっ!
あっ!
アチチッ!
アカン。落ちる!
(ラグ)ロープをたぐり寄せて掴んでください!
ひぃ… 高い!
(ゴベーニ)いけねえ!ピサロのヤツ。酔いが覚めちまってる。
BEEのボーズ、頑張れ!
(ゴベーニ)男ども。来い!
落ちたら俺たちで受け止めるんだ。いいな?
あれじゃ。長くはもたねえ。
アンタ しっかり!
うわっ!
ぐっ…。
ったく。あの子 BEEだろ?
主人がピンチだってのにディンゴは何やってんだ?
ああ。



。。。ラグから飛んだパンツ。
ニッチ…。
はっ…。
あれは…。
。。。空に飛んで。パンツをはくアクロバット。
(ラグ)ニッチ!
アカン!手離したらアカン!
落ちるでしょう!
(ラグ)もう大丈夫です。
僕のディンゴが…。
来てくれました。
よ、妖精さん。パンツはいたんか?
。。。助かるラグと大道芸人。
(歓声)

ハラハラさせやがって。
最高だぜ。ピサロ!
えっ?
見事な芸だったぞ。感動したぞ。ピサロ。
あっ…。
ピサロ! ピサロ! ピサロ!
ウィ~ッス!どうもどうも。
(ゴベーニ)髪が剣のように…。
聞いたことがあるぞ。確か摩訶。
ニッチは北の辺境に伝わる摩訶の血を…。
(コナー)ゴベーニさん!
(ザジ)おっちゃん。何があったんだ?
(コナー)あっ。ラグ!
(ザジ)おお。ニッチ。いたじゃん。
いてて… 皮むけちゃった。
血が出てる。
ふん!
あっ…。
心配したじゃないか!
帰ろう。ニッチ。
明日も早くから配達に行けることになったよ。
シルベットもニッチを心配して待ってる。
僕らの家に早く帰ろうよ。
。。。傷をなめるニッチ。
ニッチ!またそれ…。
ニッチがなめればすぐ治るのだ。
いいよ。ニッチ!このくらい何でもないから。

やれやれ。
そうか…。ニッチはアイツのディンゴだったのか。
ウフフ…。


(ラグ)くすぐったいよ。
(ニッチ)動くな!
ホントにもう大丈夫だから。
くすぐったいってば、ニッチ!


(ゴベーニ)ラグ・シーイングといったな?
(ラグ)はい。
ノクターン第20番。
お前が受け継いでいたとはな。
えっ?
ゴーシュ・スエードは銃のメンテに俺のところへよく来ていたんだ。
ゴーシュが?
ヤツに見込まれるとはたいしたもんだぞ。ラグ。
うっ。
だが、残念だ。
こころをなくしてしまったか。あの若者も。
あ。
ラグ。
お前にこいつをやろう。
(ラグ)赤い薬莢ですか?心弾銃の。
テガミ弾だ。
テガミ弾?
そいつは通常の心弾よりも明確な限定したこころを込めることができるのさ。
中に紙が差し込まれている。
あっ。
そこにテガミを書けばいい。あて名も入れてな。
撃ち込んで効果があるのはたった一人の者にだけ。
え。
撃てるのも1発だけだ。回復でも攻撃でもない伝えるための心弾だよ。
お前が こころを伝えたい者にそいつを撃ち込んでやるといい。
ああ。
だが、スエードのこころに響くかどうかはお前次第だ。
しっかりな。
ゴベーニさん。
うん。流行らない武器屋さ。ラグ。いつでも寄るといい。

。。。みんながパンを食べてている。

ワイフも喜ぶ。
はい。
ごちそうさまでした。
じゃあな。おっちゃん。
うん。
ニッチ。いくよ。
うう。
パンうまくて幸せだったぞ。サンドラママ。
うん。う。
アハハハハ。




(アリア)じゃあ。私はこれで。
(シルベット)ありがとう。アリアさん。

シナーズに行ったんならパン買ってきてもらえばよかったな。
ザジが全部食べちゃうんだもん。スープだけ残っちゃって。
待っててね。もうすぐ温まるから。うん。
。。。寝ている二人。
(シルベット)おかえり。
配達。ごくろうさま。
。。。パンツをはいているニッチ



次回「アジサイ色の絵テガミ」
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テガミバチ REVERSE #01 「約束」 [テガミバチ]

(ラグ)ゴーシュ。あなたのようなテガミバチになりたい。
ゴ。ゴーシュ。
(ノワール)ある方の依頼によりこのテガミは
これより略奪いたします。
え?
ご了承ください。
(ラグ)あっ。ゴーシュ!
生きてたんだ生きててくれたんだね。ゴーシュ!
僕だよ。ラグ・シーイングだよ!
5年前 ゴーシュにテガミとして運ばれたラグ・シーイングだよ!
覚えてるよね?
ゴーシュ。
僕 僕 ゴーシュみたいになりたくて。テガミバチになったんだ。
僕 やっとなれたんだよ。ゴーシュ!
(ノワール)キミと会うのは今日が初めてです。
(ラグ)え?
(ノワール)小さなテガミバチ君。
誰かと勘違いしているようですね。
よりにもよって 僕をテガミバチとは。
(ラグ)そんなはずない。だって!
(ノワール)マローダー。
(ラグ)マローダー?
(ノワール)あなた方 BEEの仕事が届けることならば
僕のマローダーの仕事は奪うこと。


(ニッチ)ニッチは ディンゴ失格ではない!
ラグのディンゴとして、ニッチがなった!
ラグのディンゴはニッチだけ!
(ロダ)意味わかりません。
。。。戦って。まけるニッチ
(ニッチ)ロダ。


(ラグ)ゴーシュ。やっぱりこころをなくして。
そうだ。僕シルベットに会ったんだよ!
シルベットは覚えてるだろ?
ゴーシュの大切な妹シルベットだよ!
(ゴーシュ)キミに危害を加えるつもりはありません。
さようなら。小さなテガミバチ君。
(ラグ)待って!ゴーシュ!
シルベットはずっと1人でゴーシュを待ってる。
帰ろう!シルベットのところへ帰ろう。
アリアだって、サンダーランド博士だって、マナさんだって、
みんな みんな ゴーシュが帰るのを待ってるんだよ。
(装填する音)
ゴーシュ?
(ノアール)僕は 略奪者 マローダー。
名はノワール。


ヌニ~!
怒った!やっつける!
とっても速いけど力任せ。
摩訶の血もその程度ということね。
ことでない!まてぃ!
雇い主は放っておくの?
ディンゴにとっては雇い主を守ることがそのすべて。


《黒の… 精霊琥珀…》
。。。撃たれるラグ。


あなたはやはりディンゴとしては失格ね。
ヌッ! ヌニニ!
あっ!
ラグ!


(ラグ)ゴーシュ… ロダ…。
《さようなら。ラグ・シーイング。
 ヤダ…》
行かないで…。
さよならは… もうイヤなんだ…。
。。。気絶するラグ。



<すべてのもの中で先立つものはこころである>
<すべてのものはこころを主としこころによってつくりだされる>

。。。背負うっていくニッチ
   とおりかかるジギー

(ジギー)お前はそのBEEの…。
あっ。ニッチはラグのディンゴ!失格ではない!
乗れ!ハチノスまで送ろう。
。。。バイクで帰る。


(サンダーランド)なんだと!?ラグ・シーイングが!
急げ!早く治療室へ!
はい!
ジギー・ペッパー。彼に何があった?
わからん。ディンゴは何か知っているようだが。
おっ。摩訶の子に傷をつけるほどの相手か…。


(ゴーシュ)ここは…。
手を。
あっ。
うっ!
(ゴーシュ)僕は誰だ?
(ロレンス)久しぶりだな。
あなたは?
精霊になれなかった者。そう呼んでほしいと言ったはずだが。
覚えていないのだな。
私はロレンス。
そして私のマローダーであるキミの名はノワール。
。。。目が冷めるラグ


(ラグ)あっ。ゴーシュ!
(サンダーランド)シーイング。
今のは?
どうやら心弾を撃たれたようだな。
心弾?
やっぱりあれはゴーシュ…。
スエードに会えたのか?
お、おい… シーイング。
ゴーシュ!


(ラルゴ)ノワールという男。間違いなさそうだな。ゴーシュ・スエードに。
(ラグ)ゴーシュは僕のこと シルベットのことすら何も覚えていないようでした。
せっかく会えたのに連れて帰ることができなかった。
ごめんなさい。アリアさん。
ごめんなさい。マナさん。
サンダーランド博士。
謝らなくていいんだ。シーイング。
え?
これは大きな前進ではないか。
前進?
(ラルゴ)うむ。
マローダーは金で依頼され略奪を請け負う。
この数年、ヤツらにテガミを狙われたという報告も相次いでいる。
依頼主はアンバーグラウンド政府の情報を欲しがっているリバースという可能性も高い。
国家の再生を目的とするアンバーグラウンド反政府組織か。
ああ、博士。もしかすると繋がりがあるのかもしれない。
また接触の機会があるだろう。
それまでは上への報告は止めておくよ。
キミらも必要以上の吹聴は控えてくれ。

。。。ニッチ、うろうろ。
(ステーキ)ヌニヌニ。
ヌニ…。
ヌニ~。
ヌ ヌニ!
《あなたはやはりディンゴとしては失格ね》
あっ。ラグ!
ニッチ…。
ラグ。配達か?配達行くのか?
ううん…今日はもう帰っていいって。
うっ。そうか。
明日か?明日は配達か?
どうだろう?
ニッチはディンゴとして今度は絶対ラグを守るぞ。
うん。ありがとう。
ヌニ…。
ラグ!


ディンゴとおぼしき少女に黒の精霊琥珀か。
首都からの通達では剥奪したということだったが…。
あっ。大丈夫かい?アリア君。
彼の安否がこんな形で。
(アリア)いえ… ダメです。館長。
代わりにこの書類チェックお願いします。
え?
あとこれとこれとこれも。
失礼します。
ああ…。
。。。山積みの書類。



ラグ!
明日の明日は 配達か?
どうだろう?
明日の明日の明日は?
うう。
《ゴーシュのことシルベットにちゃんと言わなきゃ》


。。。帰路につく。黙っているラグ。
う~ん。ラグ。お腹空いてないか?
うん。
ステーキ焼くか?
ステーキ。おいしく焼けるか?
ニニー!
立派にラグに食べてもらうのだぞ。
ステーキよ。
ラグ!あっ。
ニニ?
ラグ…。


《シルベット。どんな顔するだろう?すごく悲しむだろうな》
《ゴーシュの部屋で眠るなんてなんだか不思議だけど》
《遠慮なく使わせてもらうねシルベット。
 僕が ゴーシュを見つけだしてここに連れて帰る日まで》
あんなこと言っておいて僕はなんてダメなヤツなんだ。
ごめんよ。シルベット。

。。。入ると。
えっ!?
(みんな)サプライズ!
(コナー)アハハハハハ。
(シルベット)おかえり。ラグ。
これはいったい?
アリアさんに全部聞いたの。
えっ!?
だからお祝いよ。ラグ。
お祝い?
お兄ちゃんに会えたお祝い。
お祝いなんて。そんな…。
だって 僕はゴーシュを…。
この泣きムッシュ!
ムッシュ?
泣き虫!やっぱり ラグは私より泣き虫よ。
シルベット…。
ラグ、私に言ったよね?
自分がBEEになってお兄ちゃんを探しだすって。
うん。
ラグはちゃんと約束を守ったよ。
うん。
私、嬉しいの。お兄ちゃんは生きていた。
こんなに早くそれが わかるなんて。
あ。
ありがとう。ラグ。
シルベット。
私 ラグを信じてる。
いいえ。ラグだから信じられる。
だって、ラグはお兄ちゃんの大切な…。
《キミはもうテガミではなく一人前の男だよ。ラグ・シーイング。
 じゃあ もう友達?
 ああ…》
友達。
お兄ちゃんのこころを取り戻してみせるって。ラグは言ってくれたもん。
だから いつか きっとお兄ちゃんとみんなでもっとすごいお祝いができるって信じてる!
シルベット。すごいのやろう。必ず。
だから 泣いちゃダメだよ。シルベット!
キミは本当に泣き虫だね。
ラグに言われるのは屈辱…。
《約束するよ。シルベット。
 ゴーシュのこころを必ずキミに届けることを。
 そう 僕はテガミバチだから》

(アリア)なんか よく似てる。うまくやれるわけね。
(コナー)ああ。副館長。ダメですよ!
(アリア)えっ?
(コナー)そんなこと言ったらニッチがヤキモチを… あれ?
ラグ… ニッチは?
え?先に帰ってきてない?
(ザジ)ちわ~っす!よかった。メシに間に合った!
ザジ。
(ザジ)なんかこれドアの外に置いてあったぜ。
ん?ドアの外に?
あっ!
(シルベット)ラグ。これ!
(2人)ニッチのパンツだ!


ニッチはラグのディンゴを失格した。
ラグのパンツをはく資格なくなった。
ヌニ…。


次回「パンツとパン」
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テガミバチ 第25話 精霊になれなかった男 の感想 [テガミバチ]

出てくるゴーシュとにた男。ノアールという。黒か!
ラグを撃つ。
・・・2期の発表。つつくのかよ。


サラの記憶?ハントの記憶?
ラグが薄し出すこころの記憶

ハニーウオーターにやってきたサラとハント
その道すらで鎧虫とあってしまう。
サラを助けたゴーシュ。
鎧虫を倒すゴーシュ。
出てくる男。指摘さえる。リバース。
精霊になれなかったものと。
ゴーシュを監視していたリバース。
アンダーグラウンドとともに戦うべきだという。
シルベットの足が動かない理由をしっているといったらと男
あきらめないよ。ゴーシュ。君は、わたしのものになると。

サラとハント、倒したと勘違いされる。
勘違いされるハント。嘘つくサラ。

街では、反政府活動して、BEEをいれないと。

住民が真実を知る。

アンの父が死んだときのことも映像にされる。

ハントが落ちて、コナーが助ける。サラがやってくる。
サラに、ハントはあなたのために。。。とコナーはいった。
それは馬車の外で聞いていたと。
ずっと一緒にいたかったから。

だましていたと怒っている住民。まえにふさがって守るラグ。

ラグにゴーシュをかさねるサラ。ラグをかばうサラ。
お金のことをいう。つかっていないと。祭壇のしたにあると。

反政府の活動をするといいだす住民。
アンにいうサジ。テガミを回収に来ると。

ハントにここをさっさとでていくほうがいいと。

サラは、ラグにありがとうという。

ラグのもとに戻ってくるニッチ。
もう。終わったからと。

アンにまたくるって約束だからと。サジ。
コナーは、サラとハントを連れて行く。
サンダーランド博士のもとに。・・・おもちゃにされるよ。
テガミバチのためにこの命をつかおうとハントはいう。


ニッチは、わたげを見ている。
ラグは、リバースのことで考える。
ゴーシュの手がかりが。。。
出てくる男。

ニッチ、ラグを見失う。
注意されるニッチ。ロダに。

ラグ、男とあう。それは。
昔の記憶を思い出す。ゴーシュのこと。
目の前の男は、ゴーシュっと。
いってしまう男。

ニッチは、訴える。ラグにディンゴはニッチだけと。
戦闘に。ロダに傷をおわされるニッチ。

ゴーシュに、自分のことをいうが、銃を向けられる。

ニッチに、そんなものか?

ゴーシュらしきひとは、ノワールという。
銃を撃たれるラグ。

ニッチ、ラグが倒れているのを見つける。

ラグ、ゴーシュと言う。

ラグの過去の記憶。

やだよ、さよならは、もう嫌なんだ

----------------------------------------------------------------

(ラグ)赤針!
鎧虫をやつけるラグ。
(ラグ)あ… あれは!

(ゴーシュ)ロダ! 右へ!

(ラグ)あ… ゴーシュ…。

(サラ)ハント!

《もう お前らなんかじゃ客ははいらねえのさ。
 どこへでも好きに行っちまいな。》
放浪の旅に出る二人
(ハント)こんな姿で放り出されて。これからどうしたらいいんだろう…。
(サラ)あ、ハント! 町が見えるよ!

《ハニー・ウォーターズ… 何よ これ…》

(アン)あれは?
(ザジ)ラグが撃った心弾が映し出すこころの記憶だ…。
(アン)こころの…。
(サラ)これは、この町に着いた日の… 記憶!?

(ハント)《サラ!鎧虫だ!
人のこころに反応して襲ってくる! 逃げろ!
あっ!
(ハント)サラ!
(ゴーシュ)配達の邪魔になります。
すぐここから離れてください。
ロダ!右へ!

近づいてサラにいうハント。
(ハント)BEEか! ディンゴもいる!
よかった…。彼らなら鎧虫を倒せる。
(サラ)倒すってあんな化け物をどうやって…。

(ゴーシュ)心弾装填!

(ハント)光る石… 精霊琥珀だ!初めて見た。
あの石の力でこころを弾にするんだ。
(サラ)こころを… 弾に…。

(ゴーシュ)黒針!
鎧虫を撃破するゴーシュ

(サラ)光… 鎧虫は… やっつけたの?
(ハント)よく見えないけど たぶん…。


はあはあといっているゴーシュ
(ロレンス)たいした威力だなゴーシュ・スエード。
使いすぎてなくすなよ。こころを。
首都に栄転だそうだね。おめでとう。
さすが、ハチノスのエースだ。
なぜ、僕のことを?
(ロレンス)君のような優秀なBEEには我々も注目し期待しているんだよ。
(ゴーシュ)我々?あなたは?
(ロレンス)リバースという名の統一体の1人。
精霊になれなかった者と、でも呼んでもらおうか。
(サラ)リバース? 精霊?

(ラグ)精霊になれなかった者!?
ゴーシュは、本物に会っていたのか!

(ゴーシュ)反政府組織の方ですか?
(ロレンス)私たちは、アンバーグラウンド政府の調査をしているに
すぎないよ。
(ゴーシュ)あなたがたの理念には興味はありません。
そのリバースが、僕を監視していたということですか?
(ロレンス)そうだよ。ゴーシュ・スエード。
君のことは私が何年も追ってきた。
すべてわかっている。ゴーシュ。
君は、アンバーグラウンド政府と戦うべき理由を持っている。
リバースと行動を共にするべき男なんだよ。
(ゴーシュ)勧誘ですか?
何を根拠にそう思われたのかはわかりませんが
人々のこころを託されるテガミバチ、その誇りを失うつもりはありません。
(ロレンス)君の大切な妹… シルベットの足が動かない理由を私が知っていると言ったら?
(ゴーシュ)な!

(サラ)風音で聞こえない。
二人が何かを言っている。
(サラ)いったい何を…?

(ロレンス)あきらめないよゴーシュ・スエード。
君は、必ず私のものになる。
また会おう。ゴーシュ。


(サラ)ハァ~。なんだよ。あいつらただ事じゃないって感じだったけど。
(ハント)すごい… 本物の鎧虫の表皮だ。
(サラ)それ、売り物になる?
お前たちが倒したのか!?
あんなのが近づいていたら大変なことになっていた。
本当に、お前らが倒したのか!?
(ハント)あ、いや…。
その格好は巡礼者?
いったいどうやって…。
何だ!? その腕!
あっ! お前も化け物か!
(ハント)ああ。これは…。
動くな!化け物!
(ハント)待ってくれ。
(サラ)あ。武器を下ろせ!愚か者!
町を狙う鎧虫を食い止めてやった恩人に。なんと無礼な!
私たちは、アンバーグラウンド政府の陰謀を知らしめ
民に救いを与えるため旅をしている精霊になれなかった者なるぞ!
あ。
精霊…名のあるお方でしたか!
ならばぜひ我々の町 ハニー・ウォーターズへ!
BEEを町に入れない?それでは 住民のテガミが…。

サラ様!ハント様!
(ハント)BEEを街にいれない?それでは、住民のテガミが・・・。
政府への強い抗議活動になりますよ。
遠方にも活動をアピールするいい機会だ!
やりましょう!
やるべきです!

サラ様の言ってたことは全部嘘っぱちだったってのか!?

アンの父が、鎧虫に襲われた場面。それを遠巻きで見ていたハント
(アン)あっ。あれは…。
今だ! 早く地下道にテガミを運ぼう!
(アン)お父さん!
お父さん! お父さん!お父さん!
(ハント)俺たちの嘘が…人を殺めた。
すまない…

(ハント)すまなかった…。
ハント、落ちてくる。これを助けようとコナー。
(コナー)あぁ~!
待った。待った。待った。待った~!
地に落ちるハント
(サラ)ハント!
(ハント)サ。サラ… コナーさん…?
(コナー)ま。間に合った。
(ザジ)コナー。ナイス肉布団!
(コナー)肉…。
ハントをかかえあげるサラ。
(コナー)サ。サラさん。
ハントさんは獣の腕を縫いつけたのも
精霊の名をかたり続けたのも。すべてあなたのために…。
(サラ)わかってる。 わかってる。
私は、ハントが団長に腕を差し出すのを。

《その爪の腕と僕の腕を付け替えたら
サラを サラを売らないでくれますか
(サラ)馬車の外で聞いていたんだもの。

(サラ)でも、言えなかった。 私には。
やめてくれと言えなかった。ハントと一緒にいたかったから。
ずっと一緒にいたかったから。
泣き出したラグ

石を投げつけられるサラと半途
このニセモノ!
ペテン師め!
だま最初から俺たちを騙していたのか。
俺たちのカネを騙し取っていやがったんだ。
(ザジ)ちっ。こいつら。あ
楯になるラグ。
(サラ)坊や。
泣いているラグ。

政府の手先が!詐欺師の肩まで持つとはな。
(サラ)坊や。
ラグにゴーシュをみるサラ。ラグをかばう。
(2人)あっ。
石をうける
(サラ)集めたカネはすべて祭壇の下にある。
1リンたりとも使っちゃいない。
好きにするがいいさ!

おい。祭壇の下だ!待て。俺も。
(ハント)サラ。
すごいリンだ。
よ~し。ニセモノは排除した。
今日、新たに俺たちは活動を開始する。
本物のアンバーグラウンド国リバースの活動を!
お~!
(コナー)はぁ。この町は何も変わらなそうだね。
(アン)あ
(ザジ)あ… でもよ。アン。テガミのことだけは心配すんな。
これからは俺が集荷に来てやるからさ。
(アン)君、ザジ… だっけ?何歳?
(ザジ)え? 14。私と同い年。
ふ~ん。まぁ、ラグよりはありかな。
(ザジ)あ?
アン!
みんな!
(ザジ)昔から住んでる人たちか。
ま、とっととここを出ていくこったな。
あの人たちにも石を投げられねえうちにさ。
(ハント)あ。 うなだれる・

(ラグ)あ… あの、すみません。
あの。僕…。僕、もう平気ですから。
(サラ)お礼を言いそびれて
またバカやっちまわないように捕まえてたのさ。
(ラグ)え
ありがとう。坊や。
ありがとう。BEEの人たち。


ニッチが元気になって飛んでくる。
(ラグ)ニ… ニッチ?
おわ~!
(ニッチ)ラグよ~!
(ラグ)は。はい!
心配したよ。ニッチ。
大丈夫… もう終わったから。
僕らの仕事は、もう終わったから。


街をでていいくザジの手を取るアン
(アン)いい?必ずまた来るって約束だからね!
(ザジ)わ… わかったから。
俺、もう次の配達に行かなきゃならねえんだよ。
(コナー)じゃあ。ハントさんとサラさんは馬車に乗せていくから。
(ラグ)うん。僕らは大丈夫。歩いて帰館するから。
(コナー)じゃ。
(ラグ)うん。
先に帰るコナー。
手を振るラグ
(ハント)いいのですか?私たちのようなものが、ハチノスに…。
(コナー)サンダーランド博士からは珍しい生物を見かけたら
捕獲するようにと言われてますから。
(ハント)ほ… 捕獲ですか。
(コナー)ついでに腕も診てもらいましょう。
(サラ)ハント…。
私たち、やり直していいのかな?
(ハント)その機会をもらったんだ。それにすがろう。
そしていつかあの町やあの子の助けに…。
機会をくれたテガミバチたちの助けになるようにこの命を使おう。
ハントの手を握るサラ


先に偵察をするニッチ
(ニッチ)ん?綿毛。
(ラグ)《リバースか…。
やっぱりゴーシュの失踪に何か関係があるのかもしれない。
本物の精霊になれなかった者には会えなかったし。
配達は失敗になってしまったけど少しずつゴーシュの手がかりが…》
(ラグ)えっ… あっ!
手を捕まれる。
男を見るラグ。


(ニッチ)あ!ラグ!こっちから行くと川があるぞ。
あっちは、なんもない!
ラグ?
(ロダ)お前雇い主を守るディンゴではないの?
うかつに危険な水を飲み。肝心なときに助けられないなんて。
ディンゴ失格ね。
私は、とある者のディンゴ。名はロダ。
(ステーキ)ヌニニ…。
(ロダ)わずかの時ともに過ごしましょう。


ラグ、男を見て、思い出す。

(ゴーシュ)もう配達は終わったんだよ。ラグ
僕らはともに助け合い危険な旅を終えたんだ。
君はもうテガミではなく一人前の男だよ。ラグ・シーイング。
(ラグ)ゴーシュ さよなら。
あのね。僕、思ったんだ。
いつか…いつか、あなたのようなテガミバチになりたい!!

(ラグ)ゴーシュ…。
手をふりほどいていってしまう男。後を追うラグ
(ラグ)ゴーシュ!


(ニッチ)ニッチはディンゴ!失格ではない!!
ラグのディンゴとして、ニッチがなった!
ラグのディンゴはニッチだけ!!
(ロダ)意味… わかりません。
戦う二人、ロダはかわすだけ。
そして、反撃をする。
おでこにかすった剣さき。
(ニッチ)あ。う。ロダ…。


(ラグ)待ってゴーシュ!僕だよ ラグ・シーイングだよ!
5年前ゴーシュにテガミとして運ばれたラグ・シーイングだよ!
銃をむけられるラグ
(ラグ)ゴーシュ…。


ヌニ~!
(ニッチ)うう。怒った… やっつける!
ロダ、戦いをさける。
(ロダ)とっても速いけど力任せ。
摩訶の血もその程度ということね。
(ニッチ)ことでない!待てぃ!
(ロダ)雇い主は放っておくの?
ディンゴにとっては雇い主を守ることがそのすべて。
(ニッチ)う!


誰かと勘違いしているようですね。小さなテガミバチ君。
僕は略奪者 マローダー。
へ~。
名は… ノワール。
精霊琥珀が輝く
撃たれるラグ。


(ロダ)あなたは、やはりディンゴとしては失格ね。
さっていくロダ。
ヌ! ヌニニ!!
(ニッチ)う。あ。ラグ!

(ラグ)ああ。ゴーシュ… ロダ…。

過去の記憶
(ゴーシュ)さよなら・・・ラグ・シーイング。


家が焼かれて。
母が連れて行かれる、
(ラグ)連れて… いかないで!返して!返して!!


《嫌だ… 行かない… で…。
 さよならは
 もう… 嫌なんだ…》

倒れるラグ。
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テガミバチ 第24話 こころの記憶、三つ の感想 [テガミバチ]

鎧虫に青針を打つザジ


ラグとコナーの話。ザジのこと。
鎧虫退治のザジ。両親がおそわれてなくなっていたザジの両親
復讐のためにテガミバチになったザジ。
コナーに鎧虫が人をおそったときは?

ザジは、そばでそれをみていたにかな。

ザジ、ラグを助ける。妨害する場合、鎧虫あつかいすると。
逃げ出す人

鎧虫が地に潜る。シードル。
頼りないというザジに、むっとする二人

アンを紹介するラグ。
ザジ、アンを気にする。
シードルの退治の作戦を立てる。アンのためにと

心地雷を設置するコナー。つかれている。

ザジ、来るぞ。
はい、起爆。
青とげで攻撃。
鎧虫が下に落ちる。
ラグ、テガミが

地下には大きな地下道が。

アンが、シードルに捕まる。
・・・こうやって、とくしゅほうじんがひとのこころをくらう。
シードルが、アンの心を食べようと。


アンの思い出。。。記憶

鎧虫が、思い出を食っていく、心を食っていく。
記憶をなくす。

ハントが、アンを助ける。


サラ、コナー、サジが見てる。
ハントが、鎧虫を。。。


ザジが援護に。
無駄玉を打ちまくる。
ザジの記憶が。。。。

ザジも捕まる。

サラが、ハントを気にして出てくる。

ハントの記憶。サラとの。
二人の記憶

ハントにけものの手がつけられたことの記憶。
腕とひきかえに、サラはお前にやろうと。


ラグが走る。地下で。


ザジが地下にラグを見つける。

ラグが、地下からシールドを打って、退治。
・・・やったあ。くられかかった記憶が戻っていくぞ。
   とくしゅほうじんがこっぱみじんだ。

ラグ、ゴーシュの記憶をそれにみる。


次回「精霊になれなかった者」

----------------------------------------------------------------

(ザジ)ったく。だらしねえんだからよ。
(ザジ)ラグ。コナー。とっとと片づけるぜ。
鎧虫。
あぜんとするみんな
(ラグ)ザ… ザジ~!
サラは、外から見ている。
ザジの鎧虫への恨み顔。
ラグの不安。


ハニーウオーターに向うラグ達。
(ラグ)コナーだけじゃくて、ザジも一緒ならもっと心強かったのにね。
(コナー)なぬ~っ!?
(ニッチ)う。ラグ。鎧虫か?
(ラグ)そうじゃないよ。ニッチ。
(ニッチ)そうか…。
(コナー)危険を伴う配達にはチームを組むけど。適材適所で変わるからね。
ザジは、鎧虫退治にはすごい集中力を見せるけど
それ以外の配達は気が入らなくて、評価も低いんだ。
(ラグ)前にモック・サリヴァンって人が言ってたことと 関係あるの?
(コナー)なぬっ!?
(ニッチ)ラグ 鎧虫か?
(ラグ)そうじゃないから。ニッチ。
(ニッチ)そうか…。
(ラグ)モックって人ザジはテガミの配達よりも鎧虫退治を優先しているって言ってたよね。
(コナー)ザジの両親は… ザジが小さい頃鎧虫に襲われて亡くなっていてさ。
(ラグ)えっ!?
(ニッチ)ラグ…。
(ラグ)大丈夫だから。ニッチ。
(ニッチ)そうか…。
(ラグ)コナー…。
(コナー)ザジは、その鎧虫に復讐するためにBEEになったんだって。
だから、ザジの仕事の優先順位は配達そのものよりも鎧虫せん滅なんだと思う。
敵の鎧虫を見つけ出し倒すまではヘッドビーの称号すらザジには無意味なんだろうね。
(ラグ)ねぇ。コナー… 鎧虫はどうやって人を?
(コナー)僕も、その瞬間はまだ見たことはないけど
なんでもこころを喰われる…って話だよ。
こころを喰われた人は話すことも食べることもできず。
衰弱して死んでしまうんだって。
(ラグ)ザジは… そばで。それを見ていたのかな…

ザジ、きびすを返して、ラグを捕まえている男に飛びかかる
このガキ!
(ラグ)ザジ!
(ザジ)郵便配達は、国家公務ですから
あなた方がBEEの配達を妨害する場合鎧虫同様に排除することになります。
なっ。なにを…。
(ザジ)うるせえ!
調子こいてんじゃねえぞてめえら。
そこのBEEほど、俺は甘くないぜ。

男たちが、おそれて逃げ出す。
(ラグ)ザジ。
地面にもづぐる。・・・隠し財産
(ザジ)ちっ。
(コナー)シードルがまた地中に。
(ラグ)ザジ…。
(ザジ)配達帰りに寄ってみりゃ。これだもんな。
ほんと頼りないからさ。あ前らって。
(二人)う
(ザジ)やっぱ。俺がいないと…。
おっ。ラグ。あれ全部テガミか?
(ラグ)うん。この町で配達を拒否していたのは一部の人たちだけだったんだ。
(ザジ)あの子は?
(ラグ)名前はアン。
アンのお父さんは 住人のテガミを町から運び出そうとして
あの鎧虫に、こころを食べられてしまった。
(ザジ)ああ
(ラグ)ザジ?
(ザジ)シードルは、弱点のケツを地中から出さずに攻撃してくる鎧虫だ。
結構手強いぜ。 ヴァシュカが地中での動きを察知するから
コナーは黄爆で追い込んで地上に出してくれ。
俺が青棘で動きを止める。
その隙にラグ。お前はスキマに思いっきり赤針を響かせろ。
(ラグ)ああ
(ザジ)あの子の分まで響かせろ!
いくぜ!
(らぐ)うん。
(コナー)オーライ。

(コナー)ハァ。ハァ…。

ヴァシュカがにおいを嗅いで、ほらせる

心地雷設置。

ハァ ハァ…。

心地雷設置。

ハァ ハァ…。

心地雷設置。 心地雷設置…。

心地雷… 設置。
この配達終わったら、爆食いするぞ。
埋めた地雷は、食欲の欠片。

(ザジ)来るぞ。

(コナー)はい。黄爆!
爆発する。
シールドを地上に誘い出す。

(ザジ)うま上手いぜ コナー。
くらえ!青棘!
ラグ 今だ。

(ラグ)うん。心弾装填!うわあ

シールドが飛んできて、じめんがくずれる。

(ラグ)地面が落ちた!?
シードルが見えない。

(アン)ラグ!
テガミが!
あぁっ!
(ラグ)あ  テガミをおう。
(杏)ラグ!? あっ… ラグ!!


地下に落ちるラグ
(ラグ)イテテ…。うぅ…。
地下道…。

下を見ているアンにおしかかるシーリド
(ザジ)あっ!あれは!?
(アン)あぁ~っ!

(ザジ)げええ。
ひょっこりと、コナー

鎧虫の触手につかまっている。
(アン)あぁ!
(ザジ)クソッ!
(コナー)ま… まずいよ。
(コナー)シードルは、あの子のこころを喰おうとしている。
(ザジ)やめろ!!
光を発するシールド触手。。。
あっ
《アン:お父さんの肩車。
大好きだったお母さんのチリ・ホット・トマトスープ。
お酒を飲んだときだけ聴くお父さんのへたくそな歌。
母の葬儀の帰り。父と歩いたハニー・リバーの川辺。
震えていた大きな手》
よかった。
あ。
アン…お前がいてくれて。よかった
《初めて見る弱い父の姿。
 おつかいの途中。道に迷って帰るのが遅くなった。
 遠くに見える丘の家。
 手を振る父のシルエット。駆け出す私》
《私より凍えていた父の手。
 あたたかな暖炉の火…》
やだ… やめて。やだよ!やだよ!とらないで!
大事なの。全部大事な思い出なの。
とらないで!!
こころをとらないで…。
お父さん。助けて。
《お父さん?お父さんって何?》

(ハント)うお~っ!!
アンを助けるハント
(サラ)ハント!?
(ハント)うぅ… くっ…。
うおぉ~っ!!
触手をきりさく
(ザジ)やるじゃねえか。仮面のおっさん!あっ。
もっと触手をだすシールド
(ハント)くっ… うっ!
ハントを引き離し、触手で覆う。
(ザジ)クソッ!
(コナー)あっ ザジ!
ザジ、シールドにとびかかる。
(ザジ)喰っても。てめえのこころにはならねえんだよ!
この空っぽ野郎!
てめえら鎧虫のこころなんてどこにもねえんだよ!!

(コナー)ムキになっちゃダメだ。ザジ!スキマじゃないと倒せないよ!
(ザジ)響け!オレの憎悪!!
(コナー)まずい!こころを使いすぎだ!!
(コナー)響けよ!おら!青棘!!
利かない攻撃
な。

《スープ?
 意識が戻ったらすぐに食べられるようにいつも用意してるらしいの。
 目は覚めているのにな。鎧虫にやられるとああなるのか。
 でも あの子一度も泣かないのよ》

(ザジ)うわ
ザジもおそわれる。
(コナー)ザジ!

(ザジ)あぁっ!
(ハント)う。くっ。

(サラ)ハント! ハント!!
(ハント)サラ…。

《この獣は、
 次の興業の目玉なんだ!
 お前らみたいな借金のカタとは違うんだからな!
 しっかり世話をしろと
 言っただろ!
 うっ!うっ!

 やめろよ ハントばっかり!
 2人で世話をしてんだ私にもやんなよ!

 そうしたいがな。お前は一応商品なんだよ!

《ハント:サラ… 美しいサラ…》

 さよならって…ど… どうしたんだい?サラ。
 次の興行地に私の買い手がいるらしいんだ。
 買い手…。
 一度会ったんだけど。ひどいやつだった。
 あんなやつの所で働かされたら私、きっと殺される。
 まだ。このクソ旅小屋のほうがマシだよ ハント。
 ここには、あんたがいるもの。
 サラ…。
 でも、ハント私 あんたのほうが心配なんだ。
 でかい図体して気が小さいんだから。
 一緒に借金を返して。ここを出られたらよかったな。
 ハントと… ハントと一緒に。出られたらよかったのにな。

 キスをする二人。

《サラは俺に優しい。俺がたったひとりの仲間だから。
 サラはもっと幸せになるべきなのに…》

 クソ!なんてことだ!
 興行の目玉が死んでしまうとは!
 たらいまわしでも、ともと弱っていた個体を売りつけられたのかもしれやせんね。
 あの仲買師、ぶっ殺してやる!
 どうします? 団長。これじゃ興行は…。
 バカ野郎!もう場所代は払い込んでいるんだ。
 元はとらねえとならねえぞ!
 おい!お前の腕を切り落として、この獣の腕 縫いつけろ!
 は?今、なんて?
 しかばね屍だけじゃ客が入らねえだろうが。獣人間になれって言ってんだよ!
 嫌だ!
 おとなしくしろ!
 離せ!離せよ!
 興行が成功したらたっぷり カネを支払ってやる。
 しばらくは遊んで暮らせるぞ。
 絶対に嫌だ!
(ハント)お金…。
 お金が… もらえるのですか?
 いくら、もらえるのですか?
 はぁ…。
 その爪の腕と僕の腕を付け替えたら、サラを…
 サラを売らないでくれますか!?
 フン… 仮面のガキに獣の爪ってのもおもしろいな。
 よし!いいだろう!
 腕と引き換えにあの女はお前にやろう!
(ハント)団長…この約束のことをサラには…。
 サラには黙っていてほしい…

《サラ… 君が幸せになればいい。それだけでいい…》

(サラ)ハント~!

地下を走るラグ。テガミをもって。

鎧虫の(咆哮)
(コナー)うぅ… ラグはどこに行っちゃったんだ?
(ザジ)うぐ…。
《クッ… チクショウ。力が入らねえ。
あ。なんだ? 瓦礫の下に道?
地下があるのか!?
あれは… ラグ!》

地下からはしって、攻撃ポイントに
響け!こころの欠片!
赤針!
撃破される。S会。しろい光をだして、崩壊すう。がっかい。
アンはたすける。

(コナー)やった! ラグのやつ!
喰われかけたこころが戻っていくぞ!

ハントも解放される。

(ロダの遠吠え)

(ラグ)あ… あれは!
ゴーシュの記憶
(ゴーシュ)ロダ!右へ!
(ゴーシュ)心弾装

(ラグ)ゴ… ゴーシュ…。
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テガミバチ 第23話 ハニー・ウォーターズ の感想 [テガミバチ]

ラグ、精霊になれなかったものに問う。
逃げることに、ニッチにお願いする。
ニッチ達は、ハニー・ウォーターを飲んで動きが取れない。

精霊になれなかったものに助けられるラグ。
コナーとニッチは捕まる。

助けたものたちに助かりたいなら、わたしたちのテガミを運ぶのよ。

サラさま。
この子にハントさまと同じよな爪が。

ラグは地下に降りる。助けたのは少女アン。
それよとハガミを見える。

精霊になれなかったもののせいで
テガミを出せなかっただめ。
でも、運べなかった。鎧虫に襲われて。
ラグは、聞く。精霊になれなかったものたちのこと。
ラグはテガミバチのことを話す。

地震が起っているような。
下から近づいてくる音。
ラグにテガミを運ぶのを手伝ってとアン。


サラは、ニッチのことを観察する。
こいつまさかほんものの精霊になれなったものじゃないの。
この子、私たちの娘として育てたら。。。。
良い暮らしが。
ハントは、今以上はいらないと。
これしかないんだと。


地下では、ラグとアンが走っている。


ハントは、ニッチを癒す。
コナーは、説明する。ああの精霊琥珀も偽物ですね。
コナーのは、わかる、あなたは悪人ではありません。なんで。
サラをしあわせにしてあげるため。
ガスが助けに来てくれる。


ラグは、ニッチを助けないと
地下から出てくる鎧虫シードル。
人の願いに寄ってきた。

ラグは、シードルと戦う。
歯が立たない。
アン、あいつは、テガミをおってここにきたんだわと焼き出す。
ラグは、テガミの大切にしてたんだ。
ラグは、テガミを必ず届けると。

コナーが出てくる。
おとりになってやつを誘導してと
心地雷を設置をする。
あらがえしになるラグ。


住民が邪魔をする。
サラのでまかせを信じている住民。
ハントが出てきて謝る。サラ、もううそは終わりだ!ハント!


ザジが打って、鎧虫を退治する。
助っ人にきたザジ。


----------------------------------------------------------------

ああ
(サラ)精霊エネルギーが宿った鉱石。精霊琥珀だ。。
(ラグ)あれは… あれは ゴーシュの…。
(サラ)癒やされよ。こころの回復を。
おお
(サラ)心弾装填。
黒針!
(どよめき)おお
(ラグ)そんな…。 なんで?
おい。お前らは!BEEだ BEEがいるぞ。
政府の手先が集会に紛れ込んでるぞ。
(コナー)ラグ。なんだかまずいよこりゃ。
(ラグ)なぜです!?
ゴーシュ・スエードの精霊琥珀を。なぜ、あなたたちが持っているんですか?
坊や、いったい何の話だろうね。
それよりこの町はもう長いことBEEの配達ルートからは外れているはずだよ。
坊やたちが何をしに来たのかそっちのほうが知りたいね。
(コナー)ラグッチョ君やっぱりここはいったん…。
スクランブルダッシュ! ガスも走れ!
(コナー)逃がすな。 捕まえるんだ!

(ハント)サラ…。
(サラ)ん
(ハント)もうやめないか?いつまで、こんなことを。
いいかげん腹を据えな。今更後戻りはできないんだよ。

あ、なんだ。

ニッチが助けに。
(ラグ)ニッチ!
いけない! 人を斬ったら…。
叩いて気絶させる。
(ニッチ)人はいけませんチョップだ。
(ラグ)ニッチ… 覚えてた。
待て! 政府の働きバチめ!
アイタタタ…。
(ラグ)コナー!
ニッチ! コナーを助けて!まずここを出よう。
(ニッチ)ここを出る!
うわぁ 来るぞ!
(ニッチ)あ
(ラグ)ニッチ!
(ニッチ)の…。
ラ… グ…。
(ラグ)ニッチ! ステーキ!
まさか、ニッチたちあのハニー・ウォーターを飲んで…。
ニッチ。
(ハント)逃げてください。
(ラグ)え?   蹴飛ばされる。
うっ…。
くっ… うわぁ!
引っ張り込まれる
(ラグ)き… 君は…。
(アン)シッ!


クソッ! もう1人は どこに…。
(ハント)向こうの橋だ。
はい ハント様。
お~い。こいつ重いんだ。手伝え!
(ラグ)ニッチ。ステーキ。コナー…。
捕まってしまう。


(アン)ついてきてください。
(ラグ)あなたたちはいったい…。
(アン)勘違いしないで。私は やつらの信者ではないわ。
でも無事にこの町を出たいのなら手伝いなさいBEEの人。
私たちのテガミを運ぶのよ。

ガスの目が不敵にかがやく。
・・・なにものこのいぬころ


サラ様!サラ様!
(サラ)どうした?
この子供の腕にまるで。その…。
(サラ)ん?
ハント様のようなツメが。
(サラ)あなたたちは下がっていなさい。
は。はい。
フッ…。
《ラグは逃げのびただろうか。ガス 頼む!》

ガスは、穴を掘りはじめる。



地下に降りる地下道に
(アン)あなた。名前は?
(ラグ)ラグ・シーイングです。
あのどこまで下りていくんですか?
(アン)もうすぐよ。
(ラグ)えっ。ここは…。
(アン)昔使われていた地下道よ。
古い住人しか知らないから。ここは安全なの。
(ラグ)ぇ…。
(アン)私はアン。アン・グラード。
あなたは、いくつ?
(ラグ)えっと。12歳です。
(アン)ふ~ん。すごいちびっこテガミバチね。
私は14歳。
(ラグ)2歳しか変わりませんけど…。
(アン)2歳も違うわよ!
14歳というと。もうほんといろんなところが大人なんだから。
12歳とは違うの!
(ラグ)はぁ…。

(アン)それよ。
(ラグ)え? こ… これは?
(アン)この町の人間が書き溜めたテガミよ。
(ラグ)こ… こんなに。
でも、どうして?
(アン)ハニー・ウォーターズは、テガミの配達をもうずっと拒否していたはず。
(アン)精霊になれなかった者。
あいつらのせいだわ。
5年前あいつらが町に現れたとき、ここの暮らしに不満を持つ若い住民が
賛同してしまったの。
やつらはよその町からも信者を集め。
町で力を持つと。政府への抗議活動からテガミバチを町へ入れなくさせた。
これは、古くからの住民たちがあいつらの目の届かない所まで持っていくため
ひっそりと隠し集めていたテガミなの。
(ラグ)町の人が、テガミを運ぼうと?
(アン)でも、叶わなかった。
(ラグ)え?
(アン)テガミを運ぼうとした者は町を出て、
すぐ鎧虫に襲われたから。
テガミと一緒にすぐ助けたけど。
意識が戻っても魂が抜けたようにひと言もしゃべらぬまま亡くなってしまったわ。
(ラグ)アン… あの人工精霊の実験体。精霊になれなかった者…。
あの人たちは本物なんでしょうか?
政府の陰謀って言ってたけれど。あれはいったい…。
(アン)そんなこと… 自分たちのほうが詳しいんじゃないの?
政府に命を捧げて働いているのはあなたでしょう!?
(ラグ)首都や政府のことは、僕らにはあまり知らされていないから。
それに政府のためじゃないよ。
テガミバチは、大切なテガミを届けることに命を懸けるんだ。
(アン)わ… 私だって。やつらが本物かどうかなんて知らないわ。
でも、やつらの演説は嘘ばかり。
鎧虫は政府が作っていて、テガミバチが連れてくるとか…ありえない。
(ラグ)え?
だって鎧虫が引き寄せられるのは、人のこころやそのこころが強くこもったテガミのはずよ。
この辺りで鎧虫に遭遇した人などほとんどいなかったのに
テガミを運び出そうとした途端に襲われるなんて。
そうとしか考えられないわ。
(ラグ)《そうか…テガミは人のこころそのもの。
それならそこに込められたこころにひかれてくることもあるかもしれない》
(ラグ)その鎧虫は追ってこなかった?
もし、そのときにテリトリーが動いてしまっていたら…。
あっ!
これ、下から響いてきてる。
(アン)この辺りに火山なんかないはず。
時間がないわ!一刻も早くテガミを運び出さなくちゃ!
ラグ、手伝って!
(ラグ)え?


(サラ)この子の獣の腕…。
あんたのよりとっても上手に縫いつけてあるよ。ハント。
(ハント)かわいそうにな…。
(サラ)どこの見世物小屋にいたんだろう。こいつ。
私らの後釜だったかもしれないね。
不思議な髪の毛といい。小屋ではずいぶん稼いで…。
あっ。おかしい!手術の跡がないよ!
(ハント)サラ!?
(サラ)こいつ!まさか、本物の精霊になれなかった者なんじゃないの!?
(コナー)《やっぱり ニセモノか…》
(サラ)やだ!アハハハ!すごい拾い物だよ。ハント!
この子、私たちの娘として育てたら、今以上の納め物が!
いや、それよりこの子を差し出せば、本当にリバースの一員になれるかもしれないよ!
メンバーになれば、首都並みのいい暮らしができるって話!
(ハント)いい暮らしなど望まないよ。
これ以上進めばもっと人を傷つける。
苦しくても昔のように暮らさないか?
おれ俺には、ただサラがいれば…。
(サラ)あんたが望まなくても。私が望んでるんだ!
それを動きもしない化け物腕の仮面男が、町でまともに暮らしていけるとでも思うのか!?
(ハント)サラ!
(サラ)私たちには これしかないんだ。


地下道
(アン)連中の見張りがきっと出ているわ。
隙をうかがって、外に出ましょう。
(ラグ)うん!


ハントハ、ニッチを治療する。
(コナー)ニッチは、摩訶という生物の血を引く子で。
政府とは何の関係もないですよ。
それは調合薬ですか?
(ハント)二十六夜草とココアタバコの花をすりつぶして
ハニー・ウォーターで練った塗り薬です。
痛みをとり、傷の回復を助ける。
目が覚めていたなら、全部聞いていたのですね?
(コナー)ごめんなさい。でも。わかっていました。
あの精霊琥珀もニセモノですよね。
ラグのヤツは、頭に血がのぼって気づかなかったけど。
光り方も全然違うし…。
(ハント)はい。石をこすりあわせることで、閃光を放つ。
黒ジャックという鉱石です。
ハニー・ウォーターの毒素を抜く効果があるので、
この町ではありがたがられています。
(コナー)詳しいや。 まるで科学者みたいだ。
(ハント)独学です。いつか人の助けになればと思ってね。
(コナー)ハントさん!
あなたのこころは悪人とは違う。
僕にはわかります。なのにどうして?
本当に人の助けになる知識だって持っているのに。
どうして人を騙すようなことをしているんですか?
(半途)サラを幸せにしてやりたいのです。
(コナー)そんな!そんなの幸せじゃなくて。お尻… あれ?お尻?
エヘヘヘ!お尻 お尻!もじょもじょやめて~!
お尻に何かいる!うわぁ!
ガス。助けにきてくれたの?さすが僕のディンゴ!


地下道
(アン)ラグ。急いで!
(ラグ)ちょ… ちょっと待ってよ!
(アン)なによ。もう!このままじゃ行けないよ。
(ラグ)ニッチたちを助けないと。
(アン)あなた、弱っちいくせに。真顔でそんなことよく言うわよね。
時間がないの。
あいつが近づいてきてるのよ。
(ラグ)あいつ?
うわっ!
(アン)キャ~ッ!


(コナー)な… なんだ!?
地面からなにかが出てくる。
(サラ)ハント!外を見て!

(2人)うわ~!  。。。ラグとアン

(コナー)あれは!が… 鎧虫シードル!
テリトリーはもっと東の地中だったはず。
なんで町の中に?


(サラ)扉に釘を打て!バリケードを作るんだよ!
はい。サラ様!グズグズするな!

(コナー)おぉ…行くぞ。ガス!

あのBEEのガキが鎧虫を連れてきたんですね!
クソッ! なんて汚い連中なんだ!

《ハント:あの子は…》

(ラグ)心弾装填!赤針!
効かない攻撃、反撃をくらう。
うわっ!
(アン)ラグ!
(ラグ)ひるみもしないや。まず隙間を見つけないと。
赤針!
アン!君は今のうちに安全な場所へ!
え?
アン!
(アン)あいつはテガミを狙ってここまで来た。
もうこうするほかないわ。
最初からこうしておけばよかったのよ。
最初からこうしておけばお父さんだってやられずに済んだのに。
(ラグ)アン… 襲われた住民は君の…。
危険を承知で、テガミを運ぼうとした君のお父さんは
テガミの大切さを知っていたんだと思う。
そのこころを無駄にしちゃ駄目だ!
テガミは必ず届ける。
アンのお父さんのこころと一緒に僕が必ず届けます!
(アン)ラグ…。

(コナー)ラグ~!
(ラグ)コナー!
ガス。よかった無事だったんだね。
ニッチたちは?
(コナー)まだやつらのアジトに。
ねぇ。なんでシードルが?
あっ。あの子が持ってるのはテガミかい?
(ラグ)話はあと。隙間がどこにも見当たらないんだ。
(コナー)ようし、ラグ。オトリになってやつを誘導して。
(ラグ)わかった。
ラグ、行動をはじめる。

(コナー)一丁 ひっくり返してみよう。
心弾銃ならぬ、心地雷&精霊琥珀!
いくぞ!ガス!

穴を掘るガス。

心地雷設置。

ハァ ハァ ハァ…。

心地雷設置。

心地雷設置。心地雷設置…。

(ラグ)コナー!

(コナー)いいぞ!ラグ!下がれ!
モタモタすんな!
(ラグ)えっ!?う。うん。

(コナー)埋めた地雷は食欲のかけら。
響け!はい。黄爆~!

ひっくりかえされる、・・・特殊法人、法の穴が見つかる。

(コナー)見ろ。ラグ!隙間は尻だよ!赤針を… あっ ラグ!?

この銃で、鎧虫のケツを撃てば止まるのか。
俺にもできそうだな。
(ラグ)放してください!
あんな化け物よく飼い慣らしたもんだ。
だが銃がなかったら、お前らが飼い主だと鎧虫は気づくかな?
(コナー)こんなときに何を言うんですか!
サラ様!
こいつらを政府の見せしめに鎧虫に食わせてしまいましょう。
(一同)そうだ!そうだ!
政府に思い知らせてやれ。
やれやれ!

(サラ)お、お前たち…。
《やめろ バカども!
 私の口からのでまかせを…》
あんな化け物BEEに倒してもらわなきゃ。誰が!

悪く思うなよ。これもサラ様のため。
(アン)放して!
ハントが助ける。
ハ。ハント様!

(ハント)君のお父さんにはすまないことをした。
終わりだ。
サラ!もう嘘は終わりだ!

(サラ)ハント…。

鎧虫が襲ってくる。
それを迎撃する青針
ひっくり返る鎧虫

(ザジ)ったく…だらしねえんだからよ。
コナー。ラグ… 。とっとと片づけるぜ。



次回「こころの記憶、三つ」
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テガミバチ 第22話 夢つなぐノート の感想 [テガミバチ]

マナの夢を繋いだゴーシュとサンダーランド
そして、サンダーランドから、ゴーシュの手がかりをいわれて、
ハニーウォーターズの町にいくことに。


ホィットマン博士が同じ事をしていた。差し出すサンダーランド
彼が、マナのことを認め、推薦してくれたら。
1週間。博士のところにいくためには、10日。
ゴーシュが嘆願書をもって行くと。

強行な突端道をいくゴーシュ。
ユウサリの南端に向かう。寝ずに歩く。
出てくる鎧虫。。。どくりつほうじん。

やっと着いたゴーシュ。博士のところに。
テガミを届けたゴーシュ。

1週間で往復なんて。強引すぎると。
博士は。。。

サンダーランドJrのことをゴーシュに話す。
マナの研究はBEEの役に立つだろうと。

博士は、マナには、無限の可能性がある。
三日でハチノスにもどれるかね。いけますとゴーシュ。
それなら、わたしも君にわたしの夢を繋ごう。

残り時間半時。
ホィットマン博士のテガミが届く。

委員会を再招集。

ゴーシュは、疲れて休む。

委員会で、テガミが読まれる。
マナのカ解雇は撤退された。

帰ってきたゴーシュは眠り込んでいる。
マナに用意させる。

マナは、ホィットマン博士のもとに勉強して。

博士が入ってくる。
ゴーシュのことが、わかりりそうだと。
ハニー・ウォーターズへ言った。

ジギー・ペッパーに探りに入れていた。

ラグに託す。ハニー・ウォーターズの精霊になれなかった男に
テガミを渡すサンダーランドJr.

危険な場所に行ったラグとコナー。
そこで、ゴーシュの手がかりを探す。

人工精霊計画に失敗したという夫婦。
精霊になれなかったものとしてと。
彼らに献金する人たち。
それにうけて出す黒の精霊琥珀。あれはゴーシュの?

-----------------------------------------------------------------
ニッチは眠りこけている

マナは差し出す。ノートを
(ラグ)これは?
(マナ)わたしがアンダーグランド静物科学諮問機関に入る前から書き留めて
いたノートよ。
花の特性や薬草の効能を独学で調べて記録しておいたの。
(コナー)すごい!びっしり書き込まれてる。
(マナ)ただ、そこに書かれてることに科学的な裏付けは何もなかったの。
その頃の私には、それを証明する知識はなかったのよ。
でもね。あの2人はあきらめなかった。
最後まであきらめず私の夢をつないでくれたの。
(ラグ)ああ


まさか 。ノコノコ戻ってくるとは驚きましたな。
せっかく彼女の研究予算を削れると思っていたのに。
しかし、委員長のおかげで彼女をクビにする口実が出来ました。
1週間で研究成果を証明するなんてまず不可能ですからな。
これで彼女に引導を渡したも同然だ。
それに遺憾な顔をする委員長。


このされた三人。
(マナ)しかたありませんよ。
何の成果も出していない者を雇い続けてもお金の無駄ですから。
(ゴーシュ)マナ・ジョーンズ…。
博士。なんとかならないんですか?
なんとか彼女を救う方法はないんですか?
(サンダーランド)ひとつだけ方法がないことはない。


サンダーランド、ゴーシュに本を差し出す。
(ゴーシュ)ホイットマン博士?
(サンダーランド)ホイットマン博士は長年薬草や植物の研究に取り組んできた
第一人者だ。
(ゴーシュ)マナ・ジョーンズと同じ研究?
(サンダーランド)ああ。かつてはアンバーグラウンド生物科学諮問機関にも
所属し。その功績から名誉博士の称号を贈られたこともある。
その道の権威だ。
もっとも今は現役を退いているがね。
マナの研究にはたしかに裏付けはない。
だが、もしホイットマン博士がマナの研究を認め、
推薦してくれたらどうだろう?
(ゴーシュ)ああ、当然 委員会も認めざるを得ない。
早速ホイットマン博士のもとへ行ってみては…。
(サンダーランド)無理だ。
(ゴーシュ)なぜです?
(サンダーランド)ホイットマン博士が今住んでるのは
ユウサリの南端の町、サハラだ。
どんなに急いでも往復で10日はかかる。
(ゴーシュ)え!?
(サンダーランド)委員会に与えられた猶予は1週間。
到底間に合わない。
(ゴーシュ)僕が行きます。
(サンダーランド)え?
(ゴーシュ)ホイットマン博士宛に嘆願書を書いてください。
僕がマナのノートと一緒に届けますから。
(サンダーランド)いくらお前でも無理だ。
それにホイットマン博士は気難しい性格で有名だ。
マナの研究が認められるかどうかだって…。
(ゴーシュ)では。なぜ僕に話したんです?
(サンダーランド)あ。それは…。
(ゴーシュ)僕ならできるかもしれない。
そう思ったからでしょ?
(サンダーランド)う
(ゴーシュ)博士 僕に行かせてください。
(サンダーランド)スエード…。


博士の下にテガミを届けにいくゴーシュ


(マナ)なぜですか?
なぜ、ゴーシュは私なんかのために、こんなムチャを。
(サンダーランド)そういうヤツなんだよ…
ゴーシュ・スエードという男は。


岩場を超えていくゴーシュ
《この岩場を越えていけばかなりの距離を稼げる》

あしを滑らせる。
うっ! うぅ!
(吠え声)
大丈夫です。ロダ!


そこを超えて、砂漠をいく。

うっかり寝てしまう。
いけない!
ロダ。行きましょう。


歩いて行くゴーシュ
でてくるとくしゅほうじん
あ?
鎧虫ブッカーズ!?
って

心弾装填 黒針!

撃破します。とくしゅほうじん

そして、次なる試練、竜巻。
あっ。
決心するゴーシュ


ホイットマン博士の家。
本を読んでいる彼。
(ホイットマン)ん?
(物音)
誰だ?誰かいるのか?
ドアを開ける。
誰だ。君は!?
(ゴーシュ)テガミ…。
うん。
(ゴーシュ)テガミを…届けに来ました。


ゴーシュ目が覚める。う。うう。
(ホィットマン)強いカフェインが入ったハーブティーだ。
すっきり目が醒めるぞ。
(ゴーシュ)あ… ありがとうございます。
あの…僕、どのくらい眠ってましたか?
(ホィットマン)ほんの一刻だ。
(ゴーシュ)よかった…。
(ホィットマン)たった1週間でハチノスから
このサハラの外れまで往復しようだなんて。無謀にもほどがあるぞ。
(ゴーシュ)ご迷惑をおかけしてすみません。
(ホィットマン)サンダーランドJr.のテガミとマナという娘のノート。
読ませてもらったよ。
(ゴーシュ)あ… ありがとうございます。
それで、その… 博士の感想は?
(ホィットマン)こんな科学的な裏付けのない研究論文は初めて見たよ。
(ゴーシュ)あの… 確かにマナ・ジョーンズは科学の基礎を学んではいません。
でも、彼女には誰にも負けない情熱と可能性があります!
だから その…。
なんとか。彼女の夢をつないであげたいんです。
Dr.サンダーランドJr.の気持に応えるためにも。
(ホィットマン)Jr.のため?
(ゴーシュ)ハチノスを発つ直前彼に尋ねたんです。


(サンダーランド)無力だな私は。
(ゴーシュ)博士?
(サンダー)部下の窮地に何もしてやれない。
それどころか。お前にこんなリスクまで背負い込ませてる。
(ゴーシュ)博士、ひとつ聞いてもいいですか?
(サンダーランド)ん?
(ゴーシュ)なぜ。そこまでマナのことを?
(サンダーランド)あいつ負けず嫌いでな。
叱れば叱るほどムキになって反発してくるんだ。
それを見るのが楽しくてな。
(ゴーシュ)え?そんな理由で!?
なんか。急にやる気がしぼんできました。
(サンダーランド)それにマナの研究は何よりも。BEEの役に立つからな。
(ゴーシュ)僕らの役に?
(サンダーランド)配達で疲れた心と体を即座に癒やすことができるだろ?
それは、私がしたくてもできないことだからな。


(ホィットマン)それで、こんなムチャな配達を?
(ゴーシュ)はい。
(ゴーシュ)博士… 自分は科学のことは わかりません。
でも、サンダーランドJr.という人は信頼できる人間です。
僕は、彼の言葉を信じます。
(ホィットマン)ううん
(ゴーシュ)お願いします!もう一度 マナ・ジョーンズにチャンスを与えてやってください!
(ホィットマン)私が、いつ彼女を否定したかね?
(ゴーシュ)え?
(ホィットマン)確かに彼女の研究には何の裏付けもない。
しかし、その中身は非常に興味深い内容だった。
よく独学でここまで調べたものだ。
君の言うとおり無限の可能性を感じるよ。
(ゴーシュ)本当ですか?
(ホィットマン)私が直接指導したいくらいだ。
(ゴーシュ)彼女が聞いたら、きっと喜びます。
(ホィットマン)じゃが、残された時間は3日。
それまでにハチノスに戻れる自信はあるかね?
(ゴーシュ)もちろんです。
(ホィットマン)では、君に私の夢もつないでもらおう。


(マナ)ああ。博士 残り時間は?
(サンダーランド)あと半刻。
(マナ)やっぱり間に合わないのかな…。
(サンダーランド)スエードを信じろ。
(マナ)え?
(サンダーランド)あいつは、無理を承知で配達に挑んでくれた。
だったら最後まで信じてやるのが礼儀なんじゃないか?
(マナ)博士…。
(扉の開く音)
(サンダーランド)スエード!
(マナ)ゴーシュ!?
(ゴーシュ)お待たせしました。
(サンダーランド)テガミは!?無事に届けられたか?
(ゴーシュ)それが、テガミバチの仕事ですから。
これが、ホイットマン博士からの返事です。

テガミを読むサンダーランド

(サンダーランド)あ。マナ。委員会を再招集してもらうぞ!
(マナ)え?それじゃあ…。
(サンダーランド)スエード。ありがとう。
(サンダーランド)マナ。行くぞ!
(マナ)あ。ああ


ああ。
倒れてしまうゴーシュ
気にするロダ。
(ゴーシュ)ロダ… 少し休みましょう。


「マナの研究には大いなる可能性が秘められている。
 その夢を潰すことはアンバーグラウンド生物科学諮問機関の損失であり
 恥ずべきことである。
 Dr.ホイットマン」。
(サンダーランド)それで、委員会の判断は?
マナ・ジョーンズを解雇するということはホイットマン博士の意見を否定することになるな。
冗談じゃない!そんな大それた真似できるわけないでしょう!
(サンダーランド)では、マナの解雇は撤回ってことで。
(サミュエル)致し方あるまい。
(サンダーランド)あぁ!ありがとうございます!
ありがとうございます!
あ。あああ
(委員長)うっふふふ。


(マナ)ゴーシュ ありがとう!
あなたのおかげでまたハチノスで働けることになったわ!
ゴーシュ?
サンダーランド、ゴーシュの様子を見て
(サンダーランド)マナ。
(マナ)はい。
(サンダーランド)気持よく目覚められるポプリと
疲労回復に効くハーブティーを用意しておいてくれ。



(マナ)その後、私はホイットマン博士のもとで勉強して
この部屋の開設にこぎつけたの。
(ラグ)この部屋は、アカツキに旅立ったゴーシュの置き土産でもあったんですね。
(マナ)いつか、ゴーシュに会えたなら
あなたのおかげで夢が叶ったと伝えたい。
私が、どれだけゴーシュに感謝してるかも。
(ラグ)うん
(ドアが開く音)
(サンダーランド)まさか。スエードの話で盛り上がってるとは偶然だな。
(ラグ)博士!?
(サンダーランド)ラグ・シーイング。
もしかしたらスエードの手掛かりがつかめるかもしれんぞ。
(ラグ)本当ですか!?
(サンダーランド)実は、5年前スエードにこんな話を聞いた。


(ゴーシュ)博士…ハニー・ウォーターズという町は?
(サンダーランド)いや。知らないな。
(ゴーシュ)異教徒が多く住む町です。
小さな町にも、かかわらず人の出入りも多く。よくない噂も多い。
(サンダーランド)あぁ、反政府組織か。
話には聞いているが。
(ゴーシュ)その町への配達でおかしな男に会いました。
その男は、自らを「精霊になれなかった者」と…。


(ラグ)精霊になれなかった者?
(サンダーランド)イカれた男のたわ言だろうと私は笑ったが
スエードが消息を絶つとその話が気になってね。
ジギー・ペッパーに機会があれば探りを入れてくるよう頼んでいた。
(ラグ)ジギー・ペッパーに!?

(サンダーランド)どうやら、その町に本当にいたらしい。
精霊になれなかった者が。
(ラグとコナー)ええ
(サンダーランド)シーイング。君にはものの記憶が見える心弾がある。
この5年間、一歩も進展がなかったスエードの消息。
そのきっかけがつかめるかもしれない。
私が、これから書くテガミを君に届けてほしい。
ハニー・ウォーターズの「精霊になれなかった者」に。
(ラグ)ああ


ニッチがとびはねる。
(ラグ)もう! すぐそこが町なのに…。
コナー!急ごうよ!
(コナー)待って。この道きつくて。
なんで?馬車入れない…。
(ラグ)もう。頼りないな。ほら頑張って。
(コナー)み、水ちょうだい。
(ラグ)僕の分ももうないよ。
(ニッチ)ラグ。
飛び出る水だ。
(ラグ)わ湧き水だね。あれ?この水きれい。
ラグ、水に手をやる。
(ラグ)何かの蜜成分でも入ってるのかな?
そして、口にいれようと
(コナー)ラグ!その水を飲んじゃ駄目だ。
     あ…。
(ラグ)なんで?
(コナー)この辺りの水は、ハニーウォーターって呼ばれてるんだけど
直接飲むと危険なんだよ。
グラス1杯で数時間も人の体を麻痺させる毒性が…。
(ラグ)え?ニッチ。その水飲んじゃ…。
(ニッチ)もんじゃ?・・・焼き?
(ラグ)よかった。


(サンダーランド)ハニー・ウォーターズは、5年近く配達ルートから
外れている町らしい。
反政府派の人間も多くきな臭い噂が絶えないそうだ。
(マナ)あの2人。大丈夫でしょうか?
(サンダーランド)2人とも心強いディンゴがついているからな。
それより問題はスエードの手がかりだ。
どんな小さなことでもいい。情報がつかめればいいんだが。



町に入るラグ。
《この町にゴーシュの手がかりが…》
(コナー)人の出入りが多い町って聞いたけど。やけに静かだな。
隠れている女。

(ラグ)う。コナー。あれ。
(コナー)ん?
(ラグ)なんだろう? すごい人だかり。

(サラ)首都公務員だったハント様は政府のある陰謀ある実験の犠牲となり
この哀れな姿となった。
人の手で太古に存在したエネルギー体を作り出そうとした
悪魔の実験。人工精霊計画によってである。
たちあががる男
手が。。。

(ざわめき)

(ニッチ)爪。
(ラグ)え?あっ。

だが、計画は失敗に終わり政府はその証拠…ハント様を闇に葬ろうとした。
私たち夫婦は、その寸前首都アカツキから逃げ出した。
そして生きてきた。精霊になれなかった者として。

(ざわめき)

(ラグ)まさか あの2人が…。

サラ様。
どうかご加護を。
隣町からやってきました。
サラ様 あれを。


では、こちらへ。

(ラグ)ああ
(コナー)何が始まるんだ?

精霊エネルギーが宿った鉱石。
精霊琥珀だ。
え!黒の… 黒の精霊琥珀。

(ラグ)あれは…。
あれは。ゴーシュの…。


次回「ハニー・ウォーターズ」
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テガミバチ 第21話 記憶のポブリ の感想 [テガミバチ]

ラグ達、癒しの間に向う。
そこで盲目のマナに出合う。
落ち着いて、安息えるみんな。
マナは、ラグを知っている。ゴーシュから聞いたと。

そして語られるマナの過去。
ゴーシュとサンダーランドとのいきさつ。
マナが、どうやってここまやってきたか。
話は、途中で失明する彼女を試す試みが委員会から、、、
熱心なサンダーランドの話が。
後は次回に。

-----------------------------------------------------------------

(ラグ)ザジ。随分疲れているみたいだね。
(ザジ)往復200キールの遠距離配達だぜ。ここんとこそんな配達ばっか。
(コナー)この前の鎧虫騒動のお仕置きなんじゃないの?
(ラグ)そういえば…アリアさん。カンカンだったよね。
(ザジ)ま。しばらく鎧虫退治はおあずけだな。
(コナー)そうだ!今から癒やしの部屋に行ってみない?
(ニッチ)イワシの部屋?
(コナー)じゃなくて。癒やし。
ハチノスに新しく出来た休憩室だよ。へぇ そんなの出来たんだ。
なんでも Dr.サンダーランドJr.が企画したって話だよ。
(ザジ)あの死骸博士が?
(サンダーランド)ようこそ テガミバチの諸君。
今宵は魂を解き開きゆっくりと眠ってくれたまえ。
その間に解剖してあげよう。
ザジ、いやがる。俺は行きたくない。
(ラグ)癒やしかぁ 楽しみだなぁ。
(ザジ)離せ! 俺は嫌だ!
あの解剖野郎のところになんか。
(コナー)きっと、びっくりするような仕掛けがあるよ。
(ザジ)絶対 嫌だ~!


癒しの間にいく。
(マナ)は~い。どうぞ。
(ザジ)離せ。離せってんだよ!
(三人)あ…。
(ラグ)いい匂い…。
(コナー)う~ん。
(マナ)ようこそ 癒やしの部屋へ。BEEの方たち?
(ラグ)あ… はい!ここの噂を聞いてきました。
(マナ)私はマナ・ジョーンズ。この部屋の責任者よ。よろしく。

(ザジ)おぉ~ やわらけえ。
(コナー)クッション ふわふわ。
(マナ)ここにあるポプリはいろんな薬草や花から作られたものよ。
特にこのエレンシードは緊張をほぐしたりストレスを和らげる効果があるの。
(ラグ)ほんと… なんか体中の力が抜けていくみたいだ。
もうすでにおねむのみんな。
(ラグ)早っ! もう寝てるし。
(マナ)フフ… よっぽど疲れてたのね。
(コナー)ラグ。せっかくだから僕らもひと眠りしようよ。
(マナ)ラグ!?
(コナー)え?
(マナ)もしかして、ラグ・シーイング?
(ラグ)え? どうして僕の名前を?
(マナ)昔、聞いたのよ。あなたとの旅の思い出を。ゴーシュから…。
(ラグ)えっ!ゴーシュのこと知ってるんですか!?
(マナ)もちろん。
私がこうしてこの研究を続けることができたのは
彼とDr.サンダーランドJr.のおかげなのよ。
(ラグ)え?
(ラグ)うん?

過去の回想
花を運んでいるマナ。ゴーシュにぶつかる。
あっ。すみません!
(ゴーシュ)半分持ちましょうか?マナ・ジョーンズ。
結構です。ひとりで運べますから。
ああ。
あっ!
(ゴーシュ)大丈夫ですか?
ちゃんと前見て歩いてくださいよ。
すみません。
わあ。
(ゴーシュ)やっぱり半分持ちます。さぁ 行きましょう。

お茶を出すマナ。
どうぞ。
(ゴーシュ)ありがとうございます。
おいしい。
(マナ)えっ。ほんとに!?
(ゴーシュ)なんだか体中の疲れが抜けていくようだ。
(マナ)それ。今、研究中のパインウッズっていう筋肉の疲れをとる成分が
含まれているの。
(ゴーシュ)へぇ。
(マナ)ただ。医学的な証明が難しくて実用化までなかなか…。
(ゴーシュ)簡単に手に入るものに価値なんてありませんよ。
(マナ)え?
(ゴーシュ)僕は ヘッド・ビーを目指しているんです。
(マナ)ヘッド・ビー!?
(ゴーシュ)大それた夢を見てると笑う人もいます。
でも。どんな難しい配達でも一つひとつやり遂げていけば
いつかきっと道はつながる。
あ… すみません。
励ますつもりが自分の話になってしまって。
(サンダーランド)珍しいな。マナ。
(ゴーシュ)あっ。
(サンダーランド)お前がこの部屋に人を招き入れるなんて。
(マナ)草花を運ぶのを手伝ってもらっただけです。
(サンダーランド)しかし。相変わらず。興味のそそらないものばかりだな。
(マナ)博士は生き物専門ですからね。
(サンダー)薬草や花だって生き物の一種だろ?
(マナ)内部構造が まるで違います!
で?何か御用でしょうか?
(サンダーランド)ここんとこ。徹夜続きだそうだな。
(マナ)え?
(サンダーランド)睡眠だけは、ちゃんととれ。
寝不足の頭じゃろくな仕事はできんぞ。
(マナ)大丈夫です。博士と違ってまだ若いですから。
(サンダーランド)若さに頼ってるようじゃまだまだ半人前だな。
退出する博士

(ゴーシュ)博士と渡り合うなんていい度胸してますね。
(マナ)私なりのささやかな抵抗です。
(ゴーシュ)あははは。
(マナ)博士は、私の研究を認めてないんです。
(ゴーシュ)え?
(マナ)だから、早く結果を出して博士をギャフンと言わせたいの。
(ゴーシュ)ああ。

徹夜で研究するマナ
寝てしまう。
そして、手でろうそくをはらって、火をつけてしまう。
あっ!
驚いて、後ずさりして、薬品を浴びてしまう。
キャー!
気絶する。
火が燃え上がる。


入っていくゴーシュ
研究室の前にひと。ざかり
(ゴーシュ)アリア・リンク!
(アリア)ゴーシュ!
(ゴーシュ)マナの容体は?
(アリア)ああ
(ゴーシュ)アリア…。
(ラルゴ)命に別状はない。
(アリア)え?
(ゴーシュ)本当ですか?
(ラルゴ)あぁ。
(ゴーシュ)よかった。
(ラルゴ)ただ…。
(ゴーシュ)え?
(ラルゴ)視力を… 両目の視力を失うかもしれない。
(ゴーシュ)えっ!?


我々が調査した結果
マナ・ジョーンズがアンバーグラウンド生物科学諮問機関の服務規程に
違反していたことが判明した。
(サンダーランド)フッ… 徹夜で研究を続けることは
我々の間ではよくあることです。
君たちの実情などどうでもいい。
問題は事故の責任が彼女自身にあるということだ。
(サンダーランド)マニュアルに従ってるだけじゃ、成果なんか出やしませんよ。
はて。手元の資料を見る限り。彼女が植物の研究で成果をあげたという記録は
どこにも見当たらないが?
(サンダーランド)うっ。処分は… マナの処分はどうなるんでしょうか?
最終的な判断は1週間後に下すが。おそらくは解雇することになるだろう。
(サンダーランド)そんな!彼女にはまだ…。
君は何か誤解してるんじゃないのか?
(サンダーランド)えっ?
解雇は彼女自身が望んでいることだ。
(サンダーランド)なっ
ハチノスでの研究を辞めさせてほしいとね。
(サンダー)あの。バカタレ!
お。おい。どこへ行く!?
(サンダーランド)マナの病室へ。
説得しても無駄だぞ!
(サンダーランド)説得?フンッ。私がそんな真似をするとでも。お思いですか?
退出するサンダーランド。
なんなんだ?あの男は。
(サミュエル)フフフ…珍しいな。あそこまでムキになるとは。
委員長?
(サミュエル)彼にあの娘を説得できるか見ものですな。


(ノック)
はい。
(マナ)あっ。博士!
(サンダーランド)白衣に染みついた匂いで俺だと気づいたか?
たいしたものだな。
投げ出すそうだな。植物の芳香の研究を。
(マナ)こんな私に研究なんか続けられるわけないじゃないですか!
(サンダーランド)そうか…では。モルモットになってもらおう。
(マナ)えっ!?
(サンダーランド)私にその身を捧げろ。
お前の体を解剖し、生物科学の探求に役立ててやる!
(マナ)あっ
君!非常識にもほどがあるぞ!少しは彼女のつらい気持を…。
(サンダーランド)どんなことで同情するほど私は甘くない!
追い出される。
(サンダーランド)おい!開けろ!おい!マナ!マナ!
泣いているマナ


おい。聞いたか?
Dr.サンダーランドJr.がマナの病室に乗り込んでったそうだぞ。
聞いた。聞いた。役に立たないなら切り刻んでやるって怒鳴りつけたんだろ?
ったく。あの人らしいよ。
(ゴーシュ)あの…。
ちょっと伺いたいのですが。


サンダーランドは、マナの研究室に
ノートを見ている。
(ゴーシュ)やっぱりここでしたか。
(サンダーランド)おお。スエード。
(ゴーシュ)あなたの部下に聞きました。
何の実績もなく面接試験で落ちそうになったマナを
無理を言って合格させたのは、博士だったそうですね。
(サンダーランド)余計なことを…。
(ゴーシュ)本当は、彼女に期待していたんですね?
(サンダーランド)とんだ見込み違いだったがな。
(ゴーシュ)やはり。彼女の嗅覚ですか?
(サンダーランド)もちろん。それもある。
だが。あいつは科学者にとって最も大事な資質を持っていた。
(ゴーシュ)大事な資質?
(サンダーランド)好奇心だ。
あいつは、人一倍好奇心の強いやつだった。
この部屋にひとりで閉じこもって一日中研究に没頭して…。
あいつを見ていると私を見るようだった。
(ゴーシュ)だから。人一倍彼女のことを…。
(サンダーランド)あいつには、嗅覚という天性の才能が残っている。
それなのに…。
(ゴーシュ)もう一度彼女を説得してみてはどうですか?
(サンダーランド)無駄だよ。私の言葉に素直に耳を貸すはずはない。
(ゴーシュ)でも。彼女の可能性を信じてるのはあなただけです。
博士。あなた以外彼女を救える人はいません。
(サンダーランド)ぬあ。うん?
(ゴーシュ)博士?
(サンダーランド)おお。そうか。あれだ!
(ゴーシュ)あ。博士!


植物園で探すサンダーランド
(サンダーランド)痛っ!
えっ。なんで私がこんなことを…。

ベッドのマナ
<<そんなのことで同情するほど私は甘くない!>>
ないているマナ


さがしているサンダーランド
(サンダーランド)あっ。あった。


(ノック)
(シルベット)は~い。
こんな早くから誰だろ?
ドアを開けると不審者が。
(シルベット)きゃ~っ!お兄ちゃん!
(ゴーシュ)シルベット。
(シルベット)外に変な人が!
(ゴーシュ)な。ああ。博士!
(サンダーランド)早くに悪いな。

(ゴーシュ)これは?
(サンダーランド)マナへのテガミだ。
本当は自分で届けたいが。おそらく私とは会ってくれないだろう。
スエード。お前から彼女に届けてもらえないか?

うなずゴーシュく


マナの病室
(ノック)
はい。
(ゴーシュ)こんにちは。
ゴーシュ? もしかして見舞いに来てくれたの?
(ゴーシュ)ええ。それもありますが今日は配達も兼ねてて。
配達?えっ。
(ゴーシュ)博士から君宛のテガミです。
いらない。彼に返して。
私の目がこんなふうになったっていうのになんて無神経な。
(ゴーシュ)待ってください。突き返すのは簡単ですが
せめて。テガミの封を切ってからにしてください。
でも…。
(ゴーシュ)大丈夫。君にもわかるテガミです。
ああ。
あけると、
これは、エレンシード…。どうして博士がこれを?
あっ。


何のキャリアもなく。
我がアンバーグラウンド生物科学諮問機関の面接を受けに来たとは驚きですね。
というより無謀でしょう。
(サンダーランド)その小瓶の中身は?
(マナ)は。はい。エレンシードの草花です。
めったに見つからない希少価値の高いものです。
(サンダーランド)ふた蓋を開けてみろ。
(マナ)あ… はい。
ほう…。
(サンダーランド)うん。悪くない香りだ。
(マナ)あっ。このエレンシードには、ストレスを和らげる効果があると思われます。
寝不足で悩む村の人たちもこれを使ったアロマでぐっすり眠れるようになったと喜んで…。
(サンダーランド)だが。そこに医学的な裏づけはない。
(マナ)そ… それは…。
(サンダーランド)君に、それを解明する能力はあるのかな?
(マナ)可能性を持っているのはひと握りの人間だけじゃないと思います。
(サンダーランド)口だけなら何とでも言える。
(マナ)だったら試してください!私にチャンスをください!
どれだけ苦しくても必ず やり遂げてみせます!
(サンダーランド)ふっ。

博士は あのときのことを…。
泣き出すマナ。
(ゴーシュ)博士が言っていました。
えっ?
(ゴーシュ)君にはまだ嗅覚というすばらしい才能があると。
マナ・ジョーンズ。君は確かに視力を失った。
でも。心の目で見直すべき人がいるんじゃありませんか?



それでは、これよりマナ・ジョーンズの処分を発表する。
(サンダーランド)ちょっと待ってください!
サンダーランドJr.!
これ以上やる気をなくした部下をかばっても無駄だ。
(サンダーランド)うう
(マナ)待ってください!
(サンダーランド)マナ?
(マナ)博士…。
ごめんなさい。私、博士のこと誤解してました。
(サンダーランド)遅いんだよ。気づくのが。
(マナ)お願いします。もう一度ハチノスで働かせてください。
しかし。君はもう…。
(マナ)たとえ、目が見えなくても。私にはまだ嗅覚が残っています。
(サンダーランド)私からもお願いします。
もう一度彼女にチャンスを与えてやってください。
ええ。
うなずく委員長
相談する委員達

マナ・ジョーンズ。
(マナ)はい。
君の前向きな姿勢に免じて火災事故の責任は不問とする。
(マナ)ああ
しかしだ!今後、君はアンバーグラウンド生物諮問機関に貢献する自信はあるかね?
(マナ)えっ…。
少なくとも君はこれまで何の実績も残してない。
なおかつ視力を失ってしまった。
(マナ)そ。それは…。
(サミュエル)フフフ… ハハハハ!
委員長!?
(サミュエル)皆さんはっきり言ったらどうです?
成果の期待できない人間を雇う余裕はないと。
(サミュエル)マナ・ジョーンズ。君のやる気は認める。
しかし。これが我々の本音だ。
(マナ)ああ
そこで、ひとつ提案がある。
君の研究に投資する価値があると証明できるものを提出してもらいたい。
(マナ)えっ!?
ただし 期限は1週間。
それで我々を納得させることができなかった場合
ここを出ていってもらう。
(サンダーランド)そんなのムチャだ!たった1週間でなんて。
(サミュエル)これでも最大限 譲歩したつもりだよ。
サンダーランドJr.…。
チャンスは与えた。さぁ。どうするかね? 諸君。



次回「夢つなぐノート」
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