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テガミバチ 第21話 記憶のポブリ の感想 [テガミバチ]

ラグ達、癒しの間に向う。
そこで盲目のマナに出合う。
落ち着いて、安息えるみんな。
マナは、ラグを知っている。ゴーシュから聞いたと。

そして語られるマナの過去。
ゴーシュとサンダーランドとのいきさつ。
マナが、どうやってここまやってきたか。
話は、途中で失明する彼女を試す試みが委員会から、、、
熱心なサンダーランドの話が。
後は次回に。

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(ラグ)ザジ。随分疲れているみたいだね。
(ザジ)往復200キールの遠距離配達だぜ。ここんとこそんな配達ばっか。
(コナー)この前の鎧虫騒動のお仕置きなんじゃないの?
(ラグ)そういえば…アリアさん。カンカンだったよね。
(ザジ)ま。しばらく鎧虫退治はおあずけだな。
(コナー)そうだ!今から癒やしの部屋に行ってみない?
(ニッチ)イワシの部屋?
(コナー)じゃなくて。癒やし。
ハチノスに新しく出来た休憩室だよ。へぇ そんなの出来たんだ。
なんでも Dr.サンダーランドJr.が企画したって話だよ。
(ザジ)あの死骸博士が?
(サンダーランド)ようこそ テガミバチの諸君。
今宵は魂を解き開きゆっくりと眠ってくれたまえ。
その間に解剖してあげよう。
ザジ、いやがる。俺は行きたくない。
(ラグ)癒やしかぁ 楽しみだなぁ。
(ザジ)離せ! 俺は嫌だ!
あの解剖野郎のところになんか。
(コナー)きっと、びっくりするような仕掛けがあるよ。
(ザジ)絶対 嫌だ~!


癒しの間にいく。
(マナ)は~い。どうぞ。
(ザジ)離せ。離せってんだよ!
(三人)あ…。
(ラグ)いい匂い…。
(コナー)う~ん。
(マナ)ようこそ 癒やしの部屋へ。BEEの方たち?
(ラグ)あ… はい!ここの噂を聞いてきました。
(マナ)私はマナ・ジョーンズ。この部屋の責任者よ。よろしく。

(ザジ)おぉ~ やわらけえ。
(コナー)クッション ふわふわ。
(マナ)ここにあるポプリはいろんな薬草や花から作られたものよ。
特にこのエレンシードは緊張をほぐしたりストレスを和らげる効果があるの。
(ラグ)ほんと… なんか体中の力が抜けていくみたいだ。
もうすでにおねむのみんな。
(ラグ)早っ! もう寝てるし。
(マナ)フフ… よっぽど疲れてたのね。
(コナー)ラグ。せっかくだから僕らもひと眠りしようよ。
(マナ)ラグ!?
(コナー)え?
(マナ)もしかして、ラグ・シーイング?
(ラグ)え? どうして僕の名前を?
(マナ)昔、聞いたのよ。あなたとの旅の思い出を。ゴーシュから…。
(ラグ)えっ!ゴーシュのこと知ってるんですか!?
(マナ)もちろん。
私がこうしてこの研究を続けることができたのは
彼とDr.サンダーランドJr.のおかげなのよ。
(ラグ)え?
(ラグ)うん?

過去の回想
花を運んでいるマナ。ゴーシュにぶつかる。
あっ。すみません!
(ゴーシュ)半分持ちましょうか?マナ・ジョーンズ。
結構です。ひとりで運べますから。
ああ。
あっ!
(ゴーシュ)大丈夫ですか?
ちゃんと前見て歩いてくださいよ。
すみません。
わあ。
(ゴーシュ)やっぱり半分持ちます。さぁ 行きましょう。

お茶を出すマナ。
どうぞ。
(ゴーシュ)ありがとうございます。
おいしい。
(マナ)えっ。ほんとに!?
(ゴーシュ)なんだか体中の疲れが抜けていくようだ。
(マナ)それ。今、研究中のパインウッズっていう筋肉の疲れをとる成分が
含まれているの。
(ゴーシュ)へぇ。
(マナ)ただ。医学的な証明が難しくて実用化までなかなか…。
(ゴーシュ)簡単に手に入るものに価値なんてありませんよ。
(マナ)え?
(ゴーシュ)僕は ヘッド・ビーを目指しているんです。
(マナ)ヘッド・ビー!?
(ゴーシュ)大それた夢を見てると笑う人もいます。
でも。どんな難しい配達でも一つひとつやり遂げていけば
いつかきっと道はつながる。
あ… すみません。
励ますつもりが自分の話になってしまって。
(サンダーランド)珍しいな。マナ。
(ゴーシュ)あっ。
(サンダーランド)お前がこの部屋に人を招き入れるなんて。
(マナ)草花を運ぶのを手伝ってもらっただけです。
(サンダーランド)しかし。相変わらず。興味のそそらないものばかりだな。
(マナ)博士は生き物専門ですからね。
(サンダー)薬草や花だって生き物の一種だろ?
(マナ)内部構造が まるで違います!
で?何か御用でしょうか?
(サンダーランド)ここんとこ。徹夜続きだそうだな。
(マナ)え?
(サンダーランド)睡眠だけは、ちゃんととれ。
寝不足の頭じゃろくな仕事はできんぞ。
(マナ)大丈夫です。博士と違ってまだ若いですから。
(サンダーランド)若さに頼ってるようじゃまだまだ半人前だな。
退出する博士

(ゴーシュ)博士と渡り合うなんていい度胸してますね。
(マナ)私なりのささやかな抵抗です。
(ゴーシュ)あははは。
(マナ)博士は、私の研究を認めてないんです。
(ゴーシュ)え?
(マナ)だから、早く結果を出して博士をギャフンと言わせたいの。
(ゴーシュ)ああ。

徹夜で研究するマナ
寝てしまう。
そして、手でろうそくをはらって、火をつけてしまう。
あっ!
驚いて、後ずさりして、薬品を浴びてしまう。
キャー!
気絶する。
火が燃え上がる。


入っていくゴーシュ
研究室の前にひと。ざかり
(ゴーシュ)アリア・リンク!
(アリア)ゴーシュ!
(ゴーシュ)マナの容体は?
(アリア)ああ
(ゴーシュ)アリア…。
(ラルゴ)命に別状はない。
(アリア)え?
(ゴーシュ)本当ですか?
(ラルゴ)あぁ。
(ゴーシュ)よかった。
(ラルゴ)ただ…。
(ゴーシュ)え?
(ラルゴ)視力を… 両目の視力を失うかもしれない。
(ゴーシュ)えっ!?


我々が調査した結果
マナ・ジョーンズがアンバーグラウンド生物科学諮問機関の服務規程に
違反していたことが判明した。
(サンダーランド)フッ… 徹夜で研究を続けることは
我々の間ではよくあることです。
君たちの実情などどうでもいい。
問題は事故の責任が彼女自身にあるということだ。
(サンダーランド)マニュアルに従ってるだけじゃ、成果なんか出やしませんよ。
はて。手元の資料を見る限り。彼女が植物の研究で成果をあげたという記録は
どこにも見当たらないが?
(サンダーランド)うっ。処分は… マナの処分はどうなるんでしょうか?
最終的な判断は1週間後に下すが。おそらくは解雇することになるだろう。
(サンダーランド)そんな!彼女にはまだ…。
君は何か誤解してるんじゃないのか?
(サンダーランド)えっ?
解雇は彼女自身が望んでいることだ。
(サンダーランド)なっ
ハチノスでの研究を辞めさせてほしいとね。
(サンダー)あの。バカタレ!
お。おい。どこへ行く!?
(サンダーランド)マナの病室へ。
説得しても無駄だぞ!
(サンダーランド)説得?フンッ。私がそんな真似をするとでも。お思いですか?
退出するサンダーランド。
なんなんだ?あの男は。
(サミュエル)フフフ…珍しいな。あそこまでムキになるとは。
委員長?
(サミュエル)彼にあの娘を説得できるか見ものですな。


(ノック)
はい。
(マナ)あっ。博士!
(サンダーランド)白衣に染みついた匂いで俺だと気づいたか?
たいしたものだな。
投げ出すそうだな。植物の芳香の研究を。
(マナ)こんな私に研究なんか続けられるわけないじゃないですか!
(サンダーランド)そうか…では。モルモットになってもらおう。
(マナ)えっ!?
(サンダーランド)私にその身を捧げろ。
お前の体を解剖し、生物科学の探求に役立ててやる!
(マナ)あっ
君!非常識にもほどがあるぞ!少しは彼女のつらい気持を…。
(サンダーランド)どんなことで同情するほど私は甘くない!
追い出される。
(サンダーランド)おい!開けろ!おい!マナ!マナ!
泣いているマナ


おい。聞いたか?
Dr.サンダーランドJr.がマナの病室に乗り込んでったそうだぞ。
聞いた。聞いた。役に立たないなら切り刻んでやるって怒鳴りつけたんだろ?
ったく。あの人らしいよ。
(ゴーシュ)あの…。
ちょっと伺いたいのですが。


サンダーランドは、マナの研究室に
ノートを見ている。
(ゴーシュ)やっぱりここでしたか。
(サンダーランド)おお。スエード。
(ゴーシュ)あなたの部下に聞きました。
何の実績もなく面接試験で落ちそうになったマナを
無理を言って合格させたのは、博士だったそうですね。
(サンダーランド)余計なことを…。
(ゴーシュ)本当は、彼女に期待していたんですね?
(サンダーランド)とんだ見込み違いだったがな。
(ゴーシュ)やはり。彼女の嗅覚ですか?
(サンダーランド)もちろん。それもある。
だが。あいつは科学者にとって最も大事な資質を持っていた。
(ゴーシュ)大事な資質?
(サンダーランド)好奇心だ。
あいつは、人一倍好奇心の強いやつだった。
この部屋にひとりで閉じこもって一日中研究に没頭して…。
あいつを見ていると私を見るようだった。
(ゴーシュ)だから。人一倍彼女のことを…。
(サンダーランド)あいつには、嗅覚という天性の才能が残っている。
それなのに…。
(ゴーシュ)もう一度彼女を説得してみてはどうですか?
(サンダーランド)無駄だよ。私の言葉に素直に耳を貸すはずはない。
(ゴーシュ)でも。彼女の可能性を信じてるのはあなただけです。
博士。あなた以外彼女を救える人はいません。
(サンダーランド)ぬあ。うん?
(ゴーシュ)博士?
(サンダーランド)おお。そうか。あれだ!
(ゴーシュ)あ。博士!


植物園で探すサンダーランド
(サンダーランド)痛っ!
えっ。なんで私がこんなことを…。

ベッドのマナ
<<そんなのことで同情するほど私は甘くない!>>
ないているマナ


さがしているサンダーランド
(サンダーランド)あっ。あった。


(ノック)
(シルベット)は~い。
こんな早くから誰だろ?
ドアを開けると不審者が。
(シルベット)きゃ~っ!お兄ちゃん!
(ゴーシュ)シルベット。
(シルベット)外に変な人が!
(ゴーシュ)な。ああ。博士!
(サンダーランド)早くに悪いな。

(ゴーシュ)これは?
(サンダーランド)マナへのテガミだ。
本当は自分で届けたいが。おそらく私とは会ってくれないだろう。
スエード。お前から彼女に届けてもらえないか?

うなずゴーシュく


マナの病室
(ノック)
はい。
(ゴーシュ)こんにちは。
ゴーシュ? もしかして見舞いに来てくれたの?
(ゴーシュ)ええ。それもありますが今日は配達も兼ねてて。
配達?えっ。
(ゴーシュ)博士から君宛のテガミです。
いらない。彼に返して。
私の目がこんなふうになったっていうのになんて無神経な。
(ゴーシュ)待ってください。突き返すのは簡単ですが
せめて。テガミの封を切ってからにしてください。
でも…。
(ゴーシュ)大丈夫。君にもわかるテガミです。
ああ。
あけると、
これは、エレンシード…。どうして博士がこれを?
あっ。


何のキャリアもなく。
我がアンバーグラウンド生物科学諮問機関の面接を受けに来たとは驚きですね。
というより無謀でしょう。
(サンダーランド)その小瓶の中身は?
(マナ)は。はい。エレンシードの草花です。
めったに見つからない希少価値の高いものです。
(サンダーランド)ふた蓋を開けてみろ。
(マナ)あ… はい。
ほう…。
(サンダーランド)うん。悪くない香りだ。
(マナ)あっ。このエレンシードには、ストレスを和らげる効果があると思われます。
寝不足で悩む村の人たちもこれを使ったアロマでぐっすり眠れるようになったと喜んで…。
(サンダーランド)だが。そこに医学的な裏づけはない。
(マナ)そ… それは…。
(サンダーランド)君に、それを解明する能力はあるのかな?
(マナ)可能性を持っているのはひと握りの人間だけじゃないと思います。
(サンダーランド)口だけなら何とでも言える。
(マナ)だったら試してください!私にチャンスをください!
どれだけ苦しくても必ず やり遂げてみせます!
(サンダーランド)ふっ。

博士は あのときのことを…。
泣き出すマナ。
(ゴーシュ)博士が言っていました。
えっ?
(ゴーシュ)君にはまだ嗅覚というすばらしい才能があると。
マナ・ジョーンズ。君は確かに視力を失った。
でも。心の目で見直すべき人がいるんじゃありませんか?



それでは、これよりマナ・ジョーンズの処分を発表する。
(サンダーランド)ちょっと待ってください!
サンダーランドJr.!
これ以上やる気をなくした部下をかばっても無駄だ。
(サンダーランド)うう
(マナ)待ってください!
(サンダーランド)マナ?
(マナ)博士…。
ごめんなさい。私、博士のこと誤解してました。
(サンダーランド)遅いんだよ。気づくのが。
(マナ)お願いします。もう一度ハチノスで働かせてください。
しかし。君はもう…。
(マナ)たとえ、目が見えなくても。私にはまだ嗅覚が残っています。
(サンダーランド)私からもお願いします。
もう一度彼女にチャンスを与えてやってください。
ええ。
うなずく委員長
相談する委員達

マナ・ジョーンズ。
(マナ)はい。
君の前向きな姿勢に免じて火災事故の責任は不問とする。
(マナ)ああ
しかしだ!今後、君はアンバーグラウンド生物諮問機関に貢献する自信はあるかね?
(マナ)えっ…。
少なくとも君はこれまで何の実績も残してない。
なおかつ視力を失ってしまった。
(マナ)そ。それは…。
(サミュエル)フフフ… ハハハハ!
委員長!?
(サミュエル)皆さんはっきり言ったらどうです?
成果の期待できない人間を雇う余裕はないと。
(サミュエル)マナ・ジョーンズ。君のやる気は認める。
しかし。これが我々の本音だ。
(マナ)ああ
そこで、ひとつ提案がある。
君の研究に投資する価値があると証明できるものを提出してもらいたい。
(マナ)えっ!?
ただし 期限は1週間。
それで我々を納得させることができなかった場合
ここを出ていってもらう。
(サンダーランド)そんなのムチャだ!たった1週間でなんて。
(サミュエル)これでも最大限 譲歩したつもりだよ。
サンダーランドJr.…。
チャンスは与えた。さぁ。どうするかね? 諸君。



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