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三国演義 第38話 関羽死す! の感想 [三国演義]

。。。雨が降っている。
(雷鳴/激しい雨の音)

(ホウ徳)長雨で戦いもこう着状態…そろそろ撤退すべきでは?
(于禁)ホウ徳。我々が焦っているということは関羽とて同じだ。

于禁将軍!
(成何)たった今川辺へ行ってきたところですがこの長雨でかなり増水しています。

(于禁)それがどうしたというのだ。
(成何)我々は土地が低いところに陣を構えております。
もし川が氾濫でもしようものならひとたまりもありません。
(于禁)何を言う!今、陣営を動かしそのすきに関羽が襲ってきたら一体どうするのだ?
(成何)関羽は高いところに陣を移しています
(于禁)士気を乱す者は死罪にするぞ!
(成何)う。

。。。外出る成何。だめだめだね。
(成何)(ため息)
(ホウ徳)きみの言うとおりだ。明日の早朝我々の部隊だけでも高いところに移ろう。
(成何)うん。



。。。準備する関羽の兵達
(雨の音)
(関平)陸上の戦いなのに船が必要なのですか?
(関羽)川のせきを切って水攻めにするのだ。
(関平)決行はいつです?
(関羽)今夜だ!
(関羽)うん



(雷鳴)

堤防が決壊したぞ~!

(ホウ徳)おお

(逃げ惑う声)
うわ!
(兵士たち)うわぁ!

(兵士たち)うわ~~!

(もがき苦しむ声)

。。。なんとか陸に
(もがき苦しむ声)

。。。助けるホウ徳
(ホウ徳)成何ではないか!

天幕が流された!

(ホウ徳)すべて流されてしまった
♪~


。。。船で来る関羽
(于禁)うわ!どうかお許しを降伏します。
(関羽)フン!
(于禁)うわ!…くぅ…
歩け!


(関羽)こっちだ~!


。。。ホウ徳を見つける関羽
(関羽)ホウ徳 おとなしく投降しろ!
(ホウ徳)つべこべ言うな!勇気があるならオレと戦え!
(関羽)フン!
。。。そんなこと知るかと。
(矢が飛ぶ音)

(矢が飛ぶ音)

うわあ。。。。せめこむ。一人で

(関羽)フン。

。。。関羽の配下の将軍がいく。
(ホウ徳)ぐわぁ!エイヤ~~!!
♪~


(うめき声)
(于禁)関羽将軍。お助けください。
(関羽)残念だが、それはできない相談だ。于禁を連れていけ。
ほら!
(于禁)ウゥ…うわぁ~!

(関羽)ホウ徳!きみの兄上と元のあるじの馬超は西川にいる。
これ以上 曹操の手先として働くこともあるまい。
(ホウ徳)黙れ!殺すならさっさと殺せ。
(関羽)きみのような英雄がなぜ逆賊 曹操につく?
(ホウ徳)死んでもお前のようなやつに投降するものか!
(関羽)ぬぅ~!こいつを引きずり出して切れ!
はっ

うう。う。(うめき声)

(関羽)忠義者だけに惜しい男だった。
手厚く葬ってやるとしよう。


<関羽は水攻めで于禁・ホウ徳を破るとすぐに樊城を攻めた>

放て!
(矢が飛ぶ音)
(兵士たち)ぐわぁ!
(矢が飛ぶ音/悲鳴)
(うめき声)
。。。曹仁、矢を射る。卑怯者。毒が塗ってある。
矢が当たる関羽
(曹操)フフフ…



。。。戻る関羽
あっ 矢に毒が!
(曹操)小僧どもめ 汚い手を使いおって
(関平)父上。この傷は重うございます荊州に戻って静養してください。
(関羽)フン!これぐらい何でもない。
それよりも樊城を落とさなくては。



<10日が過ぎても関羽の傷は良くなるどころかますます悪化した>
<だが関羽は平静を保っていた>

(周倉)良い知らせです!
(関羽)どんな良い知らせだ?
(周倉)華佗先生が来られました!
(関羽)名医の華佗先生か!どこにおいでだ?
(周倉)ハハ…ここです。


華佗でございます
毒を除くことはできます
しかし…
(関羽)ん?
腕を切り開き骨に入った毒をえぐり出さなければなりません
(関羽)ハハハ…思うさまやってくだされ!
鎖で将軍の腕を梁につなぎ目隠しをしてください。
とても我慢できるものではありませぬゆえ。
(関羽)いや。このままで結構。
ん?…ウム…
。。。うなづく

。。。はじめる手術
(関羽)碁の続きだ。
(馬良)しかし…
(関羽)どうした?馬良。
これで私を負かしたら卑怯者とそしられるから気がすすまないのか
さぁ来い!

(華佗)将軍。始めますぞ
(関羽)ウム
♪~

。。。手術。 碁


(華佗)関羽将軍。終わりました。
(関羽)そうですか…ハハ!
たしかにいい感じです!
華佗先生。ありがとうございました。本当に神様のような腕前ですな。
(華佗)長いこと医者をやって来ましたが、これほど我慢強い方は初めてです。
将軍こそ。神様ですよ!
(笑い声)


。。。曹操の
(曹操)さすがは関羽知恵と力を兼ね備えた武将だ。
于禁は捕らえられ、ホウ徳は殺され部隊は全滅した。
万一 関羽が勝ちに乗じて、北上してきたら許都も危ない。
そろそろ…遷都しなくてはならないようだ。
(司馬懿)殿。私はそれには賛成しかねます。
(曹操)言ってみよ。司馬懿。
(司馬懿)于禁の部隊が倒されたといっても、
国家の根幹にかかわるようなことではありません。
(曹操)では、万が一関羽が攻めてきたら?
(司馬懿)先に呉へ人をやって孫権を説得するのです。
荊州を孫権に与えるのと引き換えに関羽を襲撃させれば、
樊城の危機も救うことができます。
(曹操)ウム…



。。。曹操の使者に孫権。
(孫権)曹操どのにお伝え願いたい
「我々 呉は魏と連携して荊州に攻め込む」と
(使者)はっ。



(呂蒙)曹操と荊州を攻めるのですか?
(孫権)呂蒙。きみはどう思う?
(呂蒙)荊州を占領すれば長江を制することができ、防衛線を前に進めることが
    できます
(孫権)よし!荊州を取り戻す役目をきみに与えよう!
(呂蒙)必ず実行いたします!



。。。荊州へ
将軍。長江に沿って20~30里ごとにのろし台があります。
(呂蒙)まさか…関羽はもう我々に対抗する準備をしているのか?
防備を固めているようです!
(呂蒙)《荊州攻めを殿に勧めはしたが…》



殿。呂蒙が病気になったそうです。
(孫権)この大事な時にか?何の病だ?
(陸遜)仮病という名の病ではないかと。
(孫権)なぜ仮病とわかるのだ?
(陸遜)見て来さえすればはっきりするでしょう。
(孫権)では。陸遜、たのむぞ。


。。。呂蒙のところへ陸遜。
(呂蒙)ふむ…
(陸遜)殿は将軍に重い任務をお与えになりました。
功績をあげる好機だというのにどうされたのです?
(呂蒙)フン!
(陸遜)じつは、私は将軍の病気をなおす処方せんを持っています。
(呂蒙)なに?聞かせてくれ!
(陸遜)沿岸の蜀軍にのろしを上げさせることなく、荊州の兵を捕虜にするのです。
(呂蒙)ほう。どうやって?
(陸遜)関羽は勇猛な上に用心深い。
しかし、もし将軍が都督の職を別の者にゆずるとうそをつき。
さらにその者が関羽にへりくだった挨拶状を書けば、関羽の江東へのけいかい心も
自然とうすれ軍勢を樊城攻略に集中させるようになるでしょう。
(呂蒙)そうなれば、荊州を落とすなど赤子の手をひねるようなものだ。
うははは(笑い声)



(孫権)計画は陸遜から聞いたきみの後任は誰にするつもりだ?
(呂蒙)陸遜です。
(孫権)陸遜か?
彼は…若すぎないか?人望もまだまだだ
(呂蒙)だからこそ関羽の警戒心を解くことができるのです。
さらに彼は機知にとみ高い能力をもっています。
後任にしてくださればきっと成功します。
(孫権)よし!きみの言葉を信じることにしよう。



。。。関羽。
(周倉)戦況は良くありません。援軍が必要です。
(関羽)だが 陸口都督の呂蒙は荊州にとって脅威だ。
これ以上 荊州から兵を連れ出すわけにはいかない。

(関平)父上 呉からの使者がきています。
呂蒙が病気で陸口都督が交代するそうです。
(関羽)誰にかわるのだ?
(関平)陸遜という聞いたことのない人物です。
(関羽)たしかに聞いたことのない名だ…ハハハハハ!
どうやら呉の国には人材がいないようだ。
そんな青二才を将軍にするとは!
それではその使者に会ってみよう。


関羽将軍の勝利に陸遜からの お祝いでございます。
(関羽)これはずいぶんごていねいに私をおじ上などと。
陸遜にとって関羽将軍はまさに父の世代の英雄。
かわらぬ尊敬をささげておいでです。
(関羽)では陸遜どのは呉と蜀の友好を希望しているのだな?
ならば私もまったく同じ気持ちだ。
ありがとうございます!
(関羽)ありがたいことだ。これで安心して荊州から援軍を招けるな。



。。。使者が戻ってくる
(陸遜)おお
関羽は書状を読んで大変よろこんでいました。
(陸遜)ウム
将軍。関羽が荊州の軍勢をととのえており樊城へ向かうもようです。
(陸遜)すぐ殿に報告しに行く!


<孫権は知らせを受けるとすぐに呂蒙を大都督として荊州に出兵させた>
<孫権は同時に曹操につかいを出し、関羽の後方を襲撃するよう要請した>
<そこで曹操は徐晃を樊城に派遣して関羽をはさみうちにした…>


。。。呂蒙、船で行く。
荊州の兵力の大半が樊城に移動したとはいえ、こののろし台はどうしたらいいだろう?
(呂蒙)フン。その対策はもう考えてある


。。。
(見はり)なにものだ?
商人です。
風をさけてここに来たのです。

積荷はなんだ?
お役人さまどうかここで風よけをさせてください。
ん?…フフ。よ~し とめていいぞ!
。。。賄賂をあたえる。いつの時代も同じ。


。。。夜。
(風の音)

♪~

。。。出てくる忍び
すばやくやれ。1人もにがすな。
はっ。
♪~

。。。寝ている警備兵
(いびき)
♪~

。。。拿捕する忍び達
ん?ああっ!
ああっ!
(さけび声)


。。。朝。捕虜にされる警備兵
ほら!歩け!

(呂蒙)みなの者 。荊州に攻めこめ!



<呂蒙は長江沿いののろし台をうばったのち無防備な荊州に攻めこんだ>
<関羽はそれを知ると徐晃との戦いを放棄し荊州を奪回すべく引き返した>



(兵士たち)ワア~!!
(関羽)あっ!
(兵士たち)ワア~!!
いやあ。
ん?
(兵士たち)ワア~!!
(関羽)はっ!!

(兵士たち)ワア~!!

。。。囲まれる関羽。



<関羽は孫権軍と曹操軍のはさみうちにあいやむをえず麦城へ退いた…>

(関羽)きみの…忠告を聞かなかった。
(王甫)将軍。ここから一番近い上庸にいる劉封と孟達に救援をたのみましょう。
(関羽)この包囲網の中 だれが行く?
(廖化)このわたしが!
(関羽)廖化。たのむぞ!援護する!



。。。劉封の城に
(廖化)わたしは関羽将軍の部下で廖化と申す。門を開けてくれ!
(門が開く音)

こちらへ。
(廖化)関羽将軍は麦城で包囲されています。
劉封どの。すぐに援軍をおねがいします!
(劉封)わかった!すぐにおじ上の救援に向かおう!
ん?
(孟達)廖化どの。さぞかしお疲れでしょう。
準備のあいだ客間でお休みください
(廖化)うむ…


(劉封)兵を出すと言ったのになぜ止めるのだ?
(孟達)曹操軍と孫権にはさみうちにされているのですぞ。
死にに行くようなものです。
(劉封)関羽将軍は私のおじなのだぞ!
(孟達)しかし関羽将軍はあなたをおいだとは思っていないでしょう。
(劉封)それはどういうことだ?
(孟達)関羽はあなたが劉備さまの実子ではないからといって
あなたを見下しています。
劉備さまはあなたを あとつぎにしようとしていたのに関羽が
じゃましたせいで結局…
あなたはこんな荒れはてた土地へ追いやられてしまった!
(劉封)たしかに孟達の言うとおりかもしれぬ。
では出兵はとりやめてじっとしているとしよう!


(関羽)廖化が行ってもう3日もたつ救援はまだ来ないのか?
(関平)兵士たちはこの3日何も食べていません。
これ以上はむりです!
(関羽)うーむ…
今夜、わたしが兵を率いて包囲を突破し、西川へ行って援軍を連れてこよう!

関羽将軍にお目通りしたい!
(関羽)ん?


(諸葛謹)関羽将軍。あなたがたはこの小さな町にとじこめられている。
食料もなければ救援も来ない。なぜ投降しないのです。
(関羽)たとえ死んでも兄上に背くことだけはできぬ!
(諸葛謹)関羽どの。情勢には従うべきです。
わが殿も曹操に対抗し漢王室を支えようとしておられる。
(関羽)孫権にこう伝えろ!決戦だとな!
(諸葛謹)おお…
あぁ…
(関羽)ふう…


。。。出る関羽
(門が開く音)
(関羽)行けーーーー!!
(兵士たち)ワア~!!
いやあ。
はあ。
♪~



(関羽)ああっ!!
(兵士たち)ワアー!!
(兵士たち)ワアー!!
いやああ。
うわあ~!!
(関羽)ていっ!!
うわあ!!

(関羽)むっ!?
。。。逃げるしょうの後を追う。関平も。
♪~


。。。網に
(関羽)あっ!だあっ!!
(関平)ああっ!!
(関羽)うわあ!
うっ!
(関平)はっ!
。。。敵に囲まれて。突きつけられる。



うう。
うぬ。(うめき声)
(孫権)関羽。以前わたしは息子ときみの娘の縁談をもちかけたのに
きみはこばんだな。今は後悔しているだろう後悔などするか!
(関羽)わたしは死んでもおまえたちの仲間になどならん!
(孫権)おまえは英雄だ。だから敬意を払って投降をすすめている。
きみたちはどう思う?どうだ?呂蒙。
(呂蒙)お忘れですか?曹操は関羽に恩義をほどこしましたが。
最後には5つの関をやぶられ6人の将軍を切られました。
(孫権)うむ…
関羽を外へ連れ出して切れ!
♪~


。。。断頭台の男が戻ってくる

(孫権)当代の英雄である関羽がこんな末路をたどるとは。
殿。関羽の首を早く曹操に送ってしまうべきです。
そうすれば劉備は曹操が関羽を殺したと思い。
復讐のほこさきは曹操に向かうでしょう。
(孫権)ウム。



わが殿より関羽の首を献上いたします。
。。。開ける曹操。
(曹操)ふむ…その後、変わりはないか?
関羽がこの世から消えて、これでわしの心配が1つ減ったわ。
(司馬懿)殿。これは孫権の策略ですぞ。
(曹操)もちろんわかっている。
孫権はわしに劉備のうらみを買わせようとしているのだろう?
(司馬懿)さすがは、殿 そのとおりです。
(曹操)関羽を手あつくほうむれ!わしがみずから霊を祭る。
そのことを劉備に知らせるのだ。



殿!
ん?
(劉備)ん?
殿!
関羽将軍が 切られました!
(劉備)ああ!?おお…
♪~

(劉備)おお…
。。。倒れました。


次回「三国鼎立」
・・・えっと、劉備、病死?終わりました英雄の時代。
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