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三国演義 第37話 漢中王・劉備 の感想 [三国演義]

。。。陽平関

(曹操)このところ…劉備軍に動きがないようだが。
(司馬懿)ヤツらは谷間の小道を全部ふさいだそうです。
(司馬懿)劉備がどこにいるのかわかりません。
(曹操)ウーン…

殿~!!先行部隊が馬超の西涼軍に敗北しました

(曹操)馬超だと!?

殿!張飛に食料を奪われました

(曹操)ううう(うめき声)

(曹操)劉備は今や昔の…劉備ではない!
(司馬懿)殿。次なるご命令は?は戻れ しばらくひとりにしてくれぬか


。。、。曹操考える。
《兵を進めれば馬超と張飛に挟み撃ちにされる》
《だが退却すれば…劉備に笑われる》
ええい!どうせこの鶏のあばら骨と同じで食うところもない土地だ。
たとえ捨てたとしても惜しくなどないわ。
・・・そうそう、ぴょーご以西はそんな土地。かんべも、猫の額。



(夏侯惇)殿。今夜の訓話を
(曹操)鶏のあばらえ?
(夏侯惇)鶏のあばら?
(曹操)…ウム。


(夏侯惇)曹操さまの今夜のお言葉は「鶏のあばら」だ
なんと?鶏のあばら?
一体…それはどういう意味なのだ。
(楊修)フフ…
(夏侯惇)わからん…部下と話し合ってみてくれ。

(楊修)ハハハハ…
荷物をまとめ退く準備をしなくてはな!
鶏のあばらには…食うところがないから捨てても惜しくはない。
つまり殿はここを捨てて撤退をお考えなのだ。
おのおの方後で慌てなくてもいいように今のうちから荷物を整理なさっておいた方がよいかと。


。。。見回りをする曹操、なにか部下がしている。
(曹操)なぜ、みな起きているのだ?


(曹操)おい。何をしている?

(夏侯惇)殿。撤退の準備です。
後で慌てなくてすむように今から準備しています。
(曹操)誰が撤退するといった?
(夏侯惇)楊修が殿の「鶏のあばら」というお言葉から推測したのです。
(曹操)うん。それはでたらめだ!・・・バーカ。バーカ

(曹操)ううん。楊修はでたらめを言って兵たちの士気を乱した。
この罪は万死に値する。
処刑せよ!
(兵士たち)はっ!

(夏侯惇)うう。・・・ご無体な。賢明な策を。
(曹操)全軍に伝令せよ…明日、進軍する!
わかったな。夏侯惇!
(夏侯惇)はっ!
♪~




。。。出って行く魏延
   それに出向くホウ徳。
やり合う


曹操の陣、見ている。

。。。背後から馬超
(兵士たち)ワァ~~!!
(曹操)馬超!
おお
(曹操)落ち着け!騒ぐな!
(どよめき)
(曹操)馬超に一斉攻撃をかけよ!
(かけ声/馬のいななき)
(兵士たち)ワァ~~!!
やああ。
ぎゃあ。
♪~

。。。やりあう。
あっと魏延、曹操を見つけて、弓を射る
。。。曹操、弓をさけて。
(馬が駆ける音)
(曹操)うわ~!う…あぁ…

イヤァ~!
(曹操)うわぁ!
(ホウ徳)ん?
(かけ声/馬のいななき)
(気合)
♪~


。。。陣に退く曹操。



その夜。
(曹操)ハァ…
(司馬懿)諸葛亮は各地で騒ぎを起こし、わが軍の兵士は…
混乱しきっております。
(曹操)楊修の言葉を聞かなかったのが後悔されてならぬ…あぁ。
    ・・・バーカ。バーカ。
(曹操)手厚く葬ってやれ!
(司馬懿)はい。
(曹操)待て…
撤退の準備をしよう。



<曹操軍が撤退した後、劉備は漢中を攻め取って自らを漢中王と称した>
・・・ごねているところがない。


(曹操)ぬぅ~!あの大耳男が王だと!?
許せん!たたきつぶしてくれるわ!
(司馬懿)殿…一時の怒りに…まかせてはなりません。
(曹操)このまま劉備をのさばらせておくというのか。
(司馬懿)殿。孫権は妹を劉備に嫁がせておきながら江東へ連れ戻しました。
劉備の方も借りている荊州を返していません。
(曹操)孫権と劉備の不和を利用するのか。
(司馬懿)孫権をあおって、荊州を奪い取らせましょう。
劉備が兵を出し、西川が手薄になっているすきに我々が再び出兵するのです。


。。。文を出す曹操。
(孫権)曹操は我々の荊州奪回に手を貸すといってきた。
(諸葛謹)劉備は荊州を返す気がありませんし、良い機会でしょう
(孫権)曹操の真の狙いは…劉備を討つことだ。
(諸葛謹)荊州を守る関羽には娘がいます。
殿のご子息とご結婚させてはいかがでしょうか。
縁談が成立すれば関羽と手を結び、関羽が断ったら曹操と手を結ぶのです。
(孫権)…関羽のところへ行ってきてくれ。



。。。諸葛謹、関羽の所に縁談。
(関羽)このたびはどういうご用件でしょうか。
(諸葛謹)関羽どの縁談を持ってまいりました。
(関羽)誰のですか?
(諸葛謹)わがあるじには大変 聡明なご子息がおいでです。
あなたにもお嬢さまがいらっしゃる。そこで縁談を…
(関羽)ムッ!?
虎の娘を犬の嫁になどやれるものか!
(諸葛謹)関羽どの。両家が連合すれば曹操に対抗できるのです。
(関羽)お前の弟のメンツを立てて今は殺さないでおいてやろう!
(諸葛謹)な。ああ…
それでは…




(孫権)ぬぅ~!フン!!なんという無礼!バカにしおって
孫権さま。私にひとつ策があります
(孫権)何だ?いってみろ
曹操に曹仁を派遣してもらい、荊州を北側から攻めるのです。
関羽が気をとられているすきに我々は荊州を取り戻すのです。
(孫権)よし!そうしよう。



<劉備は漢中王として自立すると費詩を荊州にやり関羽を「五虎将」の主将と
 することを布告させた…>

(関羽)「五虎将」とはほかに誰がいるのだ?
(費詩)ほかには張飛 趙雲馬超 黄忠の4人です
(関羽)張飛はわが弟!
趙雲も長年、兄上に従い兄弟も同然。
馬超は名門の出身だ。
しかし…うぅ~…黄忠?
私と同列に!する気か!
(費詩)関羽将軍…あなたさまはほかの方とは別格です。
(関羽)どこが違うのだ?
この印を受けとることは別格です。
どこが違うのだ?この印を受けとることは恥辱を受けとることだ!黄忠と同列ではない!
(費詩)五虎将の称号をお与えになる漢中王は将軍の兄上。
すなわち将軍は漢中王であり漢中王は将軍なのです
官位をうんぬんせず喜びも悲しみもどうか漢中王とともに。
(関羽)ハッ…!
愚かであった!先生この関羽、謹んでお受けします。
(費詩)漢中王からの言づけがあります。
(関羽)何ですか?
(費詩)曹仁が樊城に進軍してきたゆえ鎮圧せよと仰せです。
(関羽)ハハハハ…もちろん!
これ以上 戦がなかったら骨までふやけてしまう。
♪~



(関羽)おのおの戻って準備せよ3日後に樊城へ出撃する!
はっ!

(王甫)将軍!言うのもはばかられることですが…
(関羽)何だ?
(王甫)全軍が出撃してしまえば荊州の後方はガラ空きです。
(関羽)そのことなら藩濬を荊州総督に任じておいた。
(王甫)藩濬は猜疑心の強い男ですやはり 趙塁に荊州の留守を守らせたほうが良いかと思いますが。
(関羽)誰が守っても同じではないか孫権が襲ってくるとは思えぬ。
(王甫)荊州は重要地点です…
(関羽)そんなことは この私とて百も承知だ心配するな。
(王甫)ああ…将軍…!
うーん…
・・・あまあまの関羽

<関羽は出撃すると一気呵成に襄陽を奪い取った…>
<さらに関羽は勝ちに乗じて進軍し曹仁を打ち破り樊城を包囲した…>


(司馬懿)曹操さま。関羽は襄陽を奪い樊城を包囲しました。
事態は差し迫っております。
(曹操)樊城へ行こうという者はおらぬか?
(于禁)私が行きます!
(曹操)于禁。よくぞ言ってくれた。
君の長年の功績は数知れない頼んだぞ!
(于禁)将軍たちの誰かに先鋒を務めていただきたい。
(曹操)誰か先鋒を恐れぬ将軍はおらぬか?
(ホウ徳)私が参ります!
(曹操)よし!ホウ徳が先鋒となれば、関羽と対峙しても釣り合うというものだ。
    ハハハハ…



(董衡)将軍 ホウ徳を先鋒にすることを承諾なさったが本当によろしいのですかな?
(于禁)なぜだ?
(董衡)ホウ徳が以前誰に仕えていたかお忘れか?
(于禁)ん?…馬超か
(董衡)ええ、そうです。馬超とホウ徳の兄は西川でともに働いています。
(于禁)しまった。それを忘れていたとは!すぐに曹操さまに言わねば。
・・・陰口でんな。


(ホウ徳)殿。遅くに何のご用でしょうか?
(曹操)おお。来たか先鋒の印を返してもらいたいのだ。
(ホウ徳)なぜです!?
殿のため一働きしようと思っておりましたのに…
(曹操)疑うわけではないが…
君の前のあるじ 馬超も兄上もみな西川で劉備を補佐しているゆえ…
(ホウ徳)お察しください!私は兄とは不和で二度と会わないと誓っています。
馬超との関係もすでに断ち切っております!
(曹操)わかっておる わしは疑っておらぬ。
だがほかの者がどう思うかが問題だ。
(ホウ徳)私は殿に従うようになって以来ひたすら感謝しご恩返しのことだけを考えて
おります。うそ偽りはございません。
(曹操)君の忠義はよくわかったさっきの話はほかの者の陰口をふせぐためにしたことだ。
期待を裏切るなわしも決して君を裏切らぬ!
(ホウ徳)ありがとうございます
♪~


。。。出陣する。

将軍 なぜ棺おけなど?

関羽と戦えば、ヤツか私のどちらかが死ぬだろう
もし私が死んだら、この棺おけに入れて担いで帰り曹操さまにお見せしてくれ
逆にもし関羽が死んだらヤツをこの中に入れて担いで帰ってやる!

将軍!なぜそこまで…



(関羽)あれは誰だ?
(関平)あれは馬超の武将だったホウ徳では?
(関羽)ホウ徳?小僧の分際で偉そうにしおってからに


(ホウ徳)関羽!お前のために棺おけを用意してやったぞ!

(関羽)…フフ
(関平)父上!
父上!鶏を殺すのに牛刀を用いる必要はありません
ここは私が参ります
(関羽)よし それでは頼む


(ホウ徳)関羽!この棺おけでちょうどいいかどうかたしかめに来い!
ん~?
やはり私が行く!
(関羽)父上!


。。。出ていく関羽
関羽。ここにあり!
。。。ホウ徳とやりあう。
うりゃあ。
(気合/打ちあう音)
。。。勝負がつかない。晩になる。


関羽将軍とホウ徳はもう何十回も打ちあっているがまだ勝負が決まらない。
こんなことは初めてだ
(関平)父上は…もうお年だ…
あぁ!私が説得して止めるべきだった
銅鑼を鳴らして兵を引こう!
(銅鑼の音/気合)


(ホウ徳)関羽 待っていろ!遅かれ早かれお前は棺おけに入る運命だ
(関羽)フン!ほざけ!明日こそ決着をつけてやる!
はああ。



。。。次の朝。
(ホウ徳)関羽!どうした早く出てこい!
(ホウ徳)昨日の戦いでおじけづいたか!?


(関平)父上 今日は私が!
(関羽)関平。お前は余計なことをするな。
(関平)父上。もしも何かあったら伯父上のご期待に添えなくなります!
(関羽)ハッ…。ううう
    もう決めたことだ 何も言うな!
(関羽)あぁ…



は。うう
。。。やり合う2人。
(ホウ徳)関羽!お前のこれまでの名声も…おしまいだ!
(関羽)フン…でぇい!
。。。やりあう。
(かけ声/馬が駆ける音)

(関平)ハッ!?。。。これは罠と。


(関羽)どうした。ホウ徳!しっぽを巻いて逃げるのか!?
。。。うんと弓を出して関羽を狙う。

(関平)父上~!

(関羽)アッ…?
(うめき声)
。。。弓が左手に刺さる。

(ホウ徳)ふははは…ハッ!
。。。やりあうことに。それをまもる関平。


。。。于禁のねたみ。
《一番手柄をホウ徳に奪われるわけにはいかぬ!》
(于禁)銅鑼を鳴らせ!
(気合/銅鑼の音)



(ホウ徳)ううん。なぜ 鳴らしたのです!?
(于禁)曹操さまに言われている関羽の力を侮るなと。
矢に当たったとはいえ用心に越したことはない。
(ホウ徳)あそこで…銅鑼が鳴らなかったら関羽を倒すことができたのに!



(関羽)弓矢を忍ばせておくなど英雄のすることではない。
(関平)まずは傷を治してくださいホウ徳との決戦はそれからでも遅くありません
(関羽)うむ…年がいもないことをしたようだ


(ホウ徳)関羽!出てきて勝負しろ!
<ホウ徳は数日にわたり挑発を続けたが関平はそれを関羽に報告しなかった>



(于禁)ご苦労だった!
(ホウ徳)于禁将軍。関羽が傷を負って弱っているうちに全部隊でこぞって
総攻撃をかければ樊城の包囲を解くことができます
この機会を逃がすべきではありません!
主導権は今 我々にあります
(于禁)曹操さまの信任をいただいてきたのだ。
冒険はできぬ。
《ホウ徳の一番手柄への望みを断ち切るには部隊を率いて谷へと迂回し山に沿って
 陣を敷くことだ》
《ヤツに谷の奥を守らせれば出撃の機会は なくなる》
(于禁)明日 私は部隊を率いて谷へと迂回しその入り口に陣を敷く
君にはその奥を守ってもらいたい
(ホウ徳)あ…むぅ…ハッ!
(于禁)ウム!



(うめき声)
(関平)父上。お加減は?うむ。ホウ徳と決着をつけてやるぞ。
(関平)数日前 于禁は部隊を城の北にある谷に移しました。
(関羽)ほう?…ではちょっと見てこよう。



(鳥の鳴き声)
(関羽)于禁が陣を敷いている場所の名前は?
(関平)ソウ口川です。
(関羽)ん?
。。。地形見る関羽。
…フン
《あそこに陣を構えるなど于禁は愚か者よ》
ハハハ…
もはや逃げ道はない!
この中に入った…魚にはな。



次回「関羽死す!」
・・・終わりへの序曲。孫権の方を見てない傲慢な関羽。
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