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三国演義 第17話 三顧の礼 の感想 [三国演義]


・・・あえんですか?なんとも、どこぞのバカ殿はぶったぎるぞ。。。
   3度訪れて。。。劉備は、日本で言う第3勢力の政党?
   賢者は野に埋もれている。


(兵士たち)オー!!オー!!オー!!
<官渡の戦いで勝利した曹操はその勢いで劉備を攻撃した>
<劉備には抵抗するだけの力はなく。南の劉表を頼って荊州の新野へと向かった>
<そこで劉備は単福という名の人物に出会い彼を軍師として招いた>
<単福の知略によって、劉備は次々と曹操軍を打ち破りついに樊城を占領した>
(兵士たち)ワー!ワー!

(曹仁)申し訳ありません樊城を奪われました
曹仁。勝ち負けは戦の常これを教訓とすればよい
劉備を討ち取るなど赤子の手をひねるようなものだったのです
ところが途中から単福という軍師が劉備につきまして…
ハッ!?
単福だと?
単福とは。徐庶という男です
人をあやめ、偽名で逃亡中です
どの程度の力量なのだ
文武ともに私より上かと…
では、わしが兵を率いて行かねばならぬな
その必要はありません
徐庶には年老いた母親がいます母親を人質にとればおそらく…
徐庶をこちらの思うがままにできましょう
なるほど 徐庶は親孝行なのだな


なに!?母上から!?
ハッ
…アアッ!!ああ…!!ううぅ…
(一同)あっ
(泣き声)
単福どの。一体どうされた
お別れしなければなりません
なぜだ!?
お許しください!実は私は単福ではなく。徐庶と申します!
なに徐庶…?
名を隠して行動しておりましたので母のことは誰も知らないと思っていたのですが
今は曹操のもとで私が来るのを待っているというのです…
(泣き声)

(孫乾)本当によろしいのですか?
徐庶は我が軍の内情を知り尽くしています
彼を曹操のもとへやるなど、まるで自分の腕を切り落とした上に
曹操に新しい鎧を贈るようなものではありませんか
だが、孫乾 母と子を引き離したままにしてはおけぬ
殿!正論を言っている場合ですか。ぜひとも徐庶をお引き留めください
そうすれば、曹操は徐庶の母を殺すでしょう
きっと徐庶は曹操を恨んで殿に尽くすようになるはずです
…人質になっているのが自分の母でも同じことが言えるか?
ハッ…
曹操が言ったという言葉を私は逆にして言おう…
「たとえ天下の人が私を欺いても私は天下の人を欺きはしない」


劉備さま。曹操のもとへ参りましても心はここにいたときと同じ策略を授けたりはしません
ウム!
それで…いつ帰ってくるんだ?
残念ながら皆さまとはここでお別れしなくてはなりません
私は許都にあっても皆さまの勝利の知らせを心よりお待ちいたしております


劉備さま。
ある人物を推薦いたします
ある人物とは誰だ?
その方の助けを得れば、きっと理想とする世の中を実現できることでしょう
その人物は!?名前を教えてくれ
世間では臥龍先生と呼ばれます
諸葛亮…あざなは孔明
ハッ!

孔明か…
♪~

ああっ!
♪~
どう!どう!あ…?
(馬の鳴き声)
♪~
孔明燈か…
(徐庶)《孔明 今日 劉備という将軍に 君を推薦してきた》
(孔明)《また余計なことを》
(徐庶)《子曰く。学びて優るれば即ち仕えよ》
(徐庶)《君の兄上 諸葛瑾どのも孫権のもとで力を尽くしておいでだ》
(徐庶)《…なのに孔明。きみは農民のために孔明燈を作ったりしているだけではないか》
(徐庶)《なぜ天下の人々のため自分の力を使おうとは思わないのだ?》
(孔明)《徐庶。きみは私をこの戦乱の世に引き込むつもりなのか?》

えっ。これから!?
ああ。臥龍先生にご挨拶に行こうと思う
兄貴。今日はみんなと一緒に軽業を見る約束だっただろう?
人を訪ねるのにいいと暦に出ていた
そんなものを信じているのか?
暦を信じたくもなるのだ。こんな状況ではな
(張飛/関羽)ん?
我々はいつも曹操に苦杯をなめさせられるが。それは一体なぜだ?
我々の軍隊は曹操軍より強いし、将軍たちも みな一騎当千の勇士だ
しかし、それを指揮する頭脳がまったくない
徐庶軍師がおいでになって、たしかに我が軍は変わりました
そうだ。我々が曹操に劣っているのはそこなのだ
私には伝説の太公望や張良のような軍師がいない
そのような優れた軍師がそう多くいるのでしょうか?
うーん…
兄貴だって。この新野に来たばかりというわけでもないんだし
その臥龍先生とかいうやつが本当に軍師として優秀なら兄貴の名声を知って
自分から売り込みに来てもいいはずだろうが!
そうだな。なら、お前は1人で軽業を見て来い
な!そんなぁ…
ハハハハ…
(3人)ハハハハ
♪~


訪ねる三人
(戸をたたく音)
誰?
ここは臥龍先生のお住まいでしょうか?
ウフフ…そうといえばそうだけど。ねぇ。大人なんだから子どもに対してお辞儀なんかしちゃダメよ
ん!?
そうなら。そう違うなら違うと はっきり言え!
そうといえば そうなの!まったく偉そうなこと言わないでくれる?
ん~?どういうことだ
…臥龍先生は ご在宅かな?
薬草を採りに行ったわ
おう。で いつごろ お戻りに?
それがわからないの
3日後かもしれないしひと月後かも
おぉ…どちらへ薬草を採りに?
あの山のどこかよ

うーん…

では、先生が お帰りになったら「漢の左将軍 宜城亭侯豫州の牧皇叔の劉備が訪ねてきた」と…
え?あ…えーと…
フン フン フン フン…
ねぇ。3人しかいないのになんで名前が4つもあるの?
なんでもいいから伝えればいいんだよ!
あっ!?ああぁ…
べー!
それでは…「劉備が来ました」とだけ伝えてください
わかった。
ありがとう。
じゃあ!…フフ(戸が閉まる音)


(馬の足音)
ん?
兄上 どうしました?
♪昆崙の峯を冠に
長江の水であしをすすぎ~
きっと臥龍先生だ!ハッ!
(関羽/張飛)ハッ!
♪…冠に 長江…
…ん?
どーぅ!
お待ちしておりました。先生!
ハァ?
私は劉備 中山靖王の子孫として漢王室を再興したいと一心に考えておりますが
いかんせん。軍勢は少なく力も不足しております
ここは臥龍先生にぜひ手助けしていただきたくお待ち申し上げておりました
(笑い声)
天下というものは法則をもっています
分かれ争ったのちに統一され、統一されたのちにまた分かれ争う
人の力で救うことは…できないのです
さすが臥龍先生!ご立派なお考えです
しかし、できなくてもやらないでいるわけにはいかないのです
私は…孔明ではなく友人の崔州平という者です
おお!そうでしたか…
とんだ失礼を…
フフ…

孔明は名声にも金にも興味のない男です
そんな孔明をあなたは説得することができますかな?
それは分かりませんが戦乱に苦しむ民のため私は全力を尽くしたいのです
お志は漢王室の再興だけにはとどまらないと?
崔先生は傑出した才能をお持ちです
どうか私にお知恵をお貸しください
ハハハハ…このかごの中の薬草がなにかおわかりかな?
それは?
当帰ですよ。
当帰?
まさに「帰るべし」です
♪昆崙の峯を冠に~
ウーン!なんと無礼なヤツなんだ!
やはり浮世を離れた賢人は違うな
臥龍先生はどんなお方なのだろうか
なにが臥龍だ!いくら龍でも寝ていては役に立たないではないか!
(雷鳴/馬の鳴き声)
あっ。いっけねぇ!
天の龍が怒ったのだ。おまえが悪口を言うから…
(笑い声/馬の鳴き声)
(笑い声)
ん…?
(雨音)
ああっ…
さぁ 帰るぞ!
(3人)ハッ!


ウゥ…
やっぱり暦なんて当てになりゃしない
臥龍なんてヤツを探しにはるばる遠くまで行く必要なんかなかったんじゃないのか!?まったく!
兄上は必死に人材を探しておられるのだ!
フン!本人に会わずに憧れているうちが華ってもんじゃないのか?
いや…行っただけの価値はあった…ゴホッ ゴホッ
兄上!
まったく!不運を拾いに行ったみたいなもんだ
ゴホッ ゴホッ…
♪~


兄貴!!
(劉備/関羽)ん!?
徐庶のお袋さんだが息子が曹操の手下になったと聞いて嘆き悲しんで自殺してしまったそうだ
なに!?そうか…


劉備さま。
ん?
臥龍先生が自宅に戻られたそうです
おお!ではすぐに会いに うかがおう!
お待ちください。兄上!
ようやく風邪が治ったばかりではありませんか
しかもこんな雪の降る中を!
案ずることはない遅くなってはいかん
早く臥龍先生にお会いしなくては。
兄上!!
オレが思うにそいつは評判ほどの人物じゃないぜ
だからオレたちから逃げ回っているんだよ
それに暦を見たら、今日は遠くの人間に会いに行くにはよくない日だそうだ。
そんなに会いたいなら誰かを あそこまで呼びに行かせればいいじゃないか!
能力のある人を重んじ礼を尽くすことが我々にとって大事なのだ!
しかしこの大雪では馬で行くのは無理です
兄上。やはり今日はあきらめましょう!
…では、歩いていくことにしよう!
♪~


再度いく。。。。

出てこい!諸葛亮!
おい
う~…
はあ~…
(戸をたたく音)
あっ!こんな雪の降る日にまたあなたたちここに来たの?
こんにちは…
あ。ダメよ!
絶対にお辞儀なんかしないで!
ハハハ…先生はお帰りになりましたか?
中で読書してるわ!こっちよ
先生!あの お耳の大きなお客さまよ~!
ハハハ…


フフン
臥龍先生!
はい?
この方が例の漢の左将軍…宜城亭侯 豫州の牧皇叔の…劉備よ!
兄に…会いにいらっしゃったのですね?
あ。
弟ぎみ?
そうです。あいにく…兄は今 出かけておりますが
おぉ…
お前の兄貴はなんでいつもそうなんだ!帰ってきたばかりだと言ったじゃないか!
この大雪の中一体どこへ行ったんだ!!
ハハハ…
この大雪の中皆さんもいらっしゃったではないですか
ああ?
それで…あなたは?
うちのいちばん下の先生よ!ね?
諸葛均と申します
なるほどそうでしたか!で 臥龍先生はいつごろお帰りになるのでしょうか?
(諸葛均)兄は崔州平どのと梅を見に行きました
最低5日 長ければ2カ月ここには戻ってきません
それは風流ですな!では兄上に手紙を書いておきましょう
また日を改めてお訪ねいたします
分かりました。どうぞ
ありがとう
。。。手紙をしたためる劉備
♪~

お邪魔しました。失礼します
兄がおりませんのでお引き留めはいたしません
ウフッ(戸が閉まる音)
失敬なっ!!小間使いの子どもも無礼なら主人も無礼だ!
よさないか!
あの崔州平という爺さんもなっとらん!
オレたちが遠くから諸葛亮に会いに来ると分かっていて梅見なんかに連れ出しおってからに!
(ため息)
おヒゲのおじさん。恐いのねぇ
むっ!?カ~~~~ッ!!
きゃあ!(戸の閉まる音)
♪~


兄貴!
兄上!
おい。ちょっと待て兄上は どちらへ行かれたのだ?
ハッ。もく浴中でいらっしゃいます。
もく浴!?
みそぎをして何をしようってんだ!?
劉備さまは…臥龍先生をお訪ねになるとのことです
(2人)本当か!?
(戸があく音)
おぉ
ん~…
関羽 張飛
2人とも そんな顔をして一体どうしたのだ?
兄上。庭にうまい酒を用意しました。さ どうぞ
ハハハ…酒なら帰ってからいただこう
今日は これから臥龍先生に会いに行くのだ
兄貴。今日が何の日かまさか忘れたんじゃないよな!?
覚えているとも。張飛
我々が兄弟の誓いをたてた日だ
覚えてるんなら兄弟で祝わなくては!
わざわざ諸葛亮に会いに行かなくても!
いや…
兄上。諸葛亮に対してはもう十分に礼をつくしています
もし本当に心ある人物なら自分から…訪ねてくるはずです
どうしても諸葛亮に会いたいのならオレが縄でしばって連れてくる!
もう決めている
張飛。おまえは礼儀知らずだ。今日はついてこなくていいぞ
そんな…行くんならオレも一緒に行くよ
オレたち兄弟は いつも一緒だろ?
お前が一緒に来ても臥龍先生に迷惑をかけるだけだ
オレ1人だけのけ者にするなよ!兄貴のいいつけはみんな守る
それでも連れていってくれないのか?
フゥ…分かった。ついてこい


(戸があく音)
ガチョウ。。。
(鳴き声)
ガァ ガァ…ウフフ…
う…うわ。うわぁ!
いったぁ…
うに~!!
うわ~!またヒゲが来たぁ!!
やだ。もう!
(劉備/関羽)ハハハハ…
ウ~ム
先生は戻られましたか?
うん!
先生はゆうべ帰ってきたばかりよ
今、寝ているの起こしてきましょうか?
ああ。いえ…私たちはここで待たせていただきます
ん?…ウフッ
(アヒルの鳴き声)
どちらまで行かれるんですか?
ガァガァうるさいのと一緒だと大変よね
・・・があがあうるさい。野党。じ~み~ん~と~う
ん?
フッ…フフフ…
♪~


次回「軍師・孔明登場」
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