シドニアの騎士第九惑星戦役 #12 決戦

一方的な戦い？惑星を手にするシドニア。



（谷風長道）はぁ はぁ はぁ。
。。。苦戦


（紅天蛾）クッ！
はっ！ ぐっ ぐわっ！

（佐々木）谷風！ 胞衣が機体内部に侵入しているわ。

ぐっ！
。。。まずいことに

てやっ！

。。。買相の破壊

苦しむ敵

。。。中に入り込む。そして、星白が長道の目の前に



。。。唖然とする長道、でもとどめ。躊躇。

（隊長）何をしてる！　早く本体を破壊しろ！

うっ！ うわっ くっ！
。。。巻き付かれる。

ああっ！

。。。息づかい


（管制官）谷風機操縦席に胞衣が侵入しました。
（纈）これは　紅天蛾が胞衣で再現した星白閑。

。。。警告音
（佐々木）中はすごくまずいわよ。


。。。相手の動き
うっ！ ああっ。

タニカゼクン。


（科戸瀬イザナ）長道、聞こえる!?
機体頸部の気密隔壁を閉じれば胞衣の侵入経路を遮断できるはず。

（長道）イ イザナ。
（イザナ）頭部を切り離すしかないよ！
長道！

。。。ノイズ
ハァ クゥ。
・・・エロ

ううっ くっ くっ あっ！
がはっ！ あっ あぁ。
。。。ピピピッ

長道の心拍数上昇！
機体の電源を落とされました！
（隊長）何!?


（紅星白）ハァ。
あっ あぁ。
星白のまねをするのはやめろ。奇居子！
。。。見合って、キス？でなくて口の中に触手。



（隊長）どうだ!?
もうちょっとで届きそうです。

。。。あぶないことに


も。もう無理だ。科戸瀬。
あと少しです。頑張ってください！
うっ！
。。。起動音
届いた！ ふん！
んんっ！

。。。分離


ハッ アァ。
がはっ！ はぁ はぁ はぁ。

ぃや。

。。。長道の反撃。刺し貫く

（紅天蛾）ウウッ！クッ アァ。
・・・四散するきむち中のもの。



（管制官）泡状分解を確認！
（管制官）谷風機 紅天蛾を撃破しました！
（管制官たち）うわぁ。　ふぅ。



（長道）ごほっ！ はぁ はぁ はぁ。
はっ。つむぎ。


。。。脱出。解放



（管制官）谷風機。融合個体つむぎを確保。
（管制官たち）わあ！　はぁ。


。。。警告音。人外がやってくる

（纈）あっ！
（管制官）谷風機付近に多数の奇居子反応！
（管制官）全方位から接近！到達まで数分です！
（纈）くっ。谷風さん！
（心の声）≪持ちこたえて≫



。。。長道は着陸


（隊長）んん。
この数は無理だな。
はい。



はぁ はぁ はぁ はぁ。

（白羽衣つむぎ）谷風 さん。
つむぎ。 くっ！

。。。まずい展開


。。。待ち構える
はぁ はぁ はぁ。
来い！


。。。外からの攻撃
ドカン！
あっ！

（サマリ）谷風。無事か!?
サマリさん！ はっ。


。。。援軍が到着。



（管制官）隼風先発隊。惑星ナイン軌道上に到着。
（纈）先発隊は後続が到着するまで谷風機とつむぎに近づく奇居子を撃破して。
（操縦士たち・通信）了解！
・・・うちなーの駆除


（サマリ）谷風機とつむぎには近づけるな！
（弦打）なんて数だ。キリがねぇぜ。
（サマリ）弱音を吐くな。絶対に守り抜く！


。。。纈が提案したこと
（回想）《艦長 隼風による奇居子掃討作戦を具申します》
（小林）《どういうことだ？》
（纈）《谷風たちを囮として奇居子の大群を地上の１か所に集め１機も失わずに惑星ナインを制圧します》
（サマリ・通信）《谷風たちを囮にする!?》
（纈）　《これはあくまで掃討作戦です》
（サマリ・通信）《くっ！》
（小林）《いいだろう。 やってみろ》

（纈）《囮は やられてしまっては意味がありません》
《必ず守り抜い》


（サマリ）ふっ。必ず守る！


（管制官）後続第二陣 到着。第三陣　第四陣も 間もなく合流します。
（纈）到着機は速やかに攻撃隊形に展開。
火力を総動員させて。



（管制官）隼風による奇居子討伐隊全機 軌道上に到達。

（纈）よし。全機総攻撃！
（小林）掃討しろ。 一匹も撃ち漏らすな！
（操縦士たち・通信）了解！

。。。数が
（勢威）各機 担当範囲を確認してかぶらないようにしろ。

。。。攻撃

（管制官）敵本体数 残り１００。
（煉） そっち行ったわ！
（焔）こいつ ちょこまかと！


（管制官）９０　８０
７０　６０
５０。

（宅見・通信）ぐおぉ～！

（管制官）４０ ３０。

（勢威）あとひと息だ！
（弦打）いけるぞ！

。。。


（管制官）最後の１体の泡状分解を確認！
（管制官）敵奇居子　残存本体数ゼロ。 殲滅しました！
（管制官たち）うわぁ！
（操縦士・通信）よっしゃ！やった！
（操縦士・通信）よし！


（長道）はぁ はぁ。


（弦打）勝ったんだな。あれだけの数の奇居子に。
（勢威）ああ。以前なら信じられないことだが。
（サマリ）はぁ。惑星ナイン制圧完了！


（管制官たち）わあ～！
（操縦士・通信）よっしゃ！
（纈）みんな。

（小林）見事な掃討作戦だった緑川司令補。
（纈）はっ！


（長道）もう大丈夫だよ。つむぎ。
（つむぎ）イ イザナさんは？

（イザナ）ここにいるよ つむぎ。

（つみぎ）あぁ。
無事なんですね。
よかった。

（イザナ）うん。つむぎのおかげだよ。
来てくれて、ありがとう。



（纈）あっ。あの状態のままシドニアに戻るしかないっていうんですか？

ヘルメットもスーツも予備ごと壊れてしまったの。
この状況でパイロットの安全を確保しつつアレを排出する方法はないわ。

（岐神）本体から切り離された胞衣が単独で人間を攻撃したという事例は今まで ありません。
あの胞衣の様子も危険ではなさそうです。


（サマリ）谷風 つむぎを抱えたままここまで飛べるか？
（長道）やってみます

。。。星白？。
ううっ。

（通信）あっ。

。。。エロな星白
ンン。

（イザナ）あっ。ああっ！
な なんて格好を！


（長道）行くよ。
（つむぎ）はい。
。。。帰還


（つむぎ）あの。重くないですか？
（長道）大丈夫だよ つむぎ。
（つむぎ）あっ。



（弦打・通信）谷風が 我慢できなくなって逆に胞衣を襲ってしまうんじゃないか心配だけどな 俺は。
どう思う？ サマリ。
（サマリ）ったく。 全機 帰艦するぞ！



。。。きれいな機体



。。シドニアへの帰還
（長道）あっ。

。。。運ばれる。エナとして。　
星白。




（管制官）惑星ナインの衛星軌道突入に成功しました。
（纈）大衆合船の様子は？
（管制官）変化ありません。
（纈）はぁ。これでひと段落ね。
　でも ここに来た以上もう後には引けない。


（アナウンサー）本日 シドニアは惑星ナイン軌道上への突入に成功しました。
惑星ナインは豊富な資源を備え　外周リングは 防御にも適した天然の要害であり
司令部は「これによって 我々は」。

（ララァ）もう後戻りはできないのね。



（岐神）ふっ。
もうすぐ１００年前にかなわなかった夢が 実現する。
俺の夢　究極の生命への転生。



（小林）谷風長道 惑星ナインの奪取に多大な武勲があったことを認め
八機掌位勲章を授与する。

。。。勲章
（小林）騎士になったな。
はっ！ ありがとうございます。
。。。拍手と歓声

（長道）ど どうも。


（煉）ねえ。谷風 勲章見せてよ。
ええっ？

（焔）ちょっと 煉□！なれなれしいんじゃないの？
（煉）焔が 仕切らないでよ。
（イザナ）んん。

（岐神）おめでとう 谷風長道。
（一同）あっ。
（長道）岐神。

（焔）んん。

（岐神）これからも期待しているぞ。
（海蘊）　私からも お礼を言いますわ。つむぎを助けてくれて
ありがとうございます。


（長道）岐神。
（岐神）なんだ？
（長道）星白 あっ。
（イザナ）ん。
（長道）あの胞衣はどうなった？
（岐神）今のところ貴重な標本として保管されている。
（長道）そうか。
（岐神）大事なものには予備が必要だからな。

（長道）あぁ。




（落合）勲章の授与とは忘れ去られた制度でしたが。戦意高揚の策としては上々のようですね。
（小林）ふん。

。。。扉の音　足音

（ララァ）小林！
　はぁ はぁ。
　これ以上あの子を利用するのは やめて！

（警護員）なんだ。お前！
（小林）待て。

（ララァ）はぁ はぁ はぁ。
（小林）人間の心は弱い。英雄の存在なくして長い戦争を戦い抜くことがどれほど困難か
　よく知っているだろう。私もお前も。

。。。リフト。　仮面をはずす小林。

（ララァ）小林。




（職員）ん？ おい。そこで何をしている!?
（長道）あっ。

。。。回想。ここにきたことを

（職員）あ。あなたは 谷風操縦士！
（長道）あの これ。
（職員）通行許可証。

（職員）そうですか里帰りですか。そうだ。あの これ。
。。。お米
（職員）持ってってください。
（長道）ああっ！ うっ。
あ ありがとうございます。


。。。もぐる。あの場所へ
≪じいさん。言いつけ破って、ごめん≫
≪でも 俺。ここを出てよかったよ≫

≪本当にいろんなことがあって 俺≫

。。。あの場所へ

≪ますますシドニアが好きになったんだ≫
ただいま。じいさん。



。。。勲章
こんなの もらっちゃったよ。


《ガチャ（扉の音）》
（ヒロキ）《見ていろ。奇居子との戦い方を教えてやる》


。。。呼び出し音
あっ。
≪じいさん≫
俺 行くよ。
継衛に乗る！



。。。出撃
（管制官）ガ６０４　すでに 第一次警戒線 通過。距離１８万キロ単位。
（管制官）西部隊当直１２機出撃準備 急げ。

（纈）これより ガ６０４を討伐する。衛人隊各機 順次 出撃せよ！


。。。ハイライト
たどりつく。惑星。　でも。きむちの中のようなものが襲ってくる。あれの廃棄物かも。



（谷風）谷風班 四機掌位！
（操縦士たち・通信）了解！

。。。勲章をそなえてきた長道
≪それと これ≫
≪しばらく預かっておいてほしいんだ≫
≪じいさん≫

。。。戦いは続く。外との同種ないでも。　今の隣の国との関係みたいに。