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絶園のテンペスト 第13話 夢 の 理 [TVアニメ]

。。。倒れている真広。蝶が舞う。はじまりの樹はそのまま
なんともない
♪~

(不破真広)あっ。
。。。血を吸う蝶。
はっ! あっ。

。。。蝶があつまって血を吸う。
♪~


。。。夢オチの真広?
はぁ はぁ はぁ はぁ。

(愛花)いきなり飛び起きないでください。びっくりするじゃないですか。

愛  花?

悪い夢でも見たんですか?

(心の声)≪どうして、愛花が?≫
≪愛花は≫
(愛花)まだ寝ぼけてます?
これは 夢 か?
(愛花)「我々は夢と同じ糸で織り上げられている。
ささやかな一生をしめくくるのは眠りなのだ」。
嫌な夢を見たのなら寝直してみては?

「テンペスト」か。

(愛花)あら 読んだのですか?

じゃないと批評できねぇからな。

(愛花)やっぱりまめですね。

それも復讐劇だろ。
だったら、悲劇で終わらなきゃ、おかしいじゃねぇか。
悲しみは悲しみでしか打ち消すことができない。
だとしたら、残される者も悲しみでしかねぇだろ。

「ああ。苦しくてたまらない」。

はぁ。

「あんなに苦しむ人たちを見ていると!素晴らしい船きっと立派な人たちが
乗っていたのだわ。それが粉々に砕けて」。



。。。また倒れている真尋。
≪そう。これは復讐劇だ≫
≪悲劇を悲劇のまま終わらせるための復讐劇≫

。。。お子様、吉野。
・(滝川吉野)本当にそうかな?

ああ?

真広君は悲劇で終わらせるためにあの旅をしていたの?
。。。こっちもお子様になる真広
旅?

忘れたの?

≪そうだ。俺はこいつと旅を≫

あれは世界を救う旅だったんじゃないの?

はっ!

。。。巻き戻される時間?
(回想)《俺が世界を救ってやるよ!》
♪~

<俺が世界を?>
<そんな大それたもんじゃない>
<それはあくまで ついでだったはず>
《吉野、どうして 愛花は殺された?》
《不合理だろ!》
《くっ  辻褄が合わない》
<そうだ。俺は愛花を 妹を殺された>
《どんな手を使っても辻褄を合わせてやる》
<必ず犯人を捜し当てると誓った>
<だが それが世界を救うこととどうつながる?>
(葉風・通信)《おい 真広。これは公平な取り引きだ。
恩を着せられる筋合いはない》
《そうは言っても 葉風、俺がいなくて困るのは


(通信)お前だろ》
(葉風)《ほう。貴様の妹を殺した犯人を私が見つけてやらなくても
いいというのか?》


<葉風>
<鎖部葉風>
<はじまりの樹の加護を受ける魔法使い鎖部一族の姫君>
<だが ある日、樽詰めにされ島へ置き去りにされてしまう>
<そこで葉風は孤島から外部へ連絡を取るため魔法を込めた人形を瓶に詰めて
 海へ流した>
<それを俺が拾ったんだ>
<俺は魔法使いと取り引きをした>
<かつて この世を破壊しようとした絶園の樹ははじまりの樹に敗れ
 その身を封じられた>
<一方ではじまりの樹も深く傷つき 今は再生のために眠っている>
<鎖部一族の役目ははじまりの樹が再生するときまで絶園の樹復活を抑えること>
<だが、一族の代表 鎖部左門は破壊の権化 絶園の樹の復活をもくろんだ>
<葉風だけがそれに抗ったため、一族から追いやられることになったという>
♪~

<絶園の樹の復活には日本中に散らばる果実を集める必要があったが>
<それには多くの犠牲を伴った>
。。。金属化する人間。呪い。
<果実出現の際に発生する呪的現象。それが黒鉄病と呼ばれるものだ>
<多くの町や村が壊滅した>
<だが そんなことはどうでもよかった>
<俺は、葉風と取り引きしたんだ>
<俺は、葉風に手を貸してやる、そのかわり愛花を殺した犯人を魔法とやらで見つけろと>
《俺は もう1年待ってる愛花を殺したヤツをこの手で殺すのをな》
<そう、魔法使いに手を貸して 世界を救ってやる そんなのはついでだ>
《町はじき封鎖される。 早く逃げろ》

。。。回想兼おさらい
<滝川吉野>
<ガキのころからの腐れ縁だったが、俺はここでこいつと別れるつもりだった>

《じゃあな》
《愛花を殺したヤツをぶっ殺したら戻ってくる》
《そのとき彼女に会わせろ》
《そうだな》
《そのときはちゃんと彼女を紹介するよ》

<なのにあいつは>


。。。ついてくる吉野
《おっ。助かる。 えっ?》
《吉野!》
《お前。バカか!?》
《俺につきあう義理はないって言っただろ!》
《それがさ友達を大事にしない人は嫌いですって彼女に怒られそうでね》
《情けねぇな》


<こうして 俺と吉野の旅は始まった>
。。。子供の姿で追体験。
《・魔法使いは直接倒さなきゃならないだろ》
《どういうことだ?》
《お前と別れたあと、葉風の魔法で愛花を殺した野郎がかなり絞れた》
《犯人は鎖部一族の誰かだ》



《ガキッ!》
《くっ!》
(哲馬)《槍男  ふっ。夏村のことか》


(山本)《名前を聞かせて、魔法使い》
(夏村)《覚えてもらうほどの名前は持ち合わせていない!》

《はあ~~!》
《ガキン!》

<鎖部一族の者ははじまりの樹の理を借り受け、魔法を使うことができる>

(左門)《ならば 姫様。今日でその運、尽きさせましょう》

《左門、パンツ一丁でも私は手ごわいぞ》

<そのはじまりの樹の加護を一身に受ける最強の魔法使い鎖部葉風>
<はじまりの樹の理は葉風の理だ>
<あいつが何かを願えば 樹がすべてかなえてしまう>
<すべてがはじまりの樹と葉風の思いどおりに進んでいるとしたら?>


《行くぞ》



。。。戦争
《ボゥン ボゥン ボゥン!》
《バシューー!》



(左門)《よく来た。少年》
<国防軍が絶園の樹に対して総攻撃をかける。
 なか俺たちは鎖部左門と対峙していた>

(葉風・通信)《久しいな 左門。4か月ぶりになるか。
変わりなくやっているようだな》
《ふっ 姫様こそ

(通信)遠く隔たっていてもお変わりなく》

<葉風が用意していた特製の魔具を持って俺たちがこの地に来た時点で
 勝敗は決していたはずだったが>
<絶園の樹ではなく、はじまりの樹がむしろ世界を滅ぼすかもしれないと
 左門は言った>
<だが 俺にはそんなことはどうでもいい>
《世界の心配はあとだ》
《さあ。葉風を戻せよ》

<そうだ。世界を救うなんて二の次だ>
《俺はあいつに見つけてもらうヤツがいる》

<なのに>

《姫様、今は何年です?》

《今は 西暦》

<鎖部の姫君は2年前の時間の檻に封じ込められていた>
<今現在は骨になってるんなら、ここへは 戻りようがない>

<葉風との契約もここまでだった>


《残念だったな。葉風》
《まあ。骨になってるんなら、しかたねぇ》
《そこで勝手に死んでろ》
<だったら、取り引き相手を変えるだけだ>
<愛花を殺した犯人が分かればそれでいいからな>

(左門)《分かった。お前の要求に応じよう》
<これで取り引き成立のはずだったが>

《ごめん。真広》
《ガン!》

《なんのまねだよ!?》
《ちょっと その魔具を渡してもらおうと思ってね!》

《キン!》
(左門)《ふん!》
《キン!》
(2人)《はっ!》

《真広。こちらの側につくというなら、お前に愛花ちゃんの彼氏が
 誰だったか教えてやる》
<吉野が愛花の彼氏が誰だか知ってるとぬかしやがった>

《本当に知ってんだな?》
《ああ。知ってる。 でも真広僕の話に乗らないかぎり誰かは一生教えない》
《お前は誰か知らないまま一生悩むことになるぞ》
<それはごめんだ>
<吉野のヤツとんでもない奥の手を隠し持ってたわけだ>
<何を思ったか。吉野は葉風をここに戻すことが可能だと立証するために
 熱弁を振るいだした>
<でたらめな論理だったが。へこんだお姫様を奮い立たせるには十分だったろう>


(哲馬・通信)《左門殿。1年前に殺人を犯した者の調査が終わりました》
(左門)《そうか!犯人が特定できたか!》
<だが、ここまでだ>
<犯人が分かれば、葉風が戻る戻らないは関係ない>

(哲馬・通信)《それが左門殿。犯人は一族内にいないのです!》

(葉風)《はっ!》
《いるかもしれん》
《いるかもしれんのだ。 ただ一人、魔法の網にかからぬ者が!》
《いや 、破壊こそが理の者が!》
《いわば、絶園の魔法使いが!》

<絶園の樹はこの世で唯一はじまりの樹の理を超える力を持つ>
<愛花はその絶園の魔法使いに殺されたのか?>
<それとも 俺と葉風を結び付けるために、はじまりの樹によって殺されたのか?>
《たとえ本当にはじまりの樹が真広の妹の死を招いたのだとしても
 私はそちらに戻らねばならん》
《戻らねば何もできん。 何も償えん》

<どちらにせよ。まずは葉風が時間の檻を破ってここへ戻ってこないと
 話は進まない>
<誰が犯人か決めるのはそれからだ>
♪~
。。。時間を越える葉風。
♪~
(葉風)《我が名は鎖部葉風》
《はじまりの姫宮》
《2年の時を越え帰って来たぞ》

。。。攻撃をする絶園の樹
♪~
これは。
・思い出した?
俺は。 俺とお前はこのあと。

《・(葉風)吉野~!!》
。。。刺される吉野。
♪~


。。。。走り寄る葉風
(葉風)《はぁ はぁ はぁ》

《吉野!!》
。。。真広も同じ目に

行かないで!

あ。
やっぱり、俺は死んだんだな。
(愛花の声)あら、まだですよ。
だから何を言って。
(愛花の声)真広も言っていたでしょう。
この物語は悲劇では終わらないんです。

・・・幕おりる。



(真広)はっ!
。。。ベッド
また夢か。
♪~
あ?
吉 野?
。。。お子様の吉野。
やあ。
やあじゃねぇよ! 彼氏は!?
愛花の彼氏は誰なんだ!?
あのあとどうなったか知りたい?
。。。お子様の真広
あのあと?



。。。。葬式
・ザッザッザッザッ(足音)
♪~

死んだよ。 みんな死んじゃった。
はじまりの樹が全部飲み込んじゃったんだ。

・バババン!(銃声)

あっ。
はじまりの樹は世界中に現れて町も人も飲み込んじゃった。
だから、世界中の軍隊が反撃に出たんだ。
でも みんな帰って来なかった。
はじまりの樹に吸収されちまったのか?
立ち向かうものはみんな飲み込まれちゃった。
60億-20億は?
ああ? 40億だろ?
それが今の全世界の人口。
あっ。
たった数時間でたくさん壊されてたくさん殺されたんだ。
そりゃ後片づけが大変そうだな。
死んだ人も残されたものもみんな消えちゃった。
全部樹に食べられちゃった。

食べられたのははじまりの樹を攻撃したものばかりじゃないんだ。
紛争中の地域とか、暴動が起こっている所にも樹は出現した。
町なかでも戦闘行為があれば、それを察知してはじまりの樹が出てくるんだ。
だから、誰も戦争をしなくなった。
樹は小さな犯罪も見ているらしいんだ。
略奪や暴動を起こしても樹は現れる。
ここで僕と真広がケンカしても出てくるかもしれないよ。
今 世界はすごく平和なんだ。

ん?
お土産。コンビニで買ってきた。
あれから7日くらいでね買えるようになったんだ。
止まってた電気や水道も復旧したんだよ。

結構なことじゃねぇか。

それだけじゃない。 見て。
ん?

。。。。生えてくる芽
これは?
これも世界中で見られる現象。
砂漠は森になったし、汚かった海も元どおりに戻っていってる。
だから、水不足や食料問題まで解決しちゃいそうなんだ。
なんだそりゃ。はじまりの樹様様じゃねぇか。
あれから絶園の樹も動かなくなっちゃった。
果実も一つも飛んでないよ。

不合理だな。

えっ?

世界は 勝手に救われたが、これじゃ俺の辻褄が合わない。

やっぱり悲劇は悲劇で終わらせたい?
あ?
復讐を遂げないと終わらない?
俺は。
<そうだ。俺は愛花の>
。。。光




。。。家の前。
《ちっ。また愛花のお小言を聞かなきゃならねぇのか》

。。。中へ。
《ん?》

。。。気配なし。
中へ。

《愛 花? はぁ~》

《何やってんだよ。お前。こんなとこで》
。。。血が流されている。

<誰が信じられるだろう>
<彼女に咲いた赤い花>
♪~

。。。触る真広
<こんなにも冷たいその肌>
<それでも分からなかった。これで愛花が死んでいるだなんて>
<なぜなら>
♪~

<俺は知らない>
<命ある愛花を。その肌の柔らかさを。ぬくもりを俺は一度だって知らない>
。。。妹恋
♪~
。。。白くなる愛花

《愛花》
♪~
《うわぁ!!》



。。。また醒める真広。なんとかの夢
はぁ はぁ はぁ はぁ はぁ。
はぁ~。

・ガチャ

(左門)悪い夢でも見たか?
左門か。寝覚めに見るには最悪なツラだな。
(左門)開口一番、それか。
どのくらい俺は寝てた?
(左門)約1か月だ。もっと早く起こせもしたが状況が状況だけにな
魔法の効果でしばらく寝たままでいてもらった。悪く思うな。
。。。開けるカーテン
ん。
♪~


。。。町の様子
はじまりの樹か。
(左門)ああ。その一部だ。

(左門)何も聞かないんだな。
夢で見たとおりだ。 はっ。
吉野は!? 吉野は無事か!?
(左門)我らと別行動ではあるが心配ない。お前より健康でお前より頭が回っている。
そうかよ。
で、なんで俺を生かした。
俺に何をさせたい。
(左門)不破真広。お前は滝川吉野を殺せるか?
♪~
。。。謎? 1幕終わり?
♪~
♪~
♪~
♪~
。。。工事現場
(羽村)オーライ オーライ。ストップ。
オッケーです。
ふぅ。

・(同僚)羽村さ~ん 休憩ですよ~。

彼女に振られた!?
(羽村)将来性のない頼りない人なんかいらないって。
えぐいですね。
はぁ…。
あっ。話は変わるんですけど絶園の魔法使いのうわさって聞いたことあります?
あっ…。
(同僚)なんでも あの樹を壊して世界を元どおりにできる魔法使いがいるとか
いないとか。
(羽村)ああ。それ、たぶん僕のことだ。
へえ~。はっ?
あっ!
。。。見せる能力
(羽村)世界を救ったら、僕にも将来性出てくるかな。




(真広)葉風が吉野にほれた!?

(葉風)聞けば、あやつ 彼女もいるというではないか。

(左門)今や姫様は滝川吉野を中心に物事を考えているのだ。

(葉風)私の知ったことか!

(真広)はぁ~。 つまり。
(左門)滝川吉野が 絶園の魔法使いである可能性に。

(葉風)いつ、その力に気付いた?

(吉野)まあ。しかたありませんか。


   あけましておめでとう

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