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三国演義 第35話 陰謀の宴 の感想 [三国演義]

・・・もう祭りはおわりかな。

。。。出てくる馬超。ぱしりで。葭萌関に。
(馬超)張飛よ!われこそは馬超なり。曹操がオレを恐れて逃げたことは聞いておろう!
(張飛)われこそは張飛なり!一声、どなりつけただけで曹操を震え上がらせたのはオレさまだ。
馬超。よく覚えておけ!
(馬超)黙れ!今、お前を殺し葭萌関を取り返す!
イヤァ~!
。。。やりあう
(関羽)10回打ちあわぬうちにヤツを倒してやる。
数えておけよ!
(兵士)はっ
。。。打ち合い
(馬超)ぬお~!

(兵士)まず1回!
(張飛)むぅ~!
(馬超)うぅ~…
(張飛)ぬぅぅ…てやぁ~!!
(馬超)でぇい!やぁ~!
。。。打ち合い
(兵士)将軍。これで2回目です!
はあ。

(兵士)3回!
。。。打ち合い

。。。

(兵士)将軍。もう10回打ちあいました!
(張飛)うるさい!
。。。打ち合い


ぶっとしでする。

(太鼓の音/気合)
(太鼓の音)



。。。引く二方
(馬超)ハァ…ハァ…むぅ…

。。。陣に戻って
(張飛)おい!酒をよこせ!
。。。飲み干して再度でていく
はっ!
えい!
ヤァッ!
。。。打ち合う

。。。なにか目が入っている二人。


。。。夕方になって。
(鳥の鳴き声)

打ち合い

(荒い息遣い)

(張飛)おい。何回 打ちあった!?
(兵士)それが…あまりに多くてとても数えられません!
(馬超)教えてやろう!ちょうど100回になったところだ!
・・・こまけえ!?

やあ。
(かねの音)
(2人)ああ?

劉備が止める

(張飛)なあ。おい。馬超!覚悟しておけよ!
夜。また戦うぞ!…ハッ!
。。。戻っていく
♪~


。。。夜に
(馬超)いやあ。
(張飛)いやあ。
。。。打ち合う、バカ達。
(馬が駆ける音)
。。。張飛を追わせる。
♪~

。。。弓を使う張飛
(うなり声)
。。。おしかった。
(馬超)うん


(諸葛亮)殿。参りました。
(突風の音)
(うめき声)うう。



。。。戻って張飛。
(張飛)ハァ…ハァ…ハァ…
(劉備)馬超は噂どおりの名将だな。
(張飛)アニキはどっちの味方なんだ?少しはオレの身にもなってくれ!
あぁ!?明日はヤツをとっつかまえてやる!
(孔明)2頭の虎が争えばどちらかが傷つく。
(張飛)ああ?
(孔明)この際、馬超をわれわれの…配下にするというのはどうでしょうか?

(劉備)軍師どの…馬超を味方につけるために良い方法があるのか?
(孔明)張魯と馬超の関係を断ち切り、馬超の退路を断つのです。
(劉備)どうやって関係を断ち切るのだ?
(孔明)張魯は「漢寧王」の位を望んでおり。その腹心の楊松は金品に貪欲な男です。
(劉備)それで、どうしようというのだ。
(孔明)まず楊松を買収し、次に張魯に書状を書くのです。
    「西川を攻略したら 張魯を漢寧王に推薦するつもりだ」と。
(劉備)でも張魯は馬超を撤退させるぞ。
(孔明)いや…馬超なら簡単に兵を退くとはいいません。
    張魯は馬超を疑い補給路を断つでしょう
(劉備)よし。それでいこう。

<張魯は劉備からの書状を受け取りおおいに喜んだ>
<楊松の告げ口もあり。すっかりだまされた張魯は馬超に撤退を命じた>
。。。頑迷な馬超、従わない。
(馬超)ダメだ!張飛との決着がついていない。
将軍。まさか命に背くおつもりか?
(馬超)戻って張魯にこう言え。オレはまず張飛を討ち取り、劉備を生け捕りにしてから戻るとな!



。。。劉備に報告をする孔明。
(劉備)楊松から使いが来ましたなんと言っている?
(孔明)楊松のせいで張魯は馬超が裏切ったと思い込んだそうです。
(孔明)わたしが馬超に会い…投降を勧めてきます。
(劉備)ハッ…!いや、いかん!それは危険すぎる!
(孔明)ご心配にはおよびません。
わたしには剣よりもはるかに強い…口がありますから。
・・・はははは、そうだね。それで呉のあれを。。。周瑜を。
(劉備)わたしはすでに鳳雛先生を失った。軍師どのまで失うことになれば…

殿。西川の李恢が投降してきました。
(劉備)ん?なっ。

(劉備)はわれわれを西川に入れまいと劉璋に強く進言していると聞いたが…
(孔明)劉璋がそれを聞かずにお役御免になったのでしょう。


。。。劉備、李恢をむかえに。
(李恢)わがあるじ 劉璋は頑固もので人の意見を聞きません。
わたしは劉備さまのもとに下りたいと思います。
(劉備)李恢どの…よく来られた。
殿!
(劉備)ん?
殿!馬超がまた挑発しています。
(劉備)これから李恢どのとお話するのだ。
馬超などには構っている時間はない!
(李恢)わたしは以前馬超と親しくしておりました。
今すぐに行って投降するよう勧めて参りましょう。
(劉備)それではお願いします。
・・・たなぼた。




(馬たい)張魯は食料をよこさなくなった。あと3日も…もたないだろう。
(馬超)兵を引くか?
(馬たい)だが、張魯はわれわれが戻れないように道を封鎖しているそうだ。
(馬超)では、どうすればいいのだ

将軍。李恢という方がお見えです。
(馬超)ん?
(馬たい)ん?
(馬超)おお。劉璋がよこしたのか。
オレに西川へ来いというのではないか?
(馬たい)いや。劉備のところから来たのだ。
(馬超)われわれを説得しようという気だろう。
うう…

(李恢)馬超。変わりはないか。
(馬超)キミは劉備についたのか?
(李恢)そうだ。わたしは劉備さまのためキミを説得に来た。
(馬超)オレの剣を見たか?
    よくといだばかりでキミなどひと突きだぞ
(李恢)ハハハハ!キミは曹操に追われ張魯にしめ出され。孤立無援だ。
    これで父の仇が討てるのか?
(馬超)仇!?
(李恢)曹操は大軍を擁し、皇帝をかついで諸侯に命令する立場だ。
だれも曹操をたおすことはできない。
(馬超)では、どうすれば良いというのだ。
(李恢)劉備さまはかつてキミの父上と同盟をむすび、ともに曹操に対抗した。
おぼえているだろう?…
(馬超)うむ。
(李恢)では、なぜキミは同盟を継承しないのだ?
(馬超)うう…
(李恢)キミたちの食料はあとわずかだろう。
張魯は道を封鎖した。キミたちを見殺しにする気なのだ。
(馬超)はああ。
(李恢)ん?
(馬超)わかった。明日、キミとともに劉備どのに会いに行くとしよう!


<馬超は投降したのち、劉璋の説得に当たった>

。。。成都へ
(かけ声)
(馬超)劉璋どの。話があるゆえおでましを!
(劉璋)ああ…
(馬超)張魯はわたしを西川支援に差し向けましたが、やがてわたしを疑うようになりました。
今、わたしは劉備さまに帰順しています。
ごらんなさい。このように大軍がきています。
戦うか投降するかはご自分でお決めください!


。。。大軍を見る愚鈍な劉璋。
(劉璋)ああ…うっ…
はあ…
城門を開けるのだ…
殿!
殿!われわれにはまだ3万の軍勢があり食料も1年分あります…
殿!?
殿!
(劉璋)われわれは孤立無援おそかれ早かれ西川を失うことに変わりはない。
    わたしは民に苦しみを味わわせたくない…
(泣き声)


。。。外で会見する劉備と劉璋。
(劉備)うう…。。。泣く劉備
(劉璋)あっ…
(劉備)同族同士の争いは耐えがたかった。
だが、それもみな漢王朝のためなのだ!
(劉璋)うう…
(泣き声)。。。泣く二人。
。。。国の復興のため?


。。。劉備、戦後処理を。
(超雲)殿。成都の土地をわれわれに分け与えるおつもりと聞きましたが。
(劉備)そうだ。
(超雲)西川の民は苦しみを味わいつくしています。
    どうかそんなことはおやめください。
(超雲)キミたちは長きにわたりわたしと生死をともにして戦ってくれた。
    これが精いっぱいのお礼なのだ。
(超雲)われわれは西川の地に入ったばかりです。
    民をいたわらなくてはなりません。
(劉備)うん…趙雲。まさにそのとおりだな。



<孫権は劉備が西川を攻め取ったと聞き、諸葛謹を派遣して劉備に以前の約束である
 荊州返還を要求した>

(孔明)殿。わたしの兄の諸葛謹がこちらに向かっているとのしらせがありました。
(劉備)軍師どのに会いにくるのか?
(孔明)いいえ。
    荊州のことで来るのです。


(孔明の泣き声)
(劉備)軍師どの。一体どうしたのだ?
(孔明)孫権が兄の一家を人質に荊州を返さなければ皆殺しにすると言っております。
(劉備)孫権は妹を嫁がせておきながらこっそり江東へ連れ去った。
非礼きわまりない行為のわびすらもないというのに。今度は荊州を返せとは何事だ!
(孔明)殿。わたしが長年付き従ってきた功労に免じて…
(劉備)う。わかった…では、まず長沙の…3郡を返還しよう。
諸葛謹どの。荊州に行ったら、わが弟に気をつけなされ。乱暴な男ですから。
(諸葛謹)わかりました。劉備さま感謝いたします。


。。。荊州へ、諸葛謹。関羽に劉備の書状を渡す。
(関羽)フン。わたしは兄上と漢王室を復興すると誓ったのだ。
荊州はれっきとした漢の土地だ!
(諸葛謹)わたしの家族は荊州を返してもらえなければ、皆殺しにされてしまうのです。
(関羽)そんなやり方にはだまされんぞ!
(諸葛謹)将軍。なぜそんなひどいことを?
(関羽)軍師どのの兄上でなければ…切り殺しているところだ!
(諸葛謹)ああ…


。。。呉にて
(孫権)フン!劉備と関羽は善玉と悪玉を演じ分けてうやむやにするつもりだ!魯粛…
(魯粛)わたしに荊州を取り戻す考えがあります。
(孫権)なんだ?言ってくれ。
(魯粛)宴に関羽を招くのです。
(孫権)ん?
(魯粛)もし関羽が来なければ、荊州に出兵します。
(孫権)では、もし関羽が来たらどうする?
(魯粛)荊州を返すよう言葉で説得しますが、もし言うことをきかなければ刺客を使って片づけます。
(孫権)よし!このことはまかせたぞ!



。。。呉からの親書にこたえる関羽
(関羽)では、魯粛どのに伝えてくれ。宴に必ずうかがうと。
はっ!
その宴はおそらく陰謀です
(関羽)しかし、行かねば笑いものになる。わたしは1人で行く。
それは危険すぎます!
(関羽)心配ない!
江東のねずみどもに英雄とは…どういうものか見せてやるのだ。


。。。船で行く関羽


。。。待ち受ける魯粛
(魯粛)…もっと刺客の数を増やそうか?
(呂蒙)ご安心をこの50名は厳しい訓練を受けた者ばかり。
万にひとつも失敗はありえません。
魯粛さま。関羽がやってきました。
(魯粛)うむ。まずわたしの命令を待て。勝手に手出ししてはならんぞ。
(呂蒙)魯粛さま。どうかお気を強く持たれよ。
(魯粛)わかっておる


。。。。宴
(ざわめき)

(魯粛)将軍。わたしたちはずっとあなたの忠義の心を尊敬してまいりました。
(関羽)おそれいります。魯粛どの。
(魯粛)しかし、人に借りたものは返すのがこの世の道理。
    忠義に厚い将軍であればご理解いただけますな?
・・・そんなものは呉の屁理屈。最近もへりくつをいうどこかの国。
(関羽)忠義の忠は漢王室への忠!
    義は義兄弟への義だ。
(魯粛)おお…むっ?
(関羽)ん?。。。目力の関羽
(魯粛)う~ん…
(関羽)フン
(魯粛)劉備さまが曹操に追われて行き場を失ったとき…わがあるじ 孫権は
こころよく荊州を貸してさしあげました。
その時、西川を得たら荊州を返すと約束されたはず。
。。。宴の後ろで隠れる兵達。
なぜ将軍はそれに逆らいなさるのか。
(関羽)荊州は漢王朝のものであり。天下も漢王朝のもとにある。
。。。理屈はとおるはな。日本の総理も理屈を言えよ。
(魯粛)おお…
(関羽)わが兄は、皇室の子孫という貴い身分。
誰にも荊州を借りる必要などない。
おのおのがた今日は歓待いただきかたじけない。
では、これにて失礼する!
(魯粛)ああ…
むう…
(関羽)フン  。。。魯粛を捕まえて。
これは失礼。そこまで送ってくださらぬか。
(魯粛)いや。わたしは…
。。。ていのいい。魯粛を楯にする。

。。。まえをさえぎる呉のもの
むう!
(関羽)ん?
うう…
。。。囲まれても。
(関羽)むう!
ああ…。。。ひるむ下っ端。
(笑い声)

。。。船が来て。
(魯粛)ああ…
(関羽)魯粛どのは誠実で温厚。この関羽 敬服いたしました!
。。。礼儀に正しい関羽
(魯粛)うう~…
。。。帰って行く関羽。



(孫権)フン!ばかにしおって!荊州奪回のため全軍で出撃する!
(一同)うむ!
(兵士)殿!
    これを。都にいる密偵からのしらせです。
    曹操が30万を率いて南下する計画とのこと。
(孫権)ん?うう~…
    劉備のことはあとまわしにする。
    現在の急務は曹操にどう対抗するかだ。
(魯粛)曹操軍が南下するならすぐに合肥を攻めるでしょう。
ここを防ぎきればきっと曹操軍の鼻を明かせるでしょう。


。。。曹操を夜分に訪れる将軍。
(許チョ)ふん!
あっ!
(許チョ)曹操さまは酒をお過ごしになりもう眠っておられる。
用事は明日になされ。
わたしは身内だ。じゃまをするな!
(許チョ)たしかにわたしは他人ですが、安全を守る側近です
将軍!お戻りください
うう…
(許チョ)うう~…
フン!


。。。翌朝
昨夜 殿にお会いしようと参ったのですが。こともあろうに許チョに追い返されてしまいました。
(曹操)そうか 。ハハハハハ!
許チョは規則を守ったのだ。
それでこそ忠臣ではないか。
うっ…
(曹操)そうは思わぬか。
うーん…
(曹操)それはそうと、オマエを呼び出したのは、呉を奪い蜀を滅ぼすためだ。
まず意見を聞きたい
(夏侯淵)今はまだ孫権や劉備と相まみえるのに最適の時機とは申せません。
先に張魯を攻め漢中を手にしてから西川に進軍するべきです!
(曹操)うむ…そのとおりだな!



次回「定軍山の戦い」
・・・バカの夏侯淵、死す。
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