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テガミバチ REVERSE #07 「Film noir(フィルム ノワール)」 [テガミバチ]

・・・ラグ、ゴーシュの記憶を垣間見る。そして、記憶がまだ残っていることを
   知って、望みがあることを。
   のんきなニッチでした。


(ラグ)すごいばあ。なにもかも凍っている。
この一帯は地熱がないからな。永久氷河となっているのさ。
見えたぞ。あそこだあれがヘラジカ頭だ。
氷河の先に町も見えるだろう。
(ラグ)あれがブルー・ノーツ・ブルース。

。。。そこについて
(ラグ)じゃあ。このへんなんですね。ゴーシュ…。
いや。ノワールを見たのは?
ああ。このあたりで徒歩の旅人など見かけないからな。
あの鴉のような男と真っ白な娘は よく覚えとるよ。



。。。テガミ ハチノス
(ラルゴ)ヨダカ北 ブル-・ノーツ・ブルースの近くで
トド便の運転手がノワールらしき人物を目撃。
その後、運転手は男たちが去った方向で強い光が立ち上がるのを見た。
おそらく心弾の光だ。
(ラグ)空を染めるほどの強い心弾。それってもしかして…。
(ラルゴ)ノワールだとすれば北の辺境で何をしていたのか?
(アリア)あなたのモノに込められたこころを感知する能力ならそれを探ることが
できるかもしれない。
(ラグ)じゃあ!
(ラルゴ)うん。
今すぐ北へ発ってくれ。ラグ・シーイング。
(ラグ)はい!
(ラルゴ)うん。相変わらずいい返事だね。


(ラグ)ブルー・ノーツ・ブルースか。どんなところなんだろうね。ニッチ。
うん。
(サンダーランド)ブルー・ノーツ・ブルース… 実に興味深い。
(ラグ)サンダーランド博士!
。。。戦闘態勢のニッチ
わあっ。いけません ニッチ!
(サンダーランド)あの町には摩訶の目撃証言が残っているのだよ。
(ラグ)摩訶の?
(ニッチ)うん?
(サンダーランド)キミのディンゴが体に流れる摩訶の血を目覚めさせ
新たな大いなる力をついに見せることに…。
(ラグ)ニッチ。ブルー・ノーツ・ブルースって知ってる?
(ニッチ)ブル?う~ん。
(サンダーランド)はっ。
(ニッチ)知らない。
ヌニー。
ヌニー!
(サンダーランド)摩訶の血の目覚め。私の研究!
(ラグ)すみません。博士!行くよ ニッチ。



(コナー)ラグ。
(ラグ)コナー ザジ。
(ザジ)ラグ。北に行くんだって?
(ラグ)あのへんルートもなくて…。
(ザジ)おい。ラグ。俺の次の配達先も北だ。
ブルー・ノーツ・ブルースにも俺が代わって行ってやる。
(コナー)ザジ?
(ラグ)ダメだよ。
だって、僕のは配達じゃなくて…。
(ザジ)ノワールの目撃情報があるんだろ?
それでノワールに会ったらどうすんだよ?
(ラグ)どうするってこころを取り戻す。
(ザジ)取り戻すったって、テガミ弾に込めるテガミは書けたのか?
(ラグ)うっ。書けてにゃい…。
(ザジ)うん?
(ラグ)書けてないんだよ!
毎晩徹夜して、書こうとするんだけど。いざ書こうとするとあれもこれもって…。
結局、書けなくなっちゃって。
(ザジ)まっ。俺に任せろ。
こころのないノワールなんざ、ぶっ倒してやるぜ。
(ラグ)ダメだよ!ゴーシュの中にはまだ こころが残ってるんだから!
(ザジ)残ってるってなんでわかる?
(ラグ)僕は… 僕はゴーシュを信じてるから。
。。。いってしまうラグ
(コナー)あっ。ラグ。
ザジ。なんであんな意地悪言うんだよ。



。。。みているラグ
ヌニ~!
(ラグ)すごい!
氷が本当にシカの角みたいだ。
ゴーシュはここで何のために心弾を…。
あっ。あれが湖。
なんか神秘的なところだね。
さすが摩訶の伝説が残る…。
。。。ニッチ、本能が?スキーを始める。
(ラグ)わっ!
ニッチ!

飛んだ!

。。。転がっていくラグ
うわっ!うわぁ~!


。。。下に起きるラグ
ニッチ…。
なっ!

。。。とくしゅほうじん
鎧虫!
でも…。
もしかしてゴーシュの心弾はこれに?
それならバラバラになるはずなのに…。
それになんて大きさだろう!
鎧虫百科事典でも見たことないや!
トド便のおじさんもこのことは何も言ってなかったけど…。

薬莢…。
もしかしてゴーシュの!?
《ゴーシュの心弾銃のものならこの中にゴーシュのこころのかけらが
 残ってるはずだ》
見せてくれ!ゴーシュのこころ!
響け!赤針!
。。。足下がくだけて
えっ!? ああ。うわぁ~!!





。。。配達のザジ
(ザジ)なんだって!?手紙が盗まれた?


。。。途中で休憩
(ザジ)6つの町に寄って集荷できたのは半分以下か。
気に入らねえな。ヴァシュカ。
ラグ… ニッチがいるから大丈夫だと思うけど。
アイツ。ゴーシュさんのことになると…。


そこか。
誰だか知らねえが俺は今機嫌が悪いんだ。
用があんなら10秒で出てこい。

1 2 3
4 5 6 7 8 9 10。
はい。時間切れ。青棘!

。。。ザジ、後ろをとられる。
(ノワール)僕の名はノワール。
キミのテガミ 略奪いたします。
(ザジ)な。ざけんな!

。。。サジの相方ヴァシュカ、ノワールに
(ノワール)響け。ジムノペディ!



。。。街を見ているのんきなニッチ
(ニッチ)イヤな感じがする。
・・・役立たず?




。。。永久凍土の下?
(ラグ)いてて…。
これは…。
あの薬莢に残されていたゴーシュのこころのかけら。


。。。ゴーシュのこころのかけらの情景
(ゴーシュ)ああ。
(ゴーシュ)ここは…。

手を…。
。。。ああ。うう。

(ロレンス)目覚めたな。
あなたは?覚えていないのだな。
私はロレンス。
ゴーシュ・スエード。キミの生還に祝福を捧げよう。
(ゴーシュ)ゴーシュ・スエード。
誰だ…。
(ローレンス)哀れな男だな。
母の記憶だけでなく。こころのすべてを失ってしまったか。

(ラグ)あれは本物の精霊になれなかった者。

(ローレンス)それでも喜ばしいことに変わりはない。
キミは私たちと共に世界を変える存在になる。
光から生還したたった1人の人間なのだから。
(ゴーシュ)光…。
(ローレンス)これからキミの世話はこの子の役目となる。
彼女は私が以前いたところの生まれでね。
好きに使うがいい。



。。。ノワール、テガミを
(ザジ)渡さねえぞ。
くそ。ゴーシュ・スエード…。
ぐっ…。
。。。おりあげるテガミ
(ノワール)そのまま寝ていることだ。
(ザジ)俺は…。
。。。たちあがる
(ザジ)俺はこころをすべてなくしたらどうなるか知ってる。
俺の両親は鎧虫にこころを食われた。
こころをすべて失ったら、取り戻すことはできない。
ラグにあんな思いはさせねえ。
こころをなくしたお前をラグに近づけるかよ!



。。。ゴーシュのこころのかけらの情景

(ラグ)ゴーシュ…。

(ゴーシュ…)ここは 教会なのか?

このアンバーグラウンドでは首都アカツキに住める選ばれた者たちだけが
人工太陽の光と豊かさを受け、国の外側に向かうほど深い闇と貧困に包まれています。
(ゴーシュ…)なぜそんな理不尽がまかりとおる?
すべて政府が決めたこと。あなたもその政府に仕えていた。
国家公務郵便配達員 BEEとして。
(ゴーシュ)僕が?

(ゴーシュ)あっ。
(ローレンス)もうすぐだもうすぐ我々が立ち上がるときが来る。
アカツキに住む思い上がった人間たちを打ち倒し真に平等な世界を築き上げる。見よ!
(一同)おお!
(ローレンス)あの者は光から生還したただ一人の者だ。
我々に下された力だ。
リバース! リバース!
(一同)リバース! リバース! リバース!


。。。光の塔
(ゴーシュ)あの光の中で心をなくした。
そういえば聞いていなかったな。キミの名前。
名はありません。

(ゴーシュ)じゃあ。僕と同じだ。
頼みがある。見せてくれないか。
自分がゴーシュ・スエードだった場所を。


。。。だどるゴーシュ


(シルベット)あっ

(シルベット)大丈夫です。私1人でも何でもできるし。
どこにでも行けるんですから。

。。。すれちがう二人
   振り返るゴーシュ。気づかないシルベット。



(ゴーシュ)どうした?
聞こえた。

。。。洞窟の中へ

。。。流れ着く実験体。
逃げてきたのね。あそこから。
(ゴーシュ)これは?
アカツキでは実験が行われている。
あらゆるものを人と掛け合わせ、太古の精霊を作り出そうと…。
でも、すべて失敗した。
失敗作は処分される。
やっと逃げ出しても、命を永らえることができる者はほとんどいない。
(ゴーシュ)キミも逃げてきたのか?
せめて墓に埋めてあげよう。
はい。
。。。墓を作る。



(ローレンス)ゴーシュ。キミにこれを返していい頃だろう。
キミの心弾銃 ジムノペディだ。
記憶は戻らなくとも、こころが回復すれば
いつかまた 心弾が 撃てるようになるかもしれない。
そのときこそ…。
。。。撃つ。
言ってくれ。
僕は何をすればいい?
(ローレンス)すばらしい… すばらしいぞ ゴーシュ。
(ゴーシュ)やめろ。
その名は二度と使うな。
ゴーシュ・スエードはもういないのだから。
(ローレンス)ハハ… ハハハハハハ!
ならば私がつけてやる。
キミの名はノワール。
私の略奪者 マローダー。
(ゴーシュ)ノワール… 闇か。
そうだ。光は僕の敵だ。

(ラグ)ゴーシュ。本当にこころのすべてを?




。。。警告するロダ?
ノワール!
。。。ノワール、ザジをかわす。

(ザジ)これは… ノワールの記憶。
...ノワールに首を捕まれて。
(ザジ)ヘッ。なにが ノワールだ。
アンタのこころ、ラグが 取り戻すって言ってたぜ。
イテッ!
。。。去っていくノワール
今日のところは俺の負けだ。
今日のところはな!
。。。神弾銃を撃つザジ。




(ニッチ)ラグ。どこだ!?
(ステーキ)ヌニー!



。。。ゴーシュのこころのかけらの情景
(ゴーシュ)キミにも名前がないとな。
僕がつけても構わないか?
はい。
(ゴーシュ)ロダ… ロダと呼ぼう。
言葉の意味はわからないが、今ふと頭に浮かんだ名だ。



(ラグ)ロダ…。

(ラグ)なくしてない。わずかだけど覚えてる。
きっと取り戻せる!
ゴーシュはこころをすべて失ったわけじゃないんだ!


。。。氷の壁を壊すニッチ。
(ニッチ)ラグ!
(ラグ)ニッチ!

。。。外に出るラグ。
《薬莢に込められていたのは今までのこころだけ。
 あの抜け殻のようなものが何なのかは見えなかった》


(ラグ)よし。町へ行こう!
ここで、ゴーシュが何をしていたのか聞くんだ。
(ニッチ)町?
(ステーキ)ヌニ?

(ラグ)ニッチ!? そっちは逆だよ!町は湖の向こう側だから。
(ニッチ)こっちのほうがいい。
(ラグ)へ
(ニッチ)向こうは氷がもろくて危ないぞ。
(ラグ)ニッチ。なんでそんなこと知ってるの?
(ニッチ)あの里でニッチは生まれた。
     200年ほど前。


次回「ブルー・ノーツ・ブルース」
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とある科学の超電磁砲 画像

もう見ました、面白いですね
by とある科学の超電磁砲 画像 (2010-11-19 17:31) 

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