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テガミバチ 第16話 音楽家へのファンレター の感想 [テガミバチ]

本意が伝わらない2人を繋げようとした親友の一計だった。
そして、本当の一番のファンが誰だったかわかる。
心が通じた2人。こころやさしい話でした。

音楽家とファンとの手紙のやりとり。
繋がる心。
ファンは、実業家でお金持ち。
音楽家がファンと会う段取りに。
今までのことを語る音楽家。
ファンはキャラを変える?

マネージャーが、サポートをする。
代筆をしていたマネージャー。
ということは、マネージャーの本当の思いが、音楽家に届いていた。
音楽家は、プロポーズされてしまったと。
手を引くマネージャー。身を引いていく。街を去るマネージャー。
おまえは、マチルダーのディンゴだというニッチ。
レコードをマチルダにわたすラグ。
神弾をレコードに撃つ。
レコードに記憶された記憶が映像にされる。

今までのいきさつが流れる。マネージャーの想いがわかる。
手紙に、マネージャーの本意を知るマチルダ。
マネージャーを追いかけることに。
乗る馬車を間違えて帰ってくるマネージャー。
そして、再開する2人、すべてを知って、いい雰囲気。
しかし、マネージャーは、それおおじゃんにする。
一計を図っていた実業家。演技でも本気だった。残念だと。自棄酒だあ。

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シルエットの家
音楽を聴いて目を覚ますラグ。食事の準備
(ラグ)おはよう シルベット。
(シルベット)あら! ラグ。ニッチ。おはよう。
気持いい朝だね。この曲寝起きにピッタリ。
マチルダ・レインっていう女性ピアニストが演奏しているの。
私 大ファンなの。
(ニッチ)だいほん?
シルベットは、この人が演奏してる曲が大好きってことだよ。
ステーキには苦手?


集荷に行くラグ
ここだ ニッチ。今日配達する手紙の集荷先の紡績工場。
社長。BEEの方をお連れしました。
(ジョーイ)どうぞ。
社長。
ん?
おはようございます。手紙の集荷にまいりました。
あぁ。お疲れさん。お願いするのはこの手紙だ。
確かに お預かりしました。え~と 届け先は…。
マチルダ・レインって あのピアニストの?
君。彼女のこと知ってるの?
はい。同居人がこの人のレコードを持ってまして。
ハハハ! それは いいセンスしてるな。
実は僕も彼女の大ファンでね。
それ、ファンレターなんだ。そうなんですか。
ん!あの社長明日の会議の件ですが。
あぁ。悪いけど それキャンセル。メラニーと食事する約束忘れててさ。
また新しい彼女ですか?
ただのガールフレンドだよ。
なんとか調整して。今度、ランチおごるから。
もう。しかたありませんね。今回だけですよ。
ふ~ん。
あぁ。ごめんごめん。これ切手代ね。
どうも。
あの。それより…。
ん?
この手紙名前しか書いてませんけど。
あぁ。いいのいいの。
僕なんて陰ながら応援するいちファンにすぎないんだから。
はぁ…。


ラグ。

あの男もだいほんだと言ってたな。
そうだね。
じゃあ なぜ音楽を聴かない?
だって、あそこは仕事場だし。
あ。でも…。そんなの気にする人には見えなかったよなぁ。


マルダさん 郵便です!手紙を届けにまいりました。
(マチルダ)どうせまたキモい追っかけ連中からのファンレターでしょ。
悪いけど 送り返してちょうだい。
あの… 差出人はジョーイさんという方なんですが。
ジョーイ!それ先に言ってよ。
あ。マチルダさん!?
あぁ。
ふに~。

「眠れぬ夜あなたの繊細で温かいピアノの音色は僕の胸を優しさで
満たしてくれる。そしていざな僕を夢の世界へ誘ってくれる」。
ジョーイったら相変わらず詩人なんだから。
マチルダさん!あの受け取り証にサインを…。
あぁ。ごめんごめん。
どうも…。どんな人かは知らないけどこのジョーイって人。
誰よりも私の音楽をわかってくれているの。
スランプに陥ったときも、彼の手紙にどれだけ励まされたか…。
きっと繊細でインテリジェンスに富んだ人なんだろうな。
あぁ。
あ?そ…それはどうでしょう。
うん。
ベルーシが帰ってくる。
お酒臭い。
マネージャーのベルーシ。
どうも。
もう家に入るときはノックしてっていつも言ってるでしょ?
(ベルーシ)そんなことより新曲は出来たのか?マチルダ。
そうせかさないでよ。いい曲が誕生するには時間がかかるの。
才能ないやつにかぎってそういう言い訳すんだよなぁ。
ひどい!何それ!?悔しかったら今週中に作ってみな。
あの。配達終わったんで。僕、帰ります。
ねぇ。ちょっと待って!私。ジョーイに直接お礼を言いたいの。
どこに住んでるか教えてもらえない?
申し訳ありませんがそれはできないんです。
そこをなんとか。ね?無理ですよ。
差出人の許可なく住所を教えることは禁じられているんです。
ん~。
じゃあ。手紙だったら彼に届けてくれる?
えっ。手紙?


そう。彼女が僕にこれを…。
どうしても一度お会いしてお礼を言いたいそうです。
よ~し。作戦大成功!
よくやってくれた。ラグ・シーイング。
は?
実はその言葉を待ってたんだ。
どういう意味ですか?
いやね。自分で言うのもなんだけど僕はご覧のとおり。男前だし。
お金持ちだし。女性にもモテる。
でも。マチルダには外見や肩書きを抜きにして自分の素直な気持を知ってほ

しかったんだ。
そうだったんですか。
この瞬間を想定して返事を書いておいた。ラグ。この手紙をマチルダに届け

てくれ。
はぁ?


どうしよう。「今度の日曜日お茶しませんか?」 だって。
これって デートのお誘いだよね?
はぁ。
困ったな。どうしよう。どうしよう。
ラグ。変だぞ。
何が?
困っているのに。なぜ笑ってる?
困ってるって言ってるのはたぶん照れ隠しだよ。
照れ隠し?
うれつまり。嬉しいけど恥ずかしいっていうか…。
ねぇ。もうひとつ頼み事いいかな?


待ち合わせ場所にて
あの。どうして僕まで?
こう見えて、私人見知り激しくて。
最初だけでいいからそばにいてくれない?
でも。ベルーシさんとは普通にしゃべってたじゃないですか。
だって、あいつは仕事上の相棒だし…。
それに初めて会ったときからずうずうしい男だったしね。


出会ったときのこと
かわいそうなピアノだなあ。
ピアニストに嫌々弾かれてそれじゃあいい音なんか出るわけねえよ。
まじめに弾いたところでこんな場末の飲み屋じゃ誰も耳を傾けちゃくれない

わ。
そいつは一生懸命やったやつだけが言えるセリフだ。
あ?!
ここにいる客。全員振り向かせるつもりで弾いてみろ
ピアノを本気で弾くマチルダ。
酒場の男達が振り向き出す。

(マチルダ)それからあいつこう言ったの。
おれいち俺がユウサリ一のピアニストにしてやるって。
それ以来ベルーシとコンビを組んでやってきたけど。
長い間一緒にいるとお互い遠慮がなくなっちゃって。
最近は言い争ってばっかり。
どうしてなんですか?
え?
大人っていうのはそんな単純なものじゃないの。
うっ?
(ジョーイ)ラグ。お待たせ。
あっ。ジョーイさん。
ジョーイです。はじめまして。って言うのも変だな。
いつも演奏。楽しく聴かせてもらっています。
はっ… はじめまして!あ、ああ。
キャラ。変わってる…。
あ?


ベルーシさんを見かけるラグ。
(ベルーシ)あちゃ~!
あん?
ベルーシさん 大丈夫ですか?
よぉ!
すごい量の郵便物ですね。
マチルダの新作が出たんで売り込みの手紙を出そうと思ってな。
マチルダさんそのあとどうなんですか?
公私ともに順調だよ。
今日も彼氏とデートだと。いい気なもんだ。
じゃあな!
ラグ。ひとつ忘れてる。
あっ。ほんとだ。僕。ちょっと届けてくるよ。
あれ? この文字…。


マチルダのヤツ。これだけ、カネかけてモノにならなかったら、
ただじゃおかねえぞ。
ベルーシさん!
うん。
これ。拾い忘れてましたよ。
おっ。サンキュー。うん。
この筆跡。ジョーイさんがマチルダさんに宛てた手紙の筆跡と同じでした。
あっ!ただの偶然だろ。
あの… もしかして…。
(ベルーシ)ジョーイは俺の幼なじみなんだ。
半年前。俺はやつをマチルダの演奏会に誘った。
そのとき、マチルダに目惚れしちまったんだ。
最初はいつもの軽いノリかと思った。でも。今回は違った。
まずは、ファンレターを送って様子を探るなんて言い出しやがった。
でも、どうしてベルーシさんが代筆を?
マチルダの音楽を誰よりも理解してるのは俺だからな。
マチルダさんも同じことを言ってました!
それから、スランプに陥ったときずいぶん励まされたって。
不思議だよな…。
面と向かっちゃ照れくさくて言えないことが手紙だと素直に書けるんだから


でも。ベルーシさんの本当の想いなんでしょ?
さあな。
なぁ。ラグ。悪いがこの話お前の胸にしまっといてくれないか。
どうしてですか?
結果的にあの2人うまくいってんだし。水さすことないだろ?
でも。それじゃうそマチルダさんに嘘をつくことに。
誰かを幸せにするためならついていい嘘もある。


やっぱりここか。
よぉ。どうだった?今日のデートは。
ハァ ハァ… プロポーズ。
あ?
プロポーズされちゃった。
あぁっ!?
僕と結婚してくださいって。


その晩。ラグ
ほんとに。これでいいのかな…。


マネージャーを辞める!?
実は 新しいピアニストを発掘してさ。その子とひと山当てようと思って。
じゃあ。私のマネージメントは?これからどうするのよ!?
お前にはもう立派なスポンサーがついてるだろ。
もともと。実力はあるんだ。
あとはフィアンセがレッドカーペットを用意してくれるよ。じゃあな。
出て行くベルーシ。唖然とするマチルダ。


ベルーシさん!この町を離れるって本当ですか!?
君には関係のない話だ。それに俺は手紙の集荷を頼んだはずだが?
あぁ。
このレコードをマチルダに届けてくれ。
これは…。
彼女の最新作にして最高傑作のアルバムだ。
(ニッチ)お前はマチルダのディンゴだ。ディンゴのくせに逃げるのか?
うぅ。



挨拶もなしに去っていくなんて。あいつらしいわ。
レコードをかけるマチルダ。
ほんと無責任なやつ。3年もの間一緒に頑張ってきたのに。
うん。


馬車でいってしまうベルーシ。


レコードを見ているラグ
あっ!マチルダさん!そのレコード返してください。
あぁ。
いや。その。実は…。
ベルーシさんから預かった配達の依頼書に受取人の名前が書いてないんです


なに言ってるのよ。
彼は私に届けるように言ったんでしょ?
いや。あのそう言ったような気もするし言わなかったような気もするし…。
このレコード私以外の誰に届けるっていうの?
ですから。その一応確かめさせてください。
あぁ。

心弾銃に弾を込めるラグ。
レコードに心弾を撃つ。
あぁ。何これ!?

レコードに込められた記憶が映し出される。
いま、なんつった。
だから。あのマチルダって子。
やめとけ!やめとけ!あんなじゃじゃ馬。ピアノ弾くしか脳のない女だぞ。
なんか新鮮でいいよ。
俺の周りにはいないタイプだ。
あ。あのな。ジョーイ。
決めた!
彼女にアタックする。
ベルーシ。手紙の代筆を頼む。
えっ!?
彼女の音楽のすばらしさや人間性を誰よりもわかってるのはお前だろ?
お前。本気なのか?

代筆するベルーシ

ジョーイ。
あぁ。
ひと言だけ言っとく。あいつを泣かせるようなマネしたらお前をぶっ飛ばす
ふん。


もしかして。あのファンレター…。
うん。ベルーシさん。言ってました。手紙を書いてるときだけは自分の気持

に素直になれたって。
あのバカ…。
外に出るマチルダ。ジョーイに鉢合わせ。
やあ。マチルダ。
ジョーイ!ひと言、忠告しとくわ。
手紙っていうのは自信がなくても自分の言葉で書くものよ。
え?
でも、ありがとう。ごめんなさい。
出て行くマチルダ
え?
あの ごめんなさい。
後を追いかけるラグとニッチ。
笑っているジョーイ。


ハァ ハァ…。
マチルダさん。
バカだな。私。
え?
いちばん大切なもの見失ってた。近すぎて見失ってた。
マチルダさん。
あ!ラグ。
ベルーシが戻ってきている。
あっ。
ベルーシ?
ベルーシさん。どうして?
あぁ。いや。それが乗る馬車、間違えちゃってさ。
しかたねえから戻ってきたんだ。
バッ…。
どこにも行かないで。 ベルーシ。
うん。マチルダ。
私のことユウサリ一のピアニストにしてくれるって約束は嘘だったの?
いや それは…。そうだな。俺はお前の相棒だもんな。
相棒が逃げちゃ駄目だよな。
ベルーシ。
マチルダ、ベルーシに抱きつく。
抱きしめるベルーシ。
よし。マチルダ。帰って早速演奏会の打ち合わせだ。
ちょっと!せっかくいい雰囲気なのに仕事の話?
ユウサリ一のピアニストになりたいって言ったのはお前だろ。
今日くらい甘い気分に酔わせてよ。
駄目だ。俺がどれだけ宣伝活動頑張ったと思ってんだ!
ほんとヤボな男!
俺がいなきゃ一生安酒場のピアノ弾きだろ。
あんたなんかと組んでなきゃ…。
ハァ。なんか心配して損しちゃった。
ほんと 手の焼ける連中だよな。
ジョーイさん!
実はあのファンレターわざとベルーシに代筆頼んだんだ。
え? どういう意味ですか?
あいつ。ああいう性格だろ?なかなか素直に好きって言えなくてさ。
だから親友としてひと芝居打ったってわけ。
じゃあ。全部ベルーシさんのためだったんですか?
まあ。そういうわけでもなかったんだけどね。
演じているうちに僕もだんだん本気になっちゃってさ。
惜しいことしたな。ふっ。
あぁ。
ラグ。おごるから、やけ酒つきあえ。
え? 僕まだ未成年ですから。
では、ニッチが行くぞ。
ニッチもいけません!



次回「テガミバチとディンゴ」
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