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絶園のテンペスト 第12話 しばし天の祝福より遠ざかり [TVアニメ]

。。。海のなかの渦? なると。あかし?
♪~
なっ! あれは!?
(一同)あぁ。
♪~
。。。出てくる樹。


(不破真広)絶園の魔法使い?
そんなの本当にいるのかよ!?



(葉風)私の誕生ははじまりの樹の覚醒が近づいた証しであり
私はその完全覚醒のときを決める役割を担わされている。



(通信)私がしかるべき時機と意志のもと一定の手続きを踏まんかぎり
はじまりの樹の完全覚醒はならん。



(葉風)だからこそ 左門は私を封じ完全覚醒を遅らせようとしたのだ。



(滝川吉野)けど、そんな大きな役割を なぜ葉風さんに?



(葉風)神とても覚醒という大きな変動を己の勝手なときに起こすのは
よしとせん。
私は人の代表として そのときを判断する役割を与えられたのだ。

そんな はじまりの樹が現在の文明を食い尽くし現存生物を死滅させるといった
無慈悲な存在であるはずがない!



(左門)しかし 姫様。あなたは はじまりの樹を盲信し危険性など僅かも顧みられない!



(通信)そんな あなたに正しい意志と時機がお分かりになると言えますか?
はじまりの樹が人の意志に委ねている


などまやかしにすぎません!
絶園の樹を見張らせる鎖部一族を従わせやすくするため、そのような特権があると
思わせただけです!

そういうのは どうでもいい!
絶園の魔法使いはいるのか!? いねぇのか!?
♪~
う。


(左門)ふぅ。
絶園の樹が己の復活を感じたとき、はじまりの樹の覚醒に合わせて姫様が
お生まれになったように
絶園の魔法使いが生まれた可能性はないでもない。
しかし その絶園の魔法使いがお前の妹を殺した犯人とはまだ言えん!

けどよ。絶園の魔法使いが犯人ならそいつがはじまりの樹に操られて
愛花を殺したって仮説は成り立たないんじゃねぇか?

(左門)なあ。

絶園の樹はこの世で唯一はじまりの樹の理を超える力を持つ。
なら、その分身である者がはじまりの樹に操られるなんて考えにくい。
現にはじまりの樹の魔法探査にも引っ掛かってないんだ。

だとしたら絶園の魔法使いがたまたま 愛花を殺し、それを利用できると考えた
はじまりの樹が俺と葉風を結び付けた  って考えた方が自然になるな。

それなら 愛花ちゃんの死にはじまりの樹は関係ない。
はっ。
逆に絶園の樹の方に大きく責任があるってことになる。

そして絶園の樹の復活を感じて絶園の魔法使いが生まれたのなら。
その復活を積極的に進めた鎖部左門。お前も間接的に愛花の死に手を貸したことになる。

(左門)く。



葉風(心の声)≪そうだ≫


(吉野)≪すべてがひっくり返る≫
≪左門のはじまりの樹を倒すべきという理屈はそのまま 真広が絶園の樹を倒すという理屈に反転される≫
≪鎖部左門の負けだ≫

(葉風・通信)詰んだようだな。左門。あとは私が供物を見つけ



そちらに戻るのみ。



(左門)うっ。 くっ!

(左門)≪こんなことがあっていいのか?≫ 。。。。あべさん。
≪逆転を期して放った自らの理論にものの見事に返り討たれるとは≫
≪これがはじまりの樹に支配された世界の理なのか!?≫



。。。。絶園の樹のほう
(早河)どういうことだ? 
(部下)新たに発生した樹は金属化した生物を吸収しているように見えると。
(早河)≪今までのデータにないぞ こんな現象≫

(局員)報告!

(早河)なんだ?
(局員)植物状の物体は接触した建造物や人工物をすべて塵にしています!
(早河)文明を食らっているのか?
♪~


。。。出てくるはじまりの樹

(山本)はじまりの樹って  あれが?
(潤一郎)ええ。 ただし、ごくごく一部にすぎないでしょう。
(夏村)潤一郎殿。本当にはじまりの樹が覚醒したのですか?
(潤一郎)葉風ちゃんはその決定を行っていないはずだけど。
≪それとも これもまた何か必然の出来事なのか?≫



(吉野)≪左門の負けは確定した≫
≪こうなれば孤島にある供物の隠し場所をしゃべらせるべきだ。
 なのになぜ動かないんだ。真広≫

≪気に入らねぇ≫
≪葉風にとって、うまくいきすぎてやがる≫
≪こんなきれいに逆転が決まるなんてどんな奇跡だよ≫
≪左門に手を貸しても 愛花を殺した犯人は見つからねぇ≫
≪それどころか。左門の野郎が愛花の殺された原因かもしれねぇくらいだ≫
≪だが、もし これがはじまりの樹の仕組んだことなら
 あたかも絶園の魔法使いが実在するかのように見せかけ、俺が葉風に肩入れする状況を
 作ったって可能性もある≫

≪確かにそうだ≫
≪偽らないまでも魔法探査に引っ掛からないようにするだけで
 絶園の魔法使いがいるかのように錯覚させることは可能≫

≪はじまりの樹が犯人なら、俺の討つべき相手は葉風じゃねぇのか?≫

≪けど、今も葉風さんは必死に供物を探している≫
≪もし本当にはじまりの樹が犯人なら、もっと簡単に供物が見つかってるはずだ≫

≪葉風に手を貸して 本当に犯人にたどりつけるのか?≫
≪犯人ははじまりの樹かもしれねぇんだぞ≫

≪真広。今ははじまりの樹を いや。葉風さんを信じるべきだ≫
♪~

(左門)≪もはや私に打つ手はない≫
≪だが、あの少年が魔具を持ったまま動かんのなら、まだ望みはある≫
≪姫様が戻る前に絶園の樹復活が間に合えば勝てないことはない≫



(葉風)≪左門。供物をどこに隠した!?≫
♪~



(左門)≪姫様。今ある情報だけで供物を見つけるのには 2時間 いや、1時間は
最低かかるはずです≫



(葉風)≪こればかりは自分で見つける≫
≪はじまりの樹に祈りはせん!≫



(左門)≪その間、何事もなく過ぎれば、絶園の樹の復活が間に合う希望はある≫



(葉風)≪たとえ 本当にはじまりの樹が真広の妹の死を招いたのだとしても
私はそちらに戻らねばならん≫
≪戻らねば 何もできん≫
≪何も償えん≫

≪いや、はじまりの樹といえどそれほど 精緻に理を操れるものなのか?≫
≪あくまで偶然が重なって、そんな状況が作られたと考えるべきではないのか?≫
≪はじまりの樹がそこまで都合よく奇跡を呼べるのなら、とうに供物は見つかっているはずではないか≫

≪これほどまでに私が求め、見つかるのを望んでいるというのに≫
≪そうだ。 やはりはじまりの樹が真広の妹の死を作り出したわけでは≫

はっ!

。。。飛んでくるなにか

・ゴオオォーーー


・ドーーン!

≪そんな≫

≪まさか≫

≪そんなことが≫

はぁ はぁ。
♪~

。。。ご都合主義、まるで政権交代? ミサイルが、北のかな?
(葉風)ミサイル?こんな文明の産物がなぜ都合よく私のもとに。
♪~

≪左門の隠した供物は容易に見つからない≫
≪ならばと私にまったく別の供物を送り届けたか≫

≪はじまりの樹がここまで 理を操れるのなら、高校生の妹一人を都合のよいときに
 殺すなど造作もないではないか≫

(通信)葉風さん?どうかしましたか?
(葉風)いや 供物が手に入った。
(通信)えっ?
(葉風)そちらに戻るぞ。




(葉風)吉野 。そちらの人形を私の骨に掛けろ。

骨と人形

2つで位置を確定する。

はい。分かりました。
♪~



(葉風)≪ふざけるな≫
≪ここで折れてなるものか≫
(通信)準備できました。
≪たとえ、それが はじまりの樹が望まぬことであっても
 真広の妹を殺した犯人は必ず見つけてやる≫
≪私は私のために戦った者を決して裏切らん≫
すぅ~。
樹の中の樹 大樹の中の大樹!始まりにありし はじまりの樹我が名は鎖部葉風。
≪私は戻る。ここより先へ!≫
(葉風)時の狭間を越えるため、かくも気高き名において聞き届けよ!
♪~
。。。転送される。銀河何とか
♪~



。。。樽の上の骨に、光。
あっ。

なんだ!?

(左門)こっ。これは。
♪~

。。。。錬成される葉風。転送。・・・スタートレック来年新作

≪時間の檻が≫
≪破れた!≫
♪~



(葉風)ああ こちらは冬だったか。
。。。まっぱ。
(葉風)さすがに これでは寒いな。我が名は 鎖部葉風。
はじまりの姫宮。
♪~
。。。島には骨。

2年の時を越え 帰って来たぞ。
♪~

(左門)く。。。あべさん。

ふん。。。。おだわさん。



(吉野)あっ!
葉風さん なんで裸なんですか!?
(葉風)着ているものまで 再構成する余裕などあるか。

(葉風)あれが真広か。なるほどいかにもな顔つきだな。だが吉野。
貴様は随分幼い感じだな。
ああも抜け目なく立ち回れる悪党には見えんぞ?
。。。目のやり場に吉野

いやいや。悪党じゃありませんって。
ん?
。。。服のポケットの中
本物の銃ではないか。
貴様、やはり悪党であろう。
だから違いますって。
(葉風)左門。説明は不要であろう。
私に従え。だが、貴様が間違っているかどうか今の私には分からん。
これから何を選び 何をなすべきか互いに話し合わねばなるまい。
絶園の樹の処置も急ぐ気はない。
(葉風)真広。かようなことになったが約束は守る。
はじまりの樹の企みが裏にあろうと必ず貴様の前に犯人をひれ伏せさせる。
今は それでこらえてくれ。
私は世の理の加護を受け、時間さえ越えた者だぞ?
この私が願うならば、たとえ犯人が絶園の樹であろうと見つけられんわけがない。
見つけられんなら それははじまりの樹が犯人のときだけだ。
そのときは私を殺せ。
貴様の妹を殺したのは私も同然だ!

ふっ。分かったよ。 なら、吉野。お前も愛花の彼氏を教えるって約束。
ん!? 

(左門)はっ!


(哲馬・通信)左門殿! 
哲馬か! 一体 何があった!?



(哲馬)はじまりの樹の強襲です! 結界が破られます!
(左門・通信)はじまりの樹!?
♪~



。。。侵攻をはじめるはじまりの樹。・・・がっかい

(山本)結界があんなに簡単に!?
(潤一郎)あの結界自体はじまりの樹の力を借りて作ったものですから。
(夏村)結界は絶園の樹の制御もしていました。
それをいきなり消失させるなど。
潤一郎殿。一体これから どうなるのです!?
分からない。ただ これからは嵐だ。


あっ!
(左門)はじまりの樹の覚醒か!?
葉風さんが!?
(葉風)いや 。私は何も命じていない!



。。。あの一族
うわ~! ああ~!
左門殿! 絶園の樹は我々の制御を離れ、はじまりの樹に応戦しようとしています!

左門殿。ご指示を!! 左門殿!!

はっ!
。。。アウト!




(左門)どうした!? 哲馬~!!

うっ!

ぐっ!
♪~

。。。あっけにとられる葉風
♪~

。。。よわちい絶園の樹。・・・じみんのように。
攻撃を始める始まりの樹
反撃する絶園の樹。ばけもの。

♪~



(山本)これは現実感ないわ。
(夏村)このままでは狂嵐した絶園の樹によって富士山麓は壊滅 
いえ 列島すら分断させかねない破壊の嵐が。
(潤一郎)かもしれないね。
でも、はじまりの樹はこれで終わったわけじゃない。
♪~

。。。伸びてくる豆の木のように
絶園の樹を枝をこなごなに。
♪~

(山本)絶園の樹を食ってる!?
♪~


。。。絶園の樹の反撃。一掃!
(潤一郎)防御!
。。。
(夏村)しかし 潤一郎殿。姫様が完全に覚醒を行っていないゆえ
現状では絶園の樹が優勢では?
ここだけ見ればね。けど たぶん。はじまりの樹は世界中で覚醒を始めていると思う。




パリでもか!急いで確認しろ。今すぐに!

・ニューヨークに巨大な樹が出現!

・ダメだ 情報が足りない!

≪あの文明を食ってる樹は国内だけの現象じゃないのか!?≫




(葉風)我が名において聞き届けよ。

左門。復活の儀式はどこでやっている?
(左門)それは。
儀式の場に相当量の供物があろう。
それを使って、私が絶園の樹を抑える。同時にはじまりの樹の覚醒を止める。
信じろ! はじまりの樹をこのまま完全覚醒させはせん!

(左門)分かりました。。。。いくじなしのあべのごとく。



。。。ドン。 ふくXX
(局員)地震か!?
(局員)でかいぞ!
。。。窓のシャッターを開けると。
あっ!

(早河)世界の  関節が外れた。




(葉風)真広。その魔具をよこせ。それを供物にし直し、ここの防御壁を強化する。
この結界は絶園の樹に直撃されても保つようにしておく。
私が大樹を鎮めに行っている間 貴様たちはここを動くな。

はぁ。 分かったよ。
さっさと鎮めてきやがれ!
。。。渡す真広

(葉風)吉野。
えっ?
貴様にはあとで 必ず礼を。
♪~

。。。攻撃してくるはじまりの樹。役者を退場。
ううっ! はっ!
♪~

。。。吉野、致命傷の傷。
(葉風)あ。吉野!!

吉野!!

(左門)少年! 不用意に動くな!

。。。殺される?真広

(葉風)あ。真広!!



。。。バリヤ。いない潤一郎。あやしい?
(山本)あっ 彼はどこ?
潤一郎殿はそういう方です。
どうにも捉えどころのない  ん?

(山本)ここはやばそうね。 あなたはどうするの?
(夏村)鎖部夏村。
(山本)えっ?
(夏村)私の名前です。

(山本)もし生き残れたら、お互い腹を割って話す必要がありそうね。
(夏村)独断では答えかねます。



(左門)≪なんということだ≫
≪姫様が戻られた途端、もはや二人は用済みとばかりに排除された≫
≪偶然か? いやそれともこれがはじまりの樹の理なのか?≫
(葉風)樹の中の樹 大樹の中の大樹!
まだ我の言葉を聞き届ける意思があるのなら答えよ!

(左門)姫様 そっ、それを使っては。

(葉風)左門!
お前は真広を助けろ! 私はこれから吉野の体を修復しながら儀式場へ向かう!
いいか、絶対に助けろ!真広に何かあったら許さん!許さんからな!! 
(左門)はい!
くっ!


(葉風)≪吉野。死なせはせん≫
≪決して死なせんぞ≫
≪分からん≫
≪はじまりの樹は一体 私に何を望んでいるのだ≫
♪~
。。。終わる世界、まやれき?
♪~


(愛花の声)「ああ。あの叫びが胸を打つ!かわいそうに」。
「みんな、溺れてしまった!」。
「私がもし力のある神様だったなら、海なんか陸の下に沈めてしまったのに」。
「そして あの立派な船も 乗っていた人たちも 海に呑み込ませはしなかった」。
♪~



。。。違う世界線?
(子供の吉野)死んだよ。
みんな死んじゃった。
はじまりの樹が全部飲み込んじゃったんだ。


  夢 の 理

・・・夢オチ?
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