青の祓魔師 第14話 愉しいキャンプ の感想 [TVアニメ]
・・・どこからが試練で訓練?
頼りにならない先生達。それともこれくらいは普通なの。
おかしなサバゲー?
。。。学園。
一学期も終わり。
みんなかえるかどうかも。。。
平和な。。。やすみ?
(奥村雪男)いよいよ。楽しい夏休みですね。
♪~
と言いたいところですが。エクスワイヤの皆さんはこれから3日間
林間合宿と称した実戦訓練に参加してもらいます。
引率は、僕 奥村と霧隠先生が担当します。
(シュラ)にゃほう。・・・トシマ。遊び感覚
・・・てぬきの先生?
この訓練は本格的に任務に参加できるかどうかのテストも兼ねています。
気を引き締めていきましょう。
(一同)はい!
♪~
。。。合宿場所
近い?
おお~っ!はははっ。なんかピクニックみたいでわくわくしちゃうなぁ。
(志摩)夜になったらキャンプファイアとか フォークダンスとかするんかな。
ふふふふっ
あっ。
うぎゃ~~! ひぃ~~ あかん!
シューッ!(虫よけスプレーの音)
なあ 志摩って。
(三輪)虫だけはあかんのです。昔っから。
(志摩)うぅ 暑い。
(三輪)重い。
この森は日中は穏やかですが日暮れとともに下級悪魔の巣窟と化します。
それまでに拠点を築かないといけません。
少し急ぎますよ。
(勝呂)なんや?暑ぅないんかな。
(シュラ)はい。さっさと歩く~。
ん?
(志摩)あれ? 先生。荷物は?
(シュラ)あっち。
(燐)おおっ。冷てぇ~!
ああ~。飲めっかなこれ~! あははは~っ!
(志摩)奥村君て 体力 宇宙ですよね。
。。。場所に着いて
(一同)はぁ はぁ はぁ。
拠点となるのはここです。
これから 男子は僕とテントの設営に炭おこし。
女子は、霧隠先生に従って周囲に魔法円の作画と夕食の支度をお願いします。
じゃあ。始めましょうか。
(勝呂)ようやく脱がはった。
(志摩)超人かいな思たわ。
♪~
ますますピクニックっぽくなってきたな!
(勝呂)それを言うなら、キャンプやろ?
つうか。そないにぼんぼんたたいたら。
うわぁ~~っ!
(勝呂)せやから言うたやろ!
(しえみ)あははっ。楽しそう。
(神木)何が?
暑苦しいだけじゃない。
(しえみ)なんか、男の子って不思議だね。
(神木)不思議なのはあんたでしょ。
(しえみ)えっ?
・・・電波ちゃん
(回想)《私 あんたが大っ嫌い!》
(しえみ)《あ あの~》
(神木)《あっ!》
(しえみ)《私に 制服の着方を教えて!》
(神木)嫌いって言われた相手に普通は話しかけないでしょ。
なあに?
うっ。 なんでもない!
あんたもそっち早く描いちゃってよ。
あっ。うん。
(心の声)≪まったく変なヤツばっかり≫
(シュラ)描けた~?
≪こいつも≫
もう少しです!
。。。食事作り
・・・火の調整
(勝呂)ふぅ~ ふぅ~。
。。。食材切り
・(神木)痛い!
んん~?
あぁ。見てらんねぇ。貸せ!
♪~
。。。さっさとこなす燐。
(一同)おお~っ!いっただっきま~す!
(勝呂)ええ~っ!? うめぇ!まじか!
(志摩)これはどこへ嫁がせても恥ずかしない味や!
(三輪)奥村君。お料理上手やったんやねぇ。
(しえみ)燐。おいしい!
ま まあな~。
(雪男)はははっ。奥村君の唯一 生産的な特技です。
黙れ。ホクロ眼鏡!
(三輪)これやったら、何杯でもいけますね。
(志摩)意外と食うなぁ。杜山さん。
(燐)≪なんか こういうの初めてだ≫
(獅郎)《お前の力は誰かのためにもっと優しいことのために使え》
♪~
。。。昔の回想
いじめてられて、いじめて、無視されて。
≪そっか俺学校サボってばっかだったからこういうイベントを
ろくに知らなかったんだなぁ≫
(勝呂)おい。奥村~。お前 飲み物 何いる~?
≪仲間って、こういう感じなのかな≫
俺 そっちに選びに行く!
♪~
(しえみ)ふふふっ。
しえみさん?
最近燐の様子がおかしかったから少し心配だったんだ。
でも今日は 楽しそう。 よかった。
兄さんをよく見てるんですね。
ん?
ふふっ。いえ。なんでもありません。
では、これから訓練内容を説明します。
(シュラ)にひぃ~ 肝試し 肝試し。
シュラさん。勤務中です。
(勝呂)つうか。その女。18や言うてなかったか?未成年やろ!
(雪男)18歳? 何をばかなことを。
この人は今年で 26。
ガン!
(シュラ)んにゃ~ 手ぇ 滑った。
おい。仕事をしろよ。 はっ。
(シュラ)怒った。怒った。にゃははっ。
んん。
では、説明します。これから 皆さんには森のどこかにある提灯に
火をつけてもらいます。
置かれている場所はここから半径500メートル以内のどこか。
3日間の合宿期間内に無事 提灯をつけて消さずに帰って来た者に
実戦任務の参加資格を与えます。
ただし、提灯は3つしかありません。
つまり参加資格は3枠ということです。
(神木)それって。
続いて ショルダーバッグの中身ですが。
3日分の水 食糧 生活用品のほかコンパス ハンドライト 魔よけの花火
マッチがそれぞれ1つずつ入っています。
各自が 自分の能力を最大限に使うことがクリアへの近道です。
提灯 見つけて、火をつけて戻ればいいんだろ?
簡単じゃねぇか。
(シュラ)にっひっひっ。お前分かってるのかぁ?
んん~?今回はエクスワイヤの認定試験のようにはいかにゃいんだぞ~?
・・・むねむね。
おい。
(シュラ)暗い森の中だ一発でバレる。
えっ?
(シュラ)炎を出すなって言ってんだよ。
あっ。
(シュラ)私がまだ監察官として働いてるのを忘れるな。
お前が魔神の力を継いでいることが表沙汰になれば
私は上に報告せざるをえなくなる。そうなれば、アークナイトやら現パラディンやら
悪魔よりも恐ろしいヤツらがお前を殺しに来るぞ。
まっ。よく考えて戦えっちゅうことだ。
♪~
(勝呂)ん?さっきまでの勢いはどこ行った?
なんや びびっとるんか?
はあ?
(三輪)坊。この訓練 完全に奪い合うように仕組まれてますね。
けどそれを始めたら。
(神木)全員 自滅だわ。
(勝呂)ここは自分自身のことだけ考えるのが正解やな。
助け合いもなしや!
(神木)どうやっても枠は3つしかないんだもの。むしろ清々するわ。
(志摩)恨みっこなしやいうことですね。
。。。それぞれの道。
(燐)
≪力を使わず≫
♪~
では、位置に着いて用意。
パン!(空砲の音)
♪~
。。。さがすみんな。
(燐)≪蛾!?≫
うわぁ~~っ!すげぇ数だ。
《昼間も言いましたがこの森は今下級悪魔の巣窟となっています》
《皆さんの今の実力だとぎりぎり切り抜けられるかどうか
といったところでしょう》
(勝呂)≪血を吸う蛾 虫豸の類いか≫
《危ないと感じたら 魔よけの花火を使うこと》
《すぐに僕か霧隠先生が回収しに行きます》
(神木)《あの~ マッチが1本だけというのは》
《花火に使えば提灯には火をつけられません》
《使うときはよ~く考えましょう》
(神木)ぎゃあ~~!
恐み恐み申す。為す所の願いとして成就せずということなし!
(三輪)汝の代にて神の御旨を行い終い眠りて先祖たちと共に置かれかつ
朽腐に帰したし!
(勝呂)朽腐に帰せざらむべし!
(しえみ)ニーちゃん。虫よけのルーを出して!
(ニーちゃん)ニーー!
(しえみ)あっ!
ビリッ
(ニーちゃん)ニー! ニー ニー
ニーちゃん!
はっ!
・きゃあ~~!
(燐)あっ しえみ?
しえみ! どうした!?
あっ
はぁ はぁ はぁ はぁ
あっ しえみ! どけ。こらっ!
しえみ しえみ!
あっ!
うせろ!
ボウッ!
♪~
あっ。やばっ!
≪落ち着け 落ち着け 落ち着け 落ち着け 落ち着け 落ち着け≫
(虫豸たち)カミノホノオ カミノホノオ
♪~
≪ばかだ。またやっちまった≫
≪炎を使うことが完全に癖になっちまってる≫
・ガサッ
ん?
(勝呂)お前。 なんや? 今のは。
あっ。
・・・ばれました?ばかですから。あ菅ですから
≪見られた?≫
(勝呂)大丈夫か? 杜山さんは。
あっ。
うっ。ああ。たぶん。
気 失ってるけど。
(勝呂)おい。さっさとライト消せ。蛾は光に集まってきとるんや。
・・・下等な人種のコンビニのライトにひかれます。
ああ。そうか。
カチッ(スイッチの音)
≪ひょっとして見てない?≫
(勝呂)それはそうと今の青い光なんやったん?
うっ。
(勝呂)急に光ったからまぶしゅうてよう見えんかった。
さ さあ。 俺もよく見えなかった。
たぶん。あれだ。あれ! あれ?
なんだ? あれって ははははっ。
≪よかった。炎出したとこまでは見られなかったみてぇだ≫
つうか。お前は何しに来たんだよ。
何て、助けに来たんやろ。
お前、助け合いはなしとか。
やかましい!
あないな悲鳴 聞いたら、ほっとかれへんやろ。
はははっ。まあ。しえみは大丈夫みてぇだし。
ここは俺に任せて先に行けよ。
(勝呂)任せてって。お前は?
キャンプ場にこいつ預けてくる。そんでまた引き返すよ。
ちっ。お前なぁ。
(しえみ)燐?
しえみ!
(しえみ)ニーちゃん! ニ ニーちゃん。
(勝呂)落ち着けや。魔法円 描いた紙があればおんなじ使い魔 出せるやろ。
(しえみ)あっ。そっか!
あれ? 荷物 少なくなってる。
襲われたとき落ちたのかな。
なんか大きな蛾みたいだった。
ガサッ ガサッ
くっ!伏せろ!
キーン!
くっ!
ん?
(勝呂)志摩!
(志摩)坊。あれ? みんな。こないなとこで何してはるの?
お前こそ どないしたんや!? つうか。ライト消せ!
あっ。
カチッ
(志摩)いや~。大量の蛾が俺の全身包み込んでそれからの記憶が。
(勝呂)相変わらずやなぁ~。
(勝呂)ん?
(志摩)あっ。俺も。
(勝呂)ん?子猫丸や。堤灯 見つけたて!
あっ。
一人じゃあかん。協力要請や。
。。。
(シュラ)ふふっ。ははははっ。ほら見ろあいつ。開始10分とたたずに力
使ったぞ。
まっ。この暗闇じゃ。逆に目くらましになるから大丈夫だろ。
兄の能力を隠し通すのに限界を感じる。
(シュラ)にゃはははっ。何 老けたこと言ってんだ。
んん。 だいたいシュラさんはどういうつもりなんですか?
ヴァチカンに報告もせず、こんな所で油 売って。
んんっ んんっ んんっ ぶは~っ!
現状保留。あいつに剣を教えることにしたの。
ほ 本当ですか!? どうして。
あいつ、私にパラディンになるってほざいたんだぞ。
にゃはははっ。
ああ~。
大志を抱く少年は嫌いじゃないんだぁ~。獅郎に頼まれたときは
冗談じゃないと思ったけどな。
父さんが。
気に食わないが。燐を鍛えるやり方に関してはヤツに賛成かもな。
(アマイモン)あの女、僕たちの存在に気付いている。生意気な。
・・・悪魔君みたい?
(メフィスト)アマイモン!この森の主に挨拶は済ませたのか?
(アマイモン)はい。同胞をたくさん殺されているので協力的です。
(メフィスト)今回は私も観覧させてもらうとしよう。
(アマイモン)倶利加羅はあの女が隠してしまっているし。
どうやってあいつをキレさせよっかなぁ~。
(メフィスト)おい。やる気満々なのはいいが。
今回は私の言うとおりに動けよ。
カリッ カリッ
(メフィスト)ちっ。聞いてないな。こいつ。
(3人)ああ~。
(志摩)あっ。ああ。こら 確かに一人では運ばれへんわ。
これ 提灯か? でけぇよ。
(しえみ)石灯籠かな。
(勝呂)化燈籠や。
(2人)あっ。
(勝呂)夜間、人が火をともすのを待ち構え火がともると動きだし
生き物を食って燃料にする。特に女が好物。
(しえみ)えっ。
(勝呂)燃料が尽きるか 朝になると動かなくなるいう悪魔や。
(三輪)これ見て。なんや僕らの解釈間違うてたんやないかな思て。
(勝呂)ああ。この訓練みんなで協力せなあかんわ。
(志摩)あれ? 坊。助け合いはなしや言うてはったのに。
(勝呂)じ 実戦の参加資格 3枠に惑わされたんや。
(三輪)確かに 先生 3人とは言うてはらへんかったですもんね。
(勝呂)とにかく全員でかかろうや。誰か神木と宝のアドレス知っとるヤツおるか?
(4人)ううん。
(志摩)俺は出雲ちゃんに何度も聞いて断られてます。
(燐・勝呂)えっ。
(三輪)あの~。僕、とりあえずこの五人で運ぶフォーメーションを考えました。
♪~
。。。子猫丸フォーメーション
♪~
火ぃつけたときに動きださへんようこうして封印します。
対応した経は完全に暗唱している坊に唱え続けてもらいます。
(勝呂)稽首正無動。
火ぃつける前に化燈籠の餌として虫豸を集めます。
火ぃが消えへんよう常に餌が必要なんで。これは杜山さんが。
(志摩)うわっ。来た。来た!
(三輪)集団で襲ってくる虫豸から僕と志摩さんの二人でガードします。
最後に。
んん! ぬぅ~!
(三輪)いちばん馬力のある人がリヤカーを引きます。
(しえみ)燐 すご~い!
(志摩)奥村君てどこの星の人なんやろ。 ・・・悪魔
行くぞ こらぁ~~!
ヒュ~ パン!(花火の音)
(シュラ)んにゃ?
もうギブアップか早いな。
(シュラ)お前が回収に行けよ。
ん?
いいですけどちゃんと起きててくださいよ。
えいっ! 誰やろ?神木さんか宝君か。
あっ。んん~!
ドシン!
(勝呂)示現迦楼炎。
(三輪)どないしたんです?
おい! これどうすんだ?
。。。橋が。
(2人)ああ。
(志摩)うわぁ~~ し 下!ぎょうさんおる~! ん?
♪~
(志摩)も もうあかん。失禁したろうか。はははっ。
いっそ しちまえば。すっきりすんじゃねぇの?
(三輪)奥村君 益体もないこと言うたらあかんよ。失禁だけに
したらすべてを失うんや。
(志摩)坊!
(勝呂)世世不忘失。
(志摩)ええ~っ! 何してはるんですか?
(三輪)カーンの種子字ここにも何か封印されてますね。
みんな 気をつけて。
(勝呂)唯 願 遍 法 界
。。。手書きで指示する勝呂。
どうやって?
(三輪)なるほどなんとなく分かりました。
。。。図解。
えっ?
先に子猫丸と俺がリヤカーを向こう岸へ移動。
虫沼は浅いから歩ける!?
(三輪)向こう岸で僕が札を持って待機。こっちでは志摩さんが
杜山さんを肩車して待機。
(志摩)坊が札 剥がして、化燈籠を解き放つ。
そして 俺が杜山さんを担いで向こう岸まで猛ダッシュ!?
(三輪)そしたら、好物の女 杜山さんを追って化燈籠が移動。
そこを僕が札を貼って封印するんですね。
勝呂 絵 超うめぇな!
(志摩)ははははっ。
俺に虫沼につかれ言うんですかぁ?
しかも杜山さんの太ももに挟まれて。
往生しますよ。
(三輪)志摩さんは少し煩悩を断った方がええよ。
(志摩)子猫さんまでひどい!
どっちも俺が運ぶよ。めんどくせぇ!
ちゃ、ちゃんとつかまってろ。
(しえみ)う うん。
きゃあ~ うわぁ。高い~!
痛てててっ!
んん! 気をつけろ!
(しえみ)ご ごめんね。
ブチ ブチ ブチ(虫を踏む音)
ひぃ~! ブチ ブチ ブチて。
こっちはオッケーです。
こっちもいいぞ。
(勝呂)よし。行け!
♪~
。。。追うバカ悪魔。
(化燈籠)ウボォー! ボォーー!!
気付いた!
ボォーー!
(しえみ)こっちだよ~!
何 呼んでんだ!
ボォー! ボォー!
はぁ はぁ はぁ はぁ。
ボォーー!
。。。しえみを投げる燐
でやぁ~~!!
(しえみ)あっ!
ドシン!
(三輪)えいっ!カーン!
稽首正無動尊秘密駝羅尼経。
(2人)やった!
燐。やったよ!
はぁ はぁ はぁ はははっ。
(志摩)奥村君。はよ。かまり。
大丈夫 大丈夫。
。。。柱に手をやる
はぁ。いや~ これでひと安心だな。
ギギィー
(志摩)あっ。
ミシ ミシ ミシ
ああ~。
バシャーン!
。。。封印が解ける。
あっ!
(しえみ)燐 後ろ!
えっ?
♪~
。。。捕まる蛾の悪魔に
うわぁ~~~!
♪~
・・・ちゅうちゅうされます?
頼りにならない先生達。それともこれくらいは普通なの。
おかしなサバゲー?
。。。学園。
一学期も終わり。
みんなかえるかどうかも。。。
平和な。。。やすみ?
(奥村雪男)いよいよ。楽しい夏休みですね。
♪~
と言いたいところですが。エクスワイヤの皆さんはこれから3日間
林間合宿と称した実戦訓練に参加してもらいます。
引率は、僕 奥村と霧隠先生が担当します。
(シュラ)にゃほう。・・・トシマ。遊び感覚
・・・てぬきの先生?
この訓練は本格的に任務に参加できるかどうかのテストも兼ねています。
気を引き締めていきましょう。
(一同)はい!
♪~
。。。合宿場所
近い?
おお~っ!はははっ。なんかピクニックみたいでわくわくしちゃうなぁ。
(志摩)夜になったらキャンプファイアとか フォークダンスとかするんかな。
ふふふふっ
あっ。
うぎゃ~~! ひぃ~~ あかん!
シューッ!(虫よけスプレーの音)
なあ 志摩って。
(三輪)虫だけはあかんのです。昔っから。
(志摩)うぅ 暑い。
(三輪)重い。
この森は日中は穏やかですが日暮れとともに下級悪魔の巣窟と化します。
それまでに拠点を築かないといけません。
少し急ぎますよ。
(勝呂)なんや?暑ぅないんかな。
(シュラ)はい。さっさと歩く~。
ん?
(志摩)あれ? 先生。荷物は?
(シュラ)あっち。
(燐)おおっ。冷てぇ~!
ああ~。飲めっかなこれ~! あははは~っ!
(志摩)奥村君て 体力 宇宙ですよね。
。。。場所に着いて
(一同)はぁ はぁ はぁ。
拠点となるのはここです。
これから 男子は僕とテントの設営に炭おこし。
女子は、霧隠先生に従って周囲に魔法円の作画と夕食の支度をお願いします。
じゃあ。始めましょうか。
(勝呂)ようやく脱がはった。
(志摩)超人かいな思たわ。
♪~
ますますピクニックっぽくなってきたな!
(勝呂)それを言うなら、キャンプやろ?
つうか。そないにぼんぼんたたいたら。
うわぁ~~っ!
(勝呂)せやから言うたやろ!
(しえみ)あははっ。楽しそう。
(神木)何が?
暑苦しいだけじゃない。
(しえみ)なんか、男の子って不思議だね。
(神木)不思議なのはあんたでしょ。
(しえみ)えっ?
・・・電波ちゃん
(回想)《私 あんたが大っ嫌い!》
(しえみ)《あ あの~》
(神木)《あっ!》
(しえみ)《私に 制服の着方を教えて!》
(神木)嫌いって言われた相手に普通は話しかけないでしょ。
なあに?
うっ。 なんでもない!
あんたもそっち早く描いちゃってよ。
あっ。うん。
(心の声)≪まったく変なヤツばっかり≫
(シュラ)描けた~?
≪こいつも≫
もう少しです!
。。。食事作り
・・・火の調整
(勝呂)ふぅ~ ふぅ~。
。。。食材切り
・(神木)痛い!
んん~?
あぁ。見てらんねぇ。貸せ!
♪~
。。。さっさとこなす燐。
(一同)おお~っ!いっただっきま~す!
(勝呂)ええ~っ!? うめぇ!まじか!
(志摩)これはどこへ嫁がせても恥ずかしない味や!
(三輪)奥村君。お料理上手やったんやねぇ。
(しえみ)燐。おいしい!
ま まあな~。
(雪男)はははっ。奥村君の唯一 生産的な特技です。
黙れ。ホクロ眼鏡!
(三輪)これやったら、何杯でもいけますね。
(志摩)意外と食うなぁ。杜山さん。
(燐)≪なんか こういうの初めてだ≫
(獅郎)《お前の力は誰かのためにもっと優しいことのために使え》
♪~
。。。昔の回想
いじめてられて、いじめて、無視されて。
≪そっか俺学校サボってばっかだったからこういうイベントを
ろくに知らなかったんだなぁ≫
(勝呂)おい。奥村~。お前 飲み物 何いる~?
≪仲間って、こういう感じなのかな≫
俺 そっちに選びに行く!
♪~
(しえみ)ふふふっ。
しえみさん?
最近燐の様子がおかしかったから少し心配だったんだ。
でも今日は 楽しそう。 よかった。
兄さんをよく見てるんですね。
ん?
ふふっ。いえ。なんでもありません。
では、これから訓練内容を説明します。
(シュラ)にひぃ~ 肝試し 肝試し。
シュラさん。勤務中です。
(勝呂)つうか。その女。18や言うてなかったか?未成年やろ!
(雪男)18歳? 何をばかなことを。
この人は今年で 26。
ガン!
(シュラ)んにゃ~ 手ぇ 滑った。
おい。仕事をしろよ。 はっ。
(シュラ)怒った。怒った。にゃははっ。
んん。
では、説明します。これから 皆さんには森のどこかにある提灯に
火をつけてもらいます。
置かれている場所はここから半径500メートル以内のどこか。
3日間の合宿期間内に無事 提灯をつけて消さずに帰って来た者に
実戦任務の参加資格を与えます。
ただし、提灯は3つしかありません。
つまり参加資格は3枠ということです。
(神木)それって。
続いて ショルダーバッグの中身ですが。
3日分の水 食糧 生活用品のほかコンパス ハンドライト 魔よけの花火
マッチがそれぞれ1つずつ入っています。
各自が 自分の能力を最大限に使うことがクリアへの近道です。
提灯 見つけて、火をつけて戻ればいいんだろ?
簡単じゃねぇか。
(シュラ)にっひっひっ。お前分かってるのかぁ?
んん~?今回はエクスワイヤの認定試験のようにはいかにゃいんだぞ~?
・・・むねむね。
おい。
(シュラ)暗い森の中だ一発でバレる。
えっ?
(シュラ)炎を出すなって言ってんだよ。
あっ。
(シュラ)私がまだ監察官として働いてるのを忘れるな。
お前が魔神の力を継いでいることが表沙汰になれば
私は上に報告せざるをえなくなる。そうなれば、アークナイトやら現パラディンやら
悪魔よりも恐ろしいヤツらがお前を殺しに来るぞ。
まっ。よく考えて戦えっちゅうことだ。
♪~
(勝呂)ん?さっきまでの勢いはどこ行った?
なんや びびっとるんか?
はあ?
(三輪)坊。この訓練 完全に奪い合うように仕組まれてますね。
けどそれを始めたら。
(神木)全員 自滅だわ。
(勝呂)ここは自分自身のことだけ考えるのが正解やな。
助け合いもなしや!
(神木)どうやっても枠は3つしかないんだもの。むしろ清々するわ。
(志摩)恨みっこなしやいうことですね。
。。。それぞれの道。
(燐)
≪力を使わず≫
♪~
では、位置に着いて用意。
パン!(空砲の音)
♪~
。。。さがすみんな。
(燐)≪蛾!?≫
うわぁ~~っ!すげぇ数だ。
《昼間も言いましたがこの森は今下級悪魔の巣窟となっています》
《皆さんの今の実力だとぎりぎり切り抜けられるかどうか
といったところでしょう》
(勝呂)≪血を吸う蛾 虫豸の類いか≫
《危ないと感じたら 魔よけの花火を使うこと》
《すぐに僕か霧隠先生が回収しに行きます》
(神木)《あの~ マッチが1本だけというのは》
《花火に使えば提灯には火をつけられません》
《使うときはよ~く考えましょう》
(神木)ぎゃあ~~!
恐み恐み申す。為す所の願いとして成就せずということなし!
(三輪)汝の代にて神の御旨を行い終い眠りて先祖たちと共に置かれかつ
朽腐に帰したし!
(勝呂)朽腐に帰せざらむべし!
(しえみ)ニーちゃん。虫よけのルーを出して!
(ニーちゃん)ニーー!
(しえみ)あっ!
ビリッ
(ニーちゃん)ニー! ニー ニー
ニーちゃん!
はっ!
・きゃあ~~!
(燐)あっ しえみ?
しえみ! どうした!?
あっ
はぁ はぁ はぁ はぁ
あっ しえみ! どけ。こらっ!
しえみ しえみ!
あっ!
うせろ!
ボウッ!
♪~
あっ。やばっ!
≪落ち着け 落ち着け 落ち着け 落ち着け 落ち着け 落ち着け≫
(虫豸たち)カミノホノオ カミノホノオ
♪~
≪ばかだ。またやっちまった≫
≪炎を使うことが完全に癖になっちまってる≫
・ガサッ
ん?
(勝呂)お前。 なんや? 今のは。
あっ。
・・・ばれました?ばかですから。あ菅ですから
≪見られた?≫
(勝呂)大丈夫か? 杜山さんは。
あっ。
うっ。ああ。たぶん。
気 失ってるけど。
(勝呂)おい。さっさとライト消せ。蛾は光に集まってきとるんや。
・・・下等な人種のコンビニのライトにひかれます。
ああ。そうか。
カチッ(スイッチの音)
≪ひょっとして見てない?≫
(勝呂)それはそうと今の青い光なんやったん?
うっ。
(勝呂)急に光ったからまぶしゅうてよう見えんかった。
さ さあ。 俺もよく見えなかった。
たぶん。あれだ。あれ! あれ?
なんだ? あれって ははははっ。
≪よかった。炎出したとこまでは見られなかったみてぇだ≫
つうか。お前は何しに来たんだよ。
何て、助けに来たんやろ。
お前、助け合いはなしとか。
やかましい!
あないな悲鳴 聞いたら、ほっとかれへんやろ。
はははっ。まあ。しえみは大丈夫みてぇだし。
ここは俺に任せて先に行けよ。
(勝呂)任せてって。お前は?
キャンプ場にこいつ預けてくる。そんでまた引き返すよ。
ちっ。お前なぁ。
(しえみ)燐?
しえみ!
(しえみ)ニーちゃん! ニ ニーちゃん。
(勝呂)落ち着けや。魔法円 描いた紙があればおんなじ使い魔 出せるやろ。
(しえみ)あっ。そっか!
あれ? 荷物 少なくなってる。
襲われたとき落ちたのかな。
なんか大きな蛾みたいだった。
ガサッ ガサッ
くっ!伏せろ!
キーン!
くっ!
ん?
(勝呂)志摩!
(志摩)坊。あれ? みんな。こないなとこで何してはるの?
お前こそ どないしたんや!? つうか。ライト消せ!
あっ。
カチッ
(志摩)いや~。大量の蛾が俺の全身包み込んでそれからの記憶が。
(勝呂)相変わらずやなぁ~。
(勝呂)ん?
(志摩)あっ。俺も。
(勝呂)ん?子猫丸や。堤灯 見つけたて!
あっ。
一人じゃあかん。協力要請や。
。。。
(シュラ)ふふっ。ははははっ。ほら見ろあいつ。開始10分とたたずに力
使ったぞ。
まっ。この暗闇じゃ。逆に目くらましになるから大丈夫だろ。
兄の能力を隠し通すのに限界を感じる。
(シュラ)にゃはははっ。何 老けたこと言ってんだ。
んん。 だいたいシュラさんはどういうつもりなんですか?
ヴァチカンに報告もせず、こんな所で油 売って。
んんっ んんっ んんっ ぶは~っ!
現状保留。あいつに剣を教えることにしたの。
ほ 本当ですか!? どうして。
あいつ、私にパラディンになるってほざいたんだぞ。
にゃはははっ。
ああ~。
大志を抱く少年は嫌いじゃないんだぁ~。獅郎に頼まれたときは
冗談じゃないと思ったけどな。
父さんが。
気に食わないが。燐を鍛えるやり方に関してはヤツに賛成かもな。
(アマイモン)あの女、僕たちの存在に気付いている。生意気な。
・・・悪魔君みたい?
(メフィスト)アマイモン!この森の主に挨拶は済ませたのか?
(アマイモン)はい。同胞をたくさん殺されているので協力的です。
(メフィスト)今回は私も観覧させてもらうとしよう。
(アマイモン)倶利加羅はあの女が隠してしまっているし。
どうやってあいつをキレさせよっかなぁ~。
(メフィスト)おい。やる気満々なのはいいが。
今回は私の言うとおりに動けよ。
カリッ カリッ
(メフィスト)ちっ。聞いてないな。こいつ。
(3人)ああ~。
(志摩)あっ。ああ。こら 確かに一人では運ばれへんわ。
これ 提灯か? でけぇよ。
(しえみ)石灯籠かな。
(勝呂)化燈籠や。
(2人)あっ。
(勝呂)夜間、人が火をともすのを待ち構え火がともると動きだし
生き物を食って燃料にする。特に女が好物。
(しえみ)えっ。
(勝呂)燃料が尽きるか 朝になると動かなくなるいう悪魔や。
(三輪)これ見て。なんや僕らの解釈間違うてたんやないかな思て。
(勝呂)ああ。この訓練みんなで協力せなあかんわ。
(志摩)あれ? 坊。助け合いはなしや言うてはったのに。
(勝呂)じ 実戦の参加資格 3枠に惑わされたんや。
(三輪)確かに 先生 3人とは言うてはらへんかったですもんね。
(勝呂)とにかく全員でかかろうや。誰か神木と宝のアドレス知っとるヤツおるか?
(4人)ううん。
(志摩)俺は出雲ちゃんに何度も聞いて断られてます。
(燐・勝呂)えっ。
(三輪)あの~。僕、とりあえずこの五人で運ぶフォーメーションを考えました。
♪~
。。。子猫丸フォーメーション
♪~
火ぃつけたときに動きださへんようこうして封印します。
対応した経は完全に暗唱している坊に唱え続けてもらいます。
(勝呂)稽首正無動。
火ぃつける前に化燈籠の餌として虫豸を集めます。
火ぃが消えへんよう常に餌が必要なんで。これは杜山さんが。
(志摩)うわっ。来た。来た!
(三輪)集団で襲ってくる虫豸から僕と志摩さんの二人でガードします。
最後に。
んん! ぬぅ~!
(三輪)いちばん馬力のある人がリヤカーを引きます。
(しえみ)燐 すご~い!
(志摩)奥村君てどこの星の人なんやろ。 ・・・悪魔
行くぞ こらぁ~~!
ヒュ~ パン!(花火の音)
(シュラ)んにゃ?
もうギブアップか早いな。
(シュラ)お前が回収に行けよ。
ん?
いいですけどちゃんと起きててくださいよ。
えいっ! 誰やろ?神木さんか宝君か。
あっ。んん~!
ドシン!
(勝呂)示現迦楼炎。
(三輪)どないしたんです?
おい! これどうすんだ?
。。。橋が。
(2人)ああ。
(志摩)うわぁ~~ し 下!ぎょうさんおる~! ん?
♪~
(志摩)も もうあかん。失禁したろうか。はははっ。
いっそ しちまえば。すっきりすんじゃねぇの?
(三輪)奥村君 益体もないこと言うたらあかんよ。失禁だけに
したらすべてを失うんや。
(志摩)坊!
(勝呂)世世不忘失。
(志摩)ええ~っ! 何してはるんですか?
(三輪)カーンの種子字ここにも何か封印されてますね。
みんな 気をつけて。
(勝呂)唯 願 遍 法 界
。。。手書きで指示する勝呂。
どうやって?
(三輪)なるほどなんとなく分かりました。
。。。図解。
えっ?
先に子猫丸と俺がリヤカーを向こう岸へ移動。
虫沼は浅いから歩ける!?
(三輪)向こう岸で僕が札を持って待機。こっちでは志摩さんが
杜山さんを肩車して待機。
(志摩)坊が札 剥がして、化燈籠を解き放つ。
そして 俺が杜山さんを担いで向こう岸まで猛ダッシュ!?
(三輪)そしたら、好物の女 杜山さんを追って化燈籠が移動。
そこを僕が札を貼って封印するんですね。
勝呂 絵 超うめぇな!
(志摩)ははははっ。
俺に虫沼につかれ言うんですかぁ?
しかも杜山さんの太ももに挟まれて。
往生しますよ。
(三輪)志摩さんは少し煩悩を断った方がええよ。
(志摩)子猫さんまでひどい!
どっちも俺が運ぶよ。めんどくせぇ!
ちゃ、ちゃんとつかまってろ。
(しえみ)う うん。
きゃあ~ うわぁ。高い~!
痛てててっ!
んん! 気をつけろ!
(しえみ)ご ごめんね。
ブチ ブチ ブチ(虫を踏む音)
ひぃ~! ブチ ブチ ブチて。
こっちはオッケーです。
こっちもいいぞ。
(勝呂)よし。行け!
♪~
。。。追うバカ悪魔。
(化燈籠)ウボォー! ボォーー!!
気付いた!
ボォーー!
(しえみ)こっちだよ~!
何 呼んでんだ!
ボォー! ボォー!
はぁ はぁ はぁ はぁ。
ボォーー!
。。。しえみを投げる燐
でやぁ~~!!
(しえみ)あっ!
ドシン!
(三輪)えいっ!カーン!
稽首正無動尊秘密駝羅尼経。
(2人)やった!
燐。やったよ!
はぁ はぁ はぁ はははっ。
(志摩)奥村君。はよ。かまり。
大丈夫 大丈夫。
。。。柱に手をやる
はぁ。いや~ これでひと安心だな。
ギギィー
(志摩)あっ。
ミシ ミシ ミシ
ああ~。
バシャーン!
。。。封印が解ける。
あっ!
(しえみ)燐 後ろ!
えっ?
♪~
。。。捕まる蛾の悪魔に
うわぁ~~~!
♪~
・・・ちゅうちゅうされます?
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