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三国演義 第21話 赤壁・孔明の舌戦 の感想 [三国演義]

。。。こうして。すでにじ?ん党の時代も終わった。
   別の人物によって翻弄され、のっとられ、党名が変わる。
   先の話のこと。。。。


<諸葛亮は、曹操に降伏を唱える孫権軍参謀と会うため魯粛とともに議事堂へと向かった>

(議論する声)
(足音)
(一同)おお…
(魯粛)おのおのがた。この方が劉備さまの軍師諸葛亮孔明。人呼んで臥龍先生でございます
(孔明)孔明でございます
フン
さあ。どうぞこちらへ
♪~

早速ですが諸葛亮どのはご自分を歴史に名を残した管仲や楽毅になぞられておられたとか
(わらい声)
(孔明)そういうこともありました
劉備どのは少し前までは領地を持っておられましたが。
先生が軍師になられてからはそれさえ失ってしまった
伺いますが 管仲や楽毅がそんな失策をしますか?
(わらい声)
(孔明)閣下は孫権どのの幕下で第一の参謀 張昭どのですな?
フン
(孔明)韓信が高祖皇帝を補佐していた時でさえ幾度も項羽に敗れました
しかし最後には西楚の覇王といわれた項羽を自決に追い込んだのです
閣下は江東第一の参謀といわれるぐらいですからご存じのはず
あなたのおっしゃることはこじつけだ!
曹操の軍勢は100万抵抗できるわけがない!
(孔明)ハハハ…連中は烏合の衆にすぎません
先生は神のごとき戦略家でありながら曹操に完膚なきにまで叩かれこの江東に救援を求めに来られた
曹操軍が烏合の衆なら劉備軍は何なのです!
(孔明)我が軍の兵は精鋭なれどわずか数千
これで どうやって曹操軍と戦うことができましょう
う…
(孔明)江東は兵も食料も多く長江という防壁もある
なのにあなた方は主に投降を勧めている
(どよめき)
(孔明)こちらには豪傑が多いと聞いていましたが見ると聞くでは大違い
はっ!…ゴホッ ゴホッ ゴホッ…
諸葛亮どの!曹操は国を私物化する逆賊ですが。漢の宰相 曹参の子孫です
しかし劉備どのはどうです?
むしろやわらじを売っていた男が皇帝の親戚を名乗るとは!
(孔明)曹操の先祖がいかような者であれ今していることはまさしく国を裏切る行為です
一方 劉備さまが皇帝の叔父であることは陛下も認められました
うっ…
(孔明)初代皇帝 高祖でさえ。挙兵前は小さな町の役人だったことを思えば
劉備さまがわらじを売っていたことは恥ずべきことではありません
我々が議論しているのは天下の大事
子どものような浅はかな物言いは慎んで…いただきたい!
諸葛亮どの!
・・・口では勝てない
諸葛亮どの!
・・・口では勝てない。今のじ?ん党
♪~

そこまでだ!
(どよめき)
ん?
お前たちこれが客人に対するやり方か!
先生。これ以上道理のわからぬ者どもに付き合う必要はありません
どうか わが殿にお会いください
(孔明)うむ


(魯粛)《殿には曹操の兵力のことは言わないでいただきたいのですが》
(孔明)《なぜです?》
(黄蓋)《曹操が兵を起こしてから殿は毎日 悩んでおられる》
(黄蓋)《もし曹操に100万の軍勢があると知ったら殿は…》
(諸葛亮)《わかりました》


(魯粛)殿。諸葛亮先生をお連れしました
(孫権)おお。来てくれたか
遠路はるばるご苦労であった先生。あなたなら、ご存じであろう
曹操の兵力がどれくらいか
(孔明)兵力はおよそ100万です
(2人)あっ!
(孫権)100万だと!?
(孔明)早く曹操軍に投降なされませ。
江東の民に 戦火の苦しみを味わわせる前に
では なにゆえに劉備どのには そう勧めないのだ?
(孔明)わが主 劉備は漢王室の末裔です
なにゆえに逆賊に屈することがありえましょうか?
(孫権)なに!?この私なら投降しても構わんというのか!
ふん!
殿!お待ちください!殿!
ああ…
(魯粛)先生!なぜあんな無茶を言うんです!
(孔明)曹操を破る策はすでにあります
…が 孫権さまにはそれを聞く余裕がないようです
(魯粛)え?


(魯粛)殿。どうか気をお静めください
臥龍先生の名は偽りではありません
(孫権)臥龍が聞いてあきれる!私に投降を勧めるとは!
あっ…
(魯粛)殿!
ん?
(魯粛)先生は どうやら曹操軍をたおす策を お持ちのようです
    もう一度話し合ってみてください
(孫権)う~ん…
・・・釈迦の上の猿の孫権



(孫権)さきほどは失礼を
(孔明)いえ。必ずお戻りになると思っておりました
(孫権)なぜ。そう思ったのです?ん…?
(諸葛亮)さきほどのご様子をみて、
孫権さまは我が主同様曹操には屈服なさらない方だとわかったのです
(孫権)先生。ぜひ お教えを!
(孔明)うむ…
曹操軍は大軍とはいえ長い距離を行軍してくるのです。
人も馬も疲れきっています。
(孫権)それはわかっています
ですが…我々の兵力は曹操軍の10分の1
それで一体どうやって戦ったらよいのです
(孔明)ははははははは!
ん?
(孔明)はははは…お忘れですか?
曹操軍は北方の兵士で皆泳げません。
(孫権)そうだ!それは曹操軍の致命的な弱点だ!
しかし、曹操は荊州の水軍を手に入れた
(孔明)力で屈服させただけで服従しているわけではありますまい。
孫権さまがわが主と協力なさるなら、きっと曹操に勝つことができましょう。
(黄蓋/魯粛)おお…!
(ためいき)
あっ…
(孔明)将軍。兄上孫策さまのご遺言をお忘れですか?
はっ!?
「内政は張昭に問え外交で迷ったら…そのときは周瑜に聞け」
うむ!周瑜に会わねばならんな。すぐ、は陽湖に人をやるのだ!
御意!
♪~



その夜、兄と会う孔明
あっ
(諸葛亮)兄上!お久しゅうございます。
お前が来ていると聞いて驚いた。なぜすぐに会いに来なかったのだ
(孔明)江東へは公務で来ております。私事はあとにするつもりでした。
ふむ…よかろう


・・・反戦派が、孫権に
(ロウソクをともす音)
(孫権)諸葛亮が言ったことを魯粛から聞いたか?
いえ。何も。
ですが、諸葛亮が殿に何を言ったのかはわかっております
(孫権)ん?
彼は我々の力を借りて劉備を助けたいだけです。
(孫権)とはいえ、この国を曹操にゆだねることなどできん。
私は殿の父上や兄上の時代からずっとお仕えしており。
殿のお気持ちはよくわかります
しかし曹操が挙兵したのは劉備を討つためで殿のほうから手を出さなければ
曹操とて江東を攻めることはしないはずです。
殿!諸葛亮にだまされてはなりませんぞ!


。。。周瑜、帰還する。
お帰りなさいませ
♪~

あっ… あっ!!シー!
(周瑜)小喬
あ。周瑜さま!お帰りなさいませ。
(周瑜)こんな遅くにまだ起きていたのか
きっと今夜のうちにお帰りになると思ってお待ちしておりました。
周瑜さまは虎のように素早いお方ですから
(周瑜)…やはり私のことをよくわかっているな
う。
(周瑜)毎日。誰も彼もが臥龍がどうのこうのともう耳にタコができそうだ
そこでついに私の出番というわけだ
うん。


トリャッ
トリャッ ハッ
♪~
(魯粛)ん!?黄蓋どの どうしたのですこんなに早く
(黄蓋)周瑜将軍が話したいそうだ
(魯粛)将軍が帰られているのですか!?
(黄蓋)私は曹操との交戦派を代表してもう会ってきた
将軍は理解してくださりあなたに諸葛亮どのを連れて来てほしいとのことだ
(魯粛)わかりました。今すぐに先生を迎えに行きましょう



魯粛さまと諸葛亮さまがお見えです
(周瑜)では西の部屋に通しお待ちいただけ
ハッ
周瑜どの諸葛亮は弁が立ちますから決してだまされてはなりませぬぞ
(周瑜)私は皆さんの考えに賛成です。曹操に対抗するなど自殺行為です。
ご安心ください。殿にお会いしたら必ず和議をお勧めします
諸葛亮になどだまされはしません
頼みますぞ!


(周瑜)お待たせいたしました
(魯粛)こちらが臥龍先生こと諸葛亮どのです
孔明でございます。
周瑜です。お噂はかねがね
恐れ入ります…
(魯粛)張昭が和議を勧めに来ましたが…
(周瑜)うむ。しかし彼らの言うことにも理がある
曹操と戦うのは自殺行為だ
(魯粛)しかし黄蓋どのには交戦と言ったのでしょう?
殿はすべてあなたの言うとおりにするとおっしゃっています
(周瑜)我々の今の力で曹操に対抗しても卵で石を打つようなもの
ここは殿に和議のための使いを出していただくべきではないのか?
(魯粛)ああ。将軍なぜ苦労して我々のものにした この江東をあっさり他人にくれてやらねばならんのです!!
(周瑜)負けると決まっている戦いだ。
(魯粛)いいや。あなたの武勇と江東の堅固な地勢を生かせば曹操を撃退できないとも限りませんぞ
(孔明)ハハハハ…
(周瑜)先生は私のいうことが間違いだと言われるのか!
(孔明)そうではありません。魯粛どのには今なすべきことがわかっておられないと思いまして
(魯粛)私が!?
(孔明)曹操は用兵に優れ天下無敵の勢い。周瑜将軍のお考えに賛成です。
しかし曹操に江東を明け渡さずにすむ計略があるのです
(周瑜)どんな計略です!
(孔明)…ただ小舟を1艘用意して2人の女性を献上するだけのことです
(魯粛)2人の女性!?
(周瑜)それは誰だ!

(孔明)かつて曹操がショウ河のほとりに銅雀台というものを造り
天下の美女を集めたと聞きました。
ある日 曹操は台にあがって詩を吟じましたが
その中に「東南から二喬を奪いここで朝夕共に楽しみたい」という句が…
どうやら、その二喬というのは大喬と小喬のことで絶世の美女らしいのです。
(魯粛)えっ!?あっ
(周瑜)ウ~。曹操の色ボケじじいめ!絶対に殺してやるからな!
馬を引け!すぐに殿にお会いする!
(魯粛)ああ
(孔明)さきほどまでは和議を唱えておられた周瑜将軍がなぜ急に曹操と戦うと言い出されたのですか
(魯粛)先生は、ご存じないのですか?大喬は亡き孫策将軍の夫人。
小喬は周瑜将軍の夫人です。
(孔明)そうだったのですか!?
申し訳ありません!存じあげなかったのです
・・・嘘ですね。おとぼけ孔明。火をつけました!うっふふふ。


殿。これは曹操からの挑戦状です。
3日以内にご返答なさらないと。
周瑜将軍は殿が講和をお選びになるよう願うと。
でたらめだ!周瑜将軍ははっきりと曹操と戦うと言ったぞ。
(孫権)はぁ…。
(周瑜)殿。参りました!
(孫権)おお。待ちかねておったぞ
(周瑜)殿は、まだ決めかねておられるのですか?
(孫権)あっ。い、いや。私は…
・・・優柔不断な孫権。

(周瑜)…殿 その書状はどうか焼き捨ててください
このわたくしが曹操と戦います!
(孫権)あっ。よくぞ言った。周瑜!
(気合)ハ!
(孫権)今後、誰であろうと投降を口にする者はこうなるぞ!
(一同)御意!!
(孫権)周瑜!
(周瑜)ハッ
(孫権)本日より、お前を大都督に任じ即刻出兵を命じる
全軍で曹操を討て!
(周瑜)…心得ました!


(周瑜)先生。私はこれから軍勢を指揮します。
夜になったらまた作戦を授けにおいでください。
(孔明)恐れ入ります…ですが、今一度、孫権さまにお会いなされませ。
(周瑜)殿に!?
(孔明)まだ…心に迷いがあるご様子。
大都督の激励が必要です。


(周瑜)殿!
(孫権)ああ。周瑜!
(周瑜)殿は曹操軍の数が我々より、ずっと多いことをご心配なさっているのですね。
(孫権)君だけは私の心の中を本当にわかってくれるのだな
(周瑜)殿。曹操軍は実際のところ15~16万にすぎません。
それに劉表の7~8万を加えても二十数万
しかも長い行軍の後で疲れ果てているはずです。
そこに私が5万を率いて行けば一気呵成に曹操軍を殲滅することができます!
(孫権)ああ。周瑜…君がそう言ってくれれば私は安心だ!
(周瑜)《殿は迷っておられたそれを見抜いていたとは…》
《諸葛亮なんと恐ろしい男だ…》
・・・なんでも知ってるよ。



(雨の音)
(魯粛)お呼びですか?
(周瑜)諸葛亮をどう思うかね?
(魯粛)得がたい人材です。
(周瑜)彼を…始末しようと思う
(魯粛)始末する?それは一体なぜですか!?
我々は曹操をまだ倒してもいないのですぞ
(周瑜)フン!ヤツを生かしておけば、将来確実に我々の敵になる
(魯粛)彼の兄 諸葛瑾がいるではありませんか。
兄に説得させ諸葛亮を服従させましょう…我々に。
(周瑜)よかろう…それでは君が諸葛瑾に頼んでくれ。
(魯粛)ハッ
。。。はいってくる小喬
…聞いていたのだな
(小喬)はい
(周瑜)私の考えに道理があると思うか?
…これは本来私が口を出すことではありません
…でも
(周瑜)でも何だ?
魯粛さまのおっしゃることに道理があると思います。
なぜならば…人として生きるなら広い心を持つことが必要です。
(周瑜)…これは江東の行く末を考えてのことだ
…以前のあなたはそんなでは ありませんでした。
もっと…自信をお持ちください。
(周瑜)はあ
・・・命短し周瑜。秀吉の半兵衞と同じ。
   もっとおおらかにしなさいちゅうごく。


「春秋」とは珍しいな
(孔明)兄上!
兵法書ばかり読んでいたお前がどうしたのだ。
(孔明)…劉備さまのもとでよく関羽どのと話をします
その影響を受け 「春秋」の大義を学ぶようになりました
なるほど…
(孔明)関羽どのの単騎千里の話は?
もちろん知っている関羽どのは忠義の武将
(孔明)では。なぜ私を説得に?
どうして、それを!?
…孔明。私はお前の気持ちはよく分かっているつもりだ
分かっているが。ただ…
(孔明)兄上 劉備さまは漢王室の末裔王室の後継者です
兄上こそ、こちらへいらっしゃれば…
…お前が江東へ行かないのも私が荊州へ行かないのも同じ
お互い融通のきかない人間だ
(孔明)しかし、もう選んでしまったのです
この道を進んで行くしかありません


。。。朝
(周瑜)どうです。承知してくれましたか?
(諸葛瑾)承知どころか、弟は私に一緒に劉備のために働こうと申しました
(周瑜)では仕方ありません。理やりもいだ瓜は甘くないといいますから…
(周瑜)《やはり始末してしまわなければ…》
《諸葛亮はいずれ呉の国の災いとなる…》



次回「赤壁・周瑜の陰謀」
・・・現在風にはかきのたねの陰謀。やまいでにしますかきのたね。じ?ん党
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