シドニアの騎士第九惑星戦役 #08 任務

（長道）「重要文化財調査」？あ。あの。一体これは。
（ユレ）つべこべ言わない！もし期限内に任務を遂行できなかったら起爆させてやる。
（長道）ええっ!?



・（科戸瀬イザナ）あんな景勝地で任務があるわけないじゃないか。
遊びに誘いたいなら、そう言えばいいのに。

（長道）遊びなんかじゃない！俺は真剣なんだ。
イザナ。この任務一緒に引き受けてくれ！

（纈）≪谷風さんが真剣にイザナさんを一泊旅行に誘った。しかも千秋郷≫

。。。扉の音）
（２人）うっ。

うわぁ。
すごい！

これが千秋郷。

来て長道！
あっ。

ほら、近くで見るともっときれいだよ。

。。。近い顔
あっ。長道？
うん。

。。手を繋ぐ
イイザナ。
な長道。

・・・ユレの計画成功



。。。船の修繕
（弦打）ふぅ。しかし　だいぶ塞がってきたなぁ。
あっ。
あれ？　つむぎちゃん今日は一人？
彼氏はどうしたの？

（つむぎ）ん。

（弦打）一人で寂しいときはいつでも俺が掌位してやるぜ。
（サマリ）弦打お前はほんとに下品だな。

（サマリ）つむぎ駄目だからねこんなの相手にしちゃ。

（弦打）ん？　おっ？
（つむぎ）私と飛んでみますか？

（操縦士）ヒュ～ヒュ～！
（操縦士・通信）熱いねぇ！

（弦打）お手柔らかに頼むぜ。
（つむぎ）しっかりつかんでてくださいね。
（弦打）分かってるって。

。。。早さについて行けない
　　　残念もの。
　　　気絶もの。
。
（つむぎ）お疲れさまでした！


（操縦士）だ大丈夫か!?
（操縦士）弦打！

（弦打）あぁああっ。



。。。手を繋いで
な。長道。
ちょ調査は？
あっ。そそうだ！

よし。

ここは　シドニア随一の桜の名所なんだ。
へえ。っと。手摺の状態に問題なし。
花もきれいっと。
次はあっちか。
ふふふ。
もういいよ。調査のふりなんてしなくても。
床接合部よし！
ふふふ。もう。


。。。つむぎに
あっ。はい。
（纈）つむぎ。千秋郷への潜入方法が分かったわよ。
地図を送ったわ。やってほしいことも書いてある。
なんとしても、千秋郷で二人っきりにはさせておかないわよ！
はい！

（海蘊）つむぎ何をしてますの？今日は定期保守点検の日ですよ。
あ。あ。はい。




。。。あの２人
寝具異常なし。
な　なんで、そんなとこ調べてるんだよ。
次は防護扉の確認か。

っと。まずはこれ。

えっ!?な、何!?



。。。点検？
う～ん。う～ん。
ああの。まだなんですか？
じっとしてないと終わりませんよ。
んん　んん！



（纈）はあ。遅いわねつむぎ。
何してるのよ。



。。。スイッチ
で、あっこれか。
（２人）あっ。

。。。開く外のあれ。
うわぁ！
ああ！

。。。星空
ずっと見てたいね。
あっ。しまった！調査しないと。

あっ。
ふふふっ。ふぅ。

防護扉動作不良なしっと。
次の作業工程は「明日の１０００まで、千秋郷に待機」。
・・・予定表。旅の詩織
ここにいればいいってことか。
えっ。それだけ？
どうしようか。

えっ？ん。
どどうしようってそんなの僕分からないよ。
ん？うわ！
えっ？
この池無重力なのに水が飛び出してない！
それは池じゃないよ。

は？
ほんとだお湯だ。
無重力対応風呂っていうんだ。僕も見るのは初めてだよ。
とってもぜいたくなものなんだ。
へえ。
入ってみようよ。
えっ？
。。。思い返すイザナ？長道？。あの触れられたときのこと。もまれた？


あっ。えっとそうだ！
今度、つむぎも連れてきてやりたいな。
あいつ風呂が好きだし。

んん！

ええっと。あ。星きれいだな。

長道。
ん？あっ！
そのお風呂一緒に入ろうよ。
ええっ!?　あっ。

あっ。うっうっうわぁ！
あっ。
。。。長道が手放すチェック表
ぐっ！

ん？あっ。
この字おばあちゃんの。

あ。
は！
なんだよこれ？

痛い！痛たたたっ！
全部　おばあちゃんの仕込みだったの？
あっ！いやこれは。
ひどいよ！

。。。出て行ってしまうイザナ

イザナ！
ちょっと待って！

もういいから！
。。。ケンカに。痴話げんか。


危ないってイザナ！　ちょちょっと待って！
話を聞いて！あっ。
長道は僕のことなんてどうでもいいんでしょ!?
あっ。どう・・・


。。。つぐみと纈が、のぞき。
（２人）あぁああ。



（纈）まだ起きていたの？
あ。はい。
（纈）よく考えたら、二人っきりで外泊するからって何か起こると決まってるわけじゃないじゃない。
そもそも谷風さんとイザナさんは私たちが居候する前から二人で住んでいたんだし。
でも、そのころはイザナさんはまだ女性化してなかったじゃないですか。
（纈）千秋郷に侵入するのを急にやめようって言いだしたのはつむぎでしょ？
もう気にするのはやめて寝なさい！
纈さんこそ気にしてるから、眠れないんじゃないですか？

纈さん。もし私が人間だったら私もあんな所に誘ってもらえたのでしょうか？
つむぎ。
実はあのとき二人の会話が聞こえてしまったんです。

（回想）《長道は僕のことなんて　どうでもいいんでしょ!!》
《あっ。どう》

えっ！それで　谷風さんはなんて答えたの!?
。。。　言えない。

ああ。私やっぱり盗み聞きなんてよくないことですよね。
ごめんなさい。纈さん。忘れてください。
えっ？ええー？



。。。朝。帰ってくる２人
　　　照れる
じゃあ。
うん。




（アナウンサー）本日未明シドニアはレム恒星系に突入しました。これに伴い司令部は厳戒態勢を
強めるとともに戦時下供給統制も強化すると発表しました。

（ララァ）とうとうここまで来たのね。
（ララァ）≪小林これが本当に今シドニアが進むべき道なの？≫
。。。写真




（小林）セブンの入植者どもは？
（落合）依然連絡は　途絶えたままです。おそらくは。
（小林）うむ。ナインはなんとしても我々が手に入れなければならん。



（岐神）まずはここを取れるかが戦局を左右するか。
はい。この惑星は天然の要害として大衆合船との戦闘における重要な拠点となりますわ。
（岐神）ふん。今しばらく時間を稼いでくれよ。小林。



。。。走って。名屋手
ああっ！出来たんですね！

（丹波）ああ。分離した状態でも大気圏に突入できる。惑星ナインの偵察と同時にこの隼風の運用試験もやる予定だ。
（操縦士）まるで奇居子に特攻させるための棺おけね。
（丹波）ああっ!?
（操縦士）ご丁寧に芯の先端には人工カビですって？
代用の利く操縦士はこれに入って大衆合船に突っ込めばいいってわけね。
（隊長）おいよせ！
ごめんな。こいつ今度の偵察任務でちょっと神経質になっちまってんだ。

（操縦士）まあ私が総司令だったとしてもたかが偵察にあそこにある高価な最新鋭機やあなたのような精鋭は
投入しないでしょうけど。

ほら！もう行くぞ。
ふん！シドニアは頼んだわよ英雄様！
はははっ！ははははっ！

んん。
（丹波）気にすんな。エースが葛藤する姿なんて見たくねぇぞ。
はい。


あっ。うわ！
ふふ。ふふふ！　これはなんですか？
ふふ。うふふふ！
ふふふ。納豆っていうんだよ。

。。。電話
あっ。
司令部？

（２人）あっ。

はい。科戸瀬です。
えっ？
はい。
はい。分かりました。


。。。
（纈）はぁ。


（長道）イザナ？
明日の偵察任務に当たるはずの人が任務を放棄して逮捕されたって。
繰り上がりで僕が行くことになった。

（２人）えっ！



（整備士）第二種兵装への換装　時間かけ過ぎだぞ！偵察任務でも実戦なんだからな！

（佐々木）そこ急いで！絶対にぶつけんじゃないわよ！
（整備士）４番と５番作業台早く下げろ！移送の邪魔だよ！

（丹波）準慣性制御機構の最終点検を怠るなよ。

（管制官）出撃仕様点検　第二種兵装への換装確認。出撃仕様適合確認後ｍ操縦士搭乗せよ。

（纈）偵察隊は隼風との機体連結後直ちに惑星ナインに向かいこちら側から観測不能だった領域を偵察。
速やかにシドニアに帰艦せよ。

（隊長）了解！偵察部隊出撃準備完了。

（纈）作戦開始！

（管制官）惑星ナイン偵察部隊出撃完了。続いて隼風射出準備。
（管制官）　偵察隊掌位体勢に移行。



（隊長）このまま隊形を維持しろ。

了解！
（操縦士たち・通信）了解！


（管制官）機関噴射防護隔壁閉鎖準備よし。
（管制官）中央射出口全隔壁開放。
（管制官）駐座懸架装置固定。　射出口進路確保。
（管制官）高速自立支援装甲隼風出撃準備完了！

（纈）隼風射出！


。。。出撃
（隊長）科戸瀬中に寄り過ぎだ。
（通信）あっ。はい。

（管制官）掌位体勢を維持。飛行速度同期。

（隊長）来るぞ！

（管制官）隼風連結許容速度へ減速。間もなく接触点。


（技師）偵察部隊と針路同期。
（佐々木）慎重にね。
（技師）相対速度微弱。隼風装甲展開。


。。。連結

（管制官）偵察隊と隼風飛行速度同期。連結開始。

（イザナ）はぁはぁ。

（隊長）そうだ。ゆっくり近づけ。

（管制官）偵察隊　掌位体勢のまま隼風に接近。

（隊長）機体連結成功。

連結成功しました。
（佐々木）はぁ。　・・・安堵

（隊長）　針路惑星ナイン。出力最大！

。。。早い


。。谷風がもんもん
んん。はぁんん。
（弦打）落ち着けよ。谷風。
（サマリ）控えは初めてか？
はい。

（勢威）気持ちは分かるがお前がここで気をもんでも状況は変わらん。少し散歩でもしてこい。
あぁ。


。。。つむぎは見ている。イザナらの偵察
つむぎ。
あっ。谷風さん。
私。イザナさんが心配で心配で。
俺もだよ。一緒に行ってやりたかった。

う。ううっ。
あっ。



。。。星が見える
（隊長）偵察隊より司令本部へ。間もなく惑星ナインの裏側へ侵入する。
（纈）了解。奇居子は隠れるのが上手よ。気をつけて。


（隊長）リングの横を通過中。現在まで異常なし。科戸瀬。新しいレーダーには何か反応はあったか？
いいえ。こちらも異常ありません。

（操縦士）遠くからはあんなにきれいだったのに近くで見るとただの汚い岩ね。
陰から今にも奇居子が飛び出してきそうだし落ち着かないわ。

（操縦士）リングにばっかり　気を取られてるなよ。もうすぐナインとの最接近点だ。


はぁ。
。。。南濃・
あっ！今のは!?
うっ！目。目が。
（隊長）科戸瀬どうした!?
（佐々木）イザナ君ゆっくり意識をレーダーに戻すのよ。慌てないで。
は。はい。

はあ。はあ。はあ。

。。。
あっ。
はっ。これは。
針路前方もやのような。

（隊長）もや？何も見えんぞ。
ヘイグス粒子砲を撃ってみる。

。。。試し。

当たった？

んん。

。。。警報
何かあるぞ！

。。。やってくる。それｓ。


う。！
（隊長）なんだこれは!?


不可視化した奇居子です！
（隊長）くそ。回避するぞ！
（操縦士）大きすぎます！回避は間に合いません！
（操縦士）このまま突っ込めば、貫通できるかも。

（纈）偵察隊隼風を破棄。回避して。
（隊長）了解！全機分離！
（操縦士たち）了解！

。。。破棄。それが前に当たる

（佐々木）芯が貫通できずに壊れた。
ただの胞衣じゃないわ。


やだ！この膜どんどん大きくなって。
。。。いただきと

（隊長）くっ！

あっ！
きゃあ～～！


。。。見ているつむぎと長道
あっ！
あっ！
イザナ。



（イザナ）くっううっ！
。。。逃避。