血界戦線 第１話 魔封街結社 の感想

おサルがメイン。レオとライブラリの出会い。
？で妹さんはどうやって読んだ手紙？
大変な霧で覆われた町。異界と通じた町。。。開城でなくて。


「ハロー ミシェーラ 元気ですか？
兄ちゃんは 元気です。
兄ちゃんが この街に来てもう半年が過ぎた。
この半年はなんだかすごく長かったような
短かったような自分でも不思議な感じだ。
今更 手紙なんて僕もてれくさいし
君も驚ているかもしれない。
別に かあったわけじゃない
ただ 君に どうしても伝えたいことがあって
自然と 筆を執った。
それだけのことだ」。
はぁ。

「ここは相変わらずゴチャゴチャで ドタバタで
異常が日常の せわしない街だ。
僕はなんとか生き長らえて
最低で最高な日々を過ごしている。
一年前 君と別れたとき。
僕は自分のことを世界にとって
ほとんど意味のない存在だと思っていた。
無力で理想ばかり抱えた
どこにでもいるただのチビだってね。
今も大して 変わっちゃいないが
でも たまに少しだけ
そんなことないような気がするときもある。
今日は僕がそんなふうに
思えるようになるまでの話をしたい。
僕がこの街で何を見て 何を思い
どんな人たちに出会ったか。
それを 君に伝えたい」。
♪～

「少し長くなるかもしれないけど
どうか 最後まで聞いてほしい」。
「これは僕と僕に希望を示してくれた
ある人たちの物語」。
♪～
♪～
（心の声）≪この街は 最低だ≫
すべてはたった ひと晩で起こりました！
異世界と 現世が交わる神秘の街ヘルサレムズ・ロット！
≪因縁はつけられ放題≫
≪財布はすられ放題≫
≪バイト代は安いし
人間関係は 築きにくい≫
３年前 ここにはニューヨークがありました！
≪ただでさえ厳しい人生が
ここでは 更に厳しい≫
あの日突如として ゲートが開き
異界の侵食が始まり都市が再構成され
霧の結界が張られました！
そうですねぇ？ グァバラさ～ん！
（グァバラ）は～い！
♪～

≪普通であることが唯一の取り柄である
僕のようなチビには なおさらだ≫

アメリカ政府が事態を察知したときには
すべてが手出しのできない霧のかなただったと。
そうですね？ グァバラさ～ん！
（グァバラ）は～い！
≪異常も慣れてしまえば日常だ≫

（ビビアン）ダイエットブローブソーダお待ち！
♪～

大崩落によって長年空想上の産物とされてきた
異界の存在があるということが明確になりました。
つまりあるということ以外は
何も分かっていないということですね グァバラさん！
（グァバラ）はぁ～い！

≪人生は 厳しい≫
≪こんな生活を始めてはや３週間≫

ドカン！ ドカーン！
うわっ！ うわぁ～！

ううっ！ うっ。

うぅ。

我々の出会いが果たして 双方にとっての
悲劇となるか喜劇となるか
今後の展開に 乞うご期待ですね
グァバラさ～ん！
（グァバラ）は～い！

≪いいかげん 自分の運のなさと
この街の不条理さにも諦めがついてきたところだ≫
うっ！
（ザップ・レンフロ）ごきげんよう
クソ新入り。俺はザップ・レンフロ。
待ち合わせの場所にも来ねぇで
こんな所で 死にかけてやがるたぁいいご身分じゃねぇか。
ふぅ～。

次もお迎えが必要なら
パパかママにでも頼むんだな。

人違い。
ああっ？
あっ いえ その。

ふん。情けねぇ。
お前にライブラが務まんのか？
♪～

≪僕の名前はレオナルド・ウォッチ≫

ライブラ。

≪訳あってこのくそったれな奇跡の街にいる≫
♪～

。。。桐の中


（ビビアン）この前も言ったけどさぁ
お前 ちゃんと 妹さんに連絡 取らなきゃダメだぜ。
はぁ まあ
（ビビアン）なんだ そりゃあ。
はっきりしねぇな～。
あっ ども。
（ビビアン）なんにもなくったって心配してんのが
家族ってもんだからさ。そうだろ？
あはは。ごもっともです。

（ビビアン）はぁ～！ あんた
うちに来るようになってから結構 経つけど
そもそもなんでこんな所に一人で？
観光？ 出稼ぎ？
まあ そうですねぇ。
僕 記者見習いでして 修業に。
グルル～（おなかの音）
♪～

（ビビアン）記者見習いとしてわざわざ こんな所まで
腹を減らしに来るとは
変わってる。そうですか？
別に普通ですよ。

（ビビアン）うちのコーヒーはすきっ腹 膨らますために
おかわり自由なわけじゃねぇぞ！
すみません。
。。。マスターが
（ビビアン）えっ？
♪～

えっ？
（ビビアン）タダじゃねぇぞ。
あとで 皿 洗ってけ。
でも。 悪いです。
こんな 僕なんかに。
（ビビアン）そんなこと言うもんじゃねぇよ。
遠慮と 卑下は全然 違うもんだぜ。
だいたい常連に餓死なんかされたら
こっちが たまんねぇよ。
あはは。
あ。 ありがとうございます。
ブワッ！
♪～

うわぁ!?
こら 待て、猿!!
あっ ああっ！

（ビビアン）なんだ あいつ。
（客）カメラが盗られたところ
見えなかったな。
（客）音速猿さ。
速すぎて人の目じゃ追えねぇんだから。
（ビビアン）ふ～ん。 ん？
でも あの子「猿」って叫んでたよね？

≪その日はすべてが都合のいい偶然の連続だった≫
≪いつものダイナーでいつもの世話焼きな店員と
　偶然 長話をして≫
≪偶然音速猿による スリ被害に遭い
　偶然 いかれた市民の起こした
　強盗騒ぎに巻き込まれ≫

きゃあ～！うわ～！

ボォン！ドカン！ ドカーン！

うわっ！ うわぁ～！
ううっ！ うっ。

うぅ。

≪偶然吹っ飛ばされて 転がった先で≫
うっ！
ごきげんよう。クソ新入り。
俺はザップ・レンフロ。
待ち合わせの場所にも来ねぇで
こんな所で死にかけてやがるとは。
≪僕がここに来た理由≫
≪探し求めていた人たちを
　見つけた≫
ライブラ。


最初は恐れられていたこの街も
今じゃ あらゆる凶悪犯罪者
テロリスト 巨大組織 宗教団体
マフィア 難民各国諜報機関がうようよだ。
ここは今後千年の覇権を
静かに狙い合う場所と言ってもいい。
俺たちゃそういうやばい連中相手に
命 張ってんだ。足手まといは御免だぜ ジョニー。
≪でも だからこそここでならつかめる真実が 必ずある≫
♪～


。。。、向かすアジト
ミシェーラ。
♪～

うっ。
（クラウス・Ｖ・ラインヘルツ）ようこそ、君が新しい同志か。
歓迎しよう。
クラウス・Ｖ・ラインヘルツだ。
彼女は チェイン・皇。
よろしく。ジョニー・ランディス君。
（チェイン）ジョニー・ランディス？そんなわけない。 だって 彼
　さっき 死んだんですよ？
。。。汗汗のレオ

（チェイン）人違いって バカすぎ。
っせぇ！ 旦那だって分かってなかったろうがよ！
（チェイン）ミスタークラウスは いいのよ。
あんたの問題でしょ。
　んだ てめぇ！
やんのか こら！
（チェイン）死ね！
お前もウソついてんじゃねぇよ！
すみません！でも知りたいことが。どうしても知らなきゃならないことがあるんです！
裏の世界に通じている皆さんなら分かると思って。


今男が ポリススーツによって
連行されていきます。


あっ？
（チェイン）さっきの強盗騒ぎ犯人 捕まったのね。

ウウッ
・・・魔人？
キィ～！
うわぁ～！
キィ～！ キィ～～!!
ザァー
（ノイズ）

（フェムト）ははははっ！
なんちゃって！

出た。

（フェムト）諸君！ 私だ！
ヘルサレムズ・ロットを支配する稀代の怪人
堕落王フェムトだよ！

ゴン！

（フェムト）諸君は どうだい最近は。
僕はまったく退屈しているよ。

（拡声器で）それもこれも全部 君たちのせいだぞ！

フェムト）を開けたまま 食べ物が

落ちてくるのを待っているブタどもよ！

むかつくなぁ。

（フェムト）だから 僕はまた
勝手に遊ぶことにしてしまったよ。
ごめんね。ん？

ザシュ！

（フェムト）んん～ 聞こえたかい？
ゲームはもう始まってる！ルールは簡単。
強盗と対になるゲートを探し出し
魔神より先に破壊しろ！
チャンスタイムとして ゲートは数分に 一度必ず 開く。
君らは そのつど起こる真っ二つパーティーを
目印にすればいい。
もし 魔神が先にゲートを見つけてしまったら。
おおう　考えただけでも恐ろしい。
とても口には出せないよ！
じゃあ せいぜい頑張ってね。
人類代表諸君。
ブチッ！

クラウスさん！
てめぇ まさか
堕落王の差し金か？
ち　 違う！
ああっ!?手を放すのだ ザップ。
（チェイン）ちょっとは脳みそ使いなさいよ。
ミスタークラウスが危険を感じてかばったのよ!?
そっか。
ゲートの本体はおそらく。
。。。逃げるサル
（チェイン）待て 猿！

結局 てめぇの持ち込み企画じゃねぇか！
すみません！ ごめんなさい！
知らなかったんです ほんとに！

ああ 元ジョニー・ランディス君。
あっ あぁ。
レオです。 レオナルド・ウォッチ。
ウソをついてすみませんでしたミスタークラウス。
助けていただいてありがとうございます。
君は 見えていたね？
はい
はあ!? さっきの攻撃
俺だって 目の端で捉えるのがやっとだったんだぞ！
君のその目に関係しているのかね？
さっき言っていたどうしても知らなければならないこととは？
ちょうど半年前になります。

（回想）
ボォ（汽笛）

ピピッ（カメラのピント調節音）
（ミシェーラ）お兄ちゃん！ せっかく境界都市まで来てるのに
なんで 私を撮るの？
別にあんな所に興味ないよ
（ミシェーラ）またまた。お兄ちゃんの新聞記者魂は
どうしちゃったのよピピッ
うるさいなぁ。いいからあんまり動くなよ ミシェーラ
僕がかたくなだったのには理由があります。
妹は生まれつき脚を患っていました。
人智を超えた奇跡が起こる街ヘルサレムズ・ロット。
口には出さないものの両親は妹の脚のことを
願わずにはいられなかったことでしょう。
そのすがるような思いが
僕をいらつかせていたのだと思います。
♪～

。。。出て靴る
そんなときでした
そいつが目の前に現れたのは。

選ぶがよい。
見届けるのはどちらだ？


僕らは言外にこうも言ってるのを理解しました。
「見届けぬ者にその視力は必要ない」と。

で見えてるってことは
妹の方を犠牲にしたのか!?この外道！
♪～

うっ ううっ。
うぅ ううっ。 ぐうっ。
動けなかった！
僕は　その間ずっと　 固まって！
僕は　僕は！
卑怯者です!!
うっ　 ううっ


（ミシェーラ）奪うなら私から奪いなさい
奪うなら私から奪いなさい！


うっ！ ううっ。

ドドドドドドッ！

こちらはＨ・Ｌ・Ｐ・Ｄ特殊部隊！
床に伏せ。両手を頭に回し足首を重ねろ！
非常事態により従わねば この場で射殺する！
こちらは Ｈ・Ｌ・Ｐ・Ｄ特殊部隊。

面倒なのが来ちまった。
この騒動 全部こっちにおっかぶせるつもりかぁ？
レオナルド君。
君の能力のこと　その事情
すべて 了解した。
そのうえで私は取り引きを申し出たいのだが
いいかね？
おそらく 今回君の能力は
この局面を左右する鍵になる。
ついては我々に協力してほしい。
力を貸してくれれば
我々も君の目的達成に協力しよう。

それって。
そうだ。
改めて。 ようこそ ライブラへ。
♪～

チッ！
ザップ君 君は手を出すな。
究極の修羅場はここではなくまだ先だ。
力を温存したまえ。

それと 一つだけ認識を改めたまえ レオナルド君。
君は卑怯者ではない。

あっ。

なぜなら君はまだ諦めきれずに
そこに立っているからだ。
光に向かって一歩でも進もうとしているかぎり
人間の魂が真に敗北することなど
断じてない!!
♪～

ブレングリード流血闘術
推して参る！
♪～
１１式！
♪～
旋回式連突!!

征け！
手始めに世界を救うのだ！


（フェムト）ライブラ！まったく律儀な連中だ。
毎度 毎度 飽きもせず
誘えば 必ず乗ってくる。
世界の均衡とやらも結構だが
もっと己の欲望にのみ忠実に生きた方が
愉快だと思わんかね？
堕ちろよ。人間。
♪～


ザップさん！本当に猿を撃っちゃっていいんですか!?
猿ごとゲートを吹っ飛ばすんだよ！
でもあの猿割れてなかったんです！
ああっ!?
強盗と違って猿は割れてませんでした！
んだと～!?


おう。
（チェイン）猿がそっち行ったわ！もうすぐ 次の解放だから
気をつけなさい！

キン！ キン！ キン！

うわぁ
！ドォーン！

ううっ！ うっ。 ううっ。

あっ。

ビビアンさん！
（ビビアン）あっ レオ！
無事だったの。 よかった。
早く逃げな！いつ化け物が襲ってくるか。分かんないよ！
レオ！

あっ。待っててください。 必ず助けます。
約束した皿洗いもまだ していませんからね！

ドスン！

ガキン！

うおっ！

ザップさん!?
よく残ってたな。
逃げたと思ったぜ。
おい 動けるか？はい。
次にゲートが開く前にケリつけんぞ。
俺が足止めするからお前は猿をなんとかしろ。
♪～

ふん 何があったか知らねぇが
覚悟決まってるみたいじゃねぇか。
いい顔になってんぜ。
いくぜ。タイミング 逃すなよ。

斗流血法
刃身ノ壱。

焔丸！
♪～

。。。足止め。
♪～

走れ クソガキ！
♪～

ザシュ！
♪～
。。。高速で斬る。

。。。追ってくるそれ。
≪ダメだ！≫
≪間に合わない！≫
♪～

立ち止まんな クソガキ！
♪～

ドォーン！

俺をなめてっと承知しねぇぞ。
♪～

ボオォー！
♪～

はぁ はぁ はぁ。
≪開くな　開くな 開くな 開くな 開くな！≫
≪見極めるんだ！僕のこの眼で！≫
♪～

。。。目。、見えるのみそれがもと。

プチッ


ぐあぁ。
ああっ!!
なぜだ！なぜ　猿を殺さない！
おかげで 台なしじゃないか！
猿を殺すと同時に結果魔神が合体してしまうという
僕の大爆笑シナリオがぁ！
♪～


（フェムト）あの少年は殺生を嫌って
猿を殺さなかったのか？
この異常都市
ヘルサレムズ・ロットで？
ぐぐっ。
くそっ！普通だ！



（スターフェイズ）「神々の義眼」保有者の少年か。
大丈夫なのかい？
そんなの入れて。
むっ。何かあれば我 全員で対処するのみ。
そっ。



よう レオ。 ご注文は？
ええっと ブレンドコーヒー
あと 皿洗を。
（ビビアン）うやむやにして逃げたと思ったぜ。
あははっ！しませんよ。そんなこと。

ふっ。 見つけた。


（フェムト）やあやあ 諸君！堕落王フェムトが
次回の予告をお送りするぞ。
最初の予告は当然 主人公から始まるものと思っていたろ？
ばかめ！だから 君たちはダメなのさ！
もっと 跳躍のあるポップな発想を心がけたまえよ。
次回 血界戦線
「幻のゴーストワゴンを追え」。
中身は 自分で確かめたまえ。
次も せいぜい 頑張りたまえよ。
人類代表諸君。