SSブログ

絶園のテンペスト 第18話 舞姫 [TVアニメ]

三文芝居に移行中?
それぞれ勝手なことすることに。恋する乙女は予測不明。舞姫。
なにか考えてしまう真広。


♪~
♪~
(羽村)愛花さんだよ。吉野君の彼女。真広君の妹さんじゃないかな?
(左門)不破  愛花が?
(不真広)ありえねぇ。 そりゃそうだったら意外性抜群で面白いだろうけどよ。
(羽村)意外じゃないよ。愛花さんが彼女だったら吉野君は当然 君に隠すだろう?
(真広)どうして当然なんだよ。
(羽村)えっ? だって君どう見たって 愛花さんのこと。
あっ。いや。

(真広)言っただろ、あいつと愛花は。



(葉風)そう。真広の妹とお前は仲が悪かったと聞いている。

(滝川吉野)真広や周りに気付かれないようそうしてたんですよ。
(葉風)あっ。
(心の声)≪そうか。最初に吉野と魔法について話したとき
 真広の妹に生き返ってほしいような口ぶりだった≫
≪それにあの富士での駆け引き≫

(左門)あのとき 滝川吉野は不破愛花の彼氏を知っていると言った。
ふぅ。
自分がその彼氏なら誰か知っているのもうなずける。
(真広)だが 愛花は1年以上前に死んでるんだぞ。
吉野の彼女は今も生きてるんだろ。
(羽村)それって吉野君が言ってるだけで、誰も彼女の声すら聞いたことないよね?

(潤一郎)≪吉野君の彼女が愛花さん≫
≪もし そうなら葉風ちゃんは≫



(葉風)ではとうに私のせいでお前の彼女は死んでいたのか!?
(吉野)葉風さん?
私が お前の彼女を殺してしまっていたのか!?
わ  私は 私はお前にどう許しを請えば!?

愛花ちゃんの死が誰のせいかまだ分かってませんよ。
それを探っている真っ最中でしょう?
それにたとえ はじまりの樹が葉風さんを助けるために愛花ちゃんの死を
誘導していたとしても。それは 葉風さんにもどうにもならなかったことなんですから
罪の意識を感じることはありません。

どうかしている。
えっ?

(葉風)大切なものを不合理に失ったのにお前からは真広のような復讐の意志も
激しい憎しみも怒りすらろくに感じんではないか!
(吉野)葉風さん?
(葉風)お前の心はどうなっている!?
一体 これまでどうやって生きてきた!?

復讐を望んで、激しく憎んで怒り狂って何が変わるんです?
愛花ちゃんが生き返るんですか?
あ?
真広みたいに復讐すれば不合理が正せるなんて僕は信じていません。
では、なぜ富士山麓で私を助けた?
なんの激情もなく世界の命運を左右する流れに自ら身を投じたのか!?

あそこで葉風さんを助けなかったら、愛花ちゃんの死は葉風さんを孤島で絶望させるだけのものに
なってしまう。
彼女の死をそんな悲劇のためのものにしたくなかった。
あっ。

「テンペスト」。
孤島の魔法使いの復讐の物語。
けど最後は皆が幸せになる物語です。
それを言っていた愛花ちゃんを思い出したから僕はあのとき動いたんです。

(葉風)お前も結局は不破愛花のために動いていたのか。
えっ?
お前はずっと耐えていたのか?
不破愛花とのつきあいは真広に 周囲に隠していたのであろう? なら。



(真広)愛花が死んだとき吉野は特に変わりなかった。
学校にも普通に通って墓参りにもついてきた。
つきあってたら、つらすぎて そんなわけにいかないだろ!

。。。。

(羽村)彼、そういうふりができるタイプじゃないかな?
こう言うと怒るかもしれないけど、やっぱりこの状況での真広君と吉野君は異常だよ。
いきなり魔法とか巨大な樹とかの混乱に巻き込まれて、家族とか友達とか
住んでる町とかも失って。
なのにそんなのまったくどうでもいいみたいに見える。
まるでこんなことが起こる前にもっと大事なものをなくして、
とっくに感覚が麻痺してたみたいじゃないか。



(吉野)ええ。 さすがにお墓参りはきつかったですね。
でも 気持ちを隠すのは慣れてましたから。
(葉風)そうやって笑って 何もかも隠して お前は幸せになれるのか?
♪~

よく分かりません。
ただすべてが終わるときは悲劇でない結末が訪れるようにと。
とうに悲劇だよ。吉野。
ほれた女を失って普通に悲しむことができぬなど 悲劇と言わずになんと言う!?
はぁ  普通に悲しんだって、どうにもならないじゃありませんか。
どうにもならなくともやらずにおれんことがあるであろう!
。。。つっかかる葉風
何をやれっていうんですか?

あ?

真広にすべて話せとでも?
愛花ちゃんは僕の彼女だったから、お前よりずっと苦しくて悲しんでると言えとでも?

吉野。

愛花ちゃんとのデートに行く直前に彼女の死を電話で知らされて
そこで座り込んで動けなかったと正直に言えと?
それがなんのためになります?
せめて 私に怒れ!
葉風さんだって苦しんでるでしょう?
そんな人をどうして怒れるんですか?
相手の気持ちなど構うな! 己の望みに正直になれ!
そんなもの  分かりませんよ!
幸せになれる!? 愛花ちゃんのいない世界で!?
分からないですよ。
ずっとずっとどうしていいか分からない!
どうすれば愛花ちゃんは生き返るんですか!?
どうすれば、この不合理な世界は変わるんですか!?
葉風さんの首でも絞めれば全部 取り戻せるんですか!?
♪~

。。。崩れれる吉野
泣いたって、どうにもならないじゃないですか。
♪~

くっ ううっ。
うう~。
うううっ。

(葉風)泣くがいい。それが自然だ。
いくらでも泣くといいのだ。



(左門)不破愛花が滝川吉野の彼女。
確かにこれ以上に合理的な答えは。
(真広)よく考えさせろ。
(羽村)真広君。

。。。言ってしまう真広

(羽村)僕 触れちゃいけないとこに触れちゃいました?
(左門)触れるどころか後ろから殴りつけたかもしれん。
(羽村)でっ でも、どうして誰も愛花さんが彼女だって思わなかったんです?
むちゃくちゃそれっぽいでしょ?
(左門)≪まるきり先が読めん。さっぱり読めん≫
・・・ばかちん左門。ピエロ。
≪富士の戦いでも不破愛花の彼氏が誰かなどと他者からはどうでもいい些末なことが
 大きく状況を揺るがし 我々が仮定すらできなかったこの世界の現状を生み出した≫
(左門)滝川吉野と不破愛花がつきあっている。
何かすべてが破綻しそうな気がする。
まるで不破愛花の死からすべての理が狂いだしたかのようだ。



(葉風)≪不破愛花の死≫
≪もし はじまりの樹がそれをもたらしたならば、私は絶対に許さん≫
≪私の吉野の人生をもてあそぶまねをしていたなら、必ずその報いを受けさせてやる≫



。。。ホテル
(左門・回想)《潤一郎お前は姫様と滝川吉野の見張りを頼む》
《うん》
(羽村)《姫様が滝川吉野の彼女が不破愛花だと知ったなら
 大好きな吉野君のためにはじまりの樹を倒そうとする とか?
 あははっ。それはさすがに》
(2人)《ふぅ》
(羽村)《えっ? ええ~!?》


(潤一郎)葉風ちゃん。吉野君。
ん? あっ。
(葉風)ああ。潤兄さんか。吉野 、3つほど向こうのテーブルに移ってくれないか?
潤兄さんが内密に話したいらしい。
(潤一郎)は  葉風ちゃん。
はあ。分かりました。
それじゃあ。潤一郎さん。
(潤一郎)うっ。うん。
(葉風)潤兄さん。
えっ?
恋などつまらぬな。
えっ!?
恋は恋で悪くはないがもっといいものがあるのだからな。
(潤一郎)≪こっ、これ。どういう展開!? えっ!?≫
≪葉風ちゃん。吉野君に恋してるっていうんじゃなくてそれより ずっと深い≫
潤兄さん。
はっ。はい!
。。。なにかを企む葉風
♪~



(早河)で、不破真広は?
(山本)掃除してるわ。
(早河)掃除?
(山本)もうひたすら無言で。おかげでシンク周りまでピッカピカよ。
(早河)ふむ。
(山本)はぁ~。
 吉野君の彼女当てク~イズなんて余計なことしてくれるんだから
 左門さんってば。
(哲馬)なぜ見張っていない。
(山本)一人で調べたいことがあるのよ。
 子供と一緒じゃはかどらないでしょ?
(早河)鎖部の村で見つけたこれか。
(山本)ええ。 はじまりの樹は黒鉄病でも見られたように生物を金属化する
 とんでもない現象を発生させた。物質を元素レベルで違うものに変えるなんて科学的には
 およそ考えられない現象だけど その現象を研究した学問が一つだけある。
(早河)錬金術だな。
(山本)あら、さすがね。
(早河)そして そのシンボルとして使われているウロボロス。尾をかんだ蛇。
(哲馬)ここでも蛇が!?
(山本)はじまりの樹を蛇や龍に見立てるうわさは世界各地で広まっている。
 蛇神 龍神は大雨や洪水といった破壊をもたらす悪神と考えられる一方
 その水の恵みによって豊穣と平和秩序をもたらす善神とされることも多い。
 蛇や龍はその形から河の象徴とされることもある。河は氾濫すれば大きな破壊をもたらすけれど
 文明の形成に重要な役割を持つのも事実だわ。
(早河)そろそろ 、お前の考えを話せ。
(山本)そうね。はじまりの樹はゼロからこの世界を造った神ではない。
 異星人によって送り込まれた文明破壊兵器。
(早河・哲馬)はあ~!?

(山本)きゃあ!ちゃんと運転しなさいよ!
(哲馬)貴様が荒唐無稽なことを口にするからだろう!
(山本)魔法使いのあんたが言うな!



(夏村)絶園の魔法使いについての予告を今回は出されていないのですか?
(左門)ここなら大勢の人がおりそばにテレビ局まである。
 目撃者にも ニュース映像にも事欠くことはない。
。。。電話呼び音
 ピッ
(左門)どうした。連絡が遅いぞ。潤一郎。
(潤一郎)しかたないよ!葉風ちゃんに監禁されてたんだから!
(左門)監禁!?
(潤一郎)扉を魔法でロックされちゃってさ。
(左門)なぜ 姫様はそんなことを。
(潤一郎)あっ。そうだ!



《ひとつ はじまりの樹を試そうと思うのだ。潤兄さん》
《試す?》
《はじまりの樹がその覚醒のときを未来のあり方を本当に私の判断に委ねているのなら
 私がはじまりの樹を倒すべきと考えれば、それを支持しおとなしく倒されるだろう》
《それならば問題ない》
《はじまりの樹は公正な神だと分かる》
(潤一郎)≪確かにはじまりの樹があくまで葉風ちゃんに加護を与えるなら≫
《だが 本当はこちらの意志など関係なく単に私を覚醒のための道具としか考えていないなら
 はじまりの樹は私を邪魔し倒されまいとするだろう》
《ならば 大樹は理を身勝手に操るただの暴君》
《倒さねばならん存在だと分かる》
《あの 葉風ちゃん。その理屈だとさ。はじまりの樹が正しくても間違ってても
 結局倒すことにならない?》
《ふむ  かもしれんな》
《まあ。いいではないか》
《はあ~?》
《旅は終わりだ》
《私も動くとしよう》
《葉風ちゃん》
(葉風)《時に潤兄さん。潤兄さんには動かずにいてほしいのだが》
《えっ?》



(左門)姫様がはじまりの樹を!?
(夏村)左門殿。時間です。

おい。
あれ なんだ?
新しいアトラクションか?

。。。出てくる絶園の魔法使い。

あっ! おい! 
ぜ… 園の魔法使いだ!
♪~

(歓声)

。。。樹の破壊

(羽村)はっ!

。。。下から出てくる?

(アナウンサー)番組の途中ですが臨時ニュースをお伝えいたします。横浜に
 絶園の魔法使いが現れました。ああっ! あれは なんでしょう!?
 また別の人影が。
。。。お掃除小僧の真広
♪~
は…。


。。。邪魔する葉風?
(羽村)葉風さん!?
(葉風)樹の中の樹 大樹の中の大樹 我が名において聞き届けよ。

(葉風)いざ刮目せよ!
♪~

おお~! うそだろ!?

(左門)何をされるおつもりだ?
 姫様ははじまりの樹を倒す決意をされたのではなかったのか?
 なぜこちらが樹を破壊するのを邪魔される?



(山本)羽村君。落ち着いて!このまま退いたら絶園の魔法使いがはじまりの樹に
 恐れをなしたって印象になる。



(通信)それは まずいわ!
(羽村)≪そっ。そうだ。落ち着け≫
≪あの樹を直接 破壊できる力は僕にしかないんだ≫
♪~

絨毯爆撃!
♪~

。。。破壊。枝だけ?

(一同)あぁ。

すっ。すげぇ!

・おおっ!

・すっげ~!

・すっご~い!


(羽村)あっ!

(葉風)少しはできるようになったようだな。羽村。
しかしまだまだ甘い。

。。。刀を抜く葉風
ガン!
キン!
キン!
キン!

(羽村)ふん! くっ。 たあ~!
(葉風)そうだ。私をたたけ 羽村。でないといくらでも再生するぞ!

(葉風)うっ うわあ!



(夏村)姫様。なぜ。
(左門)そうか!
 姫様は我々の邪魔をしているのではない。
 羽村を挑発し ギリギリまで追い込んでヤツの能力を高めようとしている。



(羽村)うおおお~~~!!
(葉風)≪吉野。私は舞う≫
≪お前への愛を舞う≫
♪~


。。。新幹線、そのなかの吉野。おしらせに魔法使いの戦いが。

・あっ。

・おい。

(吉野)葉風さん。


(吉野)《これを使うんですか?》
(葉風)《うむ》
《世間ではどういう名が付けられるかな?》
《絶園の魔法使いに対抗して、はじまりの魔女とか》
《魔女という格好でもあるまい》
《格好からすると舞姫ってとこですか?》
《舞姫か》

《・ドンドン(物音)》

《潤一郎さん。大丈夫でしょうか?》

《・ドンドン ドンドン ドン》
♪~

。。。立ち去る葉風
《吉野。しばしの別れだな》
《別れだなんて大げさですよ》
《すぐにまた合流できるでしょう?》
《ふっ。そうだな》
《ではまた会おう》
《ええ。またあとで》
♪~


。。。別れることに。振り返る吉野
《はぁ》
。。。もういない葉風。
♪~




あっ 真広。目覚めてたのか。
≪葉風さんははじまりの樹と向き合うことを選んだ≫
≪僕も≫



(羽村)くううっ!!

(葉風)うむ。

(羽村)はぁ はぁ はぁ。
(葉風)ここまでか。これ以上は羽村がもつまい。
。。。やめる葉風。きえる葉風。水中に消える。

(羽村)葉風 さん?
(葉風)次までにはいま少し強くなっておけ。



(山本・通信)羽村君、はじまりの樹を破壊しなさい!絶園の魔法使いが
 勝利したって印象を!


うっ!

・なんだ?

(左門)姫様。あなたは。



。。。真広、メールを?
   叩き投げる。
♪~
♪~
♪~

。。。乱入する葉風に
(山本)あの姫様はなんちゅうことをしてくれたんや。

(潤一郎)考えるんじゃない。 感じるんだ。
。。。修業?フォース?

  願 っ た も の は
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アニメ

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0