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戦国BASARA弐 第2話 失われた右目 切り裂かれた竜の背中! [戦国BASARA弐]

・・・正宗、半兵衞に小十郎を奪われて、戦いの策もたずにもたつく。
   謙信をせめる前田利家。そのとき、前田慶次は。。。
   幸村、薩摩に向う。謙信の策のため。
   半兵衞、秀吉の世をみたく、急いでいる。


(半兵衛)片倉君。君に豊臣の一員になってもらいたい。
(小十郎)何?
(半兵衛)ふふっ。
君のことは聞いていたよ。片倉君。甲斐の虎の戦法を模倣してほかならぬ武田を出し抜き
織田軍打倒のために集まった東国の大軍勢を束ねる器量を持つ…。
本能寺では明智光秀に引導を渡し。主君を魔王との戦いに臨ませている。
君がいなければ安土の城は陥ちなかったろう。
そして、今回の川中島…。僕なりに時間を掛けて準備した作戦だった。
それを 君は一瞬の機転で台なしにしてくれた。かつて、僕にこれほどの痛手を与えた者はいない。
なぜ 君は君の軍をつくらなかったんだい?君ならつくれたはずだよより屈強で 秩序ある…
そう豊臣のようにすばらしい軍をね。
(小十郎)奥州伊達軍筆頭は、政宗様をおいてほかにありえねぇ。
オレは、その右目としてここにある。それだけだ。
(半兵衛)君の才は秀吉のもとで働いてこそ真に生かされるだろう。そして…。
(小十郎)そろそ、やめときな。男の世辞はみっともねぇ。いくら並べられても寝返りゃしねぇぜ。
(半兵衛)これは正当な評価だよ。落ちゆく伊達家とともにつぶしてしまうには君はあまりにも…。
(小十郎)この片倉小十郎…今生政宗様以外にお仕えするつもりは… ねぇ!
(半兵衛)僕は殺し合うために来たんじゃない。
けど君の返答次第では…。
(お鈴)ひっ!
(お爺さん)か… 片倉様!
(小十郎)そこいらの山賊風情と変わらねぇそのやり口。御託の割に浅い底が知れるってもんだぜ
竹中半兵衛。
(半兵衛)ふっ… 手厳しいね。
それほどに君を欲しているということなんだけどな。
(小十郎)てめぇは伊達の流儀を 分かっちゃいねぇ。
(半兵衛)分かっているつもりだよ。名もなき領民の命と主君たる政宗君への忠義。
君は愚直に両方守ろうとする。すなわち、この場の君に勝ち目はないということになる。

・・・多勢に無勢で襲われる。
はっ!
ふん!

(お鈴)きゃあ~!
(小十郎)くっ… いやぁ~!
おらっ!
(お爺さん)あっ ああっ…。
兵士に囲まれる。
♪~

(小十郎)はっ!キン!
♪~

(半兵衛)ふっ!
うっ…。
(小十郎)でやっ!
うわ~!
(小十郎)あっ…。
んん!
ザシュ!ぐっ…。
ジャラ ジャラ ジャラ ジャラ…キン!
うわっ!
(2人)片倉様!うっ…。
くっ… ううっ…。
(兵士たち)てやぁ~!
ゴン! バキッ バキッ!
ドゴッ! ドガッ!
(小十郎)うっ! くっ… て… てめぇ…。
(半兵衛)僕をひきょうだと思うかい?片倉君。
(小十郎)うっ…。
ドサッ
(小十郎)時間がないと人はせいて見苦しくなるんだ。
(小十郎)はぁ…。


(良直)筆頭~ 筆頭~!
たいへんです!
(伊達政宗)どうした?豊臣のスパイ野郎でも見つかったのか?
(良直)て… 敵襲っす!
(左馬助)南部 津軽 相馬が三方から 一時に!
ああん?
♪~

Shit! もう来やがったのか。
小十郎にも 知らせは やったな?
(良直)はい。片倉様には 今 文七郎が…。
(文七郎)筆頭~!か… 片倉様が…。
(2人)あっ?
(孫兵衛)あっ!ああ~!裏のお鈴ちゃんと 爺様がオレん家へ 駆け込んできて片倉様が やられたって!
んん…。
(左馬助)ええ~!?
(良直)えっ!
(文七郎)丘の畑に…これが…。
(良直)そいつは片倉様の…。
(左馬助)黒龍じゃねぇか。
♪~

手にする伊達。
(心の声)≪くっ…≫
夜更けに集団で襲われたようです。汚い手を使って片倉様をどこかへ…。
裏切り者も分かりました。
賊の首魁は誰だ?名乗りやがったのか?
豊臣の…。
竹中半兵衛らしいと。
(2人)なっ!
大坂へ斥候を出せ。奥州を統べ直したらすぐに取り返す。
(文七郎)はい!
もたもたしてんじゃねぇ。陣触れだ!!
(3人)あっ… はい!

Gurage!なめたまねしてくれるじゃねぇか。
ボォオオ~!(ほら貝の音)
手荒なpartyになりそうだぜ。


上杉謙信邸
(慶次)かすがちゃん。あんた、なんでもできるんだな。
(かすが)当たり前だ。忍びたる者、あらゆることに通じていなければならん。
(慶次)特にこのみそ汁。それからこの漬物。
絶品だよ。
(夢吉)キッ!
(慶次)まあ。まつ義姉ちゃんにはかなわないけどな。
(かすが)どうせ。そうだろう。
(かすが)褒める割にはあまり食べていないな。
(慶次)えっ… そうかい?
(謙信)慶次の申すとおり食することがためらわれるほどに美味。
謙信様…。
♪~
(謙信)はあ。んん…。
ごくん… あぁ…。
(謙信)毘沙門天の加護とそなたの思いのこもった朝餉…
いえ 朝餉のみならず、夕餉昼下がり共に喫する茶湯。
私は果報者です。
け… 謙信様…。もったいなき お言葉… あっ!
私の美しき剣。
これからもこの至福を私に。
は… あっ… はい。
♪~

。。。かずがのほほのご飯粒を取る謙信
ふふっ。
ああ~~あぁ~…あっ。

なんでだろうな?
(かすが)い… いや…そう改まって尋ねられると答えようがない。
なんでなんだろう?
か… 堪忍しろ。前田慶次。
お前は、風来坊だが武士の情けというものも…。
(慶次)なんで みんなが そんなふうに生きられないんだろう?
あっ… んん…。
(慶次)利とまつ義姉ちゃんだって。
せっかく尾張の魔王さんに縛られない暮らしができるようになったってのに…。
二人とも戦は嫌いなくせに…。
平らで和やかな日ノ本。
前田慶次…。
(謙信)かすが。
はい。
(謙信)酒を。
♪~

酒を飲み交わす二人
(謙信)豊臣秀吉…
第六天魔王のまがまがしさとはその本質を異にするすごみ。そして…。
♪~
(謙信)織田が瀬戸内より先に九州を攻めるようしむけた毛利の奇策すら
結果として豊臣の手のひらの上であったといえなくもありません。
豊臣の軍師 竹中半兵衛は希代の策士とうたわれる毛利元就よりもうわてなのかもしれませんね。
毛利は頭のいい武将だ。
腹の底はさておき。ひとまず 豊臣にくみすると思う。
(謙信)両者の同盟はこの上なき大事。天下は 一気に豊臣へと傾く。
それがなった暁にまず狙われるのは瀬戸海を挟んだ四国の地。
(元親・回想)《おらぁ~!》
(慶次)《でやぁ~!》
《ギン!》
《ガシン!》
(慶次)《西海の鬼。 実はあんたに 折り入って頼みが…》
(元親)《いいぜ》
(慶次)《えっ?》
(元親)《お前さんの目的は知ってるよ。尾張の織田を包囲するでっけぇ陣にの
オレにも加われってんだろ?オレも腹ぁくくってやるよ。やれるだけやってみな。慶次》
(慶次)元親…。
(謙信)四国の長 長曾我部元親とは対織田共闘を持ちかけた折
互いに友情を結んだのでしたね。
(慶次)ああ。
あんなにきっぷのいい男をオレはほかに知らないよ。
古き友と新しき友が殺し合う…
耐え難いことでしょう。


(かすが)たった今 配下より知らせが。
そうですか。
ガチャ
(謙信)慶次 どこへ?やっぱり秀吉に会いに行く。
元親との戦いをやめさせるんだ。
(謙信)およしなさい。
(慶次)このまま ほうっておけないよ。
(謙信)豊臣秀吉がそなたと会うことはおそらくないでしょう。
(慶次)えっ? なぜ…どうして分かるんだ?
(謙信)今のそなたを分かっているから。
(慶次)えっ?
(謙信)ですが。この越後からは一刻も早く離れなさい。
(慶次)どういうことだよ?
謙信?
(かすが)前田軍が…この越後へ迫っているからだ。
(慶次)えっ…。
(かすが)我々はお前の家族と戦わねばならん。
(慶次)なんだって!?
(謙信)やむをえません。利家殿の決意は固い。
天命を賜りし者が勝者となるでしょう。
♪~


(ナレーション)<豊臣の潜伏侵略を受け奥州伊達領へ三方から攻め入った
南部 津軽 相馬の各軍に対し。伊達政宗は自軍の戦力を均等に分割し
これに応戦した>
おらぁ~~!
<戦況は、伊達の有利であったがその形勢を一変させる軍勢が会津より侵攻を開始していた>
でぇやあ~!
ドーン!
(兵士たち)うわっ!
はぁ はぁ…。
(良直)筆頭!斥候からの知らせで会津から蘆名の軍勢が迫ってやがるそうです。摺上原にさしかかるころだって…。
ほかはどうなってる?
今のところどこも押してるようですが…そっちにも兵を振り分けねぇと。
くっ!
♪~


竹中半兵衛追いかける手間が省けたぜ。
(半兵衛)伊達軍の戦力をまともに分散させたのは間違いだったね。政宗君。
何?
(半兵衛)片倉君なら…南部 津軽 そして 相馬には最低限の兵のみを当てて
きっ抗させるか。ぎりぎりまで引き付けてから策を講じていたはずだ。
別動隊に攻めやすくさせるための陽動ではないかと 警戒してね。
くっ…。
♪~
(兵士たち)うおぉ~~!
ヒヒ~ン!
くっ…。 Ha!
(兵士たち)やあ~~!
♪~
Be right there!
♪~
(半兵衛)ふん!ジャラ ジャラ ジャラ…
キン キン! キン!
(半兵衛)うっ…。
♪~
(半兵衛)ふん!くっ!
♪~
いぃやあ~!!
ドン! ドン! ドン!
ガキン!

。。。?

ザシュ!
うっ! くっ…。

あっ… ああっ…。
♪~

(半兵衛)いつもなら、片倉君が守ってくれるはずのその背中。たやすく裂ける。
てめぇ…。
(半兵衛)彼には厚い処遇を約束するよ。
だから君は 安心してこの摺上原に 散ってくれたまえ。
上等だ。借りは この場で返させてもらう!
WAR DANCE!!
ビシューン!
(半兵衛)うっ…。ドン!
(半兵衛)くっ!おらぁ~~!
キン キン キン!
(半兵衛)ぐっ… うっ!
≪少し甘く見たか…≫
ドッドッドッドッ…(馬の足音)
(半兵衛)はっ。
♪~
(半兵衛)でぇい!あっ…。
はっ。
ふふっ。
Damn it!
(兵士たち)うわぁ~!
ん?
うぅ…。
ドカッ!
ぐわっ!
♪~

(良直)あっ…。ああ…。
(兵士たち)うわぁ~…。
突破されちまったのか…。
Fum… てんでクールじゃねぇな。
へへっ…右目を奪われちまった途端にこのざまたぁ。
我ながらへどが出やがる。
(兵士たち)うりゃ~~!
ガキン!
...吹き飛ばされる兵士達
Come on! It’s not over yet!
(兵士たち)でやぁ!
Ha~~!!
・・・単騎でむかっていく伊達正宗
♪~


甲斐
(真田幸村)お館様。 真田幸村これより出立いたしまする。
(信玄)うむ。水には気をつけい。
はっ!
(佐助)忍び隊配下より報告あり。奥州で ひと波乱。
伊達が傘下に治めたはずの周辺国と戦端を開いたようです。
竜の右目 片倉小十郎は行方知れず。
なんと… 片倉殿が!?
(佐助)独眼竜 伊達政宗は摺上原で蘆名と交戦中。
昨夜の時点で戦況は…伊達の不利。
なっ…。
(信玄)豊臣による計略の発動。軍師を欠いた伊達にはなおのこと分が悪いであろう。
幸村よ。今は敵を憂うべからず。
蘆名に破るることあらば、独眼竜もそれまで。打ち勝たばまたまみえることもあろう。
はっ!


皆々様方。若輩ながら、それがし全力をもって陣頭指揮に当たる所存。
あつきご尽力よろしくお頼み申す!
(兵士たち)おお~!
真田源二郎幸村。武田軍騎馬隊精鋭とともに孤軍奮闘せし
薩摩勇士の加勢へいざ参らん!
ヒヒ~ン!
はあっ!
≪政宗殿… 一度は貴殿に敗れたこの身なれば。今は案じますまい≫
≪いつか再びまみえしとき貴殿と渡り合える武人たるべく今はお館様の命を全身全霊を
もって全うするのみ≫
♪~

(佐助)お言葉ですけど… よりによって今 真田のだんなを…。
(信玄)今なればこそよ。
(佐助)えっ?
(信玄)火急にして 趨勢 危うき今こそあやつを旅に出す好機。
ふっ。 いかような面構えとなって帰ろうものか…見ものじゃて。
(佐助)はぁ~…。
≪幸村よ。わしとお前は離れておっても一蓮托生≫
≪これが、今生の別れとなるもまたよし。いついかなるときも常に漢たれ!≫


大阪城
♪~
(秀吉)その手はどうしたのだ?半兵衛。
♪~
(半兵衛)ははっ… かすり傷だよ。
(秀吉)竜の右目 片倉小十郎を連れ帰ったそうだがなんのためだ?
(半兵衛)有用な人材だから引き抜かせてもらったんだ。豊臣の未来のためにね。
(秀吉)我には貴様がいればよい。
これから僕たちの軍は更に大きくなる。
優秀な軍師は複数必要だよ。
(秀吉)変節するとも思えぬが。
(半兵衛)独眼竜が 生きているかぎりはね。
(半兵衛)彼は今ごろ周辺国の囲み撃ちに遭い。力尽きているはずだ。
甲斐の武田はひとまず動きを封じてある。
越後へは前田軍が侵攻を開始しているころあいだ。
♪~

(半兵衛)前田が正面を攻め伊達を破った蘆名ほか三軍が背後をつく。
僕はこれから安芸へ向かうよ。毛利との同盟交渉の仕上げがある。
次に攻めるのは四国の長曾我部だ。君の手を煩わせるのはそのときでいいだろう。
(秀吉)半兵衛。
(半兵衛)なんだい? 秀吉。
(秀吉)そう せく必要はない。お前も休め。
(半兵衛)ありがとう。四国を陥とせたらそうさせてもらうよ。ふふっ…。
ん?
(秀吉)四国を陥とせばすぐに薩摩へ向かうと言いだすのであろう?
(半兵衛)そうだね。
♪~

(半兵衛)≪僕は早く見たいんだ≫
(半兵衛)≪君が統べるこの国の姿を…≫



(慶次)大切なものは 死んでも守る。そいつを教えてくれたのは…。
(慶次)つらいけど… 次回も 絶対に見届けてくれよな。
(夢吉)キキッ!
次回「慶次対利家!手取川に咽ぶゆずれぬ想い!」
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戦国BASARA弐 第1話 乱世再び! 裂界武帝・豊臣秀吉降臨! [戦国BASARA弐]

真田幸村、伊達に破れる。
信玄と謙信、戦いをやめる。

やってくる豊臣秀吉。半兵衛が語る。
包囲される信玄と謙信の軍。
弓を秀吉に放つが、返り討ちに。

(秀吉)我が名は 豊臣秀吉。我の前に屈し我のもとで
一つとなれ。強き兵としてこの国を 富めんがために!

正宗、秀吉と戦う。

(半兵衛)希代の名将。甲斐の虎 越後の軍神そして 奥州の独眼竜…。
少しもったいないけどつぶすしかなさそうだ。
(秀吉)かまわぬ。我らが欲するは 兵のみ。

いく正宗。秀吉に。。。加勢する小十郎。

撤退を始める三軍。

(半兵衛)追わなくていい!

天へのひかりが閉じる。

タタッ タタッ タタッ タタッ…(馬の足音)
(ナレーション)<今また 乱世の幕が上がる>
<天下を狙う兵たちがより熱き心と裂き刃を携え今 戦場へと帰って来た>

(慶次)くっ… オレってやつはまた肝心なとき
秀吉…お前!
<時は群雄割拠の戦国時代>

・・・長いんだよ前ふりが。
   へたれのアホ家康は?(さっさと早く死ね)


慶次と利家
(慶次)どうして豊臣なんかに付いたんだ? 利。
(利家)んん…。
(慶次)京で噂を聞きつけててっきり川中島にいるものと大慌てで
駆けつけたんだ。もしあの骸の中に二人がいたらオレは…。
♪~
(利家)秀吉殿に共感したのだ。
あっ…。
(利家)日ノ本は弱き国となってしまった…
天下布武を掲げた織田信長様の忌むべき所業によって…。
♪~
(利家)そこには我々もいた。
豊臣は日ノ本を強く豊かにしようとしておる。
国同士が争い合うのではなく。皆が一つとなって頑張ろうというのだ。
お前の帰りを待っていた。
あっ…。
(利家)力を貸してくれ 慶次。お前は 秀吉殿とは 旧知の仲親友であろう。
(慶次)昔のことだよ。いつか こんな日が来るんじゃないかと思っていた。
けど、まさか利がそんなことを言いだすなんて思わなかったよ。
まつねえちゃんはそれでいいのかい?
日ノ本を強くするったって。そのために秀吉が今やってることは…。
(まつ)中立を貫く道もあったでしょう。けれど 犬千代様はそれを潔しとしなかったのです。
利が決めたことには従うってことかい?
(まつ)それが武門の妻のあるべき姿。
(利家)秀吉殿は愛する人を失っても悲しみにくじけることなく一途な志を胸に…。
それがしとて もしも まつを…。
秀吉殿はまつを失ったそれがしだ。
(慶次)くっ…。
(まつ)犬千代様…。
慶次。分かってくれ。あっ…。
・・・たちあがる慶次。
(まつ)あっ。どこへ行くのです?慶次!
せめて夕げを食べていきなさい。あなたの好きな物ばかり作ったのですよ。
(慶次)食いたかったけど…またにさせてもらうよ。
(利家)慶次…。
(慶次)利。豊臣は次にどこを攻めるんだ?
(利家)それは… 言えん。
(慶次)ふっ… そりゃそうだ。


甲斐
(佐助)豊臣が潜伏侵略を発動させました。面目ないっす。完全に欺かれました。
やつらはかなり前から周到に各軍に伏兵を。
(信玄)宇都宮と小田原を取られたか…。

タッタッタッ…(足音)
(幸村)お館様!
このうえは大坂を攻めるよりほかございますまい!
川中島では不意を突かれましたが。我らが最強の武田騎馬軍団、万全を期して
臨みさえいたせば十分に勝機はござい… うぅ~!
ゴン!
(信玄)ばか者が!
ぐわぁ~!
旧宇都宮… 北条領を奪われた今うかつに甲斐を留守にいたせばどうなるか
たやすく察せられよう。
な… なればこそ豊臣が油断いたしておるところを…。
ぶわぁ~~!
(信玄)それこそが 豊臣の思うつぼ!
みすみす乗らば破滅を招くであろう。
では、ただ座して豊臣に責められるを待てと申されるのですか!?
(信玄)はやるでないわっ!
うわぁ~~~!!
ドスン!
ぶほっ!ああぁ~…。
(信玄)幸村よ。貴様の心中は察しておる。独眼竜に不覚を取り。
また豊臣の出現がなければ、彼奴に完全なる敗北を喫していたであろうこと。
二重の屈辱であろう。
はぁ…。
申し訳ございませぬ。お館様。
それがし。ばん回と更なる精進の場を求めるあまり…。
(信玄)その心をまず抑えることこそが肝要。
一度、死んでいたはずの身ならばなおのこと煩悶を捨て、しかと目を見開くがよい。
心得ましてございます。
(信玄)西の動きはどうじゃ?佐助。
(佐助)安芸の毛利と豊臣方が接触を重ねているようです。
(信玄)んん~ 同盟か…。
(佐助)おそらく。大所帯となって身動きが取りにくい毛利と
手っとり早く勢力を広げられる豊臣の利害は一致する。
毛利としては、そろそろ四国の長曾我部と雌雄を決したいところでもあるでしょうし。
(信玄)となれば…。
(幸村)やはり大坂を攻め落とす以外ございませぬ…。
(信玄)たわけがぁ!
おわぁ~~!
ふん!
(信玄)なぜ狭い視野でしか物を見ぬ!その時点ですでに豊臣に敗北しておるぞ!
毛利領を統合いたせばはや豊臣の所領は…日ノ本の半分にまで達しまするぞ!
(信玄)んん~!むん!ばか者がぁ!しょせんはいまだ半分に過ぎぬわぁ~!どわぁ~~
あぁ~…。
・・・星になっても帰ってくる。ギャグか?
(信玄)貴様はせんだっての敗走から何も得ておらぬ。
囲まれた中に活路が見いだせぬときはなんとする?
囲みの… 外へ?
(信玄)うむ。西へ向かうのじゃ。
西とは瀬戸内… いや、更に西へでございますか?
(信玄)うむ。九州はいまだ豊臣の手に落ちてはおらぬ。
最南端の薩摩にその侵略を阻む勢力があると聞く。
なんと…。
わしの名代として薩摩へ赴きその者たちとともに九州の地を守り。
しかる後に西から豊臣・毛利を攻めよ。
あっ…。お館様!
我らを囲んだと思い込んでおる豊臣を逆に挟み撃つのでございますね。
(信玄)事が成るまでわしは甲斐を動かぬ。
すべてはお前の働きしだい。
お館様!この幸村。必ずやご期待に応えてみせまする。
(信玄)さして暇なきことも忘れるでないぞ。
はっ!心得ておりまする!
幸村ぁ~!
お館様ぁ~!
幸村ぁ~~!
お館様~!
(信玄)幸村~!
お館様!
(信玄)幸村~!
・・・根性のいれ合い。耳に栓をする佐助。


伊達
宇都宮と小田原が陥とされるたぁ。武田のおっさんは何してやがったんだ。
(小十郎)甲斐の虎の目が直接届かぬ武田領を伏兵が同時多発的に攻めたものと。
加えて安芸の毛利元就が豊臣と手を結ばんとしているとの由。
ええっ?
えっ…。
(小十郎)しかしながら、我々にとって目下の懸案は平定した周辺国に不穏な動きがあることです。
その潜伏侵略ってやつがこの奥州でも始まりやがるってことか。
(小十郎)さよう。すぐにでも大坂へ攻め上りたいお気持ちは察しまするが
留守に足もとをすくわれてはかないませぬ。周辺国の動きを見定め
事によっては再度平定の戦をせねばなりますまい。
Troublesome.まどろっこしい連中だぜ。
あるいは、伏兵はすでに…。
(兵士たち)あっ…。
(小十郎)武田・上杉の動向のみならず。
再び川中島へ割り込まんとした伊達の動きまで豊臣はつかんでおりました。
この軍議の場におらぬかぎり得られるはずのない情報です。
(良直)んん~?
(孫兵衛)オ… オレじゃねぇし!
(良直)んんっ!
(文七郎)えっ!? 違いますって!
豊臣は川中島で事を決するつもりでいやがった。
スパイ野郎の役目がひとまずそこまでだったとすりゃあ…。
(小十郎)いえ。おそらくあの竹中半兵衛という男。ならぬ場合を見越してもおるはず。
引き続き紛れ込ませておるものと。
だったらあぶり出すか?
(小十郎)身内に手荒なまねは気が引けまするが…早速、明日にでも。
はぁ…しかたねぇな。
(兵士たち)ひぃ~…。


(小十郎)夜陰に乗じて逃げ出す者はなしか…。
思い過ごしか腹をくくっていやがるのか。

(半兵衛)随分、優しい顔をするんだね。僕たちの完ぺきな包囲を破り
窮鼠の群れに等しかった三国数万の軍勢に見事退路を開かせた伊達の軍師。
竜の右目のそれが素顔というわけかい?
(小十郎)ああ。竹中半兵衛。
(半兵衛)国もとにいるときの君は夜床に就く前に必ずここへ来る。そうだろう?
政宗君と君の日課はひととおり彼から聞いているんだよ。
(伊達兵)ふん!
(2人)片倉様!
(小十郎)おめぇ!
♪~
(小十郎)竹中!てめぇ…。
(半兵衛)取り引きをしよう。片倉君。
(小十郎)なあ。ああ。
(半兵衛)君に豊臣の一員になってもらいたい。
(小十郎)何?
(半兵衛)ふふっ。


次回「失われた右目 切り裂かれた竜の背中!」
(半兵衛)お別れの時間が来たようだ。次回もまた見てくれたまえ。
そして君たちも豊臣の前にひざまずくがいい。
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