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妖狐×僕SS 第9話 約束の日 [TVアニメ]

。。。メゾン。。。

(カルタ)もぐもぐもぐ。

。。。張り紙 
「喧嘩ごしで
 会話しろ」

(卍里) なんだ。これ。 誰かのイタズラか?
(カルタ)喧嘩ごしって
 はむっ。 どうするの?
(卍里) えっ? 悪口言ったりとかか?
(カルタ)じゃあ。渡狸のバカ。
パフェ 一緒に食べてくれなきゃ。嫌い。・・・かわいい。
・・・ずきゅーとくる渡狸

(卍里)あああっ 
 朝飯前だ。バカ野郎~!
♪~

♪~
♪~
♪~
シャーー(シャワーの音)

。。。。サービスシーン。

(白鬼院凜々蝶)はぁ  眠れなかった。

・・・約束。
(回想)《じゃあ。明日の夜8時僕の部屋で一緒にコーヒーを》
(御狐神双熾)《はい》

♪~

。。。出て、タオルを手に。
   カーテンをあけて。

(凜々蝶)きっ 緊張する。

(村井)キンチョ~ キンチョ~
♪~


。。。朝食。パン食の凜々蝶。果物のカルタ。
(心の声)≪誰かを自分の部屋に招くなんて生まれて初めてだからな≫
。。。ずっと見ているカルタ。
≪もし 会話が続かなかったら≫
≪悪態をついてしまったら≫


。。。ジュースがなくなったのをみて、御狐神。もってくる。

(凜々蝶)あっ。 すっ。すまないな。
(御狐神)いいえ。

≪彼はいつもどおりだな≫
≪そうだ。難しく考えることはない≫

≪一緒にコーヒーを飲むそれだけのこと≫

。。。いつもうるさい連勝と野ばら

≪平常心。平常心≫


(御狐神)凜々蝶様。
(凜々蝶)ん?
(御狐神)デザートのぶどうの皮をおむきしておきます。
(凜々蝶)だから そういうことは自分でやると言っている。
(御狐神)しかし それでは凜々蝶様の繊細で美しい指が汚れてしまいます。
(凜々蝶)そんなことを言っていたら、僕は自分の手で何も食べられなくなってしまうが。
・・・キラキラ。食べさせようと
(御狐神)はい。 ですから、こうして僕が すべて。
(凜々蝶)しなくていい。



。。。車でおくられる。
≪本当にいつもどおりだ≫
≪平常心。平常心≫




≪平常心≫

。。。学校にて
(カルタ)ちよちゃん?
(卍里)朝からへばってんじゃねぇぞ。

(凜々蝶)はぁ。

≪緊張に耐えられそうにない≫
≪なぜ夜の8時などにしてしまったんだ≫
≪やはり学校から帰ってすぐの方が≫

・(女子)そのコーヒー牛乳 甘くない?

あ?

ふふふっ そんなことないって。
ええ~?

。。。コーヒーをみて。

?とカルタ、観察中。


≪いや計画は練ってある≫
≪時間を指定したことにもちゃんと意味があるんだ≫
≪御狐神君との初コーヒーを完璧なものにする≫
(凜々蝶)そのために。




。。。マンションにて
(あゆむ)何よ。これ?
(野ばら)誰かのイタズラ?

(ちの)なんじゃこりゃ~!

(あゆむ)それは喧嘩ごしっていうより、太陽にほえる刑事風。

(野ばら)こ~ら~。いい乳しすぎだぞ。こいつ~!
。。胸のつつきあい。
(ちの)んふっ。野ばらさんもいい乳です。この野郎~!

(あゆむ)本当にやるのね。

(野ばら)何 冷静ぶっこいてんの。オカマ。こらぁ。
(あゆむ)それは 本気の喧嘩ごしね。




。。。買いものに凜々蝶
デパート

(凜々蝶)で。なぜ 君まで?
(カルタ)おいしいものいっぱい。
(凜々蝶)ふん。悪いが僕は買い物を うわっ うわっ  うわっ!
。。。ひきずられて。


。。。お味見するカルタ。
(カルタ)はむっ。もぐもぐ。
 おいしい。
(凜々蝶)だから 僕は買い物を。

(カルタ)はい。
(凜々蝶)あ?人の話を聞いているのか?
。。。手で口にいれようとカルタ
♪~

(凜々蝶)は。  しかたがない。
 これっき
。。。強引なカルタ。
んっ んっ。
 あっ.
まっ。まあ 悪くはないな。



。。。クッキー
(カルタ)もぐもぐ もぐもぐ。
 はむっ。おいしい。

(カルタ)はい。
(凜々蝶)ふん。これで最後だからな。



。。。飲み物。
(カルタ)おいしい。
(凜々蝶)ほう~。甘さ控えめで程よく酸味が利いているとでも言っておこうか。



。。。果物。りんご。
(カルタ)おいしい。
(凜々蝶)ふん。果肉がしっかりしているな。
 果汁が豊かで香りも芳醇だ。
 おいしいと思わなくもなくもなくもない。
 ん?
。。。メロンに目が凜々蝶



。。。また張り紙
「喋るな」
・・・残夏と連勝????

(なにこれ)
(なんだろ~?)
(なにかのイタズラ?)
(いっとくけど、ボクじゃないからね~)
(え?おまえが書いたって?)
(ん?何かついてる?)
(いらんこといてると。また怒るぞ)
(耳についていると 耳?)
(とって~)
(いやいや、)
(追えに謝れても)
(とれた~)
(いやいやいや)
・・・通じない。 これ、って官僚と政治家と国民の関係?


。。。エレベータのところ、
(凜々蝶)またあとで よろしく頼む。
(御狐神)はい。

(凜々蝶)う。じゃあ。


。。。部屋で
(凜々蝶)よし!
♪~

。。。お掃除。お掃除。
なまなましいな。

コーヒーの計量とブレンド。
♪~


・ピンポーン(インターホン)

(凜々蝶)ん?

。。。開ける(凜々蝶)
(あゆむ)お届け物よ。
(ちの)マスクメロ~ン!

(凜々蝶)ご苦労だったな。

(ちの)ん? マスクメロン?
 はっ! 食べたあとに。
。。。被って。
 カン カン カン!(ゴング)
うおお~~!

(あゆむ)この場合の「マスク」はMASK 「仮面」じゃなくて
 MUSK 「麝香」のこと。麝香のような香りを持っているからマスクメロンっていうのよ。
(ちの)はあ~。

(凜々蝶)ん?

(ちの)あはははっ! 博識のオカマだ!
(あゆむ)オカマ、バカにしてんの?

(凜々蝶)いいから メロンを渡せ。
。。。しまうメロン。




。。。準備終わって
   片付け掃除も。

(凜々蝶)完璧だな。
 約束を夜の8時にした理由。それはこうして準備をするため。

。。。時間が16時。

 まだ4時間もある。
。。。がっくし。
 時間が余ってしまった。
・・・いいかっこう。こういうの好きなのこのマンガ家。


。。。携帯の呼び出し
あっ。

髏々宮さん?

ピッ

(凜々蝶)はい。
 テスト勉強?




。。。庭にて。
(残夏)若かりしころを思い出すねぇ。
(御狐神)そうですねぇ。

(卍里)ジジイかよ。

(野ばら)はぁ。 いいわ~。
 新緑の木漏れ日の中二人 顔を寄せ合い、勉学にいそしむ美少女。二人で。


(卍里)俺もいるってぇの!



(連勝)おお~ 何やってんだ?

(残夏)来週 渡狸たちのクラス ミニテストがあるんだって。

(連勝)へえ~。 で、一緒にお勉強?


(凜々蝶)ふん。時間が空いてしまってな。誘われたので暇つぶしにと思っただけだ。

(卍里)かわいくねぇヤツ。


(連勝)時間? なんかあんのか?

(凜々蝶)ふん。当たり前だ。
 君と一緒にしないでもらおうか。

(連勝)ふ~ん。忙しいんだなぁ。




。。。勉強。カルタころがす鉛筆、
(凜々蝶)あっ。

。。。ペリー。
(カルタ)「ペリー」
 「ペリー」

(凜々蝶)いや それ 数学の問題だろう。
 数学にペリー 出てこないだろう。

。。。また転がすカルタ。
(カルタ)「ペリー」?
(凜々蝶)はぁ。
 分かった。じゃあ、僕が歴史の問題を出してやろう。
大政奉還を行った徳川十五代将軍は 誰?
♪~

。。。転がす鉛筆。
(カルタ)「3」。

3!!?


。。。いい天気。
(凜々蝶)あっ。

。。。難しい計算。考え込んで。鉛筆のしりをあごの下に。
   それを見ている野ばら。

(野ばら)あぁ。 私 鉛筆になりたい。

(連勝)はあ?



(凜々蝶)ふぅ~。

(御狐神)どうかなさいましたか?
(凜々蝶)ん? ああ。
 なかなか 手ごわい問題でな。

。。。近づいて。
(御狐神)ああ。
 鉛筆をお借りしてもよろしいでしょうか?
うん。
(御狐神)こちらに出た数字を。
(凜々蝶)うん。なるほど。
(御狐神)このようになります。
(凜々蝶)ほう。
 君は まあまあ教えるのがうまいじゃないか。
(御狐神)お役に立てて光栄です。
 いつか凜々蝶様とお会いしたとき、学のない自分では恥ずかしいと一人で勉強していたのです。
 報われてよかった。
(凜々蝶)ふん。それはよかったな。
 まあ 別に僕は学がなかったとしても、恥ずかしいとは思わんがな。


(野ばら)あら 真面目じゃない。
(連勝)不良なのにねぇ。


(卍里)狐野郎のパートナーに負けるわけにはいかねぇんだよ!
(凜々蝶)はあ?

(卍里)覚悟してな!
 テストの点数でウォークラリーの借り 返してやるぜ!

(連勝)まだ気にしてたんだ。
(残夏)ぷぷ~! 渡狸、ちっちゃ~い。

(卍里)るっせぇ!

(凜々蝶)ふん。「借りを返す」か。
 まあ その心意気は認めてやらんでもないがな。
 くふふっ。

(卍里)うるせぇ。その生意気な口 二度とたたけなくしてやる!
 勝負だ!


(連勝)おお~ 熱いなぁ。


(凜々蝶)せっかくだがそんなくだらないことにつきあう気は。

(残夏)あっ。いいこと思いついちゃった~。せっかくみんないることだし
 来週だなんて言わないで。今すぐ勝負つけちゃお?

(3人)ん?
・・・卍里、カルタ、凜々蝶




(残夏)第1回 妖館チキチキ パートナーゲーム大会!

(凜々蝶)パートナーゲーム大会?

(残夏)皆さんにはパートナーごとに分かれてゲームで対決してもらいま~す。

(連勝)ええ~…。

(野ばら)ちょっと私たちもやるってこと?

(残夏)ちなみに~ 僕は司会者なので、今回は参加できませ~ん。 しくしく。

(卍里)じゃあ。俺のパートナーは?
(カルタ)私。
(卍里)えっ!?  やっ やってやるよ!

(残夏)では 第1回戦~!
 チキチキ箱の中身は何だろな対決~!

(凜々蝶)ふん。つきあいきれんな。
。。。去って行く凜々蝶

(残夏)ええ~! 遊んでくれないの~!?
 うさぎはさみしいと死んじゃうらしいよ。
・・・大人がそんなことするな!
(凜々蝶)待て!つきあおう。

。。。重さ。匂い。音。
(残夏)趣旨 分かってる?
(凜々蝶)おそらく。
。。。説明するウサギさん
(残夏)かくかくかく しかじかじかというゲームだよ~。
(凜々蝶)虫が入っているおそれがあるのか!
(残夏)ほらほら どうしたの~?♪
 箱の中身は何だろな?
 つって。

(御狐神)なんですか?
(残夏)えっ? あっ。いやそれを当てるゲーム。

(御狐神)僕が触れても よろしいのですね?
(残夏)えっ えっ  そっ そっそっ そーたん。
。。。ポッ。 ・・・ラブ。


。。。犬は飼い主に提言する。
(御狐神)中身は虫でもなければ 危険なものでもありませんでした。
(凜々蝶)よし。

(連勝)過保護だ~。

(残夏)答えは 「たわし」でした。
 ははっ。ははははっ。


(残夏)渡狸・カルタたんチーム。

(卍里)見ててくれ。カルタ! 俺が えっ。カルタ?
。。。勝手に行くカルタ。
(カルタ)海老。
(凜々蝶・卍里)えっ?

(残夏)あっ。カルタたん。強ぉ~!

(卍里)うっ!

(残夏)正解! 答えは「伊勢海老」でした。

。。。食べることが趣味。
パキッ!
(卍里)うっ!

(カルタ)わさび醤油。

(残夏)強ぉ~!



(残夏)レンレン・野ばらちゃんチーム。

(野ばら)ほら 行きなさいよ。
(連勝)うそ~ん。 やるの~? マジで?

(残夏)マジで~。 ささっ。どうぞ。

(連勝)ええ~。俺 結構ビビリなんだけど。
 うわっ。何これ? グニャグニャ。
 こっわ~。

(残夏)答えは 「こんにゃく」でした~。
 反ノ塚君て 普通だよね。

(連勝)えっ。何よ。キャラ薄いってこと?
(残夏)ううん。癒やされる。 うふふっ。




(残夏)続いて 第2回戦~!
 チキチキ パートナークイズ対決!

(卍里)パートナークイズ?

(残夏)自分のパートナーについて質問に答えてもらいま~す。
 パートナーとの絆が試されるドッキドキのゲームだよ!

(凜々蝶)う。
≪パートナーについてだと?≫
≪僕に御狐神君のことが分かるだろうか?≫
≪これは難問だぞ≫


(残夏)まず カルタたんに質問~!
 渡狸の好きな学校行事は?

(卍里)俺は不良だ! 好きな学校行事なんて。

(カルタ)体育祭 文化祭 マラソン大会 あと 修学旅行も。

(卍里)へっ! しかたがねぇ。どうしてもってんなら参加してやるぜ!

(残夏)はい。正解。
 続いて 渡狸に質問~!カルタたんがデートで行きたい場所は?

(卍里)デ。。  デート!?

(野ばら)んん~。カルタちゃん!

。。。見つけ合う二人。

(卍里)じゃ  じゃあ。今度うまいもん食いに連れてってやらぁ。
(カルタ)うん。 。。。。食いものだけ?


(残夏)二人の世界だね~。
 では では。レンレンに質問~!

。。。野ばら、カルタにぞっこん。

(連勝)ん? う~っす。

(残夏)雪小路野ばらさんがよく口にする。
 メニアック!
 とは どういう意味でしょう?

(連勝)ええ~? んん~ エロいってこと?

(野ばら)違うわよ!
 いいこと?メニアックっていうのはこれをこう!

。。。カルタ 手につけるもの?
・Yes、 maniac!

(野ばら)これをこう!

。。。カルタの寝巻き 普通。。。リボン
・Yes、 maniac!

カルタちゃんにはニーソ ではなく ハイソ!
ハイソよ。 ハ・イ・ソ!


(連勝)んん~。よく分かんねぇ。

(野ばら)だ~からこれをこう!

。。。凜々蝶 普通の水着をスク水に
・Yes、 maniac!

(野ばら)これを こう!

。。。凜々蝶、いさましい妖怪の姿。 負けてボロボロ。
・Yes、 maniac!

(野ばら)ちなみに 凜々蝶ちゃんはツンデレじゃなくて ツンしゅん!

(凜々蝶)ふん。ご苦労なことだ。

(野ばら)ツンのあとに しゅ~んと落ち込むツンしゅんよ!
 間違えないで!

(連勝)熱いなぁ。


(凜々蝶)人のジャンルを勝手に作らないでもらおうか!

(残夏)野ばらちゃんて惜しいよね~。美人なのに。

(野ばら)あの小さい足よ!


(残夏)続いて 野ばらちゃんに質問。
(野ばら)男になんか興味ないから。



(残夏)というわけで~そーたんに質問!
(御狐神)はい。

(凜々蝶)≪きた!≫

(残夏)ちよたんは猫派かな? それとも犬派?どっちでしょうか?
(御狐神)どちらかというと犬派のようです。
 しかし 猫もお好きなようです。
 あくまでどちらかと聞かれればというお話です。
 本当はどちらもお好きなのだと思われます。

(残夏)ちよたん?
(凜々蝶)うん。正解だ。

(御狐神)食べ物は胃腸に優しく、素材にこだわったものがお好きなようです。

(凜々蝶)確かにそんなきらいはあるな。

(御狐神)脂っこいものは好まれません。
 辛いもの ナマコなど見た目がグロテスクなものも苦手なようです。

(凜々蝶)御狐神君。

(御狐神)お洋服の色は、黒 白 灰色 紺色 茶色などが。
 彩度の高い色であれば、明度は落とし気味のものを選ばれます。
。。。驚いて見ているみんな。・・・ストーカー?

(凜々蝶)もういい。

(御狐神)睡眠は平均で7時間ほどお取りになります。
 入浴は睡眠の直前にされることが多いです。

(凜々蝶)もういいから!

(御狐神)お眠りになる前に本をお読みになるのを。
(凜々蝶)御狐神君 やめないか!
(御狐神)大変楽しみになさっておられます。
 ちなみに 今 お読みになられているのは。
(凜々蝶)もういいから!!




。。。エレベータの中。
(御狐神)申し訳ございません。
 あふれる思いを抑えきれませんでした。
(凜々蝶)抑えよう。大人なんだから。・・・・妖怪には長い時間はないの?

≪しかし おかげで 僕まで順番はまわってこなかった≫

《残夏》《ピピーーッ!》
《は~い 時間切れ~! 終了~!》
(卍里)《ええっ!? まだ勝負ついてねぇじゃねぇか》
(残夏)《じゃあ。渡狸だけ延長戦やる~?》
(卍里)《いや それなんの意味もねぇじゃねぇか!》


ポーン(エレベーターの音)

(凜々蝶)じゃ  じゃあ8時から、僕の部屋で。
(御狐神)はい。




(カルタ)ちよちゃん。今日は朝からカチコチしてた。
(卍里)ん? カチコチ?
(カルタ)でも、ほんわかになってよかった。
(卍里)あっ?どういう意味だよ?

(残夏)ふふっ。リラ~ックス リラ~ックス ってことかな。

(卍里)ん? 分かんねぇんだけど。
♪~

。。。御狐神ED

♪~
♪~
。。。あのドアの張り紙。
あ?
ん?

。。。。「喋るな」
♪~

(凜々蝶)ん? また夏目君の悪ふざけか?


。。。ジェスチャーをする凜々蝶
(夏目君の
 しわざか?)

。。。御狐神、携帯でいいたいことを。
≪そっ。その手が≫

「大変可愛らしい
 です」


≪そうでなく!≫
。。。ばっしと携帯を落とす凜々蝶


。。。「喋るな」

≪というかいつまで黙ってればいいんだ?≫

。。。ジェスチャー
「いつまで
 黙っていれば」
「いいんだ?」・・・ほほえましい。 おばさん(30才以降)にはできないよね。

。。。携帯メモ
「本当に可愛らしい
 です。
 記念に写真を撮ら
 せていただいても
 宜しいでしょうか?」

≪だから そうでなく!≫
。。。また怒って携帯をはたく凜々蝶



。。。中に入る。
(御狐神)もうラウンジですし、話してもよいのではないですか?
(凜々蝶)さっきのは 一体 何なんだ?


(カルタ)また紙? 

(2人)ん?


(卍里)「大きな声で 裏面を読め」。

(卍里)「第一問 東京都の形を描け」。

(連勝)何それ? 今度はクイズ?

(残夏)誰のイタズラだろ~?

(凜々蝶)君じゃないのか?

(3人)ん?

(凜々蝶)廊下の貼り紙も。

(残夏)ええ!? 僕じゃないよ~。ちよたんに疑われるなんて悲しい。

(凜々蝶)うっ。
 そっ。それはすまなかったな。
 しかし では 誰が。


(卍里)え~っと「正解者にはブルーレイレコーダー」

(連勝)ちょっと~。誰か紙ちょうだ~い。
(残夏)あっ。やるんだ。



(カルタ)東京都ってどんな形?
(凜々蝶)芋虫に例えられているのは聞いたことが。
(カルタ)芋虫。あっ。こないだ見た。
(凜々蝶)えっ 芋虫をこんな都会で?
(カルタ)「金曜ロードショー」で見たの。

(凜々蝶)う。

(カルタ)出来た。
。。。王蟲?

(凜々蝶)君が何を見たか分かった。
 というか。東京都がそんな形なわけないだろう!

(連勝)確かに。違うなぁ。もっとさぁ。
 こうじゃね?
。。。さらにこまかく?あれを。

(凜々蝶)本題を思い出せ!


(一同)おお~。
(野ばら)あんた。結構うまいわねぇ。

(残夏)レンレン やる~。
(連勝)えっ そう?
(残夏)そう。

(凜々蝶)どんどん ずれていってるぞ!


(卍里)あれ? もう一問ある。
 「第二問 対義語の対義語は」。
。。。アホ
   アホ
   不参加
   傍観。
(凜々蝶)「同義語」だろう。。。。賢い

(卍里)「なお。このクイズに関しての商品は蜻様と行くハワイ7日間の旅」。

(凜々蝶)はあ?
 というか 。「蜻様」? まさか!?

(連勝)えっ?

。。。消える電灯。

(卍里)なっ なんだ!?


・(蜻蛉)ふははははっ!そうだ。この私だ!

(カルタ)蜻様。

(凜々蝶)あの貼り紙も。

(蜻蛉)そうだ。やっと気付いたか。
 意外な犯人に驚きを隠せないでいるな?
 ふははははっ。出迎えご苦労だったな。我が肉便器たちよ!
 大丈夫 怖くな~い。




(カルタ)髏々宮カルタです。次回「妖狐×僕SS」。 
(蜻蛉)待った! ふはははっ!
 まさかの次回予告 蹂躙! この時間はこの私青鬼院 蜻蛉がお前たち肉便器どもを
 思う存分 辱めてくれる!
 お前は S! お前は え。

「裏切りの妖孤」
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