SSブログ

三国演義 第52話 つわもの達よ の感想 [三国演義]

。。。終わる三国時代、そして、まだ分裂。
   日本もおなじことを昔して、そしてみんしゅとうへ。
   また乱れて、他のとうへ、わすれられる昭和の時代。
   ないがしろにされるたみぐさ。。。これからは西高東低時代。



魏軍・本営

。。。夜。帰ってくる部隊。

止まれ!どこの部隊だ?
蜀軍の食料をうばってきた!門を開けてくれ!

(門が開く音)

突撃~!!
(兵士たち)オオ!!
(兵士たち)ワ~~~!!

わあ!!
うわあ!!
(兵士たち)ワァ~~~~!
。。。焼き討ち。
わあ!!
うわあ!!
やぁ~!!うわぁ~!!
♪~


。。。逃げ出す司馬昭。
(司馬昭)はっ!!
♪~


。。。逃げ道。
(司馬昭)ん!?
どう!
(馬の鳴き声)

(司馬昭)ふう。 あっ!!
(兵士たち)あっ!

。。。挟み撃ち。
(馬が走る音)


(司馬昭)わが命運ももはやこれまでか!
(司馬昭)続け!
はあ!
いやあ。。
(馬が走る音)


(姜維)鉄籠山に逃げ込んだのは運のつきだな。
この山には泉が1つしかない。
司馬昭の6,000の兵では水が足りなくなる。
では無理に攻めることはありませんな。
数日間 包囲していればやつらを日干しにできます。
(姜維)うむ。丞相は上方谷で司馬懿を捕らえられなかったが。
これで息子の司馬昭を捕らえることができる。



大将軍!
(姜維)ん?
たいへんです!わが軍の左翼をつとめる羌族軍が郭淮らに買収され司馬昭側に
ねがえりました!
(姜維)なんだと!?
♪~


。。。出ていく姜維。
(馬が走る音)

待て~~~!!

ああ!!
やあ。
はあ。
フン!


。。。姜維。出ていく手矢を撃つ。
(矢が飛ぶ音)
だあ~!!
はっ!
(姜維)フン!
。。。にがしてしまう司馬昭を。




。。。洛陽。
(司馬昭)ふう。
(司馬師)今や姜維に対抗できるのは私だけのようだな!

(賈充)大将軍!
(司馬師)ん!?
(賈充)自ら、ご出陣なさるにはおよびません。
2人の将軍を推薦いたします。
(司馬師)どの2人だ?
(賈充)鄧艾と鍾会です。
(司馬師)2人の才能は認める。しかし、まだ若い
諸将を統率できまい。


<司馬師は自らから軍勢を率いて出陣し何度も姜維と対戦した>
<一進一退の攻防ののち司馬師は病にかかりやむをえず洛陽へと戻った>


。。。洛陽。
(司馬師)弟よ。私が死んでも権力を放すな。
さもないと一族は皆殺しになる。
(司馬昭)兄上。仰せのとおりにいたします!
(司馬師)うむ
。。。泣いて。

<しばらくのち司馬師はこの世を去った>
<あとを継いだ司馬昭は軍事と政治の実権を一手に握り、魏の大将軍となった>
<司馬師の死後も姜維は魏軍と一進一退の攻防を続けた>
<しかし、蜀軍の支払った代償は大きく。
 夏侯覇や張嶷など主要な将軍たちが相次いで戦死した>
<それでも姜維は祁山に足場を置き、北伐を続けようとしていた>



。。。魏。
(司馬昭)姜維は毎年国境を越えて侵略してくる。
やつをたたきつぶしたいが何か良い考えはないか?
(鄧艾)姜維は諸葛亮の愛弟子で用兵を熟知していますからまともにぶつかるには難しい相手
やつに勝つためにはまずあるじとの間を裂くべきです。
(賈充)まさに蜀のあるじ 劉禅は最近 酒と女におぼれているとか。
そこで劉禅がもっとも信頼している宦官・黄皓を買収し姜維の謀反の噂を流すのです。
(司馬昭)うむ。
(鍾会)私は西川を取る方法を研究してきました。
ここにその作戦が記してあります。
(司馬昭)ん。 。。。 なるほどこれはいい。
では、まず成都に人をやって噂を流そう。




。。。成都
(笑い声)
おじょうずですわ!
そうですわね。
(劉禅)よい。ほほいほほい ほい ほいっとな。

(笑い声)

すばらしいですわ!
(拍手)

陛下の踊りは本当に素晴らしゅうございますわ。
どうぞ一献。
(劉禅)ん。 ああ あはは

(黄皓)陛下
(劉禅)ん?何事だ。黄皓?
(黄皓)それが
(劉禅)ん?
ああ?


(劉禅)どうしたのだ?
(黄皓)ある噂を耳にしました。
姜維が陛下にとって代わろうとしていると。
(劉禅)まさか!
(黄皓)私も信じられませんが火のないところに煙は立たぬと申します。
どうかご用心を!
(劉禅)ああ。

(黄皓)陛下。これは姜維からの北伐の出兵を願う上奏文です。
(劉禅)んん? しばらく放っておく。



。。。姜維の陣
(足音)
(姜維)許可はいただけたか?
(楊儀)はぁ。 それが。
(姜維)どういうことだ?上奏文を送ってからもうひと月もたつのだぞ。
(楊儀)ある噂と関係があるのかもしれません。
大将軍が陛下にとって代わろうとしているのだと。
(姜維)私が!?うーん。
(楊儀)大将軍。陛下に弁明をされてはいかがですか?
(姜維)いいや。 弁解は逆効果だ。
(楊儀)では。どうするのです?
(姜維)毎年 続けた北伐を取りやめるのもおかしい。
やはり兵とともに隴西に駐留しよう。
いつの日か陛下も理解してくださるだろう。
。。。理解できない。



((賈充))大将軍!
(司馬昭)ん?
((賈充))われわれの計略は功を奏しました。
姜維は疑いをさけるため8万の兵を率いて隴西に駐留しています!
(司馬昭)すぐに鄧艾と鍾会に伝えよ。
兵を2つにわけ西川へ進軍せよと。
(賈充)御意




(兵士たち)ワ~~~!!
<進軍命令を受けた鍾会は10万の兵を率いて蜀軍と対戦し
 破竹の勢いで漢中を奪い取った>


鍾会将軍のすばらしき采配に乾杯!
乾杯!

鍾会将軍!鄧艾将軍が相談があると言ってきておられますが!
(鍾会)鄧艾だと?


。。。
(扉が開く音)
(鍾会)鄧艾将軍!これはこれは。
ご用があるなら呼んでくださればよいのに。ここまでご足労いただくとは。
(鄧艾)漢中を手に入れられたのだ。お祝いに参上するのが当然です。
(鍾会)いいや。これもすべて鄧艾将軍のおかげです。こちらへ



。。。2人で
(鄧艾)将軍。漢中を押さえたからにはいかにして剣閣を攻めるかを考えるべきですな。

(鍾会)姜維はすでに兵を率いて剣閣に駐留しているようです。
どう攻めればよいでしょう。
(鄧艾)一部隊を陰平の細道から漢中の徳陽亭に進ませ、
奇襲によって成都を直接うばうのです。
姜維はきっと成都を救援に行くでしょう。
そのすきをついて、あなたが剣閣をうばうのです。
(鍾会)鄧艾将軍の計略はすばらしい!
どうかそれを実行していただきたい。
私はここで吉報を待っております。
(鄧艾)鍾会将軍じきじきのご指名とあれば、この鄧艾よろこんで
お役に立ちましょう。
(鍾会)では、鄧艾将軍の勝利を祈って乾杯いたしましょう!
(鍾会)乾杯!
(鄧艾)乾杯!


(鄧艾)では おいとまします。お気をつけて では。
(馬が走る音)
。。。去って行く鄧艾



(鍾会)人はみな鄧艾には才能があるというが。
今日 見たところでは凡才にすぎないな。
一体なぜそう思われるのですか?
(鍾会)陰平の道は高い山の中を通る細道。
蜀軍は100人ほどいれば守備できる。
あそこで敵に退路を断たれたら座して死を待つのみだ。
(笑い声)

(鍾会)よし。正面から攻撃する。西川をとるのはわれわれだ。




。。。成都への一番乗りを
(鄧艾)さきほど鍾会が言っていたことを真に受けてはいないだろうな?
はい。われわれが陰平を抜けて成都を取るとは思っていないでしょう。
(鄧艾)では、どうやって成都を取るかわれわれが見せてやろう!
はっ!




<鄧艾は本陣に戻るとすぐさま3万の精鋭を選び乾燥食と縄を携え極めて険しい道を進んだ>
<3万の兵たちは山道を切り開いて進み、川に出くわせば橋をかけ、
 固い意志を持って隠平へと進軍した>

さぁ!
(鄧艾)ぐっ。うっ。はぁ。はぁ。

あぁっ?
(鄧艾)27日間かけ、700里を踏破した。
あそこが江油だ。もう後戻りはできない。
しかし、この谷はあまりにも険しすぎます。

(鄧艾)いや。恐れることはない。
まずこうして武器を谷底へ投げ。
外套にくるまって滑り降りる。
。。。とんでもない鄧艾。・・・義経?同じ運命に?
将軍!!

ああ。

。。。おなじことを。

♪~


。。。進軍する鄧艾
(鄧艾)ん!?

。。。砦の跡。

これはいつごろ使われていたものだ。
かつて諸葛亮が建てたとりでで、当時は1,000人以上が駐屯していました。
諸葛亮の死後劉禅が撤退させたのです。・・・あのバカが
(鄧艾)うーん。 もし諸葛亮が生きていたらわれわれはおしまいだった。



(門が開く音)
(鄧艾)突撃!
(魏軍)ワ~~!!

<鄧艾は猛烈な勢いで江油・フウ城を攻め取った>
♪~


<その後、後続の大部隊と合流し、ついに成都に攻め込んだのである>



あははは。
罰金100銀ですわよ。陛下が そうおっしゃったのよ!
(劉禅)ハハ。 わしの金はみんな姜維が戦で使ってしまって、
もうどこを探しても出てこないのだ
(黄皓)陛下。ここに私が貯めておいたものがございます。どうぞお使いください。
(劉禅)そうか。では、みなに与えよう!
(歓声)
。。。ふっとばされる黄皓。
(黄皓)あぁ。 ああ!!

(女たち)あぁ~!私のよ!
(劉禅)わしが拾ったのはわしのだぞ。
(女たちの はしゃぐ声)

。。。バカな奴とみている黄皓。

陛下!魏の鄧艾が成都に攻め込んできます!
(劉禅)何!?ここにか!?
左様で
(黄皓)なんと!
(劉禅)まさかそんな!鄧艾が天から降ってきたのか!?
やつらは隠平の細道をたどってきたのです。
(劉禅)あわわ。


<鄧艾の成都進軍を知った劉禅はそれを阻もうと次々と兵を出撃させたが
 魏軍は破竹の勢いで蜀軍を打ち破りまたたく間に成都を包囲した>
♪~

。。。白旗の成都

<おののいた劉禅はいったん南へ引き姜維の援軍を待つべきだという臣下の意見を退け
 城門を開け投降することを選んだ>

。。。降伏。

へっ!

(鄧艾)劉禅どの。姜維にもすぐに投降するよう命令を下すのだ。
(劉禅)はい。



。。。剣閣(蜀軍の陣営)
(姜維)ううう。
大将軍!投降などできぬ!私は鄧艾と戦います!
われらも同じ意見です!われらを率いて、ぜひ決戦を!
大将軍 どうかご決断を!
(姜維)まずは落ち着くのだ!
計略を用いて鄧艾を倒し、国を取り戻す!




。。。魏軍本営。
(鍾会)フゥ

将軍!
姜維が投降してきました!
(鍾会)何だと!?姜維が投降してきた!?
はい。将軍に会いたがっています!
う。
よし。ここに連れてこい!


。。。やってくる姜維。
(鍾会)姜維どの。こちらへ。
(姜維)これはわがあるじが投降するようにと命じた勅令です。
(鍾会)なぜ鄧艾ではなく私に会いに来られた?
(姜維)私が尊敬するのは鄧艾ではなく鍾会将軍です。ふう。
(鍾会)しかし 今や一番手柄は鄧艾のもの。
(姜維)あの激戦はすべて将軍が指揮されたもの。
将軍がここで私をけん制しなければ、鄧艾の一番手柄などなかったでしょう。
(鍾会)運がよかったのだろう。
(姜維)見たところ 一番手柄はよい兆しとはいえません。
(鍾会)ん!?どういうことだ?
(姜維)漢王朝の建国に際し、一番の功績を挙げたのは韓信です。
しかし彼はその功労が大きすぎたがゆえに殺されました。
(鍾会)なるほど。姜維どのの言う通りだな。



。。。洛陽。
大将軍。鍾会からの手紙です。信頼できる情報によれば鄧艾には謀反の兆しが
(司馬昭)ぬぅ。 鍾会を西川へやり鄧艾を捕らえよ!



。。成都へ。鍾会。
(馬が走る音)
♪~



。。。浮かれている鄧艾


(鄧艾)アハハハ。 乾杯!
(笑い声)

。。。兵がはいってくる。
(悲鳴)

。。せいされて。
(鄧艾)鍾会将軍!?
(鍾会)鄧艾。おまえを逮捕する!
おまえの謀反の陰謀は露見したぞ。これが殿の命令書だ。
皆のもの、以降は私の命令に従え!わかったか!

なあ。ううう。

(鄧艾)鍾会将軍。これは誰かの陰謀だ私は謀反など考えてはおらぬ!
(鍾会)こやつらを連行しろ!



(賈充)さきほど鍾会の手の者が報告に来ました。
すでに鄧艾を逮捕したので蜀の形勢が安定するのを待って洛陽に護送するそうです。
(司馬昭)鍾会が洛陽に来るとすれば、護送のためではあるまい。
鄧艾などよりも鍾会のほうがずっと野心家だからな。
(賈充)殿の。おっしゃるとおりです。
では鍾会をどのように処置なさるおつもりですか。
(司馬昭)鍾会に手紙を書こう。私がすでに大軍を率いて長安に進軍していると伝えるのだ。
そうすればやつは私の信任がないと分かり、洛陽には戻らないだろう。
(賈充)蜀で反乱を起こすのでは?
(司馬昭)そのとおり。やつは第二の劉備になろうとする。
(賈充)そうなったらどうします?
(司馬昭)心配ない。
鍾会の部下たちはみな洛陽に家族を置いている。
鍾会が謀反を起こしたとなれば、部下たちが黙ってはいないだろう。
(賈充)なるほど。さすがは殿!
。。。反乱を部下達に鎮圧させる



<すべては司馬昭の読み通りだった>
<鍾会は司馬昭の書状を受け取ると成都にとどまり
 姜維の協力を得て自ら蜀の王になろうとした>

はああ。
やあああ。

(おびえる声)

ええい。 矢を放て!
(矢が飛ぶ音)

<だが最後には部下たちの反乱の前に倒れた>
うわああ。
。。。弓にいられる最後


<鍾会と鄧艾の不仲を利用して魏軍を成都から追い出そうとした姜維は
 劉禅を皇帝に復位させようともくろんだが。結局は果たせず自決した>

。。。自害時の雷
(雷鳴)



<魏の賈充は成都へ赴き西川を安定させた後、劉禅を伴い洛陽に戻った>
<司馬昭は劉禅に安楽公の称号を与えた>
♪~



。。。洛陽で。もてなされる劉禅。
(劉禅)アハハハ。
(司馬昭)安楽公。洛陽はいかがです?成都がなつかしいですか?
(劉禅)いえいえ。ここは蜀よりも楽しいですよ。
(司馬昭)それはよかった。ハハハハ うぅ
。。。倒れる司馬昭。
(倒れる音)

(女たちの悲鳴)

(劉禅)うわ。 うわ~!
うわああ。

。。。病か?毒殺じゃないか?


<紀元265年 司馬昭は病死した>
<息子の司馬炎は魏の曹奐を廃して自ら帝位に上がり国名を晋と定めた>
<晋の武帝の誕生である>


<紀元280年 晋軍は長江を下り、呉軍が鉄の鎖で守っていた防衛線を
 大規模な火攻めで破壊し、呉の都 建業を制圧した>

(鎖が切れる音)
。。。鎖を破壊して、進軍する魏軍の船団。
♪~


<呉の最後の皇帝 孫皓は晋に投降した>
<ここに100年続いた戦乱の世は終わり、再び中国は統一された>
<天下は時に分裂するが、いずれまたひとつになる>
<長くも短い三国の歴史に覇を競い合った勇者たちの営みが刻まれている>
<最強武将伝・三国演義> 完
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アニメ

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0