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テガミバチ REVERSE #25 「こころの光」 [テガミバチ]

(ハント)博士。このままカルベネがすすめば。
(サンダーランド)ああ。人工太陽は落ちる。
世界は光を失うぞ!

(ヴィンセント)えっ!? せ 世界が光を失うって。
そんなことになったら。

(サンドラ)あんた。どうなっちまんだい!?
(ゴベーニ)おっ 俺に聞くな!

《シルベット:お兄ちゃん。ラグ》



。。。かいごするラグ。
(ラグ)ノワール  ノワール!
ノワール! しっかりして。ノワール!
ノワール。
ノワール?


(ノワール)ラグ・シーイング。
何をしている?
(ラグ)えっ?
(ノワール)キミは言った。
カベルネがもたらそうとしている絶望に変えて 希望を届けようと。
それに あそこにはキミの大切な人が。
。。。ラグの母
(ラグ)お母さん。
(ノワール)今 キミがしなければならないのは。
(ラグ)あっ!
ノワール。
(ノワール)うっ! あっ。
。。。気絶
えっ ノワール! ノワール!!
ノワール。
(泣き声)
。。。もらい泣きアリア


(ラグ)ノワール。約束する。
僕はみんなにもお母さんにも必ず届ける。
希望を!
お姉さん! お願いがあります!
うん?


。。。ラグ、そらで輝く
(ラグ)うお~!!

  。。。それにひかれるカルベネ。


(ニッチ)ラグ!
(ステーキ)ヌニーッ!


(ザジ)この光は。あのときの!
(コナー)同じだ!
天使の羽根でカベルネが戻ってきたときと!


(どよめき)
あの光ってるのたしかラグとか。
(シルベット)えっ!?
まるで工太陽じゃないか!


(ガラード)あの小僧!


(シグナレス)感じるか?
(シグナル)ああ。


やはりラグは人の形を成した。

。。。輝くほしのラグ。



(シルベット)ラグ。
戻ってくるぞ!

。。。被害が。



(ラルゴ)ラグの光に導かれて戻って来たのか?


(ニッチ)ラグ。来るぞ!
ヌニ!


。。。心弾をむける
(ラグ)響け。こころ!

  。。。うたれるとーでん。
     崩壊する。
     見ているみんな。
     ほしのラグ。


(ニッチ)やっつけた!
(ザジ)よっしゃ!
(コナー)やった。ラグ!


。。。見ている市民

(シルベット)ラグ。


。。。やりとげたラグ
(ラグ)やった。やったよ。ノワール。
    。。。倒れる



。。。別れの時
   ラグとノワール



。。。気がついたとき
(シルベット)ラグ!

(ラグ)シルベット?
(ニッチ)ラグよ。起きたか?
ヌニ?
(ラグ)ニッチ。
うぅ。

(シルベット)ラグ。大丈夫?
(ラグ)うん。
(シルベット)よかった。
なかなか目を覚まさなかったから 私。
(泣き声)

(ドアが開く音)


(ラグ)ノワール! 大丈夫だったの!? 僕。てっきり。
よかった。

(ノワール)ラグ。
(ラグ)えっ?
(ノワール)僕は精霊になれなかった者たちとともに生きていく。
(ラグ)えっ?行ってしまうの?
(ノワール)うん。
。。。
ありがとう。ラグ・シーイング。
キミに出会えなければこころをなくした僕が
新しい生き方を見つけることはできなかった。
(ラグ)お礼を言うのは僕のほうです。
あの日、あなたに会えたから 僕はテガミバチになろうと思った。
もし テガミバチになっていなければ
ニッチにもシルベットにもみんなにだって会えなかったんです。



。。。お別れの時
(ラグ)もう もう 会えないの?
(ノワール)そんなことはない。

。。。抱擁するノワール
(ノワール)僕たちは友達じゃないか。
(ラグ)友達。
(ノワール)あぁ。
(ラグ)友達。
ノワール。
あなたに会えて本当によかった。
(泣き声)


(アリア)さようなら。ゴーシュ。
(シルベット)元気でね。お兄ちゃん。



。。。お別れ
(ラグ)さようなら!
(シルベット)さようなら。お兄ちゃん!

(ラグ)さようなら。ノワール!!
さようなら!

《ロダ:ありがとう ラグ・シーイング。
 さようなら  私の 友達》

(ラグ)
《さようなら。
 ノワール ロダ》



。。。?
ラグ。
(ラグ)は  はい。
妹を頼む。
(ラグ)えっ? わかりました。
(ニッチ)ああ。
。。。帰って行くニッチの姉
(ラグ)さようなら。お姉さん!
(シルベット)さようなら!



(ガラード)政府の役人に見つからんうちに姿を消すぞ。
ヘイズル。
(バレンタイン)ああ。
だが、これからどうする?
(ガラード)わからん。
(バレンタイン)わからんって。
(ガラード)わかっているのはマローダーが廃業だということぐらいだ。
(バレンタイン)ハハッ。違いない。





。。。終わって。復興の街。

(ノック)
(アリア)失礼します。

館長?

。。。本を見るラルゴ。アリア本を取り上げる
(アリア)館長!
(ラルゴ)あっ。アリア君。
(アリア)『摩訶を見た日』 著者はヴィンセント・オルコット。
聞かない名前ですね。
(ラルゴ)けど 今、いちばん売れてるらしいよ。
あの日の事件を記した本さ。
(アリア)へえ。
(ラルゴ)で、何か用だったんじゃないの?
(アリア)ああ。そうでした。
(アリア)館長宛のテガミが。
(ラルゴ)僕宛?
おっ。ジギー・ペッパーからか。



。。。外で。
(ジギー)こころが輝くかぎり希望もまた輝く  だな。
行くか。



(ラルゴ)彼ら、ブルーノーツブルースで暮らせることになったようだね。
(アリア)精霊になれなかった者たちがですか?
(ラルゴ)うん。
(アリア)あとはサンダーランド博士の研究が完成するのを待つだけですね。
(ラルゴ)なくしたこころを取り戻す か。



(サラ)お疲れさま。 帰ろうよ。ハント。
(ハント)サラ。先に帰っててくれ。もうしばらく作業を続けたい。
(サラ)あんまり無理しちゃダメだよ。
(ハント)無理などしていないよ。
ただ この研究を一刻も早く 完成させたいんだ。
(サンダーランド)サラの言うとおりだ。今日はもう帰れ。
(ハント)博士。 
(サラ)博士。ハントは。
ううん。私たちは人の役に立ちたいんだ。
やり直すために。
(サラ)だからといって体を壊しでもしたら元も子もない。
(サンダーランド)サラに心配をかけるな。
(ハント)ああ
(サンダーランド)これは医者としての命令だ。
(ハント)はい。

。。。鼻をきかす?
(サンダーランド)いいタイミングだ。
(ハント)えっ?

(ドアの開く音)
(サンダーランド)サニー。
(サニー)サンダーランド博士。クッキーが焼けました。
(サンダーランド)おぉ。ありがとう。サニー。

。。。ついを手にするクッキー
(サニー)あっ! 博士!
手も洗わずに お行儀悪いですよ。
(サンダーランド)うまい!
(サニー)もう。



。。。
(ザジ)まだ自分が誰なのかは思い出せないんだよな?
(コナー)でも、サンダーランド博士の研究が完成すればきっと。
(ザジ)だな。
(コナー)頑張らなくっちゃ!
(ザジ)は? 唐突に何言ってんだ?
(コナー)大切な人ができたからね。
(ザジ)大切な人  誰だよ?
まさか  サニー!?
。。。?
そうか  俺もそうだ。
大切な連中だらけだ。

。。。子猫が。

(ザジ)また子供 産みやがったしな。
ヘヘ  頑張んなきゃならないのは俺も一緒だ。
じゃ。俺の配達先 プリオシン海岸だから。

(コナー)気をつけてね!

(ザジ)お前もな! ボーッと歩いてガケから落ちたりすんなよ。


(コナー)僕らも行こうか。ガス。



(シグナス)リバースに荷担していた我らがまさか不問に処され
またビフレストで働けることになるとはな。
(シグナレス)ラルゴの尽力のおかげだ。
(シグナス)ああ。
あのとき感じた光、なんだったと思う?



(アリア)えっ?
(ラルゴ)だから、このページにそう書いてあるんだよ。
はるかな太古。
まだ人工太陽を必要としていなかった頃の世界は
こうだったんじゃないかってね。
(アリア)ですが それは。
(ラルゴ)あくまで 著者の想像でしかない。
だけどあの日僕らは見たはずだよ。
こころの光を。
カリブス・ガラードが 言ったことが事実なら人工太陽は人々の悲しみで輝いている。
だけどそうじゃない。
誰かを思う強いこころに世界が照らされるとしたら、あるいは。
(アリア)うん。




。。。仕事に出るラグ
(シルベット)はい。お弁当。
今日はいつもとちょっと味つけを変えてみたの。
自信作よ!
(ラグ)あ  ありがとう。シルベット。おお
  。。。それはげぼまずスープとニッチとステーキ


(ラグ)いってきます。
(シルベット)いってらっしゃい。


(ラルゴ)とはいうものの当の本人は相変わらずなんだよね。
(アリア)ええ、今日も配達に出かけました。
それがテガミバチの仕事ですから。
(ラルゴ)うん



。。。回想
《アヌ:あの子に会いたい。
(ゴーシュ)届けることなら。
えっ?
(ゴーシュ)せめてあなたのこころをラグ・シーイングに届けることなら》

(ラグ)《あなたが届けてくれた。お母さんのこころ。僕は絶対に忘れない》



(ニッチ)ラグ!
街が見えてきたぞ。
ヌニ!
(ラグ)うん。急ごう。


《だけど 今はまだ。
 いつか きっと!》


。。テガミをくばる。
(ノック)
(ラグ)こんにちは。
郵便です! テガミを届けにまいりました!
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