SSブログ

三国演義 第46話 空蝉の城 の感想 [三国演義]

。。。戦いの準備が整う司馬懿の軍。
   バカの馬謖。


。。。わらうバカの馬謖
馬謖将軍。何がおかしいのですか!?
(馬謖)司馬懿のことだ。
山を囲むとはまるで死にに来たようなものではないか。

角笛を鳴らせ!全軍出撃だ!
♪~

(馬謖)突撃しろ!引く者は切り捨てるぞ!
。。。怖がっている兵士達。
やあ。
(馬謖)突撃だ~!

うわあ!
。。。怖がっている兵士達。

(矢が飛ぶ音)
(矢が飛ぶ音/悲鳴)

(馬謖)逃げるな!逃げる者は切り捨てるぞ!

。。。あっけない敗戦。



(司馬懿)フッフッフッフ…



。。。王平、援軍にむかう。
(かけ声)

。。。待っている張コウ
(張コウ)フン!
(王平)おらぁ!!
はあ。
やあ。
てあやあ。
はあ。

はあ。はあ。




。。。戻っていく張コウ。
大都督 救援にきた王平軍をおいはらいました!
(司馬懿)よし!

(司馬昭)父上!
父上。蜀軍は水がなくなってからまだ1日もたっていないというのに
もう混乱しはじめています。
すでに一部隊が投降してきました。
(司馬懿)よし。ではすぐに山際に放火せよ。
馬謖をますます混乱させてやろう。
(司馬昭)はい!
♪~


。。。山に火の手をあげさせる。
   馬謖の読みがおおはずれ。


(司馬懿)よいか。張コウ。馬謖が突撃してきたら、いったん通して
そのあとすぐに追いかけるのだ。
ヤツはかならず魏延のいる右側の砦に逃げる。
魏延の姿を見たら必ず負けよ。
(張コウ)はっ!  ん?
(馬の鳴き声)


(兵士たち)ワア~!
。。。逃げる蜀軍



(張コウ)ようし。追え~!
はっ!


(馬謖)あっ!

(馬謖)あっ!

。。。やって来る魏延
(魏延)いやぁ~!!
やあ。
はあ。

てやあ。


。。。出てくる伏兵。魏延に迫る。
(兵士たち)ワ~!
やあ。たあ。
はあ。
。。そこにやってくる王平
窮地を脱出する。



(魏延)あそこで王平将軍が来てくれなければ
今こうして生きてはいられなかったであろう。
(王平)ひとまず列柳城を守るしかありません。
街亭は後で考えましょう。
(魏延)ウム
(2人)ん?

(魏延)城を 奪われたのか?
はい

(王平)ああ…

(魏延)残念だ。わたしが丞相に提案したとおり 5,000の兵で子午谷から
出兵していたら今ごろわれわれは長安にいたはずだ!
♪~



(楊儀)丞相!
街亭からです。王平が描いた布陣図がとどきました。
(孔明)んん
これは馬謖はわが軍を危機に追い込んでしまった。
(楊儀)丞相。それはどういうことですか?
(孔明)馬謖は陣営を道ではなく山の上に築いた。
もし敵に包囲され、水の補給路を断たれたら、数日で自滅してしまうだろう。
街亭を失ったら、われわれの今までの苦労も水の泡だ!
(楊儀)では、わたしが馬謖に代わって街亭を守ります。
(孔明)よし。楊儀。では座りなさい。
街亭にどう陣営を築き防衛線を設置するかを説明しよう。


(楊儀)よく分かりました。すぐに街亭へ向かい、おっしゃる通りに陣を築きます。


丞相!街亭と列柳城を取られました!
あ。
現在 司馬懿は15万の大軍を率い斜谷からわが軍の後方へ向かっています。
(孔明)もはや挽回はできぬ。すべてはわたしの責任だ
♪~


。。。斜谷 をとおる司馬懿の軍。
(司馬懿)これは天がわれわれに与えてくれた勝利だ。
諸葛亮が  初めから斜谷を通って長安に向かっていたならば
街亭であんな失敗などするはずはなかったのだからな。
(司馬昭)わたしのいった通り諸葛亮は神ではありません。
(司馬懿)いや。諸葛亮をみくびってはならぬ。
ヤツが今どこにいるか分かるか?
(司馬昭)街亭を奪われたと知って、きっと剣閣へ退いたでしょう。
(司馬懿)そうではない。西城だ。
(司馬昭)ん?  なぜ西城へ?
(司馬懿)蜀軍はあそこに食料を蓄えている。
食料があれば軍を立て直せる。
(司馬昭)西城を攻めれば食料を奪えるうえ、蜀へ攻め込むこともできるわけですね。
(司馬懿)ふふふ。お前もいささか進歩したようだな。
わははは。



<司馬懿の予想どおり、諸葛亮は敗戦を知るとすぐに5,000の兵を率いて
 西城に向かい。食料を運び出しはじめた>
<兵士の半数を食料運搬にあてたため、城内には わずか2,500あまりの兵士
 しか残らなかった>

。。。孔明、筆をとって指示書を

司馬懿が大軍を率いて西城から30里まで迫っています。
(孔明)よし。わかった。君はこの命令書をすぐに関興将軍に届けてくれ。
御意!
丞相。関興がいるのは40里以上離れたところです。先に司馬懿の軍が来てしまうのでは?
(孔明)案ずるな。

(馬が走る音)

丞相!司馬懿の大軍は15万でここから20里まで迫りました。

(孔明)この命令書をすぐに姜維将軍に届けてくれ。
御意!
丞相。ここには2,500人しかいないのですよ。とても守りきれません!

(孔明)食料は全部運び出したか。
全部 終わりました。早く逃げましょう!
(孔明)この命令書をすぐに趙雲将軍に届けてくれ。
御意!


さぁ。お急ぎください!
車ではなく馬で参りましょう。その方がはやいですから。
(孔明)いや。わたしは馬にも車にも乗らない。
城壁にのぼって司馬懿がどの辺まで  来たのか見よう。
敵軍は一時まで迫っているのですぞ!
(孔明)一時もあるのか。では急ぐこともない。

丞相!

(孔明)どうだ?一緒に行って見てみないか?
お。おお。


。。。外を見に出る孔明と文官達
丞相。もう逃げなければ 間に合わなくなります。
(孔明)これより先「逃げる」と言った者は切る!
お。おお。


(馬が走る音)

(張コウ)あ。止まれ~!

。。。西城。
箒で掃いている老人
(ホウキではく音)

♪(琴)
。。。孔明、琴を弾く

(張コウ)お。


やぁっ!


(馬のいななき)
大都督。どうも妙です。西城の門は開いており。
城門の上で諸葛亮が琴を弾いています。
(司馬懿)なんだと!?こんな状況で琴を弾いているのか?
 う~む


。。。西城へ。

♪(琴)


???司馬懿。
前に出る。
うん。
フン。
うん。


。。。琴を弾く孔明


前に出る司馬懿
そして。司馬懿を見る


(司馬昭)父上。わたしが先に中に入って、諸葛亮を生け捕りにして参ります。
(司馬懿)ならん。おとなしくそこにおれ!
(司馬昭)城内にはいくらも兵がいません。
諸葛亮はわれわれを惑わそうとしているのです。
(司馬懿)いや!諸葛亮は慎重な人間だ。
今までそんな冒険はしたことがない。
なのに城門を開けているのはきっと兵がいるからだ!
(司馬昭)はっ!?父上
(司馬懿)もし虚勢を張っているのなら、気持ちの高ぶりが琴の音に出るはずだ。
聞いてみろ。この琴の音にはまったく乱れがない。
やはり虚勢ではない。
(司馬昭)わたしは音楽が不得手ですからまったくもって分かりません。
(司馬懿)お前が小さいころにきちんと音楽を教えてやらなかったのは
失敗であった。
命令を伝えよ!
後方を先頭に撤退する!
はっ!
(馬が走る音)

・・・大はったりがきいた。度胸の孔明。
   これくらいしろよ。自衛隊。

♪(琴)


。。。去っていったのを見届けて

(孔明)行こう。
丞相!司馬懿といえば当代の名将です
その司馬懿が15万の兵を率いているというのになぜ丞相を見て撤退したのですか?
(孔明)彼はわたしが慎重で冒険を好まないと思っている。
だから、この様子を見て伏兵がいるに違いないと思い撤退したのだ。
丞相はまったく神のようですなぁ。
わたしだったら もう城をすてて逃げていたでしょう。
(孔明)ハァ  ほかにやりようがなかったからしたことだ。
われわれには2,500の兵しかない。
城をすてて、逃げたとしても遠くへは逃げられぬだろう。


。。。退却をする司馬懿。
   出てくる関興。

(司馬懿)見ろ。撤退していなければ諸葛亮の策略にかかっていた。

はあ。やああ。



(関興)追撃やめ!食料をうばって退け!
なぜ勢いに乗じておいかけないのですか

(関興)われわれの部隊は数が少ない。
丞相はヤツらを驚かせるだけで良いと仰せだ。 行くぞ



。。。伝令が。
趙雲将軍!丞相からです。
(超雲)ウム。  あっ!?
街亭がうばわれた。すぐに漢中へ退却せよとのご命令だ。

トウ芝。軍勢をひきいて先に行け。
わたしがしんがりをつとめる。
(トウ芝)ハッ!


<諸葛亮が趙雲を箕谷道に置いたのは曹真のひきいる魏軍をけんせいし
 幻惑するためであった>
<趙雲は曹真が蜀軍の撤退を知り、追撃してくるだろうと考え
 読みどおり魏軍の一隊がおいかけてきた>

(趙雲)われこそは趙雲なり!
お。おお。

やああ。
はあ。
うわあ。
(逃げ惑う声)

(馬が走る音/気合)
(超雲)フン!
・・・守護将軍


<趙雲はしんがりとして、その後もずっと道に立ち蜀軍の退路を守り続けた>
<そして魏軍が30里後退したとの報告をうけ、初めて蜀軍のあとを追った>

はあ。



。。。退却の孔明



。。。司馬懿の軍。
諸葛亮は進撃してきません。
(司馬懿)なに!?
漢中に撤退するようです。
(司馬懿)漢中へ撤退?
はい!西城で聞き込んだところあのとき諸葛亮のかたわらには1人の将軍もおらず。
兵もわずか2,000人あまりいただけだそうです。
また関興の兵もわずか3,000人だったそうです。
(司馬昭)なるほど、それで追ってこなかったのですね。
(司馬懿)ウーン やはり諸葛亮が一枚上か。

・・・えへへ、そうかな?自分の保身もあるんじゃない。
   外敵は必要。今の中国も不満はそとにわざとむけている




(馬が走る音)
・・・超雲戻ってくる。孔明、出迎える。
(超雲)敗軍の将を出迎えていただくわけにはいきません!
(諸葛亮)何を言う。立ってくれ!
わたしのせいでどの部隊にも損失が出てしまった。
だが趙雲将軍だけは1人も兵士を失わずもどられた。
これこそまことの大将だ!
(超雲)おそれいります。
(孔明)将軍の功績は黄金50斤にあたいする。
部下の兵たちには  絹1万匹をおくろう。
(超雲)いけません。今回の敗戦は全軍の責任です。
わたしがほうびをいただいては丞相の賞罰が正しくないことになってしまいます。
(孔明)ハァ
(趙雲)その黄金と絹はいずれ丞相からみなにお与えになるために
倉庫にしまっておいてください!
(孔明)先帝は生前つねづね「趙雲は人格者だ」と仰せだったが
なるほどそのとおりだ!
。。。感心する。では、馬謖は?



。。。軍議。
(孔明)王平。おまえはなぜ道に陣を敷くよう馬謖に進言しなかったのだ?
街亭を失ったのはそのせいなのだぞ!
(王平)わたしは再三 進言いたしました。
しかし将軍はどうしても聞き入れてくださいませんでした。
お疑いになるなら、各部隊の将校たちにお聞きください。
(2人)王平将軍のおっしゃるとおりです。
わたしたちが証明します。
(孔明)よし。さがれ
はっ!
(孔明)馬謖をここへ呼べ。

。。。やってくる捕縛の馬謖
(馬謖)ううう うう 
(孔明)おまえは兵法書を熟読し、戦法はすべて暗記しているはずだ。
わたしも街亭がどんなに重要か言って聞かせた。
なのになぜ王平の忠告を聞かず山に砦を築いたりしたのだ。
(馬謖)今さら何を言っても取り返しはつきません。
(孔明)今回の敗戦 土地や城を失ったこと。
すべてはおまえのおごり高ぶった心から出たこと。
おまえが誓約書を書かなかったとしても軍法に照らして処分しないわけにはいかない。
(馬謖)わたしは死刑になって当然、が 丞相はいつもわたしをご自分の息子のように
思ってくださりわたしも丞相を父と思ってまいりました。
今、望むのは  
わたしの子どもを罰しないでくださることだけです。
(孔明)君とわたしは義兄弟ではないか。
君の息子はわたしの息子も同然だ。
安心しなさい。
(馬謖)ありがとうございます。



(馬が走る音)
(将エン)丞相。まだ天下を取っておりませんのに知略にたけた者を死刑になさるのですか!?
(孔明)昔、孫子が軍を強くし天下を取ることができたのは軍法を厳格に
執行したからだわたしも軍法を守らなければならない。


(走る音)
丞相!馬謖の処刑が完了しました。
。。。泣く孔明(泣き声)
(将エン)馬謖を軍法で裁いたのはわかりました。
ではなぜお泣きになるのですか?
(孔明)馬謖のために泣いているのではない。
かつて先帝がわたしにおっしゃったことがあった。
馬謖は自分を大きく見せているだけだと。
なぜ、わたしはそのお言葉を胸に刻まなかったのだ。
・・・いるいる虚勢を張る役員達。官僚。

<泣いて馬謖を切ったあと諸葛亮は皇帝・劉禅に丞相を辞職したいと書状を書いた>

(劉禅)勝つこともあれば負けることもあろう。
なぜこんなことをしたのだ?
国を治めるためにはかならず法を用いなくてはならないということなのです。
(劉禅)わかった。では、これを代筆せよ
諸葛亮を右将軍丞相代行とし、軍隊の指揮権は今までどおりとする。
うけたまわりました。



。。。魏国。
(鳥のさえずり)
(司馬昭)父上。皇帝陛下からすぐに来るようにと。
(司馬懿)ん? ハッ!
陛下がわたしに何の相談かおまえにわかるか?
(司馬昭)いえ。わかりません
(司馬懿)うーん フッ!
諸葛亮の敗北に乗じ、わたしに西川を取れとお望みなのだ。
フフフ


次回「諸葛亮対司馬懿」
・・・オンリワン経営者 対 サラリーマン(ほどほどに)
   聞かない部下がバカなまけ。司馬懿はまずは勝ちよりも地位の確保。
nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アニメ

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0