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三国演義 第45話 智将・姜維 の感想 [三国演義]

(旗が風で揺れる音)
♪~
(孔明)姜維は 親孝行と聞くが母親はどこに?
天水の冀県です。
魏延将軍。冀県を攻めるかのようにみせかけ姜維が来たら城内に引き入れるのだ
(魏延)御意!
(孔明)天水の食糧は  どこから供給されている?
上ケイです 上ケイを攻められたら天水に食糧は入りません。
(孔明)趙雲将軍一隊を率いて上ケイを攻めるのだ
(超雲)はい。丞相!


。。。天水城
(姜維)馬遵太守。冀県が包囲されました。私の母がおります。
(馬遵)それではすぐに救援に行け。3,000の援軍を率いていくがよい。
(姜維)ありがとうございます
♪~

。。。冀県城
取り囲んでいる魏延

(馬が駆けてくる音)
(魏延)姜維!お前の好きにはさせん!
ハッ!
ハァーッ!
やあ。
とお。
(かけ声)

(姜維)ハハハ…ん?
。。。城へ
(かけ声)



姜維を冀県に入れました。趙雲将軍も上ケイ城を囲み天水の食糧を断ちました。
(孔明)よし。では夏侯楙を連れて来なさい。
はい


(足音)
(夏侯楙)ああ 
(孔明)死ぬのは怖いですかな?
(夏侯楙)あぁ!うぅ 怖いです!どうか お助けください!
(孔明)もし あなたを助けたら冀県にいる姜維が投降してもよいと知らせてきました
(夏侯楙)ええっ!?本当ですか!?
(孔明)もちろん本当ですもし解放されたらあなたは姜維を蜀に引き渡しますか?
(夏侯楙)渡します!渡しますとも!
(孔明)よろしいではあなたを解放しましょう
(夏侯楙)丞相!姜維を必ず投降させます!
♪~

。。。解放されるばかの夏侯楙
(馬が駆ける音)
♪~


(夏侯楙)あぁ  どちらへ行けばいいのだろう
幽霊でも出そうだな
わぁぁ!!あぁ  あぁ
あぁ…ん?

。。。人影を。バカがみる。

(夏侯楙)止まれ!
お前たちはどこから来た?
冀県からです
(夏侯楙)何事が起こったのだ。
姜維が投降して町を諸葛亮に渡しました。
蜀軍が火を放ったので家も捨てて逃げて来たのです。
(夏侯楙)何だとぉ!?では今天水を守っているのは誰だ!?
馬遵です。
(夏侯楙)天水はどの方角だ。
あっちです。
(夏侯楙)よぉ~し!
ハッ!
。。。バカがいく。


まんまとだまされたな。
(笑い声)



。。。天水城。

(足音)

。。。食事をしている馬遵。

馬遵さま。
(馬遵)んん?
夏侯楙さまが!
(馬遵)おぉっ
夏侯楙さま。天水太守 馬遵でございます。
(夏侯楙)立ちたまえ。
(馬遵)あぁ…
。。。席に座ってかってにたべるとんでない夏侯楙・・・しね。
(夏侯楙)あぁ?アハハ あ~ ど~れ?
(馬遵)夏侯楙さま?
(夏侯楙)何も食べていなかったので腹が減っているだけだ。
(馬遵)さぞや ご苦労を!
(夏侯楙)知っているか?姜維は冀県を明け渡して諸葛亮に投降したとか
本当ですか!?
(梁虔)夏侯楙さま。それは偽りです!
(夏侯楙)私は冀県の難民たちから この話を直接聞いたのだ。
(梁虔)姜維は決してそんなことをする男ではありません。
彼のことはよく知っているから分かるのです!
♪~


あっ!あれは!?
私は姜維だ。夏侯楙と話がしたい!今すぐヤツに取り次げ!

(夏侯楙)あれは姜維だろう?
(馬遵)たしかに
(夏侯楙)どうだ梁虔 自分の目で見ただろうこれが偽りか!

(姜維)夏侯楙!
私はお前のために投降したのだぞ。なぜ裏切ったのだ!
(夏侯楙)いつ私が投降を勧めた!?すぐに考え直して罪をつぐなえ!
(姜維)お前が投降させたのではないか!
さては自分だけ助かろうとしたな!?
だが私はもう蜀の将軍になった。今さら戻る気などさらさらない!

(夏侯楙)聞いたか姜維は是が非でも魏に背くつもりらしいぞ。
(馬遵)人の心は本当にわからない


(姜維)攻めこめ!
(蜀軍)ワ~~~!!
(矢が飛ぶ音)
(矢が飛ぶ音/悲鳴)


。。。しめしめと
(関興)夏侯楙も馬遵もニセの姜維にだまされたようです。
(孔明)よし。ニセ姜維には褒美をとらせよ。
明日は計画通り。魏延将軍の砦に食糧を送るのだ。
(関興)わかりました
♪~


。。。魏延の砦に食料。見ている姜維

(車輪がまわる音)

(姜維)《わが陣営は食糧が不足している》
《蜀軍の兵糧を奪うことができればここを失う心配もなくなるのだが…》
♪~



。。。夜襲をかける姜維。

ああっ!?

ああっ?

(突進してくる音)

敵だ!敵がきたぞ~!!

(姜維)食糧を手に入れたらすぐに引き返すのだ!
。。。つみあげる。

(ドラの音)
(どよめき)

(姜維)しまった。ワナだ!引け!引け!
(馬のいななき)

(矢が飛ぶ音/悲鳴)
(矢が飛ぶ音)

うわあぁぁぁ
タァー!

。。。逃げる姜維。
(馬が駆ける音)

。。。城に蜀の旗。
ああっ!?
♪~

あっ!あぁっ!
(馬のいななき)
あっ
。。。後ろから敵

(馬が駆けてくる音)
んんん!?
はぁっ!
。。。逃げる姜維。



。。。天水城

。。。姜維は
(近づく馬の足音)

(姜維)馬遵どの。私だ!姜維だ!早く門を開けて中へ入れてくれ!

(馬遵)うーん 放て!
(矢が飛ぶ音)

(姜維)ああ
やあ。は。

(矢が飛ぶ音)


。。。上ケイ城

(姜維)私は姜維だ!その門を開けてくれ!

裏切り者め!お前が蜀に寝返ったことは知っているぞ!
放て!
(矢が飛ぶ音)

(矢が飛ぶ音/馬が走る音)

。。。逃げる。



。。。さまよう姜維
(姜維)ハァ…ん?

(関興)姜維!観念しろ!
は。
は。
うわあ。
や。

。。。逃げる姜維
(馬が走る音)

(関興)フン…ふっ


(馬が走る音)
(姜維)あ?

(馬が走る音/馬の鳴き声)
(姜維)あっ!?


。。。包囲される姜維
(姜維)ああ…
(孔明)まだ投降しないのか?
(姜維)あっ。 うっ ああ
(孔明)草庵を出て以来 誰か賢者に私の学問を伝えたいとずっと思ってきたが
これまで理想的な人物を見いだすことができずにいた。
・・・馬謖はだめだめ。
だが、今日 君に会うことができ。私の願いはとうとう実現した。
(姜維)そこまで 私のことを思っていただけていたとは。



(孔明)姜維。どうすれば最少の犠牲で天水と上ケイを取ることができると思う?
(姜維)梁虔を馬遵と仲たがいさせこちらに寝返らせることができれば
天水ばかりでなく上ケイまで何の苦労もなく手に入りましょう。
(孔明)上ケイに駐屯しているのは梁虔の弟だそうだな。
(姜維)そのとおりです


。。。天水城。
あっ!!
(矢がささる音)

(夏侯楙)これは姜維から梁虔への書状だな。
どうやら天水を取ろうとしているらしい。
(馬遵)うーん。梁虔と姜維はもとから仲がよかった
梁虔を始末するしか ありませんな。
(夏侯楙)はぁ

梁虔将軍!馬遵太守は将軍のことを亡きものにしようとしているようです。

(梁虔)何だと!?
連中は信用なりません。
もはや 謀反を起こすほか道はないかと。
ううん。


はあ。
(馬が走る音/かけ声)
ああ? 
ア~ッ!


(夏口楙)なに!?
(2人)あぁ!?
やああ。
。。。逃げ出すバカ2人。

(馬が走る音)

・・・世襲だけのアホの最後。


。。。朝、蜀軍前の門が開く。
(門が開く音)
♪~



丞相!夏侯楙と馬遵は 西の羌族の土地へと逃げました。
(姜維)私に追跡させてください
(孔明)いいや。捨て置け。夏侯楙などアヒルも同然。
われわれは姜維という鳳凰を得たのだから。


<蜀軍が天水・上ケイ・冀県を得たという情報はこの地方の人々を驚かせ
 まわりの州や郡はなびくように蜀に下った>
<蜀軍は続いて曹真と郭准の20万の大軍を渭水の西で打ち破り。
 大雪の中羌族の兵をも打ち破った。>


。。。蚊帳の外。
(司馬懿)はあ。
(司馬師)父上。どうしてため息をつかれる?
(司馬懿)魏軍は負け続けているというのに私は何もできずにいる。
(司馬師)わが軍の敗退も悪いことばかりとは思えません。
(司馬懿)ほう?
(司馬懿)こうならなければ陛下は父上のことを思い出されないでしょう。

(司馬昭)父上!

(司馬懿)ん!?

(司馬昭)ハァ…たった今 陛下から出陣の要請がありました。
ハハハ…。
(司馬師)おお!!
(司馬懿)やはり陛下だ!行くぞ!フンッ。


<司馬懿は魏の皇帝・曹叡の命ですぐに各地の兵を招集した>
<司馬懿は新城に駐留している孟達が諸葛亮と通じ、寝返ろうとしていることを知ると
 計略によって孟達を討ち取り。その後、長安に赴いて曹叡に謁見した>


。。。蜀
(諸葛亮)司馬懿は長安で曹叡と会見し張コウを先鋒とする軍を率いて
わが軍の長安攻めを防ごうとしているそうだ。
司馬懿が出てきたとなれば、当然 街亭を取って我々ののど元を抑えようとするだろう。
街亭の守備につこうという将軍は?
(馬謖)私が参ります!
(孔明)たしかに君は知略に優れているが。街亭の周囲には堅固な陣を敷く場所がない。
どうする?
(馬謖)私は子どものころから兵法書を熟読しております。
街亭などいかほどのことでしょうか!
(孔明)街亭は小さいが。戦略上重要な場所だ
失敗したら我々は 敗北する!
(馬謖)ご心配にはおよびません。私が守り抜いてみせます!
(諸葛亮)司馬懿を侮ってはいかん!
彼はなおざりにできるような相手ではない!
しかも、名将・張コウが先鋒にいるのだぞ。
君では彼らの相手にならないのではないか?
(馬謖)フン!司馬懿や張コウなど何でもありません!
曹叡みずからが出陣してきても怖くはありません!
もし ご心配なら私と一族の命を懸けましょう!
(孔明)馬謖。そのようなことを軽々しく言ってはならん!
(馬謖)ならば誓約書を書きます!
(孔明)はあ。。。。バカにはこまりものだ。
王平
(王平)はっ
(孔明)君は用心深い。馬謖の補佐役に任命しよう。
一緒に行って街亭を守れ。
(王平)わかりました!
(孔明)陣営は必ず路上に築き敵を簡単に通さないようにせよ!
陣を敷いたらその様子を地図に描き、私に送るのだ!
街亭を守るのが長安を取るための第一段階と心得よ!
(2人)はっ!
(孔明)もう一度いう。くれぐれも敵を…侮るでないぞ!
(2人)わかりました!
・・・わかってない馬謖。いるよね。こういう上司。
   すこしはできる秀才


<馬謖と王平の出発後も安心できない諸葛亮は魏延に命じて、
 街亭の側に援護の陣営を築き。
 趙雲とトウ芝には箕谷で敵を幻惑するよう命じた>
<これでようやく安心した諸葛亮は姜維を先鋒とし、
 みずから大軍を率いて斜谷から出撃した>
♪~



。。。街亭にて、なにもない。

(馬謖)丞相は心配しすぎだ。
こんなところへ敵が来るわけがない。
(王平)来ようと来まいと。丞相のご命令どおりにしなくては。
まず5本の道すべてに砦を築き 守備を固めましょう。
(馬謖)道に砦だと?王平。気はたしかか?
(王平)でも、それがご命令です。
(馬謖)だめだ。それは兵法に合わない。
(王平)それでは どこに築けばいいのですか?
(馬謖)見ろ。あの山を!
西の方に道がなく森が広がっている。
これこそ天が与えた要害だ。あの山に砦を築こう。
(王平)それは間違いです!
我々が道に柵を作って防げば10万の敵も簡単に通れはしないでしょう。
だが、山の上に陣地を築いたら、敵の奇襲を受けたとき四方を包囲されてしまいます。
(馬謖)ハハハハ! 何を言うか!兵法いわく
「高きによりて下を見れば勢い竹を裂くが如し」
もし魏の軍が来たら鎧の一片も残らないくらいに粉砕してやる!
(王平)私は今まで丞相につきどのように陣営を築くべきか学んできました。
それでわかったことは  「山に登ってはならない」
「水をくみに行く道を敵に断ち切られたら戦わずして負ける」 ということです。
(馬謖)お前は孫子の兵法を知らぬのか?
「これを死地においてしかる後 生く」だ。
私は兵法書を熟読しており、丞相でさえいつも私に作戦をお聞きになる!
それなのにどうしてお前は私に逆らうのだ!
(王平)どうしても山の上に行くと仰せなら私にも一隊を 分けていただきたい。
私は山の西側に陣を敷きます。
敵がきたら、呼応して動けるようにするのです。
(馬謖)いいや。許さん!
(王平)聞いてくださらぬなら私は帰ります。
(馬謖)ううぬ…


(近づく足音)

魏の大軍がこちらに向かっております。

(馬謖)何だと!?
(王平)丞相のおっしゃるとおりでしたな。
(馬謖)ふんっ。続報を!
はっ!

(馬謖)いいだろう。お前に5,000の兵を分けてやろう。
どこでも好きなところに砦を築くがよい。
後で功績を横取りするなよ。・・・せこい。
(王平)功績が欲しいわけではありません。丞相のご命令に従うまでです。
・・・神と凡人の違い。それで前のなんとか党も負けた。
   一歩先をいく孔明。理解できない秀才馬謖。
♪~


。。。地図に描く王平。。。負け戦のきっかけ。
(王平)伝令!
はっ!
(王平)これを丞相に届けてくれ。
できるだけ早くだ!
はっ!




。。。進軍する司馬懿。
(司馬懿)全軍に伝えよこの場所に陣営を築く!
(角笛)

(司馬懿)息子よ。数人を連れて街亭へ行き。
蜀の兵が守備を行っているかどうか見てきてくれ。
(司馬昭)はい  フン!
(馬が走る音)


。。。その夜。
(司馬師)父上。  街亭はそんなに重要ですか?
(司馬懿)うむ。諸葛亮に本当に知恵があるなら街亭に駐留しているはずだ

(近づく足音)

(司馬昭)父上!
(司馬懿)おお!して蜀軍は街亭を守っておったか?
(司馬昭)はい。おりました。
(司馬懿)はあ。
諸葛亮は先手を打ったか!いつも私より1歩先を行く!おおお。
(司馬昭)父上。そんなに落胆しないでください。
私が街亭を取ってみせます!
(司馬懿)お前が諸葛亮に太刀打ちできるとでも?
(司馬昭)父上。蜀軍は街亭の山の上に砦を築いています。
これは我々にとって有利です!
(司馬懿)山の上に?まことか!?
(司馬昭)私がこの目で見てきました!
(司馬懿)は。馬をひけ!今すぐ見に行くぞ!
(司馬昭)父上。今日はもう遅うございます。私がかわりに  
(司馬懿)ダメだ。これは重大なことだ。どんなに遅くても私が行く!



。。。街亭が見える場所へ

(司馬懿)街亭を守っている大将は?

馬謖という経験の浅い男です。

(司馬師)諸葛亮も人の子という証拠ですね。
(司馬懿)いや。諸葛亮は神だ。だが、神でもふと居眠りしてしまうことがあるのだ。
寝ている間にこの手の内に握ってやろう!
。。。リーマン司馬懿。隙を突く。
♪~


。。。進軍する司馬懿
   山を囲む包囲網。あほあほ馬謖。
(司馬懿)張コウ。一隊を率いて、西側へ行き王平を近づけないようにしろ。
(張コウ)はっ!
(司馬懿)お前たちは蜀軍が水をくみに行く道を断ち切るのだ
(兵士たち)はっ!
(司馬懿)フッフッフ…
・・・馬謖だねとリーマン司馬懿は笑う。ひよっこ。


次回「空蝉の城」
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