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テガミバチ REVERSE #18 「喪われた心弾」 [テガミバチ]

。。。明かされていく首都アカツキの事実。迷いで心弾を撃てないラグ。
   正しいのは?(グリーンホーネットでもいいじゃないか)


。。ハチノス。
(シルベット)ラグ、帰って来ていきなり、また倒れたって。

。。。ねているラグ
(シルベット)大丈夫みたいね。でもなんでこんな…。



(ニッチ)だからニッチは初めからノワールだと言った。
(アリア)ゴーシュが言ったのね?自分がノワールだと。
(ニッチ)あれはゴーシュではない。
(サンダーランド)その可能性はある。 と、館長には話しておいたが。
(ラグ)サンダーランド博士。
(サンダーランド)シーイングが撃ち込んだテガミ弾。
そこにあったシーイングの記憶によって、スエードを演じることもできる。
(アリア)最初から記憶は戻っていなかったと。

(ステーキ)ヌニ?
(ニッチ)シルベット?

(シルベット)嘘です。
(アリア)シルベット。
(シルベット)お兄ちゃんじゃないなんて嘘です。
だって  だって。

《ゴーシュ:こんなにこころが温かくなるのは何年ぶりかな。
 おいしいな。
 シルベットは天才だ》

やっと やっと 戻ってきてくれたのに。

(アリア)聞いて。シルベット。
私はある人に聞いたの。
アカツキの人工太陽が人のこころを奪うと。

あ。ああ。
あ。

《もう拾い集めることなどできはしないのだ》

(シルベット)失われたこころは戻らない?
本当なの? 博士。
(サンダーランド)う。わからない。
だが、スエード  ノワールが自分を殺そうとした。
シーイングはそう言っていたそうだ。
(シルベット)あ、お兄ちゃんがラグを?
どうして。

。。。寝ているラグ?




(ザジ)翼のある鎧虫?
ああ。子供たちが見たと言ってる。
ほら、あのシャーク岬の向こうに落ちていったと。
(サジ)カベルネ。


(ザジ)ヴァシュカ。館長に知らせてくれ。
今度こそぶっ倒してやる。

頼むぜ。ヴァシュカ。
応援を待つってのは性に合わねえけどな。


助けて!

あ?

誰か助けて!

(ザジ)チッ! ジンロか。コイツの弱点は口だが。
青棘!

クソ! もぐりこむしかない。

鎧虫は1匹残らず始末してやる。

。。。見ているもの。


(ザジ)よし! こっちだ。


助けて!



(ザジ)ここだ。青棘!
。。。始末される鎧虫(すもうきょうかい?)



うわ~!

あっ! しまった!!


あ。ああ。




(ジール)子供を助けようとしたのではないのか?

(ザジ)鎧虫は倒したぜ。
(ジール)なぜ鎧虫を倒したがる?
(ザジ)なぜもへったくれもねえ! アイツらは テガミを こころを奪う!!
(ジール)テガミバチとしては当然と言いたいのか?
(ザジ)そんなところかな。
おい! お  おい。待て!!
テメエ いったい…。




。。。ある場所に
(ノワール)どうした? こんな所にカベルネがいるのか?
(バレンタイン)カベルネなどおらんわい。
(ノワール)まだ信用できないということか?
(ガラード)信用しているとも。
だからこそ大切な仕事を手伝ってもらう。
(ロダ)ここはロージーの川。
(ノワール)
《そうか。
 時折 精霊になれなかった者が流れ着くという…》


(ガラード)ホールデン・コールフィールドの飛行船プログレ建造所と同じく
この上流にも政府が秘密裏に造った研究所があった。
(ノワール)研究所?
(バレンタイン)とっくの昔に廃棄されているがな。
見ろ!


(ロダ)は。
ノワール! あそこは。
(ノワール)ロダ?

(バレンタイン)どいてろ!

。。。研究所へ


(ガラード)ここは研究所で生み出された失敗作の廃棄場。
(ノワール)失敗作?
(ロダ)墓場。
。。。死体が


ノワール、おとされる。
(ノワール)何をする。
。。。死体の山
(ノワール)これは。
(ロダ)精霊になれなかった者。
私もこの1人だった。 そしてここから外に逃げた。
(バレンタイン)まだ息がある者がいるかもしれん。 さっさと探せ。

。。。さがすノワール
《死んでいる。みんな。 なぜこんなことを…》

(ガラード)かつて 人工太陽がその輝きを失いかけたとき2つの研究が始まった。
ひとつは飛行船による太陽の観察と調整。
もうひとつは人工精霊計画。
(ノワール)人工精霊?
(ガラード)太古に大地の霊的エネルギーが宿った虫を精霊虫と呼ぶ。
それと同じようなエネルギーを持つ生命体をつくろうとした。
(ノワール)なんのために?
(ガラード)人工太陽を輝かせているのは精霊の力だといわれている。
(ロダ)太陽がいくら輝いてもそんなの首都の近くに住む人が喜ぶだけ。
(バレンタイン)ああ。そうだ。
なのに人工太陽を再び強く輝かせるというためだけにこんな実験を。
(ノワール)人と別の生命体を使い、精霊をつくろうとした?
(ガラード)だが、すべての実験は失敗に終わり。ここも閉鎖された。
多くの失敗作はすべて破棄されたというわけだ。
(バレンタイン)チッ  やはりもう生きてる者はおらんか。
(ガラード)ムダ足か…。

。。。ショートでシステムが動き出す。お掃除ロボット。(仕分け)

うっ… うっ…。

(バレンタイン)あっ… まだ一部のシステムが生きていたか。
廃棄物の自動処理装置だ。
飲み込まれれば 肉片も残らんぞ!
(ロダ)ノワール!

(ノワール)確かに聞こえた。

(ガラード)ノワール! もういい!!
(ロダ)ノワール!!


(ロダ)ノワール!

(ガラード)ノワール!

。。。銃で応戦
(銃声)


。。。助け出すふたり?を
   爆発する研究所。




。。。ハチノス
(ラルゴ)カリブス・ガラード ヘイズル・バレンタインの2人がリバースのマローダー
であることは間違いないようだ。
ようやく政府も認めたよ。
(アリア)あの2人に何があったのでしょうか?
ヘッド・ビーとそのディンゴとして輝かしい未来が約束されていたはずなのに。
(ラルゴ)ゴーシュもアカツキでこころを失った。
あそこで何かが起こっている。


(物音)
。。。出ていくラグ
(シルベット)ダ ダメよ。ラグ。寝てなきゃ!
(ラグ)心配ないよ。シルベット。
ゴーシュをまたすぐに連れて帰ってくるから。
(シルベット)お願い!今は自分の体のことを考えて。
(ラグ)そんな時間はないんだ。
僕は信じてる。 僕の心弾でゴーシュを元に戻せるって。
(シルベット)あ。

(シルベット)もし お兄ちゃんを見つけてまた撃たれたら、どうするの?
私  ラグが傷つくなら、もう…。

(ニッチ)ラグ! ヴァシュカが。
(ラグ)ヴァシュカ? ザジは?
あれ? ヴァシュカ。何かくわえて…。

ううん。「カベルネ。そのそばには リバース」!?

(シルベット)ラグ。なんのテガミなの?
(ラグ)シルベット。僕、行かなくちゃ!
これ、館長に渡しておいて。

ヴァシュカ。案内して!

。。。いくラグ

(シルベット)ラグ。





(ザジ)アイツ  どこに行った!?
な。

貴様。BEEだな!?
この場所を見られた以上覚悟してもらう!
(ザジ)海賊  じゃあなさそうだな。
リバースか? ヘヘ。
な、何がおかしい! 恐れることはない。
BEEの武器は人間には効かん!
(ザジ)そうかい? だったら試してみな!
おらぁ!

。。。心弾を
(ザジ)青棘!
青棘は俺の悪意だ。
数日は最悪な気分だろうぜ。



(ザジ)見つけたぜ。
デカトンボ!
な。
お前。
精霊になれなかった者か?
(ジール)マローダー。 名はジール。
カベルネに手出しするなら、お前の命、略奪いたす。
(ザジ)ヘッ! そうかい。
だが、鎧虫をぶっ倒すためにわざわざ来たんだ。
お手だ。ワン公!
(ジール)犬ではない。
。。。動くのが早い
(ジール)狼だ。
鎧虫はこころを奪うと言ったな。
だが 政府もこころを奪うぞ。
瞬きの日を知らないのか?
(ザジ)あぁ!? なに言ってんだ テメエ!
(ジール)人工太陽は人のこころを奪って輝いている。
俺のこころもすべて奪われた。
俺はあの光を憎む。
(ザジ)わかんねえよ! 青棘!

(ジール)いくぞ。
。。。向ってくる
(ザジ)それじゃあ。よけられないぜ。 青棘!
どうだ? 俺の。

。。。効かない
(ザジ)なぜだ。 どうして 効かないんだ。
(ジール)ん? これは憎悪か?
鎧虫に両親のこころを食われた。
こころを失った家族が死んでいくのをただ見ているしかなかった。
その復讐のためにBEEに。
ザジ   それがお前の名か。

。。。けとばす。
(ザジ)このっ!
おらぁ!

(ジール)悪意  憎しみ  それでは効かないのだ。ザジ。
(ザジ)なんだと?
(ジール)俺の中にも同じものがある。
この体とこころを奪われた怒り。 光への憎しみ。
(ザジ)同じだと!?
(ジール)同じだ。ザジ。
そして俺の憎しみはお前のものよりもずっと強く深い。
だから、お前のこころで揺らいだりはしないのだ。
リバースは決して揺らがない。

政府に身を置きながら 地位 名誉 金 光 
お前が欲しいものはどれでもなく、復讐を達成することか。


(ザジ)ヴァシュカ!

(ザジ)テガミは届けたか。ヴァシュカ。
まあいい。今はこのワン公を倒す!
。。。心弾を撃つ。

(ジール)ザジ。お前のまっすぐなこころが伝わる。
敵じゃなければ友達になれたかもしれないな。

(ザジ)ハッ  嫌だね。 俺、ネコ派だからさ!



。。。ラグ、探している。
(ラグ)ヴァシュカ。どこに行っちゃったんだろう?
ヌニー。
(ラグ)あれは!
カベルネ!
赤針!

(引き金を引く音)。。。でない心弾。
(ニッチ)どうした?
(ラグ)変だ。
僕のこころがノクターンに装填されない。
ヌッ ヌニニ!
んっ!

(ロレンス)今のキミにカベルネは倒せない。 ラグ・シーイング。


(ラグ)リバースの…。

(ロレンス)ロレンス。

(ラグ)ゴーシュはどこだ!?

(ローレンス)さあ? その銃をゴーシュにも向けるつもりか?

(ラグ)ゴーシュはあなたに騙されてるんだ!

(ローレンス)そうかな?
キミは今、カベルネに心弾を撃ち込めなかった。
なぜかな?それはカベルネを育てたゴーシュや私たちの気持が
理解できるからではないのか?

(ラグ)そ…。

(ニッチ)ラグ?

(ラグ)それでも 僕は 僕は テガミバチだ!
(ローレンス)フッ…。

(ラグ)心弾装填!
。。。???こめらられない
心弾が。
心弾装填!
やっぱり心弾が装填されない。 どうして…。

(ローレンス)キミの銃はテガミ。
こころを届けたいという純粋なキミの願い。
そのこころを弾丸とする。
だが、今のキミにそのこころはない。
キミは迷っている。
(ラグ)あ
(ローレンス)ゴーシュ ノワールを敵とすることに迷い。
リバースが間違っていてアンバーグラウンド政府が
正しいという自信もなくなりついには自分のこころも見失ったのだ。
恐れることはない。
私がキミに与えてあげよう。本当のこころを。

(ラグ)あ。ああ。


次回「悪意でなく、憎悪でなく」
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