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三国演義 第44話 北伐開始 の感想 [三国演義]

。。。超雲、軍議に。
(足音)


(孔明)わが軍の兵はよく訓練されている。
占領地域はかたく守りむやみに打って出てはならぬ。
このたびの北伐の意味は重くおのおのそれを肝に銘じてもらいたい。
わが軍の戦略目標はわかったな?。
(一同)わかりました!
(孔明)うむ


(超雲)丞相!
(孔明)おお、これは。


(超雲)今回の北伐になぜ私を用いてくださらぬのですか!?
(孔明)最近 馬超将軍が病で亡くなられ、われわれは痛手を受けました。
趙雲将軍ももうお年です。
もし捕らえられでもしたら一生の名声に傷がつくばかりか
わが軍の士気にもかかわります!
(超雲)私は常に先鋒を担ってきました!
たとえ死ぬことになろうとも、後方に下がることは納得できません!
先鋒に任じていただきたい!
(孔明)趙雲将軍の勇気はすばらしいが、歳月は人を待たずといいます
(超雲)私はまだまだ若いと思っております!
国のために尽くすことをお許しいただけぬなら いっそ死んだほうがマシです!
(孔明)将軍。どうしても先鋒をお望みか。では誰かがついて行かなくては。

(トウ芝)このトウ芝将軍に力をお貸しいたしますぞ
(孔明)よろしい。それなら趙雲将軍に北伐の先鋒をお願いしよう!
(超雲)丞相に感謝します!



<諸葛亮は劉禅に別れを告げると、30万の大軍を率いて漢中へと出発した>
<丞相となって初めての北伐である>
<曹操の娘を妻に持つ夏侯楙は諸葛亮の出陣を知るとみずから皇帝・曹叡に出撃を願い出た>
<夏侯楙は「諸葛亮を生け捕りにしないかぎり二度と帰らぬ」と誓いを立て
 洛陽から長安におもむき。20万の兵を集めて諸葛亮を迎えうった>


(孔明)占領地域はかたく守り…

(魏延)丞相!
(孔明)ん?
(魏延)夏侯楙の軍に対抗する作戦を考えてまいりました。
(孔明)すわりなさい。

。。。地図を広げる魏延
(魏延)5,000の精鋭を率いてこの道をとおって東へ進み
子午谷から北上しますそうすれば10日で長安に着きます。
夏侯楙はそれを知ったら城を捨てて戻るでしょう。
そこで丞相と私とでヤツを包囲するのです!
そうすれば 咸陽より西の地方はわれわれのものになります!
(孔明)ハハハ…万全の策とは言えないな。
(魏延)8割9割の勝算があればかけてみる価値はあります。
(孔明)もし 敵の中に有能な人間がいてきみの計画を見やぶり
山に伏兵を置いたらどうなる?
(魏延)いや。夏侯楙は典型的な世間知らずです。
部下の進言になど耳を貸さないでしょう。
(孔明)それはきみの決めつけに過ぎない。
実際に手合わせしてみなくてはどんな人間かはわからないぞ。
(魏延)ああ。
。。。下がる魏延


(孔明)趙雲に進軍するよう伝えよ。
はい

(孔明)ふむ


。。。超雲、先鋒に。
(超雲)ん?

。。。敵兵。

(超雲)うん
。。。全軍、停止。
♪~

韓徳、韓徳の息子・四将軍

(韓徳)われわれの領地を侵すつもりか!?
この無礼な反逆者め!

(超雲)やあっ!!

(超雲)てや。
うああああ!
は。
なっ!
(超雲)ふん!

(超雲)ふん!
は。やあ。
うわ。

おおっ!
(超雲)フン!
うわああ!!

ふん
ううう~…
はあー!!
うわあ!!

うう…ん?

うん
やあ。
ああ。
。。。次々とやられる弱い2世議員

(韓徳)ああっ!!


(トウ芝)今だ!たたきつぶせ!
(兵士たち)ワ~~!!

。。。逃げる韓徳
♪~

(超雲)フン!
(トウ芝)趙雲将軍!
お年を召されても 武勇は衰えていらっしゃいませんな!
1人で4人の将軍をお討ちになるとはまったく天下無双の強さ!
(超雲)もう誰も年寄りだから戦えないとは言わないだろう!


<敗れた韓徳の救援要請を受けて夏侯楙は鳳鳴山で趙雲を待ち受けた>


(夏侯楙)あの老人が趙雲か?
(韓徳)そうです。
(夏侯楙)私ひとりで…まみえよう。
(韓徳)ヤツは4人の息子を殺したのです!
私にかたきを討たせてください!
(夏侯楙)ああ?

やあ。
(超雲)うおおおおお!!
は。
うう。はあ。
はあ。
(うなり声)
はあ。
(超雲)フン!
(韓徳)うわあ!!

(夏侯楙)おお!ああ~…
(超雲)夏侯楙!さっさと出てきて私と一騎打ちしてみよ!


(夏侯楙)た、退却!
。。。逃げる坊ちゃん。

(夏侯楙)はあ。はあ。

うお!うわあ!!



。。。その晩。
(夏侯楙)お趙雲が長坂坡で1,000人を倒したという話はただの伝説にすぎない
と思っていたが実際に趙雲は無敵の武将だった。
ですが趙雲は強いばかりで知略には欠けています
(夏侯楙)おうん。良い考えでも?
はい。
♪~


。。。逃げる坊ちゃん。
(夏侯楙)あぁっ。

(超雲)まさか夏侯楙が戻って来るとはな!
(トウ芝)昨日 大負けしたばかりなのに
何か策略があるに違いありません。
(超雲)ただの青二才ではないか。何を怖がることがあろう。
今日必ず生け捕りにしてやるぞ!
やあ。
うはあ
たはあ。
。。。やりあって。

。。。高台から見る夏侯楙

(馬が駆ける音)

(夏侯楙)ハハハ…

旗を振らせる。

(馬が駆ける音)

(超雲)ん?
(馬が駆ける音)

。。。伏兵が出てくる。
(魏軍)ワ~~~!!
うおっ!?
(魏軍)ワ~~!!

。。。囲まれて。
(気合/金属音)


夏侯楙さま。トウ芝も第2軍が包囲しました。
(夏侯楙)おお 。そうか私が都を出たとき朝廷の年寄りたちは皆反対した。
私が若すぎるとか実戦の経験がないとかな。
趙雲を洛陽に連行していったらヤツらは何と言うだろうか!?


(気合/金属音)

。。。超雲、夏侯楙の居場所を確認して

は!

(夏侯楙)おぉ…あぁ!!
。。。あがってくる超雲
(夏侯楙)防げ!早く。早くしろ!
。。。岩を落とす兵達。
(落ちる音)

(超雲)ど~う!…クッ!
。。。引き下がる超雲

(夏侯楙)ヘン!年寄りがびっくりさせおってからに。
われわれの包囲を突破できる者などおりませんよ。

。。。矢が飛んでくる
(矢が飛ぶ音/悲鳴)

(超雲)どうした?なぜわれわれの包囲が乱れているのだ?
関興と張苞が合流して包囲の外側が切り崩されています。

(悲鳴)
(関興)放て!

(悲鳴)

(関興)よし。進め!


(夏侯楙)どうしたら、いい?
撤退しかありません!
(夏侯楙)南安に撤退するぞ!
♪~

(超雲)ふん。
関興。張苞。どうしてここに!?
(関興)丞相は将軍に万一のことがあってはいけないと。
われら2人に 5,000の兵をつけ送り出してくださいました。
(超雲)いいところへ来てくれた。夏侯楙は南安に向かって逃げている。
このまま勝ちに乗じて追撃し一挙に南安を手に入れるぞ!
(2人)将軍の仰せのとおりに!



。。。夏侯楙の軍
(荒い息遣い)


。。。南安をせめる超雲。矢で応戦。
(蜀軍)ワ~~~!!
(矢が飛ぶ音)


<蜀軍は敗走する夏侯楙を南安郡まで追撃したものの。
 魏軍の頑強な抵抗にあいなかなか城を落とすことができなかった>

(悲鳴)
うわああ。

<そこで諸葛亮みずからが赴き城を包囲するよう命令した>



(トウ芝)夏侯楙は曹操の娘婿!
捕まえれば大手柄です。
なぜ一気呵成に城を攻めようとなさらないのですか!?
(孔明)南安城は城壁も高く、堀も深く無理には攻め落とせない。
やはり知略を用いて取る方がよい。
(トウ芝)良い策が?
ここに来るにあたって私は魏国の文書を偽造するのが得意な人物を連れてきたのだ。
♪~



。。。安定城。

(馬が駆ける音)

すぐに門をお開け願いたい!
夏侯楙さまよりの書状をお渡しに参った!

(崔諒) ん?
夏侯楙さまが南安城に閉じ込められているので
すぐに救援に来てほしいとのことだ。
偽造されたものでないかたしかめてくれ。
うん。  押してある印から見て絶対に本物です
(崔諒)よし!


。。。助けに出る崔諒。
(門が開く音/かけ声)

(馬が駆ける音)


。。。見届ける兵士。
フフ…


(馬が駆ける音)


。。。前から軍隊が。
(崔諒)ん!?

。。。関興の軍。

(崔諒)しまった!退却~!
はあ。いやあ。

(馬が駆ける音)
♪~

。。。帰ると魏延が城の上で蜀の旗をあげる。


(魏延)フッ

(崔諒)あぁ…

(魏延)安定は占領した。馬からおりて投降しろ!

(崔諒)…あぁ!?
。。。囲まれる崔諒の軍。

(崔諒)あぁ…
♪~


。。。崔諒は孔明の前に
(孔明)あなたは南安の太守のご友人だとか。
(崔諒)はい。
(孔明)では、投降を勧めに行く気はありますか?
(崔諒)もちろんです!かくなる上は夏侯楙を捕らえ丞相に献上させましょう。



。。。南安にいく崔諒
私は安定の太守 崔諒だ門をあけよ!

(門が開く音)

。。。中に入って。


(崔諒)諸葛亮が偽の書状により安定を取ったのだから、
われわれも偽の投降でヤツを南安へおびき寄せよう!
(楊陵)諸葛亮は頭の切れるヤツだ。簡単にだまされはしないだろう。
(崔諒)では、どうしたら良いと思う?
(楊陵)君が行きこう言うのだ「夏侯楙どのは投降しようとしない。
仕方がないので手引きをするから一隊を城内へ入れ火を合図に本隊を中へ入れよ」と
(夏侯楙)まず入ってきた一隊を倒し。それから合図の火を上げよう。
そして諸葛亮をおびき寄せた上で殺そう!
(楊陵)よし!


。。。戻っていく崔諒
(馬が駆ける音)

。。。崔諒、関興をつれて。
(崔諒)フッ



。。。南安城。
(門が開く音)
(楊陵)フフフ…
♪~

中へ入る崔諒と関興。
。。。関興にきられる将軍。
(楊陵)ぐあぁ!うわっ
(崔諒)う。ああ

はあ。ああ
崔諒も背後方きられる。

(兵士)ああっ!

(関興)突入!
(蜀軍)ワ~~~!!

(逃げ惑う声)


(夏侯楙)ん?
大変です
崔諒さまと楊陵さまが切られ蜀軍が入ってきました!
(夏侯楙)ここを出るぞ!

(逃げ惑う声)

(夏侯楙)あぁっ!
(どよめき)
おお。


すでに裏口はかこまれている。
(張苞)夏侯楙。わが丞相はお前たちのはかりごとなどお見通しだ!
馬をおりて投降しろ!
(夏侯楙)おのれ~!
。。。剣を取って抵抗するが、あっさりとおとされてしまう。
はあ。
ああ。おお。ああ。
。。。囲まれるバカの夏侯楙。



。。。とらわれの夏侯楙
(張苞)わが丞相のお言葉だ。
命が惜しければ天水太守の馬遵に手紙を書き兵を率いて
南安の包囲を破りに来るよう頼め。
(夏侯楙)フゥ…
。。。しかたないので書面をしたためるバカの人。
(張苞) フフ



。。。天水
(馬遵)さきほど皇帝陛下のご親族夏侯楙さまの救援要請があった。
南安に行って包囲を破り閉じ込められている夏侯楙さまをお救いするのだ。
(姜維)太守。それは策略だと思います。
(馬遵)策略だと?
(姜維)考えてみてください。諸葛亮が南安城に水も漏らさぬ包囲陣を敷いている
のに、ここに書状が届くはずがありません。
諸葛亮はすでに部隊を派遣して、この近くに潜んでいるはずです。
もし、わわれがだまされて出兵したら、
すかさず突入して天水を奪う腹づもりなのでしょう。
(馬遵)姜維。君の言うとおりかもしれん。
では、どう対処したら良いのだ?
(姜維)3,000の兵をお貸しください。
私は門の近くで待ち伏せしていますから、太守は兵を率いて、
いったん町を出30里進んだらすぐお戻りください。
われわれのあげる火を合図に蜀軍を挟み撃ちにするのです。
(馬遵)よし!君の言うとおりにしよう。
♪~


。。。見ている超雲とトウ芝。

将軍!天水太守 馬遵が城を出ました。
中には文官が残っているだけです。
(超雲)ウン。  よし。行くぞ!
♪~


(超雲)われは趙雲なり。お前たちは策略にかかった!早く投降せよ!


ハハハ。趙雲!得意になるのは早いぞ。
姜維将軍の策略にかかったのは自分だと気付かないのか!?


(超雲)城攻めだ!
はっ!?


(姜維)ウオォォ!!
は!やあ!
ふん。

(姜維)この姜維がお待ちしておりましたぞ!
(超雲)小僧、なかなかやるな!
(姜維)なんの!老将軍には負けません!

やあ。はあ。
やあ。ふん。
はあ。
うう。

。。。火がともされる。
♪~


。。。帰ってくる馬遵の兵達。
(兵士たち)ワ~~!!

。。乱戦に
はあ。
うう。
やあ。
はあ。


(超雲)退却!
(トウ芝)退却するぞ~~!!

(逃げ惑う声)

。。。してやったりと姜維。
フン。




。。。超雲、孔明に報告する。ホウレンソウ。
(超雲)丞相!姜維という若造の策略にまんまとかかってしまいました。
(孔明)姜維?君は南安の出身だから知っているだろう。何者なのだ?
姜維ですか?字を伯約といいまして、天水冀県の出身で文武に長けた若者です。
(超雲)その若造は槍も大層使います。
長らくあれほどの使い手に会ったことがありません!
(孔明)これは驚きだ。
天水を取ろうとしたことでそれほどの人材を見つけるとは。




。。。天水城
(姜維)趙雲が負けた以上、諸葛亮は自ら天水にやってくるでしょう。
早く準備しなくては。
(馬遵)うむ…どのようにしたらよい?
(姜維)私が町の東側で待ち伏せ蜀軍が来るのを防ぎます。
太守と梁虔どのは城外で待ち伏せ、呼応して動いてください。
梁緒どのは残りの兵で城をお守りください
(梁緒)ウム


<姜維の予想どおり、諸葛亮は軍勢を率いて天水に赴いたが
 すぐに攻撃を仕掛けることはしなかった>
<城壁に整然と並んだ旗印を見たからである>


(孔明)命令を伝えよ。ここで野営する。
(関興)はっ



。。天水の灯がともる
(火がともる音)

(孔明)ん?

。。。せめる天水の軍
(矢が飛ぶ音/悲鳴)


。。。周りから攻撃を受ける蜀軍
(魏軍)ワ~~!!


(関興)敵に包囲されました。丞相!
早く馬にお乗りください!


やあ!
は!
たあ!
てや!
(金属音)



。。。丘まで下がる孔明
(孔明)関興。あれが誰の軍かちょっと見てきてくれるか?
(関興)はい。
(孔明)矢に気をつけてな。


(諸葛亮)張苞…長年、戦ってきたが。攻められて馬で逃げたのは初めてだ。
(張苞)偶然でしょう。
(孔明)偶然と思っていたことが、そうでないこともある。


。。。戻ってくる。
(関興)わかりました。あれは姜維の軍勢です。


。。。下での攻撃風景
やあ!
は!
たあ!
てや!



(孔明)軍隊は数ではなく用い方が大切だ。
姜維はそれをわかっている。
・・・惚れ込んでだ孔明。姜維がほしいと。使える将軍を。
   人材に乏しい蜀に。 
   人材と言えば、あの党もこの党もざこばっかり。


次回「智将・姜維」
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