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三国演義 第43話 南蛮平定 の感想 [三国演義]

<諸葛亮は張嶷と馬忠がとらわれたことを知ると
 趙雲と魏延 そして馬岱に計略をさずけ2人の奪還に当たらせた>

(孟獲)この杯をおまえにささげよう。
たった一度の出陣で蜀の将軍を2人もつかまえたすばらしい功績だ。
(祝融夫人)おかげさまで。
(孟獲)ウム…

ハハハ…

(うなり声)

(兵士)大王。趙雲がふもとで挑発しています!
(祝融夫人)私がつかまえてくるわ!
祝融よ。趙雲は手ごわいぞ。
わしはすでに烏戈国に援軍を要請している。
今はそれを待つのだ。
(祝融夫人)でも攻撃は最大の防御。
今攻撃しなければ救援が来る前にやられてしまうわ。
フン!
(孟獲)お おい 祝融!

(うなり声)
。。。でていく祝融夫人


。。。待っている超雲。出てくる。
(超雲)うん。

(祝融夫人)この老いぼれ!
家で孫のおもりでもしていればいいものを!
(超雲)おまえの夫 孟獲がわれわれの国の周辺を荒らしまわるから
仕方なく出てきたのではないか。

(祝融夫人)ハッ!どうしても死にたいようね。

は!
は!

(うなり声)

は!
は!

。。。逃げる超雲。深追いをさせる。
(超雲)あっ! 。。。虎に狙われる。


(馬のいななき)
♪~

超雲を後ろからたたく祝融。


。。。出てくる魏延。
(魏延)フン!
(祝融)ハッ!?

。。。虎は超雲を追っている。
(祝融夫人)おやめ!とまるのよ!
(魏延)ふん

。。。捕まる虎
(うなり声)

。。。それをみて
(祝融夫人)ああっ!

。。。助けに向うが馬の足をとられて。
(祝融夫人)あっ!
(馬のいななき)

(祝融夫人)あっ…
うっ うぅ…
ああ。

。。。捕縛されます。


。。。孔明の前へ祝融夫人
(孔明)夫人の縄をといてやりなさい。
(兵士)はっ
(孔明)祝融夫人
張嶷と馬忠の2人の将軍を解放すると約束するならすぐに帰してやろう。
。。。しおらしい祝融夫人
(孔明)ウム
♪~



。。。戻る夫人。虎と
(足音)
(孟獲)祝融!
(祝融夫人)大王!
ああ。


<孟獲は祝融夫人が帰るとすぐに張嶷と馬忠を解放したが
 諸葛亮に降伏する気はなく。すぐに次の作戦を開始した>


。。。おとりになる孟獲。
(孟獲)いいか。わしをしばりあげ、諸葛亮のところへつれていけ。
わしが大声を出したら短剣を出し諸葛亮をやっつけるのだ。
(みんな)はい!

(祝融夫人)大王。やはり諸葛亮に降伏しましょう。
この作戦は見破られてしまうわ。
(孟獲)心配いらん。まじない師によると烏戈国の兵が着く前に
諸葛亮の首をとれるそうだ。
。。。心配する祝融夫人




(馬岱)丞相!
(孔明)どうした。馬岱。
(馬岱)孟獲の部下が孟獲をとらえてきました。
(孔明)ほう?
(馬岱)彼らが言うには、丞相が祝融夫人を釈放なさったので
部下たちは皆非常に感動して降伏を提案したそうですが
孟獲が聞く耳をもたないので謀反を起こしたとのこと。



。。。ひったてられる孟獲
(馬忠)調べろ!

孟獲を差し出し降伏します!

(馬忠)では、なぜこれを持っている!?

カラカランと剣が出てくる。


(孔明)孟獲。また会ったな。
こんなへたな芝居で私をだませると思ったのか。
2人の将軍を帰したからといって、私がおまえを信用するとでも?
 。。。ああ。
それでまだ降参する気はないのか?
(孟獲)今度は自分の首をしめたこれでは納得いかぬ。
(孔明)すでに6回もおまえをつかまえたのだぞ。
もう一度 放すと思うのか?
(孟獲)もう一度 放してくれさえすれば絶対につかまることなどない。
(孔明)では、もしつかまったら?
(孟獲)その時は心から降参する。
(孔明)よかろう。もうおまえの言葉は信用できぬがもう一度放してやる。
(孟獲)ウーン



<孟獲が本拠にもどると、まもなく烏戈国からの援軍が到着した>
<孟獲は烏戈国のあるじである兀突骨と3万の兵とともにふたたび
 諸葛亮に挑戦した>
(かけ声)


<諸葛亮は孟獲軍の動きを知るとすぐに兵を率いて桃花水の渡しにやってきた>
<原住民から「桃の花が散るころには川の水が増している」と聞き
 川ぞいに陣をしき、みずからは5里後方に身を置いた>

大王。諸葛亮は前線に魏延をのこし
(孟獲)ん?
自分は…後方に引きました。
(兀突骨)なんと…わしを見る前に逃げだしたか。
(孟獲)諸葛亮は あれこれ計略をめぐらすヤツだ。
用心してくれ。
(兀突骨)ヤツの計略など恐るるにたらぬわ。
まずは今日のうちに出鼻をくじいてやるとしよう!



。。。初陣。
(かけ声)
(魏延)放て!
(矢が飛ぶ音)

(兵士たち)ワー!
やあ。
お。おお。
。。。逃げる兵。

(魏延)とどまれ!退くな!
は!
やあ。



(孟獲)兀突骨どの。諸葛亮はまちぶせを得意としている。
いったん退却し、状況を見てから進軍したほうがよい。
(兀突骨)よし。ドラで兵を集めよ
(ドラの音)

。。。。川を渡る兵。もどてくる。
    鎧が水に浮く。これが油を塗っているだめ。


<蜀軍が兀突骨との緒戦にやぶれたのち、諸葛亮は趙雲と魏延に砦を守らせ
 自身は原住民の案内で深い山に入って地形を観察し敵をやぶる策を練った>

(風の音)
(孔明)この谷に名前は付いているのか?
盤蛇谷です。

(孔明)フゥ…
なぜため息など?
(孔明)本当はしたくないことをどうしてもしなければならないからだ



<諸葛亮は陣営にもどり魏延にこう命じた>
<「かならず負けよ。勝ってはならない」>
<「そして15回連続して負けたのち、白旗のさしてある方へ撤退せよ」と>

。。。罠。

(兀突骨)わしらは15日間で15回勝ったのだ。7つの砦もうばった
見たであろう。諸葛亮の計略などとるにたらぬわ!
(孟獲)まさにそのとおりだが、やはり気をつけねばならぬ。
そこの森にもきっと諸葛亮の伏兵がいるだろう。
(兀突骨)う~ん。 うむ!
森に火を放て!

。。。火で逃げ出す伏兵
(兵士たち)うわあ~!
(兵士たち)逃げろ!


(兀突骨)ハハハハ!諸葛亮もおしまいだ!
今すぐもう一撃をくわえて完全なる勝利をおさめようぞ



。。。砦へ。
(兵士)国王さま。
(兀突骨)なんだ!
(兵士)蜀軍はわが大軍を見て砦を放棄して逃げました。
現在 盤蛇谷に向かっています。
(兀突骨)追え!
(孟獲)まて!
(兀突骨)ん?
(孟獲)ここは用心深く行くべきだ。軽々しく追って、もう一息のところで
失敗したら、しゃくだからな。
(兀突骨)では、ここで待機していてくれ。
(孟獲)わかった。だがもう一度注意しておくからな。
深い森には諸葛亮の伏兵がひそんでいるかもしれん。
(兀突骨)わかっている。木々のある所ではからなず用心するようにしよう。


。。。出てくる蜀軍。
(兵士たち)ワ~!
は!

。。。そして逃げ出す蜀軍
(馬が駆ける音)


。。。谷に。。。
(兀突骨)フン!
谷に入って伏兵をたしかめよ。
はい!

。。。なにかをみつける

報告します。谷の奥には草1本なく。伏兵の姿はありません。
。。。孟獲の言ったことを裏目に。
蜀軍がすてていった兵糧がありました。
(兀突骨)この谷は蜀軍の補給路になっているのだろうな。
追撃を続けよ。諸葛亮をいけどりにする!

(馬が駆ける音)
。。。狭い道へ


。。。調べる糧食。 火薬?
あっ…国王!中身は兵糧ではありません!

。。。上から落ちてくる。」
(岩や木が落ちる音)

(兀突骨)前には行けぬ!もどるぞ!

。。。後ろも。
(岩や木が落ちる音)

(兀突骨)これは!?ああ…

。。。火矢を飛ばす魏延。
(矢が飛ぶ音)
(燃える音)


<諸葛亮は、兀突骨の兵士を全めつさせる一方、
 捕虜を孟獲のもとへ行かせ、いつわりの報告をさせた>
<それは「兀突骨が諸葛亮を包囲し、孟獲に応援を求めている」というもので
 孟獲はすぐに盤蛇谷に向かったのだった>

ああ。と孟獲、結果を見てしまう。無残な結果。
やってくる孔明。

。。。谷に閉じ込められる孟獲
(孟獲)ああ。


(孟獲)あっ!ん?
(孔明)孟獲。まだ抵抗を続ける気なのか?
(孟獲)ああ。うう~…

(孟獲)フフフフ…
いくぞー!!
(兵士たち)ワー!!
。。。逃げる孟獲。


。。。逃げる孟獲
(馬が駆ける音)
はあ…

(馬岱)孟獲!

(孟獲)ん!?
(馬岱)おまえの女房や一族郎党はすべて われわれの捕りょになった。
もう逃げ場はないぞ!
(孟獲)う…う…うおーっ!
はあ。

やあっ!ああ…!

(馬岱)おりろ!
(うめき声)



。。。孔明の前に?


丞相からの伝言だ。
「顔をあわせるのはつらいので食事がすんだら帰ってよい」
「また挑戦してこい」とのことだ。

(孟獲)はあ。う…うう…
(泣き声)

。。。出てくる祝融夫人。
(孟獲)ふう…はあ…
(祝融夫人)丞相があなたといっしょに帰りなさいって。
(孟獲)ん。
(祝融夫人)大王。まだ丞相と戦うつもり?
(孟獲)うう  7回も  つかまり。7回たすけてもらった。
こんな話は聞いたことがない。
このうえ丞相にたてつくなど できぬ。

(祝融夫人)大王。
。。。抱き合う2人。
(鼻をすする音)

(祝融夫人)やっとわかってくれたのね。


(諸葛亮)烏戈人のよろいを調べたら、
何回も油にひたしてつくったものだとわかった。
だから刃物を通さなかったのだ。
今回 火攻めを使ったことは彼らをたおすためやむをえない措置だった。
ふう。


孟獲が面会を求めております。
(孔明)ああ…
すぐにここへ。


。。。
(孟獲)うう~ 丞相!この孟獲は投降したく存じます。
二度と抵抗はいたしません。
(孔明)投降という言葉は使わないでくれ。
きみにはここで領主をつとめてもらいたい。
占領した土地もすべて返そう。
(孟獲)うっ。うっ。
(孔明)私の願いはわれわれがまるで本当の兄弟のようになることだ。
(孟獲)丞相  ご恩は忘れません。
孟獲永遠に丞相のおとうととなります。
丞相(泣き声)
♪~


。。。去る孔明
   感激の孟獲と祝融夫人




<諸葛亮が南方を平定した翌年の紀元226年魏の文帝 曹丕が洛陽で病死した>
<在位はわずか7年40歳の若さだった>
<同年 曹丕の子 曹叡が皇位をついだ…>
<この時 魏では雍州涼州の防備が薄かったため、驃騎大将軍・司馬懿は
 みずからその守りにつきたいと願い出た>
<司馬懿は曹叡の許可を得るとすぐに2人の息子を連れ赴任の旅路についた>



。。。蜀。
(馬謖)丞相

(馬謖)ごらんのとおり曹丕が死んで、息子の曹叡が皇位を継ぎました。
そして司馬懿が雍州涼州の軍事権を与えられすでに着任しました。

(孔明)曹叡は若く恐るるに足りぬが。司馬懿は知略に長けた男だ。
もし司馬懿が雍州と涼州の兵士を訓練すれば大きな脅威になる。
すぐに北へ向けて出撃しなくては!

(馬謖)丞相。われわれは南方を平定したばかりで兵士たちは疲弊しております。
すぐに出撃するよりも計略によって司馬懿に対抗しましょう。
(孔明)どんな計略がある?
(馬謖)曹叡はひどく猜疑心の強い男です。
そこで洛陽へ人をやって、司馬懿が造反を企てているといううわさを流すのです。
これで曹叡を使って司馬懿を取り除くことができます。


<馬謖の計略は成功した>
<曹叡は司馬懿が造反を企てているといううわさを聞くと
 司馬懿を罷免し、雍州涼州の軍事権を曹休にあたえた>


。。。
(馬謖)丞相
(孔明)ん?
よい知らせか?
(馬謖)はい
司馬懿は曹叡の命によって職を解かれ故郷に帰りました。
(孔明)そうか。司馬懿が北方平定の妨げになっていたが
今こそ陛下に北へ出陣するお許しをいただく時だ。


。。。出師の書を孔明
《私はもともと無位無官の身でありました
 当時はこの乱世に命をまっとうできれば十分と考え天下に名をはせたいとは
 願っておりませんでした
 ところが、先帝は三顧の礼をもって私をお訪ねくださり、
 これにより私は先帝のために奔走することを決意したのであります
 その後、曹操に追われ敗北した際に先帝の命を受け、
 危険なさなかに大任をお受けして、はや21年が過ぎました
 先帝は私の慎み深いことをご存じで、
 崩御なさるにあたって私に大役をお任せになりました
 それ以来、私は日夜憂慮し託されたご期待に沿うことができず
 先帝の名を傷つけてしまうのではないかと恐れてまいりました
 ゆえに深く南の地へ分け入ったのです
 今 南方は平定され ようやく北に向かうときが来たのです
 今こそ私は才をつくし漢王朝を復興し都を取り戻したい と存じます
♪~

。。。ついに北に向う孔明


次回「北伐開始」
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