咎狗の血 第11話 増悪/convict の感想 [咎狗の血]
アキラとケイスケ、その場をナノに逃がしてもらえる
ナノは、シキに問いかける。。。そして原液の血をそのまま口にするシキ。
。。。なんか早いナノの動き。スーパー何とか人!?
死にかけるが、戻ってくる。
アキラたちは、兵隊から逃れるが、シキに止められて、捕まる。
ケイスケ、なんとかしようとするが、シキに斬られて。
蔑むナノ。シキはナノへと。。。
アキラ。ケイスケの最後を見取って。。。。
---------------------------------------------------------------------------
(ナノ)すべて終わらせるため。この手には命が染み込んでいる。
(ナノ)いくつもの命が…。
それでも握ってくれるか?
(アキラ)あ。あっ…。
♪~
(ナノ)彼は?
(アキラ)友達だ… 大切な。
(ナノ)連れていけ。
♪~
。。。やってくるシキ、待っているナノ
バラバラバラ…(ヘリコプターの音)
♪~
。。。降りてくる軍隊
(源泉)情報どおりか。
ヤツら、とうとうおっぱじめやがった!あいつら無事なのか?
♪~
。。。その場をケイスケを抱えて去るアキラ
ダダダダッ!(銃声)
うわぁ~!
うおっ!
ダダダダッ!
ぎゃあ~!
(アキラ)始まったか… 内戦が。
♪~
♪~
♪~
♪~
♪~
♪~
ダダッ!
ダダダダッ!
ダダダダッ!
。。。退治するシキとナノ。
(ナノ)いつまでそうして立っているつもりだ?
(シキ)はっ… くっ!
。。。向っていくシキ
♪~
(シキ)ちっ!
♪~
。。。飛びかかって。すり抜けるナノ。
(シキ)ふん!てやぁ~!
パリン!
♪~
(シキ)くっ…。
♪~
。。。それを見ているアルビトロ
(アルビトロ)なんと王(イルレ)とNicole Premierの一騎打ちか。
これはおもしろい。よくぞ見つけたな。
♪~
(2人)あぁ~…。
(アルビトロ)さすがは Nicole Premier
まさに生きる戦闘兵器。あのシキをもってしても傷一つ 付けられないとは…。
すばらしいな。
(グンジ)だらしねぇな。シキティ。
(キリヲ)相手が強ぇんだろうよ。
(グンジ)あの野郎次は殺ってやる。
(キリヲ)おめぇじゃ。相手になんねぇよ。
(グンジ)んだと!?ジジイ。ケンカ売ってんのか?
ああ?
(アルビトロ)お前たちは私を守っていればいい。
(グンジ)へいへい。
(キリヲ)そうかよ。
(アルビトロ)ふん。
♪~
。。。かかっていくシキ
(シキ)うおぉ~~!
(シキ)なぜ戦わない?
遊んでいるのか!?
お前の目的はなんだ?
お前は何をするつもりなんだ!?
。。。かわすナノ。
(シキ)ふん!
(ナノ)滅びが近いのならば…。
(シキ)くっ!
。。。高速で動くナノ。
(なの)愚かなる魂は無に帰す。
(シキ)思い上がるな!
(ナノ)思い上がり…愚の産物を生み出す元凶。
(シキ)くっ!
(ナノ)命 自然 文明…度を過ぎれば、それは醜い欲望の塊へと成り果てる。
♪~
。。。シキ、聞いている。
(ナノ)人は弱い。故に高みに上ろうとする。そして見下ろすものができれば
今度はすべてを手中に収めようという幻想にとらわれる。
。。。手を上げるナノ。
(シキ)力こそ現実だ!
(ナノ)一人の暴走が生む抗争。それは多くのものの犠牲の上に成り立つ。
(シキ)力は絶対だ!
(ナノ)ならば問う。何故、オレを求める?
♪~
(シキ)あのとき、なぜオレを殺さなかった?
(回想)《ダダダダッ!》
《うわぁ~!》
(シキ)《はっ!》
♪~
。。。惨殺現場。
(シキ)《あっ…》
《ダダダダッ!》
《ブシュッ!》
《ダダダダッ!》
《うっ!》
《うわぁ!》
。。。ナノが殺している
♪~
《ブシュッ!》
《ぐわぁ!》
《ダダダダッ!》
♪~
《ドサッ!》
。。。人間兵器ナノ
♪~
。。。ナノ、シキに手を
《はっ!》
(シキ)《うっ!》
(シキ)《ぐはっ! ああっ…。はぁ はぁ はぁ はぁ…》
。。。でもやめる。
♪~
。。。怖いシキ。
(シキ)なぜだ?なぜ殺さなかった?
♪~
(ナノ)お前という存在の中に生まれた感覚…。
(ナノ)恐怖を感じたい。
(シキ)なんだと?
(ナノ)あのとき お前の中に見た。己の中が突き崩されたときに生まれる恐怖
そして 衝動。必ず追ってくると。
♪~
(ナノ)これ以上、まだあがくのか?
♪~
(アルビトロ)ふむ…。
(グンジ)なあ。シキティ。もうダメだろ。
(キリヲ)帰ろうぜ。
(アルビトロ)何を言っている。
これでカタがつけば誰にも介入されない単独でのビジネスを展開することができる。
そして、どちらが勝つかは火を見るよりも明らかだ。
(シキ)散れ!
♪~
。。。ナノを突きさす
(シキ)はっ!
。。。残像だった。
(ナノ)勝てぬものに何度も挑んでは敗れ。それでもまだ挑む。
(シキ)くっ!
(ナノ)お前が今まで味わったことがなく。かつ恐れている感覚をオレは
よく知っている。
(シキ)貴様 神にでもなったつもりか!?
(ナノ)弱さを知らずして、本当の強さを手に入れることなどできない。
(シキ)黙れ!
(ナノ)この苦痛を知ったとき、お前ならどうするだろうな?
それでもなお強くあることができるか?
(シキ)どういう意味だ!?
(ナノ)お前が憎んでやまないこの体を流れる血。人にまやかしの力を与える
この血こそがお前の弱さの象徴だ。分かるか?
(シキ)はっ!
(ナノ)「ライン」はこの血を薄めたものだ。常人が純度の高い原液を摂取すれば
発狂して死に至るだろう。
(シキ)うっ!
(ナノ)この血を受け入れるという所作が試練。それを乗り越えることができるか?
(シキ)話にならん。誰が貴様の血など!
(ナノ)乗り越えることができるか?と聞いている。
(シキ)くっ…。
(ナノ)真の強さを望むなら、己の中の最たる弱さを受け入れろ。
オレがそうしてきたように。
♪~
(ナノ)さあ。どうする?
♪~
(シキ)な。オレは力を手にするためにすべてを切り捨ててきた。
♪~
(シキ)超えてやる。
♪~
。。。はだけるナノ。
(シキ)うおぉ~~~!!
。。。切りつけて。
ブシュッ!
。。。口をつけるシキ
♪~
(アルビトロ)なっ!?
♪~
(ナノ)お前は 本当に愚かだ。
♪~
。。。血を飲むシキ
(シキ)うわっ… くっ!ああっ! ああぁ~!!
(アルビトロ)バカな!自殺行為だ。
(グンジ)シキティ。死んじまうのか~?
(アルビトロ)純度100%のラインだ。
その拒絶反応は想像を絶する。
(シキ)うぐっ… ぐわっ…
ぐあっ!ああぁ…。
ううっ… ぐはっ!
はぁ はぁ… ああっ…
ぐわっ! あっ あっ… あぁ…
ああ~! ああぁ~~!!
ぐわっ! あっ… あぁ…。
。。。ことつきるシキ?去っていくナノ
(グンジ)あぁ~あ。死んじまったなぁ。
(アルビトロ)やはりダメだったか。
。。。去っていくナノ。
。。。動くシキ
(アルビトロ)おや?
(グンジ)あん?
(キリヲ)ああ?
♪~
。。。立ち上がるシキ
(シキ)はぁ… はぁ… はぁ…。
(アルビトロ)まさか!取り込んだというのか!?Nicoleを。
♪~
。。。剣をもって歩み出すシキ
。。。街中のアキラとケイスケ
タッタッタッ…(足音)
ん?
ああっ!うわぁ~!
(兵士)出てこい!
(兵士)隠れてもムダだ!
う… 撃つな!抵抗しねぇって。
頼む。撃たないでくれ!
助けてくれよ~!
ダダダダッ!
ぎゃあ~!
うわぁ~!
ダダッ!
ダダダダッ!
ダダダダッ!
(兵士)ふん。
ガラッ…(物音)
(兵士)誰だ!?
♪~
。。。囮になってでるアキラ。目を覚ますケイスケ。
(兵士)いたぞ!
ダダダダッ!
(兵士)あそこだ!
ダダダダッ!
(アキラ)はぁ はぁ…。 くそっ!
♪~
(アキラ)うおぉ~!
ドカッ!
(兵士)そこまでだ!
(アキラ)くっ…。
(ケイスケ)うおぉ~!
ガン!
(兵士)ぐはっ!
(アキラ)ケイスケ!
。。。アキラ、兵隊を。
(兵士)ああっ!
(ケイスケ)てやぁ~!
ガン!
♪~
(ケイスケ)はぁ はぁ はぁ…。
(アキラ)ケイスケ お前…。
(ケイスケ)なんかアキラが危ないと思ったら体が勝手に動いて。
(アキラ)もう大丈夫なのか?
(ケイスケ)だいぶ眠ったからかな。体が軽いんだ。
(アキラ)とにかくここはまずい。移動しよう。
(ケイスケ)うん。
。。。走ってその場を去る。
♪~
(ケイスケ)はぁ はぁ…。
(アキラ)はぁ はぁ…。
(ケイスケ)軍のヤツら。トシマにいる連中は皆殺しにするつもりかな?
(アキラ)ああ。
(ケイスケ)大丈夫かな?リンや源泉さん。
(アキラ)急ごう。その通りを越えたら教会だ。
(ケイスケ)うん!
(2人)あっ!
。。。会ってしまうシキと。
(シキ)非Nicole…。
(アキラ)シキ!
(シキ)勝てぬものに何度も挑んでは敗れ。それでもまだ挑む。
(アキラ)何?
(シキ)お前が今まで味わったことがなく、かつ 恐れている感覚を
オレはよく知っている。
(アキラ)何を言ってる?
下がってろ。ケイスケ。
(シキ)お前はオレと来い。
(アキラ)あっ。
♪~
(シキ)来い。
(アキラ)くっ!
。。。逃げようとする
ドカッ!
(アキラ)うわっ!
ううっ… あっ!
(シキ)オレに逆らうな。
。。。剣を向けるシキ。
(ケイスケ)うおぉ~~!!
。。。着られるケイスケ
ザシュッ!
♪~
(アキラ)ケイスケ!
ケイスケ~~!!
。。。
(ケイスケ)アキラ。逃げて…。
(アキラ)バカ!お前を置いていけるか!
(ケイスケ)いいから… 逃げて!
(シキ)この血を受け入れ、乗り越えることができるか?
(アキラ)くっ…。
シュン! シュン!
♪~
。。。上から見ているナノ
(シキ)お前の負けだ。
オレはお前を超えた。
(ナノ)だが、お前はお前自身に負けた。己の中の恐怖を克服できず。
この血を受け入れた。
(シキ)ふん!
♪~
。。飛んでいくシキ。
(シキ)オレは己も貴様も凌駕した。
。。。切りつけるシキ。ひらりとかわす。なにもないかのように。
♪~
(アキラ)ケイスケ… ケイスケ!
(ケイスケ)アキラ…。
(アキラ)もうすぐトシマを脱出できるんだ。
オレが助けてやる!
(ケイスケ)うん…。
(アキラ)ダメだ!しっかりしろ ケイスケ!
あきらめるな・。ケイスケ!リンや オッサンが待ってる!
(ケイスケ)うん…。 うっ! ううっ…。
(アキラ)ケイスケ!
(ケイスケ)オレ… どうしてもアキラに伝えたいことが…。
(アキラ)しゃべるな!
(ケイスケ)オレ。アキラの役に立ちたくて…アキラのために
何かしたくて…それでラインを…。
(アキラ)分かってる。分かってるから黙ってろ!
(ケイスケ)でも、結局 苦しめた…。ごめん…。
(アキラ)くっ…。
(ケイスケ)オレ、たくさんひどいことした…。
たくさん人を殺してしまった…。
(アキラ)頼むからもうしゃべらないでくれ!
(ケイスケ)よかった…。
(アキラ)あっ…。
(ケイスケ)アキラが無事でよかった。
ずっと一緒にいたかった…。
。。。死んでいくケイスケ
♪~
(アキラ)ケイスケ!ダメだ!ケイスケ!
。。。手がはなれる。
♪~
。。。降り出す雨
♪~
ザァーー(雨音)
♪~
♪~
(アキラ)ケイスケ…。
くっ!
ケイスケ…。
ケイスケ…。
ケイスケ…。
ケイスケ~~~!!
♪~
♪~
♪~
♪~
♪~
(アキラ)死とはきれいなものだと思っていた。
心臓が止まり。呼吸が止まり。永遠の眠りに就く。
ただ それだけのこと…。そう思っていた。
次回「同至/beginning」
ナノは、シキに問いかける。。。そして原液の血をそのまま口にするシキ。
。。。なんか早いナノの動き。スーパー何とか人!?
死にかけるが、戻ってくる。
アキラたちは、兵隊から逃れるが、シキに止められて、捕まる。
ケイスケ、なんとかしようとするが、シキに斬られて。
蔑むナノ。シキはナノへと。。。
アキラ。ケイスケの最後を見取って。。。。
---------------------------------------------------------------------------
(ナノ)すべて終わらせるため。この手には命が染み込んでいる。
(ナノ)いくつもの命が…。
それでも握ってくれるか?
(アキラ)あ。あっ…。
♪~
(ナノ)彼は?
(アキラ)友達だ… 大切な。
(ナノ)連れていけ。
♪~
。。。やってくるシキ、待っているナノ
バラバラバラ…(ヘリコプターの音)
♪~
。。。降りてくる軍隊
(源泉)情報どおりか。
ヤツら、とうとうおっぱじめやがった!あいつら無事なのか?
♪~
。。。その場をケイスケを抱えて去るアキラ
ダダダダッ!(銃声)
うわぁ~!
うおっ!
ダダダダッ!
ぎゃあ~!
(アキラ)始まったか… 内戦が。
♪~
♪~
♪~
♪~
♪~
♪~
ダダッ!
ダダダダッ!
ダダダダッ!
。。。退治するシキとナノ。
(ナノ)いつまでそうして立っているつもりだ?
(シキ)はっ… くっ!
。。。向っていくシキ
♪~
(シキ)ちっ!
♪~
。。。飛びかかって。すり抜けるナノ。
(シキ)ふん!てやぁ~!
パリン!
♪~
(シキ)くっ…。
♪~
。。。それを見ているアルビトロ
(アルビトロ)なんと王(イルレ)とNicole Premierの一騎打ちか。
これはおもしろい。よくぞ見つけたな。
♪~
(2人)あぁ~…。
(アルビトロ)さすがは Nicole Premier
まさに生きる戦闘兵器。あのシキをもってしても傷一つ 付けられないとは…。
すばらしいな。
(グンジ)だらしねぇな。シキティ。
(キリヲ)相手が強ぇんだろうよ。
(グンジ)あの野郎次は殺ってやる。
(キリヲ)おめぇじゃ。相手になんねぇよ。
(グンジ)んだと!?ジジイ。ケンカ売ってんのか?
ああ?
(アルビトロ)お前たちは私を守っていればいい。
(グンジ)へいへい。
(キリヲ)そうかよ。
(アルビトロ)ふん。
♪~
。。。かかっていくシキ
(シキ)うおぉ~~!
(シキ)なぜ戦わない?
遊んでいるのか!?
お前の目的はなんだ?
お前は何をするつもりなんだ!?
。。。かわすナノ。
(シキ)ふん!
(ナノ)滅びが近いのならば…。
(シキ)くっ!
。。。高速で動くナノ。
(なの)愚かなる魂は無に帰す。
(シキ)思い上がるな!
(ナノ)思い上がり…愚の産物を生み出す元凶。
(シキ)くっ!
(ナノ)命 自然 文明…度を過ぎれば、それは醜い欲望の塊へと成り果てる。
♪~
。。。シキ、聞いている。
(ナノ)人は弱い。故に高みに上ろうとする。そして見下ろすものができれば
今度はすべてを手中に収めようという幻想にとらわれる。
。。。手を上げるナノ。
(シキ)力こそ現実だ!
(ナノ)一人の暴走が生む抗争。それは多くのものの犠牲の上に成り立つ。
(シキ)力は絶対だ!
(ナノ)ならば問う。何故、オレを求める?
♪~
(シキ)あのとき、なぜオレを殺さなかった?
(回想)《ダダダダッ!》
《うわぁ~!》
(シキ)《はっ!》
♪~
。。。惨殺現場。
(シキ)《あっ…》
《ダダダダッ!》
《ブシュッ!》
《ダダダダッ!》
《うっ!》
《うわぁ!》
。。。ナノが殺している
♪~
《ブシュッ!》
《ぐわぁ!》
《ダダダダッ!》
♪~
《ドサッ!》
。。。人間兵器ナノ
♪~
。。。ナノ、シキに手を
《はっ!》
(シキ)《うっ!》
(シキ)《ぐはっ! ああっ…。はぁ はぁ はぁ はぁ…》
。。。でもやめる。
♪~
。。。怖いシキ。
(シキ)なぜだ?なぜ殺さなかった?
♪~
(ナノ)お前という存在の中に生まれた感覚…。
(ナノ)恐怖を感じたい。
(シキ)なんだと?
(ナノ)あのとき お前の中に見た。己の中が突き崩されたときに生まれる恐怖
そして 衝動。必ず追ってくると。
♪~
(ナノ)これ以上、まだあがくのか?
♪~
(アルビトロ)ふむ…。
(グンジ)なあ。シキティ。もうダメだろ。
(キリヲ)帰ろうぜ。
(アルビトロ)何を言っている。
これでカタがつけば誰にも介入されない単独でのビジネスを展開することができる。
そして、どちらが勝つかは火を見るよりも明らかだ。
(シキ)散れ!
♪~
。。。ナノを突きさす
(シキ)はっ!
。。。残像だった。
(ナノ)勝てぬものに何度も挑んでは敗れ。それでもまだ挑む。
(シキ)くっ!
(ナノ)お前が今まで味わったことがなく。かつ恐れている感覚をオレは
よく知っている。
(シキ)貴様 神にでもなったつもりか!?
(ナノ)弱さを知らずして、本当の強さを手に入れることなどできない。
(シキ)黙れ!
(ナノ)この苦痛を知ったとき、お前ならどうするだろうな?
それでもなお強くあることができるか?
(シキ)どういう意味だ!?
(ナノ)お前が憎んでやまないこの体を流れる血。人にまやかしの力を与える
この血こそがお前の弱さの象徴だ。分かるか?
(シキ)はっ!
(ナノ)「ライン」はこの血を薄めたものだ。常人が純度の高い原液を摂取すれば
発狂して死に至るだろう。
(シキ)うっ!
(ナノ)この血を受け入れるという所作が試練。それを乗り越えることができるか?
(シキ)話にならん。誰が貴様の血など!
(ナノ)乗り越えることができるか?と聞いている。
(シキ)くっ…。
(ナノ)真の強さを望むなら、己の中の最たる弱さを受け入れろ。
オレがそうしてきたように。
♪~
(ナノ)さあ。どうする?
♪~
(シキ)な。オレは力を手にするためにすべてを切り捨ててきた。
♪~
(シキ)超えてやる。
♪~
。。。はだけるナノ。
(シキ)うおぉ~~~!!
。。。切りつけて。
ブシュッ!
。。。口をつけるシキ
♪~
(アルビトロ)なっ!?
♪~
(ナノ)お前は 本当に愚かだ。
♪~
。。。血を飲むシキ
(シキ)うわっ… くっ!ああっ! ああぁ~!!
(アルビトロ)バカな!自殺行為だ。
(グンジ)シキティ。死んじまうのか~?
(アルビトロ)純度100%のラインだ。
その拒絶反応は想像を絶する。
(シキ)うぐっ… ぐわっ…
ぐあっ!ああぁ…。
ううっ… ぐはっ!
はぁ はぁ… ああっ…
ぐわっ! あっ あっ… あぁ…
ああ~! ああぁ~~!!
ぐわっ! あっ… あぁ…。
。。。ことつきるシキ?去っていくナノ
(グンジ)あぁ~あ。死んじまったなぁ。
(アルビトロ)やはりダメだったか。
。。。去っていくナノ。
。。。動くシキ
(アルビトロ)おや?
(グンジ)あん?
(キリヲ)ああ?
♪~
。。。立ち上がるシキ
(シキ)はぁ… はぁ… はぁ…。
(アルビトロ)まさか!取り込んだというのか!?Nicoleを。
♪~
。。。剣をもって歩み出すシキ
。。。街中のアキラとケイスケ
タッタッタッ…(足音)
ん?
ああっ!うわぁ~!
(兵士)出てこい!
(兵士)隠れてもムダだ!
う… 撃つな!抵抗しねぇって。
頼む。撃たないでくれ!
助けてくれよ~!
ダダダダッ!
ぎゃあ~!
うわぁ~!
ダダッ!
ダダダダッ!
ダダダダッ!
(兵士)ふん。
ガラッ…(物音)
(兵士)誰だ!?
♪~
。。。囮になってでるアキラ。目を覚ますケイスケ。
(兵士)いたぞ!
ダダダダッ!
(兵士)あそこだ!
ダダダダッ!
(アキラ)はぁ はぁ…。 くそっ!
♪~
(アキラ)うおぉ~!
ドカッ!
(兵士)そこまでだ!
(アキラ)くっ…。
(ケイスケ)うおぉ~!
ガン!
(兵士)ぐはっ!
(アキラ)ケイスケ!
。。。アキラ、兵隊を。
(兵士)ああっ!
(ケイスケ)てやぁ~!
ガン!
♪~
(ケイスケ)はぁ はぁ はぁ…。
(アキラ)ケイスケ お前…。
(ケイスケ)なんかアキラが危ないと思ったら体が勝手に動いて。
(アキラ)もう大丈夫なのか?
(ケイスケ)だいぶ眠ったからかな。体が軽いんだ。
(アキラ)とにかくここはまずい。移動しよう。
(ケイスケ)うん。
。。。走ってその場を去る。
♪~
(ケイスケ)はぁ はぁ…。
(アキラ)はぁ はぁ…。
(ケイスケ)軍のヤツら。トシマにいる連中は皆殺しにするつもりかな?
(アキラ)ああ。
(ケイスケ)大丈夫かな?リンや源泉さん。
(アキラ)急ごう。その通りを越えたら教会だ。
(ケイスケ)うん!
(2人)あっ!
。。。会ってしまうシキと。
(シキ)非Nicole…。
(アキラ)シキ!
(シキ)勝てぬものに何度も挑んでは敗れ。それでもまだ挑む。
(アキラ)何?
(シキ)お前が今まで味わったことがなく、かつ 恐れている感覚を
オレはよく知っている。
(アキラ)何を言ってる?
下がってろ。ケイスケ。
(シキ)お前はオレと来い。
(アキラ)あっ。
♪~
(シキ)来い。
(アキラ)くっ!
。。。逃げようとする
ドカッ!
(アキラ)うわっ!
ううっ… あっ!
(シキ)オレに逆らうな。
。。。剣を向けるシキ。
(ケイスケ)うおぉ~~!!
。。。着られるケイスケ
ザシュッ!
♪~
(アキラ)ケイスケ!
ケイスケ~~!!
。。。
(ケイスケ)アキラ。逃げて…。
(アキラ)バカ!お前を置いていけるか!
(ケイスケ)いいから… 逃げて!
(シキ)この血を受け入れ、乗り越えることができるか?
(アキラ)くっ…。
シュン! シュン!
♪~
。。。上から見ているナノ
(シキ)お前の負けだ。
オレはお前を超えた。
(ナノ)だが、お前はお前自身に負けた。己の中の恐怖を克服できず。
この血を受け入れた。
(シキ)ふん!
♪~
。。飛んでいくシキ。
(シキ)オレは己も貴様も凌駕した。
。。。切りつけるシキ。ひらりとかわす。なにもないかのように。
♪~
(アキラ)ケイスケ… ケイスケ!
(ケイスケ)アキラ…。
(アキラ)もうすぐトシマを脱出できるんだ。
オレが助けてやる!
(ケイスケ)うん…。
(アキラ)ダメだ!しっかりしろ ケイスケ!
あきらめるな・。ケイスケ!リンや オッサンが待ってる!
(ケイスケ)うん…。 うっ! ううっ…。
(アキラ)ケイスケ!
(ケイスケ)オレ… どうしてもアキラに伝えたいことが…。
(アキラ)しゃべるな!
(ケイスケ)オレ。アキラの役に立ちたくて…アキラのために
何かしたくて…それでラインを…。
(アキラ)分かってる。分かってるから黙ってろ!
(ケイスケ)でも、結局 苦しめた…。ごめん…。
(アキラ)くっ…。
(ケイスケ)オレ、たくさんひどいことした…。
たくさん人を殺してしまった…。
(アキラ)頼むからもうしゃべらないでくれ!
(ケイスケ)よかった…。
(アキラ)あっ…。
(ケイスケ)アキラが無事でよかった。
ずっと一緒にいたかった…。
。。。死んでいくケイスケ
♪~
(アキラ)ケイスケ!ダメだ!ケイスケ!
。。。手がはなれる。
♪~
。。。降り出す雨
♪~
ザァーー(雨音)
♪~
♪~
(アキラ)ケイスケ…。
くっ!
ケイスケ…。
ケイスケ…。
ケイスケ…。
ケイスケ~~~!!
♪~
♪~
♪~
♪~
♪~
(アキラ)死とはきれいなものだと思っていた。
心臓が止まり。呼吸が止まり。永遠の眠りに就く。
ただ それだけのこと…。そう思っていた。
次回「同至/beginning」
2010-12-17 21:18
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