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屍鬼 第15話  第悼と偽話 の感想 [屍鬼]

・・・屍鬼に占領されつつあ村、敏夫先生なんとかしようと。。。屍鬼と戦う。
   。。。屍鬼ってこうむいん?  
   でも、占領がはじまり、情報隠匿でごまかしす始末。
   村の人達も、何が起きているか無関心。知りたくない?科学かぶれ。
   でも、敏夫先生、なんとかしようと。。。出てくる夏野。
   「あんたは1人じゃない。」  ばけものは、海とか森にに隠れている
   砂かけばばあは、日中はただのばあさん。(ぴょーご県)

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(敏夫)起き上がりの襲撃と殺人を一緒にするな!

(静信)君はアベルなのかい?

(正雄)夏野 火葬されたの?

(恭子の悲鳴)うう。ううう


徹、夏野家に。
(徹)《人はなぜ死者に切り花を捧げるのだろうか》
《夏野が死んで7日。墓の代わりにこうして夏野の部屋の窓辺に供えた花も
7本目になった》
。。。花を添える徹。
♪~


。。。妻を殺した?敏夫。
(敏夫)いいところに来た。

(敏夫)片付けるのを手伝ってくれ。

(静信)あっ…。

(敏夫)静信…。

(敏夫)何だ?なら お前はどうしたいんだ?

(敏夫)どうすれば、お気に召す?
    俺は選択し決断した。このまま汚染の拡大を放置することはできない。
    だから、屍鬼を狩る!これが俺の正義だ。
。。。なにもいわない静信、去っていく
♪~
♪~
(静信)《他者を殺害することはどんな大義名分を掲げようと正義ではない》
《僕は殺したくない。人であろうとなかろうと》
♪~
♪~
。。。静信の自分の小説を。。。書き置きが。
(静信)《「彼はなぜ 弟を殺したのか?」》
《兄は魔が差したのだ》
《そう。意味のない衝動に駆られただけ》

《「殺意のない殺人は事故であって…」》

(静信)《「殺意のない殺人は…」》

《「理由のない殺意はない」》

《だが 僕に殺意はなかった》
《誰も殺したくなどない》
《本当に理由などなかったんだ》


みんなを呼び出す敏夫。
(敏夫)すまんね。みんな。昼間から呼び出して。
(広沢)いえ。昼がいいと言いだしたのはわたしですから。
(敏夫)そうだな。だが、何で昼なんだ?こうして集まるなら夜の方が自然だろ。
(広沢)いや、別に意味はないけど。
(敏夫)俺はまた夜に外出するのが嫌なのかと思ったよ。
夜には人通りが絶えるからな。うちの病院もいつもなら時間ぎりぎりまで患者が
来ていたんだが今では日が落ちると誰も来ない。

(敏夫)村では今も死が続いている。いや続いているどころじゃない。
今ではもう毎日のように人が死んでいる。当たり前のように。
あんたら伊藤の郁美さんがやらかした騒ぎを覚えているか。
あれをただのイカレたばあさんのざれ言だと思っているのか?

(敏夫)俺は郁美さんが言っていたことを証明できる。
何なら安森の奈緒さんの墓を暴こう。中に死体はないはずだ。
(広沢)やめてくれ。バカバカしい!
(広沢)そんなわけないじゃないか!

。。。出て行く。
(ドアの開閉音)

(敏夫)頼む。手を貸してほしいんだ。俺1人ではこれを食い止められない。
(田代)疲れてるんだよ。お前。
妄想とまでは言わんが墓に死体がないとか…。
(敏夫)正さん…。

(田代)そういや、人骨ってのは肺病に効くって説があって昔はよく盗掘された
    らしいな。
(長谷川)ああ。アメリカでもありましたね。墓場から死体を掘り起こして
どうこういう映画のモデルになった事件。
(田代)そうそう!何ていう映画だっけ?
(敏夫)それがあんたらの答えか。



(長谷川)敏夫君が確信と覚悟を持っていることは分かる。
だが俺たちは近代合理主義の洗礼を受けているんだ。洗脳と言ってもいい。
この世に化け物や魔法は存在しない。
それが俺たちの世界に対する認識なんだ。
いまさらそれを覆すことはできない。
(長谷川)これは伝染病なんだろう?そのうち外の誰かが怪しむはずだ。
そうなれば全てが公になり事態も収まるだろうよ。




。。。役場に行く敏夫。誰もいない役場。。。いいねえ。金がかからん。
(敏夫)あ…。


(隆文)あらま!こりゃ。若先生。
(敏夫)隆文さん。どうして、あんたが?
(隆文)いやぁ。留守番のバイトを頼まれましてねぇ。昼間はここ誰もいないんで。
(敏夫)いない?
(隆文)何でも所長が体悪くして夜しか出られないらしいのですよ。
それでほかの職員も合わせる形で夜に開けるようになったとか。
書類とかなら俺が預かっておきますよ。

でも急ぎでしたら夕方7時くらいに来てくだされば職員がいるんで。
♪~


。。。河川敷で敏夫。

(兄)日が暮れたら母ちゃんに怒られんぞー!
(妹)待ってよー!


。。。夜になって。役場に職員がいる。白い顔の屍鬼。
(敏夫)あ…。
(敏夫)《ありふれた役場の風景だ。これが夜でなければ》
(敏夫)すまんが保険係はいるかね?
(職員)いませんよ。失踪しましてね。それきり後任がいないんですよ。
    何かご用で?
(敏夫)9月からこちらの死亡者数が知りたいんだ。
(職員)死亡者?ゼロですが。
(敏夫)えっ…。 ゼロ?
(職員)はい。

(敏夫)《こいつら、みんな…》
そんなペテンが通用するか!
村の外の国立病院で死亡した者もいるんだ。
例えば、安森 幹康は9月に息子の進と一緒に死亡が確認されている。
何だったら、国立でみとった医者を連れてこようか!?
(職員)あぁ。森工務店の人たちね。
あの人たちは死ぬ前に引っ越してますよ。8月末に転出届が出ています。
つまり9月の死亡のときには村人じゃない。
だから村の死亡者はゼロなんですよ。
。。。反論できない敏夫


(静信)《全員死ぬ直前に退職している》
《いや死亡だけじゃなくて突然の引っ越しが多いんだ》
《近所に何の連絡もなく》
《変な話じゃ》
(敏夫)《いいかげんにしろ!!》
《好きで出ていった連中なんか知ったことか!!》
《例の疫病は勢いがついてるんだ!》


(敏夫)何もかも村の死を隠ぺいするためだったのか。
(職員)納得されましたか?
(敏夫)分からんな。死亡診断書は俺も書いてる。これはその控えだ。
これを村の外に持っていきここの戸籍と合わないと大騒ぎをする。
そうすれば 公に捜査され…。


(千鶴)駄目よ。せんせ…。
(敏夫)あっ。

(千鶴)おとなしくした方が身のため。わたし、美食家ですの。
    そして、先生はわたしのえ も の。

でも、先生が困ったことをするようなら…。
今すぐそいつらの餌となり果てるでしょうよ。わたしは 桐敷 千鶴。
若くて生きのいい人間しか食さない屍鬼。近いうちにお宅へ伺いますわ。
尾崎の若先生。
。。。屍鬼に囲まれている敏夫



。。。役所を出て。
(敏夫)俺の時間も残り少ないというわけか。



。。。葬儀社
(辰巳)それでどうだ?この葬儀社は問題なくやっていけそうか?
(速見)もちろんですとも。結構 繁盛してますよ!
    ほら。人がいっぱい死んでて寺だけじゃ間に合わないから
    3日前にも田中 良和さんの葬儀をパーフェクト かつ 華やかに大開催して
    やりましたよ!ホイ ホイ ホイ ホイ!
(辰巳)華やか?
(速見)ホーイ。ホホホホーイ!
(辰巳)本当に大丈夫なのか?やはり、今日の葬儀、見させてもらうぞ。
(速見)了解!では、このチョコレートバーでも食べながら見ててくださいまっせー。
(辰巳)いらん。


♪(会場のBGM)
(浪江)な… 何だろうね?これは。

(速見)篤さんは心優しく…。

(浪江)まったく夜からの葬式だなんて。しかもこんなみっともない…。
(富雄)好きで頼んだわけじゃない。寺の手が空いてなかったからここにする
    しかなかったんだろが。

(速見)さて、会場の皆さま。それではいよいよお別れでございまーす!

♪(会場のBGM)
。。。怒っている親族。


(速見)それでは皆さんサヨウナラ~!

(花火の音)
(富雄)篤ぃぃぃ…。

(速見)ここは会場の裏祭壇の下になります。
  すっぽんで降りてきた棺はここで空の棺とすり替えられ親族に渡され
  この後は彼らによって棺をこしに載せて山の墓地へと運ぶことになるのです。
  そして、中の死体はしばらくここに置かれて起き上がるのを確認するというわけ
  です。
(辰巳)うん。これで仲間を掘り返す手間が省けるな。
(速見)そのための外場葬儀社ですから。

(辰巳)今日にも起き上がるな。
(速見)おお!さすがは人狼。鼻が利くなぁ。
    では。早速山入に移しましょう。
(辰巳)それから葬儀はもう少し地味にしろ。葬儀は残された者たちのためのもの。
    彼らは感傷に浸れる場所を欲しているのだ。
(速見)はい。了解! 辰巳さんがそう言うならあしたからでも。



。。。病院。敏夫の嫁の葬儀。

(律子)えっ!わたしたち通夜の手伝いしなくていいんですか?
(清美)わたしら近所の女衆でやるからさ。悪いけど帳面やら事務をお願い。
    じゃ。忙しいから。ねっ。頼んだわよ。

(律子)どうして…。
(清美)伝染病よ。わたしたち病院で働いてるから一番危ないじゃない?
そんな人間が食べ物を作って人に振る舞うなんてとんでもない!ってことよ。
(律子)そうですか…。

(孝江)まあ。あなたたち!
こんなところで何をのんきに!
あなたたちが率先して働いてくれないと!下々の者に好き勝手に家の中をいじられ

たくありませんからねぇ。
さっ。早くお勝手に行ってちょうだい!
(律子)で… でも…。

(聡子)わたしたち別に使用人じゃないわ!!

(孝江)誰がお給金を払っているか忘れているようね。
(聡子)病院から看護師として報酬は頂いているわ!

(やすよ)聡ちゃん。
(聡子)でも…。 決して使用人じゃない。

(孝江)何ですか。その言い方は!!敏夫に言って辞めさせますよ!!

(聡子)そうすれば!?看護師を欲しがってる病院なんていくらでもあるんだから!
    先生だって、雪ちゃんがいなくなったことを心配もしない。
    そんなんだったら、わたしもういいかなって。わたし…。
(聡子の泣き声)


。。。車。敏夫やってくる。
(田茂)おお。いらっしゃいましたか若御院。どうぞ こちらへ。
♪~
♪~


。。。。次の朝。
(敏夫)何だ?
(清美)病院あてに来ました。

(敏夫)井崎君が…。なぜ?
(清美)雪ちゃんのことがこたえたんですよ。
(敏夫)どういうことだ?
(清美)覚えてらっしゃらない。
雪ちゃんが…。こんな大変な状況の中、休日返上で一緒に頑張ってくれていた看護師が
行方不明になったっていうとき…。
(敏夫)あっ。

回想
(聡子)《先生!雪ちゃん行方不明なんです》

(清美)「そうか」はないんじゃないですか!?
(敏夫)そうか…。いや。すまなかった。
(清美)わたしに謝られても困ります。
そりゃあ。奥さんのことがあって大変だったのは分かってますよ。
でも、聡ちゃんにしたら、先生が少しも気にしてないふうなのが我慢できなかったん
だと思います。
もういまさら、先生を責めてもしょうがないですけど。
(敏夫)俺のせいなのか…。
(清美)そう言ったつもりですけど、そう聞こえませんでしたか?
わたしも納得はしていません!
先生には同情しますから、それで辞めるのどうのと言う気はありませんけど!

(敏夫)くっ…!



。。。年寄りの集会
(田茂)確かに村では死ぬ者が続いておる。むしろだからこそことしの霜月神楽は

盛大厳粛に執り行おうではないか!
(小池)田茂に賛成だ。こういうときこそ神事をしっかりと行って厄災をはらうべき

だ。

(宗秀)っちゅうことは五座十三番 全部やるのか?
(竹村)覚えとる者がおるか?
(小池)確かうちのばあさんが『三輪』と『式三番』を覚えとると言っていたが。
(宗秀)じゃあ。お前んとこのせがれが覚えてくれりゃあ。話が早いなぁ。
でも、小池のせがれじゃ、ぬぼっとし過ぎて見栄えが悪いのと違うか?
(小池)こら 何を言うかぁ。

(田茂)ほかはどうする?
(宗秀)確か北田のばあさんも何か知っとる言ってたぞ。
(敏夫)《この人たちは誰も気付いていない》
《いや、気付く気がないんだ》



。。。病院

(ドアの開く音)

(武藤)あぁ。おかえりなさい。
(敏夫)ああ。なあ。武藤さん。
(武藤)はい。
(敏夫)あんたはそこにいて夏以来何が起こってきたか見ていたよな?
(武藤)はあ。
(敏夫)村は鬼に侵略されてる…。ってのはどうだい?
(武藤)ご。ご冗談を。
(敏夫)フッ。そうか。


。。。病院、夜外にいる先生。

(足音)

(敏夫)俺を殺しに来たか。

。。。目の前にいる夏野。
????

(敏夫)君は確か…。

。。。夏野、うずくまって。
(敏夫)結城 夏野君だったね。
(夏野)先生。聞きたいことがある。
(敏夫)何かな?
(夏野)今でも… 清水 恵は死んだと思っているのか?


(やすよ)《工房で誰か亡くなったらしいのよ》


(敏夫)恵。ああ、死んだよ。まだ動いているがな。

(夏野)あんたは1人じゃない。
。。。去っていく夏野。復活して、敏夫に協力するつもり。
♪~

♪~
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