SSブログ

屍鬼 第13話  第悼と惨話 の感想 [屍鬼]

夏野、殺されました。。。。村から出て行く夢がつい果てる。
増えていく犠牲者。
お寺でもいろいろと。。。始まる?
昭とかおり、自警にすでに遅し。父に魔の手が入っている。帰り道で吸われる。
役場は夜営業化?
敏夫、自分のところにも、恭子が。。。死ぬところをめとる?
そして、保存してどうなるかみる?

-------------------------------------------------------------------------

(恭子)ハハハハ! 愉快 愉快!あなたのおかげよ。

(やすよ)安森工務店… ついに徳次郎さん1人になっちゃったわね。

(敏夫)お前は村が死に絶えてもいいのか!?

(夏野)やつら ここを起き上がりの村にするつもりなのかもしれない。

(辰巳)かおり君は 最近結城 夏野君と仲良しのようでね。

(恵)おじさまも気を付けて。

♪~

夢の中で村から出て行く夢を夏野

(夏野)
《このまま…このまま走ってゆけば…》

《だけど… まるで手足をなくしたかのようだ》
《どこもだるくて力が入らない》
♪~


♪~
。。。お寺。
(静信)光男さん。
(静信)おはようございます。
(光男)おはようございます。若御院。
(静信)千代さん。おはようございます。いつも早いですね。
(静信)《村では信仰が生きている》
《寺の檀家数は多い》
《だが、田舎のことだ。お布施の相場は知れている。》
《笑って手を貸してくれる檀家衆の厚意がなければ、寺は本当に立ち行かない。》
(鶴見)おはようございます。
(池辺)おはようございまーす。

(静信)おはようございます。
(光男)おはよう。
(静信)《村の人々は徐々に減っている》
《けれど、みんなはけさもこうやって…》
《なのに僕は…》

。。。御前。
(ブザー)



(やすよ)次の人、どうぞ。

(敏夫)うん?

(敏夫)やすよさん。処置室へ!
(やすよ)あっ…。はい!

(敏夫)徳次郎さん。
あんたの奥さんの節子さん。亡くなる前に奈緒さんの夢を見たと言ってたよ。
(徳次郎)あぁ…。奈緒ちゃんかぁ…。
わしも見たなぁ。
《やはり、また 奈緒さんか》
(敏夫)そうか。気弱になっちゃ駄目だよ。
厚子さん。
(厚子)はい。
(敏夫)徳次郎さんには大事を取って入院してもらった方がいいと思うがね。
(徳次郎)嫌だ!!
(厚子)えっ?
(敏夫)徳次郎さん。
(徳次郎)入院はごめんだ。どこにも行かん。仏壇を守らなきゃならん!
(厚子)仏壇だったら、わたしが…。
(徳次郎)嫌だ!!入院しても節子は助からなかったし。
仏壇や仕事があるから家を空けるわけにはいかん。
ほっといてくれ!!

(敏夫)
《まるで暗記したせりふを棒読みしてるかのようだ》
《奈緒さんにそう言うように言い含められたのか》


(敏夫)《この前、下外場の前田 勇の所に往診したときも…》

(前田)《病院には行かん》
(元子)《主人は、絶対 先生を呼ぶなって言ったのですが。
うちは父も似たような感じで亡くなったから不安で…》
(元子)《不安でしかたがないのです》
(敏夫)《連中は俺が患者を入院させないようにそう言わせ始めたのだろう。
     どうしたらいい…?》


(ノック)
(孝江)敏夫。
(敏夫)母さん。
(孝江)緊急事態です。
(敏夫)ああ。
(孝江)恭子さんがお部屋で倒れているのよ。



(美和子)信明さん!
(信明)徳次郎さんの見舞いに行く。
(静信)母さん!!
お父さん!?
(美和子)お見舞いに行くのは大変だから電話なさったらと言ったら…。
(信明)徳次郎さんの見舞いに行く。
(美和子)はってでも行くと。
(信明)徳次郎さん… 見舞いに…。
(美和子)信明さん…。あぁ!
ご… 御院!
(静信)どうなさったんです? 急に。
(信明)うぅ…。どうというわけじゃない。見舞いに… 行くんだ!見舞いに!



恭子、苦しそう。
(敏夫)恭子!!

《チアノーゼ 呼吸困難…。やられた!》・・・えさになった。
(孝江)ここ2~3日呼んでも出てこないから外から入ってみたのよ。
窓が開いてたから。 そしたら…。
(敏夫)母さん!武藤さんたちを呼べ!あと、担架!
(孝江)な…!嫌ですよ。わたしは!!なぜそんな病院の使用人のようなまね。
(敏夫)早くしろ!!
(孝江)うう

(孝江)貸しですからね。恭子さん!
(敏夫)《そういえば 最近恭子は妙におとなしかった》
《なぜ連中が自分たちを避けて通ってくれるなどと思ったのだろう》
《尾崎の家もすでに起き上がりに開かれた家だったんだ》

。。。ベッドに恭子を寝かす敏夫

℡(やすよ)先生。若御院からお電話です。
(敏夫)静信…。
《あれ以来会ってないな》
《思えばあのときから2人の間に奇妙な溝が出来た気がする》
℡(やすよ)おつなぎしますね。
℡(静信)敏夫。
(敏夫)よう。
℡(静信)今、やすよさんから聞いたんだけど。恭子さんが…。
(敏夫)ああ。あれだ。
℡(静信)何ということだ。
     容体は?
(敏夫)よくない。
《敏夫…。また自分を責めているんだな》
(敏夫)俺たちも例外じゃないってことだ。それで何だ? 用があるんだろ?

(静信)それが…。
父が徳次郎さんのお見舞いに行きたいと言っているんだ。

℡(静信)具合が悪いことを母から聞いたらしくて。それで見舞いに伺っていいかと

安森家に電話をしたら病院に行ったと聞いて。

(敏夫)なるほど。だが親父さんと徳次郎さんそんなに仲良かったか?
℡(静信)分からない。でも付き合いは長いはずだからね。
(敏夫)まあ安森家は檀家をまとめる四家の1つだしな。
℡(静信)そうだね。奥さんの節子さんには檀家の女衆をまとめてもらったりしてた
から1人になった徳次郎さんが心配なのかもしれない。
(敏夫)そうか。そろそろ家に戻ってると思う。電話してみろよ。
℡(静信)ああ。敏夫…。僕は…。
(敏夫)何だ?
℡(静信)いや。恭子さんを守るのを手伝わなくて平気かい?
(敏夫)ああ。 俺が何とかする。


♪~
夢で走っている夏野
実際はねたきり。

(足音)

ああ。

(夏野)急いだ方がいいよ。
父さんが様子を見に来るかもしれないから。
そこまで行ってやりたいけど…起きられないんだ。

。。。入って来る徹。

《この期に及んでも俺は徹ちゃんが心変わりして一緒に逃げてくれると期待している



(徹)ごめんな。

(夏野)いいんだ。

。。。走っている夏野。

(夏野)何となく 俺この村から出られない。  そんな気がしていた…。

。。。徹から涙が落ちてくる。。。

(夏野)《水?》

。。。徹、夏野にかみつく。

(夏野)
《いや。涙だ》
《体温のない吸血鬼の冷たい涙》



。。。朝になって。梓が起きあがり共のほうに。。。
(結城)梓!おい。梓!!
どこに行ったんだ?
うん?

。。。置き手紙。
(梓)「夏野くんが死んでいるのを見ました」
「もう こんな村にはいられない」
「あなたにも 村にも我慢ができません」
「さようなら。 梓」

梓!! いないのか!?

悪い冗談だぞ…。
♪~

。。。夏野部屋へ
♪~
(結城)あ…。
。。。くずれおちるバカ父。

・・・夏野が死んでいることを知る。バカな父親。
(結城)何だ…。
何だ。これはあああああ!!



(池辺)あっ。おはよ…。

(池辺)鶴見さん…?
(光男)鶴見君。顔色が悪かったから帰らせたんだ。
(池辺)昨日は元気でしたのに。
(光男)まさか妙な病気じゃねえだろうな。
(池辺)ちょっ…。やめてくださいよ。光男さん!
(光男)ううん
(池辺)正直言うと俺も怖いんです。
何だか大変なことが起こってる気がして…。
でも逃げようったって村で生まれ育ったから逃げる場所の当てもないし。
(光男)おいおい。寺が逃げたら誰が村人を弔うんだ?
(池辺)あっ。ですよねぇ。
あっ。そういえば、新しい葬儀社が出来たらしいですよ。
(光男)葬儀社!?
(池辺)ほら、上外場の広兼の木工所。最近 引っ越して空き家だったでしょ?
あそこに出来たって。やっぱり死人が多いからですかね。
クリニックも出来たっていうし。
(池辺)はぁ…。 本気で逃げたくなった。
(光男)まったく何てこった!いくら死人が多いからって葬儀社が出来るなんて!!

村には弔組があるってのに!これだから外のやつらは!
(池辺)ああ



(静信)厚子さん。淳子さん。すみません。突然で。
(厚子)いえいえ。こちらこそわざわざ御院に来ていただいて。

(静信)徳次郎さん。お見舞いに伺いました。父がどうしてもと言いまして。
(徳次郎)そう…。

。。。無言の2人。

(信明)もういい。


。。。帰る静信
(静信)
《2人とも取り立てて何を言うでもなかった》
《まるで決別のためのような面会》
(信明)静信。
(静信)はい。
(信明)節子さんや幹康君もあんな様子だったのか?
(静信)はい。
(信明)あれが村にまん延している?
(静信)なのだと思います。
(信明)そうか。

(静信)
《ひょっとして父は何かを知っているのか?》
《いや。まさか…》
。。。老人は死期がちかいので、、、あの世とつながっている?
   元気になって、杭をもったら怖いなあ。



。。。晩。
(昭)チクショー。何で…何でだよ!

。。。昼でのこと。
(ドアをたたく音)
(昭)すいませーん!お父さーん!兄ちゃんの具合どうすかー?

(昭)どうして出てこないんだよー!
(かおり)昭そんなに たたいたら迷惑だよ。
(昭)しょうがないじゃん。出てこないんだし。
(ドアの開く音)
(昭)お父さん…!?あ。ああ。

(結城)今日は 骨なしテーブルで小出工房は大忙しだ。
。。。死相がでている結城。。。バカ。
(昭)えっ…?
(結城)子供用はないから帰りなさい。
(かおり)あの…。 夏野さんは!?
(村人)おいおい!そっとしといてあげなよ。
けさ。その家の前に霊きゅう車が止まって、棺を運んでいたよ。
誰かが亡くなったんだろう。


(昭)うぅ…。やっぱり無理にでも外で見張って、兄ちゃんを守ればよかった。
そうすれば…。
(かおり)結城さんのお父さん協力してくれるって…。
やっと分かってもらえたのに…。
(昭)これからどうなるんだ?

。。。うれしそうにスキップをしている恵。

(かおり)とにかく戸締まりは きちんとしようよ。結城さんも言ってたじゃない。
決して 起き上がりを家の中に入れちゃいけないって。

。。。恵が聞いている。
《フッ。戸締まりなんか無駄なのに》



(戸の開閉音)
(かおり)お父さんかな。

。。。帰ってくる死相でやる気がない夫、気づかないバカな奥さん。
(佐知子)まったく休日に仕事だなんて。
こんな時間に食事の準備なんかさせないでよ。
それに、毎日 残業だ何だって言って。夜中まで帰ってこない。
役場で何の残業なのよ?

(佐知子)どうせ、職場の人と飲み歩いてるんでしょ!

(かおり)お母さん。わたしたち寝るけど窓の鍵ちゃんと締めた?
(佐知子)うるさい!
人を何と思ってるの!?家政婦じゃないのよ!!
・・・いいえ、そうです。家政婦です\
(かおり)ご… ごめんなさい。
(佐知子)あやまってくれなくて結構!もう勝手にすればいいんだわ!

。。。医者の名刺を見る佐知子。
(佐知子)まったく飲み歩いた揚げ句に、医者通いなんてやめてよね。
冗談じゃないわ!あんたは早く寝なさい!
(かおり)あ。はーい!

♪(恵の鼻歌)
(恵)ウフフフ。気分がいいわー。
大っ嫌いなやつを苦しめるって最高!



病院。
寝ている恭子。
入って来る敏夫

恭子の首筋にちょっと前に吸われた痕。血がにじんでくる。

恭子、死す。屍鬼化?
(心電計の心停止音)


。。。病院の朝。
(清美)ねえ。若奥さん。どうなの?やすよさん。見たんでしょう?
(やすよ)うーん…。昨日 処置に立ち会ったけど。
あれはもう後半に入ってるわね。
呼吸不全に黄疸にDIC、播種性血管内凝固症候群。ああなるともうどうにもならな

いんじゃないかしら。
でも何とか自分で最期を引き延ばしてやりたいんでしょう。

(敏夫)
《あとは全部 俺がやる。食事も着替えも全部》
《みんなの手は煩わせない》

…って言ってたわよ。
あの人も人の子だったのねぇ。意外に情があるじゃないの。
そういえば律ちゃん。
工房の息子と仲良しなんじゃなかったっけ?
(律子)う。あぁ。何度か話したけど。
(やすよ)工房で誰か亡くなったらしいのよ。
(律子)ええ
(やすよ)亡くなったのが奥さんか息子さんかは分からないけど
葬儀社の車が来てたらしいわよ。
(律子)ああ


。。。先生をみかける。
(やすよ)あっ。先生。

。。。2階にあがる敏夫
(律子)あっ。あの… 先生。誰か手伝いを。
(敏夫)いや。構わなくていい。
気にしないでくれ。
♪~

恭子の死体に氷をおいて、監視する敏夫
♪~

。。。らん。ららん。らん
。。。死体を観察して実証試験。杭も打ってみる? としお。
♪~
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アニメ

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0