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戦国BASARA弐 第8話 友垣との哀しき再会 猛執刻まれし日の記憶! [戦国BASARA弐]

\・・・慶次、秀吉と目通りする。そして、当主として述べる。
   それはそれで受け止める秀吉。その後の私事は無視
   <友垣との哀しき再会>

   幸村。島津と会って、その後のことを、連合することに
   そして、あの信長連合の時にあった出来事。
   毛利に足止めされていた義弘。結果、信長に九州を討たれしまう。

   慶次、過去を思い出す、力なき時代。久秀に殺されかかった秀吉。
   それをかばった慶次。あれが、秀吉をかえたか?
   <猛執刻まれし日の記憶>

   今では、秀吉、半兵衞の策で久秀にものをおくり、伊達の討つことを
   願いにいく。なんか忘れている久秀。はて、どこかであったような。

   大阪に向う伊達政宗、長宗我部元親とその残党に出合って、
   盗賊と勘違いされるが、なぜか船のいかりが
   ちゃちゃおかしなやつら。陸にあがった魚?



。。。大阪城。
(慶次)加賀 前田家当主 前田慶次。目通り感謝する。
(秀吉)我は豊臣秀吉。前田が我が命に背き、甲斐への参陣を果たさざるは
上杉討伐を邪魔立てした貴様が、更なる謀反を起こし、
前田利家より家督を奪ったがゆえか?
(慶次)いかにも。
(秀吉)申し開きなら聞かぬぞ。
(慶次)離反させてもらいたい。豊臣との同盟を破棄させてほしい。
    前田はこの先どこの軍にもくみしない。
(秀吉)かつて織田を裏切り。此度は我ら豊臣を裏切ると申すか?
(慶次)だから。こうして筋を通しに来た。
(秀吉)中立となったところで豊臣の天下統一までは安穏とできようが
    世界への侵攻にあたり日ノ本に尽力せぬ軍など取りつぶされるのみぞ。
(慶次)それでも加賀は不戦を貫く。
    争いには加担しない。
(秀吉)よかろう。
。。。立ち去ろうとする秀吉

(慶次)くっ… 秀吉。
    強さってなんだ?長曾我部元親はオレの友達だった。
    あのころのお前なら、きっと馬が合っていい仲間になれたはずだ。
(秀吉)離反いたすとともに友とやらの敵を討ちに来たとでも申すか?
(慶次)そんなことを言ってるんじゃない。
    お前の友達として、オレは…。
(秀吉)我は友など持った覚えはない。
(慶次)確かにお前はとんでもなく強いんだろうよ。でもさ。秀吉…。
(秀吉)我は加賀の国主と謁見をしたまで。もはや用向きは済んだはず。
(慶次)敵を討つんならとっくの昔にそうしてるよ。
    なんで…
    なんで ねねを殺したんだ!?
♪~


(慶次)あいつは…ねねは。オレたちの…
    お前が初めて心底ほれた人だったんじゃないのか?
(秀吉)瑣末なことよ。
(慶次)瑣末?
(秀吉)この国のすべてを変え。
    すべてをこの手に抱えるためには一度すべてを手放さねばならぬ。
    力こそがすべて。
    絶対なる力こそが弱りきったこの国を変えることができる唯一のものだ。
(慶次)あいつの願いと真逆だよ。お前のやってることは。
    人は国のために 生きてるんじゃない。
    一人ひとりの幸せのために生きてるんだ。
    目の前の人を幸せにして自分も幸せになる。
    そんな人たちが集まればいつか…。
    あっ。
(秀吉)貴様…いつまでそこにいるつもりだ!?
    貴様のような者のその弱さ、甘さが日ノ本をやがて 亡国たらしめると知れ。
(夢吉)キィー…
(秀吉)ほころびの群れに堕する者は淘汰され、強き者のみが生き残る。
    未来は強き者によってつくられるべきなのだ。
(慶次)ほころびのない人間なんているかよ!みんな弱いから助け合える。
    人が人を求め合って仲よくなったり、けんかしたりそうやって出来る人のつながりが
    明日を生み出していくもんだろ!?
    国ってのはその先に…。
(秀吉)ふん!まるで今が太平の世であるかのような物言い…
    お前らしきことよ。
(慶次)どんな世だろうと人は変わらない。
    利とまつねえちゃんだって謙信だってかすがちゃんだって…
    みんないつだって強くて優しいよ。ねねもそうだった。
    お前だって。昔は…
    あっ!
    ・・・思い出す過去
    秀吉。お前…まだ あのときのことを…。
    あれは、ただまだオレたちが…。
(秀吉)あれは、きっかけに過ぎぬ。
(慶次)秀吉!
(秀吉)去れ!慶次!
(刑事)あっ…。
スーッ(ふすまの音)
♪~
・・・はけんしゃいんはとうたされるべきもの。力なきもの。


。。。出ていく慶次

(慶次)あっ。半兵衛。
(半兵衛)君は秀吉のことを分かっていない。
(慶次)分からないさ。今のあいつを分かりたいとも思わない。
    じゃあ。お前は何なんだよ?秀吉にとってさ。
(半兵衛)僕は彼の軍師だよ。
(慶次)その前に友達なんじゃないのか?
(半兵衛)ふっ。秀吉は強い。僕を失う覚悟などもとより常にできている。
(慶次)なんでそんなふうに割り切れるんだよ。
(半兵衛)強い組織とは合理的なものだ。強い者が 明日をつくる…
     それこそが真理だよ。
(慶次)そんなの人が住める明日じゃない。必ずあいつを止めてみせる。
    今のあいつが尾張の魔王さんとは違うっていうんなら
    もしも、お前を失うようなことがあれば涙を流すはずだ。
(半兵衛)ふっ…。秀吉がもしそんな男だったとしたら今の豊臣の姿はありえない。
     そうだろ?
(慶次)んん…。
♪~


(慶次・心の声)≪あいつがオレの知っている豊臣秀吉なら
         ねねを思ってきっと心で泣き続けてきたはずだ≫
でなけりゃ。あいつはもう…。
(夢吉)キィ…
ガタン(門の音)
♪~

(半兵衛)ごほっ!ごほっ。んん…。ん?
竹中様!
(半兵衛)ごほっ ごほっ…。
あっ…。
(半兵衛)はぁ…。
。。。手にはいた血を見る半兵衞
(半兵衞)そう。秀吉は強い。
≪僕と秀吉のすべてを懸けた夢は君のように脆弱ではないんだよ。慶次君≫



薩摩。。。。
(武蔵)よっ!(兵士たち)よっ!
(武蔵)はっ!(兵士たち)はっ!
(武蔵)おりゃ!(兵士たち)おりゃ!
(武蔵)うらぁ!(兵士たち)うらぁ!
(武蔵)ほれぇ!(兵士たち)ほれぇ!
(武蔵)てやっ!(兵士たち)てやっ!
(武蔵)よっ!(兵士たち)よっ!
。。。みているだけの幸村達
(真田幸村・回想)《よもや ご無事であられたとは》
《島津殿の幾多の武勇聞き及んでおりまする》
《お目にかかれて、光栄にござる》
(義弘)《おいも 会えてうれしかぞ。武田の若き虎の噂はこん九州にも届いちょる》
《あっ… 恐縮にござる》
(義弘)《おいは無事っちゅうわけでもなか。
     こんとおり信長に撃たれた傷も癒えちょらん》
《背中を…》
(義弘)《治りよっても元のごたる示現の太刀ば振るえるかどうか分からんばい》
《さようでござるか》
(武蔵)《大丈夫!気合いだよ。じっちゃん。気合い》
(義弘)《がはははっ!分かっちょう》
《では 今この薩摩を守り戦っておられるのは…》
(義弘)《こん薩摩へ流れ着いた者たちよ。
     織田や豊臣に故郷ば追われて、後ばない連中やっでのう。
     そりゃあ。必死に戦いよる》
(武蔵)《じっちゃんの兵法はすげぇんだぜ》
《みんなもどんどん強くなってる》
《最強は オレ様だけど》
《なるほど島津殿は 後方にて采配を》
(義弘)《じゃどんおまはんらとの連携ば考えられるような状態ではなか》
《あっ…》
(義弘)《甲斐の虎は、豊臣と毛利ば東西から攻めようとしちょるのじゃなかね?》
《お察しのとおりにござる》
(義弘)《寄せ集めの軍では豊臣の牽制からこの最南端ば守るだけで手一杯じゃ》
《島津殿。それがしがこの地へ使わされた第一の目的はその形勢を逆転させることでござる》
(義弘)《ん?》
《途中 厳島にて預かりし兵の半数を失ってしまい申したが…
 まずは 我らを薩摩の軍にお加えいただきとうござる》
《おまはんを欠いて武田の本隊はなんとしよる?》
《お館様は事が成るまで動かぬと》
(義弘)《んん~ そげんねぇ》
(武蔵)《じっちゃん。こいつ結構強ぇぜ。オレ様の次くらいによ》
(義弘)《そいは 頼もしか。分かりもした。
     甲斐の虎の好意。しからば遠慮のう受けさせてもらうとすっかのう》
《あっ…。よろしくお頼み申しまする》

(武蔵)おい。おめぇ。
(幸村)あっ。
(武蔵)一緒にやろうぜ。見てるだけじゃつまんねぇだろ?おめぇも。
    おめぇも。おめぇも。おめぇも… おめぇも!
(幸村)そ… そうでござるな。では…。
♪~

。。。
≪この槍を…それがしには、果たしてこの槍を振るい続ける資格があるのでござろうか≫

お館様…それがし薩摩軍への加勢を約束いたし申したものの迷うておりまする。
無辜の民の安寧を奪い、老いた者やかよわき女子、年端のゆかぬ者たちを虐げ続ける戦の世。
あとどれほどの敵を討てばお館様の目指される平和な世の中が参るのでござりましょうか?
どれほどの… 味方を失えば…。
≪ぐっ!お教えくだされ!お館様!≫


。。。夕日
(武蔵)待ってろよ。じっちゃん。もうちょっとで焼けっからなぁ。
オレ様印。うめぇぞ~。
(義弘)おお~いいにおいがしてきちょる。
(幸村)武蔵殿は優しゅうござるな。
    まるで親子のように見えまする。
(武蔵)ばぁ~か。じっちゃんが元気になったところで
    すかさずオレ様がぶっ倒すために決まってんだろ。
(幸村)なんと…。
(武蔵)ほんとがっかりだったぜ。
日ノ本一 強ぇじっちゃんがいるって噂を聞いてわざわざ薩摩へ来たのによ。
(幸村)無理からぬことでござろう。
    織田は島津殿の不在を狙い奇襲を掛けたとのこと。
    はなから味方総崩れでは…。
(武蔵)お~し!焼けたぞ。おめぇも食え。
(幸村)あっ… おお…かたじけのうござる。
(義弘)んん…。
(武蔵)ほらよ。じっちゃん。早く元気になってオレ様に倒されろ。
(義弘)はうっ! んっ んんっ!
    まっことおまはんは命の恩人じゃ。
    たんと滋養ばつけて派手に負かされんといかんのう。
    がうっ。
(武蔵)おおっ!
(義弘)おいはあんとき安芸におったんじゃ。
    おまはんらが東国ば同盟させよったように西国ば束ねその陣頭に
    毛利元就どんに立ってもらいたいち思うたんじゃが…。
<義弘の回想>
(元就)《我が望むは安芸の安寧。他国がどうなろうと知ったことではない》
    《たやすく他者を信ずれば即寝首をかかれよう》
(義弘)毛利どんは時ば稼ぐためにおいを足止めし。
    まんまと織田ば操り瀬戸内より先に九州ば攻めさせよったんじゃ。
(幸村)なんと…。安土山での魔王との戦いではお味方くだされた武将ながら
    その所業。武士として…。
(義弘)いいや。
(幸村)あっ。
(義弘)自国の利のみをあそこまで徹底して貫ける者はそうはおらん。
    そこには一本清濁ば超えゆうところでの筋ゆうもんがきっちり通りよるとも言える。
(幸村)清濁を超えた筋…。
(義弘)おいにゃあ。あん男があっさり豊臣と手を結ぶとは思えん。
    何かとんでもないことを企みよるのかもしれん。
(幸村)毛利元就…。
♪~


。。。あれからの前田慶次
(夢吉)キッ。
(慶次)おっといけねぇ。
    ひとまずこれで利とまつねえちゃんに戦をさせずに済む。

    夢吉うまい物でも食って帰ろう。次に豊臣が動く前にもう一度城へ行く。
    口で言って だめならあとはぶん殴るしかない。
(夢吉)キィ…
(慶次)大丈夫だよ。昔っからオレたちはそうしてきたんだ。
(夢吉)キィー…
。。。倒れる夢吉。
(慶次)あいつはもともとあんなやつじゃ… あっ…。
    夢吉? 夢吉!
タッ タッ タッ(馬の足音)
(慶次)夢吉!おい。夢吉!
ブルルル…(馬の鳴き声)
(慶次)あっ。ごめんよ。
。。。その顔をつい見て。。。慶次。
(久秀)私の顔に何か付いているのかな?
♪~
(久秀)友達かね?
(慶次)あっ…。。。。。気づいた慶次。
(久秀)おかしな若者だ。
ヒヒ~ン(馬の鳴き声)
。。。いってしまう久秀
♪~


。。。宿屋で夢吉を休める慶次
(慶次)ごめんな。夢吉。
(慶次)きっといっぱい心配 掛けちまったんだろうな。
(夢吉)キッ…
♪~


(久秀)《友達かね?》
<慶次の回想>
《はぁ はぁ はぁ はぁ…》
(秀吉)《あっ… あぁ…》
(慶次)《てめぇ! 秀吉を放せ!》
(久秀)《ふん》
《おっ… ああ…うっ!》
《あっ!うぅ…。秀吉! 秀吉!》
(久秀)《なぜ怒る?戦を仕掛けてきたのは君たちだ。理解し難い。
     まったくもって理解し難い》
(慶次)《戦ってわけじゃ…。オレたちはただ腕試しを…》
(秀吉)《うっ… 慶次…逃げ… ろ…》
(久秀)《君らはまだ知らないかもしれないが
     力のない者は何をされてもしかたがない。
     それが 世の真理。
     戦には 死が付き物だ。》
     彼は 今 身をもってそれを知ろうとしている。》
(慶次)《こいつ… やべぇ》
。。。兵が出てくる
《あっ!頼む!許してやってくれ!お願いだ… 殺さないでくれ!》
《なんでもするよ。だから…》
。。。けとばされる。
《ドカッ!》
(慶次)《がっ! ううっ… くっ!勘弁してやってくれ》
。。。痛めつけられる。はけんしゃいんだったじだいの秀吉。
《ドカッ! バキッ!》
(慶次)《オレの友達なんだ!》

(慶次)《うっ… あぁ…》
(久秀)《私は君ら世を知らぬ子供に対して大人の務めを果たしただけだ》
(慶次)《あっ… うう…》

。。。次に目がさめる慶次
(慶次)《うっ… うぅ…。 秀吉生きてるか?くっ…。はぁ… はぁ…》
《うぅ… へへっ。下手打っちまったなぁ。腕試しも相手を選ばないと…
 しゃれに なんねぇや》
。。。なにもいわない秀吉。


。。。弱ってくるところついてくる僧兵
《タタタタッ…(足音)》
(僧兵)《いたぞ!》
(慶次)《ん?やべっ!こないだの連中だ》
《おのれ!小童ども!》
《拙僧はあなた方を許しませんであります》
《顕如様は笑って許されたが我ら腹筋が…いや 腹の虫が治まらぬ!》
(慶次)《ごめんよ。本願寺の僧兵さんたち。
     オレら、ちょいと調子に乗りすぎたよ》
     このとおりだ! なんなら今から顕如さんのとこへ…》
。。。立ち上がる秀吉
《ザッ》
《あっ… 秀吉?》
(秀吉)《力…》
(3人)《あっ…》
(秀吉)《持てる者と持たざる者》
《あっ…》
(秀吉)《オレはなんと無力な存在だ…。
     ぬうぅ~~おぉ~!!》
《ドーン!》
(一同)《うわっ!》
《ドスン!》
(慶次)《秀吉。よせ!秀吉!!》
(秀吉)《ぬぅん!》
。。。すべてを力でねじ伏せる秀吉。
(秀吉)《無力は罪。
     力なき者は何もつかめぬ。
     オレは力を手に入れる!》
。。。かえたのは、久秀。力(現在、知識・金・情報)こそすべて、
   今のこの世もかわらない。持てる者と持たざる者。


現在。。。久秀と交渉する秀吉。昔を忘れている久秀。
(久秀)見事な拵え… 大典太光世。
    まさしく至高のひと振り。実に気前のいいことだ。
(秀吉)我には必要なきもの。
(久秀)なるほど。卿の覇の道に刀など不要。
    物にたのまぬその強さ畏敬に値する。
(半兵衛)お気に召したのならうれしいよ。松永殿。
     それは手付け代わりと思ってほしい。
(秀吉)半兵衛。あとを頼む。
(半兵衞)ああ。
♪~
。。。出ていく秀佳
(久秀)はて… 無論名は存じていたが。
    卿の主君とは昔どこかで会ったことがあったかな?
(半兵衞)成功報酬の目録だ。
♪~
(久秀)ほう…。
(半兵衛)ついては君に大坂を目指す伊達の一軍を迎え撃ってもらいたい。


(ナレーション)<そのころ尾張へと入った伊達軍は野営地において
         謎の一団に包囲されていた>
(左馬助)ちっ!いつの間に…。
(孫兵衛)と… 豊臣かな?
(良直)ん?ありゃあ… 山賊ですぜ。筆頭。
(伊達政宗)Ha!いい度胸じゃねぇか。
オレたちから何を追いはげるか。お手並み拝見といこうぜ。
Um?
♪~
。。。長宗我部がいかり(怒り)を背負っている。
(良直)な… なんでぇ?あのばかでっけぇ得物は。
(文七郎)あれって船のいかりじゃあ…。
(元親)悪いなぁ。にいさんたち。ちょいとその馬オレたちに貸してもらおうか。
・・・死んでなかった長宗我部。
♪~

 

次回「竜と鬼 尾張の激突!爆走!伊達 長宗我部連合軍!!」
(秀吉)我が名は豊臣秀吉。真にこの国を憂う者は次回も我のもとへ集え。
    我が手につかめぬものなし!
    我のあるかぎり決して 亡国はさせぬ。
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