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戦国BASARA弐 第4話 安土城の亡霊!?幸村を襲う嘆きと魔の咆哮!」 [戦国BASARA弐]

・・・お市の方、織田信長の霊をおさえて生存。
   幸村、そこで松永久秀と会う。会話して、独眼竜末路を。。。
   久秀に逃げられる幸村。
   幸村、お市と対峙?炎で討つ。解放されるお市。天に帰る?信長。
     ・・・闇から出てくる異形の手。真理の門の手かいな。
   正宗は、仲間によって生かされる。
   それは秀吉が以前の慶次の行動を正宗を守る兵に見たため。
   慶次、秀吉を諭しに大阪へ。
   半兵衞、元就と同盟し。長宗我部を討つと。


(お市の声)ううっ… うぅ…。うっ うぅ…。
里の噂 本当みたいだな。
ああ。
早く寝るに限る。
嫌だな…。
(お市の声)あぁ… ううっ…。
(信茂)戦場跡にはそこで無念の死を遂げた者たちの魂がさまようもの。
おそらくは、あの安土山にも己が死したことすら解せぬままの兵たちが
痛みと苦しみにあえぎ続けておるものと。
(真田幸村)さようでござるな。
(信茂)里の者たちによれば、安土の城跡には第六天魔王の妹 お市殿の亡霊が
住み着いておるとの噂があるようです。
(幸村)あっ…。
(信茂)織田の栄枯盛衰を儚み夜な夜なすすり泣いておると。
(お市の声)うぅ… はぁ…。
♪~
。。。あの場にいた幸村

(幸村)やはり あれはお市殿。
(お市の声)うっうっ… うぅ…。
(幸村)なんと 苦しげな…。
(お市の声)うぅ…。
♪~


幸村。安土城へ
(お市の声)ううっ… うぅ…。ううっ うぅ…。
うっうっうっ…。
あぁ… うっ… うぅ…。
はぁ あぁ… ううっ…。
♪~
。。。天守閣にのぼる幸村
(お市の声)うっ… うぅ~…。
うっうっ… ううっ… あぁ~…。
♪~
ふふふっ…。
はっ!
誰かと思えば卿かね。
(幸村)くっ…。
また会えて 光栄の至りだ。
(幸村)あっ!貴殿は… !?
何故… なぜ ここに?
(久秀)卿にも聞こえたかね?この痛々しい嗚咽… 啼泣が。
(お市の声)あぁ… うぅ…。
(幸村)あっ。
(お市)ううっ… うぅ…。
(幸村)お市… 殿…。
(久秀)第六天魔王織田信長の妹君 お市。今や 現と異界とのはざまの存在となり生ける者と
してそこにあるのか否か判ずることは不可能。
(幸村)ああ。
(久秀)これが かつて天下を手中にせんとした織田最後の生き残り…
その成れの果てだ。
(幸村)では 貴殿も…。
(久秀)ふっ。そのように見えるかな?
(幸村)松永久秀…貴殿は確かにあの大仏殿で…。

(回想)《ドォーーン!》

(久秀)切り札は最後まで 取っておくものだ。
あのとき私が隠し通路の一つも用意せずに卿らを出迎えたとでも思っていたのかね?
(久秀)地の底より響く 呪詛のごとき魔王の妹の声を恐れここへは誰も近づこうとしなかった。
お陰でゆっくりと検分できていたのだが…。
(幸村)はっ…。そ… その手にある物はなんでござる?
(久秀)織田信長は討ち取った敵将の首を杯にしていた。
この安土の城に朽ちた魔王の頭がいを持って一献傾けてみるのも悪くない…
そうは思わないかね?
天下布武の大号令の下踏みにじられ、生きたまま焼き尽くされた亡者たちには
それがいくばくかの供養にもなろう。
(お市)あぁ…。
(幸村)人のなすことに… あらず。
(久秀)ん?
(幸村)第六天魔王といえど、戦国の世に名乗りを上げた武人。
それが 黄泉の住人となった。今その棺にも等しい城をあさり。
ましてや遺骸を持ち去ろうなど死者を愚弄することにほかならぬ!
(久秀)んん? 確か魔王をこの地に葬ったのはほかならぬ卿と奥州の独眼竜ではなかったかね?
(幸村)んん…。
(久秀)自ら殺めた者に対してはある種の愛着がわくものなのかな?
それとも己が人殺しであるということを都合よく忘れ、今や物でしかないこれを持ち去る私をこそ悪と断ずるのかね?
いやはや実に興味深い論理だ。
(お市)ううっ うぅ…。
(久秀)一驚を喫するが卿の論理嫌いではないよ。
(お市)うぅ…。
(久秀)ところで卿と共に東国の軍勢を扇動し、織田を破滅へと追いやった独眼竜 伊達政宗…
使いの者に聞いたのだが。彼は豊臣の伏兵戦略の前にあえなく散ったそうだね。
(幸村)あっ… 政宗殿が!?
(久秀)一度は統べた奥州の諸国に囲み撃ちにされたらしい。
まるでかつての織田のようにね。
ふん…因果応報とはよく言ったものだ。満身創痍となったところへ
自ら出向いた豊臣秀吉の手でとどめを刺されたと聞いている。
残念だ。六の刀を奪えずじまいとはね。
おそらくはすべてへし折られ摺上原の地で墓標のごとく血風に吹かれているのだろう。
奥州は向こうだ。せめて戦友の冥福を祈ってやるといい。
そして 甲斐 武田も伊達と 同じ憂き目に遭わぬよう気をつけることだ。
では失礼するよ。
(幸村)待たれよ!
独眼竜 伊達政宗殿はいかような窮地にあろうともたやすく討たれる武将ではござらぬ!
そして甲斐 武田は お館様あるかぎり決して揺るぎはせぬ!
その首 置いてゆかれよ!
たとえ織田信長がいかな無慈悲と蹂躙の限りを尽くした悪鬼羅刹であろうとも
その武人としての尊厳は守られてしかるべきでござる!
第六天魔王と最後に戦った者の一人として断じて
それを持ち去らせるわけにはゆき申さぬ。
ビューー!
(幸村)あっ!
くっ!
(久秀)幻想だよ。その幻想が人を愚考のとりことする。
魔王は 魔王。卿は 黒禍たるかの者の姿とその所業を目の当たりとしておきながら
信長が武人であったというその一点のみを縁に己の認識をねつ造し過ぎ行く時とともに美化してしまおうというのかね?
(幸村)くっ…。
《バン!》
♪~
(久秀)乱世 天下 上洛…。卿もまたそれらを免罪符とする武将という名の殺りく遂行者の一人に過ぎない。
(幸村)ぐっ!
(久秀)勘違いしないでくれたまえ。私は今更その是非を問うているわけではない。
卿のように殊更気負う必要はないと言っているだけだ。
(幸村)くっ…。
(久秀)戦も略奪も現への未練もすべては人の性。人とはしょせん物食い物思い物言うけの…物だ。
動く物であるうちに何をなそうともいつかはこうして何もなさぬ物へと帰る。
そこに一切の例外はなく無論 卿も私もなんら変わるところはない。
独眼竜もまたひと足早く動かぬ物へと帰っただけだと思えば惜別の情すら
さして胸を締めつけはしないだろう。
(久秀)人は…人は物ではあり申さぬ!
熱き魂は死なぬ!たぎる血潮も不滅にござる!
はっ。えっ。
なんであろうと大事にいたせば物にすら魂は宿りまするぞ!
(久秀)ふっ。不覚にも卿を見ていると郷愁に駆られるよ。私はそこまで無垢ではなかったがね。
依存の名の下に槍を振るう…あるいは卿は信長よりも業深い。
故にここへ引き寄せられたのかもしれないな。
(お市)ううっ…。
ピン!
(幸村)ん? あっ!
。。。久秀の忍びに爆発させられる。
ドォーン!


(久秀)咽ぶ魔の妹と共に城砦の封印となりたまえ。
カァ~~!

(お市)ううっ あぁ…。
(幸村)ごほっ ごほっ ごほっ…。
(お市)あぁ~… うぅ…。
返して。
(幸村)うっ!
あっ…。
・・・起き上がるお市
(お市)うぅ…返して…。それは兄様の…。
(幸村)お市殿…。
(お市)返して…。
(お市)返してぇ!
(幸村)くっ!
♪~

(お市)市は…市は 何もできなかったから…。
(幸村)はぁ~!
パシュン!
(幸村)うわぁ… ぐはっ!
♪~

(幸村)うっ!うわっ…。
♪~

(お市)ずっと…そばにいてあげる… から…。
(幸村)お市… 殿!? ぐわっ…。
(心の声)≪お市殿…まるで何かに取りつかれ縛りつけられておるような…≫
(お市)大丈夫。だから… 眠ろう。うっ…。
(幸村)ん?
(お市)うっ… あぁ…。
≪ぐっ… そうではない!?≫
(幸村)何かを… 誰かを押しとどめようとしておるのか!
(お市)ううっ…。
≪なんとする… それがしにはお市殿を討つことは…≫
(お市)んん… んっんっ… あぁ…
あぁ~~…。
(信長の声)うぅ~おぉ~…。
(幸村)くっ… やむをえぬ!
(信長の声)ぐふぉ~~おぉ~!
(お市)ああっ!
(幸村)うわぁ~…。
♪~

(幸村)おお~わぁ~!
許されよ。お市殿!
てやぁ~!火焔車~!
(お市)きゃあ~~!!
(信長の声)ぐわぁ~~~!!
(幸村)うおぉ~~…。
(お市)ああ~~…。
(幸村)こ… これは…。
・・・第六点魔王の力?
♪~

・・・ステンドグラス?
(幸村)あっ… あぁ…。






(伊達政宗)はっ!
♪~
(正宗)ん?
(文七郎)ぐぅ~… んん…。
筆頭? 筆頭~!
あっ! はぁ はぁ…。
ドタドタドタ…(足音)
♪~
。。。みんな集る。
。。。あの戦いのこと。タイマン。
(正宗)夢でも 見てやがったのか?
(文七郎)いえ…。
(孫兵衛)筆頭はとっくにぼろぼろの状態で豊臣秀吉とやり合って…。
(正宗)負けたのか?なんで生きてる?
(良直)それが…。
(左馬助)かなり分は悪かったんすけど…。

《はあ~~あぁ~!!》
(秀吉)《ぬう~~あぁ~!!》
《キン!》
《ドゴォーーン!》
《うわぁ~~!》
(兵士たち)《あっ…》
《カラン カラン》
《くっ… ううっ…》
♪~
。。。正宗をつかんで投げる秀吉
《ぐっ… あぁ…》
(秀吉)《ふん》
《ザザッ!》
《うっ…》
(一同)《筆頭~!》
。。。正宗の兵達が身を挺して守る。
♪~
。。。そこにくる秀吉
《うぅ…》
《うっ…》
♪~
。。。なにもしない秀吉
《あっ…》
《ん?》

(左馬助)なぜか 攻撃の手が緩んだんです。
(孫兵衛)その隙にオレたち必死で…。
。。。正宗を連れて逃げる。
♪~
(文七郎)死んでも筆頭を守らなきゃって。
(良直)でなきゃ。オレら 意味ねぇし。片倉様にも顔向けできやせん…。
(正宗)誰か殿でやられたのか?
(文七郎)いえ。生き残った連中は皆なんとか。
(正宗)そうか…。
Thanks.
(兵士たち)えっ?
(文七郎)おお。筆頭!
(孫兵衛)まだ起き上がっちゃあ…。
(正宗)文七 孫 食い物はあるか?
(孫兵衛・文七郎)あっ… はい!
(正宗)Insufficient blood.
仮面の腰巾着も 山猿の大将も そろって詰めの甘いこったぜ。
。。。そんなに悪い人たちでないということ。
♪~


帰路にいる秀吉
正宗の兵達を見て。
昔、慶次に同じように助けられたことを思い出す。

(慶次)《頼む!許してやってくれ!お願いだ… 殺さないでくれ!
なんでもするよ。 だから…。くっ! 勘弁してやってくれ》
《オレの友達なんだ!》

(慶次)《うっ… うぅ…》
《うぅ… へへっ。下手 打っちまったなぁ》

(秀吉)我としたことが小蛇一匹仕損じるとは。
♪~


慶次。物思う。みんなとの日々。
そして、今回。
(夢吉)キィ キッ?
(慶次)ああ。大坂へ行くんだよ。
あいつに会ってやめさせる。
それしかないだろう?

(慶次)はっ!
ヒヒ~ン(馬の鳴き声)



(幸村)うっ… お市… 殿。
そなたが その全霊をもって鎮めんとしておったものは…。
タッタッタッタッ…(足音)
あっ…。
おお~!お市様!ほんとにここにおられた!
生きておいでであったとは。
んん… あっ…。
♪~

(幸村)貴殿ら織田の生き残りにござるか?
(兵士たち)あっ。その赤い装束。もしや…。
あっ 真田幸村か!?
信長様の敵!
くっ!
ドッ ドッ ドッ…(馬の足音)
あっ。
(兵士たち)おっ?
ヒヒ~ン!ヒヒン!
♪~


我らお市様を頂き織田再興を図る所存なればいつかまた戦場にてまみえることもあろう。
(幸村)んん…。
(信茂)噂を聞きつけちりぢりに落ち延びていた者たちが集まったようです。
織田の再興など儚き望みでありましょうが。あの者たちをとどめる道理もございませぬ。
(幸村)小山田殿。此度は黙って陣を離れてしまい申し訳ござらぬ。
お気になさらず。
お館様より常に幸村殿の思うとおりにとおおせつかっておりますれば。
♪~


安土の城を燃やす織田の残党。それをみているお市。
(お市)是非もなし。
♪~


豊臣と毛利の同盟の調印
(半兵衛)これで日ノ本の西は磐石だ。
(元就)薩摩に子細不明の一軍があると聞く。豊臣のいかな侵略も阻み続けているとか。
(半兵衛)すべては時間の問題だ。君が専守防衛の構えを解いて
僕たちと力を合わせてくれることになったからにはね。
(元就)何をそんなにせいておる?
(半兵衛)ん?
(元就)せんだって川中島へ奇襲を掛けたと思えば、撤退した伊達を追って奥州へと赴き。
軍師 片倉小十郎を捕らえたのだとか。長く潜伏しておった割に…。
(半兵衛)機が熟しつつあるということだよ。
毛利軍は賢明だった。織田が滅ぶまで静観し、ひそかに精鋭を鍛えることに力を注いできた。
僕たち豊臣の次にね。君はほかならぬこのときを待っていたんだろう?
まずは…
君がてこずってきた長曾我部の要塞富嶽を攻略しよう。
(半兵衛)瀬戸内の海を荒らす海賊集団を一掃するんだ。
♪~
♪~
♪~

(謙信)忠勇義烈にして不惜身命得難き腹心を欠きし竜よ。
次回「誓願の刻印!独眼竜対軍神 人取橋の対峙!」
今こそ彫心鏤骨。
さすれば飛竜乗雲。
次回もまた 熱烈峻厳。
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