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鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST #63 扉の向こう側 の感想 [鋼の錬金術師]

・・・ホムンクルス、元い無に帰る。所詮はホーエンハイムから
   作られた分身。なにが答えか目の前でわかっていたのに。
   グリードの方がましだった。
   こうして、変な組織体は消えていく
   (とくしゅほうじんもおなじようなもの)

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(ホムンクルス・回想)《自由と権利が欲しくないか? ホーエンハイム》
《人間としての権利を手に入れないまま奴隷で一生を終わる気か?
 それでは息苦しいフラスコの中にいるのと同じだ》
・・・ホーエンハイムとホムンクルスは実は同じであった。


現在
(エドワード・エルリック)うおお~~~!
バキッ!
素手でやられるお父様(とくしゅほうじん)
(お父様・心の声)≪なぜだ!≫
(ダリウス)よっしゃ~! 畳み込め。エド!
・・・メッタたたきに会うお父様。所詮借り物の体。
(お父様)≪なぜ 神を手に入れた私がたかが
人間の…錬金術師に素手で…≫
(エド)てや~!
(お父様)うわぁ~~!

(エド)はぁ はぁ はぁ はぁ…。
(兵士たち)おおっ!やった~~!
やった~!
やった~!
勝った~!
(歓声)
倒れているお父様
♪~

ドクン(鼓動)
(エド)はっ。

暴走するお父様。
(お父様)おぉ~~…。
(一同)うっ!
(グリード)ぐおっ…。
うわ~!
(グリード)しっかりしねぇか!何 飛ばされてんだ!
すっ。すまん。
(エド)くっ!
(お父様)石…。
(お父様)賢者の石~~!
起き上がってグリードを急襲するお父様

(グリード)ん!?
ドスッ!
(グリード)ぐわぁ~~
(お父様)賢者の石。よこせ!


リンの体内。
(グリード)ヤベぇ!
(リン)グリード!
。。。リン、グリードを引っ張る。
(グリード)バカ野郎!巻き込まれるぞ。放せ!
(リン)断る!オレが皇帝になるためにお前にはいてもらわなきゃならないんだ!
(グリード)無理だ!オレ様はもともとおやじ殿から生まれてんだ。
リン・ヤオの体よりあっちに引かれる力が強くてどうにもなんねぇ!
(リン)あきらめるな!グリード!
ふんばれ!
くぅ~…。
バチバチバチッ!
(リン)ヤバい!
はっ!?

(リン)体が…。
くぅ…。
(リン)こなくそ~~!!
。。。リン、グリードを引き留めようとする。
(グリード)ちっ。世界の王からかなりランクは下がるが
シンの皇帝も悪くねぇか。
(リン)あっ。
(グリード)一緒に戦おうぜ!相棒。
(リン)そうこなくっちゃ!
。。。リンを殴るグリード
バキッ!
(リン)へっ!何を…。
(グリード)ここでさよならだ。
お前までおやじ殿に吸収されるこたぁねぇ。
(リン)あっ。ちょっ。ちょっと待て!グリード!
一緒に戦うって言ったじゃないか!
こんな。だまし討ちみたいなことをして、お前!
お前は、ウソをつかないのを信条にしてたんじゃないのか!?
こんな終わり方…。
(グリード)が~っはっはっ!
まんまとだまされやがって。しょんべんガキが!
(リン)はっ
(グリード)けっ…オレ様の最初で最後のウソよ。
(リン)は!
(グリード)ランファンが賢者の石を持ってる。それ持って帰りな。ガキ。
(リン)待て…。
(グリード)ふはははっ!
(リン)待て!
お父様の方に吸収されるグリード
(リン)待て!グリード!

(グリード)来い ランファン!
ランファンが来て。

(グリード)あばよ。

。。。手を切り落とす。
ザシュ!

(リン)グリード!
(お父様)おぉ~…。

(エド)グリード!

(お父様)おのれぇ~グリード!

(2人)はっ!うっ…。
リンのウロボロスが消えていく

。。。グリード、父にはむかう
(グリード)が~っはっはっ!
うるさいガキからうまく分離できたぜ!
。。。グリード、体を変化させる。
(お父様)むぅ~… グリード。なぜ父に逆らう!
・・・おまえがわるだからだよ、かんりょう。
(グリード)遅めの反抗期だよ。おやじ殿。
(グリード)あんたのくれた。この炭化能力で
いちばんもろいボロ炭に変身してやらぁ!
(お父様)こざかしい!
。。。グリードのみを自分から引っ張り出すお父様。
(グリード)うっ!
(お父様)消えよ!愚か者!
ブチッ! 。。。食いちぎるお父様
(グリード)うぅ…。

(リン)グリード!
(グリード)ああ~。くそっ。ここまでかよ…。
うっ…。
・・・グリード、みんなの顔を見る。
ちっ。なんて目で見やがる。しょんべんガキが。
(リン)《仲間ってのは魂でつながってるんだよ!》
《忘れるわけないだろうが!》
(エド)《仲間になんねぇか?》
《行くとこないなら一緒に来いよ》
≪ったく。リンもチビも随分なめた態度とってくれたもんだ≫
。。。見ているみんな。
(グリード)≪十分だ…ああ。もう十分だ≫
≪もうなんにもいらねぇや。はははっ…≫
≪じゃあな 魂の… 友よ…≫
。。。グリードの最後。
消えていくグリード

怒りの鉄拳をエドがお父様に。
(エド)てやぁ~~~!
(お父様)うおぉ~~!
ガシャーン!
(お父様)ううっ!
ううぅ…。
(魂たち)うおおおっ…おおおおっ…。
出ていく賢者の石。
もうだめなお父様
♪~
(ホーエンハイム)みんな…。
(お父様)あぁ… ああぁ…。
石が…
賢者の石が…。
はっ!
。。。神の手が伸びてくる。
(エド)ん!?
(お父様)なっ。なんだ?なんだ!?
。。。黒い手が伸びてくる。
(エド)へ。生まれた場所に帰れフラスコの中の小人ホムンクルス!
(お父様)はっ!
うっ。うあぁ~~…。
うっ… なぜだ!
私は知りたかった。この世のすべてを!
(ホーエンハイム)ん?
(お父様)何ものにも縛られず、自由に広い世界に!
(ホーエンハイム)はっ。
(お父様)私は~~!
♪~

。。。引っ張って行かれるお父様



真理の扉の前のお父様

(ホムンクルス)なぜだ!なぜ私のものにならぬ!
神よ。何が気に入らないのだ!?

お前が己を信じないからだ。

(ホムンクルス)はっ!

他人の力を盗み。人から生まれたもののくせに。
神とやらにしがみついていただけだ。
お前自身が成長しておらん。
七つの欲を切り離せば、人を超えられるとでも思ったか?
笑わせるな!

(ホムンクルス)私は完全な存在になりたかった!
この世のすべてを知りたかった!
欲して。何が悪い!?
望んで。何が悪い!?
願い求めて。何が悪い!?
なんだ… なんだ!お前は!
なんだっていうんだ!
何様のつもりだ!お前は!

私は、お前たちが世界と呼ぶ存在。あるいは宇宙。あるいは神。あるいは真理。
あるいは全。あるいは一。
そして、私はお前だ。思い上がらぬよう、正しい絶望を与えるのが真理。

(ホムンクルス)はっ
(お父様)《人間が思い上がらぬよう正しい絶望を与える》
《それが真理だ》
・・・同じこと言われてんの。
(ホムンクルス)あぁ…。

だから、お前にも絶望を与えよう。

(ホムンクルス)ああっ… ああ~!
。。。扉が開く。
(ホムンクルス)戻りたくない… 嫌だ…。
。。。手が出てくる。
やめろ!そこに縛られ続けるのは嫌だ!
うわ~!ああ~~!
うわぁ~~!
嫌だ! 嫌だ! 嫌だ~~!

思い上がった者に絶望を。

(ホムンクルス)私は どうすればよかったのだ!

お前が望んだ結末だ。

(ホムンクルス)どうすればよかったのだ!
あぁ… うわぁ~~…。

扉が閉じる。
ガコーン!
・・・こうやって整理される。とくしゅぼうじん。

お前はその答えを見ていただろうに。


アルと見るエドとメイ。
(ロイ)なんだ?どうなった?勝ったのか?
(ホークアイ)はい。ですが、アルフォンス君があちらから戻っていません。
(メイ)ごめんなさい…
ごめんなさい…。
(エド)お前のせいじゃない。アルの判断だ。
(リン)エド。通行料ならある。
(エド)ん?
(リン)使え。賢者の石だ。これでアルを取り戻せ。
(エド)くっ… ダメだ。
オレたちが元の体に戻るのに賢者の石は使わないとアルと約束した。
。。。みんなが見ている。

≪方法はあるはずだ。必ず。≫
≪考えろ。考えるんだ。≫
≪思考を止めるな。≫

(ホーエンハイム)エドワード。
オレの命を使ってアルフォンスを取り戻せ。
(イズミ)あ。
(エド)ああ。
(ホーエンハイム)ちょうど1人分残ってる。
(エド)バカ野郎!そんなことできるわけないだろ!
オレたち兄弟が体をなくしたのはオレたちのせいだ!
アルを取り戻すのに人の命は使わねぇって、さんざん言ってるだろうが!
だいたいなんでてめぇが命懸ける必要がある!?
(ホーエンハイム)父親だからだよ。
(エド)あっ…。
(ホーエンハイム)必要とか。理屈とかじゃない。
お前たちが大事なんだ。幸せになってほしいんだ。
お前たちの体がそうなってしまったのは
ほったらかしにしてきたオレにも責任がある。

すまなかった。
もう十分生きた。最期くらい。父親らしいことをさせてくれ。
(エド)ああ。バカ言ってんじゃねぇよ。クソおやじ!!
二度とそんなこと言うな!張っ倒すぞ!!
。。。泣いているエド

(ホーエンハイム)ああ。すまない。エドワード…。
(エド)くっ!てっ。
≪考えろ!考えろ!≫
≪史上最年少の国家錬金術師だろ!≫
≪真理を見たお陰で、錬成陣なしに錬金術が使えるんだろ!≫
≪方法はあるはずだ。必ず!≫
♪~

エド、ロイとホークアイを見る。
思い出す。
(ホークアイ)《たくさんの人があなたたちが元の体に戻る日を待ってくれてるはずよ》
(ロイ)《そこに可能性があるならば前に進むべきだろう》

≪そうだ。あきらめるな≫
≪何かあるはずだ。何か≫
≪何か…≫
(エド)ん?
。。。自分の手を見るエド。
はっ…。
♪~


(メイ)うぅ… アル様…
アル様… アル様…。

≪メイ。アルのためにそんなに泣いてくれるのか≫
≪ザンパノ。ゴリさん。ブリッグズのみんな…≫
≪少佐。リン。ランファン。せんせい。おやじ…≫
(エド)くっ…。
立ち上がるエド
(イズミ ホーエンハイム)ん?

(エド)メイ。ちょっと離れてろ。
♪~

練金陣を描くエド
♪~

(リン)はっ… それは!
。。。陣が見える。
(リン)人体錬成の陣!
(エド)ちょっと行ってくるわ。
鋼の錬金術師、最後の錬成にな。
パン!
ビシビシビシッ
ビシビシビシビシビシッ!

(リン)エド!
(2人)エド!
(アームストロング)エドワード・エルリック!
見ているホーエンハイム。 はあ。ああ。
♪~


真理の扉のまえにエド行く。

弟を連れ戻しに来たか。だが、どうやって人間1人を引っ張り出す?代価は?
お前の肉体を差し出すか?

《エド)へっ。代価ならここにあるだろ。でけぇのがよ。
後ろの扉を指すエド
♪~

(エド)こいつはオレの真理の扉だ。
ってこたぁ。どう使おうがオレの自由だ。
違うか?

ふっ。ふふふっ… そうきたか。
はははははっ。しかし、いいのか?
真理の扉を失えば、二度と錬金術を使えなくなるぞ。

(エド)そうだな。
確かにこの扉の向こうには錬金術のすべてがある。
でも、お陰で踊らされたよ。
真理とかいうものを見せられて、錬金術ですべてを解決できると思い込んだ。
だけど、それは間違いだった。ただの傲慢だ。

錬金術の使えないただの人間に成り下がるのか?

(エド)成り下がるも何も最初っからただの人間だ。
キメラにされた女の子1人助けられないちっぽけな人間だ。

いいんだな?本当にそれがなくても。

(イズミ)エド
(ロイ)鋼の・
(ホークアイ)エドワード君!
(ダリウス ザンパノ)エド!
(アームストロング)エドワード・エルリック!
(リン)エド!
(メイ)エドワードさん!
(ピナコ)エド!
(ウィンリィ)エド

(エド)錬金術がなくても。みんながいるって。

ちぃ。正解だ!錬金術師!

うん。
パン!

お前は オレに勝った。

てやっ!

持っていけ!すべてを!

ビシビシビシビシッ!

。。。消えていく門番。エドの分身。
勝手口は、あっちだ。エドワード・エルリック。
♪~

アルと出合うエド
起き上がるアルを手で支えるエド。

(エド)ムチャしやがって。
(アル)えへへっ。兄さんこそ。
♪~

。。。かえりの門が開く
(エド)さあ。帰ろう一緒に。
(アル)うん。
扉をくぐって戻ってくる二人。
♪~


目が覚めるアル。
(ザンパノ)おお!!気づいた!
(ダリウス)大丈夫か?アルフォンス。
ザンパノさん。ダリウスさん。みんな…。
あっ。父さん。
(ホーエンハイム)よう。おかえり。
。。。手を差し出すホーエンハイム
(アル)うん。ただいま。
。。。エドが後ろで支えている。
   ホーエンハイムの手を取る。
(アル)うん。あったかい。
(ホーエンハイム)ふっ。
(メイ)アル様…アルフォンス様!
(アル)メイ!
(メイ)メイは… メイは…。うぅ~~!
(アル)そっか。ごめん。
つらいことさせちゃったね。
ありがとう。メイ。


。。。エドはブラッドレイ夫人にセリムのなりの果てを渡す。
□(キャスター)ラジオ・キャピタルをお聴きの皆様。
本日 アームストロング少将とマスタング大佐率いる部隊が
中央司令部、議会等を占拠しました。
これは 軍上層部の動きを阻止するためのもので
彼らは国民の大多数を犠牲にする錬金術の大実験を企てていました。
大総統閣下の留守を狙い悪逆非道の実験を行おうとした首謀者のうち
クレミン准将とエジソン准将は拘束され
両将率いる国軍も武装解除されました。

□ キング・ブラッドレイ大総統閣下とご子息セリムさんは
混乱のなかにその尊い命を落とされました。

□(キャスター)マスタング大佐は大総統閣下の遺志を継ぎ
国の安全を堅持。
今後の対策を関係各位と協議すると発言しました。
♪~

・・・ロイの目の後日談は?



ホーエンハイム、ホムンクルスのいたところに立っている

ホーエンハイム、ホムンクルスとの回想
(ホムンクルス)《君だろ?私に血をくれたのは》
(ホムンクルス)《自由と権利が欲しくないか?ホーエンハイム》
(ホーエンハイム)《じゃあ。お前の幸せってなんだ?》
(ホムンクルス)《そうだなぁ。ぜいたくは言わないが。
 このフラスコから出られる身になれば幸せかな》

(ホーエンハイム)そうだよなぁ。フラスコの中の小人 ホムンクルス。
お前はオレの血から生まれたんだ。
オレは…。
・・・実は根っこで同じだったかも。


(アームストロング)ホーエンハイム殿。
(ホーエンハイム)ん?
ご子息2人とも病院に無事収容しましたぞ。
(ホーエンハイム)ああ… ありがとう。感謝します。
(アームストロング)いえ。感謝するのは こちらの方です。
(ホーエンハイム)ん?
(アームストロング)エドワード・エルリックとアルフォンス・エルリック。
あの2人の少年がいなければこの国は滅んでいました。
ありがとうございます。
♪~
(ホーエンハイム)ああ。ありがとう。
(アームストロング)ん?
♪~

去っていくホーエンハイム。泣いている。



トリシャの墓にいくホーエンハイム

墓を見ている。

墓の前でしゃがみこんで
(ホーエンハイム)ただいま。トリシャ。
ふっ。
エドワードがおやじって呼んでくれたんだ。
「クソ」が付いてたんだけどなぁ。
人より長く生き続けるなんてしんどいことばかりだと思ってた。
だけど君や息子たちに会えて、生きててよかったと心から思えるようになった。
充実した人生だった。
そうさ十分だ。
ありがとう。トリシャ。
ああ。でも…
やっぱり死にたくねぇって思っちゃうなぁ。
ほんとオレって、しょうがねぇなぁ。
。。。くずれていくホーエンハイム


ピナコが墓の前に行くとホーエンハイムが。
(ピナコ)ホーエンハイム!
なんだい帰ってたのかい。あっ!

バカたれが…。
なんて幸せそうな顔して死んでんだい。
・・・全てが終わった?



次回最終回「旅路の涯」
(ナレーション)<踏み出せ。人生という名の世界に>
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