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のだめカンタービレ フィナーレ #11 Leçon 11 [おおかみかくし]

のだめを、引き戻そうと試す千秋。
それがなって、元の道に戻ることにするのだめ。
やっぱり千秋が好きとよりを戻す?

あとは後日談。みんなの動向。

音楽で繋がる人と人

子供に返っていくシュトレーゼマン?

最後にサンマロのコンサートで締めくくり。
いつもどおりののだめ。

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帰ってくる千秋。
空港から、タクシーに乗って。


(女の子)ママ。わたし、これが弾きたい。

(のだめ)ああ?

(母親)バルトークね。いいわよ。買っても。
(女の子)わ~い!
(母親)ちゃんと練習するのよ。

(のだめ)うん。

(女の子)うん。 ママ。ありがとう。
(母親)頑張ってね。
(女の子)うん!

のだめの手にSchumanが、買って帰る。


千秋、携帯で送られた動画見ている
(のだめ)♪「元気に出そういい音 出そう」
♪「ドレミファ プププ わ~!大きく…」
帰りつつある。


(ターニャ)ちょっと。何あれ。また、子供増えてるじゃない…。
何やってんの。のだめ。みんな、ヤスが連れてきたの?
(黒木)いや。違うよ僕じゃなくて…。
恵ちゃんの評判が良くて。マルレの団員の子やその近所の子まで一緒にって。
恵ちゃんどんどん引き受けるんだ。
ベビーシッター代もちゃんと出るから商売になるって。
(ターニャ)商売?
のだめ。いったいどうする気?デビューしたっきり。プロ放置?
あり得ない。学校に戻るなら追試だってあるのに。
(黒木)あっ…。

(のだめ)《幼稚園の先生が目標の人が同じ上を目指すのって変ですよね?》

(ターニャ)ヤス。こっちも練習始めましょう。
ヤスこそコンクールまで時間ないのよね。
今日は 第2楽章からでいい?
(黒木)うん。

《恵ちゃんの「変」はあれから、ずっと変わってなかったんだろうか》
・・・こどもとたわむれるのだめ

シューマン<子供達の情景>
♪(ピアノの演奏)
こどもたちにかこまれるのだめ。

(カトリーヌ)のだめちゃん次は『鬼ごっこ』。この『鬼ごっこ』 弾いて。
(女の子)わたし『子犬のワルツ』がいい。
(セルジュ)おいら、これがいい。
(女の子)やだ。子犬!
(セルジュ)のだめは、日本のアニオタなんだぞ!すごいんだぞ!
(カトリーヌ)『鬼ごっこ』!
(のだめ)アハハハハ… やめなさ~い。
・・・保母さんののだめ

♪(ピアノの演奏)
(ユンロン)何やってんだよ。のだめ。
♪(ピアノの演奏)
(ユンロン)幼稚園ごっことかいいかげんにしろよ。
♪(ピアノの演奏)
(ユンロン)あんなに頑張ったのに。チャンスだって手に入れたのに。
才能だってあるのに…。
サインなんかもらうんじゃなかったよ。

♪(『きらきら星』の演奏)
(黒木)あっ。
(ターニャ)曲が変わった。
(黒木)恵ちゃん。窮屈だったのかも。
18世紀みたいに作曲家が演奏家で。
即興演奏も普通だった時代ならよかったのに。
レコードやCDなんかもなかったからお客さんもその時々の演奏ライブを楽しんでたし。

♪(『きらきら星』の演奏)

帰ってくる千秋
(千秋)《やっぱりこれでいいんだ》
《いつまでも無理してつらい道を行かせなくても》

♪~

(千秋)《あいつのピアノだって。
     一緒にいればいつだってこうして俺は聴ける》
《普通のことだ》

(千秋)《何の問題もない》

♪~

(女の子・セルジュ)あ~?んっ?
(セルジュ)のだめの『きらきら星』変。
(のだめ)ムキャッ!
(セルジュ)もしかして。のだめ 下手くそ?
(女の子)下手くそ?
(女の子)ププッ…。
    ・・・のだめ株急落
(のだめ)あっ…。
(女の子)のだめ難しいのは駄目なんだ…。
何だ がっかり。
(セルジュ)しょせん。おなら。
(カトリーヌ)やめなよ。のだめちゃん。かわいそうだよ。
(のだめ)ムキーッ!ストップ!ストップ!
    ・・・ストップ安
のだめ先生やるときはやるんですよ?
・・・もえあがるのだめ。指を鳴らす。
(子供たち)お~。

♪(『ベートーベンピアノソナタ第31番』の演奏)
♪~
ああと子供達が聞いている。
(千秋)《『ベートーベンピアノソナタ第31番』…》
♪~
(子供たち)わあ…。
♪~
(千秋)《それでも俺はやっぱり何度でもあいつを
     あの舞台に連れていきたいと思うんだ》
《このピアノを聴くたびに…》
♪~

入ってくる千秋
(千秋)のだめ。
(のだめ)あっ…。
(千秋)俺と一緒にコンチェルトやろう。
マルレでも何でも
(のだめ)いっ…嫌です。
(千秋)はあ!?
(のだめ)コンチェルトは、もうミルヒーとやったし…。
ていうか。あれ以上の演奏。先輩となんかできるわけない。
(千秋)断定かよ!
(のだめ)怖いんです!
自分だってあれ以上に弾ける気がしないのに。
一番大事な先輩とのコンチェルトがもし駄目だったらって思うと
先輩のことも好きじゃいられなくなりそうで…。
(千秋)お前。ひどっ…ホントにひどい…。
《いつも これだ》

《来年、俺と一緒にヨーロッパに行かないか?》

《自由に楽しくピアノを弾いて何が悪いんですか!》

《ボヘッ!何やってんですか!》

《こいつの転機に俺がかかわって、受け入れられたことは一度もない》

もういい。分かった。
来い。
(のだめ)ムキャッ…。
。。。強制的に連れ出す千秋
(のだめ)キャ~!
のだめちゃんが王子さまに、さらわれた…。
あれは千秋よ!


(のだめ)先輩。どこ行くんですか。
食べ物とかアニメとかじゃ釣られませんよ。
のだめはもう…。
(千秋)《今度だけはたぶんこのままじゃ…》

(ニナ)真一!?
(のだめ)ギャボーッ!
(ニナ)何?
(千秋)お邪魔します。
(ニナ)誰?それ…。
(千秋)ここならピアノが2台あるからモーツァルトの『2台のピアノのためのソナタ』
それならできるだろう。
《今度こそ俺が引き戻す》
(のだめ)アッ。アハハ…。
そんなのコンチェルトと違うし。
(千秋)もう覚えてない?
(のだめ)ああ。覚えてますよ。もちろん。
その曲だけは。
《初めて2人で演奏した曲》
でも。あのときののだめと今ののだめは違いますよ。
しかも先輩のさび付いたピアノじゃあ…。
(千秋)おい!バカにすんな。
俺だってあのころとは違うぞ。ある意味。
(のだめ)え!こんなことやって何の意味が…。
(千秋)やってみなきゃ分からないだろう!
(のだめ)あっ…。


(千秋)俺が1でお前が2だよな。
間違えてもいいから、第3楽章までノンストップで。
最初のテンポはこれくらいで。
・・・リズムを。。。

♪(『2台のピアノのためのソナタ』の演奏)
♪~
千秋、のだめを見る
《本当にあのときとは違う…》
♪~
《でも、絶対合わせてみせる》
♪~
のだめ、千秋をみる。
♪~

《ニナあなたのマスタークラスにいた野田 恵って子
 知ってますよね?どうでした?彼女のピアノ》

(ニナ)あっ…。

(ニナ)《何? このバルトーク誰が弾いてるの?》
《こんな演奏をした学生はいなかった!》
《誰!?》

誰もいない。

♪~

《例えば、天気ひとつで音が変わってしまうように
 小さなことがそのこと全てを変えてしまうことがある》
《俺たちの始まりだってごみの部屋で聴いたベートーベンで。
 小さな練習室でやった2台のピアノのモーツァルトだっただろ?》

♪~
のだめ、千秋と
千秋は、のだめを見る
《いくら苦しくても気が遠くなるほどの孤独な戦いが待っていようと…》

♪~

《こんな喜びがあるから、何度でも立ち向かおうと思えるんだ》

♪~

演奏が終わって、俺さまの千秋
(千秋)バーカ。せっかく俺さまが奇跡的な演奏で合わせてやったのに…。
何で終楽章で土石流みたいに崩れ落ちるんだよ。
むらっ気は相変わらずか。
昔と違うお前ってどこだ。
(のだめ)先輩の背中…。
(千秋)うっ…。
(のだめ)飛び付きたくて。ドキドキ…。
(千秋)うっ…。
(のだめ)これって。フォーリンラブですか?
ムキャーッ!!
飛びつくのだめ
(ニナ)あらあら。
キスしようとのだめ。抱きしめる千秋
(のだめ)ん~ ん~ あっ…。
気がつくのだめ
(ニナ)真一っていちずだったのね。
抱きしめる千秋


(オクレール)もう病気はよくなったの?恵。
あっ。大したことない病気だったっけ?
(のだめ)あっ。はい… すみません…。
また、よろしくお願いします!もう迷いません!
(オクレール)しかしねえ。今ごろ来ても…。
試験はとっくに終わっちゃったし。
(のだめ)ひっ…   ・・・クビ!?
のだめ。まだ、ここで勉強したいんですけど…。
駄目なんですか…。
(オクレール)9月に追試がありますよ。
(のだめ)あっ… はあ~。
(オクレール)それからサンマロのブノワ家から
またコンサートの依頼が来ていますけど
行きますか?
(のだめ)はい。行きます。そこは絶対。
(オクレール)バカンスは、ずっと練習ですね。
(のだめ)はい!

《夏のバカンス…》
(長田)あれあれ?真一君こんな所から出勤ですか?
(千秋)掃除がねずいぶんかかったもんで。
(長田)またまた。ハハハハ…。
(千晶)何やってんですか?そんな所で。
(長田)ランチだよ。
別れてなかったんだね。よかった。よかった。
《あれは一度事実上別れて振られていた気がする》
(アンナ)今は、マルレもオフシーズンでしょ?
真一は、どこも行かないの?
(千秋)地方興行があるんですよ。
僕は、ほかにも客演で呼ばれてるところもあるし。

(ハンス)ボンジュール。
(アンナ)おかえり。ハンス。
(リーピン)ボンジュール。
(長田)いってらっしゃい リーピン。
(アンナ)新しいここの学生よ。
初めて会った?バイオリンとピアノの子。
《母さんが また変なのを集めてる…》
(長田)面白い子たちだよ。また一癖も二癖もあって。
末はのだめかユンロンか。
《世も末…》
(アンナ)ユンロン…。


《ユンロンは、先週とうとう帰国した》
(ユンロン)《みんな!絶対中国 来いよ!》
《出世したらコンサートやらせてやるからな》
(千秋)《どこの国家主席だ》
(ターニャ)《偉そうに》
(フランク)《ありがとう ユンロン…》
《ターニャも来年ロシアに帰ることになったら連絡してよ!
 うちのピアノ教室で教師 募集…》
(ターニャ)《帰らないから!》
《どうだか!》
(ターニャ)《うっさいわね バカ!》
《ターニャは試験を通り。室内楽のクラスへ》
《母さんからも援助が受けられることになり。
 何とかパリに残れることになった》
 コンクール、素晴らしかったわよ!


《そして、フランクは…》
(フランク)《えっ。僕?フォンティーヌ音楽祭?》
(ルイ)《うん。 ミシェル先生がフランクを推薦してくれて》
《よかったらわたしとデュオやって》
(フランク)《ルイとデュオ…》
《やる!やるよ!もちろん!》
《フランクは室内楽や伴奏で先生の覚えめでたく。
 オタクの底力は地味でも強い》


《そして 。マルレオケは…》
(村長)ようこそ!おらが村の収穫祭へ!
(団員)収穫?
(ノエミ)ブッ…。
(団員)音楽祭じゃないんだ…。
(子供たち)♪「タマネギは…」
(団員)マジかよ…。
(団員)前座は地元の子供合唱団…。
俺たちが何でタマネギのために…。
(テオ)マルレは、観客動員も定期会員の申し込みも着実に増えてます!
しかし財政はまだまだ厳しいのでどんな仕事もニコニコ演奏!
張り切っていきましょう!お~!
(団員)お前は、アホか!
(団員)少しは、仕事選べ!
(団員)つうか 間違えたんだろ!
(テオ)あ~!
・・・やられるテオ

♪(オーケストラの演奏)
♪~
(シモン)《わたしの夢はこのオケをあのころのようにお客さんに愛される
活気あふれるオケにすることだ》

《道のりは、まだ遠いけど確実に前に一歩は踏み出せたと思う》

♪~
お~!パパが主席?黒木は首?パパ。ラッキー!


《黒木君はピアノ伴奏者ターニャを連れて。
 ミュンヘンで開かれるオーボエコンクールへ》
(ターニャ)う~。もうここドイツ?わたし、ドイツって初めてなのよね。
(黒木)そうなんだ。
(ターニャ)あ~!早くビール飲みたい!
(黒木)ハハッ。
(ターニャ)わたしの泊まるホテル。ヤスと一緒よね?
すてきホテル?
(黒木)えっ。いや…。
僕は、コンクールが用意してくれたホテルだけど。
ターニャのホテルは僕が別に取ったから。
(ターニャ)え~!別なの?
な~んだ。つまんない。
(黒木)んっ…。
(ターニャ)んっ?うっ…。
ちょっと何赤くなってんのよ!誤解しないでよ!
わたしは、ただ一人じゃ心細かっただけで…。
そんな変な意味…。
コンクールなんだから!
(黒木)はっ…。
そうだよ。コンクールなんだよ!ちゃんと集中しないと…。
暇なら、譜読みしよう。
(ターニャ)そうよね。集中。
(黒木)時間がもったいない。
(ターニャ)この曲、向こうでもっと練習しておきたいけどできるかしら?
(黒木)そうだね。
この曲は少ししか合わせてないし。まだ自信がない。
(ターニャ)そうそう。
(黒木)ここの所…。
・・・同じ所を指さす二人

《何百年も前に記された音符が生まれ育った国も性別も目の色も何もかも
 違う2人に同じ音を思い描かせる》
《分かり合えないと思っていた人と。
 たった一音で分かり合えたり引かれ合ったり…》

♪~

(のだめ)それは、千秋先輩とだけじゃなくて、世界中そんなのがいっぱいあるはずだって
分かったから…。
海の向こう岸があると思うと。やっぱり人はこぎだしちゃうんですよ。
・・・千秋とのだめが並んですわっている。
《今も昔も変わらない》
(リュカ)よく分からないけど。のだめを最高に輝かせるのは僕だから。
今はあれだけど…。
僕は千秋以上の指揮者になるよ。絶対。
(のだめ)アハ…。
(メールの着信音)
(リュカ)あっ。いっけね。家庭教師の時間だ。帰らなきゃ。
(のだめ)家庭教師?
(リュカ)うん。
僕、普通の学校は行ってないから家庭教師に勉強を教えてもらってるんだ。
(のだめ)そうなの?
昔から?
(リュカ)うん。昔から。

(リュカ)じゃあ。のだめ。またサンマロから帰ったらね。
 去ろうとするリュカを
(のだめ)リュカ!
(リュカ)んっ?
(のだめ)リュカは、普通の学校は行きたくなかった?
音楽のほかにやりたいことってなかった?
(リュカ)おじいちゃんが「僕の才能は神様がくれたんだから
     ちゃんと 世のため人のために使いなさい」って言ってたよ。
それにまあやっぱ音楽が 一番 好きだし。

じゃあね~!


遊園地にて
(エリーゼ)やった~!この小娘とうとう仕事を受けたわよ。
(オリバー)コンサートですか?
(エリーゼ)ロンドン響ともう1回指揮者は別で。フフッ。来年だけど。
シュトレーゼマン、大人げない、メリーゴーランドに乗っている
(シュトレーゼマン)やった!やっぱり僕は間違ってなかった。
そして、僕は永遠にのだめちゃんの最初の男。うわ~!
(エリーゼ)エロじじい。

(シュトレーゼマン)指揮者は こっから!
打倒 若い指揮者!
ジェットコースターにのるじいさん。
(オリバー)どんどん了見が狭くなってますね。

(シュトレーゼマン)《でも よかったね 2人とも》
《ちゃんと分けて1つになった》


(ファの音)
(ピエール)魚ちゃ~ん。そろそろ時間だよ!
(のだめ)は~い。
(ピエール)あら~。しかし、またそれ着たの?
(のだめ)もちろんです。ピエールこそ。
(ピェール)だって、ピエールだもん。

(男性客)聞いた?シュトレーゼマンとのだめのコンチェルト。
(女性客)聞いた聞いた。この間テレビでやってた。

(ランベール)びっくりしたわよ。いきなりシュトレーゼマンなんて。
のだめったら。さすが、わたしたちが見込んだだけあるわね。
(マダム)オホホ…。
(マダム)さすが、わたしたちよね。
って。ラッキーな子よね。
ホント。コンクールにも出ずにね。
それにしても、ことしは人が多くない?
(マダム)それが、どうやら、のだめの評判を聞いた人たちが
周辺各地から来てるらしいわよ。

教会内で

(ドアが開く音)

入ってくるのだめ

(のだめ)ボンジュール。ジュマペール ノダメ。
     楽しんで弾くので頑張って聴いてください。
(千秋)また それか。
タグ:のだめ 千秋
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